JP2015227958A - 光コネクタの製造方法および光コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】光導波路シートの光コネクタへの取付作業の歩留まりをよくし、特性劣化の少ない光コネクタの製造方法および光コネクタを提供する。【解決手段】端面に並べて配置されたレンズ群と、当該端面の反対側の端面からレンズ群方向へ向かって設けられた挿入孔と、を備える光コネクタの挿入孔に、光導波路シートを光導波路シートの光路の方向に挿入しS801、光導波路シートが挿入孔に挿入された状態で、挿入孔まで貫通する反り矯正部材挿入穴を介して、反り矯正部材を用いて、光導波路シートの光路の先端の位置を調整しS802、挿入孔まで貫通する位置調整溝を介して、挿入孔に挿入された光導波路シートの側端部分を、レンズ群の配置方向に沿った方向の少なくともいずれか一方から押下することによって、光導波路シートの光路の先端の位置を調整するS803。【選択図】図8

Description

本発明は、光コネクタの製造方法および光コネクタに関する。
光コネクタを製造するにあたり、光コネクタが備える挿入孔に光導波路シートを挿入することにより、光導波路シートを光コネクタに装着する。その際、光コネクタが備える複数のレンズの光軸と、それら複数のレンズにそれぞれ対応する複数の光路を備えた光導波路シートにおける各光路とを一致させることで、光コネクタと光導波路シートとの装着精度(光軸精度)を所定値以上にする必要がある。
関連する先行技術としては、たとえば、ブロック状のカバーによって、光ファイバを抑える機構について提案するものがある(たとえば、下記特許文献1を参照)。また、たとえば、支持基板によって、導波路シートの反りを抑制するものについて提案するものがある(たとえば、下記特許文献2を参照)。
特開2006−17914号公報 特開2006−349861号公報
しかしながら、光導波路シートは薄いフィルム構造のため反りが発生し易い。反りのある光導波路シートを光コネクタに装着すると、光コネクタのレンズ位置と光導波路シートにおける各光路位置とにずれが発生する。また、光コネクタにおける複数のレンズの光軸と、光導波路シートにおける各光路とのずれ(光軸ずれ)は、光導波路シートに発生する反りだけが原因ではない。たとえば、光導波路シートの寸法精度や光コネクタの挿入口の加工精度が設計通りの値を得ることができず、そのような原因によっても、装着の際に光軸ずれ(特に光導波路シートの水平方向の光軸ずれ)が発生する。このような光軸ずれによって想定以上の結合損失が発生し、光コネクタが不良となるという問題点がある。
1つの側面では、本発明は、特性劣化を少なくでき、歩留まりをよくすることができる光コネクタの製造方法および光コネクタを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明の一側面によれば、端面に並べて配置されたレンズ群と、当該端面の反対側の端面から当該レンズ群方向へ向かって設けられた挿入孔と、を備える光コネクタの当該挿入孔に、光導波路シートを当該光導波路シートの光路の方向に挿入し、前記光導波路シートが前記挿入孔に挿入された状態で、前記光コネクタに設けられた当該挿入孔まで貫通する第1の穴部を介して、当該挿入孔に挿入された当該光導波路シートの側端部分を、前記レンズ群の配置方向に沿った方向の少なくともいずれか一方から押下することによって、当該レンズ群に対する当該光導波路シートの光路の先端の位置を調整することを特徴とする光コネクタの製造方法が提案される。
また、本発明の一側面によれば、端面に並べて配置されたレンズ群と、当該端面の反対側の端面から当該レンズ群方向へ向かって設けられた、光導波路シートを当該光導波路シートの光路の方向に挿入する挿入孔と、前記光導波路シートが前記挿入孔に挿入された状態で、前記レンズ群に対する当該光導波路シートの光路の先端の位置を調整する調整部と、を備えることを特徴とする光コネクタが提案される。
本発明の一側面によれば、光導波路シートの光コネクタの挿入孔内における安定した位置決めが可能になることで、特性劣化を少なくでき、歩留まりをよくすることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1にかかる光コネクタおよびその周辺装置の外観の一実施例を示す説明図である。 図2は、実施の形態1にかかる光コネクタの構造の一実施例を示す説明図である。 図3は、A方向から見た実施の形態1にかかる光コネクタの一例を示す説明図である。 図4は、B方向から見た実施の形態1にかかる光コネクタの一例を示す説明図である。 図5は、実施の形態1にかかる光コネクタのX−X’の断面の一例を示す説明図である。 図6は、実施の形態1にかかる光コネクタのY−Y’の断面の一例を示す説明図である。 図7は、実施の形態1にかかる光コネクタのZ−Z’の断面の一例を示す説明図である。 図8は、実施の形態1にかかる光コネクタの製造方法の製造手順の一例を示すフローチャートである。 図9Aは、レンズ群と光導波路シートの光路のずれの状況の一例を示す説明図である。 図9Bは、レンズ群と光導波路シートの光路のずれの状況の他の一例を示す説明図である。 図10は、実施の形態1にかかる光コネクタのY−Y’の断面の一例および調整台の構成の一例を示す説明図である。 図11は、実施の形態2にかかる光コネクタのX−X’の断面図の一例を示す説明図である。 図12は、実施の形態3にかかる光コネクタのX−X’の断面図の一例を示す説明図である。 図13は、実施の形態4にかかる光コネクタのX−X’の断面図の一例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる光コネクタの製造方法および光コネクタの実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかる光コネクタおよびその周辺装置の外観の一実施例を示す説明図である。図1において、100が本発明にかかる光コネクタであり、101は光導波路シートであり、102は光モジュールである。図1は、光導波路シート101によって、光コネクタ100と光モジュール102が接続された状態を示している。光導波路シート101は、その一端が、光コネクタ100の挿入孔(後述する図4の挿入孔401)に挿入されることによって光コネクタ100と接続される。
図1に示すように、光コネクタ100は、その寸法が、たとえば、縦が約8mm、横が約7mm、高さが約3mmである(以後、光コネクタ100について、光導波路シート101が挿入される方向を「縦」方向とし、光導波路シート101が挿入される方向に直交する方向を「横」方向とし、厚みを示す方向を「高さ」方向として説明する)。ただし、光コネクタ100は、これらの寸法には限定されない。光コネクタ100は、たとえばシクロオレフィンポリマーなどの材質によって製造される。
光モジュール102は、たとえば約10.5mm×約13.5mmの長方形形状である。光コネクタ100と光モジュール102とが接続された完成品の状態における長手方向の全長は、たとえば約35mmである。また光コネクタ100と接続される側の光導波路シート101の幅は、たとえば約3.5mmである。ただし、光モジュール102は、いずれもこれらの寸法に限定されるものではなく、用途などに応じてこれらの寸法よりも大きなものあるいは小さなものであってもよい。光導波路シート101の表面は、たとえば、ポリノルボルネン樹脂またはフッ素化ポリイミド樹脂/ポリイミド樹脂などの材質によって製造される。
(光コネクタの構造)
図2は、実施の形態1にかかる光コネクタの構造の一実施例を示す説明図である。また、図3は、図2においてA方向から見た実施の形態1にかかる光コネクタ100の一例を示す説明図である(以後、A方向から見た面を光コネクタ100の「正面」として説明する)。また図4は、図2においてB方向から見た実施の形態1にかかる光コネクタ100の一例を示す説明図である(以後、B方向から見た面を光コネクタ100の「背面」として説明する)。
図2において、光コネクタ100は、光コネクタ100の正面に設けられたレンズ群201と、光コネクタ100の側面に設けられた位置調整溝202と、光コネクタ100の上面に設けられた反り矯正部材挿入穴203を備えている(以後、図2に示されている位置調整溝202が設けられている面を「左側面」として説明する。また、反り矯正部材挿入穴203が設けられている面を「上面」とし、それに対向する反対側の面を「底面」として説明する)。
また、図2からは見えないが、光コネクタ100の背面には後述する挿入孔401が設けられており、また、左側面に対向する反対側の側面(以後、「右側面」として説明する)にも、左側面と同様に位置調整溝202が設けられている。左側面に設けられた位置調整溝202と右側面に設けられた位置調整溝202とは、略同一形状、略同一寸法である。ただし、左側面に設けられた位置調整溝202と右側面に設けられた位置調整溝202とが、それぞれ異なる形状、寸法であってもよい。
図3は、光コネクタ100の正面を示している。図3において、向かって左側が光コネクタ100の右側面であり、右側が光コネクタ100の左側面である。光コネクタ100の正面は、図示を省略する他の光コネクタと接続する面である。光コネクタ100の正面には、他の光コネクタへ光信号を出力するレンズ群201が設けられている。
図2、図3に示すように、レンズ群201は、たとえば、12個のレンズからなる。ただし、レンズの数は12個には限定されない。レンズ群201におけるレンズの数は、12個よりも多くてもよく、また、少なくてもよい。12個のレンズは、図3に示されている光コネクタ100の横方向(水平方向)に一列に並べて配置される。レンズ群201は、12個のレンズをたとえば一体形成で作成する。
光コネクタ100の正面には、その略中央部に溝部204が設けられ、その溝部204の内部にレンズ群201が埋め込まれるように配置されている(なお、溝部204については、後述する図5、図7などから、その形状が明確に示されている)。図3からもわかるように、レンズ群201は、光コネクタ100の横方向、高さ方向における中央部に配置されている。
図4は、光コネクタ100の背面を示している。図4において、向かって左側が光コネクタ100の左側面であり、右側が光コネクタ100の右側面である。401は、光導波路シート101を挿入する挿入孔401の入口である。挿入孔401は、光導波路シート101の寸法よりも若干大きくなっており、光導波路シート101を容易に挿入できるようになっている。すなわち、横幅「w」は、光導波路シート101の幅「W」の寸法である約3.5mmよりも若干長く(w>W)、高さ「h」は、光導波路シート101の厚み「H」よりも若干広い(h>H)。
挿入孔401の入口付近には、通称「ブーツ」と呼ばれる光コネクタ100の他の部分とは異なる材質からなる部材402が嵌め込まれている。これは、光導波路シート101が挿入孔401に挿入される際に光導波路シート101の先端部分を破損しないように、あるいは、光導波路シート101を挿入孔401に挿入した後、挿入孔401付近の光導波路シート101の応力を緩和し、光導波路シート101が破損しないように、光コネクタ100の他の部分の材質よりも柔らかい材質(たとえばゴムや樹脂など)によって構成されている。
図5は、図2において、実施の形態1にかかる光コネクタのX−X’の断面の一例を示す説明図である。図5において、向かって左側が光コネクタ100の正面であり、右側が光コネクタ100の背面である。図5に示すように、挿入孔401は、高さ「h」を保ったまま、光コネクタ100の背面方向から正面方向へ水平方向に延びており、挿入孔401の最深部分が正面側に設けられたレンズ群201にまで到達している。また、部材402(「ブーツ」)は、挿入孔401における挿入孔401の入口から当該挿入孔401の途中までを構成している。
また、図5において、光コネクタ100には、挿入孔401の最深部付近に、光コネクタ100の上面から挿入孔401まで達する反り矯正部材挿入穴203があり、この反り矯正部材挿入穴203には反り矯正部材501が挿入されている。このように構成することによって、反り矯正部材501を、挿入孔401に挿入された光導波路シート101の先端部分に当接させることができる。反り矯正部材501を上部から底面側へ押下することで、反り矯正部材501の下側面が挿入孔401の最深部まで挿入された光導波路シート101の先端部付近に当接し、さらに光導波路シート101の先端部付近が反り矯正部材501に押されて、挿入孔401の下側部分との間に挟まれることで、光導波路シート101の反りを矯正することが可能となる。
反り矯正部材501は、反り矯正部材挿入穴203と略同一形状であり、かつ、反り矯正部材挿入穴203より若干小さな寸法である。これにより、反り矯正部材501は、反り矯正部材挿入穴203に容易に挿入でき、かつ、挿入された反り矯正部材501が当接する光導波路シート101の先端部分を容易に押下できる。また、反り矯正部材501は、光コネクタ100と同様に、たとえばシクロオレフィンポリマーなどの材質によって製造される。このように、反り矯正部材501は、光コネクタ100と同じ材質によって製造されてもよく、また、異なる材質によって製造されてもよい。
図6は、図2において、実施の形態1にかかる光コネクタのY−Y’の断面の一例を示す説明図である。図6は、図2におけるA方向から見た光コネクタ100のY−Y’の断面図であるから、図6において、向かって左側が光コネクタ100の右側面であり、右側が光コネクタ100の左側面である。
図6において、挿入孔401の横幅は挿入孔401の入口の「w」を保ったままである。図6においては、横幅が「w」である挿入孔401に、横幅「W」の光導波路シート101が挿入された状態を示している。光導波路シート101には、横幅方向に12個の光路601が一列に設けられている。各光路601は、図3などで示したレンズ群201の12個のレンズの位置にそれぞれ対応している。
また、図6において、反り矯正部材挿入穴203の横幅は、挿入孔401の横幅「w」よりも狭く設定している。ただし、これに限定されるものではなく、挿入孔401の横幅「w」と同じ幅に設定してもよく、挿入孔401の横幅「w」よりも広く設定してもよい。
図6において、位置調整溝202は、左側面および右側面の挿入孔401の延長上に設けられており、いずれも挿入孔401まで貫通している。左右の位置調整溝202の高さ「h’」は、挿入孔401の高さ「h」よりも大きい(h’>h)。ただし、左右の位置調整溝202の高さ「h’」は、挿入孔401の高さ「h」と同じであってもよく,小さくてもよい。
左右の位置調整溝202から、図示を省略する抑え治具を挿入し、光導波路シート101の側端部分に当接させ、左右の抑え治具を互いに調整しながら押下することによって、挿入孔401に挿入された光導波路シート101の横方向の位置の調整をおこなう。
図7は、図2における、実施の形態1にかかる光コネクタのZ−Z’の断面の一例を示す説明図である。図7は、図2における上面から見た光コネクタ100のZ−Z’の断面図であるから、図7において、向かって右側が光コネクタ100の正面であり、左側が光コネクタ100の背面であり、さらに、上側が左側面であり、下側が右側面である。
図7においては、光導波路シート101が挿入された状態を示している。図7からもわかるように、光導波路シート101には、長手方向(挿入方向)に、光路601が12本、平行に設けられている。そして、12本の各光路601の間隔は、レンズ群201の12個の各レンズの隣のレンズとの中心までの距離に対応している。
図7において、位置調整溝202は、左右の側面から挿入孔401までを貫通している。そして、位置調整溝202から、光導波路シート101の側端部分に、図示を省略する抑え治具を挿入し、光導波路シート101の側端部分に当接させることができる。
反り矯正部材挿入穴203の形状、寸法は、図2、図5および図6に示したものに限定されるものではなく、矩形形状に限るものではなく、寸法も、図2、図5および図6に示したものよりも大きくてもよく、また、小さくてもよい。また、図示は省略するが、反り矯正部材挿入穴203は、正面および背面の少なくともいずれかまで達するものであってもよい。同様に、位置調整溝202の寸法も、図2、図6および図7に示したものよりも大きくてもよく、また、小さくてもよい。また、図示は省略するが、位置調整溝202は、正面および背面の少なくともいずれかまで達するものであってもよい。
(光コネクタの製造手順)
図8は、実施の形態1にかかる光コネクタの製造方法の製造手順の一例を示すフローチャートである。図8のフローチャートにおいて、まず、光導波路シート101を、光コネクタ100の挿入孔401に挿入する(ステップS801)。光導波路シート101の光コネクタ100の挿入孔401への挿入は、光導波路シート101の先端部が挿入孔401の最深部に当接するまでおこなわれる。光導波路シート101の光コネクタ100への挿入作業は、作業者によって手作業でおこなわれる。
つぎに、反り矯正部材501によるレンズ群201の配置方向と直交する方向における調整をおこなう(ステップS802)。具体的には、反り矯正部材501を、レンズ群201の配置方向と直交する方向、すなわちたとえば図6において上下方向(垂直方向)に移動させることによって、光導波路シート101の下面を基準として、挿入された光導波路シート101の反りを矯正する。その際、光コネクタ100と光導波路シート101の光結合状態を確認しながら、調整することができる。
反り矯正部材501の上下方向の移動は、図示を省略する所定の調整装置を用いておこなうことができる。また、作業者によって手動でおこなわれてもよい。その際、光導波路シート101を破損しない程度の圧力によって反り矯正部材501を押下する。あるいは、反り矯正部材501の自重による圧力によって光導波路シート101の反りを矯正するようにしてもよい。
図9Aは、レンズ群と光導波路シートの光路のずれの状況の一例を示す説明図であり、図7に示したy−y’の断面図である。図9Aにおいて、円形状で示しているのがレンズであり、四角形状で示しているのが光導波路シート101の光路601である。図9Aでは、挿入孔401に挿入された光導波路シート101の横幅方向の中央部が挿入孔401内で上側に反った状態を示している。図9Aからわかるように、光路601のうち中央部周辺の光路がレンズの中心からずれて上側に位置している。これにより、特に中央付近の光路601において光軸ずれが生じている。
挿入孔401の高さ「h」を光導波路シート101の高さ「H」にできるだけ近づければ、上述のような反りは軽減する。しかしながら、そうすると光導波路シート101の挿入孔401への挿入が難しくなったり、挿入の際に光導波路シート101を破損する虞れが生じる。したがって、ある程度、h>Hとする必要があり、さらには、光導波路シート101の寸法のばらつきや挿入孔401の寸法のばらつきなどがあり、その結果、挿入孔401に挿入された光導波路シート101が挿入孔401内で反るのは、光導波路シート101の形状や材質上、避けられない。
そこで、ステップS802において、反り矯正部材501を用いて、光導波路シート101の反りを解消する。なお、図9Aでは、光導波路シート101の反りは、中央部が上側に反った場合を例示したが、それとは反対に下側に反り、光導波路シート101が波状に反った場合であっても、反り矯正部材501を用いて、光導波路シート101の反りを解消することができる。
図8のフローチャートに戻って、つぎに位置調整溝202によるレンズ群201の配置方向の調整をおこなう(ステップS803)。具体的な調整方法については、上述のように、左右の位置調整溝202から、図示を省略する抑え治具などを挿入し、光導波路シート101の側端部分に当接させ、左右の抑え治具を互いに調整しながら押下することによって、挿入孔401に挿入された光導波路シート101の横方向の位置の調整をおこなう。その際、光コネクタ100と光導波路シート101の光結合状態を確認しながら、調整することができる。調整は、作業者によって手動でおこなわれてもよく、後述する図10に示す、調整装置を用いてもよい。
図9Bは、レンズ群と光導波路シートの光路のずれの状況の他の一例を示す説明図であり、図7に示したy−y’の断面図である。図9Bにおいても、図9Aと同様に、円形状で示しているのがレンズであり、四角形状で示しているのが光導波路シート101の光路601である。図9Bでは、挿入孔401に挿入された光導波路シート101の反りは解消されているが、光導波路シート101が、横幅方向にずれた状態を示している。図9Bからわかるように、光導波路シート101が向かって右側にずれて、各光路601がすべて対応すべきレンズからずれた位置に移動している。これにより、光路601の全般にわたって光軸ずれが生じている。
挿入孔401の横幅「w」を光導波路シート101の幅「W」にできるだけ近づければ、上述のようなずれは軽減する。しかしながら、そうすると、やはり光導波路シート101の挿入孔401への挿入が難しくなったり、挿入の際に光導波路シート101を破損する虞れが生じる。したがって、ある程度、w>Wとする必要があり、さらには、光導波路シート101の寸法のばらつきや挿入孔401の寸法のばらつきなどがあり、その結果、挿入孔401に挿入された光導波路シート101が挿入孔401内でずれるのは避けられない。そこで、ステップS803において、位置調整溝202を介して、光導波路シート101の横方向のずれを解消する。
ここで、ステップS802における反り矯正部材501による調整をおこない、光導波路シート101の反りを矯正し、反り矯正部材501を仮固定する。ここで、仮固定は、光導波路シート101を潰さないように圧力を0.1MPa以下にコントロールするとよい。その後、ステップS803における位置調整溝202による調整をおこなって、横方向における光導波路シート101のずれを調整するのが効率的であり、より有効である。また、仮固定の状態は、反り矯正部材501と光導波路シート101が滑る構造となっているため、光コネクタ100と光導波路シート101の光結合状態を確認しながら、左右の位置調整溝202を用いて光導波路シートの位置を調整することができる。
その後、反り矯正部材501を、たとえば液状UV接着剤などを用いて光コネクタ100に固定する(ステップS804)。これにより、光導波路シート101の光路601と、レンズ群201との位置調整を含む光コネクタ100と光導波路シート101の接続工程を完了し、次工程に進む。
(調整台の構成の一例)
図10は、実施の形態1にかかる光コネクタのY−Y’の断面の一例および調整台の構成の一例を示す説明図である。図10は、光導波路シート101を挿入孔401に挿入済みの光コネクタ100を調整台1001に載置した状態を示している。光コネクタ100を調整台1001に載置する際に、片側(図10において向かって左側)の位置調整溝202には抑え治具1002と、弾性力を有するバネ機構1004とをセットし、もう一方の位置調整溝202には、別の抑え治具1003をセットしている。また、抑え治具1003側に調整機構1005をセットする。
調整機構1005は、押下する圧力を調整しながら、抑え治具1003を光導波路シート101側、すなわち図10において水平方向に右側から左側へ移動させる。それによって、抑え治具1003が光導波路シート101の側端部分を押下し、反対側の側端部分に当接している抑え治具1002およびバネ機構1004との反発力との拮抗によって、光導波路シート101を最適な位置へと移動させることができる。調整機構1005としては、たとえばマイクロ・モーターなどを用いることができる。
光コネクタ100と光導波路シート101の光結合状態の損失データを確認しながら、調整機構1005とバネ機構1004の力を利用して、光導波路シート101の位置調整をおこなうことができる。位置調整ができたところで、抑え治具1002、1003を中に残した状態で、たとえば液状UV接着剤などを流し込んで、抑え治具1002、1003ごと固めて固定する。バネ機構1004は、液状UV接着剤を流し込む際に、取り外すようにしてもよい。このように、調整機構1005を備えた調整台1001を用いることによって、より効率的かつ高精度な調整が可能となる。
以上説明したように、実施の形態1にかかる光コネクタの製造方法によれば、正面に並べて配置されたレンズ群201と、正面の反対側の端面(背面)からレンズ群201方向へ向かって設けられた挿入孔401と、を備える光コネクタ100の当該挿入孔401に、光導波路シート101を光路601の方向に挿入し、光導波路シート101が挿入孔401に挿入された状態で、光コネクタ100に設けられた当該挿入孔401まで貫通する位置調整溝202を介して、当該挿入孔401に挿入された光導波路シート101の側端部分を、レンズ群201の配置方向に沿った方向の少なくともいずれか一方から押下することによって、レンズ群201に対する当該光導波路シート101の光路601の先端の位置を調整する。
これにより、安定した位置決めが可能になることで、特性劣化を少なくでき、歩留まりをよくすることができる。また、実施の形態1にかかる光コネクタおよび光コネクタの製造方法によれば、光導波路シート101や光コネクタ100の公差を厳しく設定する必要がなくなるため、部材のコストダウンを図ることができる。
また、実施の形態1にかかる光コネクタの製造方法によれば、レンズ群201の配置方向に沿った方向の一方には、位置調整溝202の一つを介して光導波路シート101の側端部分の一方に抑え治具1002を当接させ、レンズ群201の配置方向に沿った方向の他方から位置調整溝202の他の一つを介して光導波路シート101の側端部分の他方を押下することによって、当抑え治具1002に当接されている弾性部材1004が有する弾性力を利用して、レンズ群201に対する光導波路シート101の光路601の先端の位置を調整するため、より効率的かつ高精度な調整をすることができる。
また、実施の形態1にかかる光コネクタの製造方法によれば、光導波路シート101が挿入孔401に挿入された状態で、光コネクタ100に設けられた挿入孔401まで貫通する反り矯正部材挿入穴203を介して、反り矯正部材501を用いて、挿入孔401に挿入された光導波路シート101を、レンズ群201の配置方向と直交する方向の一方から押下することによって、レンズ群201に対する光導波路シート101の光路601の先端の位置を調整するため、光導波路シート101の先端部分の反りを確実に矯正することができる。
また、実施の形態1にかかる光コネクタの製造方法によれば、反り矯正部材501を用いたレンズ群201の配置方向に直交する方向の調整の後に、レンズ群201の配置方向に沿った方向の調整をおこなうことにより、光導波路シート101の反りを矯正した後に、レンズ群201の配置方向に沿った方向のレンズ群201と光路601とのずれを調整することができる。
また、実施の形態1にかかる光コネクタの製造方法によれば、調整後、反り矯正部材501を光コネクタ100に固着することによって、光導波路シート101を光コネクタ100に固定するので、特性劣化が少なく、歩留まりよく光コネクタを製造することができる。
また、実施の形態1にかかる光コネクタによれば、正面に並べて配置されたレンズ群201と、背面からレンズ群201方向へ向かって設けられた、光導波路シート101を光導波路シート101の光路601の方向に挿入する挿入孔401と、光導波路シート101が挿入孔401に挿入された状態で、レンズ群201に対する光導波路シート101の光路601の先端の位置を調整する以下の調整部を備える。調整部は、レンズ群201が配置された方向に沿って、光導波路シート101の光路601の先端の位置を調整する第1調整部からなる。
第1調整部は、挿入孔401まで貫通する位置調整溝202を有し、位置調整溝202を介して、挿入孔401に挿入された光導波路シート101の側端部分を、レンズ群201が配置された方向に沿った方向の少なくともいずれか一方から押下することによって、光導波路シート101の光路601の先端の位置を調整する。これによって、光導波路シート101の水平方向に対する光軸ずれを効率よくかつ確実に調整することができる。
また、上記調整部は、レンズ群201が配置された方向と略直交する方向に、光導波路シート101の光路601の先端の位置を調整する第2調整部からなる。第2調整部は、挿入孔401まで貫通する反り矯正部材挿入穴203と、反り矯正部材挿入穴203を介して、挿入孔401に挿入された光導波路シート101を、光導波路シート101の挿入方向と直交する方向の一方から押下することによって、光導波路シート101の光路601の先端の位置を調整する反り矯正部材501と、を有する。これによって、光導波路シート101の水平方向に対する反りを矯正し、光軸ずれを効率よくかつ確実に調整することができる。
従来の製造方法では、光導波路シート101の挿入時(接着固定前)に光損失を確認できればよいが、接着固定しないと挿入孔401内で光導波路シート101の位置が安定しないため、損失測定をすることは困難である。したがって、接着固定後に結合不良が判明してもリペアをすることができず。損失が悪い物は廃棄となる。このように、従来の製造方法では歩留まりが悪い。実施の形態1にかかる光コネクタの製造方法および光コネクタによれば、このような従来の製造方法の問題点を解消し、歩留まりをよくすることができる。
また、挿入孔401の開口サイズと光導波路シート101の寸法(厚、幅)の加工精度を上げることで、はめ合い精度が向上し、装着時のズレ量は少なくなる。しかしながら、間隙が狭いと挿入時の摩擦による光導波路シート101の破損や、突き当て挿入時に奥まで挿入できないといった問題点がある。また、部材のはめ合いを検査データから予測することは可能であるが、そのために個別検査をおこない、サイズ不良による歩留まり低下、強いてはコストアップが生じるという問題点がある。実施の形態1にかかる光コネクタの製造方法および光コネクタによれば、このような従来の製造方法の問題点を解消し、製造の効率化や、コストダウン化を図ることができる。
(実施の形態2)
図11は、実施の形態2にかかる光コネクタのX−X’の断面図の一例を示す説明図である。図11において、実施の形態2にかかる光コネクタ1100には、挿入孔401の最深部付近に、光コネクタ1100の上面から挿入孔401まで達する反り矯正部材挿入穴203があり、この反り矯正部材挿入穴203には反り矯正部材501が挿入されている。さらに、反り矯正部材挿入穴203とは別に、挿入孔401の最深部付近に、光コネクタ1100の底面から挿入孔401まで達する反り矯正部材挿入穴1101を設けている。
図11からもわかるように、反り矯正部材挿入穴203と反り矯正部材挿入穴1101とが、挿入孔401を挟んで対向するように配置されている。そして、この反り矯正部材挿入穴1101には反り矯正部材1102が挿入されている。
このように構成し、光導波路シート101の先端部分を、反り矯正部材501と反り矯正部材1102とによって上下から挟み込むことによって、光導波路シート101の先端部分の反りを矯正することができる。その他の構成については、実施の形態1と同じである。
反り矯正部材挿入穴1101の形状、寸法は、図11に示したものに限定されるものではなく、矩形形状に限るものではなく、寸法も、図11に示したものよりも大きくてもよく、また、小さくてもよい。また、図示は省略するが、反り矯正部材挿入穴1101は、反り矯正部材挿入穴203と同様に、正面および背面の少なくともいずれかまで達するものであってもよい。
図11において、反り矯正部材挿入穴1101は、反り矯正部材挿入穴203よりも小さい寸法としたが、これに限定されるものではない。反り矯正部材挿入穴1101は、反り矯正部材挿入穴203と同じ形状、同じ寸法であってもよく、また、反り矯正部材挿入穴203よりも大きい寸法であってもよい。反り矯正部材挿入穴1101と反り矯正部材挿入穴203の形状が異なるものであってもよい。
また、反り矯正部材1102は、反り矯正部材挿入穴1101と略同一形状であり、かつ、反り矯正部材挿入穴1101より若干小さな寸法である。これは、反り矯正部材501と反り矯正部材挿入穴203との関係と同じである。また、反り矯正部材1102は、反り矯正部材501と同様に、たとえばシクロオレフィンポリマーなどの材質によって製造される。このように、反り矯正部材1102も、反り矯正部材501と同じく、光コネクタ100と同じ材質によって製造されてもよく、また、反り矯正部材501とも、光コネクタ100とも異なる材質によって製造されてもよい。
反り矯正部材1102の上下方向の移動は、図示を省略する所定の調整装置を用いておこなうことができる。また、作業者によって手動でおこなわれてもよい。その際、反り矯正部材501の上下方向の移動と連動して、両者の押下の圧力を調整し、光導波路シート101を破損しないようにする。
以上説明したように、実施の形態2にかかる光コネクタ1100によれば、上下から挟み込むことで、光導波路シート101の先端部分の反りをより確実に矯正し、適切な位置へ移動させることができる。特に、光導波路シート101の厚みにばらつきがあった場合でも対応することができる。
(実施の形態3)
図12は、実施の形態3にかかる光コネクタのX−X’の断面図の一例を示す説明図である。図12において、実施の形態3にかかる光コネクタ1200には、挿入孔401の最深部付近に、光コネクタ1200の上面から挿入孔401まで達する反り矯正部材挿入穴203があり、この反り矯正部材挿入穴203には反り矯正部材501が挿入されている。さらに、挿入孔401の下側には弾性部材1201を備えている。この弾性部材1201は、具体的にはたとえば板バネであり、挿入孔401の最深部付近がたわむように構成されている。
反り矯正部材501を下側へ押下すると、挿入された光導波路シート101とともに、光導波路シート101の下側の弾性部材1201がたわんで下側へ移動する。そしてその際の弾性部材1201の反発力との拮抗によって、光導波路シート101の反りを解消するとともに、光導波路シート101の厚さにばらつきがあった場合でも、当該光導波路シート101を最適な位置(基準高さ)へと移動させることができる。その他の構成については、実施の形態1と同じである。調整後は、弾性部材1201は、それ以後動かないように、たとえば液状UV接着剤などを用いて光コネクタ1200に接着固定するようにしてもよい。
弾性部材1201は、板バネに限定されるものではない。たとえば、図示は省略するが、挿入孔401の下側をゴムなどの弾力性を有する弾性部材で構成することによって、板バネを利用したときと同様の効果を得ることができる。
以上説明したように、実施の形態3にかかる光コネクタ1200および光コネクタの製造方法によれば、図12のように構成することで、弾性部材1201の弾性力を利用して、光導波路シート101の反り矯正と基準高さの調整を同時におこなうことができる。すなわち、反り矯正部材501に圧力を加えて、光導波路シート101を下側へ押し下げることにより、弾性部材1201の反発力によって、光導波路シート101の基準高さの調整をおこなうとともに、光導波路シート101の反りを矯正することができる。
(実施の形態4)
図13は、実施の形態4にかかる光コネクタのX−X’の断面図の一例を示す説明図である。図13において、1301は、たとえばレーザ発生装置あるいはインクジェットプリンタである。光導波路シート101の基準面1302の高さ、すなわち、反り矯正部材挿入穴203部分に対応する挿入孔401の下側部分の高さを調整することによって、レンズ群201と光路601との高さのずれを調整するに当たり、レーザ発生装置/インクジェットプリンタ1301を用いる。具体的には、基準面1302が高すぎる場合はレーザー発生装置1301を用いた切削処理をおこなう。一方、基準面1302が低すぎる場合はインクジェットプリンタ1301によって造形処理をおこなう。その他の構成は、実施の形態1と同じである。
以上説明したように、実施の形態4にかかる光コネクタ1300および光コネクタの製造方法によれば、基準面1302の調整をより確実におこなうことができ、たとえば光導波路シート101の製造工程におけるばらつきなどによる厚みの変動があった場合であっても、高さの調整が容易であり、また、完成後のずれを防止することができる。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)端面に並べて配置されたレンズ群と、当該端面の反対側の端面から当該レンズ群方向へ向かって設けられた挿入孔と、を備える光コネクタの当該挿入孔に、光導波路シートを当該光導波路シートの光路の方向に挿入し、
前記光導波路シートが前記挿入孔に挿入された状態で、前記光コネクタに設けられた当該挿入孔まで貫通する第1の穴部を介して、当該挿入孔に挿入された当該光導波路シートの側端部分を、前記レンズ群の配置方向に沿った方向の少なくともいずれか一方から押下することによって、当該レンズ群に対する当該光導波路シートの光路の先端の位置を調整することを特徴とする光コネクタの製造方法。
(付記2)前記レンズ群の配置方向に沿った方向の一方には、前記第1の穴部の一つを介して前記光導波路シートの側端部分の一方に当接部材を当接させ、当該レンズ群の配置方向に沿った方向の他方から前記第1の穴部の他の一つを介して当該光導波路シートの側端部分の他方を押下することによって、当該当接部材が有する弾性力を利用して、当該レンズ群に対する当該光導波路シートの光路の先端の位置を調整することを特徴とする付記1に記載の光コネクタの製造方法。
(付記3)前記光導波路シートが前記挿入孔に挿入された状態で、前記光コネクタに設けられた当該挿入孔まで貫通する第2の穴部を介して、調整部材を用いて、当該挿入孔に挿入された当該光導波路シートを、前記レンズ群の配置方向と直交する方向の少なくともいずれか一方から押下することによって、当該レンズ群に対する当該光導波路シートの光路の先端の位置を調整することを特徴とする付記1または2に記載の光コネクタの製造方法。
(付記4)前記調整部材を用いた前記レンズ群の配置方向に直交する方向の調整の後に、前記レンズ群の配置方向に沿った方向の調整をおこなうことを特徴とする付記3に記載の光コネクタの製造方法。
(付記5)前記調整後、前記調整部材を前記光コネクタに固着することによって、前記光導波路シートを前記光コネクタに固定することを特徴とする付記3または4に記載の光コネクタの製造方法。
(付記6)端面に並べて配置されたレンズ群と、
当該端面の反対側の端面から当該レンズ群方向へ向かって設けられた、光導波路シートを当該光導波路シートの光路の方向に挿入する挿入孔と、
前記光導波路シートが前記挿入孔に挿入された状態で、前記レンズ群に対する当該光導波路シートの光路の先端の位置を調整する調整部と、
を備えることを特徴とする光コネクタ。
(付記7)前記調整部は、前記レンズ群が配置された方向に沿って、前記光導波路シートの光路の先端の位置を調整する第1調整部からなることを特徴とする付記6に記載の光コネクタ。
(付記8)前記第1調整部は、前記挿入孔まで貫通する第1の穴部を有し、当該第1の穴部を介して、当該挿入孔に挿入された前記光導波路シートの側端部分を、前記レンズ群が配置された方向に沿った方向の少なくともいずれか一方から押下することによって、当該光導波路シートの光路の先端の位置を調整することを特徴とする付記7に記載の光コネクタ。
(付記9)前記調整部は、前記レンズ群が配置された方向と略直交する方向に、前記光導波路シートの光路の先端の位置を調整する第2調整部からなることを特徴とする付記6〜8のいずれか一つに記載の光コネクタ。
(付記10)前記第2調整部は、前記挿入孔まで貫通する第2の穴部と、
前記第2の穴部を介して、前記挿入孔に挿入された前記光導波路シートを、当該光導波路シートの挿入方向と直交する方向の少なくともいずれか一方から押下することによって、当該光導波路シートの光路の先端の位置を調整する調整部材と、
を有することを特徴とする付記9に記載の光コネクタ。
100、1100、1200、1300 光コネクタ
101 光導波路シート
102 光モジュール
201 レンズ群
202 位置調整溝
203、1101 反り矯正部材挿入穴
401 挿入孔
501、1102 反り矯正部材
601 光路
1001 調整台
1002、1003 抑え治具
1004 バネ機構
1005 調整機構
1201 弾性部材
1301 レーザ発生装置/インクジェットプリンタ

Claims (8)

  1. 端面に並べて配置されたレンズ群と、当該端面の反対側の端面から当該レンズ群方向へ向かって設けられた挿入孔と、を備える光コネクタの当該挿入孔に、光導波路シートを当該光導波路シートの光路の方向に挿入し、
    前記光導波路シートが前記挿入孔に挿入された状態で、前記光コネクタに設けられた当該挿入孔まで貫通する第1の穴部を介して、当該挿入孔に挿入された当該光導波路シートの側端部分を、前記レンズ群の配置方向に沿った方向の少なくともいずれか一方から押下することによって、当該レンズ群に対する当該光導波路シートの光路の先端の位置を調整することを特徴とする光コネクタの製造方法。
  2. 前記レンズ群の配置方向に沿った方向の一方には、前記第1の穴部の一つを介して前記光導波路シートの側端部分の一方に当接部材を当接させ、当該レンズ群の配置方向に沿った方向の他方から前記第1の穴部の他の一つを介して当該光導波路シートの側端部分の他方を押下することによって、当該当接部材が有する弾性力を利用して、当該レンズ群に対する当該光導波路シートの光路の先端の位置を調整することを特徴とする請求項1に記載の光コネクタの製造方法。
  3. 前記光導波路シートが前記挿入孔に挿入された状態で、前記光コネクタに設けられた当該挿入孔まで貫通する第2の穴部を介して、調整部材を用いて、当該挿入孔に挿入された当該光導波路シートを、前記レンズ群の配置方向と直交する方向の少なくともいずれか一方から押下することによって、当該レンズ群に対する当該光導波路シートの光路の先端の位置を調整することを特徴とする請求項1または2に記載の光コネクタの製造方法。
  4. 端面に並べて配置されたレンズ群と、
    当該端面の反対側の端面から当該レンズ群方向へ向かって設けられた、光導波路シートを当該光導波路シートの光路の方向に挿入する挿入孔と、
    前記光導波路シートが前記挿入孔に挿入された状態で、前記レンズ群に対する当該光導波路シートの光路の先端の位置を調整する調整部と、
    を備えることを特徴とする光コネクタ。
  5. 前記調整部は、前記レンズ群が配置された方向に沿って、前記光導波路シートの光路の先端の位置を調整する第1調整部からなることを特徴とする請求項4に記載の光コネクタ。
  6. 前記第1調整部は、前記挿入孔まで貫通する第1の穴部を有し、当該第1の穴部を介して、当該挿入孔に挿入された前記光導波路シートの側端部分を、前記レンズ群が配置された方向に沿った方向の少なくともいずれか一方から押下することによって、当該光導波路シートの光路の先端の位置を調整することを特徴とする請求項5に記載の光コネクタ。
  7. 前記調整部は、前記レンズ群が配置された方向と略直交する方向に、前記光導波路シートの光路の先端の位置を調整する第2調整部からなることを特徴とする請求項4〜6のいずれか一つに記載の光コネクタ。
  8. 前記第2調整部は、前記挿入孔まで貫通する第2の穴部と、
    前記第2の穴部を介して、前記挿入孔に挿入された前記光導波路シートを、当該光導波路シートの挿入方向と直交する方向の少なくともいずれか一方から押下することによって、当該光導波路シートの光路の先端の位置を調整する調整部材と、
    を有することを特徴とする請求項7に記載の光コネクタ。
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