JP2015231246A - ワイヤーハーネス配索部材、ワイヤーハーネス配索部材モジュール及びワイヤーハーネス - Google Patents

ワイヤーハーネス配索部材、ワイヤーハーネス配索部材モジュール及びワイヤーハーネス Download PDF

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【課題】ケーブルを取り付けるための工程を簡略化することができるとともに、ケーブルを所定の形状で保持して配索することが可能であるワイヤーハーネス配索部材、ワイヤーハーネス配索部材モジュール及びワイヤーハーネスを提供する。【解決手段】ワイヤーハーネスを構成するケーブルを配索経路に沿って規制する樹脂部材からなるワイヤーハーネス配索部材1であって、配索経路に沿って形成された帯板状の配索板2と、配索板2の表面に立設され、先端部が配索板2の幅方向内側に突出する鉤状に形成された一対の係止フック部3とを備え、一対の係止フック部3は、配索板2の長さ方向に間隔をあけて複数設けられ、先端部と配索板2との間にケーブルを挟持することでケーブルを配索板2に沿って保持する構成とされる。【選択図】 図1

Description

本発明は、ワイヤーハーネスを構成するケーブルが取り付けられ、ケーブルを所定の配線経路に規制するためのワイヤーハーネス配索部材、ワイヤーハーネス配索部材モジュール及びワイヤーハーネスに関する。
ワイヤーハーネスは、作業性向上の観点から、ワイヤーハーネスを構成するケーブルにワイヤーハーネス配索部材が取り付けられることによりモジュール化され、配索経路を規制した状態で用いられることが多い。
例えば、特許文献1又は特許文献2に記載されるように、一般的なワイヤーハーネスにおいては、電線(ケーブル)は、粘着テープやベルト部材等の結束材によって板状又は棒状の樹脂部材からなるワイヤーハーネス配索部材に固定される。
この特許文献1では、ワイヤーハーネスを構成する電線群の所要位置に、樹脂棒をその軸線方向と平行にあてがい、テープで固定することにより、ワイヤーハーネスと樹脂棒とを一体化している。そして、樹脂棒の剛性により、ワイヤーハーネスを所定の方向に経路規制し、ワイヤーハーネスが意図しない方向に屈曲されたりすることを防止している。
また、特許文献2では、複数本の電線(ケーブル)を概ね円柱状とした線状体に電線固定具を結束材で固定する構造が提案されている。この構造では、電線固定具の線状体との接触面が谷状の凹みに形成されており、これにより、振動などによって線状体に曲げ方向の力が加わった場合でも電線固定具と線状体との位置ずれ及び結束材による結束の緩みが生じにくいことが記載されている。
一方、特許文献3には、ワイヤーハーネスを構成する複数本の電線(ケーブル)の束に、複数のクランプ部材をその長手方向に間隔をあけて取り付け、これらクランプ部材をパネルに固定することでワイヤーハーネスの配索経路を規制するワイヤーハーネス配索構造が提案されている。このワイヤーハーネス配索構造においては、電線束自体がワイヤーハーネス配索経路の形状に対応する曲げ形状を維持する剛性を備えるように曲げ剛性の高い電線を採用しており、構成部品の削減によって低コスト化や軽量化を図ることができる、クランプ部材相互間の間隔距離の変動が電線束の剛性によって規制されることによりワイヤーハーネスの配索作業を容易に行えることが記載されている。
特開2001‐325840号公報 特開2013‐74747号公報 特開2012‐115021号公報
特許文献1から3のいずれの構成においても、ケーブルを束ねて保持することにより、ワイヤーハーネスを所定の形状で保持することができるとされているが、ケーブルを結束材で一つに束ねた後にさらにクランプ部材等でパネルに組み付けて配索経路を規制する構成とされており、工程が煩雑で作業性が悪いものとなっている。また、結束材により一旦束ねられたケーブルは容易に取り外すことができないことから、配線の自由度が低いものとなっている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ケーブルを取り付けるための工程を簡略化することができるとともに、ケーブルを所定の形状で保持して配索することが可能であるワイヤーハーネス配索部材、ワイヤーハーネス配索部材モジュール及びワイヤーハーネスを提供することを目的とする。
本発明は、ワイヤーハーネスを構成するケーブルを配索経路に沿って規制する樹脂部材からなるワイヤーハーネス配索部材であって、配索経路に沿って形成された帯板状の配索板と、前記配索板の表面に立設され、先端部が前記配索板の幅方向内側に突出する鉤状に形成された一対の係止フック部とを備え、前記一対の係止フック部は、前記配索板の長さ方向に間隔をあけて複数設けられ、前記先端部と前記配索板との間に前記ケーブルを挟持することで該ケーブルを前記配索板に沿って保持する構成とされることを特徴とする。
配索板に一体に形成された係止フック部によりケーブルを配索板との間に挟持することで、ケーブルを配索板に沿って固定することができる。このため、別部品の粘着テープや結束材を用いることがなく、ケーブルを容易に取り付けることができ、工程を簡略化することができる。また、複数本のケーブルを配索板により所定の形状で保持して一体として取り扱うことができるので、ワイヤーハーネスをパネル等に取り付ける際の取り扱い性を向上させることができる。
なお、各ケーブルは係止フック部により係止されているだけであるから、簡単に取り外すことも可能であり、配線し直す際の作業も容易である。
本発明のワイヤーハーネス配索部材において、前記一対の係止フック部を構成するそれぞれの係止フック部は、前記配線経路を幅方向に挟むように対向して配置されており、前記先端部どうしの間に形成される開口幅が、保持する複数本のケーブルのうちの一本の外径よりも大きく、前記複数本のケーブルを束ねた状態の外径よりも小さく設けられているとよい。
このように、係止フック部でケーブルを複数本束ねる場合は、係止フック部の開口幅が一本のケーブルの外径よりも大きくても、複数本のケーブルを束ねた状態の外径よりも小さく形成されていれば、各ケーブルを両係止フック部の間から脱離させることなく配索板に沿って保持することができる。
本発明のワイヤーハーネス配索部材において、前記一対の係止フック部を構成するそれぞれの係止フック部が前記配索板の長さ方向に間隔をあけて配置されるとともに、各係止フック部の先端部が前記配索板の幅方向中央を越える位置まで延びて形成され、前記先端部の向きが互い違いに形成されているとよい。
一対の係止フック部を構成する各係止フック部を、間隔をあけて配置する場合でも、各係止フック部の先端部を配索板の幅方向中央を越える位置まで突出させて互い違いに配置することで、ケーブルを先端部と配索板との間に挟持して保持することができる。
本発明のワイヤーハーネス配索部材において、前記配索板の両側部に前記係止フック部の配設位置を避けて立設され、前記ケーブルを前記配索板に沿って案内する一対のガイド壁部が設けられているとよい。
ガイド壁部を設けることで、係止フック部による係止位置以外でケーブルが配索経路からはみ出して周囲の部品と干渉することを防止でき、ケーブルの損傷等を防止することができる。
本発明のワイヤーハーネス配索部材において、前記ガイド壁部に、前記配索経路の途中で前記ケーブルの一部を引き出すための取出口が設けられているとよい。
ガイド壁部の取出口から各ケーブルを引き出すことができ、各ケーブルを所定位置で容易に配線することができる。
本発明のワイヤーハーネス配索部材において、前記係止フック部は、上端面が先端に向かうにしたがって漸次下り勾配となる傾斜面に設けられているとよい。
ケーブルの挿入時には、傾斜面に沿って先端部を下方に押し込むことで容易に嵌め込むことができる。一方で、ケーブルの装着後は、係止フック部の先端部がケーブルの脱離を阻害するのでケーブルが不用意に外れることを防止することができる。
本発明のワイヤーハーネス配索部材において、前記配索板には、薄肉に設けられた溝部が幅方向に沿って形成されているとよい。
配索板の一部を薄肉に設けることで、その部分の剛性を弱めることができるので、溝部を境に配索板を容易に曲げ変形させることができる。これにより、ワイヤーハーネスを平面方向だけでなく、ワイヤーハーネスの取付面の形状に沿って立体的に取り付けることができる。また、ワイヤーハーネス配索部材の成形時においては、配索板は平面状に成形することができるので、安価に製造することができる。さらに、平面状のまま取扱うことにより、保管、運搬等も容易である。
本発明のワイヤーハーネス配索部材モジュールは、前記ワイヤーハーネス配索部材を複数組み合わせて接続することにより構成され、各ワイヤーハーネス配索部材には、それぞれを接続するための接続部が設けられており、前記接続部は、爪部を有する雄部と、穴部を有する雌部とから構成され、前記爪部と前記穴部との係脱により着脱可能に設けられていることを特徴とする。
複雑な形状や大型の配索経路も、個々のワイヤーハーネス配索部材を組み合わせることで容易に形成することができる。また、個々のワイヤーハーネス配索部材は小型であるので、小さな成型機で成型が可能であり、さらに輸送時の搬送箱への入り数を増やすことができる等、製造コストを大幅に低減させることが可能となる。
本発明のワイヤーハーネスは、前記ワイヤーハーネス配索部材又は前記ワイヤーハーネス配索部材モジュールに、複数本のケーブルが保持されていることを特徴とする。
本発明によれば、配索板に一体に設けた係止フック部により複数本のケーブルを束ねて保持することができ、各ケーブルを取り付けるための工程を簡略化することができるとともに、各ケーブルを配索経路に沿って所定の形状で保持することができるので、ワイヤーハーネスの配索を容易に行うことができる。
本発明の第1実施形態のワイヤーハーネス配索部材を複数組み合わせて構成されるワイヤーハーネス配索部材モジュールの全体を示す斜視図である。 図1に示すワイヤーハーネス配索部材モジュールを個々のワイヤーハーネス配索部材に分解した状態を示す斜視図である。 係止フック部の正面図である。 ワイヤーハーネス配索部材モジュールにケーブルを装着した状態を示す平面図である。 ワイヤーハーネス配索部材の要部斜視図である。 図5に示すワイヤーハーネス配索部材の要部を背面側から見た斜視図である。 接続部の着脱を説明する要部斜視図である。 本発明の第2実施形態のワイヤーハーネス配索部材の要部斜視図である。
以下、本発明を温水洗浄器の内部配線に適用したワイヤーハーネス配索部材、ワイヤーハーネス配索部材モジュール及びワイヤーハーネスの実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に示した本発明の第1実施形態におけるワイヤーハーネス配索部材モジュール10は、図2に示すように、ワイヤーハーネス配索部材1(1a〜1c)を組み合わせて接続することにより構成され、これらのワイヤーハーネス配索部材1によって形成される配索経路に沿って、ワイヤーハーネスを構成する複数本のケーブル7(図3参照)を所定の形状に規制することができるようになっている。
各ワイヤーハーネス配索部材1は、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリイミド等の樹脂部材からなり、モールド成形により形成することができる。
ワイヤーハーネス配索部材1は、図1及び図2に示すように、配索経路に沿って形成された帯板状の配索板2と、その配索板2の表面に立設され、先端部31が配索板2の幅方向内側に突出する鉤状に形成された一対の係止フック部3とを備える。
一対の係止フック部3は、図1及び図2に示すように、配索板2の長さ方向に間隔をあけて複数設けられている。そして、図3及び図4に示すように、これら一対の係止フック部3の先端部31と配索板2との間にケーブル7を挟持することで、ケーブル7を配索板2に沿って保持する構成とされる。
この一対の係止フック部3を構成するそれぞれの係止フック部3Aは、配線経路を幅方向に挟むように対向して配置されている。そして、鉤状の先端部31どうしの間に形成される開口幅wは、保持する複数本のケーブル(ケーブル群)のうちの一本のケーブル7の外径dより小さく形成してもよいが、この外径dより大きく形成してもよい。開口幅wを外径dより大きく形成した場合でも、図3に破線で示すように、先端部31の内面と配索板2の上面とにより囲まれた空間部35に収容される複数本のケーブルを束ねた状態のケーブル群70全体の外径Dよりも小さく形成されるとともに、図4に示すように、一対の係止フック部3が配索板2の長さ方向に適宜の間隔で設けられていれば、空間部35内のケーブル群の中から個々のケーブル7がばらけて係止フック部3から脱離することを防止することができる。
この場合、各ケーブル7は弾性を有することから、図4に示すように、配索板2の長さ方向に間隔をあけて配置される一対の係止フック部3の間で、同時に取り付けられる複数本のケーブル7と一緒に捻れた状態で各係止フック部3により係止される。これにより、一対の係止フック部3の開口幅wが一本のケーブル7の外径dよりも大きくても、複数本のケーブル7を束ねた状態の外径Dよりも小さく形成されていれば、各ケーブル7を配索板2に沿って保持することができる。
なお、各寸法は、材質や束ねるケーブルの大きさや本数等により適宜設定されるが、一例としては、最も細いケーブルの外径dが1.05mm、これらケーブルを束ねた状態のケーブル群70の外径Dを6.8mmとした場合に、一対の係止フック部3の開口幅wを0.90mm程度に設定することが望ましい。また、各寸法を適宜に設定することで、ケーブルを複数本束ねて収容する場合以外に、ケーブルを一本ずつ収容する場合にも対応することができる。ケーブルが一本の場合は、その外径dを一対の係止フック部3の開口幅wより小さく形成する。
また、係止フック部3Aは、上端面が先端に向かうにしたがって漸次下り勾配となる傾斜面32に設けられている。このため、各ケーブル7の挿入時には、傾斜面32に沿って先端部31を下方に押し込むことでケーブル7を容易に嵌め込むことができる。この際、ケーブル7を束ねた状態の外径Dが開口幅wより大きくても、係止フック部3Aの先端部31が内側に弾性変形するとともに、ケーブル7の束も外径が変形することで、ケーブル7が先端部31を乗り越えて装着される。その一方、係止フック部3の先端部31はケーブル装着後には元の状態に戻るとともに、ケーブルの束も空間部35内に広がるので、その先端部31がケーブル7の脱離を阻害してケーブル7が不用意に外れることが防止される。
また、配索板2の両側部には、係止フック部3の配設位置を避けてケーブル7を配索板2に沿って案内する一対のガイド壁部4が立設されている。これらガイド壁部4の間でケーブル7を保持することにより、係止フック部3による係止位置以外でケーブル7が配索経路からはみ出して周囲の部品と干渉することを防止でき、ケーブル7の損傷等を防止することができる。
そして、これらガイド壁部4には、図4に示すように、配索経路の途中でケーブル7の一部を引き出すための取出口41が設けられ、この取出口41からケーブル7を引き出すことで、各ケーブル7を所定位置で容易に配線することができるようになっている。
また、配索板2には、その一部を幅方向に沿って薄肉に形成した溝部5が設けられており(図6参照)、溝部5は他の部分よりも剛性が弱くなっている。これにより、溝部5を境に配索板2を容易に曲げ変形させることができ、ワイヤーハーネスを平面方向だけでなく、取付面の形状に沿って立体的に取り付けることができるようになっている。なお、ワイヤーハーネス配索部材の成形時においては、溝部5を設けた配索板2を平面状に成形することができるので、安価に製造することができる。また、ワイヤーハーネス配索部材を平面状のまま取扱うことにより、保管、運搬等も容易に行うことができる。
また、各ワイヤーハーネス配索部材1a〜1cには、図5〜図7に示すように、それぞれを接続するための接続部6が設けられている。接続部6は、爪部63を有する舌片状の雄部61と、爪部63に係合する穴部64を有する雌部62とから構成され、これら爪部63と穴部64との係脱により各ワイヤーハーネス配索部材1a〜1cとが着脱可能に設けられている。この場合、雌部62には、雄部61の横断面より僅かに大きい断面形状に形成された挿入口65が設けられており、この挿入口65を通して、舌片状の雄部61を他方の配索板2の裏面に重ねるように案内して移動させることで、穴部64に爪部63を係止することができるようになっている。
なお、図5及び図6では、ワイヤーハーネス配索部材1b,1cによりT字状に分岐する配索経路を形成しているが、図7に示すように、ワイヤーハーネス配索部材1a,1bの端部どうしを連結してL字状に屈曲させて形成したり、図示はしないが、各ワイヤーハーネス配索部材を直線状に連結したりすることもできる。
各ワイヤーハーネス配索部材1a〜1bを接続する際には、図7に示すように、雄部61を雌部62の挿入口65に挿入し、配索板2の長さ方向に沿って移動させる。これにより、爪部63が穴部64に嵌め入れられ、各ワイヤーハーネス配索部材1a〜1cを接続することができる。
このように、個々のワイヤーハーネス配索部材1a〜1bを組み合わせることで、図1に示すワイヤーハーネス配索部材モジュール10のように、分岐部11を有する複雑な形状や大型の配索経路も容易に形成することができる。一方、各ワイヤーハーネス配索部材1a〜1bは、平坦で長尺状の比較的簡易な形状とされていることから、分岐部や大型の配索経路を一体で成型する場合に比べて安価に製造することができる。
また、上記実施形態においては、一対の係止フック部3を、配線経路を幅方向に挟むように対向して配置していたが、図8に示す第2実施形態のワイヤーハーネス配索部材1dのように、一対の係止フック部3を構成するそれぞれの係止フック部3Bを、配索板2の長さ方向に間隔をあけて配置する構成とすることもできる。この場合、各係止フック部3Bの先端部31を配索板2の幅方向中央を越える位置まで突出させて形成して、これら先端部31の向きを互い違いに配置することで、ケーブルを先端部31と配索板2との間に挟持して良好に保持することができる。
なお、このようにワイヤーハーネス配索部材1a〜1dにより、ケーブル7を予め定められた形状に保持した状態で一体化されたワイヤーハーネスは、装置等に取り付ける際には、配索板2の裏面を粘着テープ等により取付面に取り付けて、各ケーブル7の配線が行われる。
以上のように、本実施形態のワイヤーハーネス配索部材1(1a〜1d)によれば、配索板2に一体に形成された係止フック部3によりケーブル7を配索板2との間に挟持することで、ケーブル7を配索板2に沿って固定することができる。このため、別部品の粘着テープや結束材を用いることがなく、ケーブル7を容易に取り付けることができ、工程を簡略化することができる。また、複数本のケーブル7を配索板2により所定の形状で保持して一体として取り扱うことができるので、ワイヤーハーネスをパネル等に取り付ける際の取り扱い性や配線の作業性を向上させることができる。
なお、各ケーブル7は係止フック部3により係止されているだけであるから、簡単に取り外すことも可能であり、配線し直す際の作業も容易である。
また、図1に示すワイヤーハーネス配索部材モジュール10のように、個々のワイヤーハーネス配索部材1を複数組み合わせて接続することにより、複雑な形状や大型の配索経路も容易に形成することができる。そして、個々のワイヤーハーネス配索部材1は小型であるので、小さな成型機で成型が可能であり、さらに輸送時の搬送箱への入り数を増やすことができる等、保管、運搬等も容易であることから、製造コストを大幅に低減させることが可能となる。
なお、本発明のワイヤーハーネス配索部材、ワイヤーハーネス配索部材モジュール及びワイヤーハーネスは、温水洗浄器以外にも、例えばプロジェクター、計測機器等に適用することが可能である。
また、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
10 ワイヤーハーネス配索部材モジュール
1,1a〜1d ワイヤーハーネス配索部材
2 配索板
3 一対の係止フック部
3A,3B 係止フック部
31 先端部
32 傾斜面
35 空間部
4 ガイド壁部
5 溝部
6 接続部
61 雄部
62 雌部
63 爪部
64 穴部
65 挿入口
7 ケーブル
70 ケーブル群

Claims (9)

  1. ワイヤーハーネスを構成するケーブルを配索経路に沿って規制する樹脂部材からなるワイヤーハーネス配索部材であって、配索経路に沿って形成された帯板状の配索板と、前記配索板の表面に立設され、先端部が前記配索板の幅方向内側に突出する鉤状に形成された一対の係止フック部とを備え、前記一対の係止フック部は、前記配索板の長さ方向に間隔をあけて複数設けられ、前記先端部と前記配索板との間に前記ケーブルを挟持することで該ケーブルを前記配索板に沿って保持する構成とされることを特徴とするワイヤーハーネス配索部材。
  2. 前記一対の係止フック部を構成するそれぞれの係止フック部は、前記配線経路を幅方向に挟むように対向して配置されており、前記先端部どうしの間に形成される開口幅が、保持する複数本のケーブルのうちの一本の外径よりも大きく、前記複数本のケーブルを束ねた状態の外径よりも小さく設けられていることを特徴とする請求項1記載のワイヤーハーネス配索部材。
  3. 前記一対の係止フック部を構成するそれぞれの係止フック部が前記配索板の長さ方向に間隔をあけて配置されるとともに、各係止フック部の先端部が前記配索板の幅方向中央を越える位置まで延びて形成され、前記先端部の向きが互い違いに形成されていることを特徴とする請求項1記載のワイヤーハーネス配索部材。
  4. 前記配索板の両側部に前記係止フック部の配設位置を避けて立設され、前記ケーブルを前記配索板に沿って案内する一対のガイド壁部が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のワイヤーハーネス配索部材。
  5. 前記ガイド壁部に、前記配索経路の途中で前記ケーブルの一部を引き出すための取出口が設けられていることを特徴とする請求項4記載のワイヤーハーネス配索部材。
  6. 前記係止フック部は、上端面が先端に向かうにしたがって漸次下り勾配となる傾斜面に設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のワイヤーハーネス配索部材。
  7. 前記配索板には、薄肉に設けられた溝部が幅方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のワイヤーハーネス配索部材。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載のワイヤーハーネス配索部材を複数組み合わせて接続することにより構成され、各ワイヤーハーネス配索部材には、それぞれを接続するための接続部が設けられており、前記接続部は、爪部を有する雄部と穴部を有する雌部とから構成され、前記爪部と前記穴部との係脱により着脱可能に設けられていることを特徴とするワイヤーハーネス配索部材モジュール。
  9. 請求項1から7のいずれか一項に記載のワイヤーハーネス配索部材又は請求項8に記載のワイヤーハーネス配索部材モジュールに、複数本のケーブルが保持されていることを特徴とするワイヤーハーネス。
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