JP2015228180A - 画像処理システム、画像処理装置、情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像処理装置と、情報処理装置と、を含む画像処理システムであって、画像処理装置は、情報処理装置が接続されたことが検知された場合、画像処理装置のホスト情報を取得するホスト情報取得手段S600と、情報処理装置よりユーザ設定情報を取得するユーザ設定情報取得手段S604と、ホスト情報取得手段により取得されたホスト情報と、ユーザ設定情報取得手段により取得されたユーザ設定情報とに基づいて情報処理装置の画面を前記画像処理装置のパネルに表示するか否かを判定する判定手段S607と、判定手段により情報処理装置の画面を前記画像処理装置のパネルに表示すると判定された場合、前記情報処理装置の画面を前記画像処理装置のパネルに表示する表示制御手段と、を有する。
【選択図】図6
Description
ここで、ホストコンピュータがMFP(Multi Function Printer)である場合、ドングルPCの用途は大きく分けて2つ考えられている。
1つ目の用途は、ドングルPCが具備するハードウェアを利用した機能拡張である。ドングルPCはCPUやGPU、DRAM、フラッシュROM、Wi−Fiといったハードウェアを具備しており、これらを利用した機能拡張が考えられている。
2つ目の用途は、ドングルPCが具備するプログラムを利用した機能拡張である。例えば、ドングルPCにインストールされたフォトビューワプログラムをMFPのタッチパネル上で操作し、閲覧/選択した画像データをプリントアウトする、といった使い方が考えられている。なお、ドングルPCはディスプレイやキーボードといったインターフェースを具備していないため、MFPのタッチパネル等のインターフェースを代わりに利用することでドングルPCをコントロールする。例えば、MFPとドングルPCとがUSBによって接続されるような場合、既存のVNC(Virtual Network Computing)とポートブリッジとによって、USB経由でのVNC接続(以下、リモート表示と記述する)が可能になる。即ち、MFPのタッチパネルを用いて、ドングルPCがコントロール可能になる。
このようにドングルPCが接続されたMFPの機種に応じて、リモート表示が利用される場合の利便性が異なる。しかし、ユーザの意図に応じて、自動的にリモート表示の実行/不実行を切り替えられる仕組みは未だ提案されておらず、ユーザの利便性には改善の余地があった。
そこで、本発明は、ユーザの利便性を向上させることを目的とする。
<画像処理システムのシステム構成>
図1は、画像処理システム100のシステム構成を示す図である。
画像処理装置200は、ディジタル複合機やMFP(Multi Function Printer)とよばれる電子機器であり、受信した印刷データに基づいて紙媒体に印刷を行う。
情報処理装置300は、ドングルコンピュータ、スティックコンピュータ、ミニコンピュータ等の電子機器である。本実施形態において、画像処理装置200と情報処理装置300とは、例えばUSB101により接続することができる。
図2は、画像処理装置200のハードウェア構成の一例を示す図である。
制御部201は、画像処理装置200を制御するための中央処理装置である。
主記憶部202は、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等により構成される高速アクセス可能な記憶装置である。主記憶部202では、制御部201が処理する画像データやフラグや印刷データが展開されるほか、制御部201が実行するプログラムが展開される。
補助記憶部203は、ハードディスクやフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶装置であり、画像データ、印刷データ、プログラム、フラグ等が格納される。
外部IF部204は、例えばUSBに対応したインターフェースであり、USBコネクタとUSBホストコントローラとを含む。外部IF部204のUSBコネクタと他の装置のUSBコネクタとを接続することで、USB規格に基づいた通信を行うことができる。外部IF部204はUSBに限定されない。例えば、外部IF部204は、IEEE1394等でもよい。
操作表示部205は、表示機能と操作機能とを兼ね揃えたタッチパネル等のデバイスであり、画像処理装置200のユーザインターフェースとして機能する。なお、操作表示部205は、液晶ディスプレイとハードキーとを組み合わせて構成されていてもよい。
ネットワークIF部206は、Gigabit Ethernet(登録商標)等のワイヤードLANに対応したインターフェースであり、ワイヤードLANを介して外部装置とのデータのやり取りを行う。なお、ネットワークIF部206はワイヤレスLANのインターフェースとして構成されていてもよい。
画像形成部207は、印刷データに基づく画像を紙媒体上に形成するデバイスで構成される。例えばレーザープリンタ方式であれば、画像形成部207は、紙搬送装置や感光ドラム、定着器等で構成される。
制御部201が、主記憶部202又は補助記憶部203に記憶されたプログラムに基づき処理を実行することによって、後述する画像処理装置200の機能及び後述するフローチャートにおける画像処理装置200の処理が実現される。
図3は、情報処理装置300のハードウェア構成の一例を示す図である。
制御部301は、情報処理装置300を制御するための中央処理装置である。
主記憶部302は、SDRAM等により構成される高速アクセス可能な記憶装置であり、制御部301が処理する画像データや、制御部301が実行するプログラムが展開される。
補助記憶部303は、例えばフラッシュメモリで構成される不揮発性の記憶装置であり、画像データやプログラム等が格納される。
外部IF部304は、例えばUSBに対応したインターフェースである。外部IF部304は、USBに対応したインターフェースであり、USBコネクタとUSBデバイスコントローラとを含む。
ネットワークIF部305は、IEEE802.11g、IEEE802.11b、IEEE802.11a等のワイヤレスLANに対応したインターフェースであり、ワイヤレスLANを介して外部装置とのデータのやり取りを行うことができる。ネットワークIF部305は、ワイヤードLANを介して外部装置とのデータのやり取りを行ってもよい。
制御部301が、主記憶部302又は補助記憶部303に記憶されたプログラムに基づき処理を実行することによって、後述する情報処理装置300の機能及び後述するフローチャートにおける情報処理装置300の処理が実現される。
図4は、リモート表示処理を示すフローチャートであり、図10のS1000の詳細なフローチャートである(図10に関しては、後で詳細な説明を行う)。
S400では、制御部301は、OSのプログラムを実行することでOSの起動を行う。外部IF部204及び外部IF部304は、USB接続のエニュメレーション(接続認識)処理を行う。S400の処理の詳細は後述する図5を用いて説明する。
S401では、制御部201は、ホスト情報(詳細は後述する図7(A)を用いて説明)やユーザ設定情報(詳細は後述する図7(B)を用いて説明)の内容を照合し、リモート表示の実行/不実行を判断する。S401の処理の詳細は後述する図6を用いて説明する。
S402では、制御部201は、S401の結果を受けて、画像処理装置200と情報処理装置300とのVNC接続の実行処理を行うことで、リモート表示を実現させる。S402の処理の詳細は後述する図8を用いて説明する。S402の処理は、表示制御処理の一例である。
図5は、接続時処理を示すフローチャートであり、図4のS400の詳細なフローチャートである。
S500では、制御部301は、補助記憶部303に格納されたOSのプログラムを主記憶部302に展開し実行することでOSを起動させる。制御部301が起動させるOSは、例えばAndroidであってもよいし、Linux(登録商標)であってもよい。
S501では、制御部301は、補助記憶部303に格納されたリモートデスクトップサーバープログラムを主記憶部302に展開し実行することで、リモートデスクトップサーバーを起動させる。ここでのリモートデスクトップサーバープログラムは、例えばVNCサーバープログラムで実現できる。
S502では、まず、制御部201の制御に基づき画像処理装置200の外部IF部204は、情報処理装置300の外部IF部304に対して、ディスクリプタを要求する。制御部301の制御に基づき外部IF部304は、要求に応じて、外部IF部204に対してディスクリプタを送信する。続いて、外部IF部204は、外部IF部304に対して、アドレス設定を要求する。外部IF部304は、要求に応じてアドレス設定をし、以降はここで設定したアドレス宛てのフレームのみを取得する。続いて、外部IF部204は、外部IF部304に対してより詳細なデバイス情報を要求する。このデバイス情報としては、エンドポイントに関する情報、クラス、サブクラス、プロトコル等が挙げられる。最後に、外部IF部204は、外部IF部304に対してコンフィグレーション要求を行い、接続を確立する。以上の処理は、エニュメレーション処理である。ここでのエニュメレーション処理は、USBの規格で定められた内容と同等であるため概要のみの説明とした。
図6は、情報取得/判定処理を示すフローチャートであり、図4のS401の詳細なフローチャートである。
S600では、制御部201は、補助記憶部203に格納されているホスト情報を取得する。S600の処理は、ホスト情報取得処理の一例である。
ここで、ホスト情報の内容について図7(A)を用いて説明する。ホスト情報は、図7(A)に示すように複数の項目部と、各項目に1対1で対応する複数の内容部とから構成されている。MACアドレスは、ネットワークIF部206に割り当てられた物理アドレスである。MACアドレスは、装置を識別できる識別情報の一例である。MACアドレスの項目は、出荷時又はメンテナンス時にサービスマンによって設定される。IPアドレスは、ネットワークIF部206に割り当てられたIPアドレスである。IPアドレスの項目は、ネットワークIF部206に割り当てられたIPアドレスに応じて、制御部201によって設定される。ホスト接続許可情報は、リモート表示の実行許可/禁止を画像処理装置200側でコントロールするための情報である。後述する図8のフローチャートでも説明するが、この項目が禁止に設定された場合は、他の設定内容に関わらず、リモート表示はされない。例えば、表示部を具備しないプリンタや、表示部の大きさが設定された値より小さいプリンタ等において、ユーザがリモート表示を利用する可能性は、ほぼ無い。そのような場合に、ホスト接続許可情報の項目が禁止に設定されていることで、ユーザは、無駄な操作を行わないで済む。ホスト接続許可情報の項目は、例えば、出荷時又はメンテナンス時にサービスマンによって設定される。なお、ホスト情報が含む項目は、MACアドレスとIPアドレスとホスト接続許可情報とに限定されない。ホスト情報は、機種名、ディスプレイ(タッチパネル)の種別、個別プリンタ名称、ユーザ設定情報が無かった場合のデフォルトホスト接続許可情報等の項目を含めることができる。
S601において、ホスト情報内のホスト接続許可情報が許可設定であると判断された場合、S603において、制御部201は、補助記憶部303にユーザ設定情報が存在するかどうかを検索する。制御部201は、S603の検索処理を、例えば、ユーザ設定情報を特定のファイル名(remote_user_setting.info)としておき、ファイル名が補助記憶部303内に存在するかどうかを検索する、といった方法で実現する。
ここで、ユーザ設定情報の内容について図7(B)を用いて説明する。ユーザ設定情報は、図7(B)に示すように複数のMACアドレスと、各MACアドレスに1対1で対応する複数のユーザ接続許可情報と、から構成されている。MACアドレスによって画像処理装置を一意に特定できるので、ドングルPCを接続する画像処理装置ごとに、リモート表示の許可/禁止をユーザ接続許可情報に設定可能である。なお、このユーザ設定情報は、予め設定されていてもよいが、後述するユーザ設定情報作成画面を通してユーザの操作に基づいて制御部301又は制御部201が設定してもよい。なお、ユーザ設定情報は、MACアドレス及び各MACアドレスに1対1で対応するユーザ接続許可情報に限定されない。ユーザ設定情報は、機種名及び各機種名に1対1で対応するユーザ接続許可情報等であってもよい。
再び図6を用いて説明を行う。S603において制御部201によって補助記憶部303にユーザ設定情報が存在すると判断された場合、S604において、制御部201は、ユーザ設定情報を取得する。S604の処理は、ユーザ設定情報取得処理の一例である。一方で、S603において制御部201によって補助記憶部303にユーザ設定情報が存在しないと判断された場合、S605において、制御部201は、操作表示部205にユーザ設定情報作成画面の表示を行う。制御部201は、操作表示部205に表示されるユーザ設定情報作成画面へのユーザの操作に基づいて、画像処理装置200に対応するユーザ設定情報を作成し、S604で取得したユーザ設定情報に追加する。
S606では、制御部201は、S600において取得したホスト情報内のMACアドレスが、S604において取得したユーザ設定情報内に存在するかどうかの、照合を行う。より具体的には、ホスト情報が図7(A)でありユーザ設定情報が図7(B)である場合、制御部201は、ユーザ設定情報のMACアドレスの列の項目から、ホスト情報のMACアドレスの内容部の値を検索する。検索した結果、制御部201は、検索結果が存在すればユーザ設定情報内にホスト情報内のMACアドレスが存在すると判断する。制御部201は、検索結果が存在しなければユーザ設定情報内にホスト情報内のMACアドレスが存在しないと判断する。S606で、制御部201は、S604において取得したユーザ設定情報内にS600において取得したホスト情報内のMACアドレスが存在しないと判断した場合、S605の処理を行う。S605の内容は前述の通りであるため、ここでの説明は、省略する。一方で、S606で、制御部201は、S604において取得したユーザ設定情報内にS600において取得したホスト情報内のMACアドレスが存在すると判断した場合は、S607の処理を行う。
S607では、制御部201は、S600において取得したホスト情報とS604において取得したユーザ設定情報とを照合する。その結果、制御部201は、MACアドレスに対応するユーザ接続許可情報が許可されているかどうかを、判断する。制御部201は、S607においてユーザ接続許可情報を禁止であると判断した場合、S602において、リモート表示フラグを無効に設定する。一方で、制御部201は、S607において、ユーザ接続許可情報が許可であると判断した場合、S608において、リモート表示フラグを有効に設定する。より具体的には、制御部201は、S606での検索の結果、ホスト情報のMACアドレスがユーザ設定情報内に存在すると判断した場合、ユーザ設定情報のユーザ接続許可情報の列の項目から前記検索の結果の行にある値を取得する。制御部201は、取得した値が許可ならば、リモート表示フラグを有効に設定し、禁止ならばリモート表示フラグを無効に設定する。
図8は、VNC接続処理を示すフローチャートであり、図4のS402の詳細なフローチャートである。S802での接続処理において、制御部201は、S801で起動するリモートデスクトップクライアントとして機能する。また、S802での接続処理において、制御部301は、S501で起動するリモートデスクトップサーバーとして機能する。
S800では、制御部201は、S401において決定されたリモート表示フラグに基づいて、リモート表示フラグの有効/無効を判断する。S800において、制御部201は、リモート表示フラグの設定が無効である場合、VNC接続処理を中断する。一方で、制御部201は、リモート表示フラグの設定が有効である場合、S801の処理を実行する。
S801では、制御部201は、補助記憶部203に格納されているリモートデスクトップクライアントプログラムを主記憶部202に展開し実行することで、リモートデスクトップクライアントを起動する。制御部201は、リモートデスクトップクライアントを起動する前に、リモートデスククライアント立ち上げを実行するか否かをユーザに対して問い合わせてもよい。
S802では、制御部201は、制御部301に対して接続要求を行う。制御部301は、前記接続要求に対して認証を行い、リモートデスクトップクライアントとリモートデスクトップサーバーとの接続処理を完了する。以下、リモートデスクトップクライアントとリモートデスクトップサーバーとの接続をリモートデスクトップ接続とする。なお、リモートデスクトップサーバー/クライアントとしてVNCを用いる場合は、画像処理装置200及び情報処理装置300のTCP通信用のポートをブリッジさせる必要がある。このようなポートブリッジ手法に関しては公知であるため詳細な説明は省略する。
また、S802において、制御部201は、リモートデスクトップ接続が確立したあとに、リモート表示の画面を表示するか否かを、ユーザに対して問い合わせてもよい。このときの画面表示の例を図9(B)に示す。
また、S802において、制御部201は、リモートデスクトップ接続が確立する直前に、リモート表示のセキュリティを高めるために、ユーザに対して事前に設定されたパスワードを要求する画面を表示し、パスワード認証を行ってもよい。このときの画面表示の例を図9(C)に示す。
図10は、プリント全体処理を示すフローチャートである。本フローチャートは、情報処理装置300と画像処理装置200とがUSBによって物理的に接続されたことをトリガとして開始される。S1000での接続処理において、制御部201は、S801で起動するリモートデスクトップクライアントとして機能する。また、S1000での接続処理において、制御部301は、S501で起動するリモートデスクトップサーバーとして機能する。
S1000では、制御部201は、制御部301に対して接続要求を行う。制御部301は、前記接続要求に対して認証を行い、画像処理装置と情報処理装置とのリモートデスクトップ接続処理を完了する。詳細は前述した図4で説明した通りなので、ここでの説明は省略する。
S1001では、制御部201は、ネットワークIF部206に割り当てられたIPアドレスを、補助記憶部303に接続中ホスト情報として格納する。図12(C)に一例を示す。このIPアドレスは、前述した図7(A)のホスト情報内のIPアドレスと同じである。制御部301は、画像処理装置200と情報処理装置300とのUSB接続が解消されると、接続中ホスト情報を削除する。S1001の処理は、機種情報生成処理の一例である。
S1002では、制御部301は、ユーザによる操作表示部205への操作に基づきプリンタドライバ起動指示を検知する。プリンタドライバは、画像処理装置200をコントロールするためのデバイスドライバの一例である。より具体的には、まず、制御部301は、補助記憶部303に格納されている情報処理プログラムを主記憶部302に展開し実行することで情報処理アプリケーションを立ち上げ、操作表示部205に前記情報処理アプリケーションの画面を表示する。制御部301は、操作表示部205へのユーザの操作に基づいて情報処理アプリケーションの立ち上げを開始してもよいし、自動で情報処理アプリケーションの立ち上げを開始してもよい。制御部301は、リモート表示されている実行中の前記情報処理アプリケーションの画面上において、ユーザからのプリンタドライバ起動指示を受け付ける。情報処理アプリケーションにはフォトビューワソフト等がある。例えば、制御部301は、実行中のフォトビューワソフトが操作表示部205にリモート表示されていた場合、操作表示部205を介してユーザによるプリンタドライバ起動指示を検知する。
S1003では、制御部301は、USBダイレクトプリントを利用するかどうかを判断する。この判断は、制御部301によって、USB接続中の画像処理装置200のIPアドレスの取得・照合や、ユーザ問い合わせに基づいて実現され、判断結果は、ダイレクトプリントフラグに保存される。S1003の処理の詳細は後述する図11を用いて説明する。USBダイレクトプリントは、ダイレクト印刷の一例である。
S1004では、制御部301は、ユーザによる操作表示部205への操作に基づいて、印刷設定指定情報の取得及びプリント実行指示の検知を行う。制御部301は、操作表示部205に、印刷設定情報をユーザに設定させるための設定画面を表示することができる。制御部301は、前記設定画面が表示されている操作表示部205へのユーザの操作に基づいて、プリンタドライバの機能設定に係る印刷設定を指定する印刷設定指定情報を取得する。制御部301は、前記設定画面において、ダイレクトプリントに利用できないと判断した印刷設定の項目を、ユーザが選択できないようにすることができる。S1002と同じように、S1004の印刷設定指定情報の取得及びプリント実行指示の検知は、操作表示部205を介してユーザにより行われる。S1004の処理は、例えば、制御部301が、操作表示部205にS1002で起動された情報処理アプリケーションの画面を表示し、前記画面においてユーザに対して印刷設定指定情報の入力及びプリント実行指示を促すことで実現できる。
S1005では、制御部301は、S1003の結果、決定されたダイレクトプリントフラグに応じて、判断を行う。ダイレクトプリントフラグが有効であれば、制御部301は、S1007の処理を実行する。一方で、ダイレクトプリントフラグが無効であれば、制御部301は、S1006の処理を実行する。
S1006では、制御部301は、ネットワークIF部305及びネットワークIF部206を介してネットワークを通じ印刷データを画像処理装置200へ送信する。なお、ユーザが利用できるネットワーク環境が無い状態で制御部301がS1006を実行する場合、制御部301が正常な印刷データ送信ができずにエラー状態となる。従来のプリンタドライバと同様である。
S1008では、制御部201は、補助記憶部303に格納された印刷設定情報を取得する。前述した通り、S1008の開始トリガは、制御部301からの割込み通知である。
S1009では、制御部201は、USBダイレクトプリントソフトを起動し、S1008において取得した印刷設定情報を、USBダイレクトプリントの設定情報として読み取る。制御部201は、S1008で取得した印刷設定情報内にUSBダイレクトプリントでは設定できない項目が存在すると判断した場合は、前記項目を無視してもよいし、操作表示部205に警告メッセージを表示してもよい。制御部201が操作表示部205に表示する警告メッセージの一例を図12(B)に示す。
S1010では、制御部201は、印刷設定情報内の画像パスの情報に基づいて、補助記憶部303に格納された画像データを特定し、画像形成部207を用いて、印刷を行う。S1010の処理は、印刷制御処理の一例である。
図11は、USBダイレクトプリント利用判断処理を示すフローチャートであり、図10のS1003の詳細なフローチャートである。
S1100では、制御部301は、S1001で生成された接続中ホスト情報を補助記憶部303から取得することで、USB接続中の画像処理装置200のIPアドレスを取得する。
S1101では、制御部301は、S1100で取得したIPアドレスと制御部301が起動中のプリンタドライバにおいて設定されたIPアドレスとが同一かどうかの確認を行う。制御部301は、S1101で同一であると判断した場合、S1103を実行する。一方で、制御部301は、S1101で異なると判断した場合、S1102を実行する。
S1102では、制御部301は、ダイレクトプリントフラグを無効にする。本実施形態において、ダイレクトプリントフラグは、USBダイレクトプリントを利用するかどうかの判断に利用される。判断の詳細は図10で説明した通りのため、ここでの説明は省略する。
S1103では、制御部301は、USBダイレクトプリント機能を利用して印刷を行うかどうかの確認をユーザに対して行う。図13は、確認メッセージの一例を示す図である。制御部301は、このようなメッセージを操作表示部205に表示して、ユーザに対して確認を行う。なお、制御部301は、ユーザに対する確認をせずに、USBダイレクトプリントを実行してもよい。その場合、制御部301は、S1103、S1104を実行せずに、S1105を実行する。
S1104では、制御部301は、S1103の問い合わせの結果に応じて、USBダイレクトプリント機能を利用するかどうかを判断する。制御部301は、USBダイレクトプリントを利用すると判断した場合は、S1105を実行する。一方で、制御部301は、USBダイレクトプリントを利用しないと判断した場合は、S1102を実行する。
S1105では、制御部301は、ダイレクトプリントフラグを有効にする。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
Claims (16)
- 画像処理装置と、情報処理装置と、を含む画像処理システムであって、
前記画像処理装置は、
前記情報処理装置が接続されたことが検知された場合、画像処理装置のホスト情報を取得するホスト情報取得手段と、
前記情報処理装置よりユーザ設定情報を取得するユーザ設定情報取得手段と、
前記ホスト情報取得手段により取得された前記ホスト情報と、前記ユーザ設定情報取得手段により取得された前記ユーザ設定情報と、に基づいて、前記情報処理装置の画面を前記画像処理装置のパネルに表示するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記情報処理装置の画面を前記画像処理装置のパネルに表示すると判定された場合、前記情報処理装置の画面を前記画像処理装置のパネルに表示する表示制御手段と、
を有する画像処理システム。 - 前記画像処理装置は、
前記ホスト情報取得手段により取得された前記ホスト情報に基づいて、画像処理装置の機種情報を生成する機種情報生成手段を更に有し、
前記情報処理装置は、
前記機種情報生成手段により生成された前記機種情報に基づいて、画像データの処理を依頼する依頼先の画像処理装置と前記情報処理装置とが接続されているか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により前記画像処理装置と前記情報処理装置とが接続されていると判断された場合、前記画像処理装置を制御するデバイスドライバの機能設定の項目に係る印刷設定情報を前記画像処理装置に送信し、ダイレクト印刷を要求する要求手段と、
を有する請求項1記載の画像処理システム。 - 前記画像処理装置は、
前記ダイレクト印刷の要求に応じて、前記印刷設定情報に基づき、画像データを印刷するよう制御する印刷制御手段を更に有する請求項2記載の画像処理システム。 - 前記表示制御手段は、前記ダイレクト印刷の要求に応じて、前記印刷設定情報に係る設定項目のうち、ダイレクト印刷では利用できない設定項目を前記パネルに表示する請求項2又は3記載の画像処理システム。
- 情報処理装置が接続されたことが検知された場合、画像処理装置のホスト情報を取得するホスト情報取得手段と、
前記情報処理装置よりユーザ設定情報を取得するユーザ設定情報取得手段と、
前記ホスト情報取得手段により取得された前記ホスト情報と、前記ユーザ設定情報取得手段により取得された前記ユーザ設定情報と、に基づいて、前記情報処理装置の画面を前記画像処理装置のパネルに表示するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記情報処理装置の画面を前記画像処理装置のパネルに表示すると判定された場合、前記情報処理装置の画面を前記画像処理装置のパネルに表示する表示制御手段と、
を有する画像処理装置。 - 前記ユーザ設定情報取得手段により前記ユーザ設定情報を取得できなかった場合、前記ユーザ設定情報を生成する生成手段を更に有する請求項5記載の画像処理装置。
- 前記表示制御手段は、前記判定手段により前記情報処理装置の画面を前記画像処理装置のパネルに表示すると判定された場合、前記情報処理装置の画面を前記画像処理装置のパネルに表示するか否かユーザに問い合わせる問い合わせ画面を前記パネルに表示し、前記問い合わせ画面を介したユーザの操作によって前記情報処理装置の画面を前記画像処理装置のパネルに表示する旨が選択された場合、前記情報処理装置の画面を前記画像処理装置のパネルに表示する請求項5又は6記載の画像処理装置。
- 前記ホスト情報には、前記画像処理装置を識別する識別情報が含まれ、
前記ユーザ設定情報には、画像処理装置を識別する識別情報と、前記識別情報に対応した前記情報処理装置の画面を前記画像処理装置のパネルに表示するか否かの許可情報と、が含まれ、
前記判定手段は、前記ホスト情報に含まれる前記識別情報が前記ユーザ設定情報に存在するか否かを判定し、前記ホスト情報に含まれる前記識別情報が前記ユーザ設定情報に存在する場合は、前記識別情報に対応する前記許可情報を特定し、前記許可情報に基づき、前記情報処理装置の画面を前記画像処理装置のパネルに表示するか否かを判定する請求項5乃至7何れか1項記載の画像処理装置。 - 前記情報処理装置からのダイレクト印刷の要求に応じて、前記要求に含まれる印刷設定情報に基づき、画像データを印刷するよう制御する印刷制御手段を更に有する請求項5乃至8何れか1項記載の画像処理装置。
- 前記表示制御手段は、前記ダイレクト印刷の要求に応じて、前記印刷設定情報に係る設定項目のうち、ダイレクト印刷では利用できない設定項目を前記パネルに表示する請求項9記載の画像処理装置。
- 接続中の画像処理装置において生成された画像処理装置の機種情報に基づいて、画像データの処理を依頼する依頼先の画像処理装置と情報処理装置とが接続されているか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により前記画像処理装置と前記情報処理装置とが接続されていると判断された場合、前記画像処理装置を制御するデバイスドライバの機能設定の項目に係る印刷設定情報を前記画像処理装置に送信し、ダイレクト印刷を要求する要求手段と、
を有する情報処理装置。 - 画像処理装置と、情報処理装置と、を含む画像処理システムにおける情報処理方法であって、
前記画像処理装置が、前記情報処理装置が接続されたことが検知された場合、画像処理装置のホスト情報を取得するホスト情報取得ステップと、
前記画像処理装置が、前記情報処理装置よりユーザ設定情報を取得するユーザ設定情報取得ステップと、
前記画像処理装置が、前記ホスト情報取得ステップにより取得された前記ホスト情報と、前記ユーザ設定情報取得ステップにより取得された前記ユーザ設定情報と、に基づいて、前記情報処理装置の画面を前記画像処理装置のパネルに表示するか否かを判定する判定ステップと、
前記画像処理装置が、前記判定ステップにより前記情報処理装置の画面を前記画像処理装置のパネルに表示すると判定された場合、前記情報処理装置の画面を前記画像処理装置のパネルに表示する表示制御ステップと、
を含む情報処理方法。 - 画像処理装置が実行する情報処理方法であって、
情報処理装置が接続されたことが検知された場合、画像処理装置のホスト情報を取得するホスト情報取得ステップと、
前記情報処理装置よりユーザ設定情報を取得するユーザ設定情報取得ステップと、
前記ホスト情報取得ステップにより取得された前記ホスト情報と、前記ユーザ設定情報取得ステップにより取得された前記ユーザ設定情報と、に基づいて、前記情報処理装置の画面を前記画像処理装置のパネルに表示するか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより前記情報処理装置の画面を前記画像処理装置のパネルに表示すると判定された場合、前記情報処理装置の画面を前記画像処理装置のパネルに表示する表示制御ステップと、
を含む情報処理方法。 - 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
接続中の画像処理装置において生成された画像処理装置の機種情報に基づいて、画像データの処理を依頼する依頼先の画像処理装置と前記情報処理装置とが接続されているか否かを判断する判断ステップと、
前記判断ステップにより前記画像処理装置と前記情報処理装置とが接続されていると判断された場合、前記画像処理装置を制御するデバイスドライバの機能設定の項目に係る印刷設定情報を前記画像処理装置に送信し、ダイレクト印刷を要求する要求ステップと、
を含む情報処理方法。 - コンピュータに、
情報処理装置が接続されたことが検知された場合、コンピュータのホスト情報を取得するホスト情報取得ステップと、
前記情報処理装置よりユーザ設定情報を取得するユーザ設定情報取得ステップと、
前記ホスト情報取得ステップにより取得された前記ホスト情報と、前記ユーザ設定情報取得ステップにより取得された前記ユーザ設定情報と、に基づいて、前記情報処理装置の画面を前記コンピュータのパネルに表示するか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより前記情報処理装置の画面を前記コンピュータのパネルに表示すると判定された場合、前記情報処理装置の画面を前記コンピュータのパネルに表示する表示制御ステップと、
を実行させるためのプログラム。 - コンピュータに、
接続中の画像処理装置において生成された画像処理装置の機種情報に基づいて、画像データの処理を依頼する依頼先の画像処理装置と前記コンピュータとが接続されているか否かを判断する判断ステップと、
前記判断ステップにより前記画像処理装置と前記コンピュータとが接続されていると判断された場合、前記画像処理装置を制御するデバイスドライバの機能設定の項目に係る印刷設定情報を前記画像処理装置に送信し、ダイレクト印刷を要求する要求ステップと、
を実行させるためのプログラム。
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