JP2015232866A - 経路生成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】経路を生成できる経路生成装置を提供すること。
【解決手段】物標を右側の物標と左側の物標とに分類する物標分類手段(9)と、リスクポテンシャルマップMRを、正の数値で表され、リスクポテンシャルが高いほど絶対値が大きくなるように作成する右側物標リスクポテンシャルマップ作成手段(11)と、リスクポテンシャルマップMLを、リスクポテンシャル負の数値で表され、リスクポテンシャルが高いほど数値の絶対値が大きくなるように作成する左側物標リスクポテンシャルマップ作成手段(11)と、総合リスクポテンシャルマップを作成する総合リスクポテンシャルマップ作成手段(11)と、前記総合ポテンシャルマップにおいてリスクポテンシャルが予め設定された値となる経路を生成する経路生成手段(13)とを備える経路生成装置(1)。
【選択図】図1

Description

本発明は車両の経路を生成する経路生成装置に関する。
他車両に対する自車両のリスクポテンシャルマップを算出し、そのリスクポテンシャルマップを用いて自車両の運転支援を行う技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2012−148747号公報
自車両の安全な経路を生成する方法として、リスクポテンシャルマップにおいて、リスクポテンシャルが低い点を結ぶ経路を生成する方法が考えられる。このような経路を生成する具体的な方法として、リスクポテンシャルマップ上のある点におけるリスクポテンシャルの勾配を算出し、その勾配を下って、リスクポテンシャルが一層低くなるような次の点を探索するというプロセスを繰り返し、リスクポテンシャルが最小である点を発見する方法が挙げられる。
このとき、現在の自車両の位置から目標地点までリスクポテンシャルを低くする勾配を持たせ、障害物や走行を禁止するような箇所のリスクポテンシャルを大きくすることにより、障害物等を回避しながら目標地点まで到達する経路を生成する。
しかしながら、リスクポテンシャルマップには、リスクポテンシャルが極小ではあるが最小ではない点(局所解)が存在するため、そのような点に到達すると、それ以降の探索を行うことができず、結局、最適な経路を生成することができない。
本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、上記の課題を解決できる経路生成装置を提供することを目的とする。
本発明の経路生成装置は、自車両の周囲に存在する物標を検出する物標検出手段と、自車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、前記走行状態に基づき、前記物標検出手段で検出した前記物標を自車両の右側の物標と左側の物標とに分類する物標分類手段と、前記右側の物標に対する自車両のリスクポテンシャルマップMRを、リスクポテンシャルが正負のうちの一方の数値で表され、リスクポテンシャルが高いほど数値の絶対値が大きくなるように作成する右側物標リスクポテンシャルマップ作成手段と、前記左側の物標に対する自車両のリスクポテンシャルマップMLを、リスクポテンシャルが正負のうちの前記一方とは反対の数値で表され、リスクポテンシャルが高いほど数値の絶対値が大きくなるように作成する左側物標リスクポテンシャルマップ作成手段と、前記リスクポテンシャルマップMRと前記リスクポテンシャルマップMLとを総合し、総合リスクポテンシャルマップを作成する総合リスクポテンシャルマップ作成手段と、前記総合ポテンシャルマップにおいてリスクポテンシャルが予め設定された値となる経路を生成する経路生成手段とを備える。
本発明の経路生成装置は、上記の総合リスクポテンシャルマップを用いることにより、リスクポテンシャルが予め設定された値となる経路を確実に生成することができる。
経路生成装置1の構成を表すブロック図である。 経路生成装置1が実行する処理を表すフローチャートである。 図3Aは、自車両101とその周囲の環境を表す鳥瞰図であり、図3Bは、左側の車線107についてのリスクポテンシャルマップMLを表す説明図であり、図3Cは、右側の車線109についてのリスクポテンシャルマップMRを表す説明図であり、図3Dは、総合リスクポテンシャルマップを表す説明図である。 図4Aは、自車両101とその周囲の環境を表す鳥瞰図であり、図4Bは、停止車両111についてのリスクポテンシャルマップMLを表す説明図であり、図4Cは、左側の車線107についてのリスクポテンシャルマップMLを表す説明図であり、図4Dは、右側の車線109についてのリスクポテンシャルマップMRを表す説明図であり、図4Eは、総合リスクポテンシャルマップを表す説明図である。 図5Aは自車両101とその周囲の環境を表す鳥瞰図であり、図5Bは右側の車線109のリスクポテンシャルマップMRを表す説明図であり、図5Cは左側の車線107のリスクポテンシャルマップMLを表す説明図であり、図5Dは障害物117の単純増加するリスクポテンシャルマップMLを表す説明図であり、図5Eは総合リスクポテンシャルマップを表す説明図である。 図6Aは自車両101とその周囲の環境を表す鳥瞰図であり、図6Bは右側の車線109のリスクポテンシャルマップMRを表す説明図であり、図6Cは左側の車線107のリスクポテンシャルマップMLを表す説明図であり、図6Dは障害物117の単純増加するものではないリスクポテンシャルマップMLを表す説明図であり、図6Eは総合リスクポテンシャルマップを表す説明図である。 経路生成装置1の構成を表すブロック図である。 経路生成装置1が実行する処理を表すフローチャートである。 図9A及び図9Bは、物標の状態に応じてリスクポテンシャルマップを補正する方法を表す説明図である。 図10Aは死角の例を表す説明図であり、図10Bは死角に応じてリスクポテンシャルマップを補正する方法を表す説明図である。 変化量ΔPを算出する方法を表す説明図である。 変化量ΔP、ΔPを算出する方法を表す説明図である。
本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
<第1の実施形態>
1.経路生成装置1の構成
経路生成装置1の構成を図1に基づき説明する。経路生成装置1は車両に搭載される車載装置である。以下では、経路生成装置1を搭載した車両を自車両とする。経路生成装置1は、図1に示すように、物標検出部3、走行状態検出部5、及び演算部7を備える。
物標検出部3は、カメラ、ミリ波レーダ、レーザレーダ、及びソナーを備え、自車両の周囲に存在する各種物標を検出できる。また、物標検出部3は、物標と自車両との距離、及び自車両を基準とした物標の方位を算出できる。さらに、物標検出部3は、物標の種類、物標の速度を判断できる。
物標検出部3により検出可能な物標には、自車両のリスクに関連するものが広く含まれる。物標としては、例えば、車線境界線(車線、破線等)、他の車両(停止車両、先行車両、後続車両、並走車両、反対車線を走行中の車両等)、道路上又はその近傍の障害物(可動物又は固定物)、人等が挙げられる。なお、車線境界線は、それから自車両が逸脱するリスクに関連する。また、他の車両、障害物、人等は、それらと自車両とが衝突するリスクに関連する。
車線境界線は、物標検出部3が備えるカメラを用いて検出できる。すなわち、車線境界線が含まれる範囲の画像をカメラで撮影し、その画像において輝度が急変するエッジ点(車線境界線のエッジに対応)を抽出し、エッジ点を通る近似線を引くことで、車線境界線を検出できる。
また、他の車両、障害物、人は、物標検出部3が備えるミリ波レーダ、レーザレーダ、及びソナーのうちのいずれかで検出できる。また、他の車両、障害物、人が含まれる範囲の画像を物標検出部3が備えるカメラで撮影し、画像認識により他の車両、障害物、人を検出してもよい。
走行状態検出部5は、GPS、車速センサ、加速度センサ、ヨーレートセンサ、操舵角センサ、及びウインカーセンサ等を備えており、自車両の走行状態を検出する。すなわち、走行状態検出部5は、GPSにより、自車両の位置を検出し、車速センサにより自車両の車速を検出し、加速度センサにより自車両の加速度を検出し、ヨーレートセンサにより自車両のヨーレートを検出し、操舵角センサにより自車両の操舵角を検出し、ウインカーセンサにより、ウインカーの表示状態(ウインカーを表示しているか否か、表示している場合は左右のどちらの表示をしているか)を検出する。
演算部7は、CPU、RAM、ROM等を備える周知のコンピュータであり、物標検出部3及び走行状態検出部5で取得した情報に基づき、後述する処理を実行し、自車両の経路を生成する。演算部7は、機能的に、物標分類部9、リスクポテンシャルマップ作成部11、及び経路生成部13を備える。
なお、自車両は、経路生成装置1が生成した経路上を自車両が走行できるようにアシストする機構(図示略)を備えている。すなわち、自車両は、アクセル操作、ブレーキ操作、ハンドル操作等をアシストすることで、経路生成装置1が生成した経路上を自車両が走行するように誘導する。
2.経路生成装置1が実行する処理
自車両の走行中、経路生成装置1(特に演算部7)が所定時間ごとに繰り返し実行する処理を図2〜図4に基づき説明する。
図2のステップ1では、物標検出部3を用いて、自車両の周囲に存在する物標を検出する。
ステップ2では、走行状態検出部5を用いて、自車両の走行状態を検出する。すなわち、GPSや物標検出部3で検出された物標位置情報を用いて自車両の位置を検出する。また、自車両の位置の経時的な変化、ヨーレートセンサ、操舵角センサ、及びウインカーセンサの検出結果を用いて、今後の自車両の進行方向を予測する。
ステップ3では、物標分類部9が、前記ステップ1で検出した物標を、前記ステップ2で検出した自車両の走行状態に基づき、自車両の右側の物標と、自車両の左側の物標とに分類する。具体的には、以下のように行う。
まず、前記ステップ2で検出した、自車両の位置と、自車両の進行方向を特定する。次に、図3A、図4Aに示すように、自車両101の位置を起点とし、その進行方向に延びる基準線103を設定する。自車両101から見て、前記ステップ1で検出した物標のうち、基準線103より右側にある物標は、自車両の右側の物標とし、基準線103よりも左側にある物標は、自車両の左側の物標とする。なお、以下では、自車両の右側の物標を右側物標と称し、自車両の左側の物標を左側物標と称する。
例えば、図3Aに示す例において、自車両101が走行中の走行路105における左側の車線107は左側物標であり、右側の車線109は右側物標である。
また、図4Aに示す例において、左側の車線107、及び走行路105の左側に存在する停止車両111は左側物標であり、右側の車線109は右側物標である。
ステップ4では、リスクポテンシャルマップ作成部11が、左側物標のそれぞれについて、リスクポテンシャルマップMLを作成する。リスクポテンシャルマップMLとは、2次元座標系において、左側物標に対する自車両のリスクをマップ化したものである。例えば、図3A、図4Aの例において、走行路105の進行方向をx軸とし、それに直交する方向をy軸とした場合、x−y平面における任意の点での、左側物標に対する自車両のリスクを規定するものがリスクポテンシャルマップMLである。
リスクポテンシャルマップMLでは、リスクポテンシャルが負の値で表され、リスクポテンシャルが高いほど数値の絶対値が大きくなる。リスクポテンシャルマップMLの例を図3B、図4B、図4Cに示す。これらのリスクポテンシャルマップMLは、いずれも、y軸に平行な直線上のものである。
リスクポテンシャルマップMLは、左側物標の種類、速度、存在確率等ごとに予め設定されたルール(例えば、自車両から左側物標までの距離とリスクポテンシャルの大きさとの関係を定めたルール)に従い作成することができる。
図3Bは、図3Aの例における、左側の車線107についてのリスクポテンシャルマップMLを表す。リスクポテンシャルは、左側の車線107上、及びその左側において最大となり(負の値であるリスクポテンシャルの絶対値が最大となり)、左側の車線107から右側に移動するにつれて徐々に小さくなる(負の値であるリスクポテンシャルの絶対値が小さくなり、0に近づく)。
図4Bは、図4Aの例における、停止車両111についてのリスクポテンシャルマップMLを表す。リスクポテンシャルは、停止車両111上、及びその左側において最大となり(負の値であるリスクポテンシャルの絶対値が最大となり)、停止車両111から右側に移動するにつれて徐々に小さくなる(負の値であるリスクポテンシャルの絶対値が小さくなり、0に近づく)。
図4Cは、図4Aの例における、左側の車線107についてのリスクポテンシャルマップMLを表す。リスクポテンシャルは、左側の車線107上、及びその左側において最大となり(負の値であるリスクポテンシャルの絶対値が最大となり)、左側の車線107から右側に移動するにつれて徐々に小さくなる(負の値であるリスクポテンシャルの絶対値が小さくなり、0に近づく)。
ステップ5では、リスクポテンシャルマップ作成部11が、右側物標のそれぞれについて、リスクポテンシャルマップMRを作成する。リスクポテンシャルマップMRとは、2次元座標系において、右側物標に対する自車両のリスクをマップ化したものである。例えば、図3A、図4Aの例において、x−y平面における任意の点での、右側物標に対する自車両のリスクを規定するものがリスクポテンシャルマップMRである。
リスクポテンシャルマップMRでは、リスクポテンシャルが正の値で表され、リスクポテンシャルが高いほど数値の絶対値が大きくなる。リスクポテンシャルマップMRの例を図3C、図4Dに示す。これらのこのリスクポテンシャルマップMRは、いずれも、y軸に平行な直線上のものである。
リスクポテンシャルマップMRは、右側物標の種類、速度、存在確率等ごとに予め設定されたルール(例えば、自車両から右側物標までの距離とリスクポテンシャルの大きさとの関係を定めたルール)に従い作成することができる。
図3Cは、図3Aの例における、右側の車線109についてのリスクポテンシャルマップMRを表す。また、図4Dは、図4Aの例における、右側の車線109についてのリスクポテンシャルマップMRを表す。
いずれにおいても、リスクポテンシャルは、右側の車線109上、及びその右側において最大となり(正の値であるリスクポテンシャルの絶対値が最大となり)、右側の車線109から左側に移動するにつれて徐々に小さくなる(正の値であるリスクポテンシャルの絶対値が小さくなり、0に近づく)。
ステップ6では、リスクポテンシャルマップ作成部11が、前記ステップ4で作成したリスクポテンシャルマップMLと、前記ステップ5で作成したリスクポテンシャルマップMRとを総合し、総合リスクポテンシャルマップを作成する。リスクポテンシャルマップMLが複数ある場合はその全てを総合する。また、リスクポテンシャルマップMRが複数ある場合はその全てを総合する。
総合リスクポテンシャルマップにおける任意の点でのリスクポテンシャルは、総合した全てのリスクポテンシャルマップMR及び全てのリスクポテンシャルマップMLにおける同じ点でのリスクポテンシャルの総和となる。
例えば、n個(nは0以上の整数)のリスクポテンシャルマップMLと、m個(mは0以上の整数)のリスクポテンシャルマップMRとを総合し、総合リスクポテンシャルマップを作成したとする。そして、x軸、y軸からなる2次元座標系において、総合リスクポテンシャルマップの任意の座標(x、y)におけるリスクポテンシャルをRaとする。また、n個のリスクポテンシャルマップMLにおける同じ座標でのリスクポテンシャルを、それぞれ、Rl1、Rl2、Rl3・・・Rlnとし、m個のリスクポテンシャルマップMRにおける同じ座標でのリスクポテンシャルを、それぞれ、Rr1、Rr2、Rr3・・・Rrmとする。なお、Rl1、Rl2、Rl3・・・Rlnは負の値であり、Rr1、Rr2、Rr3・・・Rrmは正の値である。
この場合、総合リスクポテンシャルマップの任意の座標(x、y)におけるリスクポテンシャルRaは、以下の式(1)で表される。
式(1):Ra=Rl1+Rl2+Rl3・・・+Rln+Rr1+Rr2+Rr3・・・+Rrm
図3Aの例における総合リスクポテンシャルマップを図3Dに示す。この総合リスクポテンシャルマップは、y軸に平行な直線上のものである。総合リスクポテンシャルマップにおけるリスクポテンシャルは、走行路105の中央で0であり、中央から右では正の値であり、中央から左では負の値である。また、リスクポテンシャルの絶対値は、中央から離れるほど大きくなり、左側の車線107及び右側の車線109で最大となっている。
また、図4Aの例における総合リスクポテンシャルマップを図4Eに示す。この総合リスクポテンシャルマップは、y軸に平行な直線上のものである。総合リスクポテンシャルマップにおけるリスクポテンシャルは、走行路105の中央より右側の位置で0であり、その位置から右では正の値であり、その位置から左では負の値である。また、リスクポテンシャルの絶対値は、リスクポテンシャルが0の位置から離れるほど大きくなり、左側の車線107、停止車両111、及び右側の車線109で最大となっている。なお、図3Aの例に比べ、図4Aの例で、リスクポテンシャルが0となる位置が右寄りである理由は、総合するリスクポテンシャルマップの中に、停止車両111のリスクポテンシャルマップMLが含まれるためである。
ステップ7では、経路生成部13が、総合リスクポテンシャルマップにおいて、リスクポテンシャルが一定の値となる点を結び、それを自車両が走行する経路とする。その一定値は、例えば、0とすることができる。この場合、生成する経路は、リスクポテンシャルが0である座標を結ぶ経路となる。
図3A、図4Aに、それぞれ、リスクポテンシャルが0である座標を結ぶ経路113を示す。図4Aにおける経路113は、停止車両111が存在する影響により、停止車両111の周囲で湾曲している。
また、経路生成部13が生成する経路は、総合リスクポテンシャルマップにおいて、リスクポテンシャルが0ではない一定値である座標を結ぶ経路であってもよい。図3A、図4Aに、それぞれ、リスクポテンシャルが−ΔR(負の値)である座標を結ぶ経路115を示す。図3A、図4Aのいずれの例においても、経路115は、経路113に比べて、左側にオフセットされている。−ΔRの大きさを変更すれば、経路115と経路113とのy軸方向における距離(オフセット量)も変化する。
経路の生成に用いる前記一定の値は、予め自車両の乗員が設定することができる。あるいは、自車両の走行状態や周囲の環境に応じて演算部7が設定してもよい。
3.経路生成装置1が奏する効果
(1A)経路生成装置1は、総合リスクポテンシャルマップにおいて、リスクポテンシャルが一定の値となる点を結ぶことで、確実に経路を生成することができる。
(1B)経路生成装置1は、リスクポテンシャルが−ΔRである座標を結ぶ経路を生成することで、オフセット量を生じさせることができる。すなわち、経路生成装置1は、リスクポテンシャルが0となる経路から左右のうちのいずれか一方にオフセットされた経路を生成することができる。
<第2の実施形態>
1.経路生成装置1の構成
本実施形態における経路生成装置1の構成は、基本的には前記第1の実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。図7に示すように、経路生成装置1は、物標検出部3、走行状態検出部5、及び演算部7を備える。
演算部7は、物標分類部9、リスクポテンシャルマップ作成部11、及び経路生成部13に加え、経路上変化量算出部15、左右変化量算出部17、上限値設定部19、及び制動力設定部21を備える。また、リスクポテンシャルマップ作成部11は、その一部として補正部23を備える。これらが実行する処理については後述する。
2.経路生成装置1が実行する処理
自車両の走行中、経路生成装置1(特に演算部7)が所定時間ごとに繰り返し実行する処理を図8〜図12に基づき説明する。
図8のステップ11では、前記第1の実施形態におけるステップ1と同様に、物標を検出する。
ステップ12では、物標分類部9が、前記ステップ11で検出した物標の状態を検出する。物標の状態としては、(a)その物標が“衝突を避ける必要があるもの”であることの確からしさ、(b)物標が“移動する性質を有するもの”であるか否か、(c)物標の移動方向と移動速度が挙げられる。
“衝突を避ける必要があるもの”は、自車両と衝突する可能性があるものである。“衝突を避ける必要があるもの”としては、例えば、他の車両、人、構造物(電柱、フェンス、障害物等)があり、“衝突を避ける必要があるもの”以外のものとしては、例えば、道路上の表示(白線の表示、横断歩道の表示、制限速度の表示等)、道路上の影等が挙げられる。“衝突を避ける必要があるもの”であることの確からしさは、物標検出部3が備えるカメラ、ミリ波レーダ、レーザレーダ、ソナーの検出結果から、周知の方法で判断できる。
“移動する性質を有するもの”としては、例えば、他の車両、人等が挙げられる。“移動する性質を有するもの”以外のものとしては、例えば、一定の位置に固定された構造物が挙げられる。“移動する性質を有するもの”であるか否かは、物標検出部3が備えるカメラ、ミリ波レーダ、レーザレーダ、ソナーの検出結果から、周知の方法で判断できる。
物標の移動方向と移動速度は、カメラ、ミリ波レーダ、レーザレーダ、ソナーを用いて所定時間ごとに繰り返し取得した物標の位置の変化から算出することができる。
ステップ13では、物標分類部9が、自車両の前方に存在する死角を検出する。死角としては、例えば、図10Aに示すように自車両101の前方に存在する交差点119に接続する道路121の領域等が挙げられる。死角は、物標検出部3が備えるカメラ、ミリ波レーダ、レーザレーダ、ソナーの検出結果から取得できる。
図8に戻り、ステップ14では、前記第1の実施形態におけるステップ2と同様に、自車両の走行状態を検出する。
ステップ15では、前記第1の実施形態におけるステップ3と同様に、物標を分類する。
ステップ16では、まず、前記第1の実施形態のステップ4と同様に、リスクポテンシャルマップMLを作成する。次に、補正部23が、そのリスクポテンシャルマップMLを、前記ステップ12で検出した物標の状態と、前記ステップ13で検出した死角とに応じて補正する。補正は以下のように行う。
物標が“衝突を避ける必要があるもの”である確からしさが高ければ、その物標に関するリスクポテンシャルマップMLを、図9Aにおける実線で示すように、頂点が高く、急峻な形状とする。一方、“衝突を避ける必要があるもの”である確からしさが低ければ、その物標に関するリスクポテンシャルマップMLを、図9Aにおける破線で示すように、頂点が低く、なだらかな形状とする。
また、物標が、“移動する性質を有するもの”でなければ、その物標に関するリスクポテンシャルマップMLを、図9Aにおける実線で示すように、頂点が高く、急峻な形状とする。一方、“移動する性質を有するもの”であれば、その物標に関するリスクポテンシャルマップMLを、図9Aにおける破線で示すように、頂点が低く、なだらかな形状とする。
また、物標の移動方向と移動速度とを検出した場合、図9Bに示すように、その物標に関するリスクポテンシャルマップMLを、物標の移動方向に、物標の移動速度に対応する量だけずらす。
また、前記ステップ13で死角を検出した場合、図10Bに示すように、その死角の位置において、リスクポテンシャルマップMLをΔdだけ増加させる。Δdは固定値であってもよいし、死角までの距離や死角の方位に応じて変化する値であってもよい。
なお、本ステップで作成するリスクポテンシャルマップMLは、自車両がt秒後に到達すると予測される位置でのリスクポテンシャルマップMLである。自車両がt秒後に到達すると予測される位置は、その時点における自車両の速度v(m/s)とtとを乗算した値だけ、自車両の前方にある位置である。
ステップ17では、まず、前記第1の実施形態のステップ5と同様に、リスクポテンシャルマップMRを作成する。次に、補正部23が、そのリスクポテンシャルマップMRを、前記ステップ12で検出した物標の状態と、前記ステップ13で検出した死角とに応じて補正する。補正の方法は前記ステップ16と同様である。
なお、本ステップで作成するリスクポテンシャルマップMRも、自車両がt秒後に到達すると予測される位置でのリスクポテンシャルマップMRである。
ステップ18では、リスクポテンシャルマップ作成部11が、前記ステップ16で作成したリスクポテンシャルマップMLと、前記ステップ17で作成したリスクポテンシャルマップMRとを総合し、総合リスクポテンシャルマップを作成する。
なお、上述したように、リスクポテンシャルマップML、及びリスクポテンシャルマップMRは、自車両がt秒後に到達すると予測される位置に対応するから、総合リスクポテンシャルマップも、自車両がt秒後に到達すると予測される位置での総合リスクポテンシャルマップである。
ステップ19では、前記第1の実施形態におけるステップ7と同様に、経路を生成する。
ステップ20では、経路上変化量算出部15が、総合リスクポテンシャルマップにおいて、経路を含む範囲でのリスクポテンシャルの変化量を算出する。このことを図11に基づき説明する。総合リスクポテンシャルマップにおいて、経路115を中心とし、幅がWである範囲118を設定する。次に、その範囲118の右端119における総合リスクポテンシャルと、左端121における総合リスクポテンシャルとの変化量(差の絶対値)ΔPを算出する。なお、幅Wは自車両の車幅に応じて設定され、自車両の車幅が大きいほど、Wの値は大きい。
ステップ21では、左右変化量算出部17が、総合リスクポテンシャルマップにおいて、経路の左右それぞれでリスクポテンシャルの変化量を算出する。このことを図12に基づき説明する。総合リスクポテンシャルマップにおいて、経路115の右側に、一定の幅の範囲123を設定する。次に、範囲123の右端125における総合リスクポテンシャルと、左端127における総合リスクポテンシャルとの変化量(差の絶対値)ΔPを算出する。
また、総合リスクポテンシャルマップにおいて、経路115の左側に、一定の幅の範囲129を設定する。次に、範囲129の右端131における総合リスクポテンシャルと、左端133における総合リスクポテンシャルとの変化量(差の絶対値)ΔPを算出する。
ステップ22では、上限値設定部19が、前記ステップ20で算出した変化量ΔPの大きさに応じて、自車両の車速における上限値を設定する。具体的には、変化量ΔPが大きいほど、自車両の車速における上限値を低く設定する。
なお、自車両の車速における上限値を設定した場合、自車両の車速はその上限値以下に制限される。
ステップ23では、制動力設定部23が、前記ステップ21で算出したΔP、ΔPのうち、小さい側の車輪における制動力を、反対側よりも大きく設定する。例えば、ΔPがΔPより小さい場合、自車両の右側の車輪の制動力を、左側の車輪の制動力より大きく設定する。また、ΔPがΔPより大きい場合、自車両の左側の車輪の制動力を、右側の車輪の制動力より大きく設定する。自車両のドライバがブレーキ操作を行ったとき、自車両における左右の車輪に、本ステップ23で設定した制動力が働く。
(2A)リスクを生じさせる物標が経路に近いほど、前記ステップ20で算出した変化量ΔPは大きくなる。経路生成装置1は、変化量ΔPが大きいほど、自車両の車速における上限値を低く設定する。そのため、経路生成装置1によれば、リスクを生じさせる物標が経路に近いほど、自車両の車速における上限値を低く設定することができる。その結果、自車両の安全性が一層向上する。
(2B)経路生成装置1は、自車両の車幅が大きいほど、幅Wを大きくする。そのため、自車両の車幅に応じて、適切に変化量ΔPを算出することができる。
(2C)経路の右側にリスクを生じさせる物標が存在する場合、ΔPはΔPより大きくなる。このとき、経路生成装置1は、左側の車輪における制動力を右側よりも大きく設定し、自車両が左に曲がりやすくする。その結果、経路の右側に存在する物標と自車両とが衝突する可能性を小さくすることができる。
また、経路の左側にリスクを生じさせる物標が存在する場合、ΔPはΔPより大きくなる。このとき、経路生成装置1は、右側の車輪における制動力を左側より大きく設定し、自車両が右に曲がりやすくする。その結果、経路の左側に存在する物標と自車両とが衝突する可能性を小さくすることができる。
(2D)経路生成装置1は、物標の状態、又は自車両にとっての死角に応じてリスクポテンシャルマップMR及びリスクポテンシャルマップMLを補正する。そのため、一層適切な総合リスクポテンシャルマップを作成することができる。
(2E)経路生成装置1は、自車両がt秒後に到達すると予測される位置での総合リスクポテンシャルマップを作成し、その総合リスクポテンシャルマップに基づき、自車両の車速における上限値を設定する。そのため、自車両が総合リスクポテンシャルマップに対応する地点に達するまでに、上限値以下に減速することが容易である。
<その他の実施形態>
(1)経路生成装置1は、先行車両、後続車両、並走車両、反対車線を走行中の車両、道路上又はその近傍の障害物、人等を物標として検出してもよい。この場合、これらの物標を左側物標、右側物標に分類し、それぞれについて、リスクポテンシャルマップML、リスクポテンシャルマップMRを作成することができる。
(2)前記第1、第2の実施形態の場合とは逆に、リスクポテンシャルマップMLでは、リスクポテンシャルが正の値で表され、リスクポテンシャルが高いほど数値の絶対値が大きくなってもよい。また、リスクポテンシャルマップMRでは、リスクポテンシャルが負の値で表され、リスクポテンシャルが高いほど数値の絶対値が大きくなってもよい。
(3)前記第1、第2の実施形態において、生成する経路は、総合リスクポテンシャルマップにおいてリスクポテンシャルがΔR(正の値)である座標を結ぶ経路であってもよい。この場合、生成する経路は、リスクポテンシャルが0ある座標を結ぶ経路よりも右側にオフセットされる。
(4)前記第1、第2の実施形態において、リスクポテンシャルマップML、リスクポテンシャルマップMR、総合リスクポテンシャルマップは、y軸に関する1次元座標系でのマップであってもよい。この場合、経路生成装置1は、1次元座標系において、リスクが一定の値(0又は0以外の数値)である点を生成することができる。
(5)前記第1、第2の実施形態において、リスクポテンシャルが一定値である経路が複数存在する場合、それら複数の経路を接続する補助経路を生成することができる。また、複数の経路のうち、一部を選択して用いてもよい。
(6)前記第1、第2の実施形態において、物標分類部9における、自車両の右側の物標と、自車両の左側の物標との分類は、前回の演算にて算出された経路113を基準とし、前記ステップ1で検出した物標のうち、経路113より右側にある物標は、自車両の右側の物標とし、経路113よりも左側にある物標は、自車両の左側の物標としてもよい。
(7)前記第1、第2の実施形態において、総合リスクポテンシャルマップの任意の座標(x、y)におけるリスクポテンシャルRaは、以下の式(2)で表されるように、左側物標と右側物標のなかでそれぞれ一番リスクポテンシャルの絶対値が大きいものに対して差分をとるようなものとしてもよい。
式(2):Ra=max(abs(Rl1,Rl2,Rl3,・・・,Rln))−max(abs(Rr1+Rr2+Rr3・・・+Rrm) )
(8)リスクポテンシャルマップMRが正の数値で表され、リスクポテンシャルマップMLが負の値で表される場合、リスクポテンシャルマップMR及びリスクポテンシャルマップMLは、例えば、自車両の進行方向又は目標経路に直交する方向において、自車両から見て左から右に進むにつれてリスクポテンシャルが単純増加するものとすることができる。
この場合、総合リスクポテンシャルマップが、自車両の進行方向又は目標経路に直交する方向において、一意の解を持ち、物標位置や左右の認識結果が複雑になっても、自車両の位置から目標地点までの連続した目標経路を生成することができる。
例えば、図5Aに示すように、自車両101が走行中の走行路105において、自車両101よりも右側に障害物117が存在し、その障害物117を左側物標と認識し、障害物117の右側を走行する事例を想定する。自車両101は走行路105の中央119を走行している。
図5B、図5C、図5Dはそれぞれ、右側の車線109のリスクポテンシャルマップMR、左側の車線107のリスクポテンシャルマップML、障害物117のリスクポテンシャルマップMLを表す。これらのリスクポテンシャルマップは、いずれも、自車両101から見て左から右に進むにつれて単純増加するものである。
図5Eに、上記のリスクポテンシャルマップを総合した総合リスクポテンシャルマップを示す。この総合リスクポテンシャルマップによれば、1つの解(図5Eにおける×印)を得ることができる。
また、図6Aに示す事例は、図5Aに示す事例と同じであり、自車両101が走行中の走行路105において、自車両101よりも右側に障害物117が存在し、障害物117を左側物標と認識し、障害物117の右側を走行する場合である。
図6B、図6C、図6Dはそれぞれ、右側の車線109のリスクポテンシャルマップMR、左側の車線107のリスクポテンシャルマップML、障害物117のリスクポテンシャルマップMLを表す。ここで、障害物117のリスクポテンシャルマップMLは、自車両101から見て左から右に進むにつれて単純増加するものではない。
図6Eに、上記のリスクポテンシャルマップを総合した総合リスクポテンシャルマップを示す。この総合リスクポテンシャルマップでは、複数の解(図6Eにおける×印)が存在する。
また、リスクポテンシャルマップMRが負の数値で表され、リスクポテンシャルマップMLが正の値で表される場合、リスクポテンシャルマップMR及びリスクポテンシャルマップMLは、自車両の進行方向又は目標経路に直交する方向において、自車両から見て左から右に進むにつれてリスクポテンシャルが単純減少するものとすることができる。
この場合も、総合リスクポテンシャルマップが、自車両の進行方向又は目標経路に直交する方向において、一意の解を持ち、物標位置や左右の認識結果が複雑になっても、自車両の位置から目標地点までの連続した目標経路を生成することができる。
(9)前記第2の実施形態において、変化量ΔPを算出する方法は他の方法であってもよい。例えば、総合リスクポテンシャルマップにおいて、経路上の微分値を算出し、その微分値の絶対値を変化量ΔPとしてもよい。
(10)前記第2の実施形態において、幅Wは、車幅によらず一定であってもよい。
(11)前記第2の実施形態において、変化量ΔPの大きさに応じて、自車両の車速における上限値を設定する方法は適宜設定できる。例えば、自車両の車速における上限値を、変化量ΔPの大きさに反比例させることができる。また、変化量ΔPが大きくなるにつれて、段階的に、自車両の車速における上限値を低下させることができる。また、変化量ΔPの大きさが所定の閾値に達するまでは、自車両の車速における上限値を設定せず、その閾値を超えれば、上限値を設定することができる。
(12)前記第1、第2の実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合させたりしてもよい。また、前記第1、第2の実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、前記第1、第2の実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、いずれかの実施形態の構成の少なくとも一部を、他の実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
(13)上述した経路生成装置の他、当該経路生成装置を構成要素とするシステム、当該経路生成装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した媒体、経路生成方法等、種々の形態で本発明を実現することもできる。
1…経路生成装置、3…物標検出部、5…走行状態検出部、7…演算部、9…物標分類部、11…リスクポテンシャルマップ作成部、13…経路生成部、15…経路上変化量算出部、17…左右変化量算出部、19…上限値設定部、21…制動力設定部、101…自車両、103…基準線、105…走行路、107、109…車線、111…停止車両、113、115…経路、117…障害物、119…交差点、121…死角

Claims (8)

  1. 自車両の周囲に存在する物標を検出する物標検出手段と、
    自車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、
    前記走行状態に基づき、前記物標検出手段で検出した前記物標を自車両の右側の物標と左側の物標とに分類する物標分類手段と、
    前記右側の物標に対する自車両のリスクポテンシャルマップMRを、リスクポテンシャルが正負のうちの一方の数値で表され、リスクポテンシャルが高いほど数値の絶対値が大きくなるように作成する右側物標リスクポテンシャルマップ作成手段と、
    前記左側の物標に対する自車両のリスクポテンシャルマップMLを、リスクポテンシャルが正負のうちの前記一方とは反対の数値で表され、リスクポテンシャルが高いほど数値の絶対値が大きくなるように作成する左側物標リスクポテンシャルマップ作成手段と、
    前記リスクポテンシャルマップMRと前記リスクポテンシャルマップMLとを総合し、総合リスクポテンシャルマップを作成する総合リスクポテンシャルマップ作成手段と、
    前記総合リスクポテンシャルマップにおいてリスクポテンシャルが予め設定された値となる経路を生成する経路生成手段と、
    を備えることを特徴とする経路生成装置。
  2. 前記予め設定された値が0であることを特徴とする請求項1に記載の経路生成装置。
  3. 前記予め設定された値が、一定の大きさを有する正又は負の値であることを特徴とする請求項1に記載の経路生成装置。
  4. 前記リスクポテンシャルマップMRが正の数値で表され、前記リスクポテンシャルマップMLが負の値で表される場合、前記リスクポテンシャルマップMR及び前記リスクポテンシャルマップMLは、自車両の進行方向又は目標経路に直交する方向において、自車両から見て左から右に進むにつれてリスクポテンシャルが単純増加するものであり、
    前記リスクポテンシャルマップMRが負の数値で表され、前記リスクポテンシャルマップMLが正の値で表される場合、前記リスクポテンシャルマップMR及び前記リスクポテンシャルマップMLは、自車両の進行方向又は目標経路に直交する方向において、自車両から見て左から右に進むにつれてリスクポテンシャルが単純減少するものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の経路生成装置。
  5. 前記総合リスクポテンシャルマップにおいて、前記経路を含む範囲でのリスクポテンシャルの変化量を算出する経路上変化量算出手段と、
    前記変化量の大きさに応じて、自車両の車速における上限値を設定する上限値設定手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の経路生成装置。
  6. 前記経路を含む範囲の幅は、自車両の車幅が大きいほど、大きいことを特徴とする請求項5に記載の経路生成装置。
  7. 前記総合リスクポテンシャルマップにおいて、前記経路の左右それぞれでリスクポテンシャルの変化量を算出する両側変化量算出手段と、
    左右のうち、前記両側変化量算出手段で算出した前記リスクポテンシャルの変化量が小さい側の車輪における制動力を、反対側よりも大きく設定する制動力設定手段と、
    を備えることを特徴とする請求項5又は6に記載の経路生成装置。
  8. 前記物標の状態、又は自車両にとっての死角に応じて前記リスクポテンシャルマップMR及び前記リスクポテンシャルマップMLを補正する補正手段を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の経路生成装置。
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