JP2015500068A - 水分検出器を備える吸収性物品 - Google Patents

水分検出器を備える吸収性物品 Download PDF

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Abstract

吸収性コアがバックシートの本体側に配置されたバックシートを有する吸収性物品が提供される。バックシートの裏側では、液体排出物検出回路として導電性パターンを担持する基材が提供され、液体排出物検出回路が電位発生装置に連結され、液体排出物検出を行い得る。少なくとも1つ、または複数の穴がバックシートを通って形成され、導電性パターンの部分を吸収性コアと連絡する。導電性パターンの表出された部分の長手方向に隣接する対は、吸収性コアの液体排出物を検出するための液体排出物検出領域を形成する。検出領域は吸収性コアに対して長手方向に配分される。

Description

本発明は、吸収性物品の着用者の液体排出物を検出するための水分検出器を備える吸収性物品に関する。
特許文献1は、おむつの外側カバーの内表面に印刷または積層された第1から第4の導電性経路を有するおむつを開示している。第1の導電性経路は、おむつの前部領域からウエスト領域に中央領域を通って長手方向に延在し、基準電極として機能する。導電性パッドが第1の導電性経路の前部ウエストバンド端部に配置されている。第2から第4の導電性経路は、蛇行形態をとり、おむつの前部ウエスト領域、股領域および後部ウエスト領域にそれぞれ配置される。リード線は、第1から第4の導電性経路の各々を吸収性物品の前部ウエストバンド部分に配置されたそれぞれの導電性パッドに接続する。
信号装置が、前部ウエストバンド部分で第1から第4の導電性パッドに取り付けられ得る。信号装置は、第1の導電性経路と第2から第4の導電性経路の各々との間に電位を印加するように構成され、液が2つの導電性経路をブリッジして閉回路を形成することに基づいて、前部、股、および後部のおむつの領域にある液の存在を個別に判定することができる。
特許文献1の装置での問題は、蛇行する導電性経路と導電性パッドとの間に延在するリード線が吸収性コアと電気的に連絡していることである。このことは、リード線と第1の導電性経路または基準電極との間に短絡回路が生じるおそれがあり、それは実際にはリード線のところでの液体排出物によりトリガが生じているときに液体排出物が蛇行経路領域にあるという表示を与えることを意味する。
上述の誤検出を低減または排除する水分検出器を備える吸収性物品を提供することが望ましい。
特許文献1の装置では、水分検出器は領域が分離した様式で水分検出を行うが、示されたレイアウトでは、液体排出物が、第1の導電性経路または基準電極と蛇行する導電性経路との間で側方にあるように十分に側方に広がることが必要になる。そのようなアーキテクチャでは、導電性経路がブリッジされる区域は中心から外れて曲がっているが、液体排出物を主に受ける区域は、物品の長手方向の中心線である。
本発明の目的は、液体排出物の長手方向の広がりを検出することができ、側方に曲がっていない少なくとも1つの水分検出器装置を提供することである。また、製造するのに便利な形でこの目的を果たすことが望ましい。
特許文献1は、上述の蛇行領域に基づく導電性経路に対してより簡単な構造を開示している。このより簡単な代替では、吸収性物品はおむつの前部から後部に長手方向に延在する2つの平行な導電性経路を有する。ある程度容易に製造されるものの、このアーキテクチャでは液体排出物の長手方向の広がりの判定ができるようにならない。製造が比較的簡単明瞭であるが、長手方向の湿潤の識別を可能にする吸収性物品が望まれている。
WO2007/070267A1
本発明は、水分検出器を備える吸収性物品に関する上記の目的および望ましい特性を解決することを目的としている。
本発明の第1の態様では、液体排出物を吸収するための吸収性コア、および電気絶縁性の第2の層によって部分的に覆われた任意で電気絶縁性の第1の層に配置された複数の導電線を備える吸収性物品が提供され、第2の絶縁層の少なくとも1つの開口部によって露出された導電線の部分が吸収性コアと電気的に連絡し、それによって吸収性コアの液体排出物を検出するための電極を提供し、第2の絶縁層によって覆われた導電線の部分は、各電極と制御ユニット取付け区域との間に延在するリード線を提供し、第2の絶縁層はリード線が吸収性コアから電気的に絶縁されることを確実にし、電極は、複数の長手方向に間隔を置いて配置された液体検出領域が提供されるように配置され、各検出領域は、吸収性コアが乾燥している場合に互いに電気的に分離され、制御ユニットが電位を対応するリード線に接続する場合に、また吸収性コアが湿潤している場合に、1対の電極の間に湿潤した吸収性コアによって導電性ブリッジが形成されるように配置された1対の電極の間に画成され、着用時に長手方向軸が吸収性物品の前後方向に延在する。
本発明の第1の態様は、吸収性コアが湿潤している場合に導電性ブリッジを形成する電極によって形成された、いくつかの検出領域を電極の間に長手方向に配分することによって、液体排出物の広がりを長手方向に識別することができる、電極アーキテクチャを提供する。このように、いくつかの分離された電極を長手方向に配分することは、いくつかの長手方向に延在するリード線が必ずあることを意味する。これらのリード線は、それ自体が導電性ブリッジをそれらの間に形成するおそれがあり、それによって誤解を生じる検出結果がもたらされる。第2の絶縁層は、湿潤した吸収性コアを通るリード線の間にそのような導電性経路が形成することを防止することによって、この問題を回避する。さらに、このアーキテクチャは、積層構造の形で製造するのに便利な様式で実現される。リード線が検出結果を妨げずに吸収性コアと重なり合うことができるので、本発明には設計の柔軟性がある。
すなわち、本発明の第1の態様では、吸収性物品が平坦に配置され本体側から平面視された場合に、吸収性コアは、第2の絶縁層と下側にあるリード線を形成する導電線との少なくとも一部分に重なる。さらに、吸収性コアは、電極を形成する導電線の露出された部分に重なる。
使用の際には、吸収性物品が着用された場合に、尿などの液体排出物が吸収性コアに進入し、湿潤した吸収性コアが第2の絶縁層および電極と少なくとも部分的に接触させられる。電極の対の間に対応するリード線を介して電位が印加され、吸収性コアの液体排出物が導電性ブリッジを電極の間に生じ、電流が電極間に流れることができるようになる。吸収性コアが乾燥している場合、電極は互いに電気的に分離されている。第2の絶縁層は、電流がリード線から湿潤した吸収性コアを通過するのを防止する。
一実施形態では、第2の絶縁層の少なくとも1つの開口部が、導電線を吸収性コアに露出して電極を形成する少なくとも1つの窓を提供する少なくとも1つの穴を含み、少なくとも1つの窓は、導電線が第2の絶縁層によって部分的に覆われてリード線を形成するように配置される。この構成は、第2の層に穴をパンチ加工することしか必要としないので、製造が容易な様式で電極を露出することを可能にする。
一実施形態では、第2の絶縁層の少なくとも1つの開口部は、第2の絶縁層の複数の穴を含み、複数の窓を提供し、1つの窓が電極を形成する導電線の各部分を露出する。この実施形態は、絶縁材料のフレームを各電極の周りに提供し、穴を適切に配置することによって、製造するのに便利な様式で電極が明確に画成されることを確実にする。
1つの実施形態では、電極は細長くかつ側方に向けられ、リード線は細長く長手方向に向けられている。この構造は、製造者が側方に向けられた電極の間に長手方向に間隔を置いて配置された検出領域を便利に画成できるようにする。より細かな分解能の領域が、長手方向に間隔を置いて配置され側方に向けられた電極の数を増加させることによって得られる。1つの実施形態では、3個、4個、5個、6個、7個、8個、または9個以上の側方に向けられた電極がある。一実施形態では、第2の絶縁層の少なくとも1つの開口部は、窓を形成して導電線を露出して各電極を形成する、複数の側方に向けられた細長い穴を含む。
一実施形態では、第2の絶縁層の少なくとも1つの開口部が、導電線の部分を吸収性コアに露出する窓を形成して各電極を形成する第2の層の複数の穴を含み、窓が長手方向に間隔を置いて配置され、それによってそれぞれの検出領域を長手方向に間隔を置いて配置された電極の対を形成する。
1つの実施形態では、細長く長手方向に向けられた導電線があり、電極が第2の層の少なくとも1つの開口部によって吸収性コアに露出された長手方向に向けられた電線の部分によって形成され、リード線が第2の層によって覆われた長手方向に向けられた電線の部分によって形成される。一実施形態では、露出された部分は、第2の層で少なくとも1つの窓を形成する少なくとも1つの穴によって提供される。別の実施形態では、第2の層のそれぞれの穴によって形成された複数の窓が提供され、各窓はそれぞれ電極を画成する。このようにして、長手方向に分離した検出領域を、電線の部分を第2の層に適切に露出することによって提供することができ、それは製造がより困難であり得る横断方向に向けられた電極を必要としない。一実施形態では、電線は露出された部分の両側に長手方向に延在する。露出された部分は電線の端部と正確に位置合わせされる必要がないので、これによって製作公差が許容される。1つの実施形態では、電線は第1の層の長手方向の端部から反対側の端部に、または長手方向の一方の縁部から他方の縁部に延在する。この構成は、電線および第1の層が、電極の位置を定める第2の層によって提供された露出された部分によって長手方向に区別なく結び付けられ得るので、製造するのに便利である。すなわち、第1の層と導電線との間の長手方向の位置合わせが必要でない。
一実施形態では、第1と第2の絶縁層は結び付いて吸収性物品の液体不透過性のバックシートを形成する。すなわち、第1および第2の絶縁層(それらの間に挿入された導電線を含む)によって形成された積層が液体不透過性である。この実施形態では、第1および第2の絶縁層は、吸収性コアのバックシートとして使用され得る積層を形成し、液体検出領域がそのような積層に一体化される。
本発明の第2の態様では、バックシートの本体側の吸収性コアおよびバックシートの裏側の少なくとも1つの液体排出物センサを有する電気的絶縁性のバックシートと、少なくとも1つの液体排出物センサを吸収性コアに連絡し、それによって吸収性コアが乾燥状態から湿潤状態に変わった場合に液体排出物センサが変更された電気特性を示すようにするバックシートの少なくとも1つの穴とを備える吸収性物品が提供される。
本発明の第2の態様は、液体排出物センサとコアを電気的に連絡するバックシートの穴を使用し、それは液体排出物センサをバックシートの裏側に適用することができ、それによって大幅な製造上の利点を得ることができることを意味する。たとえば、吸収性物品は、標準的な方法で製造され、それに続いて吸収性物品が液体排出物検出を可能にするために、バックシートの少なくとも1つの穴および裏側から適用される液体排出物センサによって改良される。また、少なくとも1つの穴は、吸収性コアと連絡される少なくとも1つの液体排出物センサの検出区域を選択するように設計され得る。使用に際しては、少なくともコアが湿潤している場合に、コアおよび液体排出物センサは互いに接触し、液体排出物センサが穴において吸収性コアの湿潤状態を感知できるようにする。一実施形態では、穴は窓を提供する。
一実施形態では、液体排出物センサは、少なくとも1つの穴を通って吸収性コアと連絡する第1および第2の間隔を置いて配置された導電性経路を有するようになされ、それによって第1の導電性経路と第2の導電性経路との間に配置された吸収性コアが乾燥状態から湿潤状態に変わった場合、湿潤した吸収性コアを通過する導電性ブリッジが第1の導電性経路と第2の導電性経路との間に形成される。
一実施形態では、液体排出物センサは、バックシートの穴を通って吸収性コアと連絡する第1および第2の導電性経路を有するようになされ、それによって第1の導電性経路と第2の導電性経路との間に配置された吸収性コアが乾燥状態から湿潤状態に変わった場合、湿潤した吸収性コアを穴の中で通過する導電性ブリッジが第1の導電性経路と第2の導電性経路との間に形成される。
別の実施形態では、液体排出物センサは、バックシートのそれぞれの穴を通って吸収性コアと連絡する第1および第2の導電性経路を有するようになされ、それによって第1の導電性経路と第2の導電性経路との間に配置された吸収性コアが乾燥状態から湿潤状態に変わった場合、湿潤した吸収性コアを穴の間で通過する導電性ブリッジが第1の導電性経路と第2の導電性経路との間に形成される。
別の実施形態では、複数の液体排出物センサおよびバックシートの複数の穴が設けられ、各液体排出物センサは、バックシートの少なくとも1つの穴を介して吸収性コアと連絡する。
一実施形態では、複数の穴がバックシートに設けられ、各穴が下側にある液体排出物センサの導電性部分を吸収性コアに露出する。一実施形態では、複数の穴、または各穴は長手方向に間隔を置いて配置され、長手方向軸が前後方向に延在する。
一実施形態では、バックシートに複数の穴および互いに電気的に分離され少なくとも1つの液体排出物センサを形成する複数の導電性経路があり、各穴がそれぞれの導電性経路を吸収性コアと連絡させ、それによって吸収性コアが湿潤している場合に電流が1つの穴の導電性経路から別の穴の別の導電性経路に流れることができるようになる。
一実施形態では、バックシートは、少なくとも1つの穴を除いて、その他の点では吸収性コアから少なくとも1つの液体排出物センサを形成する導電性経路を電気的に絶縁する。
一実施形態では、少なくとも1つの穴の総面積は、吸収性物品が平坦に配置され吸収性コアを平面視された場合に、吸収性コアの総面積の50%未満、40%未満、30%未満、20%未満、または10%未満である。一実施形態では、少なくとも1つの液体排出物センサを構成する導電性経路または電線の吸収性コアに露出された総面積は、吸収性物品が平坦に配置され吸収性コアを平面視された場合に導電性経路の総面積の50%未満、40%未満、30%未満、20%未満、または10%未満である。この特徴により、穴はバックシートのうちの少ない割合の部分であり、穴は導電性経路の全範囲と比べて少ない割合の部分であることが明らかになる。
一実施形態では、少なくとも1つの液体排出物センサを形成する導電性経路は、電線の形になっている。1つの実施形態では、互いに側方に間隔を置いて配置された複数の長手方向に延在する導電線があり、長手方向の軸は吸収性物品の前後方向にある。少なくとも1つの穴は各導電線の一部分を吸収性コアに露出する。好ましくは、各長手方向の導電線に対するそれぞれの穴がある。別の実施形態では、それぞれの側方の導電線に接続された複数の間隔を置いて配置された長手方向の導電線があり、側方の導電線は、互いに長手方向に間隔を置いて配置され、少なくとも1つの穴が各側方の導電線の一部分を吸収性コアに露出する。好ましくは、各側方の電線に関するそれぞれの穴がある。一実施形態では、各穴は側方の電線の一部分を吸収性コアに露出する。電線が長手方向にのみ通る実施形態は、導電線を機械の送り方向に対して角度を付ける必要がないので、吸収性コアの製造が容易なバージョンをもたらす。側方に延在する電線がある実施形態では、吸収性コアを通る液体排出物の長手方向の進行を確実に追跡することができる利点もある。
一実施形態では、少なくとも1つの液体排出物センサが少なくとも1つの穴によって吸収性コアと部分的に連絡された導電性材料によって提供されている。少なくとも1つの液体排出物センサを形成する複数の導電性経路または電線があってもよく、その経路または電線の各々は、少なくとも1つの穴によって部分的に露出されている。一実施形態では、各複数の導電線の一部分は、バックシートのそれぞれの穴によって吸収性コアと連絡している。本実施形態は、吸収性コアとの電気的な連絡が、導電性材料を部分的にのみ露出し、それによって個別の明確な検出領域を提供することによる直接的な方法で実現できるようにする。
一実施形態では、少なくとも1つの液体排出物センサが、キャリアシートまたは基材に配置されている。一実施形態では、キャリアシートはバックシートの裏面に取り付けられる。吸収性コアが、バックシートの前面に配置される。一実施形態では、キャリアシートとバックシートの組み合わせは、液体不透過性の裏層を提供して、液体排出物がそれを通過するのを防止する。言い換えれば、キャリアシートはバックシートの穴を覆う。
一実施形態では、バックシートは、液体不透過性材料から作製されている。バックシートは、成人失禁おむつまたは衛生タオルなどのおむつのバックシートであることができる。一実施形態では、バックシートは着用者の脚に適合するための脚部輪郭を含む。一実施形態では、バックシートは、着用者の脚の間および前後のウエスト部分に延在する股部分を含み、着用者の臀部および前ウエスト領域の周りを包む。一実施形態では、バックシートはその上に配置された留め機構を有し、それによって吸収性物品を着用者のウエストの周りに留めることができる。一実施形態では、バックシートは吸収性物品の最も外側の層の少なくとも一部分を形成する。
一実施形態では、バックシートは、吸収性コアのための基材を形成し、吸収性コアは、吸収性物品が平坦に配置され平面視された場合にバックシート内に配置される。一実施形態では、吸収性コアは吸収性繊維および高吸収性粒子の混合物を含む。
一実施形態では、吸収性コアは、液体透過性の本体側ライナも含み、吸収性コアはバックシートと本体側ライナとの間に挿入されている。
一実施形態では、少なくとも1つの液体排出物センサは、少なくとも1つの穴を介して吸収性コアと連絡する少なくとも1つの対の長手方向に間隔を置いて配置された導電性部材を備え、上記の対または長手方向に隣接した対の導電性部材が最小で0.01L、0.02L、0.05L、または0.1L、および/または最大で0.5L、または0.4L、または0.3L、または0.2Lで長手方向に間隔を置いて配置され、Lは吸収性物品が平坦に配置され平面視された場合の吸収性コアの総計の長手方向の長さである。この間隔要件は、それぞれの導電性部材を露出する穴に等しく適用され得る。そのような長手方向の間隔は、密度が十分であるが過度ではない検出領域を提供することが分かっている。
一実施形態では、複数の液体排出物センサは、少なくとも0.5L、0.6L、0.7L、0.8L、または0.9Lにわたって長手方向に配分され、ただしLは吸収性物品が平坦に配置され、吸収性コアが平面視された場合の吸収性コアの総計の長手方向の広がりである。
本発明の様々な態様の実施形態では、液体排出物センサは、吸収性コアの乾燥状態から湿潤状態への変化を検出することができるものとして説明される。これは、コアの湿潤状態の結果としての導電特性の変化によって実現され、電気特性の変化は液体排出物センサによって検出される。異なる程度の湿潤が検出され得る場合にも当てはまる。したがって、電気特性は、吸収性コアの湿潤の程度に応じた異なる度合いに(飽和点まで)変化する。本明細書に開示された液体排出物センサの様々な形態が、電気特性の比較的急激な変化からの乾燥から湿潤への移行のみでなく、吸収性コアがより湿潤した結果としての電気特性の変化も検出することが可能である。
本発明の第3の態様では、基材上に導電性パターンを形成するステップと、吸収性物品用の電気絶縁性のバックシート材料に少なくとも1つの穴を形成するステップと、吸収性コアを用意するステップと、基材がバックシートの裏側に配置され、吸収性コアがバックシートの本体側に配置され、吸収性コアが少なくとも1つの穴に配置され、また、導電性パターンの一部分が少なくとも1つの穴を介して吸収性コアに露出され、それによって吸収性コアが乾燥状態から湿潤状態に変化した場合に、電流が導電性パターンの一部分の下位部分の間で変更されるように吸収性物品を作成するステップとを含む、吸収性物品を作成する方法が提供される。
本発明の第3の態様は、工場プロセスに容易にアップスケールされる吸収性物品を作成する方法を提供する。方法は、穴作製ステップおよび基材上に導電性パターンを形成するステップを必要とし、その両方は、高速のアウトプットおよび許容可能なほどの低コストで吸収性物品を作製するために製造業者によって行うことができる。穴および導電性パターンの位置合わせは、当業者がたとえばマーカ技術を使用して実施することができるステップでもある。その結果生じる吸収性物品は、コアが湿潤し導電性パターンが電位を受ける場合に吸収性コアを介してより大きな電流を伝える。電気絶縁性のバックシートおよび穴は、吸収性コアを通る電流領域が所望の通りに調整可能であることを意味する。
一実施形態では、湿潤した吸収性コアが、下位部分の間に導電性ブリッジを形成し、それによって乾燥した吸収性コアと比べて電気特性に測定可能な効果がもたらされる。1つの実施形態では、下位部分は、互いに電気的に分離した導電性パターンの一部分であり、湿潤した吸収性コアは電気的に分離された部分の間に導電性ブリッジを提供する。別の実施形態では、下位部分は、電気的に接続された導電性パターンの一部分であるが、湿潤した吸収性コアは抵抗の低い導電性経路を提供する導電性ブリッジを形成する。
一実施形態では、少なくとも1つの穴は複数の穴であり、各穴は導電性パターンの一部分を吸収性コアに露出する。一実施形態では、少なくともいくつかの複数の穴は、吸収性コアに沿って長手方向に間隔を置いて配置され、各複数の穴は導電性パターンの一部分を吸収性コアに露出する。したがって長手方向に間隔を置いて配置された穴は、吸収性コアが湿潤している間長手方向に方向づけられた導電性ブリッジがそれらの間に形成するように配置され得る、導電性経路の下位部分を露出する。少なくとも2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、または9個のバックシートのそのような穴は、それぞれ導電性パターンの一部分を露出する。
一実施形態では、導電性経路は複数の導電線を備える。1つの実施形態では、導電線は、吸収性コアを通過する中央の長手方向軸に対して長手方向および/または側方に向けられ、したがって吸収性物品が平面視され平坦に配置された場合に細長い。導電性パターンの露出された部分は、長手方向の電線または側方の電線の一部分であることができる。導電性パターンのこの直線的な構造は、より複雑な設計よりも製造が容易なアーキテクチャを提供し、穴は吸収性コアを通る導電性ブリッジが液体排出物検出回路の設計に対して最適な様式で配置できるようにする。
吸収性コアに露出された導電性パターンの一部分は、少ない割合の部分であり、おそらく(吸収性物品が平面視され平坦に配置された場合に)吸収性コアによって覆われるが、バックシートによって吸収性コアから分離した導電性パターンの部分の20%未満または10%未満である。この特徴は、導電性パターンの全範囲に関して液体排出物検出領域を適切に選択するために導電性の穴の能力に脈絡を与える。また、導電性パターンはバックシートによって吸収性コアから分離されたリード線を形成することが必要になる可能性があり、それは、導電性パターンのごく少ない割合の部分が吸収性コアと連絡することが必要になることを意味する。一実施形態では、導電性パターンの一部分は電気絶縁性の層によって湿潤した吸収性コアと導電性ブリッジを形成することを防止され、それによって導電性ブリッジが導電性パターンの露出した部分の下位部分の間のみに延在する。一実施形態では、防止された部分は、吸収性物品が平面視され平坦に配置された場合に吸収性コアの下に配置される導電性パターンの主要な部分である。
基材は、バックシートに取り付けられてもよい。取付けは接着層、超音波溶接、またはその他の知られた手段によるものであってもよい。
一実施形態では、バックシートと基材の組み合わせは、吸収性物品の液体不透過性の外側のライナを提供する。
本発明の第4の態様では、第1の電気絶縁性の層、および第1の電気絶縁性の層と第2の電気絶縁性の層との間に挿入された複数の導電線とともに積層された第2の電気絶縁性の層を備える積層が提供され、各導電線は、互いに電気的に分離し、第2の電気絶縁性の層が少なくとも1つの穴を含み、各導電線の部分を露出し、積層は吸収性コアが第2の絶縁層に配置可能であり、露出された部分が吸収性コアと接触されるようになっている。
この積層は、吸収性物品を作成するためのプロセスに送り込むことができ、液体検出能力を有する吸収性物品を生成する。そのような積層の使用は、液体を検出する吸収性物品を製造するプロセスをより効率的にすることができる。
1つの実施形態では、複数の穴が第2の絶縁層に設けられ、各穴は各導電線の部分を露出する。露出された部分は、穴の形状および位置によって便利かつ明確に画成された吸収性コアと接触する電極を提供する。
一実施形態では、積層は細長く、各導電線の露出された部分は長手方向に離隔している。これによって、液体排出物の位置または広がりが長手方向に識別できるようになる。
一実施形態では、少なくとも2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、または9個以上の導電線がある。したがって、対応する数の穴があってよい。各穴は、その他の穴から長手方向に間隔を置いて配置され得る。電線および穴が多いほど、検出領域がより多い可能性があり、それによって検出分解能が向上する。さらに、そのような多数の露出された電極を使用しても、リード線は第2の絶縁層によってもたらされた導電線の覆われた部分によって吸収性コアから便利に分離される。
一実施形態では、積層は液体不透過性である。これによって積層が、吸収性物品を構成する際にバックシートとして使用できるようになる。
一実施形態では、導電線は長手方向に向けられている。
一実施形態では、導電線は、露出された部分のいずれかの側に導電線の延長方向に対して延長し続ける。別の実施形態では、導電線は積層の長手方向にいずれかの側で露出された部分を越えて延在する。この特徴により、穴の配置にある程度の誤差が許容される。
一実施形態では、バックシートとして上述された積層を備え、バックシートの本体側に配置され少なくとも1つの穴を覆うように配置された吸収性コアを含む吸収性物品が提供される。
本発明の第5の態様では、上記に述べた積層を用意するステップと、吸収性物品のバックシートとして積層によって吸収性物品を形成するステップと、吸収性コアを第2の絶縁層に配置し、それによって露出された部分が吸収性コアと電気的に接触させるステップと、バックシートと吸収性コアとを含む吸収性物品を形成するステップとを含む、吸収性物品を製造する方法が提供される。
本発明の第6の態様では、電気絶縁性の層の上側に延在し、吸収性物品の吸収性コアと電気的に接触する複数の導電線を備え、複数の導電線は電気絶縁性の層を通って延在して、第1の方向に電気絶縁性の層の下側に延在し、導電線は絶縁層の上側および下側に横断方向に延在し、それぞれのリード線は、電気絶縁性の層の下側の各導電線と、制御ユニット取付け区域との間に長手方向に延在する、吸収性物品が提供される。
本発明の第6の態様は、吸収性コアに面する絶縁層の側面に導電線を配置することによって、吸収性コアに液体排出物のための検出機構を提供する。これらの電線のそれぞれは、吸収性コアとは逆に向く絶縁層の側面に設けられることによって吸収性コアから絶縁されたリード線に接続される。このようにして、電流が制御ユニット取付け区域に取り付けられた制御ユニットから1対のリード線に印加され、導電線の間の位置でコアが湿潤している場合に、電流が湿潤したコアを通る対応する導電線の間に通過する。コアが乾燥している場合、対応する導電線は、互いに電気的に分離したままになる。導電線の横断方向の配置は、電流が長手方向に流れることを必要とし、それによって特に導電線の複数の隣接する対がある場合に液体排出物の長手方向の広がりを判定できるようにする。リード線は、同様に長手方向に延在するので、測定を妨げる可能性があり得る。しかし、リード線は、コアとは逆に向く絶縁層の側面に延在することによって湿潤した吸収性コアから絶縁されるので迷走電流の経路をもたらさない。絶縁層の後ろ側の導電線の横断方向の延長は、長手方向のリード線がその導電線を横切る、または交差することができるより長い距離をもたらし、それによって製造が容易になる。
一実施形態では、導電線およびリード線は個別に形成され接続される。
一実施形態では、少なくとも2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、または9個以上の導電線がある。一実施形態では、各導電線は互いに長手方向に間隔を置いて配置される。
一実施形態では、リード線は、基材に配置され、基材は前記絶縁層の下側に取り付けられ、リード線と導電線を接続する。横断電線が1つのステップで絶縁層に配置可能であり、長手方向のリード線が別のステップで基材に取付け可能であり、リード線と電線が第3のモジュールステップで一緒にされるので製造が簡素化される。
一実施形態では、絶縁層の下側での導電線の横断方向の延長は、制御ユニット取付け区域からの長手方向距離が増加すると漸進的に増加する。これによって、制御ユニット取付け区域からさらに遠ざかって配置される横断方向の電線に達する、より長いリード線に対して、中間の横断電線を交差せずにクリアランスがもたらされる。
一実施形態では、基材が絶縁層に取り付けられる前に、絶縁層の下側は、吸収性物品の裏側の外面を形成する。
一実施形態では、横断方向の導電線は、絶縁層に縫い込まれて絶縁層に延在して絶縁層の両側に横断方向に延在する導電糸である。糸は制御ユニット取付け区域に戻るように経路を定める必要がないので、特許請求の範囲に記載された構成は、縫込みの複雑さを低減する。糸は導電性(たとえば金属)材料または導電性(たとえば金属)ワイヤによってメッキ加工されたポリマー製の糸であることができる。
一実施形態では、リード線は、絶縁層の下側に取り付けられた基材にコーティングまたは印刷される。したがって、リード線は、リード線を担持する事前に用意された基材を使用することによって電線に容易に接続され得る。基材は、その上に配置された導電性フォイルまたは導電性インクを有することができる。
一実施形態では、基材は制御ユニット取付け区域を形成する。したがって、基材は効果的な共通制御ユニット取付け点を形成するための所望の材料特性(たとえば剛性)を有するように適切に構成され得る。
一実施形態では、制御ユニット取付け区域は、突出するタブ様部材の形態である。
一実施形態では、リード線は制御ユニット取付け区域に収束する。
一実施形態では、リード線は長手方向のストリップとして設けられる。
本発明の第7の態様では、複数の導電性ユニットであって、それぞれがバックシートを電気的に絶縁する本体側に配置された導電性部分、バックシートの裏側に配置され延在する導電線、およびバックシートを通過することによって導電線と導電性部分を接続する導電性経路を備える導電性ユニットを有する電気的に絶縁するバックシートを用意するステップと、複数の導電性リード線が配置された基材を用意するステップと、バックシートの裏側に基材を配置してリード線がそれぞれバックシートの裏側の導電線に接続するようにするステップを含む、吸収性物品を製造する方法が提供され、吸収性物品がバックシートの本体側に配置された吸収性コアを有して作製され、それによって吸収性コアが乾燥状態から湿潤状態に変化した場合にバックシートの本体側の導電性部分が電気特性の変化を判定するために使用可能である。
本発明の第7の態様は、吸収性コアの液体排出物を検出するための導電線がバックシートを通って延在し、基材を吸収性コアに対して適切に配置する単純なステップによってリード線が接続される点で有利な製造プロセスを提供する。バックシートの裏側の導電性経路の直線形態は、裏側の導電性経路が各導電性リード線に到達するように適切に延在できるようにする。電気絶縁性のバックシートは、リード線がコアから分離できるようにする。
一実施形態では、導電性リード線は長さが交互に変わり、導電線は長さが交互に変わり、各リード線が導電線と交差する際に他の導電線とは交差しないようにする。
一実施形態では、各リード線は、電位発生装置と接触するための共通の接触区域に延出する。一実施形態では、基材は共通の接触区域を提供する。一実施形態では、基材は共通の接触区域においてバックシートから突出する。このようにして、共通の接触区域は、基材によって決定されるように電位発生装置が装着される適切な材料から作製され得る。突出形態は、電位発生装置に取付けが容易なフラップ様の共通の接触区域を提供する。
一実施形態では、導電性部分は吸収性コアが乾燥している場合に互いに電気的に分離され、導電線は互いに電気的に分離され、導電性リード線は互いに電気的に分離される。このような方法で、対応するリード線および電線を介して各導電性部分に電位が印加され、導電性部分の組み合わせによって液体排出物検出領域をもたらす。導電性ブリッジは、吸収性コアが湿潤している場合に作動された導電性部分の間に形成され、吸収性コアが乾燥している場合には存在しない。
一実施形態では、導電性部分は、バックシートの本体側に延在する導電線の形態である。一実施形態では、バックシートの本体側の導電線は、等しい長さのものである。一実施形態では、バックシートの本体側の導電線は側方に向けられ、互いに長手方向に間隔を置いて配置される。この検出アーキテクチャは、体積および頻度の液体排出物データならびに長手方向の広がりを判定するのに有利であることが分かった。
一実施形態では、バックシートの裏側の導電線は、側方に向けられている。一実施形態では、導電性リード線は長手方向に向けられている。これは、共通の接触区域が、吸収性物品のウエストバンド区域のような検出領域に対して長手方向に分離した位置に提供できるようにするので、有用なアーキテクチャを提供する。
一実施形態では、導電線、接続する導電性経路、導電性ユニットの導電性部分は連続している。1つの実施形態では、それらは導電糸によって形成される。方法は、吸収性物品のバックシートを通して導電糸を縫い付けるステップを含む。縫い付けステップは、吸収性物品の裏側から行われ、それによって糸が裏側からバックシートの本体側に通過することができる。縫い付け方法は、液体排出物手段が、現行の吸収性物品に後付けできるようにする。リード線は、縫い付けによってではなく、基材を適切に配置することによって便利に適用される。
一実施形態では、導電性リード線は、フォイル、コーティング、リード線の印刷(たとえば導電性インクを使用して)などの基材上の層によって提供される。方法は、導電性リード線を基材に適用するステップを含むことができる。リード線を形成するための限定的でない方法は、導電性リード線を材料効率の高い様式で適用できるようにする。
本発明の様々な態様の実施形態では、穴(または複数の穴のそれぞれ)が少なくとも面積で4mm、9mm、16mm、2cm、3cmである。
吸収性物品および特に吸収性物品を作製する製造ステップ1aから1dのシーケンスを示す。製造ステップ1aでは、複数の導電性リード線が基材上に設けられる。各リード線は、基材上の共通の開始位置から延出し、異なる終了位置に異なる長さで延出する。導電性リード線は、基材上にコーティングまたは印刷として設けられる。 製造ステップ1bでは、吸収性物品が提供される。図示された吸収性物品は液体不透過性のバックシート、液体透過性の上部シート、およびそれらの間に配置された吸収性コアを有する成人失禁おむつである。 製造ステップ1cでは、導電糸または導電線は、バックシートの本体側およびバックシートの裏側にバックシートを通過する様式で配置され、それによってバックシートの本体側およびバックシートの裏側の対応する電線が互いに連続する。吸収性コアの液体排出物が一対の、特に隣接する対の導電線または導電糸を接続する場合、電流がそれらの導電線または導電糸の間を通過することができる。1対の導電線または導電糸の間に電位を印加するために、導電性リード線と製造ステップ1aによって提供された基材との組み合わせがバックシートの裏側に配置され、それによって基材上のそれぞれの導電性リード線がバックシートの裏側のそれぞれの導電線または導電糸に接続する。 製造ステップ1dでは、基材の裏側の上に液体不透過性プラスチックまたは不織疎水性層を接着することによって、リード線は図1cに示された位置に固定され、液体不透過性または疎水性層が基材の裏側とバックシートの裏側の両方に接着される。この外側層は、導電糸または導電線をバックシートに通過させることによって、バックシートに作製された穴を考慮して吸収性物品からの漏えいの防止を確実にする。 吸収性コアの液体排出物を検出することができる吸収性物品を作製するための製造ステップを示す。 製造ステップ2aでは、導電性パターンが基材に形成され、導電性パターンは複数の導電性ストランドのリード線部分および検出部分を含む。各リード線部分は、基材の共通の接触区域に戻るように延在する。導電性経路は、印刷され、コーティングされ、またはその他の方法で基材上に薄く積層され得る。 製造ステップ2bでは、複数の貫通穴が吸収性物品のバックシートに作成される。図2の2bに部分的に示される吸収性物品は、成人失禁おむつである。 製造ステップ2cでは、ステップ2aから提供された基材がバックシートの裏側に配置され、それによって導電性パターンのそれぞれの導電性部分がバックシートの貫通穴と位置合わせされ、それによって吸収性コアと連絡し、その際、電位が1対の導体の間に印加され、湿潤した吸収性コアが穴の導電性部分の間に延在する場合に、電流が1対の導電性部分の間に流れることができる。 製造ステップ2dでは、基材の裏側の上に疎水性の不織または液体不透過性の層を接着することによって導電性パターンが図2cに示された位置に固定され、それによってバックシートの裏側に重なり合う。液体不透過性または疎水性の層はバックシートの裏側に対して基材を固定するように機能するだけでなく、吸収性物品の液体不透過性の完全性がバックシートを通って形成された穴に対して維持されることを確実にする。 図2eは、基材キャリアシート、電気回路、バックシート内の穴、および吸収性物品の吸収性コアがどのように配置されるかを明確に示すために図2の種類の吸収性物品の分解図を示す。すなわち、液体排出物検出のための電気回路がキャリア基材に配置される。吸収性物品がバックシートに配置され、キャリアシートが穴に対して配置され、それによって電気回路の一部分が穴を介して吸収性コアに露出される。長手方向に隣接する穴が、それらの間に液体排出物検出領域をもたらす。 液体排出物検出回路が基材に担持され、吸収性物品の液体不透過性のバックシートに形成された穴を介して吸収性物品の吸収性コアと連絡された、吸収性物品の別の実施形態を示す。図2の実施形態では、基材に配置された液体排出物検出回路が、バックシートの穴と一致しない長手方向に延在するリード線、およびバックシートのそれぞれの側方に延在する穴と一致する側方に延在する検出電極の形態になっている。図3は、液体排出物検出回路が長手方向に延在する電線の形態で設けられ、各長手方向に延在する電線の部分が、図示される実施形態では、バックシートの小さな円形の穴によって吸収性コアに露出される点で異なる。 液体排出物検出回路がバックシートの裏側に取り付けられた基材に配置された吸収性物品の別の実施形態を示し、液体排出物検出回路の部分が吸収性物品のバックシートの穴を介して吸収性コアと連絡する。図4の実施形態では、液体排出物検出回路が長手方向に向けられた第1および第2の細長いループの形態で設けられ、第1おより第2のループの両端が閉じられ、第1および第2のループの両端が開いて端子の端部を提供する。したがって、開いたループの形状は、長手方向に互いに逆に配置されている。第1および第2のループの両方の部分をそれぞれ露出する複数の穴がバックシートに設けられ、長手方向に分離した個別の検出領域を提供する。 吸収性物品、特に吸収性物品のバックシートを作製する際に使用するための積層構造を示す。積層は液体不透過性である。積層は、第1と第2の層を備え、その間に配置された導電性パターンを有する。層のうちの1つは複数の穴を含み、積層の外側に導電性パターンのそれぞれの部分を露出し、それによって吸収性物品が積層の穴の上に配置された場合、導電性部分が吸収性コアと電気的に連絡する。図示された構成では、導電線が長手方向に延在し、その両端が積層構造の長手方向の最先端で終端する。
図1は、吸収性物品の吸収性コアの液体排出物を電気的に検出することができる吸収性物品を形成する際の一連の製造ステップ1aから1dを示す。
図1aは、複数の導電性リード線2が基材1に配置された製造ステップを示す。それぞれの検出電極3に電気的に接続する7個のリード線2が図示された実施形態に示される。2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、または9個以上のその他の個数のリード線2および電極3が使用され得る。導電性リード線2は、基材1の一方の端部で、吸収性物品5に沿って検出電極3の長手方向部分とそれぞれ一致する基材1に沿った異なる長手方向位置に共通の接触区域4から延在する。基材1は、プラスチックフィルムの形態、または紙の形態でもあり得る。基材1の目的は導電性リード線2のためのキャリアとして機能することである。導電性リード線2は、基材1に接着された金属フォイル(たとえばアルミニウム)、または基材1に印刷された導電性インクの形態であることができる。導電性リード線のこれらの形態は、連続した生産ラインタイプの製造方法で基材1に取り付けることができるので有用である。
図1bには、吸収性物品5が示されている。吸収性物品5は、バックシート8、第1の吸収性コア6、第2の吸収性コア7、および上部シート(図示せず)を含む従来の成人失禁おむつである。吸収性物品5は、吸収性物品5が平坦に配置されて平面図で示される。吸収性物品5は、前部ウエスト領域11、股領域10、および吸収性物品5の長手方向に配分される後部ウエスト領域9を含む。第1のまたは下方の吸収性コア6は、第2のまたは上方の吸収性コア7よりも広い区域のものであり、それによって上方の吸収性コア7は下方の吸収性コア6の上のアイランドを形成する。下方の吸収性コア6および上方の吸収性コア7は、バックシート8上に配置され、バックシート8と上部シートとの間に挿入され、吸収性物品5を形成する。当業者なら理解するように、上部シートは液体排出物がそれを通って吸収性コア6、7に到達できるようにするために液体透過性であり、バックシート8は吸収性物品5からの漏えいを防止するために液体不透過性である。吸収性物品5は、吸収性物品5を着用者の脚または臀部に緊密に適合するために伸縮性を持たされた、側方で対向する脚部輪郭を含む。同様に、着用者のウエストの周りで吸収性物品5と緊密に形状を合わせるために伸縮自在にされた前部および後部のウエストバンド部分が設けられる。
図1cは、導電性リード線2が配置された基材1と関連付けられ、検出電極3とも関連付けられた吸収性物品5を示す。最初に検出電極3に注目すると、検出電極3は、それぞれバックシート8を通ってバックシート8の本体側に沿って側方に延在するように、またバックシート8の裏側に側方に延在するようにループになる導電糸の形態で設けられる。ループは、導電糸がバックシート8を通って戻るようには延在しないので開いている。液体排出物電極3は互いに対して長手方向に間隔を置いて配置されている。図示された実施形態では、液体排出物電極3は均等に間隔を置いて配置され、上方の吸収性コア7の全範囲に沿って長手方向に配分されている。液体排出物電極3は、実質的に等しい側方の範囲のものであり、互いに同様に側方に位置決めされている。液体排出物電極3は、バックシート8の裏側で異なる側方の範囲に延在する。より詳細には、液体排出物電極3が長手方向で後部ウエスト領域9に対してより接近して位置決めされると、液体排出物電極3はバックシート8の裏側でより短い側方の範囲を有する。液体排出物電極3を形成する糸は、バックシート8の裏側の糸の一部分が、バックシート8の本体側に配置された導電糸の一部分に対して側方に重なり合う方向に延在するようにループになる。
バックシート8の裏側に露出および延在する導電糸の一部分は、導電糸2を本体側に向けて基材1をバックシート8の裏側の上に配置することによって導電性リード線に物理的および電気的に接続される。基材1は、共通の接触区域4が吸収性物品5の後部ウエスト縁部12に対して突出するように配置される。この共通の接触区域4は、液体排出物電極3の様々な対の間に電位を生成するために電位発生装置と接続され得る。最長のリード線は、後部ウエスト縁部12から最も遠く位置決めされた液体排出物電極に延在し、その他の各液体排出物電極3を通り過ぎて長手方向に延在する。各先行する電極はバックシート8の裏側の側方の範囲がより少ないので、最長のリード線2は、長手方向に通過するその他の液体排出物電極3とは物理的および電気的に接続しない。したがって、各液体排出物電極3の側方の範囲は、後部ウエスト縁部12からさらに離れて位置決めされた液体排出物電極3から後部ウエスト縁部12に最も接近して位置決めされた液体排出物電極3に段階的に短くされる。バックシート8の裏側の液体排出物電極3の側方の範囲が異なることによって提供される空間のため、各導電性リード線2は、それぞれの液体排出物電極3に延在するが、その他のいずれの液体排出物電極3とも物理的および電気的に接続しない。
図1cでは、基材1はバックシート8に適切に配置されるが、導電性リード線2と排出電極3との間の接着剤が導電性を妨げ得るのでバックシート8にまだ固定されない。基材1が図1cに示される位置に吸収性物品5に固定される様式は、さらなる層13によるものであり、さらなる層13は、本体側に配置された接着剤を有し、バックシート8、基材1、およびさらなる層13を吸収性物品5に固定するために、基材1の裏側およびバックシート8の裏側に接触するようになる。さらなる層13は、たとえば液体不透過性フィルム、または疎水性不織であり得る。
図1dの吸収性物品5は、以下の様式で使用される。電位発生装置(図示されない)が共通の接触区域4に取り付けられ、それによって電位発生装置のそれぞれの接点がリード線2のそれぞれと接続する。電位は、液体排出物検出を行うためにリード線2の様々な対の間で生成される。導電性リード線2のすべての組み合わせを作動することができ、または電位発生装置がそれ自体を液体排出物電極3の隣接する対に相当する導電性リード線2の隣接する対の間に電位を印加することに限定することができることが想定される。使用の際には、隣接するリード線2の間に電位が印加されると想定すると、電位はバックシート8の裏側の関連付けられた液体排出物電極3に伝達され、電位はバックシート8を通ってバックシート8の本体側に伝達され、それによって下方の吸収性コア6と接触する液体排出物電極3の間に電位を印加する。吸収性コア6が、液体排出物電極3の作動された対の間の領域で乾燥している場合、液体排出物電極3の対の間に実質的に電力が追従せず、おそらく抵抗測定を行うことによって電位発生装置がこれを検出することができる。下方の吸収性コア6が作動された液体排出物電極3の間に延在する液体排出物を含む場合、液体排出物に存在するイオンのために電流が流れることができる。電流の流れは、おそらく抵抗測定を行うことによって電位発生装置によって検出され得る。
液体排出物電極3の各長手方向に隣接する対は、液体排出物検出領域を形成することが考察され得る。電位発生装置は、どの領域が液体排出物を含むかを検出することができ、それによって液体排出物の長手方向の広がりを決定することが可能になる。長手方向の広がりは、液体排出物の体積についての予想を行うこともできるので特に有用な情報である。さらに、続いて生じる液体排出物インサルトが液体排出物の長手方向の広がりを変化させ、それはより多くの液体排出物検出領域が電位発生装置による液体排出物を含み、それによって液体排出物インサルトの数を判定できるようにすることを意味する。この情報のすべては、分析および研究の目的、ならびに吸収性物品5をいつ取り替える必要があるかを介護者が決定するために有用である。さらに、情報は、介護の質(たとえば吸収性物品が取り替えられる前に吸収性物品5をどのぐらい満たすことができるか)を評価できるようにする。
図1の検出電極アーキテクチャに対する代替として、糸はバックシート8の本体側および裏側それぞれに互いに少なくとも部分的に重なり合い、本体側からバックシート8の裏側に通過する導電性ビアによって接続されるように配置された分離した導電性経路によって取って代わることができる。これにより、吸収性物品5が、製造の際に時間を費やし、手作業による以外に実施が困難である可能性のある、導電糸がバックシート8に縫い込まれることを必要とせずに生産できるようになる。そのような導電性経路は、印刷、または導電性インクまたは導電性フォイルの積層によって形成され得る。したがって、液体排出物検出電極3がバックシート8の各側の印刷された回路によって形成され、バックシートを通過する導電性ビアによって接続され得る。
本発明の別の実施形態が図2に示される。この実施形態では、図1の実施形態とは対照的にリード線および検出電極がバックシートの裏側にあり、リード線はバックシートの裏側にあり、検出電極はバックシートの本体側にある。図2から図5の様々な実施形態の説明は、すでに上記に詳細に述べた特徴のさらなる考察を含まない。共通する特徴に関しては、上記の説明が参照される。
図2aは、導電性パターン21が配置された基材20を示す。導電性パターン21は、複数の電気的および物理的に分離した導電線22を含む。導電線22は、それぞれ長手方向に延在する部分23および側方に延在する部分24を含む。長手方向に延在する部分23は、側方に延在する部分24から共通の接触区域4に、または共通の接触区域4に隣接して延在し、そこで電位発生装置が各導電線22と接触するために取り付けられるリード線を提供する。側方に延在する部分24は、吸収性物品5の吸収性コア6、7と連絡するための検出電極を提供する。側方に延在する部分24は、互いに長手方向に間隔を置いて配置され側方に大幅な程度で互いに重なり合う。基材20は、不織材料またはプラスチックフィルムであることができる。基材20は紙ベースの材料であることができ、またはプラスチックシートであることができる。導電線22は、基材20に導電性材料を印刷またはコーティングすることによって形成され得る。導電性パターン21は、導電性インクまたは導電性フォイルによって形成され得る。基材20は、長手方向の一方の端部で側方の範囲が低減したタブ26を含むように形状を定められ、それは共通の接触区域4として機能する。
図2bでは、複数の穴25がバックシート8を介して形成される。これらの穴はバックシート8に予備成形され、次いでバックシート8は吸収性物品5に組み込まれ、または吸収性物品5は予め製造され、穴は次いでバックシート8にパンチ加工されまたはその他の方法でバックシート8から切り取られる。穴25は、基材20上の導電性パターン21によって要求される長手方向および側方の位置に適合する相対的な長手方向および側方の位置に形成される。したがって、穴25は、長手方向に均等に配分され、側方の方向に位置合わせされる。穴25は、それぞれスロット形状にされ、または細長くされ、側方に向けられ、導電線22の側方部分24と同じ大きさの側方の範囲を有する。複数の穴25は、吸収性物品5が平面視され平坦に配置された場合に、吸収性コア6、7内で長手方向および側方に配置される。
図2cでは、製造ステップが示され、基材20はバックシート8の裏側に関連付けられ、それによって導電線22の各側方部分24の少なくとも一部分が複数の穴25のそれぞれの1つを介して吸収性コア6、7と連絡される。すなわち、複数の穴はそれぞれ導電線22のうちの1つの側方部分24を吸収性コア6、7に露出する。基材20は、タブ部分26が吸収性物品5の後部ウエスト縁部12から突出し、電位発生装置に取り付けるための突出フラップを形成するように配置される。電位発生装置は、開位置と閉位置との間で移動可能な対向するジョーによるものなどでタブ部分26に締め付けすることができる。対向するジョーは、各導電線22に対するそれぞれの接点を含むことができる。図2cに示される基材20の位置では、導電線22の長手方向に延在する部分23は、穴25によって露出されず、バックシート8によって吸収性コア6、7から分離されているので吸収性コア6、7と物理的または電気的に連絡しない。したがって、バックシートは、長手方向に延在する部分23またはリード線と吸収性コア6、7との間の直接的な電気的な連絡を防止する。
図2dでは、基材20は、基材20を越えて長手方向および側方に延在し、基材20の裏側およびバックシート8の裏側に接着されたさらなる層27によって定位置に固定される。さらなる層27は、不織またはフィルム材料の疎水性または液体不透過性シートであり得る。さらなる層27の1つの目的は、液体不透過性のバックシート8に形成された複数の穴25に対して液体不透過性を吸収性物品5の裏側に提供することである。したがって、さらなる層27は、いくぶん液体不透過性材料から作製される必要のある基材20の設計上の制約をともなって、基材20の材料が導電性パターンキャリア機能を最適化するように選択される。
製造の際には、導電線22の側方部分24を対応する穴25と位置合わせするために、従来のマーカが使用され得ることが想定される。基材20上の導電性パターン21が機械製造され得、次いで吸収性物品5を従来の様式で製造できるようにしながら、同じく機械実装され得る様式で吸収性コア6、7と関連付けられる。吸収性物品製造プロセスは、吸収性物品を、液体排出物を検出する吸収性物品に変換するために、バックシートに穴を形成するステップ、および基材20とバックシートを関連付けるステップによって改良されることのみが必要とされる。したがって、液体排出物を検出する吸収性物品は、機械によって、低コスト生産を可能にする割合で製造され得る。
使用に際しては、電位発生装置が基材20のタブ部分26に取り付けられ、それによってそれぞれの接点がそれぞれの導電線22に係合される。電位発生装置は、電位を導電線22の様々な組み合わせの対、特に長手方向に隣接する導電性部分24と関連付けられた対の間に印加することができる。導電線22の作動された対は、関連付けられた導電性部分24の対の間に電位を形成する。側方に延在する導電性部分24の一部分は、バックシート8のそれぞれの穴25を通って吸収性コア6、7と電気的に接続される。吸収性コアが穴25の対の間で乾燥している場合、穴25の対を介して吸収性コアに露出された導電性部分24の対の間に実質的に全く電流が流れない。ウェブ吸収性コアが穴25によって露出された側方に延在する導電性部分24の作動された対の間で長手方向に延在するように、吸収性コア6、7が湿潤している場合、側方の導電性部分24のうちの1つからその他の導電性部分24に、湿潤した吸収性コアを介して湿潤した吸収性コア6、7によって形成された長手方向に延在する導電性ブリッジで電流が流れることができる。この電流の流れは、電位発生装置によって検出され、検出領域での液体排出物の確かな検出をもたらすことができる。図2の実施形態は、複数の長手方向に間隔を置いて配置された検出領域がバックシート内の長手方向に隣接する穴25の間に画成できるようにする。
図2に示される実施形態では、4個の穴および関連付けられた側方に延在する導電性部分24があり、それによって3個の長手方向に間隔を置いて配置された検出領域が形成される。3個、5個、6個、7個、8個、または9個以上などの、その他の個数の穴および側方に延在する導電性部分24が実装され得る。3個の穴の実施形態が図2eに示される。たとえば、図1に示される検出電極3の配置を、図2に示される実施形態に引き継ぐことができ、それによって8個の長手方向に間隔を置いて配置され側方に延在する導電性部分24および関連付けられた穴25、長手方向に延在する部分23、および接点がもたらされ、側方に延在する導電性部分24は、長手方向に等しく間隔を置いて配置され、図1に示されるのと同じ様式で配置される。
図2eは、バックシートが側方に向けられたスロットを含み、これらのスロットが導電性パターン21の側方に延在する部分24を吸収性コア6、7に露出し、導電性パターンが基材20に配置される点で、図2aから図2dに関して上述したものと同じ種類の吸収性物品5の分解図を示す。図2eのバージョンでは、3個の長手方向に配分された穴25および導電性パターン21の露出された部分24があり、それによって2個の長手方向に間隔を置いて配置された液体排出物検出領域が、露出された部分24の長手方向に隣接する対の間に形成される。
図3は、バックシート32の下にあるそれぞれの導電性部材31の部分を上に重なる吸収性コア33と連絡するために、バックシート32に複数の穴34が設けられた、本発明の別の実施形態を示す。
バックシート32は、従来の液体不透過性の種類のものである。バックシート32は、プラスチックフィルムによって、または疎水性の不織材料によって形成され得る。バックシート32は、バックシート32を通って形成された複数の穴34を有する。穴34は、吸収性物品の長手方向軸に対して互いに長手方向に間隔を置いて配置される。さらに、穴34は、互いに対して側方に間隔を置いて配置される。このようにして、各穴34を接続する電線は、長手方向軸に対して対角に延在する。
吸収性コア33が、バックシート32の本体側面に配置される。吸収性コア33も従来の種類のものであり、それは通常、エアレイド吸収性繊維と高吸収ポリマー粒子または繊維との混合物から形成される。吸収性コア33が、穴34のすべてを覆うように位置決めされる。
バックシート32の裏側には、複数の導電性部材31が設けられる。各導電性部材31は、導電性材料のストリップの形態で設けられる。導電性部材31は、細長く、長手方向に向けられる。導電性部材31は、バックシート32の一方の長手方向縁部から、バックシート32の対向する長手方向縁部に延在する。各導電性部材31は、穴34のうちの1つを覆い、それによって、関連付けられた穴34が位置決めされた場所で吸収性コアが湿潤した場合に、導電体31のうちの1つから関連付けられた穴34を通って吸収性コアに入る電流のための経路を提供するように配置される。穴34は、それぞれ導電性部材31のわずかな部分だけを吸収性コア33に露出する。穴34は、それぞれ側方で関連付けられた導電性部材31に相当する寸法のものであり、長手方向で導電性部材31よりもかなり小さくなっている。
基材またはキャリアシート30が、導電性部材31の裏側の上に設けられ、それによって導電性部材31を完全に覆い、バックシート32の裏側に取り付けられる。基材30が液体不透過性材料から作製され、それによって液体排出物が吸収性コア33から穴34のうちの任意の1つを通って吸収性物品から漏出不可能にすることを確実にする。
図3は吸収性物品の一部分のみを示す。バックシート32は、着用者のウエストの周りに延在するための前部および後部のウエスト領域を画成し、画成吸収性物品を使用者に固定するための脚部輪郭と関連付けられた脚部弾性体を含む脚部輪郭も画成するために、図示されたものよりも大きい。さらに、上部シートはバックシート32の本体側に位置決めされ、それによって吸収性コア33が上部シートとバックシート32との間に挿入される。これらは吸収性物品の従来の特徴であり、本明細書では詳細には説明される必要がない。
使用の際には、電位発生装置は、電位発生装置のそれぞれの接点がそれぞれの導電性部材31に接触するように導電性部材31と接触される。このようにして、電位発生装置は導電性部材31の様々な対に作用して、その対の間に電位を印加することができる。吸収性コア33が穴34の対の間の空間で乾燥している場合には、電位発生装置は関連付けられた導電性部材31の対の間で比較的0である電流を検出し、それに対して吸収性コア33が空間に沿って湿潤している場合には、比較的大きな電流が湿潤した吸収性コア33を通って延びる導電性ブリッジの形成により検出され得る。したがって、穴34の対の間に延在する直線を検出領域とみなすことができ、図3の構成は、電位発生装置が、吸収性コア33が複数の検出領域において湿潤しているかを判定できるようにし、その場合これらの検出領域は複数の穴34が互いに長手方向に間隔を置いて配置されている結果として互いに長手方向に間隔を置いて配置される。
図3から、吸収性物品は、必ずしも最初に作製され、次いで液体排出物検出能力を与えられるという必要はないことが理解し得る。当業者は、製造方法で基材材料を提供することができ、バックシート材料32に穴34を形成することができ、基材30およびバックシート32をそれらの間に配置され、穴34のそれぞれの1つを覆うように適切に位置決めされた導電性部材31と共に取り付けることが可能であることが予見され得る。この後で、吸収性コア33をバックシート32の本体側に設けること、および上部シートとバックシート32との間に吸収性コア33を挿入することを含む吸収性物品の残りの特徴を製造することができる。同様の製造方法が、基材20、導電線パターン22、および穴25が形成されたバックシート8が最初に用意され、次いで吸収性コア6、7をバックシート8の本体側に配置することを含む吸収性物品の残りがそれに続いて作製され得る点で、図2の実施形態に適用可能である。
本実施形態では、穴34は実質的に円形である。バックシート32が平面視された場合の正方形、三角形などの、穴34に関するその他の形状が使用され得る。対応して形状および寸法を決められた穴が図2の実施形態に適用され、それによって図2の実施形態が側方に向けられたスロット形状の穴25を備えず、その代わりに側方方向にかなり小さく寸法を決められた穴を有し、それによって導電性パターン24の側方に延在する部分24の少ない割合の部分のみを表出させることがさらに予見される。図2の実施形態のそのような変形形態では、穴は共通した長手方向軸、特に中央の長手方向軸に沿って整列させることができる。
図2および図3の実施形態では、穴34の間の最短の直線がバックシート材料を通って延在する。すなわち、穴34は長手方向に間隔を置いて配置され、バックシート材料によって長手方向に連結され、それによって電流が必ずバックシートを通過して吸収性コアに入りバックシートを通って戻ることが確実になり、そうして導電性の液体排出物電極の間のどのような直接的な漏えい電流も回避する。
図3の実施形態の別の変形形態では、導電性部材31は図3に示されるような平坦なストリップ形状の材料でなく、ワイヤまたは電線の形状で提供され得る。同様にして、その代わりに図2の導電性パターン21のための電線またはワイヤの形態が、平坦なストリップ形状の導電性材料によって提供され得る。本発明のすべての実施形態において、導電性経路は導電性フォイル、導電性インク、またはワイヤによって提供されてもよく、印刷、コーティング、接着などによってバックシート32の基材30に配置されてもよい。
図3の実施形態では、3個の穴34および3個の導電性部材31が示されている。別の実施形態では、4個、5個、6個、7個、8個、または9個以上などのより多くの数の導電性部材31および関連付けられた穴34があってもよい。導電性部材31および関連付けられた穴34がより多く設けられるほど、吸収性コア33の任意の液体排出物の位置および範囲を決定する際の分解能がより高くなる。このように精度がより高くなるトレードオフとして、より多くの導電性部材を設ける点で材料費が増加し、穴の数が増加したことによりバックシートの完全性が低下し、電位発生装置での回路の複雑さが増す。別の代替では、2個の導電性部材31および関連付けられた穴34が設けられ得る。
図4は、吸収性コアのバックシートの穴が下にある導電性経路を吸収性コアと連絡するために使用される、本発明の別の実施形態をさらに示す。吸収性物品40が、バックシート41、およびバックシートの裏側に適用された基材42を含む。液体排出物検出のための導電性パターンが、バックシート41と基材42との間に挿入されている。吸収性コア、およびバックシート41の本体側の上部シートは、明瞭にする目的で図4には示されない。あるいは、吸収性コアおよび上部シートと組み合わされた場合に吸収性物品を形成するための前駆体を形成する、導電性パターン43が間に配置されたバックシート41および基材42の積層に、参照番号40が指定されることが考慮される。
バックシート41および基材42は、これまでに諸実施形態に説明され、この開示は本実施形態に適用可能である。図4の実施形態は、バックシート41および下にある導電性パターン43の穴44の相対的な配置において上記の実施形態、特に図2および図3の実施形態とは異なる。導電性パターン43は、2つの別個の回路45、46を含む。第1および第2の回路45、46はそれぞれ、ループ部分47を備え、各ループ部分47は、閉鎖端部48および開放端部49を有し、それによって吸収性物品が平坦に配置され平面視された場合にループ部分47がオープンループの形状になる。第1および第2の回路45、46は互いに対して逆に向けられ、それによってループ部分47の閉鎖端部48が吸収性物品40の長手方向に対向した部分に配置される。閉鎖端部48から、第1の回路45が後ろから前方向に長手方向に延在し、第2の回路46のループ部分47の残りの部分が前から後ろの方向に閉鎖端部48に対して延在する。
第1および第2の回路45、46は、ループ部分47に接続されたリード線部分49および接触部分50も含む。リード線49は、オープンループ部分47から吸収性物品40の後部ウエスト部分の共通の接触区域に延在する。図示された実施形態では、接触部分50が内部に配置された共通の接触区域が、吸収性物品が平坦に配置され平面視された場合に、バックシート41の設置面積内にフラップとして設けられる。これは、図1および図2の実施形態でのように、バックシート41の後部ウエスト縁部に対して突出するフラップの形態でも設けられる。第1および第2の回路45、46は、それぞれ、電位発生装置の作動極および戻り極のそれぞれを受けるための1対の接点を含み、それによって電流がループ部分47の周りに流され得る。
バックシート41を通って形成された穴44は、長手方向に離隔され、長手方向に均等に配分されている。穴44は、第1および第2の回路45、46の両方のループ部分47の部分をそれぞれ露出するように配置された側方に向けられたスロットの形態に形成される。特に、穴44は、第1および第2の回路45、46の側方に隣接する部分のオープンループ部分47の外側レッグおよび戻りレッグを表出させる。
使用に際して、電位発生装置が共通の接触区域に適用され、それによって電位発生装置のそれぞれの接点が第1および第2の回路45、46の接点50と接触する。第1の回路の接点の対の間に印加される電位により、電流が回路45を回って、特にオープンループ部分47を回って流れる。上に重なる吸収性コアが湿潤し、それによってオープンループ部分47の外側レッグおよび戻りレッグを接続し、次いで短絡回路が形成され、それによって実質的にすべての電流が、ループ全体を回って流れず、その代わりに短絡回路によって形成された短縮したループを通って流れる。この抵抗の低下した経路は、電位発生装置によって検出可能であり、低下した抵抗の範囲は、長手方向で短絡回路が生じた場所を示す。より具体的には、電位発生装置が複数の穴44のうちの穴1、穴2、…穴nで短絡回路が生じたがどうかを判定することができ、各連続的に番号を付けられた穴は長手方向に先行する穴から間隔を置いて配置されている。したがって、第1の回路45は、後ろから前方向に液体排出物の長手方向の広がりが判定できるようにする。
第2の回路46は、同じ様式で作動するが、第1の回路45に対して長手方向に逆に配置されているので、液体排出物の長手方向の広がりが前から後ろの方向に検出され得る。したがって第1および第2の回路45、46により、吸収性コア内のどのような液体排出物の対向する長手方向の広がりも電位発生装置によって確認できるようになり、それによって液体排出物全体の全域および位置の表示が与えられる。図4に示されるような接触部分50に最も近い第1および第2の穴44の上に重なる液体排出物を想像すると、電流が第2の回路46の接点50に最も近い穴で短絡回路にされ、電流は長手方向で接点50から第2の穴で短絡回路にされ、それによって電位発生装置は液体排出物がこれらの2つの穴を覆い、したがって少なくともこの長手方向の広がりを有するが、第3の穴に対する長手方向の広がりほど有していないとを判定できるようにする。
電位発生装置は、測定した抵抗値と比較するために、第1および第2の回路45、46に関する一連の抵抗値を参照値としてメモリに有していてもよい。記憶された抵抗参照値は、全回路が横切られた場合に期待される抵抗測定値に対応し、短絡回路が穴1、穴2、…穴nにおいて生じる場合、これらの各穴は特定の回路45、46に関する接点の対からの電流送り方向に連続的にさらに遠くにある。したがって、電位発生装置は、測定された抵抗値と参照値との間の比較を行い、穴44のうちのどれにおいて、したがって長手方向位置のうちのどこにおいて短絡回路が生じたかを判定することができる。この情報が第1および第2の回路45、46の両方に対して判定された場合、吸収性コアの液体排出物の長手方向の広がりを判定できる。
図4の実施形態では、穴44がスロット形状にされ、側方に向けられ、それによって第1および第2の回路45、46の両方の外側のレッグおよび戻りレッグを表出させる。穴44がそれぞれ2個または4個の穴に分割され、それらは互いに対して側方に間隔を置いて配置され、2個または4個の穴のこれらのグループのそれぞれが図4のスロット穴44と同じ様式で長手方向に間隔を置いて配置される代替の構成が提供され得る。2個の側方に間隔を置いて配置された穴のシナリオでは、これらの穴のうちの第1のものが第1の回路45の外側のレッグおよび戻りレッグを表出させ、これらの穴の第2のものが第2の回路46の外側のレッグおよび戻りレッグを表出させ、その場合表出された部分は側方に間隔を置いて配置され、長手方向に整列される。4個の穴のシナリオでは、第1の穴が第1の回路の外側のレッグの一部分を表出させ、第2の穴が第1の回路の戻りレッグを表出させ、第3の穴が第2の回路の外側のレッグを表出させ、第4の穴が第2の回路46の戻りレッグを表出させる。これらの4個の穴は側方に間隔を置いて配置されるが、長手方向には整列される。2個または4個の穴のいくつかのこれらのグループは、長手方向に間隔を置いて配置され、図4に対して上述した原理によるアーキテクチャを実現する。このように分割された穴を使用することにより、バックシート41の完全性を図4に示されたより大きな穴と比べて増すことができるが、この利点に対するトレードオフとして、製造の複雑さ、特に各穴を第1および第2の回路45、46のレッグまたはそれぞれのレッグと位置合わせする際の複雑さが増す。
図4に示されるものの別の代替として、穴44が不均等に配分され得る。液体排出物を最も受け易い物品の区域に穴44を集中させ、その他の領域に穴44の集中をより少なくすることが有利であり得る。すなわち、穴44の間の長手方向の距離は予測される尿を受け取る区域でより少なく、穴44は予測される尿を受け取る区域の外側で長手方向により離れた間隔で配置され得る。吸収性コアのその他の区域と比べて、吸収性コアの予測される液体排出物区域に液体排出物検出部分を集中させるために、液体排出物検出部分をそのように不均一に配分することは、本明細書に記載された実施形態のすべてに適用可能である。
図5の実施形態では、基材62およびバックシート60を備え、導電線61がそれらの間に挿入された積層が示される。導電線61は、一方の長手方向縁部から積層63の対向する長手方向縁部に延在する。導電線61は、互いに電気的および物理的に分離されている。導電線61は側方方向に間隔を置いて配置されている。基材62は複数の穴64を含む。穴64は、それぞれ導電線61の個別の部分を表出させ、それによって積層63が吸収性物品内に形成された場合、吸収性コアが穴64を覆うように位置決めされている。穴64は、長手方向に配分され、それによって各穴64がその他の穴64から長手方向に間隔を置いて配置され、長手方向に隣接する穴64の間に液体排出物検出領域をもたらす。
使用に際して、導電線61を図5の左手側から電線1、2、3、および4のようにそれぞれ順に番号を付け、電位が第1の電線と第2の電線との間に印加可能であり、電線の第1の対を作動させ、電位が第2の電線と第3の電線との間に印加されて、電線61の第2の導電性の対を作動させ得る。電位は第3の導電線61と第4の導電線61との間にも印加可能であり、導電線61の第3の導電性の対も提供する。導電線61の各対は、長手方向に隣接する穴64の間で液体排出物検出領域と関連付けられる。領域は長手方向に配分される。吸収性コアが乾燥している場合には、実質的に導電線61の第1から第3の対の間に延在する電流は実質的に全く検出されない。導電線61の第1の対に関連付けられた穴64を接続するように配置された湿潤した吸収性コアの場合には、電流が流れることが可能であり、それは電位発生装置によって判定され得、それによって液体排出物がこの検出領域にあることを示す。同様にして、液体排出物が導電線61の第2または第3の対と関連付けられた穴64を接続する場合、液体排出物が第2または第3の検出領域の長手方向位置にあるという判定がなされ得る。
電気的に分離する導体の対の一部分を露出させる1対の穴によって形成されたそのような検出領域は、吸収性コアと接触するようになるバックシート60の部分全体にわたって長手方向に配分され得る。たとえば、3個、4個、5個、6個、7個、8個、または9個以上のそのような検出領域が設けられ得る。当然のことながら、設けられる検出領域がより多いと、積層63に組み込まれるべき導電線61がより多くなり、また電位発生装置に作製されなければならない接点の数がより多くなり、それによって複雑さおよび製造コストが増す可能性がある。
図5の積層63は、製造の点で有利である可能性がある。機械の方向に、導電線61を形成するための材料およびバックシート60を形成するための材料と共に、基材62を形成するための材料を供給することができる。これらの3つの流れの材料は、積層ステーションで一緒にされ、液体排出物検出積層63を形成することができる。バックシートは、積層ステップの前、または積層ステップの後で穴64と共に形成され得る。マーカは、穴64をそれぞれの導電線61と適切に位置合わせするために製造プロセスで使用され得る。積層63は、吸収性物品の形成のための前駆体を形成する。それに続くステップには、バックシート60の上に吸収性コアを配置し、それによって穴64を覆うステップと、吸収性コアを上部シートとバックシート60との間に挿入するステップが含まれる。
導電線は、金属などの、特に銀の複数の導電糸またはワイヤ、コーティングされたポリマー糸、またはステンレス鋼ワイヤなどの金属ワイヤによって提供され得る。あるいは、基材62を印刷またはコーティングステーションに供給することができ、それによってたとえば基材62に導電性インクまたは導電性フォイルを適用し、続いてそれを積層ステーションに供給することができ、そこで基材62がバックシート材料の裏側に積層される。
積層63の機械方向フィードは、吸収性物品を作製する際に使用されるロールに形成することができ、または吸収性物品を作製する際の従来のバックシート材料のように、フィードは吸収性物品形成プロセスに直接的に供給され得る。
したがって、本発明は、吸収性コアがバックシートの本体側に配置された、バックシートを有する吸収性物品をいくつかの態様で提供する。バックシートの裏側では、液体排出物検出回路として導電性パターンを担持する基材が設けられ、液体排出物検出回路は電位発生装置に連結され、液体排出物検出を行い得る。少なくとも1つ、または複数の穴がバックシートを通って形成され、導電性パターンの部分を吸収性コアと連絡する。導電性パターンの露出された部分の長手方向に隣接する対は、吸収性コアの液体排出物を検出するための液体排出物検出領域を形成する。検出領域は吸収性コアに対して長手方向に配分される。
長手方向軸に沿って最も外側に表出された部分(および複数の穴がある場合に関連付けられた穴)(すなわち最前部および最後部の露出された部分)が、好ましくは少なくとも0.1L、0.2L、0.3L、0.4L、および0.5Lで分離され、Lは長手方向中心軸に沿った吸収性コアの全長である。さらに、またはあるいは、吸収性コアの側方中心軸に最も近くに配置された、表出された部分の長手方向に隣接する対は、好ましくは0.8L未満、0.7未満、0.6L未満、および0.5未満の互いからの距離で配置される。さらに、またはあるいは、液体排出物検出領域または露出した部分が、好ましくは少なくとも0.5L、0.6L、0.7L、0.8L、および0.9Lにわたって配分される。
図1および図2の実施形態では、吸収性コアが吸収性コアの第1および第2の層の形態で示される。これは、必ずしも該当するとは限らない。単一の一体化された吸収性コアを使用することができる。吸収性コアの構成は、図3から図5のその他の実施形態に同様に適用可能である。
2、3、および5の実施形態では、複数の穴がバックシートに設けられ、液体排出物センサの下にある導電性部分を露出する。別の実施形態では、より少ない数の穴(または単に1つの穴)が設けられ、導電性部分を露出させる。たとえば、図3、および図5の実施形態で各導電性部材の一部分を露出する対角に向けられた穴、または図2の実施形態で各側方に向けられた導電性部材の一部分を露出する長手方向に向けられた穴を想起することができる。
本出願は、特に成人失禁おむつに対して説明され、各実施形態に関する本明細書の教示は好ましくはそのようなおむつに使用される。それでも、液体排出物検出能力は、衛生タオル、乳児用、トドラー用(toddler)、および幼児用おむつ、ならびに液体排出物の存在、広がり(特に長手方向の広がり)、体積、または数を検出することを対象とし得るその他の吸収性物品などの、より広い範囲の吸収性物品に適用可能である。そのような情報は、マーケティング、分析、およびユーザケアの目的に関する対象であり得る。
1 基材
2 導電性リード線
3 液体排出電極
4 共通の接触区域
5 吸収性物品
6 第1の吸収性コア
7 第2の吸収性コア
8 バックシート
9 後部ウエスト領域
10 股領域
11 前部ウエスト領域
12 後部ウエスト縁部
13 さらなる層
20 基材
21 導電性パターン
22 導電線
23 長手方向に延在する部分
24 側方に延在する部分
25 穴
26 タブ部分
27 さらなる層
30 基材
31 導電性部材
32 バックシート
33 吸収性コア
34 穴
40 吸収性物品
41 バックシート
42 基材
43 導電性パターン
44 穴
45 第1の回路
46 第2の回路
47 ループ部分
48 閉鎖端部
49 開放端部
50 接触部分
60 バックシート
61 導電線
62 基材
63 積層
64 穴

Claims (98)

  1. 電気的絶縁性のバックシートであって、前記バックシートの本体側の吸収性コアおよび前記バックシートの裏側の液体排出物センサを有する電気的絶縁性のバックシートと、少なくとも1つの穴であって、前記少なくとも1つの液体排出物センサを前記吸収性コアと連絡し、それによって前記少なくとも1つの穴を介して前記液体排出物センサに関連付けられた前記吸収性コアの一部分が乾燥した状態から湿潤した状態に変わった場合に前記液体排出物センサが変化した電気特性を示すようにする前記バックシートを通る少なくとも1つの穴と、を備えることを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記液体排出物センサが、前記少なくとも1つの穴を貫通して前記吸収性コアと連絡する第1および第2の間隔を置いて配置された導電性経路を有するようになされ、それによって前記第1の導電性経路と前記第2の導電性経路との間に配置された前記吸収性コアの部分が乾燥状態から湿潤状態に変わった場合、前記湿潤した吸収性コアを通過する導電性ブリッジが前記第1の導電性経路と前記第2の導電性経路との間に形成されることを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記液体排出物センサが、前記バックシートの共通の穴を貫通して前記吸収性コアと連絡する第1および第2の導電性経路を有するようになされ、それによって前記第1の導電性経路と前記第2の導電性経路との間に配置された前記吸収性コアの部分が乾燥状態から湿潤状態に変わった場合、前記湿潤した吸収性コアを前記穴の中で通過する導電性ブリッジが前記第1の導電性経路と前記第2の導電性経路との間に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の吸収性物品。
  4. 前記液体排出物センサが、前記バックシートのそれぞれの穴を通る前記吸収性コアと連絡する第1および第2の導電性経路を有するようになされ、それによって前記第1の導電性経路と前記第2の導電性経路との間に配置された前記吸収性コアの部分が乾燥状態から湿潤状態に変わった場合、前記湿潤した吸収性コアを前記穴の間で通過する導電性ブリッジが前記第1の導電性経路と前記第2の導電性経路との間に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の吸収性物品。
  5. 複数の液体排出物センサが設けられ、それぞれが前記吸収性コアのそれぞれの領域での液体排出物の存在を判定することができ、複数の穴が前記バックシートにさらに設けられ、各液体排出物センサが前記バックシートの少なくとも1つの穴を通って前記吸収性コアと連絡することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  6. 複数の穴が前記バックシートに設けられ、各穴が前記吸収性コアに液体排出物センサの下にある導電性の部分を露出する、請求項1から5のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  7. 複数の前記穴、または各前記穴が長手方向に間隔を置いて配置され、長手方向軸が前記吸収性物品の前から後ろの方向に延在することを特徴とする請求項6に記載の吸収性物品。
  8. 前記バックシートに複数の穴、および互いに電気的に絶縁され前記少なくとも1つの液体排出物センサを形成する複数の導電性経路があり、各前記穴がそれぞれの導電性経路を前記吸収性コアと連絡し、それによって吸収性コアが湿潤している場合に電流が1つの穴の前記導電性経路から別の穴の別の前記導電性経路に流れることができることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  9. 前記バックシートが、前記少なくとも1つの穴を除いて、その他の点では前記吸収性コアから前記少なくとも1つの液体排出物センサを形成する導電性経路を電気的に絶縁することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  10. 前記少なくとも1つの穴の総面積が、前記吸収性物品が平坦に配置され前記吸収性コアが平面視された場合に、前記吸収性コアの総面積の50%未満、40%未満、30%未満、20%未満、または10%未満であることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  11. 前記少なくとも1つの液体排出物センサを構成する導電性経路または電線の前記吸収性コアに露出された総面積が、吸収性物品が平坦に配置され吸収性コアを平面視した場合に前記導電性経路または電線の総面積の50%未満、40%未満、30%未満、20%未満、または10%未満であることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  12. 前記少なくとも1つの液体排出物センサを形成する導電性経路が電線の形態であることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  13. 互いに側方に間隔を置いて配置された複数の長手方向に延在する導電線があり、長手方向軸が前記吸収性物品の前から後ろの方向にあることを特徴とする請求項12に記載の吸収性物品。
  14. 前記少なくとも1つの穴が、前記各導電線の一部分を前記吸収性コアに露出することを特徴とする請求項13に記載の吸収性物品。
  15. 各前記長手方向の導電線に対するそれぞれの穴があることを特徴とする請求項13または14に記載の吸収性物品。
  16. それぞれの側方の導電線に接続された複数の間隔を置いて配置された長手方向の導電線があり、前記側方の導電線が、互いに長手方向に間隔を置いて配置され、前記少なくとも1つの液体排出物センサを形成するために、前記少なくとも1つの穴が各前記側方の導電線の一部分を前記吸収性コアに露出することを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  17. 前記側方の電線の一部分を露出するそれぞれの穴があることを特徴とする請求項16に記載の吸収性物品。
  18. 前記少なくとも1つの液体排出物センサが、オープンループを回って電流を送ることができる前記オープンループの形状で形成された少なくとも1つの導電性経路を備え、前記少なくとも1つの穴が外側のレッグの一部分および戻りレッグの一部分を前記吸収性コアに露出し、前記吸収性コアが前記レッグの前記露出された部分の間で湿潤している場合に、完全なオープンループ形状の導電性経路を回って流れる電流とは対照的に、短絡回路が前記レッグの前記露出された部分の間で形成されることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  19. 前記外側のレッグおよび前記戻りレッグの前記露出された部分が側方に離隔していることを特徴とする請求項18に記載の吸収性物品。
  20. 前記バックシートに複数の長手方向に間隔を置いて配置された穴を備え、前記穴が前記外側のレッグおよび前記戻りレッグのうちの少なくとも1つを前記ループに沿った長手方向に間隔を置いて配置された位置における前記吸収性コアに露出することを特徴とする請求項18または19に記載の吸収性物品。
  21. 長手方向に互いに対して逆に配置されている第1および第2のそのような導電性経路を備えることを特徴とする請求項18、19、または20に記載の吸収性物品。
  22. 前記長手方向に間隔を置いて配置された穴が、それぞれ前記第1および前記第2の導電性経路の前記外側のレッグおよび前記戻りレッグの一部分を前記吸収性コアに露出することを特徴とする請求項20に従属する請求項21に記載の吸収性物品。
  23. 前記少なくとも1つの液体排出物センサが、前記少なくとも1つの穴によって前記吸収性コアと部分的に連絡された導電性材料によって提供されていることを特徴とする請求項1から22のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  24. 前記少なくとも1つの液体排出物センサを形成する複数の導電性経路または電線があり、経路または電線のそれぞれは、前記少なくとも1つの穴によって部分的に露出されていることを特徴とする請求項23に記載の吸収性物品。
  25. 各複数の導電線の一部が、前記バックシートのそれぞれの穴によって前記吸収性コアと連絡していることを特徴とする請求項23に記載の吸収性物品。
  26. 前記少なくとも1つの液体排出物センサが、キャリアシートまたは基材上に配置される、請求項1から25のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  27. 前記キャリアシートが前記バックシートの前記裏側または裏面に取り付けられ、前記吸収性コアが前記バックシートの前面または本体側に配置されることを特徴とする請求項26に記載の吸収性物品。
  28. 前記キャリアシートと前記バックシートの組み合わせが液体不透過性バックライナの一部分であり、好ましくは第3の層を含み、前記第3の層が液体不透過性であり、前記キャリアシートの裏側の上に配置され、液体排出物が通過するのを防止することを特徴とする請求項26または27に記載の吸収性物品。
  29. 前記バックシートが液体不透過性材料から作製され、前記バックシートがおむつのバックライナの少なくとも一部分であることを特徴とする請求項1から28のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  30. 前記吸収性物品が、液体透過性の本体側ライナも含み、前記吸収性コアが前記バックシートと前記本体側ライナとの間に挿入されていることを特徴とする請求項1から29のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  31. 前記少なくとも1つの液体排出物センサが、基材の本体側表面に印刷され、コーティングされ、または接着された複数の導電性部材から構成される、請求項1から30のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  32. 前記少なくとも1つの液体排出物センサから共通の接触区域に延在する複数の導電性リード線を含み、前記リード線が前記バックシートによって覆われていることを特徴とする請求項1から31のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  33. 複数の導電線が、前記バックシートによって部分的に覆われた第1の電気絶縁性の層に配置され、前記バックシートの前記少なくとも1つの穴によって露出された前記導電線の部分が前記吸収性コアと電気的に連絡し、それによって前記少なくとも1つの液体排出物センサの電極をもたらし、前記バックシートによって覆われた前記導電線の部分が、各電極と制御ユニット取付け区域との間に延在するリードを含み、前記バックシートが、前記リード線が前記吸収性コアから電気的に絶縁されたことを確実にし、前記電極が、複数の長手方向に間隔を置いて配置された液体検出領域が設けられるように配置され、各検出領域が、前記吸収性コアが乾燥している場合には互いに電気的に分離され、制御ユニットが電位を対応するリード線に接続し、前記吸収性コアが湿潤している場合に、導電性ブリッジが前記湿潤した吸収性コアによって電極の対の間に形成されるように配置された、1対の電極の間に画成され、着用時には長手方向軸が前記吸収性物品の前から後ろの方向に延在することを特徴とする請求項1から32のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  34. 前記電極が細長く側方に向けられ、前記リード線が細長く長手方向に向けられ、前記バックシートの前記少なくとも1つの穴が、前記導電線を露出して各前記電極を形成する窓を形成する複数の側方に向けられた細長い穴を含むことを特徴とする請求項33に記載の吸収性物品。
  35. 前記バックシートが、前記少なくとも1つの穴によって露出された前記液体排出物センサの導電性部分の周りの絶縁材料のフレームを提供することを特徴とする請求項1から34のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  36. 前記バックシートの前記少なくとも1つの穴が、導電線または部材の部分を前記吸収性コアに露出する窓を形成して複数の液体排出物センサを形成する前記バックシートの複数の穴を含み、前記窓が長手方向に間隔を置いて配置され、それによって前記導電線または部材の露出された部分の長手方向に間隔を置いて配置された対の間にそれぞれの液体排出物センサを形成することを特徴とする請求項1から35のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  37. 前記少なくとも1つの液体排出物センサを構成する導電線または部材が、前記少なくとも1つ穴のうちの一方の側の前記少なくとも1つの穴に延在し、前記少なくとも1つの穴をブリッジし、前記少なくとも1つの穴の反対側で前記少なくとも1つの穴から延長し続けることを特徴とする請求項1から36のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  38. 前記少なくとも1つの液体排出物センサが、前記少なくとも1つの穴を介して前記吸収性コアと連絡する複数の長手方向に間隔を置いて配置された導電性部材を備え、前記吸収性コアと連絡する最前部の導電性部材、および前記吸収性コアの前記前から後ろへの長手方向軸に沿った前記吸収性コアと連絡する最後部の導電性部材が、少なくとも0.1L、0.2L、0.3L、0.4L、または0.5L離れた距離に配置され、ここでLは前記吸収性物品が平坦に配置され平面視された場合の前記吸収性コアの長手方向の全長であることを特徴とする請求項1から37のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  39. 前記少なくとも1つの液体排出物センサが、前記少なくとも1つの穴を介して前記吸収性コアと連絡する長手方向に隣接する導電性部材の少なくとも1つの、好ましくは複数の対を備え、隣接する導電性部材の前記対(または導電性部材の複数の対が提供された場合の前記吸収性コアの側方中心軸に最も近い対)が、0.8L、0.7L、0.6L、または0.5L以下で離れた距離に配置され、ここでLは前記吸収性物品が平坦に配置され平面視された場合の前記吸収性コアの長手方向の全長であることを特徴とする請求項1から38のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  40. 前記少なくとも1つの液体排出物センサが少なくとも0.5L、0.6L、0.7L、0.8L、または0.9Lにわたって長手方向に配分された複数の液体排出物センサを備え、ここでLは前記吸収性物品が平坦に配置された場合平面視されたときの前記吸収性コアの全長であることを特徴とする請求項1から39のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  41. 基材上に導電性パターンを用意するステップと、少なくとも1つの穴を含む吸収性物品用の電気絶縁性のバックシートの材料を用意するステップと、吸収性コアを用意するステップと、前記基材が前記バックシートの裏側に配置され、前記吸収性コアが前記バックシートの本体側に配置され、それによって前記導電性パターンの一部分が前記少なくとも1つの穴を介して前記吸収性コアに露出され、それにより、下位部分を接続する前記吸収性コアの部分が乾燥した状態から湿潤した状態に変化した場合に、電流が前記導電性パターンの前記一部分の前記下位部分の間で変更されるように前記吸収性物品を作製するステップと、を含むことを特徴とする吸収性物品を作製する方法。
  42. 前記湿潤した吸収性コアの前記部分が、前記下位部分の間に導電性ブリッジを形成し、それによって前記乾燥した吸収性コアと比べて電気特性に測定可能な効果がもたらされることを特徴とする請求項41の方法。
  43. 前記下位部分が、互いに電気的に分離した前記導電性パターンの一部分であり、前記湿潤した吸収性コアが前記電気的に分離された部分の間に導電性ブリッジをもたらすことを特徴とする請求項41または42に記載の方法。
  44. 前記下位部分が、電気的に接続された前記導電性パターンの一部分であるが、前記湿潤した吸収性コアが抵抗の低い導電性経路を提供する導電性ブリッジを形成することを特徴とする請求項41または42に記載の方法。
  45. 前記少なくとも1つの穴が複数の穴であり、各穴が導電性パターンの一部分を前記吸収性コアに露出することを特徴とする請求項41から44のいずれか一項に記載の方法。
  46. 前記複数の穴のうちの少なくともいくつかが、前記吸収性コアに沿って長手方向に間隔を置いて配置され、各複数の穴が前記導電性パターンの一部分を前記吸収性コアに露出することを特徴とする請求項45に記載の方法。
  47. 前記導電性パターンの一部分をそれぞれ露出する少なくとも2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、または9個の前記バックシートの穴を備えることを特徴とする請求項41から45のいずれか一項に記載の方法。
  48. 前記導電性パターンが複数の導電線を備えることを特徴とする請求項41から47のいずれか一項に記載の方法。
  49. 前記導電線が、前記吸収性コアを通過する中央の長手方向軸に対して長手方向および/または側方に向けられ、したがって吸収性物品が平面視され平坦に配置された場合に細長くなっていることを特徴とする請求項48に記載の方法。
  50. 前記少なくとも1つの穴によって前記吸収性コアに露出された前記導電性パターンの前記一部分が、前記長手方向の電線または前記側方の電線の部分であることを特徴とする請求項49に記載の方法。
  51. 前記吸収性コアに露出された前記導電性パターンの前記一部分が前記導電性パターンの少ない割合の部分であることを特徴とする請求項41から50のいずれか一項に記載の方法。
  52. 前記導電性パターンの部分が、前記電気絶縁性の層によって前記湿潤した吸収性コアと導電性ブリッジを形成するのを防止され、それによって前記湿潤した吸収性コアを通る電流が前記導電性パターンの前記露出された部分によってのみ形成さることを特徴とする請求項41から51のいずれか一項に記載の方法。
  53. 前記防止された部分が、前記吸収性物品が平面視され平坦に配置された場合に前記吸収性コアの下に配置されることを特徴とする前記導電性パターンの区域の主要な部分である、請求項52に記載の方法。
  54. 前記バックシートと前記基材の組み合わせが、前記吸収性物品の液体不透過性の外側ライナの少なくとも一部分を提供し、好ましくは第3の層が前記基材の裏側に設けられ、前記第3の層が液体不透過性であることを特徴とする請求項41から53のいずれか一項に記載の方法。
  55. 第1の電気絶縁性の層、および第1の電気絶縁層と第2の電気絶縁層との間に挿入された複数の導電線または部材とともに積層された第2の電気絶縁性の層を備える積層であって、各前記導電線または部材が、互いに電気的に分離し、前記第2の電気絶縁性の層が少なくとも1つの穴を含み、各前記導電線または部材の一部分を露出し、前記積層は吸収性コアが前記第2の絶縁層に配置可能であり、前記露出された部分を前記吸収性コアで覆い、それによって前記吸収性コアが前記露出された部分の前記それぞれの位置で湿潤した場合、電流が前記露出された部分から前記吸収性コアに通過することができるようになっていることを特徴とする積層。
  56. 複数の穴が前記第2の絶縁層に設けられ、各穴が前記導電線または部材の一部分を露出することを特徴とする請求項55に記載の積層。
  57. 前記穴のうちの少なくとも1つ、または少なくともいくつか、またはすべてが、その他の穴から長手方向に間隔を置いて配置されることを特徴とする請求項56に記載の積層。
  58. 前記積層が細長く、前記導電線または部材の前記露出された部分の少なくとも1つ、いくつか、またはすべてが長手方向に離隔することを特徴とする請求項55、56、または57に記載の積層。
  59. 少なくとも3個、4個、5個、6個、7個、8個、または9個以上の導電線または部材がある、請求項55から58のいずれか一項に記載の積層。
  60. 複数の穴の対が前記第2の絶縁層を通して設けられ、前記対の前記穴が互いに長手方向または側方に間隔を置いて配置され、前記穴の対が互いに側方または長手方向に間隔を置いて配置され、各穴が前記導電線または部材の部分を露出させることを特徴とする請求項55から59のいずれか一項に記載の積層。
  61. 前記積層が液体不透過性であることを特徴とする請求項55から60のいずれか一項に記載の積層。
  62. 前記導電線が長手方向に向けられていることを特徴とする請求項55から61のいずれか一項に記載の積層。
  63. 前記導電線が、露出された部分のいずれかの側に導電線の延長方向に対して延長し続けることを特徴とする請求項55から62のいずれか一項に記載の積層。
  64. 前記導電線の前記露出された部分が、前記積層の長手方向に対して長手方向に配分され、少なくとも1cm、2cm、または3cmの最小距離で1つまたは複数の、隣接して露出された部分から長手方向に離隔され、20cm、15cm、または10cmの最大距離で離隔されていることを特徴とする請求項55から63のいずれか一項に記載の積層。
  65. 請求項56から64のうちのいずれか一項に記載の前記積層を用意するステップと、吸収性物品のバックシートとして前記積層によって吸収性物品を形成するステップと、吸収性コアを第2の絶縁層に配置し、前記露出された部分が前記吸収性コアと電気的に接触するようにするステップと、前記バックシートと前記吸収性コアを含む前記吸収性物品を形成するステップとを含むことを特徴とする吸収性物品を製造する方法。
  66. 前記積層を提供するステップが、前記積層を作成するステップを含み、前記積層が前記第1の絶縁層を形成するための第1の材料のウェブ、前記第2の絶縁層を形成するための第2の材料のウェブを供給するステップ、および前記導電線または部材を前記第1の材料のウェブと前記第2の材料のウェブとの間に積層ステップで挿入するステップによって作製されることを特徴とする請求項65に記載の方法。
  67. 前記少なくとも1つの穴を設けるために、前記第2の材料のウェブに少なくとも1つの穴を形成するステップを含むことを特徴とする請求項66に記載の方法。
  68. 前記第1の材料のウェブに前記導電線または導電性部材を印刷、コーティング、または接着するステップを備えることを特徴とする請求項66または67に記載の方法。
  69. 糸またはワイヤの形態の複数の導電線を供給するステップと、前記積層ステップで前記導電線を前記第1の材料のウェブと前記第2の材料のウェブとの間に挿入するステップを含むことを特徴とする請求項66または67に記載の方法。
  70. 電気絶縁性の層の上側に延在し、吸収性物品の吸収性コアと電気的に接触する複数の導電線を備え、前記複数の導電線が前記電気絶縁性の層を通って延在し、第1の方向に前記電気絶縁性の層の下側に延在し、前記導電線が前記電気絶縁性の層の前記上側および下側に横断方向に延在し、それぞれのリード線が、前記電気絶縁性の層の前記下側の各導電線と、制御ユニット取付け領域との間に長手方向に延在することを特徴とする吸収性物品。
  71. 少なくとも2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、または9個以上の導電線があることを特徴とする請求項66に記載の吸収性物品。
  72. 前記導電線のうちの少なくともいくつかが、互いに長手方向に間隔を置いて配置されることを特徴とする請求項70または71に記載の吸収性物品。
  73. 前記リード線が基材に配置され、前記基材が前記電気絶縁性の層の下側に取り付けられ、前記リード線と前記導電線を接続することを特徴とする請求項70、71、または72に記載の吸収性物品。
  74. 前記電気絶縁性の層の下側での導電線の横断方向の延長が、前記制御ユニット取付け領域からの長手方向距離が増加すると漸進的に増加することを特徴とする請求項70から73のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  75. 前記電気絶縁性の層の下側の少なくとも一部分が前記吸収性物品の裏側の外面を形成することを特徴とする請求項70から74のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  76. 側方の前記導電線が、前記電気絶縁性の層に縫い込まれて前記電気絶縁性の層を通って延在して前記電気絶縁性の層の両側に横断方向に延在する導電糸であることを特徴とする請求項70から75のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  77. 前記導電糸が、ワイヤまたは導電性材料がコーティングされたポリマー材料であることを特徴とする請求項76の吸収性物品。
  78. 前記リード線が、前記電気絶縁性の層の下側に取り付けられた基材にコーティングされ、または印刷されることを特徴とする請求項70から77のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  79. 前記基材が、前記リード線を形成するためにその上に堆積された導電性フォイルまたは導電性インクを有することを特徴とする請求項78に記載の吸収性物品。
  80. 前記基材が前記制御ユニット取付け領域を形成することを特徴とする請求項73、78または79に記載の吸収性物品。
  81. 前記制御ユニット取付け区域が、好ましくは前記吸収性物品のウエスト縁部から突出する、突出するタブ様部材の形態であることを特徴とする請求項73から80のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  82. 前記リード線が、長手方向のストライプのようにほとんどの部分に設けられていることを特徴とする請求項73から81のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  83. 複数の導電性ユニットであって、それぞれバックシートを電気的に絶縁する本体側に配置された導電性部分、前記バックシートの裏側に配置され延在する導電線または部材、および前記導電線と前記導電性部分を前記バックシートに通過させることによって接続する導電性経路を備える複数の導電性ユニットを有する電気的に絶縁するバックシートを用意するステップと、複数の導電性リード線が配置された基材を用意するステップと、前記バックシートの前記裏側に前記基材を配置してリード線がそれぞれ前記バックシートの前記裏側の前記導電線または部材に接続するようにするステップを含む、吸収性物品を製造する方法であって、前記吸収性物品が前記バックシートの前記本体側に配置された吸収性コアを有して作製されて前記吸収性コアが乾燥状態から湿潤状態に変化した場合に前記バックシートの前記本体側の前記導電性部分が電気特性の変化を判定するために使用可能であることを特徴とする方法。
  84. 前記導電性リード線が、長さが交互に変わり、前記導電線または部材が、長さが交互に変わり、それによって各リード線が導電線と交差する際に他の導電線または部材とは交差しないことを特徴とする請求項83に記載の方法。
  85. 各リード線が、電位発生装置と接触するための共通の接触区域に延在することを特徴とする請求項83または84に記載の方法。
  86. 前記基材が前記共通の接触区域を提供することを特徴とする請求項83、84、または85に記載の方法。
  87. 前記基材が、前記共通の接触区域において前記バックシートから突出することを特徴とする請求項86に記載の方法。
  88. 前記導電性部分が、前記吸収性コアが乾燥している場合に互いに電気的に分離され、前記導電線または部材が互いに電気的に分離され、前記導電性リード線が互いに電気的に分離され、導電性ブリッジが、前記吸収性コアが湿潤している場合に作動された導電性部分の間に形成され、前記吸収性コアが乾燥している場合には存在しないことを特徴とする請求項83から87のいずれか一項に記載の方法。
  89. 前記導電性部分が、前記バックシートの本体側に延在する導電線の形態であることを特徴とする請求項83から88のいずれか一項に記載の方法。
  90. 前記バックシートの前記本体側の前記導電線が、等しい長さのものであることを特徴とする請求項89に記載の方法。
  91. 前記バックシートの前記本体側の前記導電線が側方に向けられ、互いに長手方向に間隔を置いて配置されることを特徴とする請求項89または90に記載の方法。
  92. 前記バックシートの前記裏側の前記導電線が側方に向けられていることを特徴とする請求項83から91のいずれか一項に記載の方法。
  93. 前記導電性リード線が、ほとんどの部分で、前記吸収性物品で構成されたように長手方向に向けられることを特徴とする請求項83から92のいずれか一項に記載の方法。
  94. 前記導電性ユニットの導電性経路と前記導電性部分を接続する各導電線または部材が連続している、請求項83から93のいずれか一項に記載の方法。
  95. 前記導電性ユニットが導電糸またはワイヤによって形成されることを特徴とする請求項83から94のいずれか一項に記載の方法。
  96. 当該方法が、前記吸収性物品の前記バックシートを通して前記導電糸を縫い付けるステップを含むことを特徴とする請求項95に記載の方法。
  97. 前記導電性リード線が、フォイル、コーティング、または前記リード線を印刷することなどの前記基材上の層によってもたらされることを特徴とする請求項83から96のいずれか一項に記載の方法。
  98. コーティング、接着、または印刷などにより、前記導電性リード線を前記基材に適用するステップを含むことを特徴とする請求項96に記載の方法。
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