JP2015232632A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンプティセンサを設けることなく、給紙部の印刷媒体がなくなったことを検知することができ、かつ、無駄なトナーが発生することを抑制できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】複数の印刷媒体を収容することができる第1の収納部と、第1の収納部に収容された印刷媒体を搬送する搬送部と、その内部において画像を形成するとともに、印刷媒体に画像を転写する画像形成部と、印刷媒体の搬送経路上において第1の収納部と画像形成部との間に設けられている第1の検知部と、第1の収納部に収容されている印刷媒体の枚数に関するカウント情報を記憶する記憶部と、第1の検知部が印刷媒体を検知する前に画像の形成を開始する第1のモードと、第1の検知部が印刷媒体を検知した後に画像の形成を開始する第2のモードと、をカウント情報に基づいて切り替えて実行する制御部と、を備えていること、を特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関し、より特定的には、印刷媒体に画像を形成する画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置に関する発明としては、例えば、特許文献1に記載の画像形成装置が知られている。該画像形成装置は、用紙載置部、給紙ローラ、用紙検知スイッチ及び用紙切れ判断手段を備えている。
用紙載置部には、複数の用紙が積載される。給紙ローラは、用紙載置部に積載された用紙のうちの1枚を取り出して搬送経路に沿って搬送する。用紙検知スイッチは、搬送経路において給紙ローラよりも下流側に設けられ、搬送経路上の用紙の有無に応じてオンオフする。用紙切れ判断手段は、給紙ローラの回転開始から第1時間経過したときに、用紙検知スイッチがオフである場合には、用紙切れと判断する。これにより、用紙切れを検知するためのセンサ(エンプティセンサ)を用紙載置部に設けることなく、用紙載置部の用紙切れを検知することができる。
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置は、トナーが無駄に消費されるという問題を有している。より詳細には、画像形成装置では、生産性を向上させるために、用紙の搬送の開始前から画像形成部においてトナー画像の形成を開始している。そして、画像形成部の手前に設けられているタイミングローラ対が適切なタイミングで用紙を画像形成部に搬送することにより、用紙にトナー画像が転写される。そのため、特許文献1に記載の画像形成装置において用紙切れが発生した場合には、給紙ローラの回転開始から第1時間経過するまで、画像形成部は、その内部においてトナー画像の形成を行う。このようなトナー画像は、用紙に印刷されないため、クリーナーにより回収及び破棄される。その結果、無駄なトナーが発生する。
特開平9−240882号公報
そこで、本発明の目的は、エンプティセンサを設けることなく、給紙部の印刷媒体がなくなったことを検知することができ、かつ、無駄なトナーが発生することを抑制できる画像形成装置を提供することである。
本発明の一形態に係る画像形成装置は、
複数の印刷媒体を収容することができる第1の収納部と、
前記第1の収納部に収容された印刷媒体を搬送する搬送部と、
その内部において画像を形成するとともに、前記搬送部により搬送されてきた前記印刷媒体に該画像を転写する画像形成部と、
前記印刷媒体の搬送経路上において前記第1の収納部と前記画像形成部との間に設けられている第1の検知部と、
前記第1の収納部に収容されている印刷媒体の枚数に関するカウント情報を記憶する記憶部と、
前記第1の検知部が前記印刷媒体を検知する前に前記画像形成部内において前記画像の形成を開始する第1のモードと、該第1の検知部が該印刷媒体を検知した後に該画像形成部内において該画像の形成を開始する第2のモードと、を前記カウント情報に基づいて切り替えて実行する制御部と、
を備えていること、
を特徴とする。
本発明によれば、エンプティセンサを設けることなく、給紙部の印刷媒体がなくなったことを検知することができ、かつ、無駄なトナーが発生することを抑制できる。
画像形成装置1の全体構成を示した図である。 給紙カセット15aに十分な用紙が収容されているときの画像形成装置1のタイミングチャートである。 給紙カセット15aに2枚だけ用紙が収容されているときの画像形成装置1のタイミングチャートである。 制御部100のフローチャートである。 制御部100のフローチャートである。 特許文献1に記載の画像形成装置のタイミングチャートである。 特許文献1に記載の画像形成装置のタイミングチャートである。 第1の変形例に係る画像形成装置1aの概略図である。 画像形成装置1aにおいて、用紙が搬送される様子を示した図である。 画像形成装置1aにおいて、用紙が搬送される様子を示した図である。 画像形成装置1aにおいて、用紙が搬送される様子を示した図である。 画像形成装置1aにおいて、用紙が搬送される様子を示した図である。 制御部100のフローチャートである。 第2の変形例に係る画像形成装置1bの概略図である。 画像形成装置1bにおいて、用紙が搬送される様子を示した図である。 画像形成装置1bにおいて、用紙が搬送される様子を示した図である。 画像形成装置1bにおいて、用紙が搬送される様子を示した図である。 画像形成装置1bにおいて、用紙が搬送される様子を示した図である。 制御部100のフローチャートである。 第3の変形例に係る画像形成装置1cの概略図である。 制御部100のフローチャートである。 第4の変形例に係る画像形成装置1dの概略図である。
以下に、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について図面を参照しながら説明する。
(画像形成装置の構成)
以下に、本発明の実施形態に係る画像形成装置について図面を参照しながら説明する。図1は、画像形成装置1の全体構成を示した図である。図1において、紙面の左右方向を単に左右方向と呼び、紙面の前後方向を単に前後方向と呼び、紙面の上下方向を単に上下方向と呼ぶ。
画像形成装置1は、電子写真方式によるカラープリンタであって、いわゆるタンデム式で4色(Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:ブラック)の画像を合成するように構成したものである。該画像形成装置1は、スキャナにより読み取った画像データに基づいて、用紙(印刷媒体)に画像を形成する機能を有し、図1に示すように、印刷部2、本体3、給紙カセット15a、定着装置20、排紙ローラ対21、排紙トレイ23、センサ30、搬送部50、制御部100、揮発性メモリ102、不揮発性メモリ104及びタッチパネル106を備えている。
本体3は、画像形成装置1の筐体であり、印刷部2、給紙カセット15a、タイミングローラ対19、定着装置20、排紙ローラ対21、センサ30、搬送部50、制御部100、揮発性メモリ102、不揮発性メモリ104及びタッチパネル106を収容している。
給紙カセット15aは、複数の用紙を収容することができると共に、用紙を1枚ずつ供給する。給紙カセット15aは、概略、用紙トレイ16a及び給紙ローラ17aを含む。用紙トレイ16aには、印刷前の状態の用紙が複数枚重ねて載置される。用紙トレイ16aには、用紙トレイ16a内の用紙がなくなったことを検知するエンプティセンサが設けられていない。給紙ローラ17aは、用紙トレイ16aに載置された用紙を1枚ずつ取り出す。
搬送部50は、給紙カセット15aに収容された用紙を搬送経路Rに沿って上側に向けて搬送し、搬送ローラ対18a及びタイミングローラ対19を含む。搬送経路Rは、給紙カセット15aから後述する排紙トレイ23までの用紙が通過する経路である。搬送経路Rは、ガイドにより形成されている。搬送ローラ対18a及びタイミングローラ対19は、搬送経路R上に設けられている。
搬送ローラ対18aは、給紙カセット15aの右側に設けられており、給紙ローラ17aが取り出した用紙をタイミングローラ対19へと搬送する。タイミングローラ対19は、印刷部2においてトナー画像が用紙に2次転写されるように、タイミングを調整しながら用紙を搬送する。
センサ30は、搬送経路R上において給紙カセット15aと印刷部2との間に設けられており、より詳細には、タイミングローラ対19に対して上流側に設けられている。センサ30は、用紙がタイミングローラ対19まで到達したことを検知する役割を果たす。センサ30は、センサ30の位置に用紙が存在する場合にはオン状態となりハイレベルの信号を出力し、センサ30の位置に用紙が存在しない場合にはオフ状態となりローレベルの信号を出力する。
印刷部2は、その内部においてトナー画像を形成すると共に、搬送部50により搬送されてきた用紙にトナー画像を転写する。印刷部2は、搬送経路R上に設けられ、作像ユニット22Y,22M,22C,22K、光走査装置6Y,6M,6C,6K、転写部8Y,8M,8C,8K、中間転写ベルト11、駆動ローラ12、従動ローラ13、2次転写ローラ14及びクリーニング装置18を含んでいる。また、作像ユニット22Y,22M,22C,22Kは、感光体ドラム4Y,4M,4C,4K、帯電器5Y,5M,5C,5K、現像装置7Y,7M,7C,7K及びクリーナー9Y,9M,9C,9Kを含んでいる。
感光体ドラム4Y,4M,4C,4Kは、本体3内に設けられ、円筒形状をなしている。感光体ドラム4Y,4M,4C,4Kは、図1において時計回りに回転させられる。帯電器5Y,5M,5C,5Kは、感光体ドラム4Y,4M,4C,4Kの周面を帯電させる。光走査装置6Y,6M,6C,6Kは、制御部100の制御により、感光体ドラム4Y,4M,4C,4Kの周面に対してビームBY,BM,BC,BKを走査する。これにより、感光体ドラム4Y,4M,4C,4Kの周面には静電潜像が形成される。
現像装置7Y,7M,7C,7Kは、本体3内に設けられ、感光体ドラム4Y,4M,4C,4Kにトナーを付与して、静電潜像に基づくトナー画像を現像する。
中間転写ベルト11は、駆動ローラ12と従動ローラ13との間に張り渡されている。中間転写ベルト11には、感光体ドラム4Y,4M,4C,4Kに現像されたトナー画像が1次転写される。転写部8Y,8M,8C,8Kは、中間転写ベルト11の内周面に対向するように配置されており、感光体ドラム4Y,4M,4C,4Kに形成されたトナー画像を中間転写ベルト11に1次転写する役割を果たす。クリーナー9Y,9M,9C,9Kは、1次転写後に感光体ドラム4Y,4M,4C,4Kの周面に残存しているトナーを回収する。駆動ローラ12は、中間転写ベルト駆動部(図1には記載せず)により回転させられることにより、中間転写ベルト11を反時計回りに駆動させる。これにより、中間転写ベルト11は、トナー画像を2次転写ローラ14まで搬送する。
2次転写ローラ14は、中間転写ベルト11と対向し、ドラム形状をなしている。そして、2次転写ローラ14は、転写電圧が印加されることにより、中間転写ベルト11との間を通過する用紙に対して、中間転写ベルト11が担持しているトナー画像を2次転写する。クリーニング装置18は、用紙へのトナー画像の2次転写後に、中間転写ベルト11に残存しているトナーを除去する。
トナー画像が2次転写された用紙は、定着装置20に搬送される。定着装置20は、用紙に対して加熱処理及び加圧処理を施すことにより、トナー画像を用紙に定着させる。
排紙ローラ対21は、定着装置20を通過した用紙を排紙トレイ23上に排出する。排紙トレイ23上には、印刷済みの用紙が積載される。
揮発性メモリ102は、露光カウント値N1及び給紙カウント値N2を記憶している。不揮発性メモリ104は、給紙カウント値N3を記憶している。露光カウント値N1及び給紙カウント値N2,N3は、給紙カセット15aに収容されている用紙の枚数を示している。
タッチパネル106は、画像形成装置1の入力部及び表示部である。ユーザは、タッチパネル106を操作して、露光カウント値N1及び給紙カウント値N2,N3を入力することができる。なお、ユーザは、露光カウント値N1及び給紙カウント値N2,N3をそれぞれ1つずつ入力してもよいし、露光カウント値N1及び給紙カウント値N2,N3をまとめて入力してもよい。なお、露光カウント値N1及び給紙カウント値N2,N3は原則として同じ値をとるので、ユーザは、露光カウント値N1及び給紙カウント値N2,N3をまとめて入力することが好ましい。
また、露光カウント値N1及び給紙カウント値N2,N3の入力は、給紙カセット15aの用紙がなくなって、ユーザが給紙カセット15aを引き出して用紙を補充する際に行われることが好ましい。これにより、露光カウント値N1及び給紙カウント値N2,N3と給紙カセット15aに収容されている用紙の枚数とを一致させることができる。
制御部100は、例えば、CPUにより構成され、画像形成装置1の動作を制御する。また、制御部100は、給紙カセット15aから用紙の搬送の動作が開始される度に給紙カウント値N2,N3を1つ減算する。更に、制御部100は、印刷部2内において画像の形成が開始される度(より正確には露光が開始される度)に露光カウント値N1を1つ減算する。更に、制御部100は、露光カウント値N1及び給紙カウント値N2が所定値(本実施形態では、1)よりも大きい場合には、画像先行モードを実行し、露光カウント値N1又は給紙カウント値N2の少なくともいずれか一方が所定値(本実施形態では、1)以下である場合には、給紙先行モードを実行する。なお、画像先行モード及び給紙モードについては後述する。
(画像形成装置の動作)
以下に、画像形成装置1の動作についてより詳細に説明する。図2は、給紙カセット15aに十分な用紙が収容されているときの画像形成装置1のタイミングチャートである。図2では、100枚の用紙が収容されている。図3は、給紙カセット15aに2枚だけ用紙が収容されているときの画像形成装置1のタイミングチャートである。以下では、n(nは自然数)枚の用紙が給紙カセット15aに収容されている場合において一番上側に積載されている用紙を単にn枚目の用紙と呼ぶ。
まず、図2を参照しながら、給紙カセット15aに十分な用紙が収容されているときの画像形成装置1の動作について説明する。なお、以下では、最初の2枚の用紙(100枚目の用紙及び99枚目の用紙)に着目して説明する。
時刻t0において、制御部100は、印字コマンドを受信する。給紙カセット15aには、100枚の用紙が収容されている。したがって、露光カウント値N1及び給紙カウント値N2,N3はそれぞれ100である。また、印字コマンドは、例えば、画像形成装置1に接続されたコンピュータ等から送信されてくる。
時刻t1において、制御部100は、印刷部2に100枚目の用紙に印刷すべきトナー画像の形成を開始させる。この際、制御部100は、露光カウント値N1を1つデクリメントし、N1=99とする。
時刻t10において、制御部100は、印字コマンドを受信する。
時刻t11において、制御部100は、印刷部2に99枚目の用紙に印刷すべきトナー画像の形成を開始させる。この際、制御部100は、露光カウント値N1を1つデクリメントし、N1=98とする。
時刻t2において、制御部100は、給紙カセット15a及び搬送部50に100枚目の用紙の搬送を開始させる。この際、制御部100は、給紙カウント値N2,N3を1つデクリメントし、N2,N3=99とする。
時刻t3において、制御部100は、100枚目の用紙がタイミングローラ対19に到達したことをセンサ30により検知する。
時刻t4において、制御部100は、時刻t1において形成を開始したトナー画像が100枚目の用紙に対して適切に転写されるように、タイミングローラ対19を駆動させる。これにより、100枚目の用紙に対してトナー画像が転写される。
時刻t12において、制御部100は、給紙カセット15a及び搬送部50に99枚目の用紙の搬送を開始させる。この際、制御部100は、給紙カウント値N2,N3を1つデクリメントし、N2,N3=98とする。
時刻t13において、制御部100は、99枚目の用紙がタイミングローラ対19に到達したことをセンサ30により検知する。
時刻t14において、制御部100は、時刻t11において形成を開始したトナー画像が99枚目の用紙に対して適切に転写されるように、タイミングローラ対19を駆動させる。これにより、99枚目の用紙に対してトナー画像が転写される。
以上のように、制御部100は、給紙カセット15aに十分な用紙が収容されている場合には、センサ30が用紙を検知する前に印刷部2内においてトナー画像の形成を開始させる画像先行モードを実行する。これにより、画像形成装置1は、高い生産性を保ちながら、連続して用紙にトナー画像を印刷することができる。
次に、図3を参照しながら、給紙カセット15aに2枚の用紙が収容されているときの画像形成装置1の動作について説明する。画像形成装置1は、露光カウント値N1又は給紙カウント値N2のいずれかが1以下となった場合には、センサ30が用紙を検知した後に印刷部2内においてトナー画像の形成を開始させる給紙先行モードを実行する。
時刻t20において、制御部100は、印字コマンドを受信する。給紙カセット15aには、2枚の用紙が収容されている。したがって、露光カウント値N1及び給紙カウント値N2,N3はそれぞれ2である。そこで、制御部100は、露光カウント値N1及び給紙カウント値N2が1より大きいので、センサ30が用紙を検知する前に印刷部2内においてトナー画像の形成を開始させる画像先行モードを実行する。具体的には、時刻t21において、制御部100は、印刷部2に2枚目の用紙に印刷すべきトナー画像の形成を開始させる。この際、制御部100は、露光カウント値N1を1つデクリメントし、N1=1とする。
時刻t30において、制御部100は、印字コマンドを受信する。ただし、制御部100は、露光カウント値N1が1であるので、印刷部2に99枚目の用紙に印刷すべきトナー画像の形成を開始させない。すなわち、制御部100は、露光カウント値N1が1以下となったので、センサ30が用紙を検知した後に印刷部2内においてトナー画像の形成を開始させる給紙先行モードを実行する。
時刻t22において、制御部100は、給紙カセット15a及び搬送部50に2枚目の用紙の搬送を開始させる。この際、制御部100は、給紙カウント値N2,N3を1つデクリメントし、N2,N3=1とする。
時刻t23において、制御部100は、2枚目の用紙がタイミングローラ対19に到達したことをセンサ30により検知する。
時刻t24において、制御部100は、時刻t21において形成を開始したトナー画像が2枚目の用紙に対して適切に転写されるように、タイミングローラ対19を駆動させる。これにより、2枚目の用紙に対してトナー画像が転写される。
時刻t31において、制御部100は、給紙カセット15a及び搬送部50に1枚目の用紙の搬送を開始させる。これにより、給紙カセット15aに収容されている用紙がなくなる。この際、制御部100は、給紙カウント値N2,N3を1つデクリメントし、N2,N3=0とする。ただし、時刻t31において、印刷部2は、1枚目の用紙に印刷すべきトナー画像を形成していない。
時刻t40において、制御部100は、印字コマンドを受信する。ただし、制御部100は、露光カウント値N1が1であり、かつ、給紙カウント値N2が0であるので、印刷部2にトナー画像の形成を開始させない。
時刻t32において、制御部100は、1枚目の用紙がタイミングローラ対19に到達したことをセンサ30により検知する。
時刻t33において、制御部100は、印刷部2に1枚目の用紙に印刷すべきトナー画像の形成を開始させる。この際、制御部100は、露光カウント値N1を1つデクリメントし、N1=0とする。
時刻t34において、制御部100は、時刻t33において形成を開始したトナー画像が1枚目の用紙に対して適切に転写されるように、タイミングローラ対19を駆動させる。これにより、1枚目の用紙に対してトナー画像が転写される。
時刻t41において、制御部100は、給紙カセット15a及び搬送部50に用紙の搬送を開始させる。ただし、制御部100は、給紙カウント値N2,N3が0であるので、給紙カウント値N2,N3をデクリメントしない。また、給紙カセット15aには用紙が存在しない。そのため、給紙カセット15aは、所定時間Tにわたって用紙の給紙動作を継続する。
時刻t42において、制御部100は、給紙先行モードを実行中に、用紙がタイミングローラ対19に到達したことを給紙カセット15aから用紙の搬送の動作を開始してから(すなわち、時刻t41から)所定時間T以上経過してもセンサ30が検知しないため、給紙カセット15aに収容されている用紙がなくなったと判定する。そして、制御部100は、タッチパネル106に用紙切れを表示させる。
次に、図4及び図5を参照しながら、制御部100が行う具体的な動作について説明する。図4及び図5は、制御部100のフローチャートである。
制御部100は、印字コマンドを受信すると、露光カウント値N1が1より大きく、かつ、給紙カウント値N2が1より大きいか否かを判定する(ステップS1)。露光カウント値N1が1より大きく、かつ、給紙カウント値N2が1より大きい場合には、本処理はステップS2に進む。露光カウント値N1が1以下、又は、給紙カウント値N2が1以下である場合には、本処理はステップS10に進む。
露光カウント値N1が1より大きく、かつ、給紙カウント値N2が1より大きい場合、制御部100は、光走査装置6Y,6M,6C,6Kが露光を開始することができるか否かを判定する(ステップS2)。露光を開始できるとは、感光体ドラム4Y,4M,4C,4K及び光走査装置6Y,6M,6C,6Kが露光を開始してもよい状態であることを意味する。露光を開始できる場合には、本処理はステップS3に進む。露光を開始できない場合には、本処理はステップS1に戻る。
露光を開始できる場合、制御部100は、画像先行モードを実行すると判定する(ステップS3)。そして、制御部100は、光走査装置6Y,6M,6C,6Kに露光を開始させる(ステップS4)。更に、制御部100は、露光カウント値N1を1つデクリメントする(ステップS5)。
次に、制御部100は、エラー監視処理を実行する(ステップS6)。具体的には、制御部100は、ジャムやカバーが開けられたこと等のエラーが発生したか否かを判定する(ステップS21)。エラーが発生していない場合には、本処理はステップS7に進む。エラーが発生している場合には、本処理は、ステップS22に進む。
エラーが発生している場合、制御部100は、露光カウント値N1を給紙カウント値N2の値に変更する(ステップS22)。エラーが発生していると、用紙が搬送されないので、給紙カウント値N2がデクリメントされない。一方、ステップS5では、露光カウント値N1がデクリメントされている。そのため、露光カウント値N1と給紙カウント値N2との間にずれが生じる。ここで、給紙カセット15aに収容されている用紙の枚数は、給紙カウント値N2である。そこで、制御部100は、露光カウント値N1を給紙カウント値N2に修正する。この後、本処理は終了する。
エラーが発生していない場合、制御部100は、給紙カセット15aが用紙を給紙可能なタイミングか否かを判定する(ステップS7)。給紙可能なタイミングではない場合には、本処理はステップS6に戻る。給紙可能なタイミングである場合には、本処理はステップS8に進む。
給紙可能なタイミングである場合、制御部100は、給紙カセット15a及び搬送部50に用紙を搬送させる(ステップS8)。更に、制御部100は、給紙カウント値N2,N3を1つデクリメントする(ステップS9)。この後、本処理を終了する。
ステップS1において露光カウント値N1が1以下、又は、給紙カウント値N2が1以下である場合、制御部100は、給紙カセット15a及び搬送部50が用紙を給紙可能なタイミングか否かを判定する(ステップS10)。給紙可能なタイミングである場合には、本処理はステップS11に進む。給紙可能なタイミングでない場合には、本処理はステップS1に戻る。
給紙可能である場合、制御部100は、給紙先行モードを実行すると判定する(ステップS11)。そして、制御部100は、給紙カセット15a及び搬送部50が用紙を搬送させる(ステップS12)。更に、制御部100は、給紙カウント値N2,N3を1つデクリメントする(ステップS13)。
次に、制御部100は、エラー監視処理を実行する(ステップS14)。具体的には、制御部100は、ジャム等のエラーが発生したか否かを判定する(ステップS31)。エラーが発生していない場合には、本処理はステップS15に進む。エラーが発生している場合には、本処理は、ステップS32に進む。
エラーが発生している場合、制御部100は、露光カウント値N1を給紙カウント値N2の値に変更する(ステップS32)。エラーが発生していると、用紙が搬送されて給紙カウント値N2がデクリメントされる。一方、露光が開始されていないので、露光カウント値N1がデクリメントされない。そのため、露光カウント値N1と給紙カウント値N2との間にずれが生じる。ここで、給紙カセット15aに収容されている用紙の枚数は、給紙カウント値N2である。そこで、制御部100は、露光カウント値N1を給紙カウント値N2に修正する。この後、本処理は終了する。
エラーが発生していない場合、制御部100は、用紙がタイミングローラ対19に到達したか否かを判定する(ステップS15)。本処理は、センサ30が用紙を検知したか否かにより判定される。用紙が到達していない場合には、本処理はステップS14に戻る。用紙が到達した場合には、本処理はステップS16に進む。
用紙が到達した場合、制御部100は、光走査装置6Y,6M,6C,6Kに露光を開始させる(ステップS16)。更に、制御部100は、露光カウント値N1を1つデクリメントする(ステップS17)。この後、本処理を終了する。
(効果)
以上のように構成された画像形成装置1によれば、エンプティセンサを設けることなく、給紙カセット15aの用紙がなくなったことを検知することができ、かつ、無駄なトナーが発生することを抑制できる。図6及び図7は、特許文献1に記載の画像形成装置のタイミングチャートである。
特許文献1に記載の画像形成装置では、用紙切れ判断手段は、エンプティセンサを有していないので、用紙載置部に積載されている最後の用紙を搬送しても、用紙載置部に用紙がなくなったことを判断できない。そのため、図6に示すように、時刻t100において、画像形成装置は、給紙ローラを回転させて、用紙の搬送を開始する。そして、用紙切れ判断手段は、給紙ローラの回転開始から第1時間経過したときに、用紙検知スイッチがオフである場合には、用紙切れと判断する。
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置は、図6に示すように、時刻t100の後においても、用紙切れ判断手段が用紙切れと判断するまで、露光を行う。時刻t100の後の露光により形成されたトナー画像は、用紙に転写されないため、該トナー画像が無駄になってしまう。
このような無駄なトナーが発生することを抑制するためには、画像形成装置は、例えば、用紙検知スイッチが用紙を検知してから、露光を開始することが考えられる。具体的には、図7に示すように、時刻t200において、用紙検知スイッチは、用紙を検知する。応じて、時刻t201において、画像形成装置は、露光を開始する。そして、時刻t202において、タイミングローラが回転して用紙を搬送する。これにより、トナー画像が用紙に印刷される。
しかしながら、図7の動作では、無駄なトナーが発生することを抑制できるものの、画像形成装置の生産性が低下してしまう。
そこで、画像形成装置1では、揮発性メモリ102は、給紙カセット15aに収容されている用紙の枚数に関するカウント情報である露光カウント値N1及び給紙カウント値N2を記憶している。そして、制御部100は、センサ30が用紙を検知する前に印刷部2内においてトナー画像の形成を開始する画像先行モードと、センサ30が用紙を検知した後に印刷部2内においてトナー画像の形成を開始する給紙先行モードと、を露光カウント値N1及び給紙カウント値N2に基づいて切り替えて実行している。これにより、画像形成装置1は、給紙カセット15aに収容されている用紙が少なくなる前には、用紙の搬送を開始する前にトナー画像の形成を開始して、高い生産性を保つことができる。一方、画像形成装置1は、給紙カセット15aに収容されている用紙が少なくなった場合には、用紙の搬送を開始した後にトナー画像の形成を開始するので、用紙がなくなっても無駄なトナーが発生することを抑制できる。
また、画像形成装置1では、制御部100は、露光開始時にデクリメントされる露光カウント値N1を用いて露光先行モードと給紙先行モードとを切り替えている。そのため、露光開始後であって給紙開始前に印字コマンドが入力したとしても、制御部100は、露光カウント値N1により給紙カセット15aに収容されている用紙を正確に把握できる。よって、制御部100は、露光先行モードと給紙先行モードとを正確に切り替えることができる。
また、画像形成装置1では、ジャム等のエラーが発生した場合には、給紙カウント値N2,N3が給紙カセット15aに収容されている用紙の枚数と一致する。そこで、制御部100は、搬送部50が用紙を搬送しているときにエラーが発生したことを検知した場合には、露光カウント値N1を給紙カウント値N2,N3に一致させている。これにより、ジャム等のエラーが発生することによって、給紙カセット15aに収容されている用紙の枚数と露光カウント値N1との間にずれが生じたとしても、露光カウント値N1が正しい数値に修正されるようになる。
また、画像形成装置1では、不揮発性メモリ104は、給紙カウント値N3を記憶している。これにより、印字途中に画像形成装置1の電源がオフにされたとしても、画像形成装置1の電源がオンにされた際に、不揮発性メモリ104の給紙カウント値N3を用いて、露光カウント値N1及び給紙カウント値N2の再設定を行うことができる。
(付言)
制御部100は、給紙先行モードを実行中に、給紙カセット15aから用紙の搬送の動作を開始してから所定時間T以上経過してもセンサ30が用紙を検知しない場合には、給紙カセット15aに収容されている用紙がなくなったと判定する。この際、制御部100は、露光カウント値N1及び給紙カウント値N2,N3が0ではない場合には、露光カウント値N1及び給紙カウント値N2,N3を0に設定し、更に、給紙動作と露光動作を中止してもよい。なお、給紙カセット15aから用紙の搬送の動作を開始してから所定時間T以上経過してもセンサ30が用紙を検知しない原因としては、給紙カセット15aに収容されている用紙がなくなったことと、ジャムが発生したこととが考えられる。制御部100は、ジャムが発生した場合には、露光カウント値N1及び給紙カウント値N2,N3を0に設定するべきではない。そこで、給紙カセット15aから用紙の搬送の動作を開始してから所定時間T以上経過してもセンサ30が用紙を検知しない場合には、制御部100は、給紙カセット15aのエンプティーが発生したか、ジャムが発生したと判定し、露光カウント値N1及び給紙カウント値N2,N3を0に設定するか否かをユーザに選択させるようにしてもよい。
なお、露光カウント値N1及び給紙カウント値N2,N3と給紙カセット15aに収容されている用紙の枚数とは必ずしも一致しない。したがって、給紙カセット15a内に用紙が残っているにもかかわらず、露光カウント値N1及び給紙カウント値N2,N3が0になる場合もある。この場合、制御部100は、感光体ドラム4Y,4M,4C,4Kや中間転写ベルト11を回転させずに、搬送部50のみを駆動させて用紙をセンサ30まで搬送部50により搬送させる。制御部100は、センサ30が用紙を検知してから、感光体ドラム4Y,4M,4C,4Kや中間転写ベルト11を駆動させてもよい。
制御部100は、センサ30が想定よりも長い用紙を検知した場合には、給紙カセット15aに誤った用紙が収容されていたために2枚の用紙の一部が重なった状態で搬送されたと判断し、給紙カウント値N2,N3を2つ減算してもよい。
給紙カセット15aから用紙の搬送の動作を開始してから所定時間T以上経過してもセンサ30がOFFからONへの変化を検知しない場合であっても、制御部100は、センサ30の論理がONのままである場合には、用紙が滞留しているジャムであると判断し、給紙カセット15aに収容されている用紙がなくなったと判定しないようにしてもよいし、露光カウント値N1及び給紙カウント値N2,N3を0に設定しないようにしてもよい。
また、露光カウント値N1及び給紙カウント値N2,N3の入力のタイミングは、給紙カセット15aへの用紙の補給時に限られると、ユーザは、露光カウント値N1及び給紙カウント値N2,N3の入力のために給紙カセット15aの開閉を行う必要がある。そこで、露光カウント値N1及び給紙カウント値N2,N3の入力のタイミングは、給紙カセット15aへの用紙の補給時に限らない。
また、給紙カセット15aには、用紙が補給された際に、用紙束の上面が給紙ローラ17aに接触するように、用紙束を上昇させるリフトアップ機構が設けられている。この場合、制御部100は、用紙の補給時におけるリフトアップ機構の駆動開始から駆動終了までの時間を測定し、給紙カセット15aに収容されている用紙の枚数を推定する。そして、制御部100は、推定した用紙の枚数と露光カウント値N1及び給紙カウント値N2,N3との間に大きなずれ(例えば、100枚)があると判定した場合には、露光カウント値N1及び給紙カウント値N2,N3を、推定した用紙の枚数との差が所定値(例えば、50枚)以下となる値に設定し直す。
また、制御部100は、給紙カセット15aに用紙が補給された際に、露光カウント値N1及び給紙カウント値N2,N3の入力を促す画面をタッチパネル106に表示させてもよい。加えて、制御部100は、現在の露光カウント値N1及び給紙カウント値N2,N3をタッチパネル106に表示させてもよい。これにより、ユーザが露光カウント値N1及び給紙カウント値N2,N3を入力し忘れることが抑制される。その結果、給紙カセット15aに用紙が補給された後にユーザが露光カウント値N1及び給紙カウント値N2,N3が0のままになって、制御部100が給紙先行モードを実行し続けることが抑制される。また、制御部100は、給紙カセット15aに用紙が補給された際に、露光カウント値N1及び給紙カウント値N2,N3の入力を促す音をスピーカーに発音させてもよい。
また、用紙は、所定枚数(例えば、500枚)で包装されることが一般的である。また、給紙カセット15aも所定枚数の用紙を収容できるように構成されていることが一般的である。そこで、制御部100は、給紙カセット15aに収容されている用紙がなくなったときに、給紙カセット15aが開閉された場合には、露光カウント値N1及び給紙カウント値N2,N3を自動的に所定枚数(例えば、500枚)に設定してもよい。なお、制御部100は、露光カウント値N1及び給紙カウント値N2,N3を手動で入力するモードと、露光カウント値N1及び給紙カウント値N2,N3を自動で設定するモードとをユーザに選択させるようにしてもよい。
なお、生産性を優先する場合には、制御部100は、給紙カセット15aが収容できる用紙の上限枚数よりも多い数を露光カウント値N1及び給紙カウント値N2,N3に自動的に設定するようにしてもよい。これにより、画像形成装置1において、無駄なトナーが発生する可能性は存在するものの、生産性が低下することが抑制される。更に、制御部100は、露光カウント値N1及び給紙カウント値N2,N3を上限枚数以上に自動で設定するモードを選択可能としつつ、露光カウント値N1及び給紙カウント値N2,N3をユーザからの入力により設定可能とすることが好ましい。これにより、ユーザが露光カウント値N1及び給紙カウント値N2,N3の設定を忘れたとしても、給紙カセット15aが収容できる用紙の上限枚数よりも多い数が露光カウント値N1及び給紙カウント値N2,N3として設定されるので、生産性の低下が抑制される。
なお、画像形成装置1において、露光カウント値N1のみを使い、給紙カウント値N2を使わなくてもよい。この場合、露光から給紙の間に電源OFFされた場合には実際の枚数とカウンタとにずれが生じる。
また、画像形成装置1において、給紙カウント値N2,N3のみを使い、露光カウント値N1を使わなくてもよい。露光してから対応する用紙を給紙するまでの間に他の露光開始が高々1つしか入らないことが分かっている場合には、制御部100は、給紙カウント値N2,N3が2より大きい場合に、画像先行モードを実行し、給紙カウント値N2,N3が2以下である場合に、給紙先行モードを実行すればよい。
また、画像形成装置1において、露光カウント値N1及び給紙カウント値N2,N3は、デクリメントするのではなく、インクリメントしてもよい。この場合、制御部100は、露光カウント値N1又は給紙カウント値N2,N3が所定値(例えば、499)に達したか否かを判断することによって、画像先行モードと給紙先行モードとを切り替える。このように、制御部100は、給紙カセット15aに収容されている用紙の枚数に基づくのではなく、給紙カセット15aに収容されている用紙の枚数に関する情報に基づいて、画像先行モードと給紙先行モードとを切り替えてもよい。
(第1の変形例)
以下に、第1の変形例に係る画像形成装置1aについて図面を参照しながら説明する。図8は、第1の変形例に係る画像形成装置1aの概略図である。
画像形成装置1aは、搬送部50が搬送ローラ対18b,60bを更に含んでいる点、給紙カセット15b及びセンサ70を更に備えている点において画像形成装置1と相違する。
給紙カセット15bは、給紙カセット15aが収容している用紙と同じサイズの複数の用紙を収容することができると共に、用紙を1枚ずつ供給する。給紙カセット15bは、概略、用紙トレイ16b及び給紙ローラ17bを含む。用紙トレイ16bには、印刷前の状態の用紙が複数枚重ねて載置される。用紙トレイ16bには、用紙トレイ16b内の用紙がなくなったことを検知するエンプティセンサが設けられていない。給紙ローラ17bは、用紙トレイ16bに載置された用紙を1枚ずつ取り出す。
搬送ローラ対18bは、給紙カセット15bの右側に設けられており、給紙カセット15bに収容された用紙を搬送経路R1に沿って右側に向けて搬送する。搬送経路R1は、給紙カセット15bを起点としており、搬送ローラ対18aとタイミングローラ対19との間において搬送経路Rと合流している。搬送経路R1は、ガイドにより形成されている。
搬送ローラ対60bは、搬送経路R1上において搬送ローラ対18bよりも下流側に設けられており、給紙カセット15bに収容された用紙を搬送経路R1に沿って上側に向けて搬送する。
センサ70は、搬送経路R1において搬送ローラ対60bよりも下流側であって、搬送経路Rとの合流点よりも上流側に設けられている。なお、画像形成装置1aのその他の構成については、画像形成装置1と同じであるので説明を省略する。
次に、画像形成装置1aの動作について説明する。なお、画像形成装置1aは、前記画像形成装置1と同様に、画像先行モードと給紙先行モードとを切り替えて実行する。ただし、かかる動作については、既に説明を行ったので省略する。
更に、画像形成装置1aでは、制御部100は、給紙カセット15aから用紙の搬送の動作を開始してから所定時間T以上経過してもセンサ30が用紙を検知しない場合には、給紙カセット15bに収容されている用紙を搬送部50に搬送させて、第2のモードを実行する。更に、制御部100は、給紙カセット15bに収容されている用紙を搬送部50に搬送を開始させた後に、センサ30が用紙を検知した場合には、給紙カセット15a内の用紙がなくなったと判定する。以下に、図面を参照しながら説明する。図9ないし図12は、画像形成装置1aにおいて、用紙が搬送される様子を示した図である。
まず、制御部100は、図8に示すように、給紙カセット15aに用紙が残っている場合には、搬送部50に用紙を搬送させる。
一方、制御部100は、図9に示すように、給紙カセット15aに収容されていた最後の1枚の用紙P1を搬送部50に搬送させた場合、給紙カセット15a及び搬送部50が用紙P1の次の用紙の搬送を開始してから所定時間Tを計測する。そして、制御部100は、所定時間Tが経過した場合には、給紙カセット15aに収容されている用紙がなくなった(以下、エンプティと称す)か、又は、ジャムが発生したと判定する。そこで、制御部100は、給紙カセット15aと同じサイズの用紙を収容し、かつ、給紙カセット15aよりも上流側に設けられている給紙カセット15bから用紙P2の搬送(再給紙)を開始する。
ただし、制御部100は、給紙カセット15bから用紙P2の搬送を開始した段階では、給紙カセット15aがエンプティになったのか、ジャムが発生したのかを判断できない。そして、制御部100は、図10に示すように、用紙P2をセンサ70が検知した場合には、ジャムが発生したのではなく、給紙カセット15aがエンプティになったと判定する。更に、制御部100は、タッチパネル106に給紙カセット15aがエンプティになったことを表示させる。
次に、図11に示すように、センサ30よりも上流側において用紙P1がジャムを起こした場合について説明する。このとき、制御部100は、用紙P1を給紙カセット15a及び搬送部50が搬送を開始してから所定時間Tを経過した場合、給紙カセット15aがエンプティになったか、又は、ジャムが発生したと判定する。そこで、制御部100は、給紙カセット15aと同じサイズの用紙を収容し、かつ、給紙カセット15aよりも上流側に設けられている給紙カセット15bから用紙P2の搬送(再給紙)を開始する。
ここで、用紙P1がジャムを起こしているので、用紙P2も、図12に示すように、搬送経路R1と搬送経路Rとの合流点においてジャムを起こす。そのため、給紙カセット15b及び搬送部50が用紙P2の搬送を開始してから所定時間Tを経過しても、センサ30が用紙P2を検知しない。すなわち、制御部100は、用紙の搬送遅延が発生したと判定する。そこで、制御部100は、給紙カセット15aがエンプティとなったのではなく、用紙P1がジャムを起こしたと判定する。この場合、制御部100は、用紙P2に転写すべきトナー画像を印刷部2に形成させない。更に、制御部100は、タッチパネル106にジャムが発生したことを表示させる。なお、制御部100は、ユーザがジャムを解消した場合には、印字を再開する。
次に、図13を参照しながら、制御部100が行う具体的な動作について説明する。図13は、制御部100のフローチャートである。
まず、制御部100は、用紙の搬送中に遅延が発生したか否かを判定する(ステップS41)。具体的には、制御部100は、用紙の搬送を給紙カセット15a及び搬送部50に開始させてから所定時間Tを経過するまでに、センサ30が用紙を検知したか否かを判定する。用紙を検知した場合には、遅延が発生しなかったとして、本処理は終了する。用紙を検知しなかった場合には、遅延が発生したとして、本処理はステップS42に進む。
遅延が発生した場合、制御部100は、現在実行しているジョブと同じサイズの用紙を収容している給紙カセット15bを選択する(ステップS42)。更に、制御部100は、給紙カセット15b及び搬送部50に用紙の搬送(再給紙)を開始させる(ステップS43)。
次に、制御部100は、用紙の搬送中に遅延が発生したか否かを判定する(ステップS44)。具体的には、制御部100は、用紙の搬送を給紙カセット15b及び搬送部50に開始させてから所定時間Tを経過するまでに、センサ30が用紙を検知したか否かを判定する。用紙を検知した場合には、遅延が発生しなかったとして、本処理はステップS45に進む。用紙を検知しなかった場合には、遅延が発生したとして、本処理はステップS48に進む。
遅延が発生しなかった場合、制御部100は、印刷部2に転写すべきトナー画像の形成を印刷部2に開始させる(ステップS45)。更に、制御部100は、給紙カセット15aがエンプティになったことを、タッチパネル106に表示させる(ステップS46)。そして、制御部100は、その後の印字を継続する(ステップS47)。この後、本処理は終了する。
遅延が発生した場合、制御部100は、ジャムが発生したことをタッチパネル106に表示させる(ステップS48)。そして、制御部100は、印字を停止する(ステップS49)。この後、本処理は終了する。
以上のように構成された画像形成装置1aによれば、給紙カセット15aにエンプティセンサが設けられていなくても、給紙カセット15aがエンプティになったことを判定することができる。
(第2の変形例)
以下に、第2の変形例に係る画像形成装置1bについて図面を参照しながら説明する。図14は、第2の変形例に係る画像形成装置1bの概略図である。
画像形成装置1bは、搬送部50が搬送ローラ対18c,60cを更に含んでいる点、給紙カセット15c及びセンサ72を更に備えている点において画像形成装置1aと相違する。
給紙カセット15cは、給紙カセット15a,15bが収容している用紙と同じサイズの複数の用紙を収容することができると共に、用紙を1枚ずつ供給する。給紙カセット15cは、概略、用紙トレイ16c及び給紙ローラ17cを含む。用紙トレイ16cには、印刷前の状態の用紙が複数枚重ねて載置される。用紙トレイ16cには、用紙トレイ16c内の用紙がなくなったことを検知するエンプティセンサが設けられていない。給紙ローラ17cは、用紙トレイ16cに載置された用紙を1枚ずつ取り出す。
搬送ローラ対18cは、給紙カセット15cの右側に設けられており、給紙カセット15cに収容された用紙を搬送経路R2に沿って右側に向けて搬送する。搬送経路R2は、給紙カセット15c起点としており、搬送ローラ対18bと搬送ローラ対60bとの間において搬送経路R1と合流している。搬送経路R2は、ガイドにより形成されている。
搬送ローラ対60cは、搬送経路R2上において搬送ローラ対18cよりも下流側に設けられており、給紙カセット15cに収容された用紙を搬送経路R2に沿って上側に向けて搬送する。
センサ72は、搬送経路R2において搬送ローラ対60cよりも下流側であって、搬送経路R1との合流点よりも上流側に設けられている。なお、画像形成装置1bのその他の構成については、画像形成装置1aと同じであるので説明を省略する。
次に、画像形成装置1bの動作について説明する。なお、画像形成装置1bは、前記画像形成装置1と同様に、画像先行モードと給紙先行モードとを切り替えて実行する。ただし、かかる動作については、既に説明を行ったので省略する。
更に、画像形成装置1bでは、画像形成装置1aと同様に、制御部100は、給紙カセット15aから用紙の搬送の動作を開始してから所定時間T以上経過してもセンサ30が用紙を検知しない場合には、給紙カセット15bに収容されている用紙を搬送部50に搬送させて、第2のモードを実行する。ただし、かかる動作については、既に説明を行ったので説明を省略する。
更に、画像形成装置1bでは、制御部100は、給紙カセット15bに収容されている用紙を搬送部50に搬送を開始させた後、給紙カセット15bから用紙の搬送の動作を開始してから所定時間T以上経過してもセンサ70が用紙を検知しない場合には、給紙カセット15cに収容されている用紙を搬送部50に搬送を開始させる。
以下に、図面を参照しながら説明する。図14ないし図18は、画像形成装置1bにおいて、用紙が搬送される様子を示した図である。
まず、制御部100は、給紙カセット15aに収容されていた最後の1枚の用紙P3を搬送部50に搬送させる。そして、制御部100は、給紙カセット15a及び搬送部50が用紙P1の次の用紙の給紙を開始してから所定時間Tを経過するまでに、センサ30が用紙を検知しない場合には、給紙カセット15bに収容されている用紙の搬送を搬送部50に開始させる。ただし、図14に示すように、給紙カセット15bはエンプティである。そこで、制御部100は、給紙カセット15b及び搬送部50が用紙の搬送を開始してから所定時間Tを計測する。そして、制御部100は、図15に示すように、所定時間Tが経過した場合には、給紙カセット15bに収容されている用紙がなくなった(以下、エンプティと称す)か、又は、ジャムが発生したと判定する。そこで、制御部100は、図16に示すように、給紙カセット15bと同じサイズの用紙を収容し、かつ、給紙カセット15bよりも上流側に設けられている給紙カセット15cから用紙P4の搬送(再給紙)を開始する。
ただし、制御部100は、給紙カセット15cから用紙P4の搬送を開始した段階では、給紙カセット15bがエンプティになったのか、ジャムが発生したのかを判断できない。そして、制御部100は、図16に示すように、用紙P4をセンサ70が検知した場合には、ジャムが発生したのではなく、給紙カセット15bがエンプティになったと判定する。更に、制御部100は、タッチパネル106に給紙カセット15bがエンプティになったことを表示させる。
次に、図17に示すように、センサ30よりも上流側において用紙P5がジャムを起こした場合について説明する。このとき、制御部100は、用紙P5を給紙カセット15a及び搬送部50が搬送を開始してから所定時間Tを経過した場合、給紙カセット15aがエンプティになったか、又は、ジャムが発生したと判定する。そこで、制御部100は、給紙カセット15aと同じサイズの用紙を収容し、かつ、給紙カセット15aよりも上流側に設けられている給紙カセット15bから用紙P6の搬送(再給紙)を開始する。
ここで、用紙P5がジャムを起こしているので、用紙P6も、図18に示すように、搬送経路R1と搬送経路Rとの合流点においてジャムを起こす。そのため、給紙カセット15b及び搬送部50が用紙P6の搬送を開始してから所定時間Tを経過しても、センサ30が用紙P6を検知しない。すなわち、制御部100は、用紙の搬送遅延が発生したと判定する。そこで、制御部100は、センサ70が用紙P6を検知したか否かを判定することにより、給紙カセット15bに用紙が収容されているか否かを判定する。そして、制御部100は、センサ70が用紙P6を検知した場合には、給紙カセット15aがエンプティとなったのではなく、用紙P1がジャムを起こしたと判定する。この場合、制御部100は、用紙P2に転写すべきトナー画像を印刷部2に形成させない。更に、制御部100は、給紙カセット15cからの用紙の搬送を開始させない。更に、制御部100は、タッチパネル106にジャムが発生したことを表示させる。なお、制御部100は、ユーザがジャムを解消した場合には、印字を再開する。
次に、図19を参照しながら、制御部100が行う具体的な動作について説明する。図19は、制御部100のフローチャートである。
まず、制御部100は、用紙の搬送中に遅延が発生したか否かを判定する(ステップS61)。具体的には、制御部100は、用紙の搬送を給紙カセット15a及び搬送部50に開始させてから所定時間Tを経過するまでに、センサ30が用紙を検知したか否かを判定する。用紙を検知した場合には、遅延が発生しなかったとして、本処理は終了する。用紙を検知しなかった場合には、遅延が発生したとして、本処理はステップS62に進む。
遅延が発生した場合、制御部100は、現在実行しているジョブと同じサイズの用紙を収容している給紙カセット15bを選択する(ステップS62)。更に、制御部100は、給紙カセット15b及び搬送部50に用紙の搬送(再給紙)を開始させる(ステップS63)。
次に、制御部100は、用紙の搬送中に遅延が発生したか否かを判定する(ステップS64)。具体的には、制御部100は、用紙の搬送を給紙カセット15b及び搬送部50に開始させてから所定時間Tを経過するまでに、センサ30が用紙を検知したか否かを判定する。用紙を検知した場合には、遅延が発生しなかったとして、本処理はステップS65に進む。用紙を検知しなかった場合には、遅延が発生したとして、本処理はステップS68に進む。
遅延が発生しなかった場合、制御部100は、印刷部2に転写すべきトナー画像の形成を印刷部2に開始させる(ステップS65)。更に、制御部100は、給紙カセット15aがエンプティになったことを、タッチパネル106に表示させる(ステップS66)。そして、制御部100は、その後の印字を継続する(ステップS67)。この後、本処理は終了する。
遅延が発生した場合、制御部100は、センサ70が用紙を検知したか否かを判定する(ステップS68)。用紙を検知しなかった場合には、本処理はステップS69に進む。用紙を検知した場合には、本処理はステップS74に進む。
用紙を検知した場合、制御部100は、ジャムが発生したことをタッチパネル106に表示させる(ステップS74)。そして、制御部100は、印字を停止する(ステップS75)。この後、本処理は終了する。
用紙を検知しなかった場合、制御部100は、現在実行しているジョブと同じサイズの用紙を収容している給紙カセット15cを選択する(ステップS69)。更に、制御部100は、給紙カセット15c及び搬送部50に用紙の搬送(再給紙)を開始させる(ステップS70)。
次に、制御部100は、用紙の搬送中に遅延が発生したか否かを判定する(ステップS71)。具体的には、制御部100は、用紙の搬送を給紙カセット15c及び搬送部50に開始させてから所定時間Tを経過するまでに、センサ30が用紙を検知したか否かを判定する。用紙を検知した場合には、遅延が発生しなかったとして、本処理はステップS72に進む。用紙を検知しなかった場合には、遅延が発生したとして、本処理はステップS68に戻る。
遅延が発生しなかった場合、制御部100は、給紙カセット15bがエンプティになったことを、タッチパネル106に表示させる(ステップS72)。そして、制御部100は、その後の印字を継続する(ステップS73)。この後、本処理は終了する。
以上のように構成された画像形成装置1bによれば、給紙カセット15a,15bにエンプティセンサが設けられていなくても、給紙カセット15a,15bがエンプティになったことを判定することができる。
(第3の変形例)
以下に、第3の変形例に係る画像形成装置1cについて図面を参照しながら説明する。図20は、第3の変形例に係る画像形成装置1cの概略図である。
画像形成装置1cは、センサ80を更に備えている点において画像形成装置1bと相違する。センサ80は、給紙カセット15cに収容されている用紙がなくなったことを検知するエンプティセンサである。
画像形成装置1cでは、制御部100は、図20に示すように、給紙カセット15aから用紙の搬送の動作を開始してから所定時間T以上経過してもセンサ30が用紙を検知しない場合には、センサ80が設けられている給紙カセット15cに収容されている用紙を搬送部50に搬送させる。なお、制御部100は、センサ30が用紙を検知しない段階で、センサ80により給紙カセット15cに用紙が収容されていることを確認している。そして、制御部100は、給紙カセット15cから用紙の搬送の動作を開始してから所定時間T以内にセンサ30が用紙を検知した場合には、給紙カセット15aがエンプティになったと判定し、該用紙に転写すべきトナー画像を印刷部2に形成させる。この場合、制御部100は、その後の印字を継続する。一方、制御部100は、給紙カセット15cから用紙の搬送の動作を開始してから所定時間Tを経過してもセンサ30が用紙を検知しない場合には、ジャムが発生したと判定する。この場合、制御部100は、タッチパネル106にジャムが発生したことを表示させ、用紙に転写すべきトナー画像の形成を印刷部2に行わせない。そして、制御部100は、印字を停止する。
次に、図21を参照しながら、制御部100が行う具体的な動作について説明する。図21は、制御部100のフローチャートである。
まず、制御部100は、用紙の搬送中に遅延が発生したか否かを判定する(ステップS82)。具体的には、制御部100は、用紙の搬送を給紙カセット15a及び搬送部50に開始させてから所定時間Tを経過するまでに、センサ30が用紙を検知したか否かを判定する。用紙を検知した場合には、遅延が発生しなかったとして、本処理は終了する。用紙を検知しなかった場合には、遅延が発生したとして、本処理はステップS83に進む。
遅延が発生した場合、制御部100は、給紙カセット15aよりも上流側に給紙カセット15aと同サイズの用紙を格納したエンプティセンサ(センサ80)を備えた給紙カセットがあるか否かを判定する(ステップS83)。エンプティセンサ付き給紙カセットがある場合には、本処理はステップS84に進む。エンプティセンサなしの給紙カセットしかない場合には、本処理はステップS85に進む。
給紙カセットがある場合には、制御部100は、エンプティセンサを備えた給紙カセットを選択する(ステップS84)。この後、本処理はステップS86に進む。
給紙カセットがない場合には、制御部100は、エンプティセンサを備えていない給紙カセットを選択する(ステップS85)。この後、本処理はステップS86に進む。
前記ステップS86において、制御部100は、ステップS84又はステップS85において選択した給紙カセットから用紙の搬送(再給紙)を開始する(ステップS86)。
次に、制御部100は、用紙の搬送中に遅延が発生したか否かを判定する(ステップS87)。具体的には、制御部100は、用紙の搬送を給紙カセット及び搬送部50に開始させてから所定時間Tを経過するまでに、センサ30が用紙を検知したか否かを判定する。用紙を検知した場合には、遅延が発生しなかったとして、本処理はステップS88に進む。用紙を検知しなかった場合には、遅延が発生したとして、本処理はステップS91に進む。
遅延が発生しなかった場合、制御部100は、用紙に転写すべきトナー画像の形成を印刷部2に開始させる(ステップS88)。更に、制御部100は、給紙カセット15aがエンプティになったことを、タッチパネル106に表示させる(ステップS89)。そして、制御部100は、その後の印字を継続する(ステップS90)。この後、本処理は終了する。
遅延が発生した場合、制御部100は、センサ(センサ70又はセンサ72)が用紙を検知したか否かを判定する(ステップS91)。用紙を検知しなかった場合には、本処理はステップS92に進む。用紙を検知した場合には、本処理はステップS97に進む。
用紙を検知した場合、制御部100は、ジャムが発生したことをタッチパネル106に表示させる(ステップS97)。そして、制御部100は、印字を停止する(ステップS98)。この後、本処理は終了する。
用紙を検知しなかった場合、制御部100は、現在実行しているジョブと同じサイズの用紙を収容している給紙カセットを選択する(ステップS92)。更に、制御部100は、給紙カセット及び搬送部50に用紙の搬送(再給紙)を開始させる(ステップS93)。
次に、制御部100は、用紙の搬送中に遅延が発生したか否かを判定する(ステップS94)。具体的には、制御部100は、用紙の搬送を給紙カセット及び搬送部50に開始させてから所定時間Tを経過するまでに、センサ30が用紙を検知したか否かを判定する。用紙を検知した場合には、遅延が発生しなかったとして、本処理はステップS95に進む。用紙を検知しなかった場合には、遅延が発生したとして、本処理はステップS91に戻る。
遅延が発生しなかった場合、制御部100は、給紙カセットがエンプティになったことを、タッチパネル106に表示させる(ステップS95)。そして、制御部100は、その後の印字を継続する(ステップS96)。この後、本処理は終了する。
(第4の変形例)
以下に、第4の変形例に係る画像形成装置1dについて図面を参照しながら説明する。図22は、第4の変形例に係る画像形成装置1dの概略図である。
図22に示すように、給紙カセット15a〜15cが同一サイズの用紙を収容している場合には、制御部100は、最も下流側に位置する給紙カセット15aから用紙を搬送することが好ましい。
(その他の実施形態)
なお、本発明に係る画像形成装置は、前記画像形成装置1,1a〜1dに限らず、その要旨の範囲内において変更可能である。
また、画像形成装置1,1a〜1dの構成を任意に組み合わせてもよい。
本発明に係る画像形成装置に関し、エンプティセンサを設けることなく、給紙部の印刷媒体がなくなったことを検知することができ、かつ、無駄なトナーが発生することを抑制できる点において優れている。
1,1a〜1d:画像形成装置
2:印刷部
15a〜15c:給紙カセット
18a〜18c:搬送ローラ対
19:タイミングローラ対
30,70,72,80:センサ
50:搬送部
60b,60c:搬送ローラ対
100:制御部
102:揮発性メモリ
104:不揮発性メモリ
106:タッチパネル

Claims (13)

  1. 複数の印刷媒体を収容することができる第1の収納部と、
    前記第1の収納部に収容された印刷媒体を搬送する搬送部と、
    その内部において画像を形成するとともに、前記搬送部により搬送されてきた前記印刷媒体に該画像を転写する画像形成部と、
    前記印刷媒体の搬送経路上において前記第1の収納部と前記画像形成部との間に設けられている第1の検知部と、
    前記第1の収納部に収容されている印刷媒体の枚数に関するカウント情報を記憶する記憶部と、
    前記第1の検知部が前記印刷媒体を検知する前に前記画像形成部内において前記画像の形成を開始する第1のモードと、該第1の検知部が該印刷媒体を検知した後に該画像形成部内において該画像の形成を開始する第2のモードと、を前記カウント情報に基づいて切り替えて実行する制御部と、
    を備えていること、
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記カウント情報は、前記第1の収納部に収容されている印刷媒体の枚数を示す第1のカウント値であり、
    前記記憶部は、前記第1の収納部に収容されている印刷媒体の枚数を示す第2のカウント値を記憶しており、
    前記制御部は、前記第1の収納部から前記印刷媒体の搬送の動作が開始される度に前記第1のカウント値を1つ減算し、前記画像形成部内において前記画像の形成が開始される度に前記第2のカウント値を1つ減算し、
    前記制御部は、前記第1のカウント値及び前記第2のカウント値が所定値よりも大きい場合には、前記第1のモードを実行し、前記第1のカウント値及び前記第2のカウント値の少なくともいずれか一方が該所定値以下である場合には、前記第2のモードを実行すること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記第2のモードを実行中に、前記第1の収納部から前記印刷媒体の搬送の動作を開始してから所定時間以上経過しても前記第1の検知部が該印刷媒体を検知しない場合には、該第1の収納部の印刷媒体がなくなったと判定すること、
    を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記第1の収納部の印刷媒体がなくなったと判定した場合には、前記第1のカウント値を0に設定すること、
    を特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1のカウント値及び前記第2のカウント値を入力するための入力部を、
    更に備えていること、
    を特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記搬送部が印刷媒体を搬送しているときにエラーが発生したことを検知した場合には、前記第2のカウント値を前記第1のカウント値に一致させること、
    を特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記カウント情報は、前記第1の収納部に収容されている印刷媒体の枚数を示す第1のカウント値であり、
    前記制御部は、前記画像形成部内において前記画像の形成が開始される度に前記第1のカウント値を1つ減算し、
    前記制御部は、前記第1のカウント値が所定値より大きい場合には、前記第1のモードを実行し、該第1のカウント値が該所定値以下である場合には、前記第2のモードを実行すること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記カウント情報は、前記第1の収納部に収容されている印刷媒体の枚数を示す第2のカウント値であり、
    前記制御部は、前記第1の収納部から前記印刷媒体の搬送の動作が開始される度に前記第2のカウント値を1つ減算し、
    前記制御部は、前記第2のカウント値が所定値より大きい場合には、前記第1のモードを実行し、該第2のカウント値が該所定値以下である場合には、前記第2のモードを実行すること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 前記第1の収納部が収容している前記印刷媒体と同じサイズの複数の印刷媒体を収容することができる第2の収納部を、
    更に備えており、
    前記搬送部は、前記第2の収納部に収容された印刷媒体を搬送でき、
    前記制御部は、前記第1の収納部から前記印刷媒体の搬送の動作を開始してから所定時間以上経過しても前記第1の検知部が該印刷媒体を検知しない場合には、前記第2の収納部に収容されている印刷媒体を前記搬送部に搬送させること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、前記第1の収納部から前記印刷媒体の搬送の動作を開始してから所定時間以上経過しても前記第1の検知部が該印刷媒体を検知しない場合には、前記第2の収納部に収容されている印刷媒体を前記搬送部に搬送させ、その後、前記第1の検知部が該印刷媒体を検知した場合には、該第1の収納部の印刷媒体がなくなったと判定すること、
    を特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記第1の収納部が収容している前記印刷媒体と同じサイズの複数の印刷媒体を収容することができる第2の収納部と、
    前記第1の収納部が収容している前記印刷媒体と同じサイズの複数の印刷媒体を収容することができる第3の収納部と、
    前記第2の収納部から搬送される印刷媒体を検知する第2の検知部と、
    を更に備えており、
    前記搬送部は、前記第2の収納部及び第3の収納部に収容された印刷媒体を搬送でき、
    前記制御部は、前記第1の収納部から前記印刷媒体の搬送の動作を開始してから所定時間以上経過しても前記第1の検知部が該印刷媒体を検知しない場合には、前記第2の収納部に収容されている印刷媒体を前記搬送部に搬送させ、その後、該第2の収納部から該印刷媒体の搬送の動作を開始してから所定時間以上経過しても前記第2の検知部が該印刷媒体を検知しない場合には、前記第3の収納部に収容されている印刷媒体を前記搬送部に搬送させること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 前記第1の収納部は、該第1の収納部ないし前記第3の収納部の中で前記印刷媒体の搬送方向の最も下流側に設けられていること、
    を特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記第1の収納部が収容している前記印刷媒体と同じサイズの複数の印刷媒体を収容することができる第2の収納部と、
    前記第1の収納部が収容している前記印刷媒体と同じサイズの複数の印刷媒体を収容することができる第3の収納部と、
    前記第3の収納部の印刷媒体がなくなったことを検知する第3の検知部と、
    を更に備えており、
    前記搬送部は、前記第2の収納部及び第3の収納部に収容された印刷媒体を搬送でき、
    前記制御部は、前記第1の収納部から前記印刷媒体の搬送の動作を開始してから所定時間以上経過しても前記第1の検知部が該印刷媒体を検知しない場合には、前記第3の収納部に収容されている印刷媒体を前記搬送部に搬送させること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。
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