JP2015231025A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ゲート電極の低抵抗化と半導体基板へのホウ素拡散抑制との両立ができなかった。
【解決手段】溝が設けられた半導体基板と、前記溝の表面に沿って設けられたゲート絶縁膜と、前記溝内の前記ゲート絶縁膜の表面に沿って設けられるとともにホウ素の透過を抑制するバリア膜と、前記溝内の前記バリア膜の表面に沿って設けられるとともにホウ素を含有する金属結晶核膜と、前記金属結晶核膜上にて前記溝内に埋め込まれた金属膜と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置及びその製造方法に関する。
半導体装置の高集積化、高機能化に伴い、半導体装置に備えられるトランジスタの微細化が進められており、半導体装置において埋め込みゲート型のトランジスタが採用されたものがある(例えば、特許文献1、2、3参照)。埋め込みゲート型のトランジスタには、シリコン基板をエッチングして形成したトレンチにタングステンを埋め込んだ構造を有するものがある。このような構造によれば、微細化されてもチャネル長を確保してトランジスタ特定の劣化を抑制することができるというメリットがある。
埋め込みゲート型のトランジスタの形成方法は、例えば、まず、シリコン基板に素子分離領域を形成し、その後、シリコン基板にソース・ドレインとなる不純物拡散層を形成する。次に、不純物拡散層を含むシリコン基板上にマスク絶縁膜を成膜し、その後、マスク絶縁膜をパターニングし、その後、マスク絶縁膜をマスクとして不純物拡散層を含むシリコン基板をドライエッチングすることにより、ゲート電極用の溝部を形成する。次に、溝部の表面を覆うようにゲート絶縁膜を形成する。次に、ゲート絶縁膜を含む基板全面上に溝部を埋め込まないようにバリア膜を成膜し、その後、バリア膜上にて溝部を埋め込むようにゲート電極膜を成膜する。次に、マスク絶縁膜の表面及び溝上部のゲート電極膜、バリア膜をエッチバックで除去する。その後、溝上部を含む基板全面上に溝部を埋め込むようにキャップ絶縁膜を成膜し、その後、マスク絶縁膜の表面のキャップ絶縁膜をエッチバックで除去することによりキャップ絶縁膜を形成する。これにより、埋め込みゲート型のトランジスタを形成することができる。なお、バリア膜及びゲート電極膜の成膜では、例えば、TiClとNHガスを用いた熱CVD(chemical vapor deposition)法でバリア膜となるTiN膜を成膜し、その後、WFフローとSiHフローを交互にパージしながらゲート電極膜となるタングステンの結晶核膜を成膜し、その後、CVD法でゲート電極膜となるタングステンを成膜する。
以上のような埋め込みゲート型のトランジスタは、さらなる微細化に伴い、ゲート電極膜(タングステン)のバルク抵抗(体積抵抗)の低減が要求されている。タングステンの結晶核膜の成膜の際に用いる還元ガスをSiHからBに変更することでバルク抵抗を低減することができ、また、結晶核膜の成膜ステップとメインの成膜ステップとの間にソークアニール(一定時間のみ熱付加)を行うことでバルク抵抗をさらに低減することができる(特許文献4参照)。
特開2008−28055号公報 特開2011−192800号公報 特開2013−182926号公報 特開2012−151435号公報
以下の分析は、本願発明者により与えられる。
しかしながら、還元ガスにBを用いてタングステン結晶核膜を成膜する場合、ソークアニールの有無にかかわらず、タングステン結晶核膜に含まれるホウ素が、後工程の熱付加で、バリア膜となるTiN、及びゲート絶縁膜を通過してシリコン基板へ拡散してしまい、トランジスタの閾値電圧が変動し、歩留まりが低下する。つまり、ゲート電極の低抵抗化とシリコン基板へのホウ素拡散抑制との両立ができなくなるという問題がある。特に、埋め込みゲート型のトランジスタの場合、シリコン基板とタングステン結晶核膜とが対向する面が大きくなるので、このような問題が顕著になる。
本発明の第1の視点においては、半導体装置において、溝が設けられた半導体基板と、前記溝の表面に沿って設けられたゲート絶縁膜と、前記溝内の前記ゲート絶縁膜の表面に沿って設けられるとともにホウ素の透過を抑制するバリア膜と、前記溝内の前記バリア膜の表面に沿って設けられるとともにホウ素を含有する金属結晶核膜と、前記金属結晶核膜上にて前記溝内に埋め込まれた金属膜と、を備えることを特徴とする。
本発明の第2の視点においては、半導体装置の製造方法において、半導体基板に溝を形成する工程と、前記溝の表面に沿ってゲート絶縁膜を形成する工程と、前記溝内の前記ゲート絶縁膜の表面に沿って、ホウ素の透過を抑制するバリア膜を形成する工程と、前記溝内の前記バリア膜の表面に沿って、ホウ素を含有する金属結晶核膜を形成する工程と、前記金属結晶核膜上にて前記溝内に埋め込まれた金属膜を形成する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、ゲート電極の低抵抗化と半導体基板へのホウ素拡散抑制との両立が可能となる。
本発明の一実施形態に係る半導体装置の構成を模式的に示した図2のX−X´間の断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の構成を模式的に示し平面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の構成を模式的に示した図1の領域Aの拡大図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法を模式的に示した図2のX−X´間に相当する部分の工程断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法を模式的に示した図4に続く工程断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法を模式的に示した図5に続く工程断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法を模式的に示した図6に続く工程断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法を模式的に示した図7に続く工程断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法を模式的に示した図8に続く工程断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法を模式的に示した図9に続く工程断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法を模式的に示した図10に続く工程断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法を模式的に示した図11に続く断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法を模式的に示した図12に続く断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法を模式的に示した図13に続く断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法を模式的に示した図14に続く断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法を模式的に示した図15に続く断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法を模式的に示した図16に続く断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置における図3の点線Lに沿った部分のホウ素濃度の変化を示した図である。
本発明の一実施形態に係る半導体装置について図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る半導体装置の構成を模式的に示した図2のX−X´間の断面図である。図2は、本発明の一実施形態に係る半導体装置の構成を模式的に示し平面図である。図3は、本発明の一実施形態に係る半導体装置の構成を模式的に示した図1の領域Aの拡大図である。
本実施形態では、n型MOSFET構造で構成されるメモリセルトランジスタを備えたDRAM(Dynamic Random Access Memory)に、本発明を適用した半導体装置1を例に説明する。半導体装置1は、DRAMのメモリセル領域において、埋込ゲート型MOSトランジスタ2、キャパシタ3が形成された積層構造体である。半導体装置1は、メモリセル領域の半導体基板10(例えば、P型シリコン基板)上において、図2に示すような素子分離領域11に囲まれて区画された複数の活性領域10aを有する。
素子分離領域11は、半導体基板(図1の10)上に形成された溝(トレンチ)に絶縁体等が埋め込まれたSTI(Shallow Trench Isolation)構造となっている。素子分離領域11は、隣り合う活性領域10a間を電気的に分離する。活性領域10aは、メモリセルトランジスタを活性化することが可能な領域である。活性領域10aは、所定方向に所定間隔をおいて並んで形成されている。
また、メモリセル領域においては、活性領域10a上を縦断(立体交差)するように、ワード線用の埋込ゲート電極20A、及び、素子分離用の埋込ゲート電極20Bが、所定方向(図2では縦方向)に所定の間隔をおいて形成されている(図2参照)。
さらに、メモリセル領域においては、埋込ゲート電極20A、20Bと直交する方向(図2では横方向)に、ビット線(図2では省略;図1の30に相当)が所定間隔をおいて複数形成されている。埋込ゲート電極20Aと活性領域10aとが立体交差する各領域には、メモリセルが形成されることになる。各メモリセルは、埋込ゲート型MOSトランジスタ(図1の2)及びキャパシタ(図1の3)を有する。
半導体基板10には、溝16(トレンチ)が所定方向(図2の縦方向に相当)に所定の間隔をおいて形成されている。溝16の内部には、ゲート絶縁膜17(例えば、シリコン酸化膜)を介して、埋込ゲート電極20A、20Bが、溝16を満たさないように埋め込まれている。埋込ゲート電極20A、20Bの上面は、拡散領域13、25の上面よりも低くなるように設定されている。埋込ゲート電極20Aは、ワード線の一部であり、メモリセルのゲート電極として用いられる。埋込ゲート電極20Bは、活性領域(図2の10a)を複数の素子領域に分離し、埋込ゲート電極20Bに所定の電位(例えば、負電位)をかけておく(寄生トランジスタをオフ状態にしておく)ことで、隣り合う埋込ゲート型MOSトランジスタ2間を電気的に分離する。埋込ゲート電極20A、20B上(ゲート絶縁膜17の上部を含む)には、キャップ絶縁膜24(例えば、シリコン窒化膜)が形成されている。
ここで、埋込ゲート電極20A、20Bは、ゲート絶縁膜17側から順に、バリア膜21、金属結晶核膜22、金属膜23が積層した構造となっている。
バリア膜21は、金属結晶核膜22及び金属膜23中の金属成分の半導体基板10への拡散を抑制する膜である。バリア膜21は、金属結晶核膜22中に含まれる金属成分以外の少なくともホウ素の半導体基板10中への拡散を抑制する機能を有する。バリア膜21には、少なくともホウ素の拡散のルートとなる結晶粒界が存在しないアモルファス状になった材料を用いることができ、例えば、TiSiNを用いることができる。バリア膜21は、TiSiNの場合、例えば、TiClガスとNHガスとSiHClを用いた熱CVD法で成膜することができる。バリア膜21は、溝16の壁面(底面を含む)上に形成されたゲート絶縁膜17の表面に沿って形成されている。バリア膜21の膜厚は、TiSiNの場合、3nm以上かつ5nm以下であり、好ましくは3nm以上かつ4nm以下である。3nm未満では少なくともホウ素を透過してしまう可能性があり、5nmを超えると溝16の内側で金属膜23の埋め込み性がよくなくなる可能性がある。3nm以上かつ4nm以下とすれば、バリア膜21の抵抗を抑えつつ、少なくともホウ素を透過させないようにすることができる。バリア膜21は、金属結晶核膜22を形成した後の工程で熱付加がかかったときに金属結晶核膜22中のホウ素を吸収し、金属結晶核膜22中のホウ素濃度よりも高いホウ素濃度となることがある。
金属結晶核膜22は、金属膜23を成膜する際の金属結晶核を有する膜である。金属結晶核膜22は、バリア膜21の表面に沿って形成されている。金属結晶核膜22は、原料ガス由来の少なくともホウ素を含有する。金属結晶核膜22には、バリア膜21よりも抵抗が低い金属が用いられ、金属膜23と同種の金属を用いることができ、例えば、タングステンを用いることができる。金属結晶核膜22は、タングステンの場合、例えば、WFとBを用いたCVD法で成膜することができる。なお、金属結晶核膜22は、原料ガス中にホウ素を含んだ他の金属(タングステン以外の金属)が存在するものであれば、他の金属としてもよい。
金属膜23は、金属よりなる膜である。金属膜23は、溝16における金属結晶核膜22の内側に充填されている。金属膜23には、バリア膜21よりも抵抗が低い金属が用いられ、金属結晶核膜22と同種の金属を用いることができ、例えば、タングステンを用いることができる。金属膜23は、タングステンの場合、例えば、WFとHを用いたCVD法で成膜することができる。
ここで、埋込ゲート電極20A、20Bの断面の寸法について、例えば、溝16の幅を28nmとした場合、ゲート絶縁膜17の膜厚が2nmとすると溝16の幅が4nm減り(片側2nmずつ減少)、ゲート絶縁膜17の内側の空間の幅は24nmとなり、ゲート絶縁膜17の内側で、バリア膜21の膜厚を3nm以上、金属結晶核膜22及び金属膜23の合計の膜厚が9nm以下となる(図3参照)。
半導体基板10における活性領域(図2の10a)の溝16間の上層部には、拡散領域13、25が形成されている。拡散領域13、25は、半導体基板10に不純物イオンを注入することによって形成される。拡散領域13は、コンタクトプラグ37及びコンタクトパッド40を介してキャパシタ3の下部電極44と電気的に接続されるソース・ドレイン電極となる。拡散領域13は、隣り合う埋込ゲート電極20Aと埋込ゲート電極20Bとの間に配される。拡散領域25は、ビット線30と電気的に接続されるソース・ドレイン電極となる。拡散領域25は、隣り合う埋込ゲート電極20A間に配される。
拡散領域25上には、ビット線30が形成されている。ビット線30は、キャップ絶縁膜24(図10の保護絶縁膜14を含む)に形成されたコンタクトホール(図10(B)の26)を通じて拡散領域25上に形成される。ビット線30は、コンタクトホール26の周縁のキャップ絶縁膜24(図10(B)の保護絶縁膜14を含む)上にも形成される。ビット線30は、拡散領域25側から順に、ポリシリコン膜31とWN/W膜32(下層;窒化タングステン/上層;タングステンの積層膜)が積層した構造となっている。ビット線30を含むキャップ絶縁膜24(図11(A)の保護絶縁膜14を含む)上には、保護絶縁膜33(例えば、シリコン窒化膜)が形成されている。保護絶縁膜33上には、層間絶縁膜34(例えば、BPSG(Boron Phosphorus Silicon Glass)膜)が形成されている。
層間絶縁膜34、保護絶縁膜33、及び、キャップ絶縁膜24(図11(B)の保護絶縁膜14を含む)には、拡散領域13に通ずるコンタクトホール36が形成されている。コンタクトホール36内には、コンタクトプラグ37(例えば、ポリシリコン)が埋め込まれている。コンタクトプラグ37を含む層間絶縁膜34上の所定の位置には、対応するコンタクトプラグ37と接続されるコンタクトパッド40(例えば、下層;窒化タングステン/上層;タングステンの積層膜)が形成されている。コンタクトパッド40は、図1に示すように、それぞれが重ならないように、メモリセル領域内に所定の間隔をおいて配置されている。コンタクトパッド40を含む層間絶縁膜34上には、保護絶縁膜41(例えば、シリコン窒化膜)が形成されている。保護絶縁膜41上には、層間絶縁膜42(例えば、シリコン酸化膜)が形成されている。
層間絶縁膜42及び保護絶縁膜41には、コンタクトパッド40に通ずるコンタクトホール43が形成されている。層間絶縁膜42及び保護絶縁膜41の側壁面、乃至、コンタクトパッド40の上面には、キャパシタ3の下部電極44(例えば、TiN)が形成されている。下部電極44を含む層間絶縁膜42上の所定の位置には、キャパシタ3の容量絶縁膜45(例えば、ZrO)が形成されている。容量絶縁膜45上には、キャパシタ3の上部電極46(例えば、TiN)が形成されている。上部電極46は、コンタクトホール43内の容量絶縁膜45上に充填されている。なお、本実施形態のキャパシタ3は、下部電極44の内壁面(底面を含む)のみを電極として利用するシリンダ型を一例として記載しているが、これに限定されるものではなく、例えば、下部電極の内壁及び外壁を電極として利用するクラウン型キャパシタに変更することも可能である。
上部電極46及び容量絶縁膜45を含む層間絶縁膜42上には、層間絶縁膜50(例えば、シリコン酸化膜)が形成されている。層間絶縁膜50上の所定の位置には、配線51(例えば、Al)が形成されている。配線51を含む層間絶縁膜50上には、保護絶縁膜52(例えば、シリコン酸化膜)が形成されている。なお、本実施形態では、キャパシタ3より上の配線層が配線51の1層となっているが、これに限定されるものではなく、例えば、複数の配線層及び層間絶縁膜が交互に積層した多層配線構造としてもよい。
次に、本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法について図面を用いて説明する。図4〜図17は、本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法を模式的に示した図2のX−X´間に相当する部分の工程断面図である。
まず、半導体基板10(例えば、P型シリコン基板)の表面に、活性領域(図2の10a)を分離するための素子分離領域(図2の11)を形成する(ステップA1;図2参照)。
ここで、素子分離領域11は、例えば、以下のようにして形成することができる。まず、半導体基板10上に、シリコン酸化膜(SiO;図示せず)とマスク用のシリコン窒化膜(Si;図示せず)とを順次堆積する。その後、フォトリソグラフィ技術およびドライエッチング技術を用いて、これらシリコン窒化膜、シリコン酸化膜、及び、半導体基板10のパターニングを順次行ない、半導体基板10に活性領域10aを区画するための溝(トレンチ;図示せず)を形成する。このとき、半導体基板10の活性領域10aの表面は、シリコン酸化膜を介してマスク用のシリコン窒化膜で覆われている。その後、溝(トレンチ)の壁面(底面を含む)を熱酸化によりシリコン酸化膜を形成する。その後、溝を埋め込むように絶縁膜(例えば、HDP−CVDによる酸化膜、又は、SOD(Spin On Dielectric)等の塗布材料)を成膜する。その後、CMP(Chemical Mechanical Polishing;化学機械研磨)によって、半導体基板10が表れるまで、溝に埋め込まれていない部分の余分な絶縁膜、マスク用のシリコン窒化膜、及び、シリコン酸化膜を除去し、表面を平坦化する。このようにして、STI(Shallow Trench Isolation)型の素子分離領域11を形成することができる。
次に、活性領域(図2の10a)にて露出する半導体基板10の表面にシリコン酸化膜12を成膜する(ステップA2;図4(A)参照)。ここで、シリコン酸化膜12は、例えば、熱酸化により、シリコン酸化膜12を、10nm程度の膜厚で成膜する。
次に、半導体基板10にリン等のn型の不純物を注入・拡散させることにより、半導体基板10に拡散領域13を形成する(ステップA3;図4(B)参照)。ここで、拡散領域13は、例えば、以下のようにして形成することができる。まず、半導体基板10の活性領域(図2の10a)に、シリコン酸化膜12を通じて、例えば、リン等のn型不純物を、1×1013/cm程度の濃度で、20keVの加速エネルギーでイオン注入する。その後、窒素雰囲気中で980℃、10秒の熱処理を行うことにより、n型不純物が拡散された拡散領域13を形成する。この拡散領域13は、埋込ゲート型MOSトランジスタ2のソース・ドレイン領域の一部として機能する。
次に、シリコン酸化膜12上に保護絶縁膜14(例えば、シリコン窒化膜、膜厚150nm程度)を形成する(ステップA4;図5(A)参照)。
次に、リソグラフィ技術を用い、保護絶縁膜14上に、開口部15a(例えば、開口幅40nm程度、90nmピッチ程度)を有するレジスト15を形成する(ステップA5;図5(B)参照)。
次に、ドライエッチング技術を用いて、レジスト(図5(B)の15)をマスクとして、開口部(図5(B)の15a)から露出する保護絶縁膜14を異方性エッチングし、その後、レジスト(図5(B)の15)を除去し、その後、保護絶縁膜14をマスクとして、異方性エッチングによって、露出するシリコン酸化膜12を除去し、その後、保護絶縁膜14及びシリコン酸化膜12をマスクとして、CFとArの混合ガスにHを添加したガスを用いた異方性ドライエッチングによって、露出する拡散領域13及び半導体基板10をエッチングすることにより、所定の深さ(例えば、140nm程度)の溝16を形成する(ステップA6;図6(A)参照)。この時、溝16の下にある素子分離領域11の一部も所定の深さにエッチングする。なお、溝16は、活性領域10aと交差する所定の方向(例えば、図1の縦方向)に延在するライン状のパターンとして形成される。
次に、溝16の壁面(底面を含む)を覆うように、ゲート絶縁膜17(例えば、膜厚4nm程度)を形成する(ステップA7;図6(B)参照)。ここで、ゲート絶縁膜17は、例えば、溝16の壁面(底面を含む)を、ISSG(in-situ steam generation)によって熱酸化することによって形成することができる。
次に、溝16内のゲート絶縁膜17を含む保護絶縁膜14上に、これらの表面に沿ってバリア膜21(例えば、TiSiN)を成膜する(ステップA8;図7(A)参照)。ここで、バリア膜21は、例えば、以下のようにして成膜することができる。まず、反応室(チャンバ)内を温度600〜650℃、圧力5torrとし、原料ガスTiClとNHを用いて0.5nmずつTiNを成膜するステップと、NHを用いてTiN中のClを抜くステップと、SiHClをTiNに照射するステップと、NHを用いてSiHClが照射されたTiNを窒化するステップと、を繰り返して3〜5nmのTiSiNを成膜する。これにより、バリア膜21となるTiSiNが成膜できる。なお、TiSiNの成膜には、既存のTiNを成膜するCVD装置を用いることができる。また、TiSiN中に含有されるSi濃度は5〜30wt%程度である。
次に、バリア膜21上にバリア膜21の表面に沿って金属結晶核膜22(例えば、タングステン)を成膜する(ステップA9;図7(B)参照)。ここで、金属結晶核膜22は、例えば、以下のようにして成膜することができる。まず、反応室(チャンバ)内を温度300℃、圧力1000Paとし、原料ガスWFとBをパージしながら交互にガスフローを4回ずつ繰り返してホウ素を含有するタングステンの結晶核膜を成膜する。これにより、金属結晶核膜22となるタングステンの結晶核膜が成膜できる。なお、パージは、不活性ガスを流したり、高真空引きしてもよい。なお、ステップA9とステップA10との間にソークアニールを行ってもよい。
次に、金属結晶核膜22上に溝16内が充填されるまで金属膜23(例えば、タングステン)を成膜する(ステップA10;図8(A)参照)。ここで、金属膜23は、例えば、以下のようにして成膜することができる。まず、金属結晶核膜22を形成した反応室と同一の反応室(チャンバ)内で温度390℃、圧力10666Paとし、原料ガスWFとHを用いてタングステン膜を成膜する。これにより、金属膜23となるタングステン膜を成膜できる。
次に、保護絶縁膜14をマスクとして、バリア膜21、金属結晶核膜22、及び、金属膜23の積層膜の一部を、ドライエッチング等の方法でエッチバックして除去することにより、当該積層膜の上面が拡散領域13の上面よりも低くなるように、当該積層膜を形成する(ステップA11;図8(B)参照)。これにより、埋込ゲート電極20A、20Bが形成される。これにより、埋め込みゲート型のトランジスタを形成することができる。
次に、埋込ゲート電極20A、20B及びゲート絶縁膜17を含む保護絶縁膜14上に、溝16内が充填されるまでキャップ絶縁膜24(例えば、シリコン窒化膜)を成膜し、その後、保護絶縁膜14をマスクとして、CMPによってキャップ絶縁膜24を研磨除去する(ステップA12;図9(A)参照)。
次に、リソグラフィ及びドライエッチング技術を用いて、隣り合う埋込ゲート電極20A間の領域の拡散領域13上に配された保護絶縁膜14及びシリコン酸化膜12を選択的に除去することにより、ビット線(図1の30)と接続するためのコンタクトホール26を形成する(ステップA13;図9(B)参照)。
ここで、コンタクトホール26は、隣り合う埋込ゲート電極20A間の領域の拡散領域13に通じている。また、コンタクトホール26は、例えば、図2に示すように、ワード線として設けられる埋込ゲート電極20Aと同一の方向(図2の縦方向)に延在するライン状の開口パターンとして形成する。また、コンタクトホール26の開口パターンと活性領域10aとが交差する部分では、コンタクトホール26から半導体基板10が露出する。
次に、保護絶縁膜14及びキャップ絶縁膜24をマスクとして、コンタクトホール26から露出した拡散領域(図9(B)の13)を通じて半導体基板10にリン等のn型の不純物を注入・拡散することにより、ビット線側の拡散領域25(コンタクトホール26から露出する拡散領域(図9(B)の13)の領域が拡大したもの)を形成する(ステップA14;図10(A)参照)。
ここで、拡散領域25は、コンタクトホール26から露出した拡散領域(図9(B)の13)を通じて半導体基板10に、2.0×1015/cmの濃度のリンを、5keVの加速エネルギーでイオン注入した後、700℃以上かつ1100℃以下で10秒の熱処理を行うことにより形成することができる。
次に、拡散領域25に接続されるビット線30を形成する(ステップA15;図10(B)参照)。ここで、ビット線30は、例えば、以下のようにして形成することができる。まず、拡散領域25を含む保護絶縁膜14及びキャップ絶縁膜24上に、コンタクトホール26内を充填したポリシリコン膜31(リンが1×1020/cm程度の濃度でドープされた膜厚80nm程度のポリシリコン)を成膜する。その後、ポリシリコン膜31の上に、窒化タングステン(WN、膜厚5nm程度)と、タングステン(W、膜厚70nm程度)とを順次堆積させることにより、WN/W膜32を形成する。その後、リソグラフィ及びドライエッチング技術を用いて、WN/W膜32およびポリシリコン膜31からなる積層膜をライン形状にパターニングする。これにより、ビット線30を形成することができる。
次に、ビット線30を含む保護絶縁膜14及びキャップ絶縁膜24上に保護絶縁膜33(例えば、シリコン窒化膜、膜厚10nm程度)を成膜する(ステップA16;図11(A)参照)。
次に、保護絶縁膜33上に層間絶縁膜34を成膜する(ステップA17;図11(B)参照)。ここで、層間絶縁膜34は、例えば、CVD法を用いて、保護絶縁膜33上を覆うように、B(ホウ素)及びP(リン)を含有するSiO膜、即ち、BPSG(Boron Phosphor Silicate Glass)膜を400nm程度の膜厚で堆積し、その後、750℃で30分程度のリフロー処理を行うことにより成膜することができる。
次に、リソグラフィ技術を用いて、コンタクトホール36形成用の開口部35aを有するレジスト35を形成し、レジスト35をマスクとして、異方性ドライエッチングによって、開口部35aから露出する層間絶縁膜34、保護絶縁膜33、保護絶縁膜(図11(B)の14)、及び、シリコン酸化膜(図11(B)の12)を順次エッチングすることにより、拡散領域13に通ずるコンタクトホール36を形成する(ステップA18;図12参照)。
次に、拡散領域13上のコンタクトホール36内を充填したコンタクトプラグ37を形成する(ステップA19;図13参照)。ここで、コンタクトプラグ37は、例えば、コンタクトプラグ37内を含む層間絶縁膜34上に、LP−CVD法を用いて、リンを1×1020/cmの濃度でドープしたポリシリコンを、コンタクトホール36を埋め込むように厚さ80nm程度で堆積させ、その後、層間絶縁膜34が表れるまでCMP法によって当該ポリシリコンを研磨除去することにより形成することができる。
次に、コンタクトプラグ37を含む層間絶縁膜34の所定の位置に、コンタクトプラグ37と接続されたコンタクトパッド40を形成する(ステップA20;図14参照)。ここで、コンタクトパッド40は、例えば、コンタクトプラグ37を含む層間絶縁膜34上に窒化タングステン(WN)及びタングステン(W)を順次堆積して積層膜を成膜し、その後、リソグラフィ及びドライエッチング技術を用いて、この積層膜をパターニングすることによって形成することができる。
次に、コンタクトパッド40を含む層間絶縁膜34上に、保護絶縁膜41(例えば、シリコン窒化膜)を成膜し、その後、保護絶縁膜41上に層間絶縁膜42(例えば、シリコン酸化膜)を成膜する(ステップA21;図15参照)。
次に、層間絶縁膜42及び保護絶縁膜41に、コンタクトパッド40に通ずるコンタクトホール43を形成し、その後、コンタクトホール43の壁面と、コンタクトパッド40の上面とを覆う下部電極44(例えば、窒化チタン)を形成する(ステップA22;図16参照)。これにより、下部電極44の底面は、コンタクトパッド40の上面と接続される。
次に、下部電極44を含む層間絶縁膜42の上に、容量絶縁膜45を成膜し、その後、容量絶縁膜45上に、コンタクトホール43内を充填するように上部電極46(例えば、窒化チタン)を成膜し、その後、リソグラフィ及びドライエッチング技術を用いて、上部電極46及び容量絶縁膜45をパターニングする(ステップA23;図17参照)。これにより、キャパシタ3を形成することができる。ここで、容量絶縁膜45には、例えば、酸化ジルコニウム(ZrO)、酸化アルミニウム(Al)、酸化ハフニウム(HfO)及びこれらの積層膜を用いることができる。
次に、上部電極46及び容量絶縁膜45を含む層間絶縁膜42上に層間絶縁膜50(例えば、シリコン酸化膜)を成膜し、その後、層間絶縁膜50上の所定の位置に配線51(例えば、アルミニウム、銅)を形成し、その後、配線51を含む層間絶縁膜50上に保護絶縁膜52(例えば、シリコン酸化膜)を成膜する(ステップA24;図1参照)。これにより、DRAMのメモリセルを有する半導体装置1が完成する。
その後、メモリセルの周囲に形成された周辺回路(図示せず)のゲート電極(図示せず)を形成する際のアニールで温度700〜1000℃の熱付加がかかるが、Bで還元した抵抗の低い金属結晶核膜22(タングステン)とホウ素の透過を抑制するバリア膜21(TiSiN)とを組み合わせたプロセスを適用することで、周辺回路のゲート電極形成時の半導体基板10へのホウ素の拡散を抑制できる。
ここで、バリア膜21に関してTiSiNはTiNと比べると抵抗が高くなるが、金属結晶核膜22に関してBで還元するとSiHで還元するよりも抵抗を低くすることができるため、トータルで埋込ゲート電極20A、20Bの抵抗値の上昇を防ぐことができる。なお、TiNの抵抗値は150Ω/100nmであり、TiSiNの抵抗値は1000Ω/100nmである。また、Bで還元したタングステンのバルク抵抗は、SiHで還元したタングステンのバルク抵抗よりも約30%低減でき、金属結晶核膜22の成膜工程(ステップA9)と金属膜23の成膜工程(ステップA10)との間でソークアニールを行うことで、SiHで還元したタングステンのバルク抵抗よりも約50%低減できる。なお、ホウ素を含有するTiSiNの抵抗値は、ホウ素を含有しないTiSiNの抵抗値よりも、程度は不明だが、低いものと推定される。
本実施形態によれば、Bで還元した抵抗の低い金属結晶核膜22を形成した後の工程で熱付加がかかった場合でも、金属結晶核膜22と半導体基板10との間に、ホウ素の透過を抑制するバリア膜21を有するので、金属結晶核膜22中のホウ素をバリア膜21内に留めることが可能となり(図18参照)、半導体基板10へのホウ素の拡散を抑制することができる。これにより、埋込ゲート型MOSトランジスタ2の電荷保持特性の劣化を抑制することができ、閾値電圧の変動を抑制することができる。
なお、本出願において図面参照符号を付している場合は、それらは、専ら理解を助けるためのものであり、図示の態様に限定することを意図するものではない。
(付記)
本発明の第1の視点においては、半導体装置において、溝が設けられた半導体基板と、前記溝の表面に沿って設けられたゲート絶縁膜と、前記溝内の前記ゲート絶縁膜の表面に沿って設けられるとともにホウ素の透過を抑制するバリア膜と、前記溝内の前記バリア膜の表面に沿って設けられるとともにホウ素を含有する金属結晶核膜と、前記金属結晶核膜上にて前記溝内に埋め込まれた金属膜と、を備えることを特徴とする。
本発明の前記半導体装置において、前記バリア膜は、少なくともホウ素の拡散のルートとなる結晶粒界が存在しないアモルファス状になった材料よりなることが好ましい。
本発明の前記半導体装置において、前記バリア膜は、TiSiNよりなることが好ましい。
本発明の前記半導体装置において、前記TiSiN中に含有されるSi濃度は、5wt%以上かつ30wt%以下であることが好ましい。
本発明の前記半導体装置において、前記バリア膜の膜厚は、3nm以上かつ5nm以下であることが好ましい。
本発明の前記半導体装置において、前記金属結晶核膜は、ホウ素を含有するタングステンよりなる結晶核膜であることが好ましい。
本発明の前記半導体装置において、前記バリア膜中のホウ素濃度は、前記金属結晶核膜中のホウ素濃度よりも高いことが好ましい。
本発明の第2の視点においては、半導体装置の製造方法において、半導体基板に溝を形成する工程と、前記溝の表面に沿ってゲート絶縁膜を形成する工程と、前記溝内の前記ゲート絶縁膜の表面に沿って、ホウ素の透過を抑制するバリア膜を形成する工程と、前記溝内の前記バリア膜の表面に沿って、ホウ素を含有する金属結晶核膜を形成する工程と、前記金属結晶核膜上にて前記溝内に埋め込まれた金属膜を形成する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の前記半導体装置の製造方法において、前記バリア膜を形成する工程では、TiClとNHを用いてTiNを成膜するステップと、NHを用いて前記TiN中のClを抜くステップと、SiHClを前記TiNに照射するステップと、NHを用いて前記SiHClが照射された前記TiNを窒化するステップと、を繰り返してTiSiNよりなる前記バリア膜を形成することが好ましい。
本発明の前記半導体装置の製造方法において、前記金属結晶核膜を形成する工程では、WFとBをパージしながら交互にガスフローを繰り返してホウ素を含有するタングステンよりなる前記金属結晶核膜を形成することが好ましい。
なお、本発明の全開示(特許請求の範囲及び図面を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の全開示の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲及び図面を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。また、本願に記載の数値及び数値範囲については、明記がなくともその任意の中間値、下位数値、及び、小範囲が記載されているものとみなされる。
1 半導体装置
2 埋込ゲート型MOSトランジスタ
3 キャパシタ
10 半導体基板
10a 活性領域
11 素子分離領域
12 シリコン酸化膜
13 拡散領域(キャパシタ側)
14 保護絶縁膜
15 レジスト
15a 開口部
16 溝(トレンチ)
17 ゲート絶縁膜
20A 埋込ゲート電極(ワード線用)
20B 埋込ゲート電極(素子分離用)
21 バリア膜(TiSiN)
22 金属結晶核膜(W;B含有)
23 金属膜(W)
24 キャップ絶縁膜
25 拡散領域(ビット線側)
26 コンタクトホール
30 ビット線
31 ポリシリコン膜
32 WN/W膜
33 保護絶縁膜
34 層間絶縁膜
35 レジスト
35a 開口部
36 コンタクトホール
37 コンタクトプラグ
40 コンタクトパッド
41 保護絶縁膜
42 層間絶縁膜
43 コンタクトホール
44 下部電極
45 容量絶縁膜
46 上部電極
50 層間絶縁膜
51 配線
52 保護絶縁膜

Claims (10)

  1. 溝が設けられた半導体基板と、
    前記溝の表面に沿って設けられたゲート絶縁膜と、
    前記溝内の前記ゲート絶縁膜の表面に沿って設けられるとともにホウ素の透過を抑制するバリア膜と、
    前記溝内の前記バリア膜の表面に沿って設けられるとともにホウ素を含有する金属結晶核膜と、
    前記金属結晶核膜上にて前記溝内に埋め込まれた金属膜と、
    を備えることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記バリア膜は、少なくともホウ素の拡散のルートとなる結晶粒界が存在しないアモルファス状になった材料よりなることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記バリア膜は、TiSiNよりなることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体装置。
  4. 前記TiSiN中に含有されるSi濃度は、5wt%以上かつ30wt%以下であることを特徴とする請求項3記載の半導体装置。
  5. 前記バリア膜の膜厚は、3nm以上かつ5nm以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の半導体装置。
  6. 前記金属結晶核膜は、ホウ素を含有するタングステンよりなる結晶核膜であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載の半導体装置。
  7. 前記バリア膜中のホウ素濃度は、前記金属結晶核膜中のホウ素濃度よりも高いことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一に記載の半導体装置。
  8. 半導体基板に溝を形成する工程と、
    前記溝の表面に沿ってゲート絶縁膜を形成する工程と、
    前記溝内の前記ゲート絶縁膜の表面に沿って、ホウ素の透過を抑制するバリア膜を形成する工程と、
    前記溝内の前記バリア膜の表面に沿って、ホウ素を含有する金属結晶核膜を形成する工程と、
    前記金属結晶核膜上にて前記溝内に埋め込まれた金属膜を形成する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 前記バリア膜を形成する工程では、TiClとNHを用いてTiNを成膜するステップと、NHを用いて前記TiN中のClを抜くステップと、SiHClを前記TiNに照射するステップと、NHを用いて前記SiHClが照射された前記TiNを窒化するステップと、を繰り返してTiSiNよりなる前記バリア膜を形成することを特徴とする請求項8記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記金属結晶核膜を形成する工程では、WFとBをパージしながら交互にガスフローを繰り返してホウ素を含有するタングステンよりなる前記金属結晶核膜を形成することを特徴とする請求項8又は9記載の半導体装置の製造方法。
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