JP2012180796A - 密閉型圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】粘性ポンプを使用したインバータ駆動の密閉型圧縮機の摺動損失を低減しながら、起動時の給油速度を改善し、効率と信頼性を向上した密閉型圧縮機を提供する。
【解決手段】シャフト118下部の円筒空洞部160に、挿入部166と、円筒空洞部160内周と挿入部166外周で形成されるらせん溝176からなる粘性ポンプ150と、円筒空洞部内の潤滑油104をシャフト118の回転速度に近づける回転同期手段178を備えた遠心ポンプ152を、粘性ポンプの上部に設けことにより、粘性ポンプの挿入部の外周と円筒空洞部の内周の間の摩擦を軽減し、入力を低減して効率を向上するとともに、粘性ポンプの上部に遠心ポンプを配置することにより、起動時における潤滑油の摺動部への給油時間を短縮し、摺動部の摩耗の発生を抑制し、入力を低減して効率と信頼性を向上する。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷蔵庫あるいはエアコンなどの冷凍機器に搭載される密閉型圧縮機の給油機構の改良に関するものである。
近年、地球環境に対する要求から家庭用冷蔵庫やエアコンは、ますます省エネ化への動きが加速されている。
従来の密閉型圧縮機としては、遠心ポンプに代わって低速回転でも安定したポンプ能力が得られやすい粘性ポンプとして、シャフトに中空穴を設けて、回転子を貫通する位置まで部材を挿入し、その部材にらせん溝を設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、その構成に類似して、シャフト下端に取付けたスリーブに、らせん溝を有する部材を挿入したものがある(例えば、特許文献2参照)。
以下、図面を参照しながら上記従来技術の密閉型圧縮機について説明する。なお以下の説明において、上下の関係は、密閉型圧縮機を正規の姿勢に設置した状態を基準とする。
図6は、特許文献1に記載された従来の密閉型圧縮機の縦断面図である。
図6において、密閉容器2の底部には潤滑油4を貯留しており、圧縮機本体6は、サスペンションスプリング8によって密閉容器2に対して弾性的に支持されている。
圧縮機本体6は、電動要素10と、電動要素10の上方に配設される圧縮要素12から構成されている。電動要素10は、固定子14および回転子16とから構成されている。
圧縮要素12のシャフト18は、内部に円筒状の穴部である円筒空洞部60を有する主軸部20と、主軸部20の上側に延出する偏心軸部22を備えており、主軸部20は、シリンダブロック24の主軸受26に回転自在に軸支されるとともに、回転子16が嵌装されている。
シャフト18の円筒空洞部60に、回転子16を貫通する位置まで挿入された挿入部66は、外周にらせん溝を形成し、円筒空洞部60内面との間で潤滑油通路を形成している。挿入部66の下端は、ブラケット64の中央部に固定されている。ブラケット64は、中央部がくぼんだ略U字状をなし、弾性材で形成され、固定子14に両端部が固定されている。
図7は、特許文献2に記載された従来の密閉型圧縮機の要部断面図である。
図7において、シャフト18の下端には、少なくとも下端が潤滑油4に浸漬し、シャフト18と一体に回転する筒状の部材であるスリーブ62が固定されている。
スリーブ62に挿入された挿入部66は、外周にらせん溝を形成し、スリーブ62との間で潤滑油通路を形成する。挿入部66の下端は、弾性材で形成され、かつ両端部が固定子14に固定されたブラケット64の中央部に固定されている。
以上のように構成された従来の密閉型圧縮機について、以下その動作を説明する。
電動要素10に通電されると、回転子16が回転し、これに伴ってシャフト18も回転し、圧縮要素12は所定の圧縮動作を行う。潤滑油4は、挿入部66の外周に形成されたらせん溝と円筒空洞部60あるいはスリーブ62との間で形成された潤滑油通路の中を、シャフト18およびスリーブ62の回転に伴って粘性的に引きずられることで回転上昇し、挿入部66の上方に形成された空間へと汲み上げられ、各摺動部(図示せず)を潤滑する。
特表2002−519589号公報 国際公開第96/29516号
しかしながら、特許文献1に記載された図6の構成では、挿入部66が回転子16を貫通しており、円筒空洞部60の中での挿入代が長いため、作用する粘性摩擦が大きくなる。また、このように長い挿入部66を下端で保持するブラケット64は、比較的高い剛性が必要である。
そのため、挿入部66の自由度がなくなることで挿入部66がスムーズに動きにくくなり、円筒空洞部60との間にこじりが生じて摩擦が増加し、これに起因して入力が増加し、効率が低下するという課題を有していた。さらに、円筒空洞部60内の摺動面は、挿入部66との摩擦や摩耗を防止するため、滑らかに加工する必要があるが、深い穴の内面の加工は生産性が低下するという課題も有している。
また、特許文献2に記載された図7の構成では、挿入部66は短く、発生する摩擦は小さいが、潤滑油4は、挿入部66の上方に形成された空間へ流入し、その空間を満たさないと、主軸部20と主軸受26の間の摺動部に供給されない。したがって、特に運転開始直後では、潤滑油4が摺動部に給油されるまでの時間を長く要し、信頼性に悪影響を与えるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、摩擦を低減して効率を向上するとともに、起動時に潤滑油が摺動部に給油されるまでの時間を短くすることで、信頼性を向上することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の密閉型圧縮機は、シャフトの下部に、粘性ポンプと遠心ポンプとを備え、前記粘性ポンプを、前記シャフトに形成された円筒空洞部と、前記円筒空洞部に挿入される挿入部と、前記円筒空洞部内周と前記挿入部外周の間において、前記潤滑油が上昇する向きに形成されたらせん溝と、前記挿入部の回転を防止する拘束手段を備える構成とし、前記遠心ポンプを、前記円筒空洞部内において、前記挿入部の上方に設けられ、かつ前記潤滑油の流速を前記シャフトの回転速度に近づける回転同期手段を備える構成としたものである。
これにより、前記粘性ポンプと遠心ポンプを組み合わせることで、前記粘性ポンプの挿入部の長さを短くでき、挿入部が円筒空洞部と摺動する際の摩擦を小さくすることができる。また、前記粘性ポンプの上部に遠心ポンプを配置することで、円筒空洞部の挿入部の上部の空間に位置する潤滑油の流れには、前記回転同期手段によって遠心力が付与され、短時間で上方の摺動部へ潤滑油を供給する作用が得られる。
本発明の密閉型圧縮機は、挿入部による摩擦を小さくすることで、入力を低減し、効率を向上することができるとともに、起動時に潤滑油が摺動部に給油されるまでの時間を短縮することで、摺動部での摩耗の発生を抑制し、信頼性を向上することができる。
本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の縦断面図 同実施の形態1における密閉型圧縮機の給油機構の要部断面図 同実施の形態1における密閉型圧縮機の図2のA−A線による給油機構の断面図 同実施の形態1における密閉型圧縮機の給油機構を構成する挿入部の斜視図 同実施の形態1における密閉型圧縮機の給油機構を構成する回転同期手段の斜視図 特許文献1に記載の密閉型圧縮機の縦断面図 特許文献2に記載の密閉型圧縮機の要部断面図
第1の発明は、密閉容器内に潤滑油を貯溜するとともに、固定子と回転子を備えた電動要素と、前記電動要素の上方に配置された圧縮要素を収容し、前記圧縮要素を、前記回転子が固定された主軸部と偏心軸部を有するシャフトと、シリンダを備えたシリンダブロックと、前記シリンダの内部に往復動可能に挿設されたピストンと、前記ピストンと前記偏心軸部とを連結する連結手段と、前記シリンダブロックに形成され、前記シャフトの前記主軸部を軸支する主軸受と、前記シャフトの下部に粘性ポンプと遠心ポンプを備えた構成とし、前記粘性ポンプを、前記シャフトに形成された円筒空洞部と、前記円筒空洞部に挿入される挿入部と、前記円筒空洞部内周と前記挿入部外周の間において、前記潤滑油が上昇する向きに形成されたらせん溝と、前記挿入部の回転を防止する拘束手段を備える構成とし、前記遠心ポンプを、前記粘性ポンプの上部に配置され、かつ前記円筒空洞部内の前記潤滑油の流速を前記シャフトの回転速度に近づける回転同期手段を備える構成としたものである。
かかる構成とすることにより、前記粘性ポンプと前記遠心ポンプを組み合わせることで粘性ポンプの長さを短くでき、前記挿入部が円筒空洞部と摺動する際の摩擦を小さくすることができる。
また、前記粘性ポンプの上部に遠心ポンプを配置することで、前記円筒空洞部における挿入部の上部の空間の潤滑油には、前記回転同期手段によって遠心力が付与され、短時間で上方の摺動部へ潤滑油を供給することができる。
したがって、前記挿入部による摩擦を小さくすることで入力を低減し、効率を向上するとともに、起動時に摺動部に潤滑油が給油されるまでの時間を短縮することで、摺動部での摩耗の発生を抑制し、信頼性を向上することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記回転同期手段を、前記円筒空洞部内の空間を上下に分割し、かつ中心部に上下の空間を連通する穴部を有する仕切り板を具備する構成としたものである。
かかる構成とすることにより、前記穴部を通って仕切り板の上側に到達した潤滑油は、周囲の壁面がシャフトと一体となって回転しているので、シャフトと同じ回転角速度が与えられ、遠心力により潤滑油の油面は円筒空洞部の外周側ほど上昇し、円筒空洞部と主軸
部外表面を連通する連通穴を経由して、各摺動部へより短時間でかつ確実に潤滑油を供給することができる。
したがって、各摺動部における摩耗の発生を抑制することができ、第1の発明の効果に加えて、さらに信頼性を向上する効果が期待できる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記回転同期手段を、前記円筒空洞部内に設けられ、シャフトと一体となって回転するハネ板を備える構成としたものである。
かかる構成とすることにより、前記円筒空洞部内の上部の空間に到達した潤滑油は、シャフトと同じ速度で回転するハネ板によって確実に回転角速度が与えられ、より遠心力が作用した状態となる。
したがって、前記潤滑油の油面は、円筒空洞部の外周側ほど上昇し、潤滑油は、円筒空洞部と主軸部外表面を連通する連通穴を経由して各摺動部へ、より短時間でかつ確実に供給される。その結果、各摺動部における摩耗の発生を抑制する作用を助長し、信頼性をさらに向上することができる。
第4の発明は、第1から第3のいずれか一つの発明において、前記遠心ポンプの上部に、該遠心ポンプと連通する第2の粘性ポンプを設けたものである。
かかる構成とすることにより、前記遠心ポンプの楊程能力が小さい場合でも、遠心ポンプの上部に設けた第2の粘性ポンプによって上方の摺動部へ潤滑油を供給することができ、電源の変動などに伴って電動要素の回転数が低下した場合であっても、潤滑油の摺動部への供給が継続して行え、信頼性を確保することができる。
第5の発明は、第4の発明において、前記第2の粘性ポンプを、シャフトの主軸部の外周に刻設されたリード溝と、前記主軸部を軸支する主軸受の内周面にて形成したものである。
かかる構成とすることにより、前記主軸部と主軸受の摺動部を潤滑しながら上方の摺動部へ潤滑油を供給することができる。また、第2の粘性ポンプは、加工工程においてシャフトと一体に形成することができ、生産性を向上することができる。
第6の発明は、第1から第5のいずれか一つの発明において、前記電動要素を、商用周波数未満の周波数を含む複数の周波数で駆動制御するようにしたものである。
かかることにより、特に商用周波数の半分以下の低速運転を行う際でも、粘性ポンプで短時間に確実に各摺動部へ給油を行うことができ、摺動部における摩耗の発生を抑制することができ、低速運転での信頼性を確保、あるいは向上することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の縦断面図である。図2は、同実施の形態1における密閉型圧縮機の給油機構を示す要部断面図、図3は、図2のA−A線における給油機構の断面図である。また、図4は、同給油機構を構成する挿入部の斜視図である。
図1乃至図4において、密閉容器102内には、底部に潤滑油104を貯留し、また、圧縮機本体106が、サスペンションスプリング108により懸架されている。さらに、密閉容器102内には、温暖化係数の低い冷媒であるR600a(イソブタン)が充填されている。
圧縮機本体106は、電動要素110と、これによって駆動される圧縮要素112とからなり、密閉容器102には、電動要素110に電源を供給するための電源端子113が取り付けられている。
まず、電動要素110について説明する。
電動要素110は、鋼板を積層した鉄心の複数の磁極歯に絶縁材を介して巻線(図示せず)を直接巻回した固定子114と、固定子114の内径側に配置され、かつ永久磁石(図示せず)を内蔵した回転子116を備えた突極集中巻方式のDCブラシレスモータであり、固定子114の巻線が電源端子113を経由して密閉型圧縮機外の電源(図示せず)と導線により接続されている。
次に、圧縮要素112について説明する。
圧縮要素112は電動要素110の上方に配設されている。そして、圧縮要素112を構成するシャフト118は、主軸部120と、主軸部120上端から延出し、主軸部120と平行な偏心軸部122を備えている。また、主軸部120には、回転子116が焼嵌めなどの方法で固定されている。
シリンダブロック124は、円筒形の内面を有する主軸受126を備え、主軸受126に、主軸部120が回転自在な状態で挿入されることで、シャフト118が支持されている。そして、圧縮要素112は、偏心軸部122に作用した荷重を、偏心軸部122の下側に配置された主軸部120と主軸受126で支持する片持ち軸受の構成になっている。また、主軸受126の先端部は、回転子116の内径側に設けた凹部127に挿入され、主軸部120と回転子116の嵌合部の幅は、回転子116の鉄心高さの半分以下に設定されている。
また、シリンダブロック124は、円筒状の穴部であるシリンダ134を備えており、ピストン130がシリンダ134に往復自在に挿入されている。さらに、連結手段136は、両端に設けた穴部が、それぞれピストン130に取り付けられたピストンピン138と偏心軸部122へ回転可能に嵌挿されることで、偏心軸部122とピストン130を連結している。
シリンダ134の端面には、バルブプレート140が取り付けられ、シリンダ134およびピストン130とともに圧縮室142を形成する。さらに、バルブプレート140を覆って蓋をするようにシリンダヘッド144が固定されている。吸入マフラ146は、PBTなどの樹脂で成型され、内部に消音空間を形成し、シリンダヘッド144に取り付けられている。
次に、給油機構について説明する。
シャフト118は、主軸部120の内部に円筒空洞部160を有しており、円筒空洞部160の下端の開口部は、密閉容器102内の底部に貯留された潤滑油104に浸漬している。
挿入部166は、略円筒状の部材であり、表面にねじ山状のらせん溝176が設けられ、下側には水平方向の横穴177を設けられている。また、挿入部166の外径は、円筒空洞部160の内径よりわずかに小さい。なお、挿入部166は、耐冷媒、耐オイル性を有し、シャフト118を形成する金属材料よりも熱伝導性の低いプラスチック材料、例えば、PPS、PBT、PEEK等から形成される。
挿入部166の拘束手段としてのブラケット164は、中央部がくぼんだ略U字状をなし、弾性を有する線材で形成され、両端部が固定子114に固定されている。
挿入部166は、円筒空洞部160の下側に挿入されるとともに、挿入部166の横穴177をブラケット164が貫通することで、挿入部166は、ブラケット164の中央部に保持されている。ブラケット164により、挿入部166はシャフト118の円筒空洞部160内で柔軟に支持され、シャフト118から抜け落ちることなく、回転が防止されている。また、挿入部166が、円筒空洞部160に挿入されている部分の高さは、円筒空洞部160全体の半分以下である。
そして、挿入部166のらせん溝176と円筒空洞部160によって、らせん状の給油通路からなる粘性ポンプ150が形成されている。
また、粘性ポンプ150の上側、即ち、円筒空洞部160内空間の挿入部166より上側には、回転同期手段178として、仕切り板180とハネ板182が配置され、遠心ポンプ152を形成している。
仕切り板180は、中央部に穴部181を有する円形の平板で、外径部が円筒空洞部160の内面に当接した状態で、ほぼ水平の状態で円筒空洞部160の内壁に固定され、円筒空洞部160内の空間を上下に分割し、上下の空間は、穴部181によって連通している。また、ハネ板182は、概ね主軸の中心軸と平行に配置されたバネ性を有する平板で、両端が円筒空洞部160の内面に押し当てられた状態で円筒空洞部160内壁に固定されており、仕切り板180の上方に配置されている。
また、シャフト118は、主軸部120の外表面にらせん上の溝であるリード溝184を備えるとともに、図2に示すように、リード溝184の下端と円筒空洞部160の空間上部を連通する連通穴170を有している。そして、主軸部120のリード溝184と主軸受126の内面によって、らせん状の給油通路からなる第2の粘性ポンプ154が形成されている。
また、円筒空洞部160の天面中央部には、主軸部120の上部に連通するガス抜き穴172が設けられている。
以上の構成により、密閉容器102の内底部に貯留された潤滑油104は、粘性ポンプ150、遠心ポンプ152、連通穴170、第2の粘性ポンプ154をそれぞれ経由して、さらに上方の偏心軸部122などへ至る一連の給油機構によって各摺動部へ給油される。
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。
電源端子113より電動要素110に通電されると、固定子114に発生する磁界により、回転子116はシャフト118とともに回転する。主軸部120の回転に伴う偏心軸部122の偏心回転は、連結手段136によって往復運動に変換され、ピストン130をシリンダ134内で往復運動させる。そして、圧縮室142が容積変化することで、密閉
容器102内の冷媒を圧縮室142内に吸入し、圧縮する圧縮動作を行う。
この圧縮動作に伴う吸入行程において、密閉容器102内の冷媒は、吸入マフラ146を介して圧縮室142内に間欠的に吸入され、圧縮室142内で圧縮された後、高温高圧となった冷媒は、吐出配管148などを経由して密閉容器102からの冷凍サイクル(図示せず)へ送られる。
次に、給油機構の動作、作用について説明する。
まず、粘性ポンプ150において、シャフト118下端は、潤滑油104に浸漬している。したがって、シャフト118が回転することにより、挿入部166のらせん溝176内の潤滑油104は、円筒空洞部160の回転に伴って上昇する。挿入部166の上端に達した潤滑油104は、一旦挿入部166と仕切り板180の間の空間に蓄積される。
次に、仕切り板180の中心の穴部181を通って、潤滑油104は、仕切り板180の上側の空間に達する。
従来のように仕切り板180が無い場合、挿入部166の上部に蓄積された潤滑油104は、回転しない挿入部166の上面に接しており、挿入部166との間に粘性摩擦が働くことによって主軸部120より回転角速度が小さくなる。
ところが、本実施の形態1の構成は、仕切り板180によって、円筒空洞部160内の空間を上下に分割しているため、仕切り板180の上側の空間では、周囲の壁面が全て主軸部120と同じ速度で回転していることに伴い、潤滑油104は、主軸部120と(略)同じ速度で回転する。
しかも、潤滑油は、円筒空洞部160の内壁と一体となって回転するハネ板182により、回転角速度を与えられるので、より確実に主軸部120と同じ速度に近づき、回転する。
その結果、潤滑油104には大きな遠心力が働き、図1に示すような放物線状の油面190を形成し、速やかに空間上部の連通穴170へ潤滑油104を供給する遠心ポンプ152を構成することができる。
その後、潤滑油104は、連通穴170を通って主軸部120外表面へ到達し、第2の粘性ポンプ154によって、主軸部120の外表面のリード溝184と主軸受126の内周面にて形成された潤滑油通路の中を、主軸部120の回転に伴う遠心力と押上げる作用によってさらに上昇し、上方の偏心軸部122などの各摺動部に搬送され、潤滑を行う。
このように、粘性ポンプ150と遠心ポンプ152と第2の粘性ポンプ154を組み合わせることで、挿入部166での摩擦の増加を防止しながら、給油速度を向上させることができる。
また、本実施の形態1の構成は、電動要素110として、突極集中巻方式のDCブラシレスモータを用いたインバータ駆動の密閉型圧縮機であり、商用周波数以下の周波数を含む複数の周波数で駆動されるものであるが、粘性ポンプ150と遠心ポンプ152を組み合わせて用いることで、商用周波数の半分以下といった非常に低い回転数や、主軸部120の直径が小さい場合でも給油を確実に行うことができる。
これは、潤滑油104が、粘性ポンプ150を構成する挿入部166のらせん溝176
内全体で円筒空洞部160の回転による速度差により、粘性摩擦力を受けているためであり、この粘性ポンプ150の構成は、低い回転数でも潤滑油104を上方に搬送することができる。
また、遠心ポンプ152では、回転同期手段178により潤滑油104に確実に遠心力が働くとともに、粘性ポンプ150と併用することにより、遠心ポンプ152で必要となる楊程を小さくすることができる。
したがって、商用周波数の半分以下といった非常に低い回転数や、主軸部120の直径が小さい場合でも給油を確実に行うことができ、摺動損失の低減による効率向上と信頼性確保の両立が可能となる。
また、遠心ポンプ152においては、潤滑油104に強い遠心力が作用するので、遠心ポンプ152の上方では、潤滑油104が回転の外側に集まり、回転中心部には、比重の軽い冷媒ガスが集められる。したがって、冷媒ガスは、遠心ポンプ152上方の中心部に開口するガス抜き穴172から密閉容器102内空間に排出される。このため、起動時などのように、給油機構158内に冷媒ガスが流入した場合、あるいは、潤滑油104に溶解した冷媒ガスが給油機構158内で気泡として発生した場合も、冷媒ガスは、遠心ポンプ152で分離され、ガス抜き穴172から排出される。その結果、第2の粘性ポンプ154以降の給油機構へ流入することがない。このため、主軸部120と主軸受126などの各摺動部での給油が良化し、摩耗の発生を防止することができ、信頼性が向上する。
また、低速回転時には、遠心ポンプ152の楊程が小さくなり、あまり高い位置までオイルを供給することができなくなるが、連通穴170を通じて上部に連結された第2の粘性ポンプ154を備えることにより、上方の摺動部へ確実に潤滑油を供給することができる。その結果、各摺動部における摩耗の発生を抑制し、信頼性を向上することができる。
さらに、第2の粘性ポンプ154を、シャフト118の主軸部120の外周に刻設されたリード溝184と、主軸部120を軸支する主軸受126の内周面にて形成することで、第2の粘性ポンプ154をシャフト118の加工に伴って一体で形成することができ、生産性を向上することができる。
また、第2の粘性ポンプ154を、リード溝184により形成された構成とすることで、主軸部120と主軸受126の摺動部を潤滑しながら、偏心軸部122と連結手段136や、ピストン130とシリンダ134といった、上方の摺動部へ潤滑油104を供給することができるため、各摺動部を確実に潤滑することができ、信頼性を向上することができる。
また、本実施の形態1では、円筒空洞部160をシャフト118と一体に形成しているため、円筒空洞部160を形成するために別部材を取付ける必要がなく、構造が単純となる。その結果、主軸部120と回転子116の嵌合部の幅を小さくすることができ、密閉型圧縮機の全高寸法を低くすることができ、冷蔵庫などの製品に搭載する際に、空間を有効に使用できる。
なお、粘性ポンプ150を形成する円筒空洞部160を、シャフト118と別部材の円筒部品とし、シャフト118あるいは回転子116の下方に取付ける構成としてもよい。また、この場合、円筒部品内に、回転同期手段178を構成する仕切り板180あるいはハネ板180を予め組み込み、シャフト118あるいは回転子116の下方に取付ける構成とすることもできる。
また本実施の形態1では、らせん溝176を挿入部166の外表面に設けたが、円筒空洞部160の内面に設けても同様の効果を得ることができる。
さらに、本実施の形態1では、回転同期手段178として、仕切り板180とハネ板182を用いたが、いずれか一方のみを用いた構成としても遠心ポンプ152を構成することができる。
また、回転同期手段178は、潤滑油104が主軸部120と同じ回転角速度で回るような機能を果たすものであれば、本実施の形態1で示した仕切り板180やハネ板182以外の構成でもよく、例えば、図5に示すように、上下方向に複数の孔201を設けた区画部材200を、図1に示す円筒空洞部160の上方より(仕切り板180の上部)の内壁に固定し、回転同期手段178として機能させることも可能であり、同様の作用効果を期待することができる。
さらに、本実施の形態1では、挿入部166の回転を拘束する手段として、弾性を有する線材のブラケット164を用いたが、挿入部166の回転を防止し、シャフト118からの抜け落ちを防止する構成であれば、同様の作用効果を期待することができる。
以上のように、本発明にかかる密閉型圧縮機は、粘性ポンプと遠心ポンプを組み合わせて用いることで、効率と信頼性を向上できるので、家庭用の電気冷凍冷蔵庫に限らず、エアーコンディショナー、自動販売機やその他の業務用冷凍装置などに広く適用できる。
102 密閉容器
104 潤滑油
110 電動要素
112 圧縮要素
114 固定子
116 回転子
118 シャフト
120 主軸部
122 偏心軸部
124 シリンダブロック
126 主軸受
130 ピストン
134 シリンダ
136 連結手段
150 粘性ポンプ
152 遠心ポンプ
154 第2の粘性ポンプ
160 円筒空洞部
166 挿入部
176 らせん溝
178 回転同期手段
180 仕切り板
181 穴部
182 ハネ板
184 リード溝
200 区画部材(回転同期手段)

Claims (6)

  1. 密閉容器内に潤滑油を貯溜するとともに、固定子と回転子を備えた電動要素と、前記電動要素の上方に配置された圧縮要素を収容し、前記圧縮要素を、前記回転子が固定された主軸部と偏心軸部を有するシャフトと、シリンダを備えたシリンダブロックと、前記シリンダの内部に往復動可能に挿設されたピストンと、前記ピストンと前記偏心軸部とを連結する連結手段と、前記シリンダブロックに形成され、前記シャフトの前記主軸部を軸支する主軸受と、前記シャフトの下部に粘性ポンプと遠心ポンプを備えた構成とし、前記粘性ポンプを、前記シャフトに形成された円筒空洞部と、前記円筒空洞部に挿入される挿入部と、前記円筒空洞部内周と前記挿入部外周の間において、前記潤滑油が上昇する向きに形成されたらせん溝と、前記挿入部の回転を防止する拘束手段を備える構成とし、前記遠心ポンプを、前記粘性ポンプの上部に配置され、かつ前記円筒空洞部内の前記潤滑油の流速を前記シャフトの回転速度に近づける回転同期手段を備える構成とした密閉型圧縮機。
  2. 前記回転同期手段を、前記円筒空洞部内の空間を上下に分割し、かつ中心部に上下の空間を連通する穴部を有する仕切り板を具備する構成とした請求項1に記載の密閉型圧縮機。
  3. 前記回転同期手段を、前記円筒空洞部内に設けられ、シャフトと一体となって回転するハネ板を備える構成とした請求項1または2記載の密閉型圧縮機。
  4. 前記遠心ポンプの上部に、該遠心ポンプと連通する第2の粘性ポンプを設けた請求項1から3のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
  5. 前記第2の粘性ポンプを、シャフトの主軸部の外周に刻設されたリード溝と、前記主軸部を軸支する主軸受の内周面にて形成した請求項4に記載の密閉型圧縮機。
  6. 前記電動要素を、商用周波数未満の周波数を含む複数の周波数で駆動制御するようにした請求項1から5のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
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