JP2006263046A - おむつセンサー - Google Patents

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Koichi Hayasaka
紘一 早坂
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Abstract

【課題】電気抵抗検知式おむつセンサーの糞に対する感度を向上させる。
【解決手段】2枚の帯状の不織布を張り合わせたベースシートの中に一対の電極線を挟み込む。ベースシートの尻に当たる部分に左右一対の孔をあけ、これらの孔から電極線が露出している。この露出部の電極線が糞検出電極を構成している。この糞検出電極を人体およびおむつから浮かせて絶縁するために、ベースシートの表と裏に、それぞれ2ミリほどの厚みを持った穴あきパッドを張り付ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、おむつをしている要介護者が排泄したことを検知して、おむつの交換時期を知らせるおむつセンサに関する。
従来のおむつセンサーは、構造は様々であるが、最も一般的なものは電気抵抗検知式のものであり、おむつの内面にあてがうように装着するベースシートに一対の帯状の電極線を挟み込んでおき、排泄があったことをそれら電極線の間の電気抵抗が減少することで検知するようになっている(例えば特許文献1参照)。
この抵抗検知式のものは尿には敏感に反応するが、糞には反応が鈍いという欠点がある。電極線を挟み込んでいるベースシートはたいてい不織布からなっており、尿や水っぽい糞であれば、その中に容易に浸透し、電極間の電気抵抗値は低下する。しかし、通常の糞は、水分を含んでいるが固形であり、不織布の中に浸透することはほとんどないので、検知され難い。だからといってセンサーの感度を上げると、汗などで誤動作しやすくなる。
特開2000−175950号公報
この発明は、電気抵抗検知式のおむつセンサーにおいて、糞に対する感度を上げることを課題とする。
この発明のおむつセンサは、おむつの内面にあてがうように装着するベースシートに一対の電極線を沿わせておき、排泄があったことをそれら電極線の間の電気抵抗が減少することで検知するようにしたおむつセンサであって、特徴的な部分は、ベースシートの尻に当たる部分に孔をあけ、孔から電極線を露出させてこれを糞検出電極となし、この糞検出電極を人体およびおむつから浮かすために、糞検出電極の同心上に穴あきパッドを取り付けた点である(請求項1)。
このものでは、おむつの中で排泄された糞が2つの孔の上を覆い、さらには孔の中にも侵入し、糞検出電極と直に接する。すなわち、一対の糞検出電極が糞でブリッジされる格好になり、糞の中には水分が含まれているので、電極間抵抗が低下する。したがって、電気抵抗式の従来の装置で容易に検出することができる。特に女性の場合、肛門と陰部が近いので、尿が糞検出電極にかかることがあるが、尿はすぐに孔をすり抜けておむつに吸収されるので、2つの糞検出電極が尿でブリッジされて誤動作することはない。
なお、孔の中の糞検出電極は、人体や濡れたおむつに接してブリッジされると誤作動を起こすので、穴あきパッドで糞検出電極を人体やおむつから浮かすようにする。穴あきパッドは、各糞電極ごとに設けてもよいし、一つで複数の電極をカバーするように複数の穴をあけたものを使ってもよい。1つ穴のパッドを用いると、パッドとパッドの間に窪みができ、糞が双方の穴の中にスムーズに侵入していかない傾向があるが、この複数穴のパッドを用いると窪みがないのでそのような傾向は改善される。
一対の糞検出電極は、左右に並べる方法と、前後に並べる方法があるが、一長一短がある。電極線を途中で斜めにクロスさせ、そのクロス部の前後にそれぞれ孔を設けて糞検出電極を複数組形成することができる(請求項3)。この配置では、糞検出電極が縦横に複数組できるので、検出範囲が広がり、検出漏れが少なくなる効果がある。
この発明のおむつセンサーは、電極線を裸電線にしておけば、排尿も検出することができることは言うまでもない。最近の使い捨て紙おむつは、保水力が大きくなっており、また、保水力をさらに高めるために、別のおむつパッドをあてがって使用することも多い。したがって、おむつは排尿があったらすぐに換えるのではなく、保水力が残り少なくなるまで使うのが普通である。そこで、おむつセンサーは、糞が排出されたときはすぐアラームを発することが必要であるが、排尿の方はすぐにアラームを発するのではなく、何度も排尿があっておむつに遺されている保水力が限界に近づいたときに初めてアラームを発することが望まれる。
特に女性の場合、はじめにした尿は、おむつの陰部付近でまず吸水され、次回の尿は、陰部付近の吸水能力はすでに飽和しているので、それよりも上の部分で吸水される。こうして回を重ねるごとに、おむつが吸水する領域は腹の方に移って来る。
そこで、請求項4のおむつセンサーは、電極線の、腹に当たる部分を尿検出電極として用い、その他の部分の電極線は尿に反応しないように絶縁しておく。こうすれば、何度か排尿があった後、腹の部分が尿で濡れたときに初めてアラームを出すことができ、無駄のないおむつ交換のタイミングを知ることができる。
この発明の実施例を図面に基づいて説明すると、おむつセンサー10は、後述するように、ベースシート11に一対の電極線12を互に間隔をあけて挟み込んだものである。これを図1に示すように内面にあてがうようにしておむつ1(使い捨ての紙おむつ)を要介護者に装着する。おむつセンサー10の一端はコネクター2を介して検出器3に接続される。検出器は、一対の電極線12の間の電気抵抗値をモニターしており、これが規定値より下がると、無線で信号を送り、離れたところにある表示器4がこれを受信して音や光でアラームを発するようになっている。
ベースシート11は、図2に示すように、幅6cmほどの2枚の帯状の透水性不織布を張り合わせたもので、それら2枚の不織布の間に一対の電極線12が間隔を存して延びている。電極線には細い銅線を用いている。銅線の表面はエナメル等の絶縁性塗料を塗布して被覆が形成されている。ベースシートの前端には、電極線の接続端子13が形成してあり、これはアルミ箔でできている。
ベースシート11の尻に当たる部分に左右一対の孔15があいており、これらの孔から電極線12が露出していて、この露出部の電極線は、被覆が剥がされて糞検出電極16を構成している。なお、被覆を剥がす部分は不織布の孔15の縁から少し離すようにする。被覆を剥ぐには、レーザ光を当てて塗装を焼いてしまう方法が使える。この糞検出電極を人体およびおむつから浮かせて電気的に絶縁するために、ベースシート11の表と裏に、それぞれ2ミリほどの厚みを持った穴あきパッド17を張り付ける。パッドの材質は軟らかい発泡プラスチックを用いた。
おむつを装着するときは、パッド17が尻に当たるように、おむつセンサー10の位置に注意する。このものでは、糞が排泄されると、糞5が2つの孔15の上を覆い、さらには各孔の中にも侵入して、糞検出電極16に直に接する(図2のA−A断面図参照)。糞は水分が含まれていて導電性があり、電極間抵抗が顕著に低下する。したがって、検出器3は警報を発しておむつの交換を促すことができる。
図2では、穴あきパッド17は各孔ごとに設けたが、図3に示すように、細長く形成した2つ穴のパッド27で一対の糞電極16をカバーするようにしてもよい。この2つ穴のものは、穴と穴の間が平坦なので、排泄された糞がスムースに双方の穴に入りやすい。なお、糞が両方の穴にスムーズに侵入するように、表と裏の各パッドに、穴と穴を結ぶように溝27aを形成することも効果かがある。
図4は糞電極の配置を工夫したものであり、一対の電極線12をクロスさせ、クロス部の前後に合計4個の糞検出電極16を設けたものである。こうすることで、例えば、中心からから左または右側にずれた所に糞が排出された場合は電極aとcまたはbとdがブリッジされ、同じくクロス部から上または下にずれた所に糞が来たときは電極aとbまたはcとdがブリッジされ、いずれの場合も2本の電極線は導通状態になる。このように、感知範囲が広く取れ、検知漏れを少なくできる。
このおむつセンサーは、電極線12を裸電線にしておけば、排尿も検出することができる。このものでは何回か排尿したときに初めてアラームが出るように工夫した。すなわち、図2に示すように、腹に当たる部分の電極線を裸電線にして尿検出電極19とする。残りの部分の電極線は、孔15の中を除き、被覆を持った絶縁電線になっている。こうすれば、おむつ交換後、何回か排尿しておむつの腹部あたりまで濡れるようになって初めて尿検出電極19に導通が起こってアラームが発せられる。尿検出電極は表面積を大きく取るために、アルミテープで構成してもよい。
睡眠時のように静かに横たわっているとき、尿は後にも回るので、図2に示すように、尻から腰に当たる部分の電極線12を裸にしてもう一組の尿検出電極29を形成してもよい。
おむつセンサーの使用概念図である。 おむつセンサーの平面図と要部断面図である。 穴明きパッドの他の形態を示す図である。 糞検出電極の他の配置例を示す図である。
符号の説明
1 おむつ
10 おむつセンサー
11 ベースシート
12 電極線
15 孔
16 糞検出電極
17 一つ穴パッド
19 尿検出電極
27 2つ穴パッド
27 溝

Claims (4)

  1. おむつの内面にあてがうように装着するベースシートに一対の電極線を沿わせ、排泄があったことをそれら電極線の間の電気抵抗が減少することで検知するようにしたおむつセンサにおいて、該ベースシートの尻に当たる部分に孔をあけ、該孔から該電極線を露出させてこれを糞検出電極となし、この糞検出電極を人体およびおむつから浮かすために、該糞検出電極の同心上に穴あきパッドを取り付けたことを特徴とするおむつセンサ。
  2. 該穴明きパッドが複数の穴を有し、各穴から該糞検出電極が覗くように取り付けられている請求項1に記載のおむつセンサ。
  3. 該電極線を途中でクロスするように配置し、そのクロス部の前後において各電極線が露出するようにそれぞれ一対の孔をあけることで該糞検出電極を複数組形成した請求項1または2に記載のおむつセンサ。
  4. 腹に当たる部分の該電極線を尿検出電極とし、腹より下の部分の該電極線は尿に反応しないように互に絶縁した請求項1、2または3に記載のおむつセンサ。
JP2005083494A 2005-03-23 2005-03-23 おむつセンサー Pending JP2006263046A (ja)

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