JP2003090089A - 境界梁ダンパー - Google Patents

境界梁ダンパー

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JP2003090089A JP2001283627A JP2001283627A JP2003090089A JP 2003090089 A JP2003090089 A JP 2003090089A JP 2001283627 A JP2001283627 A JP 2001283627A JP 2001283627 A JP2001283627 A JP 2001283627A JP 2003090089 A JP2003090089 A JP 2003090089A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築物内の空間を阻害することなく、合理的
にRC造構造物における振動を抑制することの可能な境
界梁ダンパーを実現する。 【解決手段】 境界梁ダンパー1 が架け渡されるRC
コアウォール2 の向かい合う側部には、鉄筋コンクリ
ートからなるブラケット3 が設けられている。主筋3
aは、ブラケット3 の上端部及び下端部近傍で、RC
コアウォール2 に直交する方向を向いているととも
に、ブラケット3 の幅方向に複数本平行に配設され、
その端部はRCコアウォール2 の内部にまで達してい
る。向かい合うブラケット3 は、上下フランジ6 aが
高張力鋼で、ウェブ6 bが極軟鋼よりなるH形鋼6
と、H形鋼6 の両端部に溶接により固定された鋼板7
と、より構成されるH形鋼ダンパー5 により連結され
る。H形鋼ダンパー5 は、鋼板7の他方の面7 bとブ
ラケット3 の端面3 aが面同士で突き合わされるよう
にして固着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物内の空間を
阻害することなく、合理的にRC造構造物における振動
を抑制することの可能な境界梁ダンパーに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、超高層RC集合住宅は、高品質化
のために天井を高く、しかも天井から梁型を出さない構
造とすることが一般的になりつつある。階高を抑えつ
つ、天井高を確保するためには、梁成を小さく抑える必
要がある。
【0003】その解決策の一つとして、RCコアウォー
ルを用いた構造が一般に採用されている。RCコアウォ
ールの採用は、建物の耐震性能を高めるとともに、RC
コアウォールに境界梁タイプの制震ダンパーを組み込む
ことで、建物のエネルギー吸収能力を向上させるといっ
た効果をもたらすものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなR
Cコアウォールに境界梁タイプの制震ダンパーを組み込
むといった手法は、施工が困難であるとともに、コスト
高となる場合が多い。
【0005】上記事情に鑑み、本発明は、ローコストで
施工性がよく、建築物内の空間を阻害することなく、合
理的にRC造構造物における振動を抑制することの可能
な境界梁ダンパーを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の境界梁ダ
ンパーは、隣り合う鉛直部材間に架け渡される制震ダン
パーを組み込んだ短スパンの境界梁ダンパーであって、
隣り合う前記鉛直部材の側部には互いに対向するように
鉄筋コンクリートより構成されるブラケットが配置さ
れ、該ブラケットの上部及び下部で前記鉛直部材に直交
する方向に各々配置され、ブラケットの主筋をなす複数
の梁鉄筋が、隣り合う前記鉛直部材間のスパンより部材
長が長く、対をなす前記ブラケットどうしを連結するよ
うに配設されて、その両端部が前記鉛直部材内に埋設さ
れることを特徴としている。
【0007】請求項2記載の境界梁ダンパーは、前記梁
鉄筋には頭部付き鉄筋が用いられることを特徴としてい
る。
【0008】請求項3記載の境界梁ダンパーは、隣り合
う鉛直部材間に架け渡される制震ダンパーを組み込んだ
短スパンの境界梁ダンパーであって、隣り合う前記鉛直
部材の側部には、互いに対向するように鉄筋コンクリー
トより構成されるブラケットが配置され、該ブラケット
の主筋がブラケットの上部及び下部に配されるととも
に、該主筋の鉛直部材側の端部が鉛直部材内に埋設され
て、ブラケットの向かい合う端面にはブラケットどうし
を連結するように制震ダンパーが設けられて、該制震ダ
ンパーは、上下フランジよりも降伏点の低い鋼材をウェ
ブに用いたH形鋼と、該H形鋼の両側端部に一方の面を
接合された対をなす鋼板と、該対をなす鋼板の他方の面
の中央部に複数固定されたスタッドジベルと、より構成
され、前記ブラケットの端面に前記鋼板の他方の面が面
同士で接合されるとともに、前記ブラケットの主筋の一
方の端部が鋼板の他方の面に固着されて、前記主筋の他
方の端部が、前記鉛直部材内に達していることを特徴と
している。
【0009】請求項4記載の境界梁ダンパーは、前記制
震ダンパーには、前記H形鋼、前記スタッドジベルに代
わって、複数の短鉄筋が用いられ、該短鉄筋は、対向す
る前記ブラケット同士を連結するように複数本が平行に
配列されて、その端部がブラケット内に埋設されること
を特徴としている。
【0010】請求項5記載の境界梁ダンパーは、前記制
震ダンパーには、前記H形鋼、前記スタッドジベルに代
わって、軟鋼よりなる鋼板パネルと、該鋼板パネルの両
側端部に一方の面を接合された対をなす鋼板と、該鋼板
の他方の面の端部で前記鋼板パネルと平行な面を形成す
るように設けられた対をなす連結板と、より構成される
パネルダンパーが用いられ、該パネルダンパーの対をな
す連結板が、前記ブラケットの両側面を挟み込むように
配置されて、該連結板及び前記ブラケットの両側面を貫
通するボルトにより緊結されることを特徴としている。
【0011】請求項6記載の境界梁ダンパーは、前記制
震ダンパーには、前記H形鋼、前記鋼板及び前記スタッ
ドジベルに代わって、隣り合う鉛直部材同士を連結する
方向に中心軸を向けた鋼管と、該鋼管の内周面に沿うよ
うに複数配置されてその両端部が鋼管より突出する鋼管
内鉄筋と、前記鋼管の中空部を埋設するコンクリート
と、より構成される鋼管コンクリートダンパーが用いら
れ、前記鋼管内鉄筋の端部が前記ブラケット内に埋め込
まれるとともに、前記鋼管の両端部が、各々前記ブラケ
ットの端面に面同士で接合されることを特徴としてい
る。
【0012】請求項7記載の境界梁ダンパーは、前記制
震ダンパーには、前記H形鋼、前記スタッドジベルに代
わって、向かい合うように平行に配置された一方の鋼
板、及び他方の鋼板と、該一方の鋼板の一方の面に対し
て面が直交するように固定された固定プレートと、該固
定プレートを介して略中央部を一方の鋼板に固定される
円筒管と、該円筒管の端部を各々覆うように一方の端部
近傍の面が固定された対をなす捻りプレートと、該対を
なす捻りプレートの他方の端部近傍同士を連結する鋼棒
と、該鋼棒を前記他方の鋼板の一方の面に係止する係止
部材と、より構成される捻りダンパーが用いられ、該捩
りダンパーを構成する一方の鋼板及び他方の鋼板の各々
の他方の面が、前記ブラケットの端面に面同士で接合さ
れるとともに、一方の鋼板及び他方の鋼板の各々の他方
の面には該複数の鉄筋がその端部を固定され、該鉄筋
が、前記ブラケット内に埋め込まれていることを特徴と
している。
【0013】請求項8記載の境界梁ダンパーは、前記制
震ダンパーには、前記H形鋼、前記スタッドジベルに代
わって、前記ブラケットの端面に他方の面を固定された
対をなす鋼板と、該鋼板に一定の間隔をあけて平行とな
るように一方の端部を固定されて、面を鉛直軸に直交す
る方向に向けた対をなす側部プレートと、該対をなす側
部プレート間に両側端部が各々挟まれるように配置され
た連結プレートと、該連結プレートと前記側部プレート
を連結する複数のコイルバネと、より構成されるコイル
バネダンパーが用いられ、該コイルバネダンパーを構成
する対をなす鋼板の他方の面には、複数の鉄筋がその端
部を固定されるとともに、該鉄筋が、前記ブラケット内
に埋め込まれていることを特徴としている。
【0014】請求項9記載の境界梁ダンパーは、前記ブ
ラケットの主筋には、頭部付き鉄筋が用いられることを
特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る境界梁ダンパ
ーの実施形態について、図1 から図7 を用いて説明す
る。
【0016】本発明の境界梁ダンパー1 は、隣り合う
鉛直部材間のスパンが短いような部位において、短スパ
ン梁として有効に用いられるものである。設置例として
は、RCコアウォール2 を用いた超高層RC集合住宅
において、RCコアウォール2 同士、RCコアウォー
ル2 と柱、もしくは柱と柱を連結するような短スパン
梁として用いている。本実施の形態では、RCコアウォ
ール2 同士に適用されている場合を例に挙げて詳述す
る。
【0017】ここで、該境界梁ダンパー1 が架け渡さ
れるRCコアウォール2 は、鉄筋コンクリート等によ
りなるもので、境界梁ダンパー1 が設けられる位置に
は同様に主筋3 aと、あばら筋3 bと、コンクリート
3 cより構成される鉄筋コンクリートからなるブラケ
ット3 が設けられている。前記主筋3 aは、該ブラケ
ット3 の上端部及び下端部近傍で、前記RCコアウォ
ール2 に直交する方向を向いているとともに、ブラケ
ット3 の幅方向に複数本平行に配設され、RCコアウ
ォール2 側の端部はいずれもRCコアウォール2 の内
部にまで達している。
【0018】なお、前記主筋3 aは、図2 (a)に示
すようにブラケット3 の上端部及び下端部近傍にそれ
ぞれ個別に配設しても良いが、図4 (a)に示すよう
にブラケット3 の部材高さと略同程度の幅を有するU
字形に加工された複数本の鉄筋をブラケット3 の幅方
向に平行に配設してもよい。また、前記主筋3 aに用
いられる鉄筋は、その両端部にコブ状の頭部が設けられ
た頭部付き鉄筋を用いても良い。なお、頭部付き鉄筋に
おける両端部の形状はこれにこだわるものではなく、鉄
筋径より断面の大きい部位が両端部に設けられる等、固
まったコンクリートの中から抜けにくい端部を有する鉄
筋であればよい。
【0019】(本発明の第1の実施の形態)図1 に境
界梁ダンパー1 の第1の実施の形態を示す。図1 の境
界梁ダンパー1 は、隣り合うRCコアウォール2 に設
けられたブラケット3 を複数本の梁鉄筋4 で連結し、
該梁鉄筋4 の端部4 aをRCコアウォール2 の内部
にまで埋め込む構造である。該梁鉄筋4 は、径の太い
太径鉄筋を用いており、前記ブラケット3 の上端部近
傍、及び下端部近傍でブラケット3 の幅方向に複数本
平行に配設されている。
【0020】これら、第1の実施の形態における境界梁
ダンパー1 は、前記梁鉄筋4 が主筋3 aの機能を兼
ね備えているため、主筋3 aは配設されておらず、梁
鉄筋4の外周に前記あばら筋3 bが配設されている。
なお、上述するように、すべての主筋3 aを梁鉄筋4
に置き換えて対向するブラケット3 を連結する構造に
こだわることはなく、前記ブラケット3 に主筋3 aを
ある一定の間隔で配設した上で、これに平行するととも
に該主筋3 aどうしの間に前記梁鉄筋4 を配設し、該
梁鉄筋4 により対向するブラケット3 どうしを連結す
る構成としても良い。
【0021】このような構成により、第1の実施の形態
における境界梁ダンパー1 は、地震等が発生した際
に、前記ブラケット3 より露出した部分の梁鉄筋4 が
曲げ降伏し、エネルギー吸収を図るものである。
【0022】 上述する構成によれ
ば、第1の実施の形態において、境界梁ダンパー1 の
構造は、隣り合うRCコアウォール2 に設けられた向
かい合うブラケット3 を複数本の梁鉄筋4 で連結する
のみであるため、構造が合理的、かつ簡略で施工性が良
いとともに、効果的に地震時のエネルギー吸収を図るこ
とが可能となる。
【0023】 また、前記梁鉄筋4
について、両端部にコブ上の頭部が付いた頭部付き鉄
筋を用いることにより、前記RCコアウォール2 への
埋め込み長さをより短くしながら定着強度を確保するこ
とができ、材料費の低減を図ることが可能となる。
【0024】(本発明の第2の実施の形態)図2 に境
界梁ダンパー1 の第2の実施の形態を示す。図2 の境
界梁ダンパー1 は、隣り合うRCコアウォール2 に設
けられたブラケット3 をH形鋼6を用いたH形鋼ダン
パー5 により連結する構造である。該H形鋼ダンパー
5 は、前記H形鋼6 と、該H形鋼6 をブラケット3
に緊結するための対をなす鋼板7 と、該鋼板7 に固定
されるスタッドジベル8 と、より構成される。
【0025】前記H形鋼6 は、上下フランジ6 aが高
張力鋼よりなり、ウェブ6 bが上下フランジ6 aより
も降伏点の低い鋼材である極軟鋼よりなるもので、地震
等が生じた際に、このウェブ6 bがせん断変形を起こ
してエネルギー吸収することにより、ダンパーの機能を
果たすものである。なお、第2の実施の形態の境界梁ダ
ンパー1 では、ウェブ6 bに極軟鋼を用いたH形鋼6
を用いているが、上下フランジ6 aに高張力を用いて
いることを考慮すればこれに限ることなく、ウェブ6
bに一般鋼を適用しても良い。
【0026】該H形鋼6 の両端部には、前記鋼板7 の
一方の面7 aが溶接等の緊結手段により固定されてい
る。該鋼板7 の他方の面7 bにおける中央部付近に
は、複数のスタッドジベル8 が溶接等の手段により緊
結されており、さらに、他方の面7 bの上端部及び下
端部近傍には、前記ブラケット3 の内部で前記H形鋼
6の上下フランジ6 aの幅方向に複数本配列された主
筋3 aの端部が、溶接等により固定されている。
【0027】これらH形鋼ダンパー5 は、前記鋼板7
の他方の面7 bと前記ブラケット3 の端面3 aが面
同士で突き合わされるようにして固着されており、他方
の面7 bに取り付けられたスタッドジベル8 は、ブラ
ケット3 内に埋設されている。
【0028】このような構成により、第2の実施の形態
における境界梁ダンパー1 は、地震等が発生した際
に、前記H形鋼6 のウェブ6 bのせん断力はスタッド
ジベル8 によりブラケット3 に伝達され、前記上下フ
ランジ6 aに発生する引張り力は前記鋼板7 に固着さ
れた前記主筋3 aによりに伝達されることとなる。
【0029】 上述する構成によれ
ば、第2の実施の形態において、隣り合うRCコアウォ
ール2 に設けられた向かい合うブラケット3 をウェブ
6 bに降伏点の低い鋼材を用いたH形鋼6 で連結する
のみであるため、構造が合理的、かつ簡略で施工性が良
いとともに、効果的に地震時のエネルギー吸収を図るこ
とが可能となる。
【0030】 (本発明の第3の実
施の形態)図3 に境界梁ダンパー1 の第3の実施の形
態を示す。図3 の境界梁ダンパー1 は、隣り合うRC
コアウォール2 に設けられたブラケット3 を、該ブラ
ケット3 の端面3 dおよび側面3 eを覆うように設
けられるパネルダンパー9 により連結する構造であ
る。前記パネルダンパー9 は、パネルダンパー本体1
0 と、該パネルダンパー本体10 を前記ブラケット3
に緊結するための対をなす鋼板7 と、前記鋼板7の両
側端部に設けられた対をなす連結板11 と、より構成
されている。一方、前記ブラケット3 には、該連結板
11 どうしを連結する雌ネジ12及びボルト13 が設
けられている。
【0031】 前記パネルダンパー
本体10 は、極降伏点鋼よりなる制震装置である。該
パネルダンパー本体10 の両側端部には、前記鋼板7
の一方の面7 aが溶接等により固着されている。ま
た、該鋼板7 における他方の面7 の両側部には、前記
パネルダンパー本体10 と平行となる方向に面を向け
て、連結板11 が溶接等により固定されている。該連
結板11 には、格子状に複数の孔11 aが設けられ
て、該孔11 aを貫通するボルト13 を介して、向か
い合う連結板11は各々前記ブラケット3 の側面3 e
に設けられた雌ネジ12 に緊結されることにより、前
記ブラケット3 に固定される。
【0032】 このような前記ブラ
ケット3 の側面3 eに設けられた前記雌ネジ12
は、前記ブラケットの幅方向で、連結板11 に設けら
れた格子状の複数の孔11 aに嵌合するような位置に
複数本があらかじめ埋め込まれている。該雌ネジ12の
部材長は、前記ブラケット3 の幅と略同一に設けられ
ており、雌ネジ12 の両端部は両端面3 eと略同一面
に位置している。
【0033】 前記パネルダンパー
9 をブラケット3 に取り付ける際には、前記鋼板7
における他方の面7 がブラケット3 の端面3 dと面
同士で接するとともに、向かい合う連結板11 の向か
い合う面が、各々ブラケット3 の側面3 eに面同士で
接する状態で、前記雌ネジ12 と連結板11 の孔11
aの位置が合うように、パネルダンパー9 をブラケッ
ト3 に配置し、前記雌ネジ12 にボルト13 を嵌合
させて固定する。
【0034】 なお、本発明では、
前記ブラケット3 の幅と略同一の部材長を有する雌ネ
ジ12 を用いているが、これにこだわるものではな
く、部材長の短い雌ネジを前記ブラケット3 の両側面
3 eに各々埋め込んでも良い。また、雌ネジ12 の代
わりに前記ブラケット3 の両側面3 eに図示しない雄
ネジを埋め込み、ナットを用いて固定しても良い。
【0035】このような構成により、第3の実施の形態
における境界梁ダンパー1 は、地震等が発生した際
に、前記パネルダンパー9 に発生する曲げモーメント
及びせん断力は前記ボルト12 を介して前記ブラケッ
ト3 に伝達される。
【0036】また、前記パネルダンパー9 が損傷した
際には、前記ボルト13 をはずし、前記ブラケット3
をからパネルダンパー9 ごとを取り外し、新たなパネ
ルダンパー9 を同様の手段により据え付ければよい。
【0037】 上述する構成によれ
ば、第3の実施の形態において、隣り合うRCコアウォ
ール2 に設けられた向かい合うブラケット3 を前記パ
ネルダンパー9 により連結する構造であり、その取り
付けは前記ブラケット3 の幅方向に設けられた雌ネジ
12 へのボルト13 締めで行われるため取りはずしが
容易で、パネルダンパー9 が損傷した際にも容易に交
換作業を行うことが可能となる。
【0038】 (本発明の第4の実
施の形態)図4 に境界梁ダンパー1 の第4の実施の形
態を示す。図4 の境界梁ダンパー1 は、隣り合うRC
コアウォール2 に設けられたブラケット3 を複数の短
鉄筋14 により連結する構造である。前記短鉄筋14
は、断面径の太い太径鉄筋を用いており、前記ブラケッ
ト3の幅方向及び高さ方向に格子を形成するように、ブ
ラケット3 の端面3 dどうしを連結するように複数本
配設されている(図4 (b)参照)。このとき、前記
ブラケット3 は、第1から第3の実施の形態に比べて
その部材長を長く設定し、前記短鉄筋14 が露出する
長さTを極力短くしている。
【0039】このような構成により、第4の実施の形態
における境界梁ダンパー1 は、地震等が発生した際
に、前記ブラケット3 同士を連結する短鉄筋14 がせ
ん断降伏することによりエネルギー吸収を図るものであ
る。
【0040】 上述する構成によれ
ば、第4の実施の形態において、隣り合うRCコアウォ
ール2 に設けられた向かい合うブラケット3 を短鉄筋
で連結するのみであるため、構造が合理的、かつ簡略で
施工性が良いとともに、部材にかかる費用が押さえられ
るため、コストを削減することが可能となる。
【0041】 (本発明の第5の実
施の形態)図5 に境界梁ダンパー1 の第4の実施の形
態を示す。図5 の境界梁ダンパー1 は、隣り合うRC
コアウォール2 に設けられたブラケット3 を鋼管コン
クリートダンパー15 により連結する構造である。該
鋼管コンクリートダンパー15 は、隣り合う前記ブラ
ケット3 同士を連結する方向に中心軸Aを向けた鋼管
16 と、該鋼管16 の内部に配設される鋼管内鉄筋1
7 と、前記鋼管16 内の中空部を埋設するコンクリー
ト18 と、より構成されている
【0042】 前記鋼管16 は、
一般に用いられている普通鋼材よりなるもので、前記ブ
ラケット3 の端面3 dの面積内に収まる程度の外径を
有している。該鋼管16の内側には、内周面に沿うよう
に複数本の前記鋼管内鉄筋17 が均等な間隔を保持し
て配設されている。該鋼管内鉄筋17 は、普通鋼材に
よる棒鋼で、その長さは前記鋼管16 よりも長く、鋼
管16 の両端部より同じ長さ分が突出するように配設
されている。該鋼管内鉄筋17 は、前記鋼管16 の内
空部を充填する前記コンクリート18 により固着され
ている。
【0043】 このような鋼管コン
クリートダンパー15 は、前記鋼管16 の上端部及び
下端部を対をなす前記ブラケット3 の端面3 dに各々
面同士で接合するようにして固定されており、鋼管16
の両端部より突出した前記鋼管内鉄筋17 の両端部
は、前記ブラケット3 の内部に収められている。
【0044】このような構成により、第5の実施の形態
における境界梁ダンパー1 は、地震等が発生した際
に、前記鋼管コンクリートダンパー15 における鋼管
16 の効果によりせん断破壊を防止し、前記鋼管内鉄
筋17 が曲げ降伏することにより、エネルギー吸収を
図るものである。
【0045】 上述する構成によれ
ば、第5の実施の形態において、隣り合うRCコアウォ
ール2 に設けられた向かい合うブラケット3 を鋼管コ
ンクリートダンパー15で連結するのみであるため、構
造が合理的、かつ簡略で施工性が良いとともに、効果的
に地震時のエネルギー吸収を図ることが可能となる。
【0046】 (本発明の第6の実
施の形態)図6 に境界梁ダンパー1 の第6の実施の形
態を示す。図6 の境界梁ダンパー1 は、隣り合うRC
コアウォール2 に設けられたブラケット3 を捻りダン
パー19 により連結する構造である。該捻りダンパー
19 は、向かい合うように平行に配置された一方の鋼
板20と、他方の鋼板21 と、前記一方の鋼板20 に
固定される固定プレート22と、該固定プレート22
を介して一方の鋼板20 に固定される円筒管23 と、
一方の端部が円筒管23 の端部に固定された対をなす
捻りプレート24 と、該対をなす捻りプレート24 を
連結する鋼棒25 と、該鋼棒25 を前記他方の鋼板7
に係止する係止部材26 と、より構成される。
【0047】 前記一方の鋼板20
は、他方の面20 bがブラケット3 の端面3 dに固
着されて、一方の面20 aには、前記固定プレート2
2 の一方の端部が固定されてお互いの面同士が垂直を
形成している。このとき、固定プレート22 は、鉛直
軸と直交する方向に面を向けている。該固定プレート2
2 の他方の端部近傍には、前記円筒管23 の外径と同
様の大きさの孔22 aが設けられ、該孔22aに円筒
管23 がその外周面中央部まで嵌合されて溶接等によ
り固着されている。
【0048】 該円筒管23 は、
中空鋼管であり伸び性能が良好な極軟鋼が使用されてい
る。なお、用いる鋼材は、これに限ることなく他の鋼材
を用いても良い。該円筒管23 の両端部には、各々前
記捻りプレート24 の一方の端部24 a近傍の面が固
着されており、該捻りプレート24 の他方の端部24
bは、前記他方の鋼板21 に向けて延びている。
【0049】 一方、前記他方の鋼
板21 は、他方の面21 bがブラケット3 の端面3
dに固着されて、一方の面21 aには、他方の鋼板2
1 に向けて延びている対をなす前記捻りプレート24
の他方の端部24 bの間に挟まれる位置に、前記鋼棒
25 を係止する係止部材26 が固定されている。該係
止部材26 には、前記捻りプレート24 の面と直交す
る方向に、前記鋼棒25 の外径と同じ幅を有する溝2
6 aが設けられて、該溝26 aに鋼棒25 がはめ込
まれて、回転、及び溝の深さ方向の移動が自在な状態に
配置されている。
【0050】 該鋼棒25 の両端
部は、前記捻りプレート24 の他方の端部24 b近傍
の面に各々固定されている。つまり、前記捻りプレート
24 は、一方の端部24aは前記固定プレート22 に
より一方の鋼板20 に固定された円筒管23 により固
定されているが、他方の端部24 bは前記鋼棒25 が
移動できる方向に同じく移動自在となっている。
【0051】 このような捻りダン
パー19 は、前記一方の鋼板20 と他方の鋼板21
に図示しない複数の孔が設けられて、前記ブラケット3
の端面3 dに設けられた雌ネジ12 に前記孔を嵌合
させてボルト13 により緊結することで固定される。
また、前記他方の鋼板21 が設けられる側のブラケッ
ト3 は、前記一方の鋼板20 が設けられる側のブラケ
ット3 に比べて雌ネジ12 の数量が多く、ブラケット
3 への固着強度をより強化する構成となっている。
【0052】 このような構成によ
り、第6の実施の形態における境界梁ダンパー1 は、
地震が発生した際に、前記一方の鋼板20 が他方の鋼
板21 に対して相対的に変位することにより、その変
位量が前記鋼棒25 と一体となった捻りプレート24
の他方の端部24 bに回転運動として伝えられる。次
に、この運動が該捻りプレート24 の一方の端部24
aに固定された前記円筒管23 に捻りモーメントを加
えることにより、該円筒管23 がせん断降伏を有する
捻り変形により塑性化して、変形エネルギー吸収を図る
ものである。
【0053】 上述する構成によれ
ば、第6の実施の形態において、隣り合うRCコアウォ
ール2 に設けられた向かい合うブラケット3 を捻りダ
ンパー19 で連結するのみであるため、従来の鋼材ダ
ンパーを適用した場合に比べて、前記ブラケット3の断
面を小さくできるとともに低コストで作成することがで
きる。また、捻りダンパー19 の取り付けは、あらか
じめ前記ブラケット3 に埋め込まれた雌ネジ12 に対
してボルト13 の緊結によりブラケット3 に固定でき
るため取りはずしが容易で、捻りダンパー19 が損傷
した際にも容易に交換作業を行うことが可能となる。
【0054】 (本発明の第7の実
施の形態)図7 に境界梁ダンパー1 の第7の実施の形
態を示す。図7 の境界梁ダンパー1 は、隣り合うRC
コアウォール2 に設けられたブラケット3 をコイルバ
ネダンパー27 により連結する構造である。該コイル
バネダンパー27 は、対をなす鋼板7 の一方の面7
aに一方の端部30 aを固定され、該鋼板7 に対して
直角で、ある一定の間隔を設けて平行に配置された対を
なす側部プレート30 と、該側部プレート30 の他方
の端部30 bにコイルバネ28 を介して挟まれるよう
に配置された連結プレート29と、より構成されてい
る。
【0055】 前記コイルバネ28
は、従来より免震装置として適用されているもので、
本発明では前記連結プレート29 の両側面で、各々表
裏面の同軸となる位置に一方の端部が固定されている。
該コイルバネ28 の他方の端部は、前記鋼板に固定さ
れた対をなす側部プレート30 の向かい合う面にそれ
ぞれ固定される。つまり、前記連結プレート29 はそ
の端部を前記コイルバネ28 を介して側部プレート3
0 に連結されている。なお、前記対をなす鋼板7 に
は、図示しない複数の孔が設けられている。
【0056】 このようなコイルバ
ネダンパー27 は、前記対をなす鋼板7 の他方の面7
bに前記ブラケット3 の端面3 dが面同士で突き合わ
され、前記対をなす鋼板7 の図示しない複数の孔が、
前記ブラケット3 の端面3 dに設けられた雌ネジ12
に位置を合わされてボルト13 により緊結することで
固定される。
【0057】 このような構成によ
り、第7の実施の形態における境界梁ダンパー1 は、
地震が発生した際に、前記対をなす鋼板7 が相対的に
変位することにより、前記コイルバネ28 が変形して
エネルギー吸収を図るものである。
【0058】 上述する構成によれ
ば、第7の実施の形態において、隣り合うRCコアウォ
ール2 に設けられた向かい合うブラケット3 をコイル
バネダンパー27 で連結するのみであるため、構造が
合理的、かつ簡略で施工性が良いとともに、効果的に地
震時のエネルギー吸収を図ることが可能となる。また、
部材にかかる費用が押さえられるため、コストを削減す
ることが可能となる。さらに、コイルバネダンパー27
の取り付けは、あらかじめ前記ブラケット3 に埋め込
まれた雌ネジ12 に対してボルト13 の緊結によりブ
ラケット3 に固定できるため取りはずしが容易で、コ
イルバネダンパー27 が損傷した際にも容易に交換作
業を行うことが可能となる。
【0059】
【発明の効果】請求項1記載の境界梁ダンパーによれ
ば、隣り合う鉛直部材間に架け渡される制震ダンパーを
組み込んだ短スパンの境界梁ダンパーであって、隣り合
う前記鉛直部材の側部には互いに対向するように鉄筋コ
ンクリートより構成されるブラケットが配置され、該ブ
ラケットの上部及び下部で前記鉛直部材に直交する方向
に各々配置され、ブラケットの主筋をなす複数の梁鉄筋
が、隣り合う前記鉛直部材間のスパンより部材長が長
く、対をなす前記ブラケットどうしを連結するように配
設されて、その両端部が前記鉛直部材内に埋設されるこ
とから、構造が合理的、かつ簡略で施工性が良いととも
に、効果的に地震時のエネルギー吸収を図ることが可能
となる。
【0060】請求項2記載の境界梁ダンパーによれば、
前記梁鉄筋には頭部付き鉄筋が用いられることから、前
記RCコアウォールへの埋め込み長さをより短くしなが
ら定着強度を確保することができ、材料費の低減を図る
ことが可能となる。
【0061】請求項3記載の境界梁ダンパーによれば、
隣り合う鉛直部材間に架け渡される制震ダンパーを組み
込んだ短スパンの境界梁ダンパーであって、隣り合う前
記鉛直部材の側部には、互いに対向するように鉄筋コン
クリートより構成されるブラケットが配置され、該ブラ
ケットの主筋がブラケットの上部及び下部に配されると
ともに、該主筋の鉛直部材側の端部が鉛直部材内に埋設
されて、ブラケットの向かい合う端面にはブラケットど
うしを連結するように制震ダンパーが設けられて、該制
震ダンパーは、上下フランジよりも降伏点の低い鋼材を
ウェブに用いたH形鋼と、該H形鋼の両側端部に一方の
面を接合された対をなす鋼板と、該対をなす鋼板の他方
の面の中央部に複数固定されたスタッドジベルと、より
構成され、前記ブラケットの端面に前記鋼板の他方の面
が面同士で接合されるとともに、前記ブラケットの主筋
の一方の端部が鋼板の他方の面に固着されて、前記主筋
の他方の端部が、前記鉛直部材内に達していることか
ら、構造が合理的、かつ簡略で施工性が良いとともに、
効果的に地震時のエネルギー吸収を図ることが可能とな
る。
【0062】請求項4記載の境界梁ダンパーによれば、
前記制震ダンパーには、前記H形鋼、前記スタッドジベ
ルに代わって、複数の短鉄筋が用いられ、該短鉄筋は、
対向する前記ブラケット同士を連結するように複数本が
平行に配列されて、その端部がブラケット内に埋設され
ることから、構造が合理的、かつ簡略で施工性が良いと
ともに、効果的に地震時のエネルギー吸収を図ることが
可能となる。また、部材にかかる費用が押さえられるた
め、コストを削減することが可能となる。
【0063】請求項5記載の境界梁ダンパーは、前記制
震ダンパーには、前記H形鋼、前記スタッドジベルに代
わって、軟鋼よりなる鋼板パネルと、該鋼板パネルの両
側端部に一方の面を接合された対をなす鋼板と、該鋼板
の他方の面の端部で前記鋼板パネルと平行な面を形成す
るように設けられた対をなす連結板と、より構成される
パネルダンパーが用いられ、該パネルダンパーの対をな
す連結板が、前記ブラケットの両側面を挟み込むように
配置されて、該連結板及び前記ブラケットの両側面を貫
通するボルトにより緊結されることから、取りはずしが
容易で、パネルダンパーが損傷した際にも容易に交換作
業を行うことが可能となる。
【0064】請求項6記載の境界梁ダンパーによれば、
前記制震ダンパーには、前記H形鋼、前記鋼板及び前記
スタッドジベルに代わって、隣り合う鉛直部材同士を連
結する方向に中心軸を向けた鋼管と、該鋼管の内周面に
沿うように複数配置されてその両端部が鋼管より突出す
る鋼管内鉄筋と、前記鋼管の中空部を埋設するコンクリ
ートと、より構成される鋼管コンクリートダンパーが用
いられ、前記鋼管内鉄筋の端部が前記ブラケット内に埋
め込まれるとともに、前記鋼管の両端部が、各々前記ブ
ラケットの端面に面同士で接合されることから、構造が
合理的、かつ簡略で施工性が良いとともに、効果的に地
震時のエネルギー吸収を図ることが可能となる。
【0065】請求項7記載の境界梁ダンパーによれば、
前記制震ダンパーには、前記H形鋼、前記スタッドジベ
ルに代わって、向かい合うように平行に配置された一方
の鋼板、及び他方の鋼板と、該一方の鋼板の一方の面に
対して面が直交するように固定された固定プレートと、
該固定プレートを介して略中央部を一方の鋼板に固定さ
れる円筒管と、該円筒管の端部を各々覆うように一方の
端部近傍の面が固定された対をなす捻りプレートと、該
対をなす捻りプレートの他方の端部近傍同士を連結する
鋼棒と、該鋼棒を前記他方の鋼板の一方の面に係止する
係止部材と、より構成される捻りダンパーが用いられ、
該捩りダンパーを構成する一方の鋼板及び他方の鋼板の
各々の他方の面が、前記ブラケットの端面に面同士で接
合されるとともに、一方の鋼板及び他方の鋼板の各々の
他方の面には該複数の鉄筋がその端部を固定され、該鉄
筋が、前記ブラケット内に埋め込まれていることから、
従来の鋼材ダンパーを適用した場合に比べて、前記ブラ
ケットの断面を小さくできるとともに低コストで作成す
ることができる。また、捻りダンパーの取り付けは、あ
らかじめ前記ブラケットに埋め込まれた雌ネジに対して
ボルトの緊結によりブラケットに固定できるため取りは
ずしが容易で、捻りダンパーが損傷した際にも容易に交
換作業を行うことが可能となる。
【0066】請求項8記載の境界梁ダンパーは、前記制
震ダンパーには、前記H形鋼、前記スタッドジベルに代
わって、前記ブラケットの端面に他方の面を固定された
対をなす鋼板と、該鋼板に一定の間隔をあけて平行とな
るように一方の端部を固定されて、面を鉛直軸に直交す
る方向に向けた対をなす側部プレートと、該対をなす側
部プレート間に両側端部が各々挟まれるように配置され
た連結プレートと、該連結プレートと前記側部プレート
を連結する複数のコイルバネと、より構成されるコイル
バネダンパーが用いられ、該コイルバネダンパーを構成
する対をなす鋼板の他方の面には、複数の鉄筋がその端
部を固定されるとともに、該鉄筋が、前記ブラケット内
に埋め込まれていることから、構造が合理的、かつ簡略
で施工性が良いとともに、効果的に地震時のエネルギー
吸収を図ることが可能となる。また、部材にかかる費用
が押さえられるため、コストを削減することが可能とな
る。また、コイルバネダンパーの取り付けは、あらかじ
め前記ブラケットに埋め込まれた雌ネジに対してボルト
の緊結によりブラケットに固定できるため取りはずしが
容易で、コイルバネダンパーが損傷した際にも容易に交
換作業を行うことが可能となる。
【0067】請求項9記載の境界梁ダンパーは、前記ブ
ラケットの主筋には、頭部付き鉄筋が用いられることか
ら、前記鉛直部材、及びブラケットへの埋め込み長さを
より短くしながら定着強度を確保することができ、材料
費の低減を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1 】 本発明に係る境界梁ダンパーの梁鉄筋を用
いた第5の実施の形態を示す図である。
【図2 】 本発明に係る境界梁ダンパーの鋼板パネル
ダンパーを用いた第1の実施の形態を示す図である。
【図3 】 本発明に係る境界梁ダンパーの鋼板パネル
ダンパーを用いた第2の実施の形態を示す図である。
【図4 】 本発明に係る境界梁ダンパーの短鉄筋を用
いた第3の実施の形態を示す図である。
【図5 】 本発明に係る境界梁ダンパーの鋼管コンク
リートダンパー用いたを第4の実施の形態を示す図であ
る。
【図6 】 本発明に係る境界梁ダンパーの捩りダンパ
ーを用いた第6の実施の形態を示す図である。
【図7 】 本発明に係る境界梁ダンパーのコイルバネ
ダンパーを用いた第7の実施の形態を示す図である。
【符号の説明】
1 境界梁ダンパー 2 RCコアウォール 3 ブラケット 3 a 主筋 3 b あばら筋 3 c コンクリート 3 d 端面 3 e 側面 4 梁鉄筋 4 a 端部 5 H形鋼ダンパー 6 H形鋼 6 a フランジ 6 b ウェブ 7 鋼板 7 a 一方の面 7 b 他方の面 8 スタッドジベル 9 パネルダンパー 10 パネルダンパー本体 11 連結板 12 雌ネジ 13 ボルト 14 短鉄筋 15 鋼管コンクリートダンパー 16 鋼管 17 鋼管内鉄筋 18 コンクリート 19 捻りダンパー 20 一方の鋼板 20 a 一方の面 20 b 他方の面 21 他方の鋼板 21 a 一方の面 21 b 他方の面 22 固定プレート 22 a 孔 23 円筒管 24 捻りプレート 24 a 一方の端部 24 b 他方の端部 25 鋼棒 26 係止部材 26 a 溝 27 コイルバネダンパー 28 コイルバネ 29 連結プレート 30 側部プレート 30 a 一方の端部 30 b 他方の端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅井 政宏 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 Fターム(参考) 2E001 DH37 EA02 FA01 FA24 GA01 GA52 GA60 GA62 GA63 HA06 HB02 KA07 LA05 LA11 2E163 FA12 FB02 FB21 FB22 FD03 FD12 FD39 FD42 FD43 FF11 FF12 3J048 AA01 AA07 AB01 AC01 AC06 BC02 DA04 EA38

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣り合う鉛直部材間に架け渡される制
    震ダンパーを組み込んだ短スパンの境界梁ダンパーであ
    って、 隣り合う前記鉛直部材の側部には互いに対向するように
    鉄筋コンクリートより構成されるブラケットが配置さ
    れ、 該ブラケットの上部及び下部で前記鉛直部材に直交する
    方向に各々配置され、ブラケットの主筋をなす複数の梁
    鉄筋が、隣り合う前記鉛直部材間のスパンより部材長が
    長く、対をなす前記ブラケットどうしを連結するように
    配設されて、その両端部が前記鉛直部材内に埋設される
    ことを特徴とする境界梁ダンパー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の境界梁ダンパーにおい
    て、前記梁鉄筋には頭部付き鉄筋が用いられることを特
    徴とする境界梁ダンパー。
  3. 【請求項3】 隣り合う鉛直部材間に架け渡される制
    震ダンパーを組み込んだ短スパンの境界梁ダンパーであ
    って、 隣り合う前記鉛直部材の側部には、互いに対向するよう
    に鉄筋コンクリートより構成されるブラケットが配置さ
    れ、該ブラケットの主筋がブラケットの上部及び下部に
    配されるとともに、該主筋の鉛直部材側の端部が鉛直部
    材内に埋設されて、ブラケットの向かい合う端面にはブ
    ラケットどうしを連結するように制震ダンパーが設けら
    れて、 該制震ダンパーは、上下フランジよりも降伏点の低い鋼
    材をウェブに用いたH形鋼と、 該H形鋼の両側端部に一方の面を接合された対をなす鋼
    板と、 該対をなす鋼板の他方の面の中央部に複数固定されたス
    タッドジベルと、より構成され、 前記ブラケットの端面に前記鋼板の他方の面が面同士で
    接合されるとともに、前記ブラケットの主筋の一方の端
    部が鋼板の他方の面に固着されて、前記主筋の他方の端
    部が、前記鉛直部材内に達していることを特徴とする境
    界梁ダンパー。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の境界梁ダンパーにおい
    て、 前記制震ダンパーには、前記H形鋼、前記スタッドジベ
    ルに代わって、複数の短鉄筋が用いられ、 該短鉄筋は、対向する前記ブラケット同士を連結するよ
    うに複数本が平行に配列されて、その端部がブラケット
    内に埋設されることを特徴とする境界梁ダンパー。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の境界梁ダンパーにおい
    て、 前記制震ダンパーには、前記H形鋼、前記スタッドジベ
    ルに代わって、軟鋼よりなる鋼板パネルと、 該鋼板パネルの両側端部に一方の面を接合された対をな
    す鋼板と、 該鋼板の他方の面の端部で前記鋼板パネルと平行な面を
    形成するように設けられた対をなす連結板と、より構成
    されるパネルダンパーが用いられ、 該パネルダンパーの対をなす連結板が、前記ブラケット
    の両側面を挟み込むように配置されて、該連結板及び前
    記ブラケットの両側面を貫通するボルトにより緊結され
    ることを特徴とする境界梁ダンパー。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の境界梁ダンパーにおい
    て、 前記制震ダンパーには、前記H形鋼、前記鋼板及び前記
    スタッドジベルに代わって、隣り合う鉛直部材同士を連
    結する方向に中心軸を向けた鋼管と、 該鋼管の内周面に沿うように複数配置されてその両端部
    が鋼管より突出する鋼管内鉄筋と、 前記鋼管の中空部を埋設するコンクリートと、より構成
    される鋼管コンクリートダンパーが用いられ、 前記鋼管内鉄筋の端部が前記ブラケット内に埋め込まれ
    るとともに、前記鋼管の両端部が、各々前記ブラケット
    の端面に面同士で接合されることを特徴とする境界梁ダ
    ンパー。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の境界梁ダンパーにおい
    て、 前記制震ダンパーには、前記H形鋼、前記スタッドジベ
    ルに代わって、向かい合うように平行に配置された一方
    の鋼板、及び他方の鋼板と、 該一方の鋼板の一方の面に対して面が直交するように固
    定された固定プレートと、 該固定プレートを介して略中央部を一方の鋼板に固定さ
    れる円筒管と、 該円筒管の端部を各々覆うように一方の端部近傍の面が
    固定された対をなす捻りプレートと、 該対をなす捻りプレートの他方の端部近傍同士を連結す
    る鋼棒と、 該鋼棒を前記他方の鋼板の一方の面に係止する係止部材
    と、より構成される捻りダンパーが用いられ、 該捩りダンパーを構成する一方の鋼板及び他方の鋼板の
    各々の他方の面が、前記ブラケットの端面に面同士で接
    合されるとともに、一方の鋼板及び他方の鋼板の各々の
    他方の面には該複数の鉄筋がその端部を固定され、該鉄
    筋が、前記ブラケット内に埋め込まれていることを特徴
    とする境界梁ダンパー。
  8. 【請求項8】 請求項3記載の境界梁ダンパーにおい
    て、 前記制震ダンパーには、前記H形鋼、前記スタッドジベ
    ルに代わって、前記ブラケットの端面に他方の面を固定
    された対をなす鋼板と、 該鋼板に一定の間隔をあけて平行となるように一方の端
    部を固定されて、面を鉛直軸に直交する方向に向けた対
    をなす側部プレートと、 該対をなす側部プレート間に両側端部が各々挟まれるよ
    うに配置された連結プレートと、 該連結プレートと前記側部プレートを連結する複数のコ
    イルバネと、より構成されるコイルバネダンパーが用い
    られ、 該コイルバネダンパーを構成する対をなす鋼板の他方の
    面には、複数の鉄筋がその端部を固定されるとともに、
    該鉄筋が、前記ブラケット内に埋め込まれていることを
    特徴とする境界梁ダンパー。
  9. 【請求項9】 請求項3から8のいずれかに記載の境
    界梁ダンパーにおいて、前記ブラケットの主筋には、頭
    部付き鉄筋が用いられることを特徴とする境界梁ダンパ
    ー。
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