JP2015227981A - 表示装置 - Google Patents

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石井 達也
Tatsuya Ishii
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Abstract

【課題】表示品位の良好な表示装置を提供する。
【解決手段】絶縁基板と、ポリシリコンによって形成された半導体層SCであって、第1不純物領域R1、第2不純物領域R2、及び、第1不純物領域R1と第2不純物領域R2との間に位置するチャネル領域CNを有する半導体層SCと、半導体層SCを覆う第1層間絶縁膜と、前記第1層間絶縁膜上に形成され、チャネル領域CNと対向するゲート電極WGと、ゲート電極WGを覆う第2層間絶縁膜と、前記第2層間絶縁膜上に形成され、第1不純物領域R1に対向し、且つ、第2不純物領域R2と対向する位置からずれた位置に配置され、第1不純物領域R1に電気的に接続されたソース配線S1と、第2不純物領域R2に電気的に接続された画素電極PEと、を備えた表示装置。
【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、表示装置に関する。
近年、薄膜トランジスタを備えた表示装置が実用化されている。表示装置の一例として、液晶表示装置や有機エレクトロルミネッセンス(EL)表示装置等が挙げられる。表示装置に適用される薄膜トランジスタの一例として、ダブルゲート電極構造の薄膜トランジスタであって、接合面への光照射を防止する遮光膜を備えた技術が知られている。
最近の携帯端末機用途の表示装置では、小型化及び高精細化の要望が高まっており、画素サイズが縮小する傾向にある。画素内に比較的大きな設置面積を必要とする薄膜トランジスタを設ける場合、薄膜トランジスタを設置した分だけ、一画素あたり表示に寄与する面積が低減してしまう。このため、十分な輝度あるいは透過率を得るために、各画素の表示に寄与する面積を拡大することが求められている。
一方で、半導体層に向かう光を遮光する遮光膜を設ける場合、遮光膜と半導体層との間に寄生容量が発生するが、半導体層と対向する遮光膜の面積が大きくなるほど、寄生容量は大きくなる。ゲート配線とソース配線との交差部近傍に配置された薄膜トランジスタにおいて、半導体層の少なくとも一部がソース配線と重なるレイアウトでは、ソース配線と電気的に接続された側の半導体層の電位は、ソース配線に供給される映像信号に応じて変化する。このため、半導体層と容量結合している遮光膜の電位は、映像信号に応じて変化する。また、この遮光膜は、画素電極と電気的に接続された側の半導体層とも対向している。このため、画素電極に書き込まれ保持された画素電位は、遮光膜の電位変化によって不安定となる。したがって、同一のソース配線に電気的に接続された各画素では、ソース配線に供給される映像信号に応じて、保持している画素電位が乱れ、表示品位の劣化を招く虞がある。
特開2001−284594号公報
本実施形態の目的は、表示品位の良好な表示装置を提供することにある。
本実施形態によれば、
絶縁基板と、ポリシリコンによって形成された半導体層であって、第1不純物領域、第2不純物領域、及び、前記第1不純物領域と前記第2不純物領域との間に位置するチャネル領域を有する半導体層と、前記半導体層を覆う第1層間絶縁膜と、前記第1層間絶縁膜上に形成され、前記チャネル領域と対向するゲート電極と、前記ゲート電極を覆う第2層間絶縁膜と、前記第2層間絶縁膜上に形成され、前記第1不純物領域に対向し、且つ、前記第2不純物領域と対向する位置からずれた位置に配置され、前記第1不純物領域に電気的に接続されたソース配線と、前記第2不純物領域に電気的に接続された画素電極と、を備えた表示装置が提供される。
図1は、本実施形態の表示装置を構成する表示パネルPNLの構成及び等価回路を概略的に示す図である。 図2は、図1に示した画素PXを含む表示パネルPNLの構成を概略的に示す断面図である。 図3は、図1に示したスイッチング素子SWの等価回路を示す図である。 図4は、本実施形態の表示装置に適用可能なスイッチング素子SWの一構成例を概略的に示す平面図である。 図5は、図4に示したスイッチング素子SWをA−B線で切断した構造を概略的に示す断面図である。 図6は、本実施形態の表示装置に適用可能なスイッチング素子SWの他の構成例を概略的に示す平面図である。 図7は、本実施形態の表示装置に適用可能なスイッチング素子SWの他の構成例を概略的に示す平面図である。 図8は、本実施形態の表示装置に適用可能なスイッチング素子SWの他の構成例を概略的に示す平面図である。 図9は、本実施形態の表示装置に適用可能なスイッチング素子SWの他の構成例を概略的に示す平面図である。
以下、本実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、同一又は類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本実施形態の表示装置を構成する表示パネルPNLの構成及び等価回路を概略的に示す図である。なお、ここでは、表示装置の一例として、液晶表示装置を例に説明する。
すなわち、液晶表示装置は、アクティブマトリクスタイプの透過型の表示パネルPNLを備えている。表示パネルPNLは、アレイ基板ARと、アレイ基板ARに対向して配置された対向基板CTと、アレイ基板ARと対向基板CTとの間のセルギャップに保持された液晶層LQと、を備えている。アレイ基板AR及び対向基板CTは、シール材によって貼り合わせられている。このような表示パネルPNLは、シール材によって囲まれた内側に、画像を表示するアクティブエリアACTを備えている。このアクティブエリアACTは、マトリクス状に配置された複数の画素PXによって構成されている。
アレイ基板ARは、アクティブエリアACTにおいて、ゲート配線G(G1〜Gn)、ソース配線S(S1〜Sm)などを備えている。各ゲート配線Gは、アクティブエリアACTの外側に引き出され、ゲートドライバGDに接続されている。各ソース配線Sは、アクティブエリアACTの外側に引き出され、ソースドライバSDに接続されている。
各画素PXは、スイッチング素子SW、画素電極PE、共通電極CEなどを備えている。スイッチング素子SWは、薄膜トランジスタ(TFT)によって構成され、ゲート配線G及びソース配線Sに電気的に接続されている。画素電極PEは、各画素PXにおいてスイッチング素子SWに電気的に接続されている。共通電極CEは、給電部VSに接続されている。共通電極CEは、アクティブエリアACTにおいて、複数の画素PXに亘って共通に形成され、各画素電極PEと向かい合っている。ゲート配線Gには、スイッチング素子SWをオンオフ制御するための制御信号が供給される。ソース配線Sには、映像信号が供給される。スイッチング素子SWは、ゲート配線Gに供給された制御信号に基づいてオンした際に、ソース配線Sに供給された映像信号に応じた画素電位を画素電極PEに書き込む。コモン電位の共通電極CEと画素電位の画素電極PEとの間の電位差により、液晶層LQに電圧が印加され、液晶層LQに含まれる液晶分子の配向が制御される。
蓄積容量CSは、液晶層LQに印加される電圧を一定期間保持するものであって、絶縁膜を介して対向する一対の電極で構成されている。例えば、蓄積容量CSは、画素電極PEと同電位の第1電極と、共通電極CEと同電位の第2電極と、第1電極と第2電極との間に介在する絶縁膜と、で構成されている。
なお、表示パネルPNLの詳細な構成についてはここでは説明を省略するが、TN(Twisted Nematic)モード、OCB(Optically Compensated Bend)モード、VA(Vertical Aligned)モードなどの主として縦電界を利用するモードでは、画素電極PEがアレイ基板ARに備えられる一方で、共通電極CEが対向基板CTに備えられる。また、IPS(In−Plane Switching)モード、FFS(Fringe Field Switching)モードなどの主として横電界を利用するモードでは、画素電極PE及び共通電極CEの双方がアレイ基板ARに備えられる。
図2は、図1に示した画素PXを含む表示パネルPNLの構成を概略的に示す断面図である。なお、ここでは、表示モードの一例として、横電界モードを適用した表示パネルPNLの画素構造について説明する。図中では、説明に必要な主要部のみを図示している。
アレイ基板ARは、ガラス基板や樹脂基板などの透明な第1絶縁基板10を用いて形成されている。アレイ基板ARは、第1絶縁基板10の対向基板CTと対向する側に、共通電極CE、画素電極PE、第1絶縁膜11、第2絶縁膜12、第3絶縁膜13、第4絶縁膜14、第5絶縁膜15、第1配向膜AL1などを備えている。
第1絶縁膜11は、第1絶縁基板10の内面に配置されている。第2絶縁膜12は、第1絶縁膜11の上に配置されている。第3絶縁膜13は、第2絶縁膜12の上に配置されている。第4絶縁膜14は、第3絶縁膜13の上に配置されている。第1絶縁膜11、第2絶縁膜12、及び、第3絶縁膜13は、例えばシリコン窒化物やシリコン酸化物などの無機系材料を用いて形成されている。第4絶縁膜14は、例えばアクリル樹脂などの有機系材料を用いて形成されている。
共通電極CEは、第4絶縁膜14の上に配置されている。共通電極CEは、例えば、インジウム・ティン・オキサイド(ITO)やインジウム・ジンク・オキサイド(IZO)などの透明な導電材料によって形成されている。共通電極CEは、第5絶縁膜15によって覆われている。第5絶縁膜15は、シリコン窒化物などの無機系材料を用いて形成されている。
画素電極PEの各々は、第5絶縁膜15の上に配置され、共通電極CEと対向している。画素電極PEには、共通電極CEと対向するスリットSLが形成されている。画素電極PEは、例えば、ITOやIZOなどの透明な導電材料によって形成されている。画素電極PEは、第1配向膜AL1によって覆われている。第1配向膜AL1は、第5絶縁膜15も覆っている。第1配向膜AL1は、水平配向性を示す材料によって形成され、アレイ基板ARの液晶層LQに接する面に配置されている。
一方、対向基板CTは、ガラス基板や樹脂基板などの透明な第2絶縁基板20を用いて形成されている。対向基板CTは、第2絶縁基板20のアレイ基板ARと対向する側に、ブラックマトリクス(遮光部材)BM、カラーフィルタCF1乃至CF3、オーバーコート層OC、第2配向膜AL2などを備えている。
ブラックマトリクスBMは、第2絶縁基板20の内面に配置されている。ブラックマトリクスBMは、画素の境界に沿って形成されており、ゲート配線、ソース配線、スイッチング素子などの配線部の直上に位置している。ブラックマトリクスBMは、黒色の樹脂材料や遮光性の金属材料によって形成されている。
カラーフィルタCF1乃至CF3のそれぞれは、第2絶縁基板20の内面に配置されている。一例として、カラーフィルタCF1は、緑色に着色された樹脂材料によって形成されている。カラーフィルタCF2は、青色に着色された樹脂材料によって形成されている。カラーフィルタCF3は、赤色に着色された樹脂材料によって形成されている。カラーフィルタCF1乃至CF3の端部は、ブラックマトリクスBMに重なっている。
オーバーコート層OCは、カラーフィルタCF1乃至CF3を覆っている。オーバーコート層OCは、透明な樹脂材料によって形成されている。オーバーコート層OCは、第2配向膜AL2によって覆われている。第2配向膜AL2は、水平配向性を示す材料によって形成され、対向基板CTの液晶層LQに接する面に配置されている。
上述したようなアレイ基板ARと対向基板CTとは、第1配向膜AL1及び第2配向膜AL2が向かい合うように配置されている。このとき、アレイ基板ARと対向基板CTの間には、所定のセルギャップが形成される。液晶層LQは、アレイ基板ARの第1配向膜AL1と対向基板CTの第2配向膜AL2との間に封入された液晶分子を含む液晶組成物によって構成されている。
このような構成の表示パネルPNLに対して、その背面側には、バックライトBLが配置されている。バックライトBLは、表示パネルPNLに向けて光を照射する。
第1絶縁基板10の外面には、第1偏光板PL1を含む第1光学素子OD1が配置されている。第2絶縁基板20の外面には、第2偏光板PL2を含む第2光学素子OD2が配置されている。第1偏光板PL1の第1吸収軸及び第2偏光板PL2の第2吸収軸は、例えば互いに直交している。
図3は、図1に示したスイッチング素子SWの等価回路を示す図である。図示した例のスイッチング素子SWはシングルゲート構造であるが、スイッチング素子SWの構造は図示した例に限定されるものではない。
図示した例では、スイッチング素子SWにおいて、ソース配線Sと接続される一端側端子の電位をVsとし、画素電極PEと接続される他端側端子の電位をVdとしたとき、Vd>Vsの関係にある状態は、画素電極PEにプラスフィールドの電荷が保持されている場合に相当し、Vd<Vsの関係にある状態は、画素電極PEにマイナスフィールドの電荷が保持されている場合に相当する。
スイッチング素子SWは、半導体層SCを備えている。半導体層SCは、例えばポリシリコンによって形成されている。半導体層SCは、第1不純物領域R1、第2不純物領域R2、及び、チャネル領域CNを有している。チャネル領域CNは、第1不純物領域R1と第2不純物領域R2との間に位置している。ゲート電極WGは、チャネル領域CNと対向している。
第1不純物領域R1及び第2不純物領域R2は、いずれも半導体層SCに不純物が注入された領域に相当する。第1不純物領域R1は、スイッチング素子SWの一端側(ソース配線側)に位置している。第2不純物領域R2は、スイッチング素子SWの他端側(画素電極側)に位置している。
画素電極PEにプラスフィールドの電荷が保持される場合には、ソース配線側の第1不純物領域R1がソース領域となり、画素電極側の第2不純物領域R2はドレイン領域となる。画素電極PEにマイナスフィールドの電荷が保持される場合には、ソース配線側の第1不純物領域R1がドレイン領域となり、画素電極側の第2不純物領域R2がソース領域となる。
次に、本実施形態に係るスイッチング素子SWの構成例について説明する。
図4は、本実施形態の表示装置に適用可能なスイッチング素子SWの一構成例を概略的に示す平面図である。
ゲート配線G1は、第1方向Xに沿って延出している。ソース配線S1及びソース配線S2は、第2方向Yに沿ってそれぞれ延出し、ゲート配線G1と交差している。スイッチング素子SWは、ゲート配線G1とソース配線S1との交差部付近に位置し、ゲート配線G1及びソース配線S1と電気的に接続されている。図示した例のスイッチング素子SWは、1個のゲート電極WGを有するシングルゲート構造の薄膜トランジスタである。
スイッチング素子SWの半導体層SCは、略L字状に形成されている。第1不純物領域R1、チャネル領域CN、及び、第2不純物領域R2は、この順に並んでいる。第1不純物領域R1は、ソース配線S1と平行に延出しており、図示した例では、第2方向Yに沿って直線状に延出している。第2不純物領域R2は、第1不純物領域R1とは異なる方向に延出しており、図示した例では、第1方向Xに沿って直線状に延出している。チャネル領域CNは、約90度に屈曲したL字状に形成されている。つまり、チャネル領域CNは、第1不純物領域R1と繋がり且つ第2方向Yに沿って延出した部分、及び、第2不純物領域R2と繋がり且つ第1方向Xに沿って延出した部分を有している。チャネル領域CNにおいて、第1不純物領域R1との境界から第2不純物領域R2との境界までの距離をチャネル長としたとき、チャネル領域CNの内縁CNIのチャネル長L1は、チャネル領域CNの外縁CNOのチャネル長L2と同等である。
X−Y平面において、半導体層SCのうち、第2方向Yに延出した部分、つまり、第1不純物領域R1及びチャネル領域CNの一部は、その略全体がソース配線S1と重なっている。また、半導体層SCのうち、第1方向Xに延出した部分、つまり、第2不純物領域R2及びチャネル領域CNの他の部分は、ソース配線S1とは重ならない。換言すると、ソース配線S1は、半導体層SCの第2方向Yに延出した部分と対向している。また、ソース配線S1は、半導体層SCの第1方向Xに延出した部分と対向する位置からずれた位置に配置されている。
ゲート電極WGは、チャネル領域CNと対向している。ゲート電極WGは、例えば、ゲート配線G1の一部である。図示した例では、ゲート電極WGは、第1方向Xに直線状に延出したゲート配線G1の一方の縁部に繋がっている。
ソース配線S1は、コンタクトホールCH1を介して半導体層SCの一端側、つまり第1不純物領域R1と電気的に接続されている。図示した例では、ソース配線S1は、ゲート電極WGの少なくとも一部と対向している。つまり、ゲート電極WGの一部は、半導体層SCとソース配線S1との間に位置している。
中継電極REは、第2不純物領域R2と対向している。図示した例では、中継電極REは、さらに、ゲート配線G1とも対向している。このような中継電極REは、コンタクトホールCH2を介して半導体層SCの他端側、つまり第2不純物領域R2と電気的に接続されている。
図中に一点鎖線で示した画素電極PEは、ソース配線S1とソース配線S2との間に位置している。また、画素電極PEは、中継電極REと対向している。つまり、中継電極REは、半導体層SCと画素電極PEとの間に位置している。このような画素電極PEは、コンタクトホールCH3を介して中継電極REと電気的に接続されている。
図示した例では、半導体層SCのうち、主に光リークが顕著に発生する領域は、遮光膜LSによって遮光されている。すなわち、遮光膜LSは、半導体層SCのうちの光リークが顕著に発生する領域、すなわち、チャネル領域CNと第2不純物領域R2との境界を含む領域に対向するように配置されている。図示した例では、遮光膜LSは、チャネル領域CN及び第2不純物領域R2に跨って延在しており、チャネル領域CNと対向する一端部LSAと、第2不純物領域R2と対向する他端部LSBと、を有している。つまり、遮光膜LSは、半導体層SCのうち、チャネル領域CNの画素電極側の領域、及び、第2不純物領域R2のチャネル領域CNと隣接する側の領域とそれぞれ対向している。その一方で、遮光膜LSは、第1不純物領域R1とは対向していない。また、遮光膜LSは、島状に形成され、ソース配線S1と対向する位置からずれた位置に配置されている。このため、遮光膜LSは、ソース配線S1との間、あるいは、半導体層SCのソース配線側の領域との間で不所望な寄生容量を形成することはない。さらには、遮光膜LSは、ゲート配線G1の第1方向Xに延出した部分と対向する位置からずれた位置に配置されている。このため、遮光膜LSは、ゲート配線G1との間でも不所望な寄生容量を形成することはない。
図5は、図4に示したスイッチング素子SWをA−B線で切断した構造を概略的に示す断面図である。なお、ここでは、画素電極の図示を省略している。
遮光膜LSは、第1絶縁基板10と半導体層SCとの間に位置している。図示した例では、遮光膜LSは、第1絶縁基板10の内面に配置され、第1絶縁膜11によって覆われている。このような遮光膜LSは、例えば、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、銀(Ag)など金属材料を用いて形成されている。
半導体層SCは、第1絶縁膜11の上に配置され、第2絶縁膜12によって覆われている。第2絶縁膜12は、半導体層SCを覆う第1層間絶縁膜に相当する。半導体層SCにおいて、その一端側から他端側に向かって、第1不純物領域R1、チャネル領域CN、及び、第2不純物領域R2がこの順に並んでいる。チャネル領域CNは、遮光膜LSの一端部LSAの直上に位置している。第2不純物領域R2は、遮光膜LSの他端部LSBの直上に位置している。
ゲート配線G1の一部であるゲート電極WGは、第2絶縁膜12の上に配置され、第3絶縁膜13によって覆われている。ゲート電極WGは、チャネル領域CNの直上に位置している。第3絶縁膜13は、ゲート電極WGを覆う第2層間絶縁膜に相当する。
ソース配線S1及び中継電極REは、第3絶縁膜13の上に配置され、第4絶縁膜14によって覆われている。これらのソース配線S1及び中継電極REは、同一材料を用いて一括して形成可能である。ソース配線S1は、第2絶縁膜12及び第3絶縁膜13を貫通するコンタクトホールCH1を介して第1不純物領域R1にコンタクトしている。中継電極REは、第2絶縁膜12及び第3絶縁膜13を貫通するコンタクトホールCH2を介して第2不純物領域R2にコンタクトしている。
なお、画素電極は、第4絶縁膜14を貫通するコンタクトホールを介して中継電極REにコンタクトしている。
ゲート電極WGを含むゲート配線G1、ソース配線S1、及び、中継電極REは、例えば、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、銀(Ag)など金属材料を用いて形成されている。
本実施形態によれば、各画素PXに配置されるスイッチング素子SWは、シングルゲート構造の薄膜トランジスタによって構成されている。また、スイッチング素子SWの半導体層SCの一部は、ソース配線Sと対向している。つまり、スイッチング素子SWの一部が表示に寄与しない配線と重なる領域に位置しているため、高精細化等に伴って画素サイズが縮小したとしても、スイッチング素子SWの設置による一画素PXあたりの表示に寄与する面積の低減が抑制される。このため、各画素PXにおいて、十分な輝度あるいは透過率を得ることが可能となる。
また、スイッチング素子SWの画素電極PEと接続される他端側は、ソース配線Sとは対向していない。特に、半導体層SCの第2不純物領域R2は、ソース配線Sと対向する位置からずれた位置に配置されている。このため、画素電極側の半導体層SCとソース配線Sとの間の容量結合が防止され、ソース配線Sに供給される映像信号にかかわらず、スイッチング素子SWの画素電極側の電位を安定化することが可能となる。このため、画素電極PEに保持される画素電位の乱れを抑制することが可能となる。したがって、良好な表示品位を得ることが可能となる。
また、本実施形態によれば、スイッチング素子SWの半導体層SCは、その裏面側(つまりバックライトが配置される側)に配置された遮光膜LSと対向している。遮光膜LSは、半導体層SCのうち、光リークが顕著に発生する領域、特に、画素電極側に位置するチャネル領域と不純物領域(上記の例では第2不純物領域)との境界を含む領域と対向するように配置されている。このため、半導体層SCにおいて光リークが発生しやすい領域に向かうバックライト光を遮光することが可能となる。したがって、スイッチング素子SWにおける光リークを抑制することが可能となる。これにより、光リークに起因したスイッチング素子SWの誤動作、及び、画素電極PEが保持している画素電位の変動を抑制することが可能となる。
さらに、本実施形態によれば、チャネル領域CNは、L字状に形成されるとともにその内縁CNIのチャネル長L1とその外縁CNOのチャネル長L2とが同等である。このため、半導体層SCの内部での局所的な電流の集中を緩和することが可能となる。
また、ゲート電極WGを含むゲート配線G1を形成する際に、半導体層SCの位置に対して第1方向X及び第2方向Yに合わせずれが生じたとしても、ゲート電極WGと対向するチャネル領域CNのチャネル長が略一定に維持されるため、各画素PXに配置されたスイッチング素子SWの性能のバラツキを低減することが可能となる。
次に、スイッチング素子SWの他の構成例について説明する。
図6は、本実施形態の表示装置に適用可能なスイッチング素子SWの他の構成例を概略的に示す平面図である。
図示した構成例は、図4に示した構成例と比較して、第1方向Xに隣接するスイッチング素子SWのゲート電極WGがL字状に屈曲したゲート配線G1によって接続された点で相違している。図示した例において、ソース配線S1とソース配線S2との間に位置するスイッチング素子SWに着目すると、ゲート電極WGに繋がったゲート配線G1は、第1方向Xに延出し、中継電極REと重なり、ソース配線S2の近傍で略直角に屈曲し、第2方向Yに延出し、ソース配線S2と重なる位置で隣接するスイッチング素子SWのゲート電極WGに繋がっている。
このような構成例においても、上記の構成例と同様に、スイッチング素子SWの大部分が本来表示に寄与しない配線や電極と重なるため、一画素PXあたりの表示に寄与する面積の低減が抑制される。また、画素電極側の半導体層SCは、ソース配線Sと対向する位置からずれており、両者の容量結合が防止される。また、チャネル領域CNは、その内縁のチャネル長とその外縁のチャネル長とが同等であるため、半導体層SCの内部での局所的な電流の集中を緩和することが可能となる。したがって、上記した構成例と同様の効果が得られる。
図7は、本実施形態の表示装置に適用可能なスイッチング素子SWの他の構成例を概略的に示す平面図である。
図示した構成例は、図6に示した構成例と比較して、ソース配線S1及びS2がV字状に屈曲した点で相違している。すなわち、ソース配線S1及びS2は、第2方向Yに対して時計回りに鋭角に交差する第1延出方向D1、及び、第2方向Yに対して反時計回りに鋭角に交差する第2延出方向D2に延出している。なお、第2方向Yと第1延出方向D1とのなす角度θ1は、第2方向Yと第2延出方向D2とのなす角度θ2と同等である。
図示した例において、ソース配線S1とソース配線S2との間に位置するスイッチング素子SWに着目すると、半導体層SCは、L字状に形成され、ソース配線S1と重なる位置で第1延出方向D1に沿って延出し、略直角に屈曲して、第1延出方向D1と直交する方向に延出している。ゲート電極WGに繋がったゲート配線G1は、第1延出方向D1と直交する方向に延出し、中継電極REと重なり、ソース配線S2と重なる位置で隣接するスイッチング素子SWのゲート電極WGに繋がっている。
このような構成例においても、上記した構成例と同様の効果が得られる。加えて、液晶配向をマルチドメイン化する画素レイアウトを実現することが可能となる。
図8は、本実施形態の表示装置に適用可能なスイッチング素子SWの他の構成例を概略的に示す平面図である。
図示した構成例は、図4に示した構成例と比較して、スイッチング素子SWの半導体層SCのうち、チャネル領域CNがソース配線S1に対して斜めに交差する第3延出方向D3に直線状に延出した点で相違している。第3延出方向D3は、第2方向Yに対して反時計回りに鋭角の角度θ3に交差する方向である。
図示した例において、ソース配線S1とソース配線S2との間に位置するスイッチング素子SWに着目すると、半導体層SCは、ソース配線S1と重なる位置で第2方向Yに延出し、屈曲して、第3延出方向D3に延出している。チャネル領域CNは、半導体層SCのうち、第3延出方向D3に延出した部分に含まれる。ゲート電極WGは、第3延出方向D3に延出し、チャネル領域CNと対向している。ゲート電極WGに繋がったゲート配線G1は、第1方向Xに延出し、中継電極REと重なり、ソース配線S2と重なる位置で隣接するスイッチング素子SWのゲート電極WGに繋がっている。
このような構成例においても、上記した構成例と同様の効果が得られる。
図9は、本実施形態の表示装置に適用可能なスイッチング素子SWの他の構成例を概略的に示す平面図である。
図示した構成例は、図4に示した構成例と比較して、スイッチング素子SWのゲート電極WGがソース配線S1と重なる位置で第2方向Yに延出した点で相違している。図示した例において、ソース配線S1とソース配線S2との間に位置するスイッチング素子SWに着目すると、半導体層SCは、ソース配線S1と重なる位置で第2方向Yに延出し、略直角に屈曲して、第1方向Xに延出している。チャネル領域CNは、半導体層SCのうち、第2方向Yに延出した部分に含まれる。ゲート電極WGは、第2方向Yに延出し、チャネル領域CNと対向している。ゲート電極WGに繋がったゲート配線G1は、第1方向Xに延出し、中継電極REと重なり、ソース配線S2と重なる位置で隣接するスイッチング素子SWのゲート電極WGに繋がっている。
このような構成例においても、上記した構成例と同様の効果が得られる。
上記実施形態では、表示装置として、液晶表示装置を例に説明したが、有機EL表示装置などの他の表示装置についても本実施形態は適用可能である。
以上説明したように、本実施形態によれば、表示品位の良好な表示装置を提供することができる。
なお、この発明は、上記実施形態そのものに限定されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
PNL…表示パネル AR…アレイ基板 CT…対向基板 LQ…液晶層
SW…スイッチング素子 WG…ゲート電極
SC…半導体層 CN…チャネル領域 R1…第1不純物領域 R2…第2不純物領域
LS…遮光膜

Claims (5)

  1. 絶縁基板と、
    ポリシリコンによって形成された半導体層であって、第1不純物領域、第2不純物領域、及び、前記第1不純物領域と前記第2不純物領域との間に位置するチャネル領域を有する半導体層と、
    前記半導体層を覆う第1層間絶縁膜と、
    前記第1層間絶縁膜上に形成され、前記チャネル領域と対向するゲート電極と、
    前記ゲート電極を覆う第2層間絶縁膜と、
    前記第2層間絶縁膜上に形成され、前記第1不純物領域に対向し、且つ、前記第2不純物領域と対向する位置からずれた位置に配置され、前記第1不純物領域に電気的に接続されたソース配線と、
    前記第2不純物領域に電気的に接続された画素電極と、
    を備えた表示装置。
  2. 前記ソース配線は、前記ゲート電極の少なくとも一部と対向する、請求項1に記載の表示装置。
  3. さらに、前記絶縁基板と前記半導体層との間に位置し、前記ソース配線と対向する位置からずれた位置に配置され、前記チャネル領域と前記第2不純物領域との境界を含む領域に対向する遮光膜を備えた請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記第1不純物領域は前記ソース配線と平行に延出し、前記チャネル領域はL字状に形成されるとともにその内縁のチャネル長とその外縁のチャネル長とが同等であり、第2不純物領域は前記第1不純物領域とは異なる方向に延出した、請求項1に記載の表示装置。
  5. 前記チャネル領域は、前記ソース配線に対して斜めに交差する方向に直線状に延出し、その内縁のチャネル長とその外縁のチャネル長とが同等である、請求項1に記載の表示装置。
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