JP2015232305A - 密閉型圧縮機および冷凍冷蔵装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】固定ピースとスリーブとの磨耗を低減して、信頼性を向上させた密閉型圧縮機および当該密閉型圧縮機を備える冷凍冷蔵装置を提供する。【解決手段】主軸受5bによって回転支持されたクランクシャフト8と、クランクシャフト8の円筒中空部8cから主軸受5bの内径部へ連通する連通孔8eと、クランクシャフト8の円筒中空部8cの下部に圧入された金属製のスリーブ21と、スリーブ21内にクリアランスを有して挿入され、外周に螺旋溝222を形成するための螺旋突起221を有する樹脂製の固定ピース22と、固定ピース22の回転を阻止するための支持部材23と、を備え、スリーブ21、固定ピース22および支持部材23で粘性ポンプ30を形成し、螺旋突起221の上端部221aの螺旋突起幅Aを、螺旋突起221の中間部221cの螺旋突起幅Cよりも大きくする。【選択図】図2
Description
本発明は、密閉型圧縮機および当該密閉型圧縮機を備える冷凍冷蔵装置に関する。
近年、冷蔵庫、冷凍庫等の冷凍冷蔵装置は高効率化が求められており、冷凍冷蔵装置の冷凍サイクルに搭載される密閉型圧縮機(以下、圧縮機という。)も同様に高効率化が求められている。このため、圧縮機は、商用電源周波数未満の低い運転周波数から商用電源周波数以上の高い運転周波数まで、広領域において運転可能となっている。高COP(Coefficient Of Performance;成績係数)となる低い運転周波数による圧縮機の運転が長時間継続すれば、その分省電力に繋がるため、圧縮機の高効率化は冷凍冷蔵装置の省電力化(高効率化)にとって極めて重要な課題となっている。
これに伴い、圧縮機の高効率化に影響する低い運転周波数領域においては、信頼性及び効率を満足するための給油の確保が難しくなる傾向にある。このような給油確保を目的として、特許文献1(特表2002―519589号公報)や、特許文献2(特表2012−505331号公報)が開示されている。
即ち、特許文献1(特表2002―519589号公報)には、クランクシャフトの下端部にスリーブを設け、このスリーブ内にブラケットに支持された溝付き部材(固定ピース)を固設するように設け、溝付き部材の外表面とスリーブの内表面との間のオイルをスリーブの回転に伴って粘性ポンプ作用で上昇させるようにした密閉型圧縮機のオイルポンプ(粘性給油装置)が開示されている。
また、特許文献2(特表2012−505331号公報)には、クランク軸またはロータに固定される管状スリーブと、管状スリーブの内部に固定ロッドで支持されたポンプ本体と、を有し、この管状スリーブの内面に設けられた螺旋溝を設けた冷凍圧縮機のオイルポンプ(粘性給油装置)が開示されている。このポンプ本体は、管状スリーブが回転することによって、潤滑油を螺旋溝を伝って上昇させるものである。
冷凍冷蔵装置用圧縮機は、圧縮機構部と電動機機構部とを有し、クランクシャフト下部に形成した粘性ポンプをもって摺動部への給油を行っている。即ち、クランクシャフトの下端に形成された第1の粘性ポンプは、スリーブと固定ピースとの間に構成される螺旋溝をもって潤滑油を汲み上げる。そして、フレームの主軸受部とクランクシャフトとの間に形成された第2の粘性ポンプは、第1の粘性ポンプにより汲み上げられた潤滑油をクランクシャフトの摺動部に送油して、主軸受部を潤滑する構造である。
例えば、特許文献1の密閉型圧縮機のオイルポンプ(粘性給油装置)は、クランクシャフトの回転によってスリーブを回転させ、潤滑油を固定ピースの給油溝(螺旋溝)に沿って汲み上げられるようにしたものである。汲み上げられた潤滑油は、クランクシャフトの中心部から外周側壁に通じる給油穴を通して主軸受側に送油される。送油された潤滑油は、クランクシャフトの外周に形成された溝(第2の粘性ポンプ)を通って、主軸受部を潤滑することになる。
なお、一般的にスリーブは金属パイプで形成され、固定ピースは粘性ポンプの性能を確保する為に熱伝導率が小さく高い強度を有するプラスチック材料で形成されている。
ところで、近年、冷蔵庫、冷凍庫等の冷凍冷蔵装置は省電力化(高効率化)が求められており、インバータ駆動回路を用いて圧縮機の回転速度を、例えば800〜4300min-1 の範囲で制御している。
例えば、冷凍冷蔵庫の庫内に大量の被冷却物(例えば、冷凍食品など)が収納された場合や夏場の高温時には、圧縮機を高速回転させ、庫内を急速に冷却するようになっている。この高速回転によって庫内温度が安定したら、圧縮機の回転を800min-1 の低回転速度とし、さらに安定すると圧縮機の回転が停止することによって大幅な省電力を図ることができるというものである。なお、この圧縮機の停止時間は、最大約1時間となる場合もある。
しかしながら、特許文献1,2の場合、圧縮機の停止状態が継続すると、スリーブ内の固定ピースが斜めになって停止することになり、以下のような課題が発生することが考えられる。
つまり、固定ピースが斜めになって停止した状態とは、樹脂製の固定ピースに形成された螺旋状突起部の上端と下端がスリーブの内壁に接触した状態で長時間停止してしまうことである。この状態から密閉型圧縮機が回転を開始すると、固定ピースの上端と下端にある螺旋状突起と金属のスリーブとが擦れ合って固定ピースが磨耗してしまうおそれがある。さらに、この磨耗によって発生した磨耗粉が密閉型圧縮機内の潤滑油中に異物となって混入してしまうという課題が生じる。
そこで、本発明は、固定ピースとスリーブとの磨耗を低減して、信頼性を向上させた密閉型圧縮機および当該密閉型圧縮機を備える冷凍冷蔵装置を提供することを課題とする。
このような課題を解決するために、本発明に係る密閉型圧縮機は、主軸受によって回転支持されたクランクシャフトと、前記クランクシャフトの円筒中空部から前記主軸受の内径部へ連通する連通孔と、前記クランクシャフトの円筒中空部の下部に圧入された金属製のスリーブと、前記スリーブ内にクリアランスを有して挿入され、外周に螺旋溝を形成するための螺旋突起を有する樹脂製の固定ピースと、前記固定ピースの回転を阻止するための支持部材と、を備え、前記スリーブ、前記固定ピースおよび前記支持部材で粘性ポンプを形成し、前記螺旋突起の上端部の螺旋突起幅を、前記螺旋突起の中間部の螺旋突起幅よりも大きくすることを特徴とする。
また、このような課題を解決するために、本発明に係る冷凍冷蔵装置は、前記密閉型圧縮機と、凝縮器と、膨張弁と、蒸発器と、を有する冷凍サイクルを備えることを特徴とする。
本発明によれば、固定ピースとスリーブとの磨耗を低減して、信頼性を向上させた密閉型圧縮機および当該密閉型圧縮機を備える冷凍冷蔵装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し重複した説明を省略する。
≪冷凍冷蔵装置≫
まず、本実施形態に係る冷凍冷蔵装置200について、図7を用いて説明する。図7は、本実施形態に係る冷凍冷蔵装置200の構成模式図である。
まず、本実施形態に係る冷凍冷蔵装置200について、図7を用いて説明する。図7は、本実施形態に係る冷凍冷蔵装置200の構成模式図である。
冷蔵庫、冷凍庫等の冷凍冷蔵装置200は、コンデンシングユニット210と、冷却器230を有する冷凍冷蔵庫220と、を備えており、冷凍冷蔵庫220の内部(冷凍冷蔵庫220の庫内空気)を冷却器230により冷却するものである。
冷凍冷蔵装置200は、圧縮機(密閉型圧縮機)100と、凝縮器110と、電子開閉弁120と、膨張弁130と、蒸発器140と、を備えており、これらの間で冷媒が循環するように冷媒配管で環状に接続された冷凍サイクルを備えている。また、図示は省略するが、冷凍冷蔵装置200は、外気をコンデンシングユニット210に取り込んで凝縮器110を流れる冷媒と熱交換させるためのコンデンシングユニットファン(図示せず)と、冷凍冷蔵庫220の庫内空気を冷却器230に取り込んで蒸発器140を流れる冷媒と熱交換させるための冷却器ファン(図示せず)と、を備えている。
なお、圧縮機100、凝縮器110およびコンデンシングユニットファン(図示せず)は、コンデンシングユニット210に配置されている。また、電子開閉弁120、膨張弁130、蒸発器140および冷却器ファン(図示せず)は、冷凍冷蔵庫220の冷却器230に配置されている。
冷凍サイクルを循環する冷媒の流れに沿って、冷凍冷蔵装置200の各構成を説明する。
圧縮機100は、冷却器230(蒸発器140)からの冷媒を圧縮し、高温高圧の冷媒を凝縮器110へ吐出する。凝縮器110は、空気−冷媒熱交換器であり、圧縮機100からの高温高圧の冷媒を空気(外気)と熱交換することにより、冷媒を冷却して凝縮する。凝縮器3からの冷媒は、電子開閉弁120を介して、膨張弁130に流入する。
電子開閉弁120は、冷凍サイクルの運転中、即ち、圧縮機100の運転中は開弁しており、冷媒が冷媒配管を循環する。一方、冷凍サイクルの運転停止中、即ち、圧縮機100の運転停止中は閉弁しており、冷媒が冷媒配管を循環することを防止して、冷凍冷蔵庫220の内部に冷媒を介して熱が侵入することを防止するようになっている。
膨張弁130は、凝縮器110からの高圧冷媒を減圧(断熱膨張)して、低温低圧冷媒とする。膨張弁130からの低温低圧冷媒は、蒸発器140に流入する。蒸発器140は、冷媒−熱媒体熱交換器であり、膨張弁130からの低温低圧冷媒を熱媒体(冷凍冷蔵庫220の庫内空気)と熱交換することにより、熱媒体を冷却するとともに、冷媒を蒸発させる。蒸発器140からの冷媒は、圧縮機100へと流入する。このように、圧縮機100を運転して冷媒が冷凍サイクルを循環することにより、冷凍冷蔵装置200は冷凍冷蔵庫220の内部(熱媒体;冷凍冷蔵庫220の庫内空気)を冷却する。
冷凍冷蔵装置200の制御手段(図示せず)は、冷凍冷蔵庫220の庫内温度が予め設定された第1設定温度よりも高い場合、冷凍冷蔵庫220の庫内温度を速やかに下げるため、圧縮機100を高回転速度(例えば、4300min-1 )で運転する。そして、冷凍冷蔵装置200の制御手段(図示せず)は、冷凍冷蔵庫220の庫内温度が設定された第2設定温度(第1設定温度>第2設定温度)以下となると、圧縮機100を高COP(Coefficient Of Performance;成績係数)となる低回転速度(例えば、800min-1 )で運転する。さらに、冷凍冷蔵装置200の制御手段(図示せず)は、冷凍冷蔵庫220の庫内温度が設定された第3設定温度(第1設定温度>第2設定温度>第3設定温度)以下となると、圧縮機100を停止させるとともに、電子開閉弁120を閉弁する。
その後、冷凍冷蔵装置200の制御手段(図示せず)は、冷凍冷蔵庫220の庫内温度が設定された第4設定温度(第3設定温度<第4設定温度)以上となると、電子開閉弁120を開弁するとともに、圧縮機100を始動させる。以下、冷凍冷蔵装置200の制御手段(図示せず)は、冷凍冷蔵庫220の庫内温度が設定された温度範囲内(第3設定温度〜第4設定温度)となるように、圧縮機100の運転・停止を繰り返す。このように、圧縮機100を制御することにより、冷凍冷蔵装置200は大幅な省電力を図ることができる。なお、圧縮機100の停止時間は、最大約1時間となる場合もある。
≪密閉型圧縮機(第1実施形態)≫
次に、冷凍冷蔵装置200(図7参照)に搭載される第1実施形態に係る圧縮機(密閉型圧縮機)100について図1を用いて説明する。図1は、第1実施形態に係る圧縮機100の縦断面図である。
次に、冷凍冷蔵装置200(図7参照)に搭載される第1実施形態に係る圧縮機(密閉型圧縮機)100について図1を用いて説明する。図1は、第1実施形態に係る圧縮機100の縦断面図である。
図1に示すように、第1実施形態に係る圧縮機100は、圧縮要素1および電動要素2を密閉容器3内に上下に配置して構成される密閉型圧縮機である。また、圧縮機100は、後述するように、フレーム5に形成されたシリンダ5a内においてピストン9を往復動させることにより容積変化で冷媒を圧縮する前述の圧縮要素1を備える、いわゆるレシプロ式圧縮機である。密閉容器3の内部には、潤滑油(オイル)11を貯留するとともに、冷媒12が封入されている。圧縮要素1および電動要素2は、密閉容器3の内部において、複数のコイルバネ(支えバネ)4を介して弾性的に支持されている。
また、図1に示すように、圧縮機100は、密閉容器3と、コイルバネ4と、フレーム5と、ステータ6と、ロータ7と、クランクシャフト8と、ピストン9と、コネクティングロッド10と、スリーブ21(後述する図2参照)と、固定ピース22(後述する図2参照)と、支持部材23(後述する図2参照)と、を備えている。
圧縮機100の圧縮要素1は、シリンダ5aおよび主軸受5bが一体に形成されたフレーム5と、偏心部8aおよび主軸受5bに軸支される主軸部8bとが形成されたクランクシャフト8と、フレーム5のシリンダ5a内を往復自在に嵌入されたピストン9と、クランクシャフト8の偏心部8aとピストン9とを連結するコネクティングロッド10と、を有している。
圧縮機100の電動要素2は、インバータ駆動回路(図示せず)と電気的に接続されたステータ(固定子)6と、永久磁石(図示せず)を内蔵するロータ(回転子)7と、含んで構成され、フレーム5の下方に配置されている。ステータ6は、ボルト(図示せず)によりフレーム5に固定されている、また、ロータ7は、クランクシャフト8の主軸部8bに固定されている。電動要素2は、インバータ駆動回路(図示せず)によって、複数の運転周波数で駆動されるようになっている。
このように構成された圧縮機100は、インバータ駆動回路(図示せず)によって、電動要素2を駆動しロータ7を回転させると、ロータ7の回転に伴いクランクシャフト8が回転し、偏心部8aが偏心回転運動する。この偏心部8aの偏心回転運動がコネクティングロッド10を介してピストン9に伝達され、ピストン9がシリンダ5a内を往復運動し、冷媒12は圧縮される。
また、クランクシャフ8の主軸部8bには、第1粘性ポンプ20と、連通孔8eを介して第1粘性ポンプ20と連接された第2粘性ポンプ30と、が形成され、潤滑油11が主軸受5b(フレーム5の主軸受5bとクランクシャフト8の主軸部8bとの回転摺動部)に給油されるとともに、クランクシャフト8の偏心部8a(クランクシャフト8の偏心部8aとコネクティングロッド10との摺動部)、シリンダ5a(フレーム5のシリンダ5aとピストン9との摺動部)等にも給油されるようになっている。
<粘性ポンプ>
次に、第1粘性ポンプ20および第2粘性ポンプ30について、図2を用いて説明する。図2は、第1実施形態に係る圧縮機100が備える第1粘性ポンプ20および第2粘性ポンプ30を示す要部拡大縦断面図である。
次に、第1粘性ポンプ20および第2粘性ポンプ30について、図2を用いて説明する。図2は、第1実施形態に係る圧縮機100が備える第1粘性ポンプ20および第2粘性ポンプ30を示す要部拡大縦断面図である。
図2に示すように、クランクシャフト8の主軸部8bには、油分離部として機能する円筒中空部8cが形成されている。また、クランクシャフト8の主軸部8bには、円筒中空部8cと主軸受5b(クランクシャフト8の主軸部8bの外表面)とを連通する連通孔8eが形成されている。また、クランクシャフト8の主軸部8bの外表面には、断面形状が台形となった第2螺旋溝8fが形成されている。第2螺旋溝8fは、一端が連通孔8eと連通し、他端がクランクシャフト8の偏心部8aに形成された給油孔8gと連通する。円筒中空部8cの上部は、ガス通し孔8hと連通する。
第1粘性ポンプ20は、クランクシャフト8の円筒中空部8cと連通するように取り付けられた中空のスリーブ21と、スリーブ21の内部に配置され、螺旋突起221により第1螺旋溝222が形成された固定ピース22と、固定ピース22の回転方向、上下方向の遊動を拘束する支持部材23と、を備えて構成されている。クランクシャフト8が回転することによりスリーブ21が回転し、第1粘性ポンプ20は、密閉容器3の内部に貯留された潤滑油11(図1参照)をクランクシャフト8の円筒中空部8cへと汲み上げることができるようになっている。
ここで、第1粘性ポンプ20により円筒中空部8cへと汲み上げられた潤滑油11(図1参照)は冷媒12(図1参照)を含むことがあり、円筒中空部8cは、潤滑油11と冷媒12(潤滑油11を含む冷媒12)とを分離する油分離部として機能する。円筒中空部8cで分離された潤滑油11は、連通孔8eへと供給される。冷媒12(潤滑油11を含む冷媒12)は、ガス通し孔8hへと供給される。
第2粘性ポンプ30は、クランクシャフト8の主軸部8bの外表面に形成された第2螺旋溝8fと、主軸受5bと、を備えて構成されている。クランクシャフト8が回転することにより、第2粘性ポンプ30は、連通孔8eから供給された潤滑油11(図1参照)を給油孔8gへと汲み上げるとともに、主軸受5b(フレーム5の主軸受5bとクランクシャフト8の主軸部8bとの回転摺動部)に給油して潤滑をすることができるようになっている。
そして、第2粘性ポンプ30により給油孔8gへと汲み上げられた潤滑油11(図1参照)は、給油孔8gを介して圧縮要素1(図1参照)の上部に吹き出され、クランクシャフト8の偏心部8a(クランクシャフト8の偏心部8aとコネクティングロッド10(図1参照)との摺動部)、シリンダ5a(フレーム5のシリンダ5a(図1参照)とピストン9(図1参照)との摺動部)等に給油して潤滑および冷却をすることができるようになっている。
また、第1粘性ポンプ20により、油分離部として機能する円筒中空部8cに持ち込まれた潤滑油11(図1参照)を含む冷媒12(図1参照)は、クランクシャフト8に設けられたガス通し孔8hを通してピストン9(図1参照)等に吹き付けられ、ピストン9(図1参照)、シリンダ5a(図1参照)を潤滑および冷却することができるようになっている。
<第1粘性ポンプ>
第1粘性ポンプ20について、図2および図3を用いてさらに説明する。図3は、固定ピース22の拡大斜視図である。
第1粘性ポンプ20について、図2および図3を用いてさらに説明する。図3は、固定ピース22の拡大斜視図である。
図2に示すように、スリーブ21は、略円筒形で、上下面は開口したキャップ状をなしている。また、スリーブ21は、円筒中空部8cと連通するように、クランクシャフト8の下端部に圧入により取り付けられている。なお、この圧入代は、通常5mm程度である。また、スリーブ21の材料は、比較的高い精度が出やすい金属材料から形成される。
図3に示すように、固定ピース22は、外周に螺旋突起221による第1螺旋溝222が形成されている。また、固定ピース22の先端には、支持部材23が係止される貫通孔224を設けたボス部223が形成されている。固定ピース22は、螺旋突起221(第1螺旋溝222)と、ボス部223と、を含め、樹脂による一体成型品となっている。なお、固定ピース22の材料は、耐冷媒、耐潤滑油性を有する熱伝導性の低いプラスチック材料(例えば、PPS,PBT,PEEK等)から形成される。
図2および図3に示すように、支持部材23は、固定ピース22の回転方向、上下方向の遊動を拘束するものである。また、支持部材23の両端はステータ6(図1参照)に取り付けられたインシュレータ(図示せず)の支持部(図示せず)に挿入され、固定ピース22に設けられた貫通孔224に係止しているものである。
このように構成された圧縮機100は、インバータ駆動回路(図示せず)によって、電動要素2を駆動しロータ7を回転させると、ロータ7の回転に伴いクランクシャフト8が回転し、クランクシャフト8とともにスリーブ21も回転する。一方、外周に第1螺旋溝222が形成される固定ピース22は、支持部材23により回転方向、上下方向の遊動を拘束されている。このような構成により、スリーブ21の内表面と固定ピース22の外表面との間の潤滑油11(図1参照)が、スリーブ21の回転に伴って粘性ポンプ作用で上昇する。
なお、図2に示すように、スリーブ21の上端部付近には、ゴミ捕集用溝8dが設けられている。このゴミ捕集用溝8dは、固定ピース22に設けた第1螺旋溝222の途中に位置し、第1螺旋溝222を通して給油される潤滑油11(図1参照)中のゴミが捕集されるようになっている。
即ち、粘性ポンプ作用で第1螺旋溝222中を上昇する潤滑油11は、途中でゴミ捕集用溝8dに出会う構造である。通常、潤滑油11中に入ったゴミの重量は潤滑油11に比較して重いため、遠心力が強く働きスリーブ21に内接しながら上昇する。このため、上昇の途中で、ゴミがゴミ捕集用溝8dに入る構造となっている。このゴミ捕集用溝8dに入ったゴミは、ゴミ捕集用溝8dに留め置かれる。こうして、潤滑油11は、浄化されることになる。
<圧縮機の運転停止時におけるスリーブ21と固定ピース22の関係>
ここで、圧縮機に搭載されているスリーブ21と固定ピース22の寸法関係を示しつつ、圧縮機の運転停止時におけるスリーブ21と固定ピース22の関係について説明する。
ここで、圧縮機に搭載されているスリーブ21と固定ピース22の寸法関係を示しつつ、圧縮機の運転停止時におけるスリーブ21と固定ピース22の関係について説明する。
クランクシャフト8の先端内径に圧入されるスリーブ21は、高さが約20mmであり、その内径は12mmとなっている。また、このスリーブ21内に挿入されている固定ピース22は、高さが約26mmであり、その直径は11.8mmとなっている。
したがって、スリーブ21内に挿入された固定ピース22の両側には、それぞれ0.1mmの隙間(クリアランス)が生じることになる。このような固定ピース22を備える圧縮機は、以下のような問題点があることが分かった。
即ち、図7を用いて前述したように、冷凍冷蔵庫220の庫内温度が設定された第2設定温度以下となると、圧縮機は低速回転し、さらに、冷凍冷蔵庫220の庫内温度が設定された第3設定温度(第2設定温度>第3設定温度)以下となると、圧縮機は停止する。
圧縮機が停止した際、固定ピース22は、下側のみが支持部材23により支持される構造となっているため、スリーブ21内で傾いた状態で停止する。このため、固定ピース22の外周にある螺旋突起221の上端と下端は金属のスリーブ21の内面に片当たりし、片側わずか0.1mmの隙間とはいえ固定ピース22の螺旋突起221に対して面圧が加わってしまう。
そして、螺旋突起221に面圧が加わった状態で圧縮機の運転が再開すると、螺旋突起221に磨耗が発生してしまうという問題が発生した。
そこで、第1実施形態に係る圧縮機100は、固定ピース22の螺旋突起221に対する面圧を低下する構造を有することにより、螺旋突起221の磨耗を抑制するようになっている。
図4は、第1実施形態に係る圧縮機100が備える固定ピース22の斜視図である。
図4に示すように、固定ピース22の外周には、上端部(図4の上側)から下端部(図4の下側)にわたって連続した螺旋突起221が設けられている。ここで、符号221aは上端部の螺旋突起を示し、符号221bは下端部の螺旋突起を示し、符号221cは中間部の螺旋突起を示す。そして、これらの螺旋突起221a,221c,221bの間に連続した第1螺旋溝222が形成されている。
第1実施形態に係る圧縮機100が備える固定ピース22では、上端部の螺旋突起221aと下端部の螺旋突起221bの幅を中間部の螺旋突起221cの幅よりも大きくしたものである。即ち、上端部の螺旋突起221aの上下方向の幅をAとし、下端部の螺旋突起221bの上下方向の幅をBとし、中間部の螺旋突起221cの上下方向の幅をCとして、A>CかつB>Cとしたものである。換言すれば、片当たりする上下端部の螺旋突起221a,221bの幅A,Bを中間部の螺旋突起221cの幅Cよりも大きくしたものである。なお、上端部の螺旋突起221aの幅Aと下端部の螺旋突起221bの幅Bは、A=Bとしてもよい。
これにより、圧縮機100が停止して、固定ピース22がスリーブ21内で傾いた状態で停止した際、上端部の螺旋突起221aと下端部の螺旋突起221bに加わっていたスリーブ21からの面圧を螺旋突起221a,221bの幅が広くなった分、分散させることができる。即ち、上下端部の螺旋突起221a,221bに対する面圧が低くなるので、圧縮機100の停止状態から急に回転が再開された場合でも、上下端部の螺旋突起221a,221bの磨耗が低減する。また、磨耗が低減することにより、圧縮機100の信頼性を向上させることができる。
また、第1実施形態に係る圧縮機100は、潤滑油11を円筒中空部8cに汲み上げる手段として、粘性ポンプ作用で潤滑油11を汲み上げる第1粘性ポンプ20を用いている。これにより、第1実施形態に係る圧縮機100は、遠心力により潤滑油を汲み上げる遠心ポンプを備える圧縮機と比較して、潤滑油11を汲み上げて、各部を潤滑することができる。
≪密閉型圧縮機(第2実施形態)≫
次に、冷凍冷蔵装置200(図7参照)に搭載される第2実施形態に係る圧縮機(密閉型圧縮機)100について図5を用いて説明する。図5は、第2実施形態に係る圧縮機100が備える固定ピース22の斜視図である。
次に、冷凍冷蔵装置200(図7参照)に搭載される第2実施形態に係る圧縮機(密閉型圧縮機)100について図5を用いて説明する。図5は、第2実施形態に係る圧縮機100が備える固定ピース22の斜視図である。
第2実施形態に係る圧縮機100は、第1実施形態に係る圧縮機100(図1から図4参照)と比較して、固定ピース22の構成が異なっている。その他の構成は、第1実施形態に係る圧縮機100(図1から図4参照)と同様であり、詳細な説明を省略する。
図5に示すように、固定ピース22の外周には、上端部(図5の上側)から下端部(図5の下側)にわたって連続した螺旋突起221が設けられている。ここで、符号221aは上端部の螺旋突起を示し、符号221bは下端部の螺旋突起を示し、部号221cは中間部の螺旋突起を示す。そして、これらの螺旋突起221a,221c,221bの間に連続した第1螺旋溝222が形成されている。
第2実施形態に係る圧縮機100が備える固定ピース22では、上端部の螺旋突起221aの幅を下端部の螺旋突起221bの幅および中間部の螺旋突起221cの幅よりも大きくしたものである。即ち、上端部の螺旋突起221aの上下方向の幅をAとし、下端部の螺旋突起221bの上下方向の幅をBとし、中間部の螺旋突起221cの上下方向の幅をCとして、A>BかつA>Cとしたものである。なお、下端部の螺旋突起221bの幅Bと中間部の螺旋突起221cの幅Cは、B>Cとしてもよく、B=Cとしてもよい。
ここで、図3に示すように、固定ピース22は下側のみが支持部材23により支持される構造となっているため、スリーブ21内で傾いた状態で停止する際、下端部の螺旋突起221bに対する面圧は上端部の螺旋突起221aに対する面圧よりも低くなる。このため、第2実施形態(図5参照)では、下端部の螺旋突起221bの幅Bを上端部の螺旋突起221aの幅Aより小さくした(A>B)。また、片当たりする上端部の螺旋突起221aの幅Aを中間部の螺旋突起221cの幅Cよりも大きくしたものである(A>C)。
また、片当たりする下端部の螺旋突起221bの幅Bを中間部の螺旋突起221cの幅Cよりも大きくしたものである(B>C)。なお、前述のように、下端部の螺旋突起221bに対する面圧は上端部の螺旋突起221aに対する面圧よりも低くなるため、下端部の螺旋突起221bの幅Bを中間部の螺旋突起221cの幅Cと等しくしてもよい(B=C)。
これにより、圧縮機100が停止して、固定ピース22がスリーブ21内で傾いた状態で停止した際、上端部の螺旋突起221aに加わっていたスリーブ21からの面圧を螺旋突起221aの幅が広くなった分、分散させることができる。即ち、上端部の螺旋突起221aに対する面圧が低くなるので、圧縮機100の停止状態から急に回転が再開された場合でも、上端部の螺旋突起221aの磨耗が低減する。また、磨耗が低減することにより、圧縮機100の信頼性を向上させることができる。
また、下端部の螺旋突起221bの幅Bを中間部の螺旋突起221cの幅Cと等しくすることにより、固定ピース22を成形するための金型の製作が容易になり、生産性が向上する。また、第1螺旋溝222の幅の変化が少なくなるので、第1螺旋溝222(第1粘性ポンプ20)を流れる潤滑油11(図1参照)を流れがスムーズになる。
≪密閉型圧縮機(第3実施形態)≫
次に、冷凍冷蔵装置200(図7参照)に搭載される第3実施形態に係る圧縮機(密閉型圧縮機)100について図6を用いて説明する。図6は、第3実施形態に係る圧縮機100が備える固定ピース22の斜視図である。
次に、冷凍冷蔵装置200(図7参照)に搭載される第3実施形態に係る圧縮機(密閉型圧縮機)100について図6を用いて説明する。図6は、第3実施形態に係る圧縮機100が備える固定ピース22の斜視図である。
第3実施形態に係る圧縮機100は、第1実施形態に係る圧縮機100(図1から図4参照)と比較して、固定ピース22の構成が異なっている。その他の構成は、第1実施形態に係る圧縮機100(図1から図4参照)と同様であり、詳細な説明を省略する。
図6に示すように、固定ピース22の外周には、上端部(図6の上側)から下端部(図5の下側)にわたって連続した螺旋突起221が設けられている。ここで、符号221aは上端部の螺旋突起を示し、符号221bは下端部の螺旋突起を示し、部号221cは中間部の螺旋突起を示す。そして、これらの螺旋突起221a,221c,221bの間に連続した第1螺旋溝222が形成されている。
第3実施形態に係る圧縮機100が備える固定ピース22では、上端部の螺旋突起221aの幅および下端部の螺旋突起221bの幅を面圧が分散するように大きくし、加えて、中間部の螺旋突起221cの幅を上端部の螺旋突起221aの幅および下端部の螺旋突起221bの幅に合わせて大きくしたものである。即ち、上端部の螺旋突起221aの上下方向の幅をAとし、下端部の螺旋突起221bの上下方向の幅をBとし、中間部の螺旋突起221cの上下方向の幅をCとし、従来の固定ピースの螺旋突起の上下方向の幅をDとして、A=B=C>Dとしたものである。
即ち、圧縮機が停止して、固定ピース22がスリーブ21内で傾いた状態で停止する際、固定ピース22の外周にある螺旋突起221がスリーブ21の内面に片当たりする面圧が、所定の面圧閾値以下となるように、螺旋突起221の幅を広くする。
これにより、圧縮機100が停止して、固定ピース22がスリーブ21内で傾いた状態で停止した際、上端部の螺旋突起221aと下端部の螺旋突起221bに加わっていたスリーブ21からの面圧を螺旋突起221a,221bの幅が広くなった分、分散させることができる。即ち、上下端部の螺旋突起221a,221bに対する面圧が低くなるので、圧縮機100の停止状態から急に回転が再開された場合でも、上下端部の螺旋突起221a,221bの磨耗が低減する。また、磨耗が低減することにより、圧縮機100の信頼性を向上させることができる。
また、上端部の螺旋突起221aの幅をA、下端部の螺旋突起221bの幅Bおよび中間部の螺旋突起221cの幅Cを等しくすることにより、固定ピース22を成形するための金型の製作が容易になり、生産性が向上する。また、第1螺旋溝222の幅の変化が少なくなるので、第1螺旋溝222(第1粘性ポンプ20)を流れる潤滑油11(図1参照)を流れがスムーズになる。
≪変形例≫
なお、本実施形態に係る冷凍冷蔵装置200および第1から第3実施形態に係る圧縮機100は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
なお、本実施形態に係る冷凍冷蔵装置200および第1から第3実施形態に係る圧縮機100は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
第1から第3実施形態に係る圧縮機100は、冷凍冷蔵装置200(図6参照)の冷凍サイクルに搭載される圧縮機であるものとして説明したが、これに限られるものではない。例えば、空気調和機の冷凍サイクルに搭載される圧縮機として、第1から第3実施形態に係る圧縮機100を用いてもよい。また、第1から第3実施形態に係る圧縮機100は、冷媒ガスを圧縮するものとして説明したが、これに限られるものではない。例えば、空気を圧縮する空気圧縮機として、第1から第3実施形態に係る圧縮機100を用いてもよい。
1 圧縮要素
2 電動要素
3 密閉容器
5 フレーム
5a シリンダ
5b 主軸受
6 ステータ(固定子)
7 ロータ(回転子)
8 クランクシャフト
8b 主軸部
8c 円筒中空部
8e 連通孔
8f 第2螺旋溝
20 第1粘性ポンプ
21 スリーブ
22 固定ピース
221 螺旋突起
221a 上端部の螺旋突起
221b 下端部の螺旋突起
221c 中間部の螺旋突起
222 第1螺旋溝
23 支持部材
30 第2粘性ポンプ
100 圧縮機(密閉型圧縮機)
110 凝縮器
130 膨張弁
140 蒸発器
200 冷凍冷蔵装置
A 上端部の螺旋突起の幅(上端部の螺旋突起幅)
B 下端部の螺旋突起の幅(下端部の螺旋突起幅)
C 中間部の螺旋突起の幅(中間部の螺旋突起幅)
2 電動要素
3 密閉容器
5 フレーム
5a シリンダ
5b 主軸受
6 ステータ(固定子)
7 ロータ(回転子)
8 クランクシャフト
8b 主軸部
8c 円筒中空部
8e 連通孔
8f 第2螺旋溝
20 第1粘性ポンプ
21 スリーブ
22 固定ピース
221 螺旋突起
221a 上端部の螺旋突起
221b 下端部の螺旋突起
221c 中間部の螺旋突起
222 第1螺旋溝
23 支持部材
30 第2粘性ポンプ
100 圧縮機(密閉型圧縮機)
110 凝縮器
130 膨張弁
140 蒸発器
200 冷凍冷蔵装置
A 上端部の螺旋突起の幅(上端部の螺旋突起幅)
B 下端部の螺旋突起の幅(下端部の螺旋突起幅)
C 中間部の螺旋突起の幅(中間部の螺旋突起幅)
Claims (5)
- 主軸受によって回転支持されたクランクシャフトと、
前記クランクシャフトの円筒中空部から前記主軸受の内径部へ連通する連通孔と、
前記クランクシャフトの円筒中空部の下部に圧入された金属製のスリーブと、
前記スリーブ内にクリアランスを有して挿入され、外周に螺旋溝を形成するための螺旋突起を有する樹脂製の固定ピースと、
前記固定ピースの回転を阻止するための支持部材と、を備え、
前記スリーブ、前記固定ピースおよび前記支持部材で粘性ポンプを形成し、
前記螺旋突起の上端部の螺旋突起幅を、前記螺旋突起の中間部の螺旋突起幅よりも大きくする
ことを特徴とする密閉型圧縮機。 - 前記螺旋突起の下端部の螺旋突起幅を、前記螺旋突起の中間部の螺旋突起幅よりも大きくする
ことを特徴とする請求項1に記載の密閉型圧縮機。 - 前記螺旋突起の上端部の螺旋突起幅を、前記螺旋突起の下端部の螺旋突起幅よりも大きくする
ことを特徴とする請求項1に記載の密閉型圧縮機。 - 主軸受によって回転支持されたクランクシャフトと、
前記クランクシャフトの円筒中空部から前記主軸受の内径部へ連通する連通孔と、
前記クランクシャフトの円筒中空部の下部に圧入された金属製のスリーブと、
前記スリーブ内にクリアランスを有して挿入され、外周に螺旋溝を形成するための螺旋突起を有する樹脂製の固定ピースと、
前記固定ピースの回転を阻止するための支持部材と、を備え、
前記スリーブ、前記固定ピースおよび前記支持部材で粘性ポンプを形成し、
前記クランクシャフトの回転が停止して、前記固定ピースが前記スリーブ内で傾いた状態で停止する際、
前記固定ピースの前記螺旋突起が前記スリーブの内面に片当たりする面圧が所定の面圧閾値以下となるような前記螺旋突起の幅を有する
ことを特徴とする密閉型圧縮機。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の密閉型圧縮機と、凝縮器と、膨張弁と、蒸発器と、を有する冷凍サイクルを備える
ことを特徴とする冷凍冷蔵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014119679A JP2015232305A (ja) | 2014-06-10 | 2014-06-10 | 密閉型圧縮機および冷凍冷蔵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014119679A JP2015232305A (ja) | 2014-06-10 | 2014-06-10 | 密閉型圧縮機および冷凍冷蔵装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015232305A true JP2015232305A (ja) | 2015-12-24 |
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ID=54933893
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014119679A Abandoned JP2015232305A (ja) | 2014-06-10 | 2014-06-10 | 密閉型圧縮機および冷凍冷蔵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2015232305A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111271254A (zh) * | 2018-12-05 | 2020-06-12 | 安徽美芝制冷设备有限公司 | 用于压缩机的供油结构和具有其的压缩机 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS57137667A (en) * | 1981-02-18 | 1982-08-25 | Hitachi Ltd | Refrigerator |
WO1996029516A1 (en) * | 1995-03-20 | 1996-09-26 | Danfoss Compressors Gmbh | Oil pump, especially for a hermetically-encapsulated refrigerant compressor |
WO2004081383A1 (ja) * | 2003-03-14 | 2004-09-23 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 圧縮機 |
JP2012505331A (ja) * | 2008-10-07 | 2012-03-01 | ワールプール・エシ・ア | 冷凍圧縮機のオイルポンプ用の取付け装置 |
JP2012180796A (ja) * | 2011-03-02 | 2012-09-20 | Panasonic Corp | 密閉型圧縮機 |
-
2014
- 2014-06-10 JP JP2014119679A patent/JP2015232305A/ja not_active Abandoned
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