JP2015167450A - プロテクタ付ワイヤーハーネス及びプロテクタ付ワイヤーハーネスの製造方法 - Google Patents

プロテクタ付ワイヤーハーネス及びプロテクタ付ワイヤーハーネスの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ワイヤーハーネスの余長部分を、プロテクタ内により確実に収容した状態に維持できるようにすることを目的とする。【解決手段】プロテクタ付ワイヤーハーネス10は、ワイヤーハーネス12と、ワイヤーハーネス12を収容可能なプロテクタ本体22と、プロテクタ本体22内に突設され、ワイヤーハーネス12に含まれる少なくとも1本の電線14aの余長部分が巻付けられた余長吸収用突部30とを備える。好ましくは、余長吸収用突部30は間隔をあけて複数設けられる。また、好ましくは、押え部材40によって、余長吸収用突部30に巻き付けられた余長部分が、プロテクタ本体の内周部に向けて押さえ付けられている。【選択図】図1

Description

この発明は、ワイヤーハーネスを保護するプロテクタに関する。
ワイヤーハーネスを収容して保護するプロテクタに対して、ワイヤーハーネスの余長を吸収するように要請されることがある。
特許文献1は、プロテクタに、支線引出口を設けると共に、幹線から分岐する支線を折曲げて支線引出口へ導くガイド部を設けたプロテクタを開示している。
特許文献2は、ワイヤーハーネスの配索方向に間隔をあけて、プロテクタの両側壁に、交互に挟持リブを突設したプロテクタが開示されている。このプロテクタでは、挟持リブの間にワイヤーハーネスを蛇行挿通させてワイヤーハーネスを位置決め保持する。また、ワイヤーハーネスに余長がある場合には、挟持リブの間でワイヤーハーネスを複数回屈曲させて位置決め保持できるようになっている。
特開2009−95186号公報 特開2004−166454号公報
しかしながら、特許文献1及び2によると、ワイヤーハーネスの余長分は、折曲げされた状態で収容されているに過ぎないため、ワイヤーハーネスが外部に向けて引っ張られると、ワイヤーハーネスの余長分が外部に引出されてしまう恐れがある。
そこで、本発明は、ワイヤーハーネスの余長部分を、プロテクタ内により確実に収容した状態に維持できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様に係るプロテクタ付ワイヤーハーネスは、ワイヤーハーネスと、前記ワイヤーハーネスを収容可能なプロテクタ本体と、前記プロテクタ本体内に突設され、前記ワイヤーハーネスに含まれる少なくとも1本の電線の余長部分が巻付けられた余長吸収用突部と、を備える。
第2の態様は、第1の態様に係るプロテクタ付ワイヤーハーネスであって、前記ワイヤーハーネスが、第1ランプに対して給電する第1電線と、第2ランプに対して給電する第2電線とを含み、前記第1電線と前記第2電線とが同じ経路長に設定されており、前記第1電線が前記余長吸収用突部に巻き付けられると共に、前記第2電線が前記余長吸収用突部に巻き付けられないで前記プロテクタ本体内にその延在方向に沿って収容されているものである。
第3の態様は、第1又は第2の態様に係るプロテクタ付ワイヤーハーネスであって、前記余長吸収用突部が間隔をあけて複数設けられているものである。
第4の態様は、第1〜第3のいずれか1つの態様に係るプロテクタ付ワイヤーハーネスであって、前記余長吸収用突部を挿入可能な挿通可能な孔部が形成された板状部材に形成され、前記余長吸収用突部が前記孔部に挿通された状態で、前記余長吸収用突部に巻き付けられた前記余長部分を、前記プロテクタ本体の内周部に向けて押さえ付ける押え部材をさらに備えるものである。
第5の態様は、第4の態様に係るプロテクタ付ワイヤーハーネスを製造する方法であって、前記ワイヤーハーネスに含まれる一部の電線の余長部分を前記余長吸収用突部に巻き付ける工程と、前記押え部材により、前記余長吸収用突部に巻き付けられた前記余長部分を、前記プロテクタ本体の内周部に向けて押さえ付ける工程と、前記ワイヤーハーネスに含まれる他の電線を前記プロテクタ本体内に収容する工程と、を備える。
第1〜第5の態様によると、前記ワイヤーハーネスに含まれる少なくとも1本の電線の余長部分が余長吸収用突部に巻付けられた状態で、プロテクタ内に収容されるため、ワイヤーハーネスの余長部分を、プロテクタ内により確実に収容した状態に維持できる。
第2の態様によると、第1電線と第2電線とを同じ経路長に設定することで、第1ランプと第2ランプとをなるべく同じ明るさで光らせることができる。そして、この場合に生じ易い第1電線の余長部分を、余長吸収用突部に巻付けることで、当該余長を吸収できる。
第3の態様によると、ワイヤーハーネスに含まれる少なくとも1本の電線の巻付対象となる余長吸収用突部の数を適宜変更することで、種々長さの余長を吸収できる。
第4の態様によると、押え部材によって、前記余長吸収用突部に巻き付けられた前記余長部分を、前記プロテクタ本体の内周部に向けて押さえ付けることができるため、余長部分が余長吸収用突部から解け難くなる。
第5の態様によると、押え部材により、前記余長吸収用突部に巻き付けられた前記余長部分を、前記プロテクタ本体の内周部に向けて押さえ付けた状態で、前記ワイヤーハーネスに含まれる他の電線を前記プロテクタ本体内に収容するため、他の電線をプロテクタ内に収容する際に、余長部分が余長吸収用突部から解けにくくなり、ワイヤーハーネスを容易にプロテクタ内に収容できる。
プロテクタ付ワイヤーハーネスを示す概略斜視図である。 図1のII−IIにおける概略断面図である。 プロテクタ付ワイヤーハーネスの一部の分解斜視図である。 ワイヤーハーネスの一例を示す図である。 プロテクタ付ワイヤーハーネスの製造工程を示す説明図である。 プロテクタ付ワイヤーハーネスの製造工程を示す説明図である。
以下、実施形態に係るプロテクタ付ワイヤーハーネス及びその製造方法について説明する。
図1はプロテクタ付ワイヤーハーネス10を示す概略斜視図であり、図2は図1のII−IIにおける概略断面図であり、図3はプロテクタ付ワイヤーハーネス10の一部の分解斜視図であり、図4はワイヤーハーネス12の一例を示す図である。
プロテクタ付ワイヤーハーネス10は、ワイヤーハーネス12と、プロテクタ20とを備える。
ワイヤーハーネス12は、電力の供給又は信号の伝送を行う電線14a、14b、14cを複数含んでおり(図2において一部の電線14a、14bを図示)、車両等において電気機器同士を接続する配線材として用いられる。このワイヤーハーネス12の延在方向の一部がプロテクタ20に収容された状態で、車両等に組込まれる。これにより、ワイヤーハーネス12のうちプロテクタ20に収容された部分が、プロテクタ20によって一定の経路に維持されると共に、外部から保護される。ワイヤーハーネス12は、光ファイバケーブルを含んでいてもよい。また、ワイヤーハーネス12は、その途中で分岐していてもよい。
一例として、図4に示すワイヤーハーネス12は、ランプ用配線に用いられる電線14a、14bを含んでいる。
より具体的には、ワイヤーハーネス12は、左側ヘッドランプ18a(第1ランプ)への給電用の電線14a(第1電線)と、右側ヘッドランプ18b(第2ランプ)への給電用の電線14b(第2電線)と、その他の電線14cとを含む。各電線14a、14b、14cは、車両における配線経路に沿って適宜分岐しつつ束ねられている。また、各電線14a、14b、14cの端部には、コネクタ16が取付けられており、各電線14a、14b、14cは、コネクタ16を介して、車両の電源17,ヘッドランプ18a、18b等の各種電気機器に接続される。
ここでは、電線14a、14bの一端部は、コネクタ16を介して、共通する電源17に接続される。なお、電源17は、車両の左よりの位置に配設されることを想定している。
また、電線14bは、車両の左よりの経路を通り、さらに、左右方向に延在する幹線部12aを通って、車両の右側のヘッドランプ18bに向けて引回される。また、電線14aは、車両の左よりの経路を通り、さらに、迂回するように左右方向に延在する幹線部12aの一部を通って車両の左側のヘッドランプ18aに向けて引回される。
ここで、電線14aが、左右方向に延在する幹線部12aの一部を経由している理由は次の通りである。
すなわち、共通する電源17と、左側のヘッドランプ18aと右側のヘッドランプ18bとを、別々の電線14a、14bで接続する場合、当該電線14a、14bでの電圧降下を考慮しないと、ヘッドランプ18a、18bの明るさが異なってしまう。
例えば、左よりにある電源17と左側のヘッドランプ18aとを最短経路で接続し、左よりにある電源17と右側のヘッドランプ18bとを最短経路で接続すると、前者の経路長が後者の経路長よりも短くなってしまう。すると、左側の経路での電圧降下よりも右側の経路での電圧降下が大きくなってしまい、右側のヘッドランプ18bよりも左側のヘッドランプ18aが明るくなってしまう。
そこで、電線14aと、電線14bとの経路長を同じにして、それぞれの電圧降下の程度が同程度になるようにすることで、左右のヘッドランプ18a、18bを同じ明るさで光らせることができる。この点を考慮して、電線14a、14bを同じ長さにし、電線14aの余長分が幹線部12aの一部を経由するようにしている。
本プロテクタ20は、上記ワイヤーハーネス12のうち幹線部12aの少なくとも一部を収容すると共に、前記電線14aの余長部分を収容するのに適している。
なお、本プロテクタをランプ用のワイヤーハーネスに適用する場合において、当該ワイヤーハーネスが対象とするランプは、ヘッドランプに限られず、車幅灯、方向指示灯、ブレーキランプ、バックランプ、車内ランプ等であってもよい。もっとも、車両の左右でランプの明るさを同じにすることが好ましく、このため、車両において左右対称に配設されるランプ(車幅灯、方向指示灯、ブレーキランプ、バックランプ等)に適用されることが好ましい。
プロテクタ20は、プロテクタ本体22と、余長吸収用突部30と、押え部材40とを備える。なお、押え部材40は、省略されてもよい。
プロテクタ本体22は、ワイヤーハーネス12を収容可能に構成されている。ここでは、プロテクタ本体22は、底板部24と、一対の側壁部26とを備える。
底板部24は、細長板状に形成されている。
一対の側壁部26は、底板部24の両側部からその一方主面側(図1では上方)に向けて立上がるように形成されている。そして、底板部24と一対の側壁部26との間に、ワイヤーハーネス12を収容可能な空間が形成される。なお、ここでは、底板部24の両側部から垂直に一対の側壁部26が立上がっているが、これらの部分が湾曲部を介して繋がっていてもよい。
ここでは、プロテクタ本体22は、直線状に延びる形状に形成されているが、その途中で曲っていてもよい。
また、底板部24の両端部から外方に延びるようにして固定片24pが延出している。ワイヤーハーネス12が本プロテクタ本体22内に収容された状態で、固定片24p及びワイヤーハーネス12に粘着テープが巻回されることで、ワイヤーハーネス12が本プロテクタ本体22に対して一定位置で固定される。
余長吸収用突部30は、プロテクタ本体22内に突設されており、ワイヤーハーネス12に含まれる少なくとも1本の電線14aの余長部分を巻付可能に構成されている。
ここでは、複数の余長吸収用突部30が、底板部24に設けられている。もっとも、余長吸収用突部は、側壁部26に設けられていてもよい。また、余長吸収用突部は、1つのみ設けられていてもよい。
より具体的には、複数の余長吸収用突部30が、底板部24の幅方向中央部とその一側部との間の位置で、プロテクタ本体22の延在方向に沿って間隔をあけて並ぶように突設されている。
各余長吸収用突部30は、細長板状に形成されており、底板部24に対して垂直姿勢で、かつ、プロテクタ本体22の延在方向に沿って延びるように設けられている。余長吸収用突部30の突出寸法は、側壁部26の高さ寸法よりも小さく、従って、余長吸収用突部30の上方に、他の電線14b、14cを収容できるようになっている。
また、余長吸収用突部30の先端部の両側部には、一対の抜止め凸部32が突設されている。抜止め凸部32の外向き面は、余長吸収用突部30の先端部から基端部に向けて徐々に外向き傾斜する形状に形成されている。また、抜止め凸部32のうち余長吸収用突部30の基端側を向く面は、余長吸収用突部30の突出方向に対して垂直な綿に形成されている。
そして、電線14aが余長吸収用突部30のうち抜止め凸部32よりも基端側の部分に巻付けられる。また、余長吸収用突部30の先端部を押え部材40の孔部42に挿入した状態で、一対の抜止め凸部32が孔部42を越えて当該孔部42の周縁部に抜止め係止するようになっている。
各余長吸収用突部30の間には、電線14aを配設可能な隙間が設けられている。
なお、ここでは、余長吸収用突部30は、細長板状に形成されているが、電線14aを巻付可能な形状であれば、他の形状であってもよい。例えば、余長吸収用突部は、円柱状、角柱状等に形成されていてもよい。
押え部材40は、板状部材、ここでは、細長い方形板状部材に形成されている。押え部材40の長手方向寸法は、複数の余長吸収用突部30の配列方向において、複数の余長吸収用突部30の全てを含む長さ寸法よりも大きく設定されている。押え部材40の幅方向寸法は、余長吸収用突部30の幅よりも大きい幅寸法に設定されている。
また、押え部材40のうち上記複数の余長吸収用突部30に対応する各位置に孔部42が形成されている。孔部42は、余長吸収用突部30を挿通可能な形状に形成されている。ここでは、孔部42は、細長い方形孔形状に形成されている。孔部42の長手方向寸法は、余長吸収用突部30の長手方向寸法と同程度に設定されており、孔部42の幅寸法は、一対の抜止め凸部32の幅寸法と同程度か当該幅寸法よりも小さく(僅かに小さく)設定されている。
また、押え部材40の厚み寸法は、余長吸収用突部30の基端部から一対の抜止め凸部32に至る部分までの寸法よりも小さく設定されている。
そして、それぞれの余長吸収用突部30の先端部の一対の抜止め凸部32を、対応する孔部42に挿通させると、一対の抜止め凸部32が孔部42を通って押え部材40の上方に突出する。この状態で、一対の抜止め凸部32の基端側の面が、孔部42の周縁部で押え部材40の上面に抜止め状に係止するようになっている。また、この状態で、底板部24の内面と押え部材40の下面との間に、電線14aを配設可能な空間を設けることができるようになっている。
本プロテクタ20に対し、上記ワイヤーハーネス12が次のようにして収容されている。
すなわち、ワイヤーハーネス12に含まれる左側ヘッドランプ18b用の電線14aがプロテクタ本体22の一端側開口を通ってプロテクタ本体22内に収容されている。そして、複数の余長吸収用突部30のうちの1つ又は複数巻付けられている。電線14aは、各余長吸収用突部30の間の空間を通すことで、全ての余長吸収用突部30のうちの一部に対して巻付けることもできる。このため、電線14aの余長部分の長さ寸法に応じて、その余長部分を、余長吸収用突部30の各間の適宜位置に通して適宜経路にて余長吸収用突部30に巻付けることができる。
そして、電線14aは、プロテクタ本体22の一端側開口を通って外方に導かれ、左側ヘッドランプ18b用の経路に沿って配設可能とされている。
このように、電線14aが余長吸収用突部30に巻付けられた状態で、各余長吸収用突部30の先端部を押え部材40の孔部42に挿通させることで、押え部材40が巻付けられた電線14aをプロテクタ本体22の内周面である底板部24の内面に向けて押え付けた状態で、プロテクタ本体22に取付けられる。
また、ワイヤーハーネス12のうち幹線部12aを通る残りの電線14b、14cが、余長吸収用突部30に巻付けられないで、プロテクタ本体22内にその延在方向に沿って収容されている。
上記プロテクタ付ワイヤーハーネス10の製造方法について説明する。
まず、図5に示すように、ワイヤーハーネス12に含まれる一部の電線14aの余長部分を、余長吸収用突部30に巻き付ける。
次に、余長吸収用突部30の先端部を孔部42に貫通させるようにして、押え部材40をプロテクタ本体22に取付けて、押え部材40により、余長吸収用突部30に巻き付けられた余長部分を、プロテクタ本体22の内周部、即ち、底板部24に向けて押さえ付ける。
次に、図6に示すように、ワイヤーハーネス12に含まれる他の電線14b、14cをプロテクタ本体22内に収容する。
そして、粘着テープ等をワイヤーハーネス12と固定片24pとに巻回して、プロテクタ本体22内にワイヤーハーネス12を収容した状態で、プロテクタ20をワイヤーハーネス12に取付ける。
なお、プロテクタ本体22のうち底板部24の反対側の開口が、蓋部によって閉鎖されていてもよい。
以上のように構成されたプロテクタ付ワイヤーハーネス10によると、ワイヤーハーネス12に含まれる少なくとも1本の電線14aの余長部分が、余長吸収用突部30に巻付けられた状態でプロテクタ20内に収容されるため、プロテクタ20の外側でワイヤーハーネス12が引っ張られたとしても、その余長部分は外部に引出され難い。このため、ワイヤーハーネス12の余長部分を、プロテクタ20内により確実に収容した状態に維持できる。
また、電線14aの余長部分を余長吸収用突部30に巻付けることで、容易な作業で余長吸収を行うことができ、本プロテクタ付ワイヤーハーネス10の生産性向上、品質向上にも貢献する。
また、第1電線としての電線14aと、第2電線としての電線14bとを同じ経路長に設定することで、第1ランプとしての左側ヘッドランプ18aと、第2ランプとしての右側ヘッドランプ18bとをなるべく同じ明るさで光らせることができる。そして、この場合に生じ易い電線14aの余長部分を、余長吸収用突部30に巻付けることで、当該余長をより確実に吸収した状態に保つことができる。
また、複数の余長吸収用突部30が間隔をあけて設けられているため、電線14aの巻付対象となる余長吸収用突部30の数を適宜変更することで、種々長さの余長を吸収することができる。
また、押え部材40によって、余長吸収用突部30に巻付けられた余長部分を、プロテクタ本体22の内周部に押え付けるため、電線14aの余長部分が余長吸収用突部30から解け難くなり、円滑に本プロテクタ付ワイヤーハーネス10を製造することができる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 プロテクタ付ワイヤーハーネス
12 ワイヤーハーネス
14a,14b,14c 電線
18a 左側ヘッドランプ
18b 右側ヘッドランプ
20 プロテクタ
22 プロテクタ本体
24 底板部
26 側壁部
30 余長吸収用突部
32 抜止め凸部
40 押え部材
42 孔部

Claims (5)

  1. ワイヤーハーネスと、
    前記ワイヤーハーネスを収容可能なプロテクタ本体と、
    前記プロテクタ本体内に突設され、前記ワイヤーハーネスに含まれる少なくとも1本の電線の余長部分が巻付けられた余長吸収用突部と、
    を備えるプロテクタ付ワイヤーハーネス。
  2. 請求項1に記載のプロテクタ付ワイヤーハーネスであって、
    前記ワイヤーハーネスが、第1ランプに対して給電する第1電線と、第2ランプに対して給電する第2電線とを含み、
    前記第1電線と前記第2電線とが同じ経路長に設定されており、
    前記第1電線が前記余長吸収用突部に巻き付けられると共に、前記第2電線が前記余長吸収用突部に巻き付けられないで前記プロテクタ本体内にその延在方向に沿って収容されている、プロテクタ付ワイヤーハーネス。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のプロテクタ付ワイヤーハーネスであって、
    前記余長吸収用突部が間隔をあけて複数設けられている、プロテクタ付ワイヤーハーネス。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のプロテクタ付ワイヤーハーネスであって、
    前記余長吸収用突部を挿入可能な挿通可能な孔部が形成された板状部材に形成され、前記余長吸収用突部が前記孔部に挿通された状態で、前記余長吸収用突部に巻き付けられた前記余長部分を、前記プロテクタ本体の内周部に向けて押さえ付ける押え部材をさらに備えるプロテクタ付ワイヤーハーネス。
  5. 請求項4記載のプロテクタ付ワイヤーハーネスを製造する方法であって、
    前記ワイヤーハーネスに含まれる一部の電線の余長部分を前記余長吸収用突部に巻き付ける工程と、
    前記押え部材により、前記余長吸収用突部に巻き付けられた前記余長部分を、前記プロテクタ本体の内周部に向けて押さえ付ける工程と、
    前記ワイヤーハーネスに含まれる他の電線を前記プロテクタ本体内に収容する工程と、
    を備えるワイヤーハーネスの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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