JP2015232234A - 耐力要素積層耐力壁使用建物 - Google Patents

耐力要素積層耐力壁使用建物 Download PDF

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Abstract

【課題】 耐力壁高さのバリエーション展開が容易で、かつ材料生産の負担が少なくて済む耐力要素積層耐力壁使用建物を提供する。
【解決手段】 耐力要素積層耐力壁使用建物は、高さが互いに異なる複数の耐力壁1Cを備え、各耐力壁1Cが、左右の縦フレーム材3間に単位耐力要素7を高さ方向に複数個配列して構成される。互いに高さが異なる複数の耐力壁1Cは、これら高さが異なる耐力壁の間で同じ高さの単位耐力要素7が用いられ、この単位耐力要素7の配列個数が互いに異なり、単位耐力要素7の整数倍の高さに略等しい高さの差を持つ。
【選択図】 図2

Description

この発明は、戸建ての住宅、低層の集合住宅や、その他の各種建物に適用され、高さが異なる複数の耐力壁を有する耐力要素積層耐力壁使用建物に関する。
建物の耐力壁に設けられる耐力要素として、以下のようなタイプのものがある。
・耐力を負担する斜材と、エネルギー吸収要素であるデバイスとを併用したもの。デバイスは、先行して変形することで水平力エネルギーを吸収する機構である。
・耐力壁のフレームとなる縦フレーム材および横フレーム材に、耐力の負担とエネルギー吸収とを併せて行う面材(例えば角波鋼板)を貼り付けたもの。
・耐力壁のフレームの内側にラーメンフレームを入れ込んだもの。
複数層の架構からなる耐力壁の耐力要素としては、同形状の複数のデバイスを積層して構成したものがある(例えば、特許文献1)。
特開2013−36164号公報 特開2001−140497号公報 特開2001−140344号公報
例えば、天井高や階高が規格と異なる建物、前面に耐力壁を設けた葺き降ろし下屋を有する建物等のように、建物のシステム拡大を図る場合、耐力壁高さのバリエーションを複数展開する必要性が出てくる。このような場合、耐力壁線ごとの剛性が異なるのは建物の平面方向の偏心につながるので、耐力壁高さに応じて耐力値を決めなければならず、構造計算が難しい。また、耐力要素が斜材で構成された一般的な耐力壁の場合、耐力壁高さのバリエーションが増えるたびに異なる長さの斜材を生産する必要が生じ、材料生産の効率が悪く、コスト高につながる。
この発明の目的は、耐力壁高さのバリエーション展開が容易で、かつ材料生産の負担が少なくて済む耐力要素積層耐力壁使用建物を提供することである。
この発明の耐力要素積層耐力壁使用建物は、高さが互いに異なる複数の耐力壁を備え、前記各耐力壁が、左右の縦フレーム材間に単位耐力要素を高さ方向に複数個配列して構成され、前記互いに高さが異なる複数の前記耐力壁は、これら高さが異なる耐力壁の間で同じ高さの前記単位耐力要素が用いられ、この単位耐力要素の配列個数が互いに異なり、前記単位耐力要素の整数倍の高さに略等しい高さの差を持つ。
なお、上下端の横フレーム材の存在、これら横フレーム材から縦フレーム材が上下に突出する部分の存在、中桟の存在等により、耐力壁の高さが完全に単位耐力要素の整数倍とはならないため、「整数倍の高さに略等しい高さの差」とした。
この構成によると、任意数の単位耐力要素を積層して、単位耐力要素の略整数倍の高さの耐力壁を構成することで、単位耐力要素と同じ性能を持ち、単位耐力要素の高さの略整数倍の高さを持つ耐力壁が得られる。縦フレーム材の剛性が十分であれば、単位耐力要素を積層した耐力壁の耐力値・剛性は単体の単位耐力要素と変わらない。よって、予め単位耐力要素の耐力性能を載荷試験等により求めておくことで、耐力壁高さのバリエーションごとの耐力を予想することができ、構造計算が容易となる。また、耐力壁高さが異なっていても同じ大きさの単位耐力要素を使用することができるため、材料生産の効率が良く、コスト低減につながる。
この発明において、前記単位耐力要素は、互いに傾斜方向の異なる複数本の斜材の組、前記左右の縦フレーム材間に渡って設けた面材、および前記左右の縦フレーム材の内側に設置された矩形のラーメンフレームのいずれかであるのが良い。
単位耐力要素が斜材の組である場合、これら斜材が引張力および圧縮力に対して耐力を付与する。この場合、斜材が設けられた架構部分の変形を吸収するデバイスを設けるか、または前記デバイスを用いずに変形を吸収する変形吸収要素を設けても良い。単位耐力要素が面材である場合、および単位耐力要素がラーメンフレームである場合は、これら面材およびラーメンフレームが、耐力の負担とエネルギーの吸収とを併せて行う。
この発明において、前記左右の縦フレーム材の間に中桟となる1本または複数本の横フレーム材を有し、この中桟となる横フレーム材を境界として上下に並ぶ複数の区画層に区画し、区画層ごとに前記単位耐力要素を設けると良い。
この場合も、それぞれが単位耐力要素を有する任意数の区画層を積層して、単位耐力要素の略整数倍の高さの耐力壁を構成することができる。
上記構成では、前記各耐力壁における少なくとも一つの単位耐力要素を、例えば、互いに傾斜方向の異なる複数本の斜材の組と、これら斜材の組における複数の斜材の近寄り側端と前記横フレーム材との間、または前記斜材の組における複数の斜材の交差部に設けられて、前記斜材が設けられた区画層の変形を吸収する変形吸収デバイスとを組み合わせて構成することができる。
この場合、斜材が耐力を負担し、変形吸収デバイスがエネルギー吸収を行うことで、各区画層が紡錘型に近い履歴を示し水平力エネルギー吸収性能に優れた構成となる。
この発明において、前記各耐力壁における少なくとも1つの単位耐力要素は、互いに逆V字形またはV字形に配置された前記一対の斜材の組であり、この斜材の組からなる単位耐力要素は、互いに同じ耐力壁において、または互いに異なる耐力壁において、互いに上下または左右に反転して設置しても良い。
一対の斜材を逆V字形またはV字形のいずれに配置しても良いので、区画層内のほぼすべての箇所に配管・配線用等の開口部を設けることができる。また、斜材が逆V形またはV字形に配置されていると、斜材がX状に配置されている場合と比べて、区画層の中央部や隅部に開口部を設け易い。このため、耐力壁を用いた構造物の設計上の自由度が増す。
この発明の耐力要素積層耐力壁使用建物は、高さが互いに異なる複数の耐力壁を備え、前記各耐力壁が、左右の縦フレーム材間に単位耐力要素を高さ方向に複数個配列して構成され、前記互いに高さが異なる複数の前記耐力壁は、これら高さが異なる耐力壁の間で同じ高さの前記単位耐力要素が用いられ、この単位耐力要素の配列個数が互いに異なり、前記単位耐力要素の整数倍の高さに略等しい高さの差を持つため、耐力壁の高さバリエーション展開が容易で、かつ材料生産の負担が少なくて済む。
この発明の一実施形態にかかる耐力要素積層耐力壁使用建物の一部である葺き降ろし下屋の縦断面図である。 (A)は同葺き降ろし下屋の1つの耐力壁の正面図、(B)はその平面図である。 同耐力壁における上端の角部付近を示す拡大正面図、同破断側面図、および平面図である。 同耐力壁における下端の角部付近を示す拡大正面図、および同破断側面図である。 同耐力壁の1つの区画層の拡大正面図とその作用を示す図とを組み合わせた説明図である。 (A)は同区画層の部分拡大正面図、(B)はその部分拡大側面図である。 耐力壁高さのバリエーション展開をする方法の説明図である。 同耐力壁が2枚隣合う部分の拡大水平断面図である。 異なる耐力壁の1つの区画層の拡大正面図とその作用を示す図とを組み合わせた説明図である。 (A)は同区画層の部分拡大正面図、(B)はその部分拡大側面図である。 さらに異なる耐力壁の1つの区画層の拡大正面図とその作用を示す図とを組み合わせた説明図である。 (A)は同区画層の部分拡大正面図、(B)はその部分拡大側面図である。 単位耐力要素が面材である耐力壁の一部の正面図と平面図を組み合わせた図である。 図13のXIV部拡大図とその変形後の状態を示す説明図である。 単位耐力要素がラーメンフレームである耐力壁の一部の正面図である。 (A)は異なる耐力壁の正常時の正面図、(B)はその変形後の正面図である。 (A)は同耐力壁の変形吸収デバイスの正常時の正面図、(B)はその変形後の正面図である。 図2の耐力壁と比べ、区画層ごとの一対の斜材の配置が異なる各例を示すそれぞれの正面図である。 区画層ごとに単位耐力要素が異なる耐力壁の各例を示すそれぞれの正面図である。 区画層の数が異なる耐力壁の例を示す正面図である。
この発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1は、この発明にかかる耐力要素積層耐力壁使用建物50の一部である葺き降ろし下屋51を示す。耐力要素積層耐力壁使用建物50は、例えば、低層の集合住宅や、戸建て住宅等である。葺き降ろし下屋51には、高さが互いに異なる複数の耐力壁1A,1B,1C,1Dが等間隔で配列されている。各耐力壁1A〜1Dは、建物主棟52の側から葺き降ろし下屋51の前面側に向かって高さが高いものから低いものへ順に並んでいる。
図では、1つの葺き降ろし下屋51に4つ耐力壁1A,1B,1C,1Dのすべてを設けた状態を示しているが、4つ耐力壁1A,1B,1C,1Dのうちの一部、例えば2つの耐力壁だけがこの葺き降ろし下屋51に設けられていても良い。また、この耐力要素積層耐力壁使用建物50は、葺き降ろし下屋51と、この葺き降ろし下屋51以外の建物一般部分の外壁等となる耐力壁1Eとで高さが互いに異なる建物であっても良い。
図2は、上記耐力壁1A〜1Dのうちの1つの耐力壁1Cの正面図および平面図である。この耐力壁1Cは、左右の縦フレーム材3,3と、これら左右の縦フレーム材3,3の上端間および下端間にそれぞれ接合された上下端の横フレーム材4,5とで矩形に組まれた枠体2を備える。この枠体2は、中桟となる複数の横フレーム材6をそれぞれ境界として、上下に並ぶ4つの区画層c1〜c4に区画されている。各区画層c1〜c4は、互いに同じ高さである。
各区画層c1〜c4には、それぞれ1つの単位耐力要素7が設けられ、この単位耐力要素7は、耐力付与体である一対の斜材8と、区画層c1〜c4の変形を吸収する変形吸収デバイス9とで構成されている。図示の例では、各区画層c1〜c4の一対の斜材8は、いずれも逆V字形に配置され、これら一対の斜材8の交点の互いの近寄り側端と前記上端の横フレーム材4または中桟となる横フレーム6との間に変形吸収デバイス9が配置されている。
図2において、左右の縦フレーム材3,3には形鋼が用いられ、図示の例では角パイプ(角形鋼管とも言う)が用いられている。上下端の横フレーム材4,5は、縦フレーム材3よりも断面が細い形鋼、例えば図3、図4に示すように角パイプが用いられ、縦フレーム材3の壁厚さ方向中間部に接合される。図2において、中桟となる横フレーム材6は、上下端の横フレーム材4,5と同様な形鋼、例えば角パイプが用いられ、縦フレーム材3の壁厚さ方向中間部に接合される。なお、この明細書の各実施形態で用いる形鋼は、いずれも軽量形鋼である。縦フレーム材3と各横フレーム材4,5,6との接合は、例えば横フレーム材4,5,6の端面を縦フレーム材3の端面に突き合わせて溶接する接合形式とされている。
変形吸収デバイス9について説明する。図5、図6に示すように、この例の変形吸収デバイス9Aは、角パイプを輪切りにした形状のデバイス本体9Aaの下面に、鋼板からなる水平な接合用板9Abを溶接したものである。デバイス本体9Aaの上面が横フレーム材4(6)の下面に溶接により接合され、接合用板9Abの下面が一対の斜材8の上端面に溶接により接合されている。
上記変形吸収デバイス9Aは、区画層c1(c2〜c4)に加わった力のエネルギー吸収を、角パイプ状のデバイス本体9Aaの垂直部分11がせん断変形することによって主に行う。言い換えると、デバイス本体9Aaの角部が曲がって変形することでエネルギー吸収を行う。また、このデバイス9Aが接合された横フレーム材4(6)の曲げ変形によってもエネルギー吸収を行う。区画層c1(c2〜c4)の全体の剛性調整は、デバイス本体9Aaの板厚、断面サイズ、および輪切り厚さにより行う。
図2において、耐力壁1Cにおける上端の横フレーム材4と、この耐力壁1Cを設置する葺き降ろし下屋51の梁53との間、および下端の横フレーム材5と、この葺き降ろし下屋51が設置される基礎54との間には、前記横フレーム材4,5が変形する寸法以上の隙間s1,s2をそれぞれ設けることが必要である。横フレーム材4,5が変形したときに梁53や基礎54と干渉すると、前記横フレーム材4,5の変形が妨げられ、結果的に剛性が上がってしまうが、前記横フレーム材4,5が変形する寸法以上の隙間s1,s2を設けることで、変形が妨げられることが防止され、区画層s1,s4の適切な剛性が保持される。
他の耐力壁1A,1B,1Dにおいても、上記と同様に、上下の横フレーム材4,5と梁、基礎との間に隙間を設ける。
図1に示すように、耐力壁1A,1B,1Cも、耐力壁1Cの区画層c1〜c4と同じ高さの区画層に区画されている。耐力壁1Aは6つの区画層a1〜a6に区画され、耐力壁1Bは5つの区画層b1〜b5に区画され、耐力壁1Dは3つの区画層d1〜d3に区画されている。各耐力壁1A〜1Dは、区画層の数の違いを除けば同じ構成であり、それぞれの区画層a1〜a6,b1〜b5,c1〜c4,d1〜d3に、前記一対の斜材8および変形吸収デバイス9からなる単位耐力要素7が設けられている。
つまり、この耐力要素積層耐力壁使用建物50の葺き降ろし下屋51は、同じ高さの単位耐力要素7を積層することで、高さが互いに異なる複数の耐力壁1A〜1Dをバリエーション展開している。求める高さの耐力壁1(1A〜1D)を、次の方法により得る。まず、図7(A)のように、共通の単位耐力要素7を設計する。例えば、幅がw、高さがhとする。ここでは、単位耐力要素7を模式化して表している。次に、同図(B)のように、単位耐力要素7に対し載荷試験を行い、耐力能力を求める。そして、同図(C)のように、複数の単位耐力要素7を積層し、単位耐力要素7の略整数倍の高さの耐力壁1を構成する。
この方法によって得られる耐力壁1A〜1Dは、単位耐力要素7と同じ性能を持ち、単位耐力要素7の高さの略整数倍の高さとなる。縦フレーム材3の剛性が十分であれば、単位耐力要素7を積層した耐力壁1A〜1Dの耐力値および剛性は単体の単位耐力要素7と変わらない。つまり、単位耐力要素7を積層することで、全体の変形量が大きくなり、大変形を前提とした塑性変形能力が向上する。予め単位耐力要素7の耐力性能を載荷試験等により求めておくことで、耐力壁高さのバリエーションごとの耐力を予想することができ、構造計算が容易となる。また、この実施形態のように、耐力付与体が斜材8である場合、耐力壁高さ異なっていても同じ長さの斜材8を使用することができるため、材料生産の効率が良く、コスト低減につながる。
これら耐力壁1A〜1Dは、各区画層a1〜a6,b1〜b5,c1〜c4,d1〜d3の耐力付与体を互いに逆V字形に配置された一対の斜材8としたため、これら一対の斜材8が引張力および圧縮力を負担可能である。この一対の斜材8の交点の互いの近寄り側端と横フレーム材4,6との間に各区画層の変形を吸収する変形吸収デバイス9を設けたため、紡錘型の荷重変形履歴を示し、水平力エネルギー吸収が期待できる。また、耐力壁1A〜1Dを上下に複数の区画層に分割し、各区画層に上記のように変形吸収デバイス9を設けたので、これら各区画層の変形吸収デバイス9でエネルギー吸収させることによって十分な耐力と変形能力(靱性)を有する構成となり、かつ斜材8の断面増大を抑えることができる。各区画層は一対の斜材8を耐力付与体とする同じ構成であるので、各区画層の荷重変形履歴が均等となり、部分的な耐力低下を防ぐことができる。
耐力壁全体として大きな変形能力を有するため、斜材8の座屈長さが短くて済み、より小さい斜材断面で耐力壁1を構成することができ、かつ斜材8にかかるコストを抑えることができる。また、十分な断熱性能を確保した上で壁厚を薄くすることができる。さらに、耐力壁1の性能が向上することで、配慮しなければならない耐力壁1の枚数が減り、設計プランの自由度向上が期待できる。
図8は、2枚の耐力壁1(1A,1B,1C,1D)の隣接部付近の拡大水平断面を、外装材等を施した外壁パネルとして構成した状態で示す。枠体2の屋外側には合板からなる下地材41および空気層42を介して外装面材43が張られ、枠体2内の前記斜材8を除く部分にグラスウール等の断熱材44が充填されている。枠体2の屋内側には内装面材46が張られる。2枚の耐力壁1の隣合う縦フレーム材3の屋外側および屋内側には、グラスウールボード等からなる柱部断熱面材47が張られている。また、必要に応じて、耐力壁1の一部に屋外側と屋内側とを貫通する配管48等を配置するための開口部49が設けられる。
この構成の耐力要素積層耐力壁使用建物の特長をまとめると、次のようになる。
(1)耐力壁の高さバリエーション展開が容易になる。具体的には、天井高バリエーションの複数展開、葺き降ろし下屋のシステム展開が可能になる。その場合、耐力壁の高さのバリエーションが増えることになるが、単位耐力要素の略整数倍の高さの耐力壁であれば、縦フレーム材の剛性が十分である前提上では、計算上は得られる耐力壁の耐力が単位耐力要素の耐力と殆ど変わらない。
(2)葺き降ろし下屋をシステム展開する場合、下屋前面部分と葺き降ろし下屋が付属する建物主棟の面の垂直面剛性を揃えることが容易になる。
(3)耐力壁の生産の効率化が期待できる。
(4)耐力壁の生産の効率化することで、生産コストの削減が期待できる。
図9、図10は、異なる変形吸収デバイスを示す。この変形吸収デバイス9Bは、上下に離れてそれぞれ斜材8の端部および横フレーム材6に接合される水平鋼板13,14と、これら上下の水平鋼板13,14間に接合されて互いに横フレーム材6の長手方向に並ぶ複数の垂直な鋼製の縦板12とでなる。水平鋼板13,14と垂直な縦板12とは、溶接により接合されている。垂直な縦板12は、等間隔で3枚並べられている。一対の斜材8は角パイプからなり、それぞれ上端面を下側の水平鋼板14の下面に溶接により接合している。上側の水平鋼板13の上面は、横フレーム材6の下面に溶接により接合されている。
このデバイス9Bは、区画層c1に加わった力のエネルギー吸収を、縦板12がせん断変形することによって主に行う。言い換えると、縦板12が曲がって変形することでエネルギー吸収を行う。また、このデバイス9Aが接合された横フレーム材6の曲げ変形によっても行われる。区画層c1の全体の剛性調整は、デバイス9Bにおける縦板の板厚、長さ、および奥行きにより行う。
前記変形吸収デバイス9A,9Bは、変形吸収専用に設けられて自身が変形するが、図11、図12のように、デバイスを用いずに、エネルギー吸収を行う変形吸収要素10を構成とすることもできる。この変形吸収要素10は、一対の斜材8の軸心の交点Cを、これら斜材8の近寄り側端を接合する前記横フレーム材4(5,6)に対して上下に偏心させてある。一対の斜材8の互いの近寄り側端を、横フレーム材4(5,6)に対してこの横フレーム材4(5,6)の長手方向に互いに離れた位置Eで接合している。一対の斜材8は、この例では、上端面を横フレーム材4(5,6)の下面に溶接により接合している。
この変形吸収要素10の構成の場合、水平力に対し、斜材8の軸力(圧縮力、引張り力)による横フレーム材4(5,6)の全体の偏心曲げ変形によりエネルギー吸収を行う。剛性調整は、偏心距離B(ここで言う偏心距離Bは、一対の斜材8,8の横フレーム材4(5,6)に対する接合点の位置E,E間の距離)、および横フレーム材4(5,6)の断面の変更で行う。
次に、斜材8以外の単位耐力要素について説明する。
図13および図14の耐力壁1は、単位耐力要素7として面材20を使用している。面材20には、波形鋼板からなる波板を用いている。この面材20は、上下方向に延びる山部20aと谷部20bとが交互に並ぶ断面波形の鋼板であり、左右の縦フレーム材3間に渡って設けられている。この例では角波鋼板が用いられており、波山となる山部20aの頂部および波谷となる谷部20bの底部が平坦部分となる断面矩形または台形である。面材20の上下端は、その谷部20bが、各横フレーム材4,5,6に、ビス等の固着具21(図14)または溶接等で固定されている。
耐力壁1に水平力が作用すると、図14のように、角波鋼板からなる面材20の角部が変形すること、換言すると、波形の山部20aが稜線方向と交差する方向に歪むことによって、面内せん断力に対してスリップ性状のない安定したエネルギー吸収が行う。そのため、紡錘型により一層近い履歴を示す。
面材20として、前記波板の他に、平坦な板材を用いても良い。この場合、スキンパネルや耐力合板を使用しても良い。
図15の耐力壁1は、単位耐力要素7としてラーメンフレーム22を使用している。ラーメンフレーム22は、2本の縦材23と2本の横材24を矩形状に剛接合したものであり、左右の縦フレーム材3と上下の横フレーム材6(4,5)で構成される区画層内に隙間のない状態で嵌め込まれている。この場合、耐力壁1に水平力が作用すると、内側に組まれたラーメンフレーム22によってエネルギーが吸収される。
耐力付与体が斜材である単位耐力要素において、図5、図6の例および図9、図10の例は、V字形または逆V字形に配置した一対の斜材8の近寄り側端と横フレーム材4との間に変形吸収デバイス9を設けているが、図16、図17のように、X字形に配置した2本の斜材8の交差部に変形吸収デバイス9を設けても良い。
図16、図17の単位耐力要素7は、左右の縦フレーム材3と上下の横フレーム材4,6(5,6)とで長方形に枠組みされた区画層の内部に、この区画層の4隅のうちの各対角線方向に対向する隅部間に接合されて互いにX字形に交差する2本の斜材8,8とを備える。2本の斜材8,8は、それらの交差部で、それぞれ上側部分斜材8aと下側部分斜材8bとに分断して、これら4本の部分斜材8a,8a,8b,8b間に変形吸収デバイス9が介在させてある。斜材8は例えば角形鋼管からなる。
変形吸収デバイス9は、図17に拡大して示すように、コの字形の屈曲形状に形成されて互いに凹み側が対向する左右一対の変形用鋼材16,16と、この一対の変形用鋼材16,16のウェブ部側面となる凹み側面の中央部間を繋ぐ水平材17とでなる。変形用鋼材16は、例えば角形鋼管の寸断片を2分割した両分割材等からなる。水平材17は、例えば平鋼からなる。各変形用鋼材16の上面および下面は、互いに同じ側方位置にあって上側部分斜材8aの下端と下側部分斜材8bの上端とにそれぞれ接合してある。変形用鋼材16における上側部分斜材8aおよび下側部分斜材8bとの接合箇所は、変形用鋼材16の上面および下面における開口側の端、つまりウェブと反対側の端部である。変形用鋼材16と水平材17との接合、および変形用鋼材16と上側部分斜材8aおよび下側部分斜材8bとの接合は、溶接等で行っている。
図16(A)は耐力壁1の通常時の正面図を、図16(B)はその層間変形角1/15変形時の正面図をそれぞれ示す。また、図17(A)は変形吸収デバイス9の正常時の正面図を、図17(B)は変形時の正面図をそれぞれ示す。この変形吸収デバイス9は縦せん断型であり、変形時に一対の変形用鋼材16,16が互いに上下にずれることで、図17(B)における○で囲んだ部分(変形用鋼材16の水平材17との接続部と非接続部との境界付近)に塑性変形が生じ、この塑性変形により外から加わるエネルギーを吸収する。耐力や剛性は、変形用鋼材16の上下幅や左右幅の寸法(変形用鋼材16に用いる角パイプの径)、板厚、壁厚み方向の幅、および水平材7の幅や厚さによって自由に設計でき、水平材17を長くすることなどで、層間変形に対して十分に大きな変形性能を確保することができる。
このように、変形吸収デバイス9によりエネルギー吸収が行われる。また、変形吸収デバイス9を介在させる斜材8は、長方形の区画層の4隅に接合し、対角線方向にX字形に配置する。これにより、区画層の縦フレーム材3には軸力のみが加わり、できるだけ曲げ荷重がかからない構造とすることができる。そのため、K形斜材のように縦フレーム材3に曲げが生じる問題がない。
また、斜材8は区画層の対角線に沿う角度に配置されるため、K形配置の斜材等と異なり、変形吸収デバイス9を備えながら、斜材8の立ち角度を緩くでき、斜材8にかかる軸力を最小限に抑えることができる。そのため、斜材8の断面を小さくできる。斜材8の立ち角度が垂直に近い急角度であると、斜材8にかかる軸力が大きくなり、座屈防止のために断面を大きくしたり座屈拘束を設けたりすることが必要になるが、上記X字形配置とすることで、このような必要性がなくせる。
図18の各図は、区画層ごとに一対の斜材8の配置が異なる例を示している。このように、耐力壁を構成する単位耐力要素は、それぞれを上下左右に反転させて組み合わせることが可能である。なお、図18は、4つの区画層c1〜c4からなる耐力壁1Cの例を示すが、区画層の数が4つ以外の区画層1A,1B,1Dについても同様である。
具体的には、同図(A)の例は、上から1段目と2段目の区画層c1,c2は斜材8を逆V字形に配置し、3段目と4段目の区画層c3,c4は斜材8をV字形に配置している。同図(B)の例は、同図(A)の例とは逆に、上から1段目と2段目の区画層c1,c2は斜材8をV字形に配置し、3段目と4段目の区画層c3,c4は斜材8を逆V字形に配置している。同図(C)の例は、上から1段目と3段目の区画層c1,c3は斜材8をV字形に配置し、2段目と4段目の区画層c2,c4は斜材8を逆V字形に配置している。同図(D)の例は、同図(C)の例とは逆に、上から1段目と3段目の区画層c1,c3は斜材8を逆V字形に配置し、2段目と4段目の区画層c2,c4は斜材8をV字形に配置している。いずれの例も、一対の斜材8の交点の互いの近寄り側端と横フレーム材4,5,6との間に、変形吸収デバイス9を設けている。各変形吸収デバイス9は、上下の向きの違いを除けば、図5および図6に示すものと同じ構成である。
また、図19の各図に示すように、寸法や形状の異なる単位耐力要素7を同一の耐力壁の中に組み込むことも可能である。同図(A)の耐力壁1は、図18(C)の耐力壁1の1段目および4段目の区画層c1,c4の変形吸収デバイス9を、図9および図10に示すものとした。同図(B)の耐力壁1は、図18(D)の耐力壁1における2段目および3段目の区画層c2,c3に相当する部分を1つの区画層c2・3とし、この区画層c2・3の単位耐力要素を面材20とした。
さらに、図20に示すように、耐力壁の全体高さは同じでありながら、耐力壁を構成する区画層の数を変更することも可能である。図の例では、区画層の数が3つであるが、5つとしても良い。図20の耐力壁では角区画層の一対の斜材8を逆V字形に配置しているが、一部またはすべての区画層で一対の斜材8をV字形に配置しても良い。
このように、斜材8の配置、単位耐力要素7の種類、区画層の数は任意であり、それぞれを組み合わせることも可能である。いずれの場合も、単位耐力要素7を積層して耐力壁1を構成することで、耐力壁全体として大きな変形能力を得ることができる。これにより、大きな変形角まで良好な荷重変形履歴が得られ、耐力壁が吸収するエネルギーが増大する。
1,1A,1B,1C,1D…耐力壁
2…枠体
3…縦フレーム材
4,5…横フレーム材
6…横フレーム材(中桟)
7…単位耐力要素
8…斜材
9,9A,9B…変形吸収デバイス
20…面材
22…ラーメンフレーム
50…耐力要素積層耐力壁使用建物
a1〜a6…区画層
b1〜b5…区画層
c1〜c4…区画層
d1〜d3…区画層

Claims (5)

  1. 高さが互いに異なる複数の耐力壁を備え、前記各耐力壁が、左右の縦フレーム材間に単位耐力要素を高さ方向に複数個配列して構成され、前記互いに高さが異なる複数の前記耐力壁は、これら高さが異なる耐力壁の間で同じ高さの前記単位耐力要素が用いられ、この単位耐力要素の配列個数が互いに異なり、前記単位耐力要素の整数倍の高さに略等しい高さの差を持つ耐力要素積層耐力壁使用建物。
  2. 請求項1に記載の耐力要素積層耐力壁使用建物において、前記単位耐力要素が、互いに傾斜方向の異なる複数本の斜材の組、前記左右の縦フレーム材間に渡って設けた面材、および前記左右の縦フレーム材の内側に設置された矩形のラーメンフレームのいずれかである耐力要素積層耐力壁使用建物。
  3. 請求項1または請求項2に記載の耐力要素積層耐力壁使用建物において、前記左右の縦フレーム材の間に中桟となる1本または複数本の横フレーム材を有し、この中桟となる横フレーム材を境界として上下に並ぶ複数の区画層に区画され、区画層ごとに前記単位耐力要素が設けられた耐力要素積層耐力壁使用建物。
  4. 請求項3に記載の耐力要素積層耐力壁使用建物において、前記各耐力壁における少なくとも一つの単位耐力要素は、互いに傾斜方向の異なる複数本の斜材の組と、これら斜材の組における複数の斜材の近寄り側端と前記横フレーム材との間、または前記斜材の組における複数の斜材の交差部に設けられて、前記斜材が設けられた区画層の変形を吸収する変形吸収デバイスとを組み合わせてなる耐力要素積層耐力壁使用建物。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の耐力要素積層耐力壁使用建物において、前記各耐力壁における少なくとも1つの単位耐力要素は、互いに逆V字形またはV字形に配置された前記一対の斜材の組であり、この斜材の組からなる単位耐力要素は、互いに同じ耐力壁において、または互いに異なる耐力壁において、互いに上下または左右に反転して設置された耐力要素積層耐力壁使用建物。
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