JP2015233366A - 車両の電源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車外の充電ケーブルや充電設備の過熱を防ぎつつ、充電時間の延長を可能な範囲で抑制する。【解決手段】車両の電源装置は、車両外部から電力を受ける充電器13と、充電器13から電力を受けて充電可能な電池12と、充電器13を制御するコントローラ14とを備える。コントローラ14は、充電器13による充電開始から充電完了までの間、車両外部の充電スタンド2または充電ケーブルユニット3が耐熱温度を超えるおそれがあるか否かを示す情報(温度Tp,Tc)を車両外部から受信し、充電スタンド2または充電ケーブルユニット3が耐熱温度を超えるおそれがある場合には、電池12に必要な残充電量に基づいて充電器13の充電電力を制限する。【選択図】図1
Description
この発明は、車両の電源装置に関し、特に車両外部からの電力を受けて充電可能な蓄電装置を搭載する車両の電源装置に関する。
近年、排気ガスを出さないまたは低減させた地球環境にやさしい車両として、車両外部からの電力を受けて充電可能な蓄電装置を搭載する電気自動車やプラグインハイブリッド自動車などが注目されている。
このような車両は、住宅または事業所や外部の充電スタンドなどで車載の蓄電装置に充電を行なう必要がある。特開2001−145213号公報(特許文献1)は、充電中のバッテリの温度が上限値を超えないように充電電流を決定するバッテリ充電方法を開示する。
特開2001−145213号公報は、充電中のバッテリの温度を監視するものであったが、充電中に過熱のおそれがある部分として、車両の充電口に接続する充電ケーブルや車外充電設備などが考えられる。そして、これらについても耐熱温度を超えないように充電電力を制限する必要がある。特開2001−145213号公報に記載の技術では、充電ケーブルや車外充電設備に起因する充電電力制限については検討されていない。
充電ケーブルや車外充電ユニットなどの過熱は、充電ケーブルユニットや車外充電ユニット自体が監視して、過熱した場合には充電ケーブルや車外充電ユニットなどが自ら充電を停止したり充電電力を制限することが考えられる。しかし、充電ケーブルや車外充電ユニットなどが過熱のおそれがある場合に、充電ケーブルや車外充電ユニットなどが一律に充電電力を制限または充電停止するのでは、充電時間が必要以上に延びてしまう場合があり、ユーザにとって不便である。しかし、車両に接続される充電ケーブルや車外充電ユニットは常に同じとは限らないので車両で適切な充電電力の制限をすることは難しい。
この発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、車外の充電ケーブルや充電設備の過熱を防ぎつつ、充電時間の延長を可能な範囲で抑制することができる車両の電源装置を提供することである。
この発明は、要約すると、車両の電源装置であって、車両外部から電力を受ける充電器と、充電器から電力を受けて充電可能な蓄電装置と、充電器を制御する制御装置とを備える。制御装置は、充電器による充電開始から充電完了までの間、車両外部の電源供給装置または充電ケーブルが耐熱温度を超えるおそれがあるか否かを示す情報を車両外部から受信し、電源供給装置または充電ケーブルが耐熱温度を超えるおそれがある場合には、蓄電装置に必要な残充電量に基づいて充電器の充電電力を制限する。
本発明によれば、車外の充電ケーブルまたは電源供給装置が過熱しないように監視しながら可能な範囲で充電時間を短縮することができるので、ユーザにとって利便性が向上する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
(充電に関する構成)
図1は、本実施の形態の車両の電源装置の充電に関する構成を説明するためのブロック図である。図1を参照して、車両10は、インレット15と、充電器13と、電池12と、駆動装置11と、コントローラ14とを含む。
図1は、本実施の形態の車両の電源装置の充電に関する構成を説明するためのブロック図である。図1を参照して、車両10は、インレット15と、充電器13と、電池12と、駆動装置11と、コントローラ14とを含む。
インレット15は車両外部から電力を受電する受電口である。インレット15からの電力は、充電器13において電池12の充電電圧に変換され、充電電圧が電池12に与えられ充電が実行される。コントローラ14は電池12に内蔵される各種センサや電池監視ユニットなどから充電電流I、電池電圧V、充電状態(State Of Charge)SOCを受け、充電器13に対して充電電力Pを指示する。
インレット15には、充電ケーブルユニット3または充電スタンド2が接続される。充電ケーブルユニット3は、一方端が車外の電源(たとえば家屋のコンセントなど)に接続され他方端が車両のインレット15に接続される。充電スタンド2は、外出先などで立ち寄って充電が可能な設備である。充電ケーブルユニット3および充電スタンド2は、いずれも車外の充電設備の一種である。
充電スタンド2、充電ケーブルユニット3には、それぞれ温度センサ21,31が設けられており、充電スタンドの電力素子や、充電ケーブルなどに過熱が発生しないように監視が行なわれている。このような車両外部の要素の過熱の防止を充電スタンド2は充電ケーブルユニット3に委ねると、過熱時に一律に充電が停止されたり充電電力が小さな電力に制限され、充電時間が必要以上に伸びてしまいユーザにとって不便な場合がある。そこで本実施の形態では、温度センサ21,31でそれぞれ検出された温度Tp,Tcは、車両10のコントローラ14に送信され、車両側でも過熱防止のための充電電力の制限を行なう。
温度Tp,Tcを車両に送信する方法は、インレット15にコネクタを接続した際に同時に接続される通信線を設けておいて、この通信線および充電器13を経由して状態信号STATEとしてコントローラに送信するものであってもよいし、無線通信などによってコントローラ14に送信するものであってもよい。また送信する内容は、検出した温度そのものでなくてもよく、制限が発生するような状態であることを示すような信号であってもよい。
図2は、図1のコントローラ14が充電時に実行する電流制限処理の概要を説明するためのフローチャートである。このフローチャートの処理は、充電時に、一定時間ごとまたは所定の条件が成立するごとに充電処理のメインルーチンから呼び出されて実行される。
図1、図2を参照して、まず、ステップS1においてコントローラ14は、ケーブル発熱等による電流制限判定が成立しているか否かを判断する。コントローラ14は、充電ケーブルユニット3によって充電が行なわれている場合には、充電ケーブルの過熱を温度センサ31が測定した温度Tcがしきい値を超えるか否かに基づいて判断する。たとえば、後に図4、図5に示すしきい値温度THが判定のしきい値としてい使用される。
また、コントローラ14は、充電スタンド2によって充電が行なわれている場合には、充電スタンド2の電力素子や電力ケーブルなどの過熱を温度センサ21が測定した温度Tpがしきい値を超えるか否かに基づいて判断する。
温度TpまたはTcがしきい値を超えた場合には、コントローラ14は、ケーブル発熱等による電流制限判定が成立していると判断する。なお、充電ケーブルユニット3または充電スタンド2で過熱の判断を行ない、判断結果をコントローラ14に送信し、コントローラ14が受信した判断結果に基づいて電流制限判定の成立を判断してもよい。
ステップS1において、電流制限判定が成立していない場合には、ステップS1からステップS5に処理が進められ、ステップS5において制限なしの通常電力で充電が行なわれる(図3を参照して後述する)。
ステップS1において、電流制限判定が成立している場合には、ステップS1からステップS2に処理が進められる。ステップS2では、コントローラ14は、必要充電電力量が所定値以上か否かを判断する。コントローラ14は、電池12の監視ユニット等から電池の充電状態SOCを受信し、満充電となるまでにどれくらいの充電電力量が必要かを示す必要充電電力量を算出し、その必要充電電力量が所定のしきい値以上である場合にはステップS3に処理を進め、そうでない場合にはステップS4に処理を進める。ステップS2において単にSOCとしきい値を比較して判定するようにしてもよい。
ステップS3では、制限電力を(低)すなわち、十分小さい所定値に制限する(図4を参照して後述する)。これは、電池が満充電となるまでにある程度長い充電時間が必要となるので、充電ケーブルの発熱が十分に抑制される充電電力に制限を行なう必要があるからである。
一方、ステップS4では、制限電力を(中)すなわち、ステップS3の制限値よりは大きいがステップS5の制限なしの通常電力よりは小さい所定値に制限する(図5を参照して後述する)。これは、電池が満充電となるまでに必要な充電時間は短時間であるので、充電ケーブルの発熱をある程度許容できるため充電時間を短縮したほうがユーザにとって便利だからである。
ステップS3〜S5のいずれかにおいて充電電力の制限値が決定されると、ステップS6において充電処理のメインルーチンに処理が戻される。
図3は、充電ケーブルの過熱が発生していない通常の充電を説明する波形図である。図4は、充電ケーブルの過熱が発生したときの残り充電時間が長い場合の充電の制限を説明する波形図である。図5は、充電ケーブルの過熱が発生したときの残り充電時間が短い場合の充電の制限を説明する波形図である。
図3〜図5の各々において、上から順に、ケーブル温度、充電電力、充電電流、電池のSOCの時間変化のグラフが示されている。
図3を参照して、ケーブル温度のハッチングで示された温度領域TRDは、ケーブルが異常発熱していると判定される温度領域である。これに対して温度領域TRAは、正常な充電時のケーブル温度の範囲を示す温度領域である。
時刻t0〜t1における電池のSOCが低い第1段階CP1では大きな電力P1で充電が行なわれ、電池のSOCが満充電を示すSOCFに近づいた(所定値SOCF0を超えた)場合には、充電の推定精度のばらつきなどによって過充電となる恐れを小さくするために、電力P1よりも抑えた電力P4で充電を行なう第2段階CP2に移行する。
なお、第1段階CP1、第2段階CP2とも充電電流が緩やかに低下しているが、充電が進行しSOCが増加すると電池電圧Vも増加するので等電力で充電すると電流はその分小さくなるからである。
また、図3では、充電電力を第1段階CP1と第2段階CP2の2段階に分けて充電したが、2段階よりも多い段階にさらに分けてもよい。
図3に示したケースでは、ケーブル温度は、時刻t0で充電が開始されると最初は温度が上昇するがすぐに飽和して安定する。ケーブル温度は温度領域TRAに収まっており、温度領域TRDに到達するおそれはない。
次に図4を参照して、残り充電時間が長い場合について説明する。時刻t10で充電が開始されると、充電を開始した後もケーブルの温度が上昇を続け、時刻t11においてしきい値THに到達する。しきい値THは、ケーブル温度が温度領域TRDに至るのを防ぐために定められているしきい値である。ここで、温度領域TRD,TRAは図3で説明したのと同じ意味の領域である。また、温度領域TRBは、発熱しているが長時間使用してもケーブルの寿命に影響を与えない温度領域を示し、温度領域TRCは、短時間であれば使用が許容されるが長時間使用するとケーブルの寿命に影響を与えるおそれがある温度領域を示す。
図中一点鎖線で示した波形は、参考例の制御が実行された場合の波形であり、図中実線で示した波形は、図2のフローチャートに従って制御が実行された本実施の形態の波形である。参考例では、車外の充電スタンドやケーブルユニットが充電の制限を実行するものである。これに対して、本実施の形態では、車外の充電スタンドやケーブルユニットが充電の制限を実行する前に、そのような制限を受けないように車両側で適切に充電電力を制限するものである。
参考例(一点鎖線)の場合には、時刻t10で充電が開始されると、時刻t12で温度領域TRDにケーブル温度が到達するまでは特に制限はされていない。したがって、時刻t12において温度領域TRDにケーブル温度が到達すると、それ以上ケーブルの温度が上昇するのを直ちに防ぐ必要がある。ケーブルが温度上昇を続けるとケーブル温度が温度領域TRDに入る時間が長くなり、ケーブルの寿命に影響を及ぼすからである。
このために、時刻t12において、充電電力を十分低めの電力P3に抑えてケーブル温度が下がるようにする。その結果、電池の充電が完了する時刻はt16である。
一方、本実施の形態(実線)の場合には、温度領域TRCと温度領域TRBの境界の温度T2よりも低いしきい値温度THを設け、ケーブル温度が温度THを超えないか監視している。このような監視の処理が図2のステップS1で行なわれている。
時刻t11において、ケーブル温度が温度THを超えると、コントローラ14は、そのときの電池のSOCに基づいて、満充電までの充電電力量を算出する。この満充電までの充電電力量を残充電量ということとする。そして図4のケースでは、必要充電電力量が所定値以上と判断され(図2のS2でYES)、時刻t12〜t13の間は制限電力(低)に相当する電力P2に充電電力が制限され充電が継続される。たとえば、時刻t11においてSOC1が判定しきい値SOCTHよりも小さければ、必要充電電力量(残充電量)が所定値以上と判断してもよい。
時刻t11〜t13の間、電力P2に対応する増加率で電池のSOCは増加する。時刻t13においてSOCが所定値SOCF0に到達すると、充電電力は、図3の第2段階CP2と同じ電力P4に制限され、電池のSOCが満充電に相当するSOCFとなるまで充電が継続される。時刻t14において電池が満充電となったことに応じて充電が停止される。
図4では、参考例と比べて、充電電力を制限する時点を早くした代わりに充電電力をP3よりも高いP2としたので、時刻t14〜t16に相当する時間だけ充電時間が短縮されている。また、ケーブル温度は寿命に影響を与えない温度領域TRBに収めることができている。
次に図5を参照して、残り充電時間が短い場合について説明する。時刻t20で充電が開始されると、ケーブルの温度が上昇を開始した後も上昇を続け、時刻t21においてしきい値THに到達する。しきい値THは、ケーブル温度が温度領域TRDに至るのを防ぐために定められているしきい値である。ここで、温度領域TRA,TRB,TRC,TRDは図3または図4で説明したのと同じ意味の領域である。
図中一点鎖線で示した波形は、参考例の制御が実行された場合の波形であり、図中実線で示した波形は、図2のフローチャートに従って制御が実行された本実施の形態の波形である。図5においても図4と同様に、参考例では、車外の充電スタンドやケーブルユニットが充電の制限を実行し、本実施の形態では、車外の充電スタンドやケーブルユニットが充電の制限を実行する前に、車両がそのような制限を受けないように適切に充電電力を制限する。
参考例(一点鎖線)の場合には、時刻t20で充電が開始されると、時刻t22で温度領域TRDにケーブル温度が到達するまでは特に制限はされていない。したがって、時刻t22において温度領域TRDにケーブル温度が到達すると、それ以上ケーブルの温度が上昇するのを直ちに防ぐ必要がある。ケーブルが温度上昇を続けるとケーブル温度が温度領域TRDに入る時間が長くなり、ケーブルの寿命に影響を及ぼすからである。
このために、時刻t22において、充電電力を十分低めの電力P3に抑えてケーブル温度が下がるようにする。その結果、電池の充電が完了する時刻はt26である。
一方、本実施の形態(実線)の場合には、温度領域TRCと温度領域TRBの境界の温度T2よりも低いしきい値温度THを設け、ケーブル温度が温度THを超えないか監視している。このような監視の処理が図2のステップS1で行なわれている。
時刻t21において、ケーブル温度が温度THを超えると、コントローラ14は、そのときの電池のSOCに基づいて、満充電までの充電電力量を算出する。そして図5のケースでは必要充電電力量が所定値未満であると判断され(図2のS2でNO)、時刻t22〜t23の間は制限電力(中)に相当する電力P2Aに充電電力が制限され充電が継続される。たとえば、時刻t21においてSOC2が判定しきい値SOCTHよりも大きければ、必要充電電力量が所定値未満と判断してもよい。
時刻t21〜t23の間、電力P2Aに対応する増加率で電池のSOCは増加する。時刻t23においてSOCが所定値SOCF0に到達すると、充電電力は、図3の第2段階CP2と同じ電力P4に制限され、電池のSOCが満充電に相当するSOCFとなるまで充電が継続される。時刻t24において電池が満充電となったことに応じて充電が停止される。
図4では、参考例と比べて、充電電力を制限する時点を早くした代わりに充電電力をP3およびP2よりも高いP2Aとしたので、時刻t24〜t26に相当する時間だけ充電時間が短縮されている。また、ケーブル温度は寿命に影響を与えない温度領域TRBより高くなっているが、短時間であれば寿命に影響を与えない温度領域TRCに収めることができている。したがって、図3に示す制限が行なわれた場合よりも、充電時間をさらに短くすることができる。
以上説明した実施の形態について総括する。図1を参照して、本実施の形態に開示される車両の電源装置は、車両外部から電力を受ける充電器13と、充電器13から電力を受けて充電可能な電池12と、充電器13を制御するコントローラ14とを備える。コントローラ14は、図2に示した処理を実行することによって、充電器13による充電開始から充電完了までの間、車両外部の充電スタンド2または充電ケーブルユニット3が耐熱温度を超えるおそれがあるか否かを示す情報(温度Tp,Tc)を車両外部から受信し、充電スタンド2または充電ケーブルユニット3が耐熱温度を超えるおそれがある場合には、電池12に必要な残充電量に基づいて充電器13の充電電力を制限する。なお、残充電量は、満充電となるまでに必要な充電量であるが、満充電に至らなくても充電が予定通り終了するまでに充電される充電量であってもよい。
上記の構成によれば、車外の充電ケーブルまたは電源供給装置が過熱しないように監視しながら可能な範囲で充電時間を短縮することができるので、ユーザにとって利便性が向上する。
好ましくは、充電スタンド2または充電ケーブルユニット3が耐熱温度を超えるおそれがない場合には、図3に示すように、コントローラ14は、充電状態SOCが満充電に近いSOCF0になるまでは、電力P1で充電を充電器13に実行させ、充電状態SOCがSOCF0を超えると電力P4に充電電力を制限して充電を充電器13に実行させる。充電スタンド2または充電ケーブルユニット3が耐熱温度を超えるおそれがある場合には、コントローラ14は、その時点の充電状態SOCに基づいて電力P1よりも制限した電力P2(図4)または電力P2A(図5)で充電器13に充電を継続させる。
なお、図4、図5に示した例においては、P1>P2A>P2>P4となるように各電力が定められており、P2Aは温度領域TRCに対応するように設定され、P2は温度領域TRBに対応するように設定されている。
上記の構成によれば、ケーブルの寿命に影響を与えない範囲に合わせて、充電時間を短縮させることができる。
また、車両外部から車両に送信される「耐熱温度を超えるおそれがあるか否かを示す情報」には、図4、図5の温度TH、温度領域TRA,TRB,TRC,TRDの境界温度などを含んでいてもよい。この場合、車外で充電電力の制限がされる前に、コントローラ14が、受信した情報に基づき車外のケーブルや充電スタンドの耐熱温度に合わせるように、車両側で充電電力の制限を適切に行なうことが容易となる。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 充電スタンド、3 充電ケーブルユニット、10 車両、11 駆動装置、12 電池、13 充電器、14 コントローラ、15 インレット、21,31 温度センサ。
Claims (1)
- 車両外部から電力を受ける充電器と、
前記充電器から電力を受けて充電可能な蓄電装置と、
前記充電器を制御する制御装置とを備え、
前記制御装置は、前記充電器による充電開始から充電完了までの間、車両外部の電源供給装置または充電ケーブルが耐熱温度を超えるおそれがあるか否かを示す情報を車両外部から受信し、前記電源供給装置または前記充電ケーブルが耐熱温度を超えるおそれがある場合には、前記蓄電装置に必要な残充電量に基づいて前記充電器の充電電力を制限する、車両の電源装置。
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