JP2015500384A - 明確に定義された官能性乳酸オリゴマーの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
(1)医薬の製剤分野で現在使用されているワックス、オイルおよびオリゴマーの代替物
(2)新規または既存ポリマーの(共)重合でのマクロマー(ビルディングブロック)
(3)新規製品、例えば結合剤、可塑剤、接着剤、滑剤、インク、核生成剤、相溶化剤等の分野の新規製品。
本発明方法で使用する触媒は一般式:M(Y1,Y2,...Yp)qを有することができる(ここで、Mは元素周期律表の第3族〜第12族の元素および元素Al、Ga、In、Tl、Ge、Sn、Pb、Sb、Ca、MgおよびBiからなる群の中から選択される金属であり、Y1,Y2,...Ypはそれぞれ1〜20個の炭素原子を有するアルキル、6〜30個の炭素原子を有するアリール、1〜20個の炭素原子を有するアルコキシ、6〜30個の炭素原子を有するアリールオキシおよびその他の酸化物、カルボキシレートおよびハロゲン化物および周期律表の第15族および/または第16族の元素から成る群の中から選択される置換基であり、pおよびqは1〜6の整数である)。
R2およびR3は互いに独立してC1-10アルキルであり、
R4、R5およびR6は互いに独立してC1-10アルキルであるか、または
R4およびR5が互いに共有結合し且つそれぞれメチレンであり且つR6がC1-10アルキルであり、
X2はC1-10アルキル、−OR7または−N(SiR8 3)2から選択され、R7はC1-10アルキルで且つR8はC1-6アルキルである)
R1はエチル、プロピル、プロパ−2−イルまたはオクチルから選択できる。R1 はプロピルで且つnが1であるか、R1がプロパ−2−イルで且つnが3であるか、またはR1がエチルで且つnが2であることができる。
R1 はC6-C8アリールC1-C4アルキル、C6-C8アリールC1-C2アルキルまたはベンジルから選択できる。
本発明の他の対象は本発明方法に従って製造されるオリゴマーにある。
本発明の方法または本発明の生成物を説明する前に、本発明方法または生成物は特定の実施例の方法または生成物に限定されるものではなく、並行できるということは理解できよう。本発明の範囲は特許請求の範囲によってのみ限定され、本明細書で用いる用語に限定されるものではないことも理解できよう。
本明細書で用いる用語「構成される」、「構成する」および「から成る」は「有している」、「有する」、「含んでいる」、「含む」と同じ意味であり、包括的または非制限的な意味であり、追加の非列挙部材、要素、方法、段階を除外するものではない。ある種の要素または段階を含む実施例を参照する場合、それは基本的に列挙された要素または段階から成る実施例も意味する。数値範囲の両端はそれぞれの範囲に含まれる全ての数および分数並びに両端値を含む。
本明細書で挙げた全ての文献は全て本明細書の一部を成す。
を満たし、且つ、反応を少なくとも70℃の温度で行うことを特徴とする方法を提供する。
従って、例えばC1-25アルキルは1〜25個の炭素原子、好ましくは3〜15個の炭素原子、より好ましくは3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 15, 16, 17, 18, 19, 20, 21, 22, 23, 24, 25個の炭素原子のアルキル基を意味する。従って、例えばC1-20アルキルは1〜20個の炭素原子、好ましくは3〜15個の炭素原子、より好ましくは3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 15, 16, 17, 18, 19, 20個の炭素原子のアルキル基を意味する。従って、例えばC1-15アルキルは1〜15個の炭素原子、好ましくは3〜15個の炭素原子、より好ましくは3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 15個の炭素原子のアルキル基を意味する。従って、例えばC1-10アルキルは1〜10個の炭素原子、好ましくは3〜10個の炭素原子、より好ましくは3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10個の炭素原子のアルキル基を意味する。従って、例えばC1-8アルキルは1〜8個の炭素原子、好ましくは3〜8個の炭素原子、より好ましくは 3, 4, 5, 6, 7, 8個の炭素原子のアルキル基を意味する。従って、例えばC1-6アルキルは1〜6個の炭素原子、好ましくは2〜6個の炭素原子、より好ましくは2, 3, 4, 5, 6個の炭素原子のアルキル基を意味する。従って、例えばC1-4アルキルは1〜4個の炭素原子、好ましくは2〜4個の炭素原子、より好ましくは 2, 3個または4個の炭素原子のアルキル基を意味する。
「アルコキシ」または「アルキルオキシ」という用語は一般式:-ORd(ここで、Rdはアルキルである)を有する基を意味する。例えば、「C1-20アルコキシ」または「C1-20アルキルオキシ」という用語は一般式:-ORd(ここで、RdはC1-20アルキルである)を有する基を意味する。例えば、「C1-6アルコキシ」または「C1-6アルキルオキシ」という用語は一般式:-ORd(ここで、RdはC1-6アルキルである)を有する基を意味する。適切なアルコキシの例としてはメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec-ブトキシ、tert-ブトキシ、ペンチルオキシおよびヘキシルオキシが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
「ハロ」とはハロゲン基、例えばフッ素(F)、塩素(Cl)、臭素(Br)またはヨウ素(I)を意味する。
「アルキルカルボニルオキシ」または他の置換基の一部としてのアルキルカルボニルオキシは_O-C(=O)Re (ここでReはアルキルに関して上記定義のもの)を意味する。
「アルケニルカルボニルオキシ」または他の置換基の一部としてのアルケニルカルボニルオキシ」は_O-C(=O)Rf(ここで、Rf はアルケニルに関して上記定義のもの)を意味する。
「ヒドロキシルカルボニル」または他の置換基の一部としてのヒドロキシルカルボニルはカルボニル基に結合したHO-(C=O)-を形成するヒドロキシル基を意味する。
「アリールオキシ」または他の置換基の一部としてのアリールオキシは一般式:-ORa (ここで、Raは上記アリールを意味する)を有する基を意味する。例えば、C6-30アリールオキシとは一般式:-ORa (ここで、Raは上記定義のC6-30アリールである)を有する基を意味する。例えばC6-12アリールオキシとは一般式:-ORa (Raは上記定義のC6-12アリールである)を有する基を意味する。適切なC6-12アリールの例としてはフェノキシ、2-ナフトキシおよび1-ナフトキシが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
上記の値は一般に900〜8900 g/molである。この計算での上記化合物は乳酸オリゴマーに組み込まれた物質である。
数平均分子量を決める一つのファクターは上記化合物に対するラクチドの比である。オリゴマー化を停止する急冷剤を使用して数平均分子量を制御することができる。
数平均分子量は任意の方法、例えばサイズ除外クロマトグラフィ(SEC)を用いて測定できる。一般に溶出曲線をポリスチレン標準品に対して補正する。
反応での使用に適したラクチドはラセミ化合物または異性体、例えばL,L-ラクチド、D,D-ラクチドおよびD,L-ラクチドにすることができる。L,L-ラクチドを用いるのが好ましい。ラクチドは任意の公知方法で製造できる。L,L-ラクチドを製造するのに適した方法は例えば下記文献に記載されている。この特許は参考として本明細書の一部を成す。
本発明では、R1はC6-C10アリールC1-C6アルキルにすることができる、例えば、R1 はC6-C8アリールC1-C4アルキルにすることができる、例えば、R1はC6-C8アリールC1-C2アルキルにすることができる、例えば、R1はベンジルにすることができる。X1はアミン(例えばNH2)であるのが好ましい。nは1であるのが好ましい。
R2およびR3は互いに独立してC1-10アルキルであり、
R4、R5およびR6は互いに独立してC1-10アルキルであるか、R4およびR5が互いに共有結合し且つそれぞれがメチレンで且つR6がC1-10アルキルであり、
X2はC1-10アルキル、−OR7、または、−N(SiR8 3)2から選択され、R7がC1-10アルキルで且つR8がC1-6アルキルである)
好ましい実施例では、R2およびR3は互いに独立してC1-4アルキル、好ましくはt-ブチルまたはイソプロピルであり、R4、R5およびR6は互いに独立してC1-2アルキルであり、X2は−OR7であり、R7はC1アルキルである。
好ましい実施例では、R2およびR3は互いに独立してC1-4アルキル、好ましくはt-ブチルまたはイソプロピルであり、R4およびR5は互いに共有結合し且つそれぞれメチレンであり、R6はC1-2アルキルで、X2は−OR7で、R7はC1アルキルである。
本発明の一実施例では、式(III)の触媒は(2,4-ジ-tert-ブチル-6-(((2-(ジメチルアミノ)エチル)(メチル)アミノ)メチル)フェノキシ)(エトキシ)亜鉛であり、下記の式(IV)で表され、「DDTBP-Zn (OEt)」ともよばれる。
Williams et al. (J. Am. Chem. Soc., 2003, 125, 11350-59)
本発明方法は一般に密閉された反応容器内で不活性ガス(例えば窒素、ヘリウム)雰囲気下に行う。本発明方法は溶融状態下で、追加の溶剤の非存在下に行うのが好ましい。本発明方法は高粘度用撹拌器を備えた反応器内でラクチドを触媒と接触させるか、アルゴンまたは窒素の存在下の不活性雰囲気中に一軸、二軸または多軸スクリュー押出機(または水平反応器)で押出しで行うのが好ましい。本発明方法は周囲雰囲気下で行うこともできる。温度は例えば容器または反応器を油浴に浸漬させて調整する。反応は停止することができる。
本発明の他の対象は、本発明方法で調製されたオリゴマーにある。このオリゴマーでは、[(数平均分子量 (Mn)から上記化合物の分子量を引いたもの)/n]が10 100 g/mol以下、一般に900 〜8900 g/molにすることができる。この上記化合物は乳酸オリゴマーに組み込まれる化合物であることは理解できよう。上記化合物の混合物(例えばポリマーブレンド物)の場合にはオリゴマーのブレンド物が生じる。得られる生成物はこのポリマーブレンド物の各化合物毎に[(Mnから上記化合物の分子量を引いたもの)]/nは10 100 g/mol以下、一般に900 〜8900 g/molである。
式(I)を有する化合物である移動剤としての種々のアルコールの存在下でSn(Oct)2触媒(Cat)を用いてL-ラクチドを開環重合してL-乳酸オリゴマーを合成した。3種類のアルコールすなわち1-オクタノール、イソプロパノールおよびHEMA (2-ヒドロキシエチルメタクリレート)を別々の実験で用いた。各移動剤で得られたオリゴマー生成物は下記スキーム1で示される。
3種類のアルコール移動剤を用いたラクチドの乳酸オリゴマーへの変換
L-ラクチドの開環重合を塊重合で行った。反応は150〜185℃の温度で行った。生成物はSECで分析した。SECはVISCOTEK GPCマックス機器を用い、溶剤として25℃のテトラヒドロフラン(THF)を用い、150 μlのサンプル容量で1ml/分の流量でPLgel 5μm MIXED-C 200 x 75 mm カラム (Aligent)、屈折率検出器を用いて行い、Waters Empowerソフトウェアを用いて解析した。溶出曲線はポリスチレン標準品に対して補正した。
実験結果を[表1]に示す。
アミン移動剤を用いたラクチドのオリゴマー乳酸への変換
L-ラクチドの開環重合を塊重合で30分間行った。反応は150〜185℃の温度で行った。生成物はSECで分析した。SECはVISCOTEK GPCマックス機器を用い、溶剤として25℃のテトラヒドロフラン(THF)を用い、150 μlのサンプル容量で、1ml/分の流量でPLgel 5μm MIXED-C 200 x 75 mm カラム (Aligent)と屈折率検出器を用いて行い、Waters Empowerソフトウェアを用いて解析した。溶出曲線はポリスチレン標準品に対して補正した。実験結果を[表2]に示す。
ジオールまたはトリオール移動剤の存在下でSn(Oct)2触媒を用いてL-ラクチドを開環重合してオリゴマーL-乳酸を合成した。これによって直鎖テレキーレックなジヒドロキシHO-PLLA-OHまたは3つのアームを有する星形のトリヒドロキシR-(PLLA-OH)3ポリマーが得られた。移動剤はジオール(1,3-プロパンジオール)またはトリオール(グリセロール)を用いた。反応スキームはを下記のスキーム3で示される。
ジオールまたはトリオール移動剤を用いたラクチドのオリゴマー乳酸への変換
L-ラクチドの開環重合を塊重合で30分間行った。反応は150〜185℃の温度で行った。生成物はSECで分析した。SECはVISCOTEK GPCマックス機器を用い、溶剤として25℃のテトラヒドロフラン(THF)を用い、150 μlのサンプル容量で、1ml/分の流量でPLgel 5μm MIXED-C 200 x 75 mm カラム (Aligent)と屈折率検出器を用いて行い、Waters Empowerソフトウェアを用いて解析した。溶出曲線はポリスチレン標準品に対して補正した。実験結果は[表3]に示す。
表3.Sn(Oct)2触媒系およびジオール(PPD)またはトリオール(GLY)移動剤を用いた150〜185℃でのL-LAの塊重合
ヒドロキシルエンドキャップされたマクロポリマーの存在下でSn(Oct)2触媒を用いてL-ラクチドを開環重合してオリゴマーL-乳酸を合成した。ヒドロキシエンドキャップされたポリプロピレン(PP)をマクロ開始剤および移動剤として用いて種々のジブロックおよびトリブロックコポリマーを高効率で製造した。反応スキームは下記スキーム4で示される。
移動剤としてヒドロキシエンドキャップされたポリプロピレンを用いたラクチドのオリゴマー乳酸への変換
L-ラクチドの開環重合をトルエン中で行った。反応は110℃の温度で行った。生成物はSECで分析した。SECはVISCOTEK GPCマックス機器を用い、溶剤として25℃のテトラヒドロフラン(THF)を用い、150 μlのサンプル容量で、1ml/分の流量でPLgel 5μm MIXED-C 200 x 75 mm カラム (Aligent)を用い、屈折率検出器を用い、Waters Empowerソフトウェアを用いて解析した。溶出曲線はポリスチレン標準品に対して補正した。実験結果は[表4]に示す。
実施例([表4])で用いたヒドロキシエンドキャップされたポリプロピレン開始剤(PP-OH)はプロピレンから得た。最初にプロピレンを、特許文献2(米国特許第US 6,376,418B1号明細書)に記載のメタロセン触媒を用いて重合し、続いてポリマーを非特許文献2(Gray et al.; Macromolecules 1998, 31, 3417-3423)に記載の条件下でヒドロホウ素化/酸化反応させ、最後にビニル基末端ポリマー鎖を-OH基末端ポリマー鎖に変換する。
PP−PLAの特性
PP とPLAのブレンド物はポリマーが非相溶性(ポリマーが互いに混和できない)であるため不均質性 (heterogeneities) を示すということは知られている。〔表4〕からの実施例23をメタロセンベースのポリプロピレン樹脂(MR 2001, 溶融指数 = 25 g/分)およびROPで調製した PLA ホモポリマー(溶融指数= 15〜30 g/分)とブレンド比= 40/40/10 (wt%) PP/PLA/PP-PLAでブレンドした。比較例として純粋なPP/PLAブレンド物(50/50)も調製した。これらのブレンド物はHaake マイクロコンパウンダで200℃、100回転/分でブレンドした。
材料をRuO4で染色し、走査電子顕微鏡法で解析した。[図3]および[図4]はそれぞれPP/PLA 50/50およびPP/PLA/PP-PLA 40/40/10ブレンド物を示す。
これらの結果はPP/PLA混合物にPP-PLAを添加することによって2つの材料の相溶性が改良することを示している。
Claims (14)
- 触媒の存在下で、ラクチドを少なくとも一種の化合物と接触させる段階を含む乳酸オリゴマーの製造方法であって、上記化合物がポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ(L)乳酸、ポリ(D)乳酸、ポリ(D,L)乳酸、ポリシロキサン、ポリブチレンスクシネート、ポリトリメチレンカーボネート、ポリエステル、ポリエーテル、ポリスチレン、ポリイソプレン、ポリカーボネート、ポリアルキレンカーボネート、ポリビニルアルコール、ポリウレタンおよびポリアクリレートから成る群の中から選択され且つn個のOH基および/またはNH2基(ここで、nは1以上の整数)を含むポリマーであり、下記の式を満たし:
且つ反応を少なくとも70℃の温度で行うことを特徴とする方法。 - 上記方法を溶剤を用いずに行う請求項1に記載の方法。
- 上記方法を110℃〜190℃の温度で行う請求項2に記載の方法。
- 触媒が有機金属触媒である請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
- 上記触媒が一般式:M(Y1,Y2,...Yp)qを有する請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法(ここで、Mは元素周期律表の第3族〜第12族の元素および元素Al、Ga、In、Tl、Ge、Sn、Pb、Sb、Ca、MgおよびBiからなる群の中から選択される金属であり、Y1,Y2,...YpはそれぞれC1-20アルキル、C6-30アリール、C1-20アルコキシ、C6-30アリールオキシおよびその他の酸化物、カルボキシレートおよびハロゲン化物および元素周期律表の第15族および/または第16族の元素から成る群の中から選択される置換基であり、pおよびqは1〜6の整数である)
- nが少なくとも2である請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
- 上記化合物がポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ(L)乳酸、ポリ(D)乳酸、ポリ(D,L)乳酸、ポリシロキサン、ポリブチレンスクシネート、ポリトリメチレンカーボネート、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリアルキレンカーボネート、ポリビニルアルコールおよびポリウレタンから成る群の中から選択され且つn個のOH基および/またはNH2基(ここで、nは1以上の整数)を含むポリマーである請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
- 上記化合物がポリプロピレン、ポリエチレン、ポリシロキサン、ポリブチレンスクシネート、ポリトリメチレンカーボネート、ポリカーボネート、ポリアルキレンカーボネート、ポリビニルアルコール、ポリウレタンおよびポリアミノ酸から成る群の中から選択され且つn個のOH基(ここで、nは1以上の整数)を含むポリマーであるか、上記化合物がポリプロピレン、ポリエチレン、ポリシロキサン、ポリブチレンスクシネート、ポリトリメチレンカーボネート、ポリエステル、ポリエーテル、ポリカーボネート、ポリアルキレンカーボネート、ポリビニルアルコール、ポリウレタンおよびポリアミノ酸から成る群の中から選択され且つn個のNH2基(ここで、nは1以上の整数)を含むポリマーであるか、上記化合物がポリプロピレン、ポリエチレン、ポリシロキサン、ポリブチレンスクシネート、ポリトリメチレンカーボネート、ポリエステル、ポリエーテル、ポリカーボネート、ポリアルキレンカーボネート、ポリビニルアルコール、ポリウレタンおよびポリアミノ酸から成る群の中から選択され且つn個のNH2基とOH基(ここで、nは2以上の整数)を含むポリマーである請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
- 反応を請求項6に記載の触媒を用いて少なくとも140℃の温度で行う請求項1〜6、8〜10のいずれか一項に記載の方法。
- 反応を請求項7に記載の触媒を用いて少なくとも110℃の温度で行う請求項1〜5および7〜10のいずれか一項に記載の方法。
- 上記化合物の少なくとも一つが上記ポリマーの少なくとも2つの混合物である請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
- 請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法で製造されたオリゴマー。
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