JP2015232226A - 構造物の柱梁接合構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】建物等の構造物の振動を減衰する減衰部材を柱梁接合部に具備させながらも、同減衰部材及び柱の受け部の梁下への飛び出しを抑制して、建築計画の制約を緩和する。
【解決手段】構造物の柱梁接合構造である。梁は、上フランジと、前記上フランジの下方に配された下フランジと、前記上フランジと前記下フランジとを繋ぐウエブと、を有する。前記上フランジにおける梁長方向の端部に設けられた連結用部材が、柱に設けられた受け部の上面に、上方から載置されることによって、前記梁は、前記上フランジにおける前記端部を支持位置として前記柱に支持されている。前記柱と前記梁とは、振動を減衰すべく前記ウエブの側面又は前記下フランジの上面或いは下面に対向して配された減衰部材を介して連結されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、構造物の柱梁接合構造に関する。
従来、建物等の構造物に対して、粘弾性ダンパーなどの振動を減衰する減衰部材を設ける場合には、ブレースや間柱を介して当該減衰部材を上梁と下梁との間に介挿するのが一般的である。しかし、そうすると、上梁と下梁との間の空間の略中央を減衰部材等で塞いでしまうことから、建築計画が大きく制約されてしまう恐れがある。
この問題を解決可能な技術が、特許文献1に開示されている。すなわち、この特許文献1では、図1の概略側面図に示すように、梁120の下面120sdを柱110の受け部115の上面115suに載置して支持させるとともに、梁120の下面120sdよりも下方の位置に粘弾性ダンパー150を配しつつ同ダンパー150の一方を梁120の下面120sdに固定し、他方を柱110の外周面110sに固定するようになっている。そして、このような構成によれば、柱110と梁120とは剛接合されていないことから、構造物101の振動時に柱110と梁120とは、大きな回転角でもって鉛直面内を相対回転可能であり、かかる相対回転が粘弾性ダンパー150に入力されて、これにより、同ダンパー150により振動を減衰することができる。また、梁120のうちの梁長方向の端部120e1に受け部115や粘弾性ダンパー150を配置するので、上梁120と下梁(不図示)との間の空間の略中央PCをあけることができて、建築計画の制約も緩和可能である。
特開2001−200653号公報
しかしながら、この構成では、同図1に示すように、梁120の端部120e1において上記受け部115及び粘弾性ダンパー150が梁下に大きく飛び出してしまい、かかる飛び出しも上記制約の一因となる。
この点につき、梁上には、一般にスラブ或いは二重床等の床仕上げ材(不図示)が配置されることから、梁上への部材の飛び出しは、同スラブや床仕上げ材によって目立たなくすることができる。よって、梁上への多少の飛び出しは許容されて、つまり、建築計画への大きな制約にはなり得ないものと考えられる。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、その目的は、建物等の構造物の振動を減衰する減衰部材を柱梁接合部に具備させながらも、同減衰部材及び柱の受け部の梁下への飛び出しを抑制して、建築計画の制約を緩和することにある。
かかる目的を達成するために請求項1に示す発明は、
構造物の柱梁接合構造であって、
梁は、上フランジと、前記上フランジの下方に配された下フランジと、前記上フランジと前記下フランジとを繋ぐウエブと、を有し、
前記上フランジにおける梁長方向の端部に設けられた連結用部材が、柱に設けられた受け部の上面に、上方から載置されることによって、前記梁は、前記上フランジにおける前記端部を支持位置として前記柱に支持されており、
前記柱と前記梁とは、振動を減衰すべく前記ウエブの側面又は前記下フランジの上面或いは下面に対向して配された減衰部材を介して連結されていることを特徴とする。
上記請求項1に示す発明によれば、梁の連結用部材が柱の受け部に載置されることによって、梁は柱に支持されている。そのため、梁は、柱に対して大きな回転角で相対回転可能であり、これにより、構造物の振動は、当該大きな回転角の相対回転として減衰部材に入力される。よって、当該振動を確実に減衰することができる。
また、同連結用部材は、梁の上フランジの梁長方向の端部に設けられているとともに、当該連結用部材が、柱の受け部の上面に上方から載置されることにより、当該上フランジの端部を支持位置として、梁は、柱に支持されている。よって、同受け部の上下方向の配置位置を梁と概ね同位置に揃えることができて、これにより、当該受け部が梁下に飛び出さないようにすることができる。また、減衰部材についても、梁のウエブの側面又は下フランジの上面或いは下面に対向して配置されているので、同減衰部材を梁成内に収め易く、これにより、同減衰部材の梁下への飛び出しも抑制される。そして、これら受け部及び減衰部材の梁下への飛び出しの抑制を通して、建築計画の制約を緩和することができる。
ちなみに、上フランジに設けられた連結用部材は、梁上に飛び出すが、これについては、既述したように建築計画の制約にはなり難い。すなわち、一般に梁上にはスラブや床仕上げ材が配置されることから、かかる連結用部材の梁上への飛び出しは、同スラブや床仕上げ材によって目立たなくなって、これにより、建築計画の制約にはなり難い。
請求項2に示す発明は、請求項1に記載の構造物の柱梁接合構造であって、
前記柱の前記受け部と、前記梁の前記ウエブとは、前記減衰部材を介して連結されていることを特徴とする。
上記請求項2に示す発明によれば、減衰部材は、柱の受け部を梁のウエブに連結する。従って、当該梁の梁成内に減衰部材を収め易くなり、その結果、減衰部材の梁下への飛び出しをより確実に抑制可能となる。
請求項3に示す発明は、請求項1又は2に記載の構造物の柱梁接合構造であって、
前記受け部は、上下方向に関して前記梁の梁成内に収まるように配置されていることを特徴とする。
上記請求項3に示す発明によれば、上記の受け部は、上下方向に関して梁成内に収まるように配置されている。よって、梁下への受け部の飛び出しを確実に防ぐことができる。
請求項4に示す発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の構造物の柱梁接合構造であって、
前記減衰部材は、上下方向に関して前記梁の梁成内に収まるように配置されていることを特徴とする。
上記請求項4に示す発明によれば、減衰部材は、上下方向に関して梁成内に収まるように配置されている。よって、梁下への減衰部材の飛び出しを確実に防ぐことができる。
請求項5に示す発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の構造物の柱梁接合構造であって、
前記連結用部材は、前記梁上に設けられるスラブ又は床仕上げ材に埋設されていることを特徴とする。
上記請求項5に示す発明によれば、連結用部材は、上記スラブ又は床仕上げ材に埋設されているので、同連結用部材を梁上において目立たない状態にすることができる。よって、同連結用部材は、建築計画への制約にはなり難い。
また、連結用部材がスラブに埋設されている場合には、同スラブは連結用部材を補強する補強材として機能する。よって、例えば上方から圧縮力が連結用部材に作用した場合も、座屈等の破損は有効に防止される。その結果、当該連結用部材は、柱梁接合部の本体として長期に亘り健全に機能することができる。
請求項6に示す発明は、請求項5に記載の構造物の柱梁接合構造であって、
前記連結用部材は、前記スラブ又は床仕上げ材に上方から被覆されていて上方に露出していないことを特徴とする。
上記請求項6に示す発明によれば、スラブ又は床仕上げ材によって連結用部材が上方から全く見えないようにすることができる。よって、同連結用部材は、建築計画の制約に全くならないようになる。
請求項7に示す発明は、請求項1乃至6の何れかに記載の構造物の柱梁接合構造であって、
前記連結用部材は、支承用の弾性部材を介して前記受け部の前記上面に支持されていることを特徴とする。
上記請求項7に示す発明によれば、連結用部材と受け部の上面との間に介挿された支承用の弾性部材の弾性変形に基づいて、構造物の微振動時、例えば梁上での人の歩行振動のような数十ミクロンオーダーの微振動時にも、梁は、柱に対して比較的大きな回転角で相対回転することができる。そして、かかる相対回転は、減衰部材に入力される。よって、当該微振動についても有効に減衰可能となる。
請求項8に示す発明は、請求項1乃至7の何れかに記載の構造物の柱梁接合構造であって、
前記連結用部材は、前記柱の外周面との間に隙間をあけて配置されており、
前記隙間には、弾性を有した充填材が充填されていることを特徴とする。
上記請求項8に示す発明によれば、上記の充填材は、弾性を有しているので、外力が作用すれば、自身の弾性変形に基づいて速やかに変形する。よって、連結用部材の柱に対する相対回転を阻害しないようにしながらも、上記隙間をしっかりと塞いだ状態に維持することができる。そして、これにより、梁を境として上層空間と下層空間とを互い別空間として確実に仕切ることができる。
請求項9に示す発明は、請求項8に記載の構造物の柱梁接合構造であって、
前記柱は鋼材であり、
前記充填材は、耐火被覆材であることを特徴とする。
上記請求項9に示す発明によれば、上記の充填材は、耐火被覆材であるので、鋼材でなる柱の耐火被覆も兼ねることができる。よって、耐火被覆を別途行う必要はなく、コスト削減を図れる。
請求項10に示す発明は、請求項1乃至9の何れかに記載の構造物の柱梁接合構造であって、
前記連結用部材は、前記上フランジの上面に固定されて前記梁よりも梁長方向に突出して設けられており、
前記連結用部材のうちで前記梁よりも突出した部分の下面が、前記受け部の上面に載置されていることを特徴とする。
上記請求項10に示す発明によれば、連結用部材は、梁の上フランジの上面に固定されているので、同部材をウエブの方に飛び出さないように設けることができる。そして、これにより、ウエブの側面の近傍空間を専ら減衰部材の配置用に使用可能となって、結果、ウエブの側面に対向させて減衰部材を配置し易くなる。
本発明によれば、建物等の構造物の振動を減衰する減衰部材を柱梁接合部に具備させながらも、同減衰部材及び柱の受け部の梁下への飛び出しを抑制して、建築計画の制約を緩和することができる。
特許文献1に開示された柱梁接合構造の概略側面図である。 図2Aは、本実施形態に係る柱梁接合構造の概略側面図であり、図2Bは、図2A中のB−B断面図である。 図2A中のIII−III断面図である。 図2A中のIV−IV断面図である。 柱梁接合構造のその他の例の概略側面図である。 図6Aは、その他の実施形態を示す概略側面図であり、図6Bは、図6A中のB−B断面図である。
===本実施形態===
図2A乃至図4は、本実施形態に係る構造物1の柱梁接合構造の説明図である。図2Aは、柱梁接合構造の概略側面図であり、図2Bは、図2A中のB−B断面図である。また、図3及び図4は、それぞれ図2A中のIII−III断面図及びIV−IV断面図である。
図2Aに示すように、柱10は、例えば断面矩形形状の角形鋼管である。また、梁20は、断面H形状のH形鋼であり、詳しくは、梁20は、上フランジ20fuと、上フランジ20fuの下方に配された下フランジ20fdと、上フランジ20fuと下フランジ20fdとを繋ぐウエブ20wと、を有した梁長方向に長い鋼材である。なお、「梁長方向」とは、梁20の長手方向のことである。また、以下では、梁20の幅方向のことを「梁幅方向」とも言い、鉛直方向たる上下方向のことを「梁成方向」とも言う。
図2A及び図2Bに示すように、柱10の外周面たる四つの平坦な外面10s,10s,10s,10sのうちの一つの外面10sには、梁20を支持するための受け部15が側方に突出して設けられている。この例では、受け部15は、梁20と同じ断面形状のH形鋼である。すなわち、図2A、図2B、及び図4に示すように、同受け部15も、上フランジ15fuと下フランジ15fdとをウエブ15wで連結してなる断面H形状の鋼材であり、そして、図2Aに示すように、受け部15のH形状の端面15se1が、梁20の梁長方向の端面20seたるH形状の端面20seの方を向いた姿勢で、同受け部15の逆側のH形状の端面15se2が、柱10の外面10sに溶接又はボルト止めなどで剛接合されている。
一方、図2Aに示すように、梁20における梁長方向の端部20eには、梁20よりも梁長方向の外側に突出するように連結用部材30が固定されている。詳しくは、梁20の上フランジ20fuの上面20fusに、連結用部材30として断面T字形状のT形鋼30のフランジ30fが、面接触状態で溶接又はボルト止めなどで剛接合されている。ちなみに、この状態では、T形鋼30のウエブ30wは上方を向いている。
そして、かかる連結用部材30のうちで梁20よりも梁長方向の外側に突出した部分30pの下面30pdが、柱10の受け部15の上面15fusをなす上フランジ15fuの上面15fusに、上方から載置されることだけによって、梁20は、その上フランジ20fuにおける梁長方向の端部20fueを支持位置として柱10に支持されている。すなわち、梁20は、柱10に対して剛接合されておらず、謂わばピン接合されている。よって、梁20は、鉛直面内に回転可能に柱10に支持されていて、その結果、当該梁20は、柱10に対して大きな回転角で相対回転可能である。
また、かかる支持状態においては、図2Aに示すように、梁20のウエブ20wの梁長方向の端面20wseと、受け部15のウエブ15wの端面15wse1とは、互いの間に隙間をあけながら水平方向に対向している。そして、梁20のウエブ20wの側面20wssと受け部15のウエブ15wの側面15wssとに減衰部材50として粘弾性ダンパー50が掛け渡されている。
詳しくは、粘弾性ダンパー50は、図2Bに示すように、梁20のウエブ20wの側面20wssに平行に配されつつ同側面20wssに固定される梁側板部材51と、受け部15のウエブ15wの側面15wssに平行に配されつつ同側面15wssに固定される受け部側板部材53と、梁側板部材51と受け部側板部材53との間の隙間に充填された粘弾性体55と、を有している。そして、梁20と柱10とが相対回転すると、これに伴って梁側板部材51と受け部側板部材53とが梁幅方向と直交する鉛直面内を相対移動するが、このときには、当該相対移動でもってこれら板部材51,53同士の間の粘弾性体55が剪断変形されて、その際に生じる粘弾性力を減衰力として振動が減衰される。
ちなみに、この例では、図2Bに示すように、かかる梁側板部材51,51が、梁20のウエブ20wを梁幅方向の両側から挟むようにそれぞれ一枚ずつ設けられているとともに、各梁側板部材51を更に梁幅方向の両側から挟むように、二枚一組の受け部側板部材53,53が梁20のウエブ20wの両側にそれぞれ一組ずつ設けられている。そして、これにより梁側板部材51と受け部側板部材53との間に形成された四つの各隙間には、それぞれ粘弾性体55,55…が充填されていて、その結果、合計4層の粘弾性体55,55…を有した粘弾性ダンパー50とされている。但し、かかる粘弾性体55の層数は、何等これに限らない。すなわち、これよりも多くても良いし、少なくても良い。
また、かかる粘弾性体55の材料としては、一般に粘弾性ダンパーに使用される周知の粘弾性材料を使用可能である。更に場合によっては、上記の粘弾性ダンパー50に代えて、オイルダンパーや摩擦ダンパー、鋼材ダンパー等を使用しても良い。但し、微振動を効果的に減衰したい場合には、粘弾性ダンパー50が好適である。
ところで、この例では、粘弾性ダンパー50は、上下方向に関して梁20の梁成内に収まるように配置されている。すなわち、図2Aに示すように、同ダンパー50が具備する梁側板部材51及び受け部側板部材53のどちらの板部材51,53も、梁20のウエブ20wの側面20wssに対向して配置されている。また、どちらの板部材51,53についても、上下方向の寸法が、梁20のウエブ20wの上下方向の寸法より小さくされている。そのため、どちらの板部材51,53も梁20の梁成内に収まっている。そして、これに基づいて、梁下への粘弾性ダンパー50の飛び出しが有効に回避されていて、その結果、建築計画の制約が緩和されている。
また、この例では、図2Aに示すように、連結用部材30は、梁20の上フランジ20fuにおける梁長方向の端部20fueに設けられているとともに、当該連結用部材30が、柱10の受け部15の上面15fusに上方から載置されることにより、当該上フランジ20fuの端部20fueを支持位置として、梁20は、柱10に支持されている。そのため、同受け部15の上下方向の配置位置を梁20と概ね同位置に揃えることができて、この例では、上下方向に関して受け部15と梁20とを互いに同位置に揃えている。また、既述のように、受け部15と梁20とは、互いの断面形状が同形である。そのため、受け部15の上面15fusは、梁20の上面20fusたる上フランジ20fuの上面20fusと面一にされ、また、受け部15の下面15fdsは、梁20の下面20fdsたる下フランジ20fdの下面20fdsと面一にされている。そして、これらに基づいて、受け部15は、上下方向に関して梁20の梁成内にぴたりと収まっている。よって、受け部15についても梁下への飛び出しを有効に回避可能であり、このことも、上記の建築計画の制約の緩和に有効に寄与する。
但し、上述のように受け部15と梁20とを互いに同じ断面形状にした場合、つまり上下方向に関して互いに同寸にした場合には、施工誤差があると、受け部15が、梁下へ多少飛び出す恐れがある。そのため、受け部15を梁成内に確実に収める観点からは、受け部15の上下方向の寸法を梁20のそれよりも小さくすると良い。そして、このようにすれば、施工誤差がある場合であっても、受け部15の梁下への飛び出しを確実に防ぐことができる。
なお、図2Aに示すように、梁の20上フランジ20fuに設けられた連結用部材30は梁上に飛び出すことになるが、この点につき、この例では、梁上にはスラブ60が配置されている。詳しくは、梁20の上フランジ20fuの上面20fusにはコンクリート打設によって所定厚さのスラブ60が形成されている。そして、これにより、同スラブ60に連結用部材30は完全に埋設されていて、同部材30はスラブ60の上面60sに全く露出しないように上方から被覆されている。よって、この例では、連結用部材30の存在に起因して、建築計画が制約されることはない。
但し、場合によっては、連結用部材30の全部をスラブ60に埋設するのではなく、同部材30の一部を埋設しても良い。例えば、連結用部材30の下部をなすフランジ30fなどを埋設する一方で、上部をなすウエブ30wについては、スラブ60の上面60sから上方に飛び出させても良い。そして、かかる場合も、相応の建築計画の制約の緩和効果を奏し得る。すなわち、少なくともスラブ60に埋設されたフランジ30fについては、目立たない状態となって、その分だけ建築計画の制約は緩和される。
なお、同図2Aに示すように連結用部材30がスラブ60に埋設されていれば、同スラブ60は連結用部材30を補強する補強材としても機能する。よって、例えば上方から圧縮力が連結用部材30に作用する場合でも、同部材30のウエブ30wの座屈等の破損は有効に防止されて、その結果、当該連結用部材30は、柱梁接合部の本体として長期に亘り健全に機能することができる。
ところで、図2Aに示すように、連結用部材30の梁長方向の端面30esと柱10の外面10sとは、互いの間に例えば約10mmの隙間Gをあけて対向配置されている。そして、これにより、柱10と梁20との相対回転時に柱10の外面10sに連結用部材30が当たってしまって円滑な相対回転が阻害されることを未然に防いでいる。一方、一般に建物に対しては、梁20を境に上側の居住空間と下側の居住空間とを別空間として完全に仕切ることが要求される。そのため、この例では、上記隙間Gには充填材70が密実に充填されているが、ここで、かかる充填材70には、ロックウール(岩綿)が使用されている。そして、同ロックウールは、適度な弾性を有する。よって、柱10と梁20との相対回転を阻害しないようにしながらも、上記隙間Gを塞いだ状態にすることができる。また、ロックウールは耐火被覆材である。よって、かかる充填材70は、柱10の外面10sのうちの上記隙間Gに対向する部分に設けるべき耐火被覆層も兼ねることができる。そして、これにより、当該隙間Gに対応する部分の耐火被覆を別途行う必要はなく、コスト削減を図れる。但し、かかる充填材70は、何等上記のロックウールに限るものではなく、弾性及び耐火性を有した他の材料を用いても良い。
また、望ましくは、図5の概略側面図に示すように、柱10の受け部15の上面15fusに所定厚みの板状の弾性部材80を敷設しておき、この弾性部材80を介して、梁20の連結用部材30を受け部15に支持させても良い。
そして、このようにしていれば、構造物1の微振動下においても、上記弾性部材80の弾性変形に基づいて粘弾性ダンパー50は有効に作動して、その結果、かかる微振動も効果的に減衰することができる。例えば、梁上を人が歩行した際には、歩行振動が数十ミクロンオーダーの振幅で生じ得る。すると、かかる微振動に連動して弾性部材80は速やかに弾性変形することから、微振動に対応した回転角でもって、梁20は、柱10に対して円滑に相対回転することができて、そして、かかる相対回転は、前述の梁20のウエブ20w及び受け部15のウエブ15wを介して速やかに粘弾性ダンパー50に入力される。よって、当該微振動についても有効に減衰可能となる。
この例では、かかる弾性部材80として硬質ゴムを用いているが、何等これに限らない。すなわち、微振動に連動して速やかに弾性変形し得て、しかも梁20の自重を支承可能な剛性を有した部材であれば、硬質ゴムに代えて使用可能である。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。例えば、以下に示すような変形が可能である。
上述の実施形態では、図2Bに示すように柱10に角形鋼管を用いていたが、何等これに限らない。例えば丸形鋼管でも良いし、H形鋼でも良いし、更には、角形鋼管内や丸形鋼管内にコンクリートを充填してなるコンクリート充填鋼管でも良い。
上述の実施形態では、図3に示すように梁20にH形鋼を用いており、そして、かかるH形鋼にあっては、上フランジ20fuの幅寸(梁幅方向の寸法)と下フランジ20fdの幅寸とが互いに同寸になっているが、何等これに限らない。すなわち、上フランジ20fuと下フランジ20fdとウエブ20wとの三者を有する鋼材であれば、梁20に適用可能である。より具体的に言えば、上フランジ20fuの幅寸と下フランジ20fdの幅寸とが、互いに同寸でなくても良く、例えば、下フランジ20fdの幅寸の方が上フランジ20fuの幅寸よりも大きくても良いし、逆でも良い。
上述の実施形態では、図4に示すように、柱10の受け部15として、梁20と同じ断面形状のH形鋼を用いていたが、何等これに限らない。すなわち、梁20の連結用部材30を略水平な上面15fusで支持可能な部材であれば、H形鋼以外の鋼材を用いても良く、例えば、山形鋼や溝形鋼、T形鋼、角形鋼管を用いても良い。
ちなみに、山形鋼を用いた場合には、当該山形鋼(不図示)が具備する一方の平板の板面が上方を向き且つ略水平となるように位置調整しつつ、もう一方の平板を柱10の外面10sに剛接合することになる。そして、上記の上方を向いた略水平の板面に、前述の連結用部材30が載置される。また、この場合には、これら一対の平板を補強リブで補強しても良い。補強リブは、梁長方向に延びる例えば鋼板でなり、溶接等で一対の平板にそれぞれ剛接合される。そして、この場合には、前述の受け部15のウエブ15wの代わりに、補強リブに粘弾性ダンパー50を連結することになる。なお、溝形鋼、T形鋼、及び角形鋼管等の連結用部材30への適用例については、上述の記載から十分類推可能と考えられるため、これらの適用例の説明については省略する。
上述の実施形態では、梁20の連結用部材30としてT形鋼を用いたが、何等これに限らない。すなわち、略水平な下面を形成可能で且つ梁20の自重を支持可能な剛性を有した部材であれば、T形鋼以外の鋼材を用いても良い。例えば、H形鋼、溝形鋼、及び山形鋼を用いても良い。
上述の実施形態では、図2Bに示すように、柱10の外周面たる四つの平坦な外面10s,10s,10s,10sのうちの一つの外面10sにのみ本発明に係る柱梁接合構造を適用していたが、かかる柱梁接合構造の適用対象は何等上記の一つの外面10sに限らない。すなわち、残りの三つの外面10s,10s,10sのうちの一つ、又は二つ、或いは全部に対して適用しても良い。
上述の実施形態では、連結用部材30をスラブ60に埋設していたが、何等これに限らない。例えば、梁20の上方に設けられる二重床等の床仕上げ材(不図示)の内方に上記連結用部材30を収容してしまっても良く、このようにしても当該連結用部材30を目立たないようにすることができる。
上述の実施形態では、減衰部材としての粘弾性ダンパー50を、梁20のウエブ20wの側面20wssに対向して配置していたが、場合によっては、粘弾性ダンパー50aを梁20の下フランジ20fdの上面20fdusに対向して設けても良い。図6A及び図6Bは、その説明図である。なお、図6Aは概略側面図であり、図6Bは、図6A中のB−B断面図である。図6A及び図6Bに示すように、この例では、梁側板部材51が、梁20の下フランジ20fdの上面20fdusに平行に配されつつ同面20fdusに固定される一方、受け部側板部材53が、受け部15の下フランジ15fdの上面15fdusに平行に配されつつ同面15fdusに固定されており、更に、これら梁側板部材51と受け部側板部材53との間の隙間には粘弾性体55が充填されている。そして、かかる構成によっても、粘弾性ダンパー50aを梁下へ飛び出さないようにすることができて、その結果、上述の建築計画の制約の緩和効果を享受することができる。
更に、場合によっては、粘弾性ダンパー50aを梁20の下フランジ20fdの下面20fdsに対向して設けても良い。そして、この場合には、不図示ではあるが、梁側板部材51(図6A)が、梁20の下フランジ20fdの下面20fds(図2A)に平行に配されつつ同面20fdsに固定される一方、受け部側板部材53(図6A)が、受け部15の下フランジ15fdの下面15fds(図2A)に平行に配されつつ同面15fdsに固定され、更に、これら梁側板部材51と受け部側板部材53との間の隙間に粘弾性体55が充填されることになる。ちなみに、この場合には、梁成内に収めることは難しいが、梁下への飛び出しを抑制することは可能なので、上述の建築計画の制約の緩和効果を享受することができる。
1 建物(構造物)、
10 柱、10s 外面、
15 受け部、15ds 下面、
15fu 上フランジ、15fus 上面、
15fd 下フランジ、15fdus 上面、
15w ウエブ、
15fds 下面、15se1 端面、15se2 端面、
15wse1 端面、15wss 側面、
20 梁、20fds 下面、20e 端部、
20fu 上フランジ、20fus 上面、
20fd 下フランジ、20fdus 上面、
20fue 端部、20se 端面、
20w ウエブ、20wse 端面、20wss 側面、
30 連結用部材、30es 端面、
30f フランジ、30w ウエブ、
30p 突出した部分、30pd 下面、
50 粘弾性ダンパー(減衰部材)、
51 梁側板部材、53 受け部側板部材、
55 粘弾性体、
60 スラブ、60s 上面、
70 充填材、
80 弾性部材、
PC 中央、G 隙間、

Claims (10)

  1. 構造物の柱梁接合構造であって、
    梁は、上フランジと、前記上フランジの下方に配された下フランジと、前記上フランジと前記下フランジとを繋ぐウエブと、を有し、
    前記上フランジにおける梁長方向の端部に設けられた連結用部材が、柱に設けられた受け部の上面に、上方から載置されることによって、前記梁は、前記上フランジにおける前記端部を支持位置として前記柱に支持されており、
    前記柱と前記梁とは、振動を減衰すべく前記ウエブの側面又は前記下フランジの上面或いは下面に対向して配された減衰部材を介して連結されていることを特徴とする構造物の柱梁接合構造。
  2. 請求項1に記載の構造物の柱梁接合構造であって、
    前記柱の前記受け部と、前記梁の前記ウエブとは、前記減衰部材を介して連結されていることを特徴とする構造物の柱梁接合構造。
  3. 請求項1又は2に記載の構造物の柱梁接合構造であって、
    前記受け部は、上下方向に関して前記梁の梁成内に収まるように配置されていることを特徴とする構造物の柱梁接合構造。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の構造物の柱梁接合構造であって、
    前記減衰部材は、上下方向に関して前記梁の梁成内に収まるように配置されていることを特徴とする構造物の柱梁接合構造。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の構造物の柱梁接合構造であって、
    前記連結用部材は、前記梁上に設けられるスラブ又は床仕上げ材に埋設されていることを特徴とする構造物の柱梁接合構造。
  6. 請求項5に記載の構造物の柱梁接合構造であって、
    前記連結用部材は、前記スラブ又は床仕上げ材に上方から被覆されていて上方に露出していないことを特徴とする構造物の柱梁接合構造。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載の構造物の柱梁接合構造であって、
    前記連結用部材は、支承用の弾性部材を介して前記受け部の前記上面に支持されていることを特徴とする構造物の柱梁接合構造。
  8. 請求項1乃至7の何れかに記載の構造物の柱梁接合構造であって、
    前記連結用部材は、前記柱の外周面との間に隙間をあけて配置されており、
    前記隙間には、弾性を有した充填材が充填されていることを特徴とする構造物の柱梁接合構造。
  9. 請求項8に記載の構造物の柱梁接合構造であって、
    前記柱は鋼材であり、
    前記充填材は、耐火被覆材であることを特徴とする構造物の柱梁接合構造。
  10. 請求項1乃至9の何れかに記載の構造物の柱梁接合構造であって、
    前記連結用部材は、前記上フランジの上面に固定されて前記梁よりも梁長方向に突出して設けられており、
    前記連結用部材のうちで前記梁よりも突出した部分の下面が、前記受け部の上面に載置されていることを特徴とする構造物の柱梁接合構造。
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