JP6091565B2 - 十字形継手固定の鋼管内にpc鋼棒を配置した鋼管製構造材の製造方法およびそれによって製作された鋼管製構造材 - Google Patents

十字形継手固定の鋼管内にpc鋼棒を配置した鋼管製構造材の製造方法およびそれによって製作された鋼管製構造材 Download PDF

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Description

本発明は十字形継手固定の鋼管内にPC鋼棒を配置した鋼管製構造材の製造方法およびそれによって製作された鋼管製構造材に係り、詳しくは、長尺構造材を要した制震用骨組で必要となる伸縮のほとんど生じない軸力導入材の製造法に関するものである。
建物の積極的な耐震性の向上を図るために、建物外に骨組を設置する提案として、建物と基礎を同じくする堅牢なポールから、建物柱の階全部または一部に向けてダンパー付き骨組を張り出させる構造が特許文献1に開示されている。
もう少し詳しく述べれば、建物の基礎に長尺な鋼管をポールとして立設し、地震に見舞われた際に変形が最も大きくなる中層階の床レベルの位置から該当階の梁や柱に補強バーを架設し、これにダンパーを介在させてYZ面におけるY方向水平力による建物の揺れを抑えるようにしている。とりわけ、高さが45メートル程度までの既設集合住宅等に適用され、14階建てなどの中高層住宅の中間階での制震に効果が発揮されると期待される。しかし、2階建てもしくは3階建て程度の建物、例えば工場建屋、倉庫、体育館、市場棟屋といったものは住居用等の建物に比べて簡易構造である傾向にあり、上記の例のごとくの構成にして高価なダンパーを数多く導入することは品質の過剰化をきたし、費用対効果のバランスが損なわれ、実用に供しがたくなる。
ところで、制震用骨組を形成するにおいて、それを構成する構造材が長尺であると、その構造材にそれ相応の軸力が作用してもほとんど伸縮しないようにしておく必要がある。地震に遭遇したとき揺れと揺れ戻しによる交番変形を受けるのは建物の骨組だけでなく制震用骨組でもあり、その際のダンパーによる変位吸収による制震の精度低下をきたすからである。それゆえ、長尺構造材を要する制震用骨組を生かそうとする場合には、伸縮のほとんど生じない軸力導入材の採用が不可欠となる。
コンクリート製梁や梁断面増大化のための後付けコンクリートの耐力を上げる必要のある場合、PC鋼棒を挿通させるなどしてそれに掛けられた引張力の反作用としての圧縮力を予め賦与しておくことがある。PC鋼棒を埋設して負荷を掛けることにより、引張耐力を増強するようにしたプレキャストコンクリートバーやパネルなどはその一例である。例えば特許文献2にはコンクリート製筒体にPC鋼棒を挿通させたものが提案されている。しかし、これを数十センチメートル径で2・3メートルにもなる細長比の大きい軸力導入材として供することはできず、また挙動の安定性や持久性さらには隣接部材との接合性などの観点からして導入は決して容易なものでない。
特開2012−233374 特開平5−154819号公報
上記した軸力導入材として相応しい新規な構造材の提供が望まれるところであり、本発明の目的は、建物外から耐震補強骨組に組みこんでも伸縮のほとんど生じない長尺な構造材であって、剛接合容易な継手機構も付帯させやすくまた大きい予圧縮力も保有させることができる軸力導入材の製造方法およびそれによって製作された鋼管製構造材を提供することである。
本発明は、軸力を導入するため一端もしくは両端に十字形継手が固定された鋼管を鋼管製構造材として製造する方法に適用される。その特徴とするところは、図3を参照して、端縁に開先3b(図5(b)を参照)が形成されかつ十字形継手挿入用スリット3aが予め形成された鋼管3の隅部に対面し、部分長筒部17sを形成するように鋼管端部近傍で山形鋼17が各隅部に配置される。山形鋼17の端部を鋼管3の端面3eからδ突出(図6を参照)させた状態で、長手方向に伸びた溶接ビード17bを形成することにより山形鋼17を鋼管内面に溶接する。図8のように、鋼管のスリット3aに十字形継手5を挿入し、その十字形継手の鋼管外面に突出した箇所を鋼管外面と隅肉溶接5aする(図5(c)を参照)。図5(b)に示すように、鋼管端面3eから突出している山形鋼17の端面17eに部分長筒部17sの開口を独立して密着させるとともに、十字形継手5によって鋼管が仕切られた4区画それぞれを単独で閉止するように、PC鋼棒挿通孔18aが形成された当てプレート18を取りつける(図9も参照)。図5(b)のように、鋼管端縁の開先3bを利用して当てプレート18の周縁に部分溶け込み溶接3wを施すとともに、その当てプレート18と十字形継手5とは隅肉溶接18w(図9を参照)する。図10(b)のごとく、PC鋼棒挿通孔19aの形成された座金プレート19を当てプレート18と対面するように配置して、図11に示すようにPC鋼棒7を部分長筒部17sに縦通させ、PC鋼棒端に図1のごとくナット6を掛止するようにしたことである。
図15のように、山形鋼17を各隅部に配置するに先立ち鋼管3の内部に隔壁プレート20を配置してその鋼管3に溶接17w(図18(b)を参照)し、その後各隅部に配置される山形鋼17を鋼管内面に溶接するに先立ちその山形鋼17を隔壁プレート20に隅肉溶接する(図示せず)。このような製造法によって製作すれば、伸縮のほとんど生じない軸鋼管製構造材が得られる。
本発明によれば、軸力導入材は部材の主体が鋼管であり、これにPC鋼棒を縦通して予圧縮力が賦与されるので、伸縮のほとんど生じない長尺な構造材とすることができる。剛接合の容易な継手機構も付帯させやすくなる。このような軸力導入材を構造材として採用した制震用骨組構造体は、揺れと揺れ戻しによる交番変形を受けても組こまれた制震ダンパーの利きが安定し、骨組構造の制震精度が向上する。
鋼管の隅部に山形鋼を配置し、その端部を鋼管の端部から突出させて鋼管内面に溶接するようにしたから、山形鋼と当てプレートとを面タッチ状態のメタル当接させることができ、これによってPC鋼棒に引張力を及ぼし、ひいては構造用鋼管にプレストレスを付与しておくことができる。よって、大きい軸力を導入しても変形を著しく抑制する十字形継手固定の鋼管製構造材を製造することができる。
各隅部に配置される山形鋼を鋼管内面に溶接するに先立ちその山形鋼を隔壁プレートに隅肉溶接するようにしておけば、山形鋼中を伝搬する力の流れに基づく付随的発生の鋼管面外変形を可及的に阻止しておくことができる。
上記いずれかの製造方法によって製作された十字形継手固定の鋼管内にPC鋼棒を配置した鋼管製構造材は、大きい軸力が導入されても変形は著しく抑制される。伸び縮みのほとんどないこの種の構造材をもってすれば、建物やその補強構造の保持は大層優れたものとなる。
本発明に係る制震用骨組構造体の軸力導入材であって、PC鋼棒にナット を掛け、増し締めにより角形鋼管に予圧縮を作用させた状態の透視斜視図。 図1の状態の外観図。 角形鋼管に山形鋼群を配置して溶接ビードで固定した段階の斜視図。 角形鋼管の素材斜視図およびそれを用いて構造材とするためのスリットが施された角形鋼管の斜視図。 (a)は図9のA−A線矢視断面図、(b)は図9のB−B線矢視図、(c)は(b)におけるC−C線矢視図。 山形鋼を角形鋼管の端面からδ突出させた状態を明示した誇張斜視図。 (a)はδ分突出を示す角形鋼管の一部縦断面、(b)は(a)中のD−D線矢視断面図。 山形鋼が取りつけられた角形鋼管に十字形継手を配置した構造透視図。 当てプレートを山形鋼の端面に密着させ、部分長筒部の一端を密閉させた斜視図。 (a)は図11のE−E線矢視断面図、(b)は図11のF−F線矢視図、(c)は(b)におけるG−G線矢視図。 PC鋼棒を角形鋼管に縦通させ、座金プレートにより位置がほぼ決められた状態の斜視図。 角形鋼管の両端部分に適用される山形鋼群の斜視図。 角形鋼管の両端に適用される十字形継手の斜視図。 当てプレート、座金プレートおよび隔壁プレートの一群または単体の斜視図。 隔壁プレートを角形鋼管内に取りつけた状態の斜視図。 手前側の山形鋼群と隔壁プレートの拡大斜視図。 向こう側の山形鋼群と隔壁プレートの拡大斜視図。 (a)は図16の縦断面図、(b)は(a)のH−H線矢視断面図。 隔壁プレートを使用する場合に適用できるようにした山形鋼群の斜視図。 十字形継手を取りつける直前の角形鋼管の斜視図。 建物を挟んで手前側と奥側とに分離して表された制震用骨組構造体の斜視図。 減衰手段を介し連結されて建物に跨がるX方向に隔たった二つのYZ面制震用外部骨組からなる対のうちの手前側半部骨組の拡大斜視図。 山形ラーメンの建物YZ面内骨組とその制震のためのYZ面制震用外部骨組図。 手前側半部骨組と奥側半部骨組を備えたYZ面制震用外部骨組を示し、(a)は平常状態図、(b)は3度まで右傾斜した場合の挙動図、(c)は減衰手段によって右傾が2度にとどまった場合の挙動図、(d)は減衰手段によって左傾が2度にとどまった場合の挙動図。 (a)は平面構成ラチスにより形成されたYZ面制震用外部骨組の斜視図、(b)はボックス構成ラチスにより形成されたYZ面制震用外部骨組の斜視図。 門形ラーメンの建物YZ面内骨組とその制震のためのYZ面制震用外部骨組図。 (a)はY方向水平力に起因した建物YZ面内骨組の平行傾動図、(b)は建物YZ面内骨組の相互逆方向倒れ図、(c)は連結機構部に不変長リンクが導入されている建物YZ面内骨組の平常図、(d)は右傾が2度にとどまった場合の挙動図。 剛性の低い山形ラーメンの建物YZ面内骨組にあって、手前側制震用柱と奥側制震用柱の逆方向倒れを回避する不変長リンクを合掌部に導入したYZ面制震用外部骨組図。 ラチスの斜材に適用される非軸力導入材の右半部を示し、(a)は縦断面図、(b)は(a)におけるJ−J線矢視断面図。 軸力導入材を中央部から右半部に向けて端部までを臨む斜視図。 異なる例の制震用骨組構造体の軸力導入材の右半部を示し、(a)は縦断面図、(b)は(a)におけるK−K線矢視断面図、(c)は(a)におけるL−L線矢視断面図、(d)は(a)におけるM−M線矢視断面図。 軸力導入材の他例であって、(a)は右半部の縦断面図、(b)は(a)におけるN−N線矢視断面図。 軸力導入材の左半部を示し、(a)は縦断面図、(b)は(a)におけるP−P線矢視図。 軸力導入材のガセットプレートに対する十字形継手による接合説明図。 軸力導入材の更なる他例であって、(a)は右半部の縦断面図、(b)は十字形継手本体部とそれに接合される鋳物製継手部の分離図。 十字形継手本体部と鋳物製継手端部との溶接接合状態を示し、(a)は正面図、(b)はQ−Q線矢視断面図。
以下に、本発明に係る鋼管製構造材の製造方法およびそれによって製作された鋼管製構造材を、それが適用される一例としての制震用骨組構造体における実施の形態が表された図面に基づいて詳細に説明する。図21には、既存または新築された建物1の長手をX方向、奥行きをY方向、高さをZ方向と規定した場合、建物YZ面内骨組50のY方向水平力に起因した揺れを抑制するため、建物YZ面内骨組50の耐震性を建物外から向上させるべく、減衰手段22を伴った後述するYZ面制震用外部骨組21が設置された制震用骨組構造体が示されている。この図ではYZ面制震用外部骨組21はX方向に隔たりのある二箇所に配置されて対をなし、図22に拡大して示すように、X方向上流側制震用梁27UとX方向下流側制震用梁27Dとは交差配置のタイロッド53により一体化され、X方向上流側制震用柱26UとX方向下流側制震用柱26Dとはそれぞれの上部で剛接合された骨組連結梁54によって一体化されている。
このYZ面制震用外部骨組21中の一部の構成材には、その制震挙動中構成材に発生する伸びを可及的に抑制する図1および図2に示した軸力導入材2が充てられており、圧縮力予賦与式の構造材となっている。その軸力導入材2の外殻は丸鋼管または角鋼管3であり、その端部に形成される接合機構は、鋼管断面ならびに鋼管端に位置するアンカープレートとしての座金プレート19を四分化して長手方向に割り込み固定される十字形継手5である。そして、その鋼管3には、座金プレート19にナット6で掛止されるPC鋼棒7が各四分化空間に、2軸対称的に縦通される。そして、鋼管端部における四分化開口を被覆して予圧縮力を鋼管の全断面に伝達する座金プレート19によって画成された鋼管内空間には図3に示すような山形鋼17が配置され、鋼管両端部に各4つが設けられる。
詳しく述べれば、図4を参照して、(a)のような鋼管3には(b)のごとく十字形継手挿入用スリット3aが形成され、さらには図5(b)および図7(a)に示すように、その端縁に開先3bが形成される。図3のごとく、その鋼管3の隅部に対面し(図7(b)も参照)、鋼管端部近傍で山形鋼17が各隅部に配置され、その箇所に部分長筒部17sが形成されるようにしている。山形鋼17の端部は鋼管3の端面3eから図6に誇張して示したようにδ突出させた状態に配置され(δの突出ならびに開先3bは図7(a)にも表されている)、長手方向に伸びた溶接ビード17b(図3を参照)でもって山形鋼17が鋼管内面に溶接されている。
図8のように、鋼管のスリット3aに十字形継手5が挿入されると、その十字形継手の鋼管外面に突出した箇所も図5(c)の一部にのみ例示するように鋼管外面と隅肉溶接5aされる。同図(b)に示すように、鋼管端面3eから突出している山形鋼17の端面17eに部分長筒部17sの開口を独立して密着するとともに、十字形継手5によって鋼管が仕切られた4区画それぞれを単独で閉止するように、PC鋼棒挿通孔18aの形成された当てプレート18が図9のように取りつけられている。
図5(b)のように、鋼管端縁の開先3bを利用して当てプレート18の周縁に部分溶け込み溶接3wが施されるとともに、その当てプレート18と十字形継手5とは隅肉溶接18w(図9も参照)されている。図10(b)のごとく、座金プレート19にはPC鋼棒挿通孔19aが形成され、その座金プレート19が当てプレート18と対面するように配置してされる。図11に示すように部分長筒部17sに縦通させたPC鋼棒7の端に図1のごとくナット6が掛止され、所定の予圧縮をPC鋼棒に及ぼすことができるようにしている。
YZ面制震用外部骨組21は、図23に示すように減衰手段22を介し連結されて建物1(図21を参照)に跨がる手前側半部骨組23と奥側半部骨組33とを備える。その手前側半部骨組23は、建物手前側柱25の基礎16(図23を参照)を介してその手前側柱に沿うように立設される手前側制震用柱26と、この手前側制震用柱の上端で片持ちされ手前側半部空間で屋根に接触することなく奥行き側へ延びる手前側制震用梁27とを有する。同様に、奥側半部骨組33も、建物奥側柱35の基礎16(図23を参照)を介してその奥側柱に沿うように立設される奥側制震用柱36と、この奥側制震用柱の上端で片持ちされ奥側半部空間で屋根に接触することなく手前側へ延びる奥側制震用梁37とを有する。
手前側制震用梁27とこれに対向する奥側制震用梁37とは建物上空間で合掌され、減衰手段22はその合掌部位における両制震用梁の連結機構部38に介在される。そして、両制震用梁端の離接量を主としてZ方向の伸縮により抑制するように機能する。すなわち、減衰手段22はY方向の力に起因した両制震用梁の端部交番離接量を減少させるべく、連結機構部38に作用する引張力または圧縮力の一部を吸収して、手前側制震用柱26および奥側制震用柱36の揺動角を抑制する。ひいては建物手前側柱25および建物奥側柱35の揺れを小さくして建物の耐震性を向上させることができる。その様子は図24に示され、(a)の平常状態から(b)の例えば3度まで右傾斜する場合の挙動が、減衰手段22によって右傾が2度となる(c)の挙動にとどまり、左傾においても(d)のごとく同様に2度にとどめられる。
この例のYZ面制震用外部骨組21は図25(a)に示された平面構成ラチス41であるが、(b)のようなボックス構成ラチス42とすることもできる。先に述べた軸力導入材が適用される一部の構成材とは、ラチスにおける斜材44を除く上弦材45および下弦材46もしくはこれら弦材に相当する部位に充てられる部材である。後者は手前側制震用柱26や奥側制震用梁36における上下方向材を意味する。なお、YZ面制震用外部骨組21は山形ラーメン47(図23を参照)と違った図26に示す門形ラーメン48の建物YZ面内骨組に適用することも何ら問題ない。
ところで、建物YZ面内骨組50が山形ラーメンであっても、その剛性が低い場合は、図27(a)とはならず同図(b)のように手前側制震用柱26と奥側制震用梁36の逆方向倒れを起こすことがある。そのようになれば最早減衰手段22(図28を参照)としてのダンパーによる機能が発揮されなくなる。これを回避するためトップヒンジとしての不変長リンク51が手前側制震用梁27と奥側制震用梁37との合掌部に導入される(図27(c)を参照)。それは、連結機構部38における減衰手段22の上方において両制震用梁の端部を連結する。これによって手前側制震用梁27の合掌側端と奥側制震用梁37の合掌側端とのY方向過剰接近が阻止され、上記した建物手前側柱25と建物奥側柱35の逆倒れが回避される(図27(d)を参照)。この挙動において、ラチス中の軸力導入材2はほとんど伸縮することがないが、斜材44は例えば図29に示す非軸力導入材であるため、その僅かな弾性変形(縮小)が手前側制震用梁27および奥側制震用梁37の片持ち角度を変化させ、手前側制震用梁27の合掌側端Z方向位置と奥側制震用梁37の合掌側端Z方向位置とのずれが抑制される。これは2度右に傾いた図27(d)に表されているが、(c)の平常時に近い保形性が発揮される。
YZ面制震用外部骨組21はX方向に隔たりのある二箇所に配置されて対をなし、X方向上流側制震用梁27UとX方向下流側制震用梁27Dと、およびX方向上流側制震用柱26UとX方向下流側制震用柱26Dとが一体化されていることは、図22のところですでに触れた。このようにしておけば、二つのYZ面制震用外部骨組21に挟まれる領域およびその近傍における幾つかの建物YZ面内骨組50(図21を参照)での変形抑制を図って制震作用発生領域を拡大させるようにしておく利点がある。
ちなみに、図22に示すように、骨組連結梁54の一部には、制震用柱の最上部とつなぐ補助斜材(方杖)55が使用されるとともに、制震用梁の反合掌側端部とつなぐ補助斜材56も採用される。YZ面制震用外部骨組21のYZ面外倒れを回避するようにされていることは述べるまでもない。
骨組連結梁54の直下方には、X方向上流側制震用柱26UとX方向下流側制震用柱26Dにピン接合された単純支持梁58が架設される。対をなすYZ面制震用外部骨組21の手前側制震用柱26,26の間および奥側制震用梁36,36(図21を参照)の間のそれぞれには、下端部が建物柱の基礎に固定され上端部が単純支持梁58に接合された斜傾基材61と、この斜傾基材を底辺とする三角形の二斜辺を形成する上斜辺材62および下斜辺材63とからなる三角形骨組65の二つが、各頂点を対向させるように配置される。それゆえ、二つの三角形骨組65,65と単純支持梁58とは、門形ラーメン69を形成する。減衰手段67は対向頂点における両三角形骨組の連結機構部68に介在され、両頂点部位の離接量を主としてZ方向の伸縮により抑制できる。
減衰手段67はX方向の力に起因した両頂点部位の交番離接量を減少させるべく、連結機構部68に作用する引張力または圧縮力の一部を吸収して二つの斜傾基材61,61の揺動角を抑制する。加えて、両三角形骨組65,65の姿勢変化がもたらす単純支持梁58の弾性変形が復元力を発生させて二つの斜傾基材61,61の揺動角を抑制する。これらの抑制作用によって、X方向上流側制震用柱26UとX方向下流側制震用柱26Dの揺れを小さくして建物の耐震性を向上させる。
ちなみに、減衰手段67の位置する部位には間柱70がその上端を単純支持梁58に剛固定して立設される。減衰手段67の一方の取付座72がその間柱70に固定され、他方の取付座73が間柱70に主として上下方向へさらには若干他の方向へも変位可能に取りつけられる(取付座73の取付孔は支持ボルト径より少々大きく選定されている)。これにより、三角形骨組65,65の大幅なXZ面外倒れが回避される。単純支持梁58は、建物XZ面内骨組74の建物梁75にXY面内で渡し材76を介して一体化される。建物XZ面内骨組74が、X方向に隔たった二つの制震用柱26U,26Dと単純支持梁58とからなるXZ面制震用外部骨組78から独立した挙動をさせないようにして、制震作用による効果を高めている。
以上前記した鋼管製構造材が適用される制震用骨組構造体の一例を述べたが、以下には、鋼管内にPC鋼棒を配置した鋼管製構造材の製造方法を述べる。これは、軸力を導入するため端部に十字形継手が固定された角形鋼管の鋼管製構造材として製造する方法により具現化される。図1以降図20までの図面をもとにして説明する。ちなみに、その十字形継手は鋼管断面を四分化して公知のごとく長手方向に割り込まれる。
先ず、端縁に開先3b(図7(a)を参照)が形成されかつ図4(b)に示す十字形継手挿入用スリット3aが予め形成された角形鋼管3の各隅部に、図3に示すごとく内部から対面し(図5(c)も参照)、部分長矩形筒部17sを形成するように鋼管端部近傍で山形鋼17(図12中の山形鋼群17Aも参照)が配置される。なお、この山形鋼は十字形継手と同様に角形鋼管端における補強効果も発揮する。
図6にあるように、山形鋼17の端部を角形鋼管3の端面3eからδ分突出させた状態で、長手方向に伸びた溶接ビード17b(図3を参照)を形成することにより、山形鋼17を角形鋼管内面に溶接する。その山形鋼17の鋼管端面3eから図7(a)に示すδが、山形鋼と後述する当てプレート18(図9を参照)とのメタルタッチを可能にしている。なおδは僅かな寸法であるので、図20までの幾つかの図では、それが無視して描かれている。
次に、図9に示すように、角形鋼管3のスリット3aに十字形継手5(図13を参照)を挿入し、この十字形継手の鋼管外面に突出した箇所を鋼管外面と隅肉溶接5a(図5(c)を参照)する。なお、十字形継手の溶接固定はよく知られたことであり、図5(c)および図10(c)の各一箇所以外他の箇所や他の図では表されていない。図5(b)に示すように、角形鋼管3の端面3eから突出している山形鋼17の端面17eに部分長筒部17sの開口を独立して密着・密閉させるとともに、十字形継手5によって角形鋼管3が仕切られた4区画それぞれを単独で閉止するように、PC鋼棒挿通孔18a(図11および図14(a)を参照)の形成された当てプレート18を取りつける。
上記の密着・密閉は山形鋼17と当てプレート18とを面タッチ状態でメタル当接させることができ、これによって図1に示すPC鋼棒7に引張力を及ぼし、ひいては構造用角形鋼管3にプレストレスを付与しておくことができる。よって、大きい軸力を導入しても後述する座金プレート19(図11を参照)により変形を著しく抑制しておくことができる。
さらに、角形鋼管3の端縁の開先3bを利用して当てプレート18の周縁に部分溶け込み溶接3w(図5(b)を参照)を施すとともに、この当てプレート18と十字形継手5とは溶接ビード18w(図9を参照)によって隅肉溶接される。なお、隅肉溶接同士の交差部で不溶融部や溶接欠陥を生じさせないようスカラップ18b(図14(a)を参照)が設けられている。図13において十字形継手の交差部の溶接ビード5wは同図(a)のように全長施される。同図(b)においては、それがプレート相互の交差におけることを分かるように部分的にしか示されていない。
次に、図11のように、PC鋼棒7を部分長筒部17sに縦通させ、PC鋼棒挿通孔19a(図14(b)も参照)の形成された座金プレート19を当てプレート18と対面するように配置し、PC鋼棒端にナット6(図1を参照)を掛止する。これにより、PC鋼棒に予張力を作用させることによって角形鋼管に予圧縮力を付荷させておくことができるようになる。すなわち、大きい軸力を導入しても変形を抑制する構造材とすることができる。この座金プレート19には、当てプレート18を十字形継手5に固定する溶接ビード18w(図9を参照)の存在を考慮して溶接ビード避けチャンファ19c(図14(b)を参照)が設けられている。この座金プレート19にはもう一つのチャンファ19b(図14(b)を参照)が設けられ、十字形継手5の溶接ビード5w(図13を参照)との干渉を避けている。
ちなみに、座金プレート19(図10(b)および図11を参照)は予圧縮力受け座として機能するものである。なお、挿通孔19aには後述するカプラー14(図33を参照)が通されることもないので、PC鋼棒径より僅かに大きな直径とされるに過ぎない。また、PC鋼棒は防錆を目的としてアンボンド処理されたものが使用されるが、コンクリートにプレストレスを掛ける場合のような相対変位を許容する摩擦抑制を意図するものでない。
ところで、異なる例として、図15に示すように、山形鋼を角形鋼管の各隅部に配置(図7(b)を参照)するに先立ち角形鋼管の内部に隔壁プレート20を配置して角形鋼管に溶接し、その後に各隅部で配置される山形鋼17(図16、図17を参照)を鋼管内面に溶接するに先立って山形鋼17を隔壁プレート20に隅肉溶接(図示せず)しておいてもよい。なお、隔壁プレート20と角形鋼管3とは隅肉溶接17wしておく(図18(b)を参照)。隅肉溶接部と干渉しないように山形鋼17を取りつけなければならず、図19に示すように山形鋼の該当箇所に溶接ビード避けチャンファ17cが設けられる。
ちなみに、隔壁プレート20は山形鋼17を伝搬する力によって付随的な力(管軸に直交する方向の力)を伴う。すなわち、当てプレート18から入った力は山形鋼17を介して角形鋼管3に到る。このときの力の流れは長手方向に対して傾斜することになるから、その非長手方向分力(外方分力、すなわち管軸に直交する方向の力)は角形鋼管の各面を外方に膨らませようとする。この力は隔壁プレート20の存在によって原則的には4つの山形鋼から生じるゆえに相殺される。十字形継手を短くせざるを得ない場合などでは管軸直交力が大きくなるために一層有効に機能する。したがって、隔壁プレート20と角形鋼管3とが隅肉溶接されていれば、隔壁プレート20は角形鋼管面外変形を可及的に阻止しておくことになる。ちなみに、図18は図16を仮想的に縦断面および横断面で見たものであり(図16には溶接ビード17wは表されていない)、図20は十字形継手を取りつける直前の角形鋼管3およびその内部を示している。
このようにして製造されたいずれの鋼管製構造材も、十字形継手固定の鋼管内にPC鋼棒を配置したものであって、大きい軸力が予め導入されているためにその軸力より小さな力が作用するかぎり軸方向変形は著しく抑制される。伸び縮みのほとんどないこのような構造材でもって建築物と制震装置とを接続すれば、建物耐震性は大層優れたものとなる。以上は角形鋼管に山形鋼を使用する例で述べた。これに代えて、角形鋼管に四分の一円弧殻を採用し、または丸形鋼管に山形鋼または四分の一円弧殻を適用してもほぼ同様の効果が得られることは言うまでもない。
図30には異なる例の軸力導入材2が示される。この導入材2の外殻をなす丸鋼管または角鋼管3の端部に形成される接合機構も、鋼管断面ならびに鋼管端に位置するアンカープレートとしての予圧縮力受け座4を四分化して長手方向に割り込み固定される十字形継手5である。そして、その鋼管3には、予圧縮力受け座4にナット6で掛止されるPC鋼棒7が各四分化空間に、すなわち2軸対称的に縦通されている。そして、鋼管端部における四分化開口を被覆して予圧縮力を鋼管の全断面に伝達する予圧縮力受け座4によって画成された鋼管内空間の一部には、図31に示すようにモルタル8が充填される。
鋼管3を長手方向に分断させた部位で中間部管3Mと端部管3Eとが挟む隔壁9には開口孔10が設けられ、上記したPC鋼棒7はその孔を介して支持された案内筒11に挿通されている。モルタル8は予圧縮力受け座4と隔壁9の鋼管開口側に当てがわれた漏洩阻止板12との間の空間に充填される。なお、図32に示すごとく、鋼管内空間の全部にモルタル8を充填しておくこともできる。PC鋼棒7に予圧縮力を作用させる鋼棒掛止用のナット6およびナット外露出ねじ部には両者を覆う筒状キャップ13が被せられる。このキャップ内にもモルタル8aが詰められ、モルタルのアルカリ性を利用してのPC鋼棒7の酸化防止と鋼管の剛性向上等が企図されている。
ちなみに、PC鋼棒7はいずれか一方の端部寄りでカプラー14(図33を参照)によって対向端面が接触することなく接合される。一方の鋼棒例えば左側の鋼棒を伝搬し対向端面で反射する超音波により、鋼棒の伸びの程度が把握できるようにしている。伸縮を嫌う軸力導入材2としての変化を検証できるようにしておくためである。上記した十字形継手5による他の部材との接合は、例えば図34に示すガセットプレート15等に接合される。
ところで、図35に示すような軸力導入材としてもよい。(a)の右半部の縦断面図における十字形継手は、(b)に示す鋼板溶接の十字形継手本体部81とそれに接合される鋳物製継手部82からなる。図36には十字形継手本体部81と鋳物製継手端部82の溶接接合状態が示されている。
2…軸力導入材、3…鋼管(角形鋼管)、3a…十字形継手挿入用スリット、3b…開先、3e…鋼管端面、3w…部分溶け込み溶接、5…十字形継手、5a…隅肉溶接、6…ナット、7…PC鋼棒、17…山形鋼、17b…溶接ビード、17e…端面、17s…部分長筒部、18…当てプレート、18a…PC鋼棒挿通孔、18w…隅肉溶接、19…座金プレート、19a…PC鋼棒挿通孔、20…隔壁プレート、δ…突出。

Claims (3)

  1. 軸力を導入するため一端もしくは両端に十字形継手が固定された鋼管を鋼管製構造材として製造する方法において、
    端縁に開先が形成されかつ十字形継手挿入用スリットが予め形成された前記鋼管の隅部に対面し、部分長筒部を形成するように鋼管端部近傍で山形鋼が各隅部に配置され、
    前記山形鋼の端部を前記鋼管の端面から突出させた状態で、長手方向に伸びた溶接ビードを形成することにより前記山形鋼を鋼管内面に溶接し、
    前記鋼管の前記スリットに十字形継手を挿入し、該十字形継手の鋼管外面に突出した箇所を鋼管外面と隅肉溶接し、
    鋼管端面から突出している山形鋼の端面に前記部分長筒部の開口を独立して密着させるとともに、十字形継手によって前記鋼管が仕切られた4区画それぞれを単独で閉止するように、PC鋼棒挿通孔が形成された当てプレートを取りつけ、
    鋼管端縁の前記開先を利用して当てプレートの周縁に部分溶け込み溶接を施すとともに、該当てプレートと十字形継手とは隅肉溶接し、
    ・PC鋼棒挿通孔の形成された座金プレートを当てプレートと対面するように配置してPC鋼棒を前記部分長筒部に縦通させ、PC鋼棒端にナットを掛止するようにしたことを特徴とする十字形継手固定の鋼管内にPC鋼棒を配置した鋼管製構造材の製造方法。
  2. 前記山形鋼を各隅部に配置するに先立ち前記鋼管の内部に隔壁プレートを配置して該鋼管に溶接し、その後各隅部に配置される山形鋼を鋼管内面に溶接するに先立ち該山形鋼を前記隔壁プレートに隅肉溶接することを特徴とする請求項1に記載された十字形継手固定の鋼管内にPC鋼棒を配置した鋼管製構造材の製造方法。
  3. 請求項1または請求項2の鋼管製構造材の製造方法によって製作されたことを特徴とする十字形継手固定の鋼管内にPC鋼棒を配置した鋼管製構造材。
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