JPWO2019097911A1 - コネクタ、通信線、電子機器及び光伝送システム - Google Patents

コネクタ、通信線、電子機器及び光伝送システム Download PDF

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Abstract

【課題】湿度の高い環境下でも良好な光伝送特性を有するコネクタ、通信線、電子機器及び光伝送システムを提供する。【解決手段】コネクタは、光学部品と、付勢機構と、を具備する。上記光学部品は、主面を有する光伝送路を支持する本体と、上記本体と一体成型されて上記主面に配置されたレンズと、上記本体と一体成型され上記主面に上記レンズを囲むように設けられた凸部とを有する。上記付勢機構は、上記光学部品を上記主面に垂直な方向であって上記凸部が上記主面から突出する方向に付勢する。【選択図】図3

Description

本技術は、光データ伝送に用いられるコネクタ、通信線、電子機器及び光伝送システムに関する。
昨今の通信容量の急激な増大に伴い、光を用いた信号の伝送が増えてきている。光伝送システムにおける光接続部において、相互に嵌合するコネクタのレンズ同士を離間して対向させて接続する場合、対向配置されるレンズ間に水分やごみ等が侵入することにより、光信号伝送が滞る。
これに対して、例えば湿度の高い環境下においても安定した光信号伝送を行うために、防水部材、弾性部材、密閉用部材、Oリング等のシール部材等を用いて防水機能を持たせることが提案されている(例えば、特許文献1及び2参照。)。
特開2005−326523号公報 特開2016−80763号公報
以上のような事情に鑑み、本技術の目的は、湿度の高い環境下でも良好な光伝送特性を有するコネクタ、通信線、電子機器及び光伝送システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本技術に係るコネクタは、光学部品と、付勢機構と、を具備する。
上記光学部品は、主面を有する光伝送路を支持する本体と、上記本体と一体成型されて上記主面に配置されたレンズと、上記本体と一体成型され上記主面に上記レンズを囲むように設けられた凸部とを有する。
上記付勢機構は、上記光学部品を上記主面に垂直な方向であって上記凸部が上記主面から突出する方向に付勢する。
このような構成によれば、主面と対向配置される対向面にレンズを有する光学部品を備える接合相手となる相手方コネクタと嵌合し接合した際に、付勢機構により凸部が相手方コネクタの光学部品を対向面側で押圧する。これにより、コネクタの光学部品の主面と相手方コネクタの対向面との間に、凸部により密閉空間が形成され、レンズはこの密閉空間内に配置される。
コネクタと相手方コネクタが嵌合している状態では、外部から密閉空間内へのごみや水分の侵入は凸部によって抑制される。このため、光接続時に、ごみや水分の侵入によってコネクタのレンズと相手方コネクタのレンズとの間で光信号が減衰し、光伝送が滞るということが抑制される。したがって、例えば湿度の高い環境下においても良好な光伝送特性を得ることができる。
本技術に係るコネクタは、光学部品を具備する。
上記光学部品は、主面を有する光伝送路を支持する本体と、上記本体と一体成型されて上記主面に配置されたレンズと、上記本体と一体成型され上記主面に上記レンズを囲むように設けられた凸部とを有する。
上記光学部品は、相手方コネクタから、上記主面に垂直な方向であって上記凸部が上記主面から突出する方向とは反対方向に付勢される
このような構成によれば、主面と対向配置される対向面にレンズを有する光学部品を備える接合相手となる相手方コネクタと嵌合し接合した際に、凸部は、対向面側で相手方コネクタの光学部品から押圧される。これにより、コネクタの光学部品の主面と相手方コネクタの対向面との間に、凸部により密閉空間が形成され、レンズはこの密閉空間内に配置される。
コネクタと相手方コネクタが嵌合している状態では、外部から密閉空間内へのごみや水分の侵入は凸部によって抑制される。このため、光接続時に、ごみや水分の侵入によってコネクタのレンズと相手方コネクタのレンズとの間で光信号が減衰し、光伝送が滞るということが抑制される。したがって、例えば湿度の高い環境下においても良好な光伝送特性を得ることができる。
上記相手方コネクタは光学部品を有し、上記コネクタの光学部品が上記相手方コネクタの光学部品から押圧された状態を上記付勢機構による付勢力に抗して保持するロック部を更に具備してもよい。
上記コネクタの光学部品を上記主面に垂直な方向であって上記凸部が上記主面から突出する方向に付勢する付勢機構を更に具備してもよい。
上記相手方コネクタの光学部品は、上記主面に対向する対向面を有する光伝送路を支持する本体と、上記対向面に設けられた上記本体と一体成型された凸部を有し、上記コネクタの凸部は、上記相手方コネクタの付勢機構により上記相手方コネクタの凸部から押圧されてもよい。
上記相手方コネクタの光学部品は、上記主面に対向する対向面を有する光伝送路を支持する本体と、上記対向面に設けられた上記本体と一体成型された凸部を有し、上記コネクタの凸部は、上記相手方コネクタの付勢機構により上記相手方コネクタから上記対向面で押圧され、上記主面は、上記相手方コネクタの付勢機構により上記相手方コネクタの光学部品の凸部から押圧されてもよい。
本技術に係る通信線は、光伝送路と、コネクタと、を具備する。
上記コネクタは、主面を有する上記光伝送路の一端部を支持する本体と、上記本体と一体成型されて上記主面に配置されたレンズと、上記本体と一体成型され上記主面に上記レンズを囲むように設けられた凸部とを有する光学部品と、上記光学部品を上記主面に垂直な方向であって上記凸部が上記主面から突出する方向に付勢する付勢機構とを備える。
本技術に係る通信線は、光伝送路と、コネクタと、を具備する。
上記コネクタは、主面を有する上記光伝送路の一端部を支持する本体と、上記本体と一体成型されて上記主面に配置されたレンズと、上記本体と一体成型され上記主面に上記レンズを囲むように設けられた凸部とを有する光学部品を備える。
上記光学部品は、上記コネクタと接合する相手方コネクタから、上記主面に垂直な方向であって上記凸部が上記主面から突出する方向とは反対方向に付勢される。
本技術に係る電子機器は、コネクタと、伝達部とを具備する。
上記コネクタは、主面を有する光伝送路を支持する本体と、上記本体と一体成型されて上記主面に配置されたレンズと、上記本体と一体成型され上記主面に上記レンズを囲むように設けられた凸部とを有する光学部品と、上記光学部品を上記主面に垂直な方向であって上記凸部が上記主面から突出する方向に付勢する付勢機構とを備える。
上記伝達部は、上記光伝送路からの信号を受信又は上記光伝送路へ信号を送信する。
本技術に係る電子機器は、コネクタと、伝達部とを具備する。
上記コネクタは、主面を有する光伝送路を支持する本体と、上記本体と一体成型されて上記主面に配置されたレンズと、上記本体と一体成型され上記主面に上記レンズを囲むように設けられた凸部とを有する光学部品を備える。
上記伝達部は、上記光伝送路から信号を受信又は上記光伝送路へ信号を送信する。
上記光学部品は、上記コネクタと接合する相手方コネクタから、上記主面に垂直な方向であって上記凸部が上記主面から突出する方向とは反対方向に付勢される。
本技術に係る光伝送システムは、コネクタと、相手方コネクタとを具備する。
上記コネクタは、主面を有する光伝送路を支持する本体と、上記本体と一体成型されて上記主面に配置されたレンズと、上記本体と一体成型され上記主面に上記レンズを囲むように設けられた凸部とを有する光学部品と、上記光学部品を上記主面に垂直な方向であって上記凸部が上記主面から突出する方向に付勢する付勢機構とを備える。
上記相手方コネクタは、上記主面と対向配置される対向面を有する光伝送路を支持する本体と、上記対向面を有する本体と一体成型されて上記対向面に配置されたレンズとを有する光学部品を備え、上記コネクタと接合する。
上記凸部は、上記コネクタの光学部品が上記付勢機構により付勢されて、上記相手方コネクタの光学部品を上記対向面側で押圧する。
本技術に係る光伝送システムは、コネクタと、相手方コネクタとを具備する。
上記コネクタは、主面を有する光伝送路を支持する本体と、上記本体と一体成型されて上記主面に配置されたレンズと、上記本体と一体成型され上記主面に上記レンズを囲むように設けられた凸部とを有する光学部品を備える。
上記相手方コネクタは、上記主面と対向配置される対向面を有し光伝送路を支持する本体と、上記対向面を有する本体と一体成型されて上記対向面に配置されたレンズとを有する光学部品と、付勢機構とを備え、上記コネクタと接合する。
上記凸部は、上記相手方コネクタの光学部品が上記付勢機構により上記主面に垂直な方向であって上記凸部が上記主面から突出する方向と反対の方向に付勢されて、上記相手方コネクタの光学部品から上記対向面側で押圧される。
上記コネクタの光学部品と上記相手方コネクタの光学部品とが押圧されて当接した状態を上記付勢機構による付勢力に抗して保持するロック部を更に具備してもよい。
以上のように、本技術によれば、良好な光伝送特性を提供することができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術の第1の実施形態に係る光伝送システムの構成を示す概念図である。 上述の光伝送システムの光接続部を構成する第1のコネクタ及び第2のコネクタの断面図であり、第1のコネクタと第2のコネクタとを嵌合する前の状態を示す図である。 上述の光伝送システムの光接続部を構成する第1のコネクタと第2のコネクタとを嵌合した時の断面図である。 図3のIV−IV線で切断した部分拡大断面図であり、第1の光学部品と第2の光学部品の光接続部の状態を示す図である。 上述の光伝送システムの光接続部の部分拡大断面図であり、第1の光学部品と第2の光学部品の光接続部の状態を示す図である。 第2の実施形態に係る光伝送システムの光接続部を構成する第1のコネクタ及び第2のコネクタの部分拡大図であり、第1のコネクタと第2のコネクタとを嵌合する前の状態を示す図である。 第2の実施形態における第1のコネクタと第2のコネクタとを嵌合した時の部分拡大断面図であり、第1の光学部品と第2の光学部品の状態を示す図である。 図7のVIII−VIII線で切断した断面図である。 第3の実施形態の光伝送システムの光接続部を構成する第1のコネクタと第2のコネクタとを嵌合した状態の部分拡大断面図であり、第1の光学部品と第2の光学部品の状態を示す図である。
以下、本技術に係る実施形態を、図面を参照しながら説明する。
<第1の実施形態>
[光伝送システム]
本実施形態における光伝送システムは、繰り返し着脱が可能な光コネクタ接続部を有する。
図1は、光伝送システム1の一構成を示す概念図である。
光伝送システム1は、第1の電子機器100と、第2の電子機器200と、これらの電子機器を接続するためのコネクタ付き光ケーブル300とを備える。
第1の電子機器100は、レセプタクルを構成する第2のコネクタ20Aと、伝達部としての送信/受信部101と、光伝送路としての光ファイバ26Aと、を有している。
第2の電子機器200は、レセプタクルを構成する第2のコネクタ20Bと、伝達部としての送信/受信部201と、光伝送路としての光ファイバ26Bと、を有している。
コネクタ付き光ケーブル300は通信線である。コネクタ付き光ケーブル300は、光ケーブル16と、光ケーブル16の一端に設けられた一端側プラグとしての第1のコネクタ10Aと、光ケーブル16の他端に設けられた他端側プラグとしての第1のコネクタ10Bとを有している。
通信線には、光伝送路を備える光コード、光ケーブル等がある。
光ケーブル16は、光伝送路としての光ファイバ等の光導波路と、この光ファイバを被覆する被覆部と、から構成される。
第1の電子機器100に用いられる光伝送路、第2の電子機器200に用いられる光伝送路、光ケーブル16に用いられる光伝送路は、光ファイバ等の光導波路であり、典型的には光ファイバである。ここでは光ファイバを用いて説明する。
第1のコネクタ10A(10B)と第2のコネクタ20A(20B)とを嵌合することにより、第1の電子機器100(第2の電子機器200)と、光ケーブル16とは光接続される。
本実施形態の光伝送システム1は、例えばコネクタの挿抜が行われやすい民生機器間の通信網に適用することができる。民生機器間の通信網の例としては、家庭内の通信網や自動車内での通信網等がある。
家庭内での通信網において、電子機器としては、例えば、ルーター、テレビ、ディスクレコーダ、オーディオ機器、電話、パーソナルコンピュータ、ゲーム機、照明、冷蔵庫、エアコン、光電変換器等があり、例えば家電製品のネットワーク化等が可能となる。
光電変換器は、光信号を電気信号に変換、又は、電気信号を光信号に変換することが可能な機器である。
また、自動車内での通信網において、電子機器としては、ナビゲーションコントロールユニット、GPS(Global Positioning System)、表示モニタ等がある。
第1のコネクタ10A(10B)は、第1の光学部品12A(12B)を有する。
第2のコネクタ20A(20B)は、第2の光学部品22A(22B)を有する。
各コネクタの詳細については後述する。
第2のコネクタ20Aと第2のコネクタ20Bとは同様の構成を有する。
ここでは、第1の電子機器100、第2の電子機器200それぞれに設けられる第2のコネクタを区別するために、それぞれ符号20A、20Bを付して説明するが、特に区別する必要がない場合は、単に第2のコネクタ20と称して説明する。第2の光学部品22A及び第2の光学部品22Bについても同様に、特に区別する必要がない場合は、単に第2の光学部品22と称する。
第1のコネクタ10Aと第1のコネクタ10Bとは同様の構成を有する。
コネクタ付き光ケーブル300の一端側プラグと他端側プラグとを区別するために、それぞれ符号10A、10Bを付して説明するが、特に区別する必要がない場合は、単に第1のコネクタ10と称して説明する。第1の光学部品12A及び第1の光学部品12Bについても同様に、特に区別する必要がない場合は、単に第1の光学部品12と称する。
また、ここでは、相互に嵌合可能な2つのコネクタをそれぞれ区別するために、便宜的に第1のコネクタ及び第2のコネクタと称して説明する。
第1のコネクタは、第2のコネクタからみて第2のコネクタの光接続相手方となる相手方コネクタである。また、第2のコネクタは、第1のコネクタからみて第1のコネクタの光接続相手方となる相手方コネクタである。
本実施形態では、コネクタ付き光ケーブル300に用いられるコネクタ(プラグ)を第1のコネクタ10、第1の電子機器100又は第2の電子機器200に用いられるコネクタ(レセプタクル)を第2のコネクタ20と称する。
第1のコネクタ10の第1の光学部品12及び第2のコネクタ20の第2の光学部品22は、いずれもプラグ側のコネクタにもレセプタクル側のコネクタにも適用することができる。
第1の電子機器100(第2の電子機器200)が送信側機器である場合、第2の光学部品22A(22B)は光出力部を構成し、これに対応して第1のコネクタ10A(10B)の第1の光学部品12A(12B)は光入力部を構成する。
一方、第1の電子機器100(第2の電子機器200)が受信側機器である場合、第2の光学部品22A(22B)は光入力部を構成し、これに対応して第1のコネクタ10A(10B)の第1の光学部品12A(12B)は光出力部を構成する。
第2の光学部品22A(22B)と送信/受信部とは光ファイバ26A(26B)を介して接続されている。第2の光学部品22A(22B)は、送信/受信部101(201)に接続する光ファイバ26A(26B)の一端を支持する。
送信/受信部101(201)は、第1の電子機器100(第2の電子機器200)が送信側機器である場合には、データ(送信データ)を光信号に変換し、当該光信号を、光ファイバ26A(26B)を通じて第2の光学部品22A(22B)に供給する。
一方、送信/受信部101(201)は、第1の電子機器100(第2の電子機器200)が受信機器である場合には、第2の光学部品22A(22B)から光ファイバ26A(26B)を通じて供給される光信号からデータ(受信データ)を得、これを電気信号に変換して出力する。
このように、本実施形態では、送信/受信部101及び201は、データの受信又は送信の少なくともいずれか一方が可能に構成されるとともに、光信号を電気信号に変換、又は、電気信号を光信号に変換する光電変換部としても機能する。
本実施形態では、光電変換部は、電気信号を光信号に変換する電気/光信号変換の機能のみを有する場合、光信号を電気信号に変換する光/電気信号変換の機能のみを有する場合、電気/光信号変換と光/電気信号変換の両方の機能を有する場合を含む。
[コネクタ]
次に、第1の電子機器100及び第2の電子機器200それぞれに用いられる第2のコネクタ(レセプタクル)20と、コネクタ付き光ケーブル300の第1のコネクタ(プラグ)10について詳細に説明する。
図2は、光伝送システム1の光接続部を構成する第1のコネクタ10と第2のコネクタ20の断面図であり、第1のコネクタ10と第2のコネクタ20とを嵌合する前の状態を示す。
図3は、第1のコネクタ10と第2のコネクタ20とを嵌合した状態を示す断面図である。
(第1のコネクタの構成)
図2及び図3に示すように、第1のコネクタ10は、第1の光学部品12と、第1のハウジング11と、を備える。
第1の光学部品12は、第1の光学部品本体(以下、単に「第1の本体」と称する。)121と、第1のレンズ122と、第1の凸部123と、を有する。
第1の本体121は第1の主面124を有する。
図1に示すように、第1のコネクタ10Aと第1のコネクタ10Bとの間には光ケーブル16が配設される。光ケーブル16の光ファイバの一端部は第1のコネクタ10Aによって支持され、他端部は第1のコネクタ10Bによって支持される。
第1の本体121には、光ケーブル16の光ファイバの端部が差し込まれる光ファイバ挿入穴(図示せず)が設けられる。光ケーブル16の光ファイバの端部は、光ファイバと第1のレンズ122との光軸が一致するように、光ファイバ挿入穴によって第1の本体121内で支持される。光ケーブル16の端部は、第1の本体121により支持され、第1の主面124と対向配置される反対側の他の主面125側から第1のコネクタ10の外部へ引き出される。
第1のレンズ122は、第1の本体121と一体射出成型されて第1の主面124上に形成される。第1のレンズ122は1つ又は複数形成される。
第1のレンズ122は、第1の本体121内に支持されている光ケーブル16から出射される光信号を直線光にして第1の光学部品12から出射する。また、第1のレンズ122には、第2のコネクタ20から出射された光信号が入射される。
第1の凸部123は、第1の本体121と一体射出成型されて第1の主面124上に形成される。第1の凸部123は、第1の主面124上で、第1のレンズ122を囲むように壁状に形成される。
第1の凸部123は、第1の主面124を平面視したときに矩形の額縁状の平面形状を有する。第1の凸部123は、第1の主面124に対し垂直な高さ方向において、額縁の幅が均一となっている。第1の凸部123の頂部は第1の主面124と平行な平坦面である。
第1の本体121、第1のレンズ122及び第1の凸部123は、典型的にはポリエーテルイミドを用いて形成される。
第1のハウジング11は、第1の光学部品12を保持する。
第1のハウジング11の一端部には、第1の光学部品12が挿入され、第1の光学部品12を保持する凹部111が設けられている。第1の光学部品12は、凹部111に挿入され第1のハウジング11内で、その位置が移動しないように固定される。
第1の光学部品12は、第1の主面124に配置される第1の凸部123及び第1のレンズ122が凹部111内で第1のハウジング11から突出するように支持される。
凹部111は、第1のハウジング11内に第1の光学部品12が配置された状態で、凹部111内で、凹部111の開口位置よりも低い位置に第1の凸部123の頂部が位置するように設けられる。
これにより、第1のハウジング11内に第1の光学部品12が配置された状態で、第1のコネクタ10の一端部側に凹部が形成される。
第1のハウジング11は、第1のコネクタ10と第2のコネクタ20との嵌合時に、後述する第2のコネクタ20の挿入用凹部211に挿入される。第1のコネクタ10と第2のコネクタ20との嵌合時、第1のコネクタ10の一端部側に形成される凹部内に、第1の光学部品12と第2の光学部品22との当接部分が位置する。
第1のハウジング11の一端部の周縁部には、第1のコネクタ10を第2のコネクタ20の挿入用凹部211に挿入するときのガイドとなるテーパ部112が設けられている。
第1のハウジング11の外側面には、第1のコネクタ10と第2のコネクタ20とを位置決めして第1のコネクタ10と第2のコネクタ20とを嵌合するロック部70の一部を構成するロック孔17が設けられている。
(第2のコネクタの構成)
図1及び図2に示すように、第2のコネクタ20は、第2の光学部品22と、第2の付勢機構としての第2の付勢バネ23と、第2のハウジング21と、を備える。
第2の光学部品22は、第2の光学部品本体(以下、単に「第2の本体」と称する。)221と、第2のレンズ222と、第2の凸部223と、を有する。
第2の本体221は第2の主面224を有する。
第1の光学部品12を備える第1のコネクタ10からみて、相手方コネクタである第2のコネクタ20の第2の光学部品22の第2の主面224は、第1の主面124に対向配置される対向面である。
第2の光学部品22を備える第2のコネクタ20からみて、相手方コネクタである第1のコネクタ10の第1の光学部品12の第1の主面124は、第2の主面224に対向配置される対向面である。
第2の本体221には、光ファイバ26の端部が差し込まれる光ファイバ挿入穴(図示せず)が設けられる。光ファイバ26の端部は、光ファイバ26と第2のレンズ222との光軸が一致するように、光ファイバ挿入穴によって第2の本体221内で支持される。光ファイバ26は、第2の本体221により支持され、第2の主面224と対向配置される反対側の他の主面225側から第2のコネクタ20の外部へ引き出される。
第2のレンズ222は、第2の本体221と一体射出成型されて第2の主面224上に形成される。第2のレンズ222は、嵌合する相手方の第1のコネクタ10の第1の光学部品12に設けられる第1のレンズ122と同じ数設けられる。
第2のレンズ222は、第2の本体221内に支持されている光ファイバ26から出射される光信号を直線光にして第2の光学部品22から出射する。また、第2のレンズ222には、第1のコネクタ10から出射された光信号が入射される。
第2の凸部223は、第2の本体221と一体射出成型されて第2の主面224上に形成される。第2の凸部223は、第2の主面224上で、第2のレンズ222を囲むように壁状に形成される。
第2の凸部223は、第1の凸部123と同様に、第2の主面224を平面視したときに矩形の額縁状の平面形状を有する。第2の凸部223は、第2の主面224に対し垂直な高さ方向において、額縁の幅が均一となっている。第2の凸部223の頂部は第2の主面224と平行な平坦面である。
第1の凸部123と第2の凸部223は互いに合同な形状である。第1のコネクタ10と第2のコネクタ20とを嵌合したときに、第1の凸部123と第2の凸部223それぞれの頂部が当接し、かつ、第1のレンズ122と第2のレンズ222とが離間して配置されるように、第1の凸部123及び第2の凸部223の高さは設定される。
第2の本体221、第2のレンズ222及び第2の凸部223は、典型的にはポリエーテルイミドを用いて形成される。
第2の付勢バネ23は、第2の本体221の第2の主面224と対向する他の主面225側に配置される。
第2の付勢バネ23は、第2の光学部品22を第2の主面224に垂直な方向であって第2の凸部223が第2の主面224から突出する方向に付勢する付勢機構である。
第2の付勢バネ23は、第1のコネクタ10と第2のコネクタ20とを嵌合したときに縮設され、第2の光学部品22が第1の光学部品12を第2の主面224に垂直な方向で押すように、第2の光学部品22を付勢する。
第2のハウジング21は、第2の光学部品22と第2の付勢バネ23を保持する。
第2のハウジング21の一端部には、第2の光学部品22が挿入され、第2の光学部品22を保持する挿入用凹部211が設けられている。第2の光学部品22は、第2のハウジング21内で、第2の主面224と垂直な方向、換言すると、第2の付勢バネ23の縮設、伸張する方向に移動可能となっている。
第2の光学部品22は、第2の主面224に配置される第2の凸部223及び第2のレンズ222が挿入用凹部211内で第2のハウジング21から突出するように支持される。
挿入用凹部211は、第2のハウジング21内に第2の光学部品22が配置された状態で、挿入用凹部211の開口位置よりも低い位置に第2の凸部223の頂部が位置するように設けられる。
これにより、第2のハウジング21内に第2の光学部品22が配置された状態で、第2のコネクタ20の一端部側に凹部が形成される。
第2のハウジング21の挿入用凹部211内には、第1のコネクタ10と第2のコネクタ20との嵌合時に、第1のコネクタ10が挿入される。
第2のハウジング21の外側面には、ロック部70の一部を構成するロック部材27が設けられる。
ロック部材27は、その一部が挿入用凹部211内に向かって突出する山折り状態のバネ部材からなる。
(ロック部の構成)
ロック部70は、ロック孔17とロック部材27と、を有する。
ロック部材27の山折り部分がロック孔17に挿入され、第1の光学部品12が第2の付勢バネ23の付勢力に抗って、ロック部材27がロック孔17に係り止めされることにより、第1のコネクタ10と第2のコネクタ20とは嵌合する。
第1のコネクタ10が第2のコネクタ20の挿入用凹部211内に挿入される時、及び、第1のコネクタ10が第2のコネクタ20から抜去される時は、第1のコネクタ10及び第2のコネクタ20が第1の主面124及び第2の主面224と垂直な方向でスライド移動する。このスライド移動時、ロック部材27の山折り部分は、第1のハウジング11の外側面により第1のハウジング11の外側に押し出される。
第1のコネクタ10が第2のコネクタ20に挿入され、ロック部材27とロック孔17とが対応する位置まで第1のコネクタ10がスライド移動されると、ロック部材27の山折り部分がロック孔17に嵌る。これにより、第1のコネクタ10と第2のコネクタ20とが嵌合されて位置決めされ、第2のコネクタ20からの第1のコネクタ10の抜けが規制される。
[第1のコネクタと第2のコネクタの嵌合時の構成]
図3及び図4を用いて以下説明する。
図4は、第1の光学部品12と第2の光学部品22との光接続部の部分拡大断面図である。図4は、図3のIV−IV線で切断した断面図に相当する。図4において、第1のハウジング11及び第2のハウジング21の図示を省略している。
第1のコネクタ10と第2のコネクタ20とが嵌合した状態では、ロック部70により、第1の光学部品12と第2の光学部品22とが押圧されて当接した状態が保持され、第1の光学部品12と第2の光学部品22の位置は固定されている。
嵌合状態では、第1の光学部品12の第1の主面124と第2の光学部品22の第2の主面224とは離間して平行に対向配置される。第1のレンズ122と第2のレンズ222とはそれぞれレンズ同士が対応して離間して対向配置される。
ロック部70により第1のコネクタ10と第2のコネクタ20とが嵌合した状態で、第2の付勢バネ23は縮設される。第2の付勢バネ23が縮設されることにより、第1の光学部品12は、第2の付勢バネ23により、第2の光学部品22を介して、第1の主面124に垂直な方向であって、第1の凸部123が第1の主面124から突出する方向とは逆の方向に押される。
第2の付勢バネ23により、第2の凸部223の頂部は、第2の主面224に垂直な方向であって、第2の凸部223が第2の主面224から突出する方向に、第1の光学部品12の第1の主面124側を押圧し、第1の光学部品12と当接する。詳細には、第2の凸部223の頂部は、第1の主面124側にある第1の凸部123の頂部を押圧する。
また、第1の凸部123の頂部は、第2の光学部品22に押圧され、第2の主面224側で第2の光学部品22に当接される。詳細には、第1の凸部123の頂部は、第2の主面224側にある第2の凸部223の頂部に押圧され、第2の凸部223と当接する。
このように、第2の凸部223の頂部が第1の凸部123の頂部を押圧し、両者は密着して当接される。これにより、第1の主面124と第2の主面224との間には、第1の凸部123と第2の凸部223とによって密閉空間71が形成される。第1のレンズ122及び第2のレンズ222は、この密閉空間71内に配置される。
このように、本実施形態においては、第1の光学部品12と第2の光学部品22とは端面非接触で光接続される。
図5は、光接続部の部分拡大断面図である。図5では、第1のハウジング11及び第2のハウジング21の図示を省略している。
図3に示すように、第1のコネクタ10と第2のコネクタ20とが嵌合した状態では、第1のハウジング11が第2のハウジング21の内部に挿入されるので、第1のハウジング11と第2のハウジング21により、外部から第1の光学部品12と第2の光学部品22との光接続部にごみや水分が侵入しにくくなっている。
更に、本実施形態においては、第1のレンズ122が配置される第1の主面124と第2のレンズ222が配置される第2の主面224との間に、第1の凸部123と第2の凸部223とによって第1のレンズ122及び第2のレンズ222を囲む壁が形成され、密閉空間71が形成される。
これにより、図5に示すように、密閉空間71内へのごみや水分30の侵入が、第1の凸部123と第2の凸部223とにより抑制される。その結果、ごみや水分30の侵入によって第1のレンズ122と第2のレンズ222との間で光信号が減衰し、光伝送が滞るということが抑制される。したがって、光伝送システムにおいて、例えば湿度の高い環境下においても良好な光伝送特性を得ることができる。
また、本実施形態では、第1のコネクタ10と第2のコネクタ20とが繰り返し挿抜されても、第1の凸部123と第2の凸部223とが劣化しにくい。
すなわち、第1の凸部123の頂部と第2の凸部223の頂部とが押圧により当接されるので、繰り返しの挿抜によって、第1の凸部123と第2の凸部223とが擦れて摩耗するということがなく、第1の凸部123と第2の凸部223の劣化が抑制される。
これにより、長期にわたって安定した光伝送特性を提供することができる。
また、本実施形態では、一体成型された第1の本体121及び第1の凸部123と、一体成型された第2の本体221及び第2の凸部223により、密閉空間71が形成される。
本体の主面及び凸部には、剛性の高い、例えばポリエーテルイミドのような樹脂が用いられている。
例えば、柔軟性を有するゴム状、スポンジ状といった材料からなる密封用部材を用いる場合では、長時間の使用や挿抜などにより、柔軟性が損なわれやすく、シール特性が劣化しやすい傾向がある。
これに対し、本実施形態では、密閉空間71を形成するにあたり、剛性の高い材料を用いているので、長時間の使用や挿抜などにより劣化しにくく、長期にわたって安定した光伝送特性を提供することができる。
また、本実施形態では、第1の光学部品12(第2の光学部品22)において、第1の本体121(第2の本体221)と、第1のレンズ122(第2のレンズ222)と、第1の凸部123(第2の凸部223)とは一体成型される。
一体成型することにより、第1の本体121(第2の本体221)内に挿入され、支持される光ケーブル16の光ファイバ(光ファイバ26)と第1のレンズ122(第2のレンズ222)との位置合わせが容易となる。
一体成型することにより、第1の本体121(第2の本体221)の第1の主面124(第2の主面224)、第1のレンズ122(第2のレンズ222)に対して位置精度よく第1の凸部123(第2の凸部223)を形成することができる。その結果、第1のコネクタ10と第2のコネクタ20との嵌合時の第1の凸部123と第2の凸部223との当接精度を良好なものとすることができる。
ここで、第1のコネクタ10と第2のコネクタ20との嵌合時の位置決めに、位置決めピンを用いてもよい。この場合、嵌合時に、第1の光学部品12と第2の光学部品22とが互いに対向する面それぞれに、位置決めピン及び位置決め穴が配置される。
例えば、第1の光学部品12の第1の主面124に位置決め穴が配置され、第2の光学部品22の第2の主面224に、嵌合時に位置決め穴に挿入される位置決めピンが配置される。位置決め穴及び位置決めピンは、それぞれ2つずつ配置される。
位置決めピン及び位置決め穴はそれぞれ、嵌合した際に、第1の凸部123及び第2の凸部223により形成される壁の外側又は内側に位置するように設けられる。
このように第1の光学部品12、第2の光学部品22のそれぞれに位置決めピン、又は、位置決め穴を設けることにより、第1の光学部品12と第2の光学部品22との接合位置決め精度が向上する。
尚、ここでは、第1の光学部品12に位置決め穴、第2の光学部品22に位置決めピンを設けたが、第1の光学部品12に位置決めピン、第2の光学部品22に位置決め穴を設けても良い。また、第1の光学部品12に位置決め穴、位置決めピンを1つずつ設け、これらに対応して位置するように、第2の光学部品22に位置決めピン、位置決め穴を1つずつ設けても良い。
また、位置決めピン及び位置決め穴の数、配置場所は上述したもの限定されず、種々変更を加え得ることは勿論である。
本実施形態においては、光学部品に位置決めピン及び位置決め穴を設けたが、ハウジングに位置決めピン及び位置決め穴を設けてもよい。これにより、ハウジング間の位置決め精度が向上し、これらハウジングに保持される第1の光学部品と第2の光学部品との接合位置決め精度が向上する。
尚、上述のように、光学部品に位置決めピン及び位置決め穴を設けた方が好ましく、より光学部品間の接合位置決め精度が向上する。また、互いに接合する第1及び第2の光学部品に位置決めピン及び位置決め穴を設けた構成に加えて、互いに嵌合する第1及び第2のハウジングに位置決めピン及び位置決め穴を設けてもよい。
<第2の実施形態>
第1の実施形態の光伝送システムの光接続部における相互に嵌合するコネクタでは、第1のコネクタの第1の凸部と第2のコネクタの第2の凸部とが互いに合同な形状であったが、合同な形状でなくてもよい。
また、第1の実施形態においては、相互に嵌合するコネクタの一方のコネクタにのみ付勢機構を設けたが、双方のコネクタに付勢機構を設けてもよい。
以下、第2の実施形態として、図面を用いて、光伝送システムでの光接続部におけるコネクタの他の形態について説明する。第1の実施形態と相違する点について主に説明し、第1の実施形態と同様の構成については同様の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
第2の実施形態における光接続部のコネクタでは、第1の実施形態と比較して、第1のコネクタ及び第2のコネクタのそれぞれに設けられる第1の凸部と第2の凸部とが互いに合同な形状でない点、第1のコネクタと第2のコネクタの双方が付勢機構を有する点で、相違する。
図6は、第2の実施形態における光接続部の部分拡大断面図であり、第1のコネクタ510の第1の光学部品512と第2のコネクタ520の第2の光学部品522の構造を説明する図である。
図7は、第2の実施形態における第1のコネクタ510と第2のコネクタ520との嵌合時における、第1の光学部品512と第2の光学部品522の光接続時の構造を説明する図である。
図8は、第1のコネクタ510と第2のコネクタ520との光接続部分の概略断面図である。図8は、図7のVIII−VIII線で切断した断面図に相当する。
図6〜図8において、第1のハウジング11及び第2のハウジング21の図示を省略している。
第1のコネクタ510は、第1の光学部品512と、第1の付勢機構としての第1の付勢バネ13と、第1のハウジング(図示せず)と、を備える。
第1のハウジングは、第1の光学部品512と第1の付勢バネ13とを保持する。
第2のコネクタ520は、第2の光学部品522と、第2の付勢機構としての第2の付勢バネ23と、第2のハウジング(図示せず)と、を備える。
第2のハウジングは、第2の光学部品522と第2の付勢バネ23とを保持する。
第1の光学部品512は、第1の本体121と、第1のレンズ122と、第1の凸部5123と、を有する。第1の本体121と、第1のレンズ122と、第1の凸部5123は一体成型される。
第2の光学部品522は、第2の本体221と、第2のレンズ222と、第2の凸部5223と、を有する。第2の本体221と、第2のレンズ222と、第2の凸部5223とは一体成型される。
第1の凸部5123(第2の凸部5223)は、第1の主面124(第2の主面224)を平面視したときに矩形の額縁の平面形状を有する。第1の凸部5123(第2の凸部5223)は、第1の主面124(第2の主面224)に対し垂直な高さ方向において、額縁の幅が均一となっている。第1の凸部5123(第2の凸部5223)の頂部は、第1の主面124(第2の主面224)と平行な平坦面である。
第1の凸部5123と第2の凸部5223とは、平面形状における額縁の外縁形状が相似であり、また、額縁の内縁形状においても相似である。第1の凸部5123と第2の凸部5223の平面形状における額縁の幅は同じである。
第1の凸部5123及び第2の凸部5223の、第1の主面124及び第2の主面224それぞれに対し垂直な方向における高さは同じである。
第1の凸部5123及び第2の凸部5223のそれぞれの高さは、第1のレンズ122の高さと第2のレンズ222の高さとの合計の値よりも大きい値となるように設定される。
第2の凸部5223の平面形状における額縁の外縁の大きさは、第1の凸部5123の平面形状における額縁の内縁の大きさよりやや小さい、或いは、同じとなっている。
第1のコネクタ510と第2のコネクタ520とを嵌合したとき、第1の凸部5123の頂部は第2の主面224に当接し、第2の凸部5223の頂部は第1の主面124に当接する。
第1の付勢バネ13は、第1の光学部品512を第1の主面124に垂直な方向であって第1の凸部5123が第1の主面124から突出する方向に付勢する。
第2の凸部5223は、第1の付勢バネ13により、第2の凸部5223が第2の主面224から突出する方向と反対の方向に付勢されて、第1の光学部品512と第1の主面124側で当接する。つまり、第2の凸部5223は、第1の光学部品512から押圧されて第1の光学部品512と第1の主面124側で当接する。
第2の付勢バネ23は、第2の光学部品522を第2の主面224に垂直な方向であって第2の凸部5223が第2の主面224から突出する方向に付勢する。
第1の凸部5123は、第2の付勢バネ23により、第1の凸部5123が第1の主面124から突出する方向と反対の方向に付勢されて、第2の光学部品522と第2の主面224側で当接する。つまり、第1の凸部5123は、第2の光学部品522から押圧されて第2の光学部品522と第2の主面224側で当接する。
図示しないロック部により第1のコネクタ510と第2のコネクタ520とが嵌合した状態で、第1の付勢バネ13及び第2の付勢バネ23は縮設される。
第1の付勢バネ13及び第2の付勢バネ23が縮設されることにより、第1の光学部品512と第2の光学部品522は、互いに対向配置される第1の主面124と第2の主面224とが近づくように、第1の光学部品512と第2の光学部品522は付勢される。
第1の付勢バネ13及び第2の付勢バネ23により、第1の凸部5123の頂部は第2の主面224に押圧されて第2の主面224に当接され、第2の凸部5223の頂部は第1の主面124に押圧されて第1の主面124に当接される。
これにより、第1の主面124と第2の主面224との間に、第2の凸部5223により密閉空間が形成される。この密閉空間内に、第1のレンズ122及び第2のレンズ222は配置される。
更に、第1の主面124と第2の主面224との間に、第1の凸部5123によって第2の凸部5223が囲まれる。
このように、本実施形態においては、第1の主面124と第2の主面224との間に、第1の凸部5123及び第2の凸部5223により、第1のレンズ122及び第2のレンズ222を囲むように二重の壁が配置される。
これにより、図7に示すように、第1のレンズ122及び第2のレンズ222が配置される空間へのごみや水分30の侵入が、第2の凸部5223及び第1の凸部5123により抑制される。
その結果、ごみや水分30の侵入によって第1のレンズ122と第2のレンズ222との間で光信号が減衰し、光伝送が滞るということが抑制される。したがって、このようなコネクタによる光接続を備える光伝送システムにおいては、例えば湿度の高い環境下においても良好な光伝送特性を得ることができる。
また、本実施形態では、第1の凸部5123及び第2の凸部5223により二重の壁が配置されるので、外部からのごみや水分30の侵入経路を長くとることができ、ごみや水分30の侵入が更に抑制される。
また、本実施形態において、第2の凸部5223の平面形状における額縁の外縁の大きさを、第1の凸部5123の平面形状における額縁の内縁の大きさよりやや小さくすることにより、第1の凸部5123と第2の凸部5223の劣化が抑制される。
すなわち、第1の凸部123の頂部が第2の主面224に押し付けられ、第2の凸部223の頂部が第1の主面124に押し付けられて当接され、第1の凸部5123内に第2の凸部5223が第1の凸部5123と間隙を持って配置可能に第1の凸部5123と第2の凸部5223の大きさが設定されることにより、第1のコネクタ510と第2のコネクタ520とが繰り返し挿抜されても、第1の凸部5123と第2の凸部5223とが擦れて摩耗するということが抑制され、第1の凸部5123と第2の凸部5223の劣化が抑制される。
これにより、長期にわたって安定した光伝送特性を提供することが可能となる。
また、本実施形態においても第1の実施形態と同様に、第1の光学部品512(第2の光学部品522)において、第1の本体121(第2の本体221)と、第1のレンズ122(第2のレンズ222)と、第1の凸部5123(第2の凸部5223)とは一体成型されているので、光ケーブル16の光ファイバ(光ファイバ26)と第1のレンズ122(第2のレンズ222)との位置合わせが容易となる。
更に、第1の本体121(第2の本体221)の第1の主面124(第2の主面224)上に、第1のレンズ122(第2のレンズ222)に対して位置精度よく第1の凸部5123(第2の凸部5223)を形成することができる。
その結果、第1のコネクタ510と第2のコネクタ520との嵌合時の第1の凸部5123と第2の凸部5223との配置精度を良好なものとすることができる。
<第3の実施形態>
第1の実施形態においては、第1の凸部123と第2の凸部223の頂部はそれぞれ第1の主面124、第2の主面224と平行な面であったが、凸部の頂部の形状はこれに限定されない。
以下、第3の実施形態として、図面を用いて、光伝送システムの光接続部における相互に嵌合するコネクタの他の形態について説明する。第1の実施形態と相違する点について主に説明し、第1の実施形態と同様の構成については同様の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
第3の実施形態における光接続部のコネクタでは、第1の実施形態と比較して、コネクタに設けられる凸部の頂部が本体の主面と平行ではない点、双方のコネクタに付勢機構を設けている点で、相違する。
図9は、第3の実施形態における光接続部の部分拡大断面図であり、第1のコネクタ610の第1の光学部品612と第2のコネクタ620の第2の光学部品622の光接続時の構造を説明する図である。図9において、第1のハウジング11及び第2のハウジング21の図示を省略している。
第1のコネクタ610は、第1の光学部品612と、第1の付勢機構としての第1の付勢バネ13と、第1のハウジング(図示せず)と、を備える。
第1のハウジングは、第1の光学部品612と第1の付勢バネ13とを保持する。
第2のコネクタ620は、第2の光学部品622と、第2の付勢機構としての第2の付勢バネ23と、第2のハウジング(図示せず)と、を備える。
第2のハウジングは、第2の光学部品622と第2の付勢バネ23とを保持する。
第1の光学部品612は、第1の本体121と、第1のレンズ122と、第1の凸部6123とを有する。第1の本体121と、第1のレンズ122と、第1の凸部6123とは一体成型される。
第2の光学部品622は、第2の本体221と、第2のレンズ222と、第2の凸部6223とを有する。第2の本体221と、第2のレンズ222と、第2の凸部6223とは一体成型される。
第1の凸部6123(第2の凸部6223)は、第1の主面124(第2の主面224)を平面視したときに矩形の額縁の平面形状を有する。
第1の凸部6123の額縁の外縁に相当する外側面は第1の主面124に対して垂直に設けられている。第1の凸部6123の額縁の内縁に相当する内側面は、第1の主面124から第1の凸部6123が突出する方向に向って額縁の幅が徐々に狭くなるテーパ形状部分を有している。
第2の凸部6223の額縁の内縁に相当する内側面は第2の主面224に対して垂直に設けられている。第2の凸部6223の額縁の外縁に相当する外側面は、第2の主面224から第2の凸部6223が突出する方向に向って額縁の幅が徐々に狭くなるテーパ形状部分を有している。
第1のコネクタ610と第2のコネクタ620とを嵌合したとき、第1の凸部6123の内側面と第2の凸部6223の外側面とが互いに押圧されて当接する。これにより、第1の主面124と第2の主面224との間に、第1の凸部6123と第2の凸部6223とにより密閉空間が形成される。この密閉空間内に、第1のレンズ122及び第2のレンズ222は配置される。
図9に示すように、密閉空間内へのごみや水分30の侵入が、第1の凸部6123及び第2の凸部6223により抑制される。その結果、ごみや水分30の侵入によって第1のレンズ122と第2のレンズ222との間で光信号が減衰し、光信号伝送が滞るということが抑制される。したがって、このようなコネクタによる光接続を備える光伝送システムにおいては、例えば湿度の高い環境下においても良好な光伝送特性を得ることができる。
以上、本技術の各実施形態について説明したが、本技術は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、上述の各実施形態においては、第1の光学部品及び第2の光学部品の双方に、凸部を設けたが、いずれか一方の光学部品に凸部を設ける構成としてもよい。
また、上述の実施形態においては、第1の凸部と第2の凸部の高さを同じとしたが、第1の凸部の高さと第2の凸部の高さが異なっていてもよく、2つの光学部品が当接したときに第1のレンズと第2のレンズとが離間して配置されるように、各光学部品の凸部の高さを設定すればよい。
また、第1の実施形態においては、第2のコネクタに付勢機構を設けたが、第2のコネクタに付勢機構は設けず、第1のコネクタに付勢機構を設けても良い。或いは、第1のコネクタ及び第2のコネクタの双方にそれぞれ付勢機構を設けても良い。
また、第2及び第3の実施形態では、第1のコネクタ及び第2のコネクタの双方にそれぞれ付勢機構を設けたが、いずれか一方のコネクタのみに付勢機構を設けてもよい。
このように、互いに嵌合する2つのコネクタの少なくともいずれか一方に、嵌合したときにレンズを囲む壁部となるように凸部を設ければよい。更に、互いに嵌合する2つのコネクタの少なくともいずれか一方に付勢機構を設ければよい。
また、上述の各実施形態において、凸部の平面形状がいずれも矩形を有していたがこれに限定されず、少なくともレンズを囲むように凸部を設ければよい。例えば、光学部品に設けられるレンズの数が1つの場合、円形の額縁の平面形状を有する凸部としてもよい。
また、上述の実施形態において、光電変換部を電子機器内に設ける例をあげたが、これに限定されない。
例えば、コネクタ付き光ケーブル300と、光電変換部を備えないテレビ、パーソナルコンピュータやオーディオ機器などの電子機器とを光接続する場合、コネクタ付き光ケーブル300と、テレビ、パーソナルコンピュータやオーディオ機器などの電子機器との間に、光信号と電気信号との変換を行う光電変換器を設けてもよい。
光電変換器は、コネクタ付きケーブルから入力された光信号を電気信号に変換して電子機器に出力する。或いは、光電変換器は、電子機器から入力された電気信号を光信号に変換してコネクタ付きケーブルに出力する。
この場合、光ケーブルと光電変換器との間の光接続に、上述の各実施形態で説明した第1のコネクタ及び第2のコネクタを用いることができる。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)主面を有する光伝送路を支持する本体と、前記本体と一体成型されて前記主面に配置されたレンズと、前記本体と一体成型され前記主面に前記レンズを囲むように設けられた凸部とを有する光学部品と、
前記光学部品を前記主面に垂直な方向であって前記凸部が前記主面から突出する方向に付勢する付勢機構と
を具備するコネクタ。
(2)主面を有する光伝送路を支持する本体と、前記本体と一体成型されて前記主面に配置されたレンズと、前記本体と一体成型され前記主面に前記レンズを囲むように設けられた凸部とを有する光学部品
を具備し、
前記光学部品は、相手方コネクタから、前記主面に垂直な方向であって前記凸部が前記主面から突出する方向とは反対方向に付勢される
コネクタ。
(3)前記(2)に記載のコネクタであって、
前記相手方コネクタは光学部品を有し、
前記コネクタの光学部品が前記相手方コネクタの光学部品から押圧された状態を前記付勢機構による付勢力に抗して保持するロック部
を更に具備するコネクタ。
(4)前記(2)又は(3)に記載のコネクタであって、
前記コネクタの光学部品を前記主面に垂直な方向であって前記凸部が前記主面から突出する方向に付勢する付勢機構
を更に具備する
コネクタ。
(5)前記(2)〜(4)のいずれか1つに記載のコネクタであって、
前記相手方コネクタの光学部品は、前記主面に対向する対向面を有する光伝送路を支持する本体と、前記対向面に設けられた前記本体と一体成型された凸部を有し、
前記コネクタの凸部は、前記相手方コネクタの付勢機構により前記相手方コネクタの凸部から押圧される
コネクタ。
(6)前記(2)〜(4)のいずれか1つに記載のコネクタであって、
前記相手方コネクタの光学部品は、前記主面に対向する対向面を有する光伝送路を支持する本体と、前記対向面に設けられた前記本体と一体成型された凸部を有し、
前記コネクタの凸部は、前記相手方コネクタの付勢機構により前記相手方コネクタから前記対向面で押圧され、
前記主面は、前記相手方コネクタの付勢機構により前記相手方コネクタの光学部品の凸部から押圧される
コネクタ。
(7)光伝送路と、
主面を有する前記光伝送路の一端部を支持する本体と、前記本体と一体成型されて前記主面に配置されたレンズと、前記本体と一体成型され前記主面に前記レンズを囲むように設けられた凸部とを有する光学部品と、前記光学部品を前記主面に垂直な方向であって前記凸部が前記主面から突出する方向に付勢する付勢機構とを備えるコネクタと
を具備する通信線。
(8)光伝送路と、
主面を有する前記光伝送路の一端部を支持する本体と、前記本体と一体成型されて前記主面に配置されたレンズと、前記本体と一体成型され前記主面に前記レンズを囲むように設けられた凸部とを有する光学部品を備えるコネクタと
を具備し、
前記光学部品は、前記コネクタと接合する相手方コネクタから、前記主面に垂直な方向であって前記凸部が前記主面から突出する方向とは反対方向に付勢される
通信線。
(9)主面を有する光伝送路を支持する本体と、前記本体と一体成型されて前記主面に配置されたレンズと、前記本体と一体成型され前記主面に前記レンズを囲むように設けられた凸部とを有する光学部品と、前記光学部品を前記主面に垂直な方向であって前記凸部が前記主面から突出する方向に付勢する付勢機構とを備えるコネクタと、
前記光伝送路からの信号を受信又は前記光伝送路へ信号を送信する伝達部と
を具備する電子機器。
(10)主面を有する光伝送路を支持する本体と、前記本体と一体成型されて前記主面に配置されたレンズと、前記本体と一体成型され前記主面に前記レンズを囲むように設けられた凸部とを有する光学部品を備えるコネクタと、
前記光伝送路から信号を受信又は前記光伝送路へ信号を送信する伝達部と
を具備し、
前記光学部品は、前記コネクタと接合する相手方コネクタから、前記主面に垂直な方向であって前記凸部が前記主面から突出する方向とは反対方向に付勢される
電子機器。
(11)主面を有する光伝送路を支持する本体と、前記本体と一体成型されて前記主面に配置されたレンズと、前記本体と一体成型され前記主面に前記レンズを囲むように設けられた凸部とを有する光学部品と、前記光学部品を前記主面に垂直な方向であって前記凸部が前記主面から突出する方向に付勢する付勢機構とを備えるコネクタと、
前記主面と対向配置される対向面を有する光伝送路を支持する本体と、前記対向面を有する本体と一体成型されて前記対向面に配置されたレンズとを有する光学部品を備え、前記コネクタと接合する相手方コネクタと
を具備し、
前記凸部は、前記コネクタの光学部品が前記付勢機構により付勢されて、前記相手方コネクタの光学部品を前記対向面側で押圧する
光伝送システム。
(12)主面を有する光伝送路を支持する本体と、前記本体と一体成型されて前記主面に配置されたレンズと、前記本体と一体成型され前記主面に前記レンズを囲むように設けられた凸部とを有する光学部品を備えるコネクタと、
前記主面と対向配置される対向面を有し光伝送路を支持する本体と、前記対向面を有する本体と一体成型されて前記対向面に配置されたレンズとを有する光学部品と、付勢機構とを備え、前記コネクタと接合する相手方コネクタと
を具備し、
前記凸部は、前記相手方コネクタの光学部品が前記付勢機構により前記主面に垂直な方向であって前記凸部が前記主面から突出する方向と反対の方向に付勢されて、前記相手方コネクタの光学部品から前記対向面側で押圧される
光伝送システム。
(13)前記(11)又は(12)に記載の光伝送システムであって、
前記コネクタの光学部品と前記相手方コネクタの光学部品とが押圧されて当接した状態を前記付勢機構による付勢力に抗して保持するロック部
を更に具備する光伝送システム。
1…光伝送システム
10、510、610…第1のコネクタ(コネクタ、相手方コネクタ)
11…第1のハウジング(ハウジング)
12、512、612…第1の光学部品(光学部品)
13…第1の付勢バネ(付勢機構)
16…光ケーブル(光伝送路)
17…ロック孔
20、520、620…第2のコネクタ(コネクタ、相手方コネクタ)
21…第2のハウジング(ハウジング)
22、522、622…第2の光学部品
23…第2の付勢バネ(付勢機構)
26…光ファイバ(光伝送路)
27…ロック部材
70…ロック部
100…第1の電子機器(電子機器)
101、201…送信/受信部(伝達部)
121…第1の本体(本体)
122…第1のレンズ(レンズ)
123、5123、6123…第1の凸部(凸部)
124…第1の主面(主面、対向面)
200…第2の電子機器(電子機器)
221…第2の本体(本体)
222…第2のレンズ(レンズ)
223、5223、6223…第2の凸部(凸部)
224…第2の主面(主面、対向面)
300…コネクタ付き光ケーブル(通信線)

Claims (13)

  1. 主面を有する光伝送路を支持する本体と、前記本体と一体成型されて前記主面に配置されたレンズと、前記本体と一体成型され前記主面に前記レンズを囲むように設けられた凸部とを有する光学部品と、
    前記光学部品を前記主面に垂直な方向であって前記凸部が前記主面から突出する方向に付勢する付勢機構と
    を具備するコネクタ。
  2. 主面を有する光伝送路を支持する本体と、前記本体と一体成型されて前記主面に配置されたレンズと、前記本体と一体成型され前記主面に前記レンズを囲むように設けられた凸部とを有する光学部品
    を具備し、
    前記光学部品は、相手方コネクタから、前記主面に垂直な方向であって前記凸部が前記主面から突出する方向とは反対方向に付勢される
    コネクタ。
  3. 請求項2に記載のコネクタであって、
    前記相手方コネクタは光学部品を有し、
    前記コネクタの光学部品が前記相手方コネクタの光学部品から押圧された状態を前記付勢機構による付勢力に抗して保持するロック部
    を更に具備するコネクタ。
  4. 請求項3に記載のコネクタであって、
    前記コネクタの光学部品を前記主面に垂直な方向であって前記凸部が前記主面から突出する方向に付勢する付勢機構
    を更に具備する
    コネクタ。
  5. 請求項4に記載のコネクタであって、
    前記相手方コネクタの光学部品は、前記主面に対向する対向面を有する光伝送路を支持する本体と、前記対向面に設けられた前記本体と一体成型された凸部を有し、
    前記コネクタの凸部は、前記相手方コネクタの付勢機構により前記相手方コネクタの凸部から押圧される
    コネクタ。
  6. 請求項4に記載のコネクタであって、
    前記相手方コネクタの光学部品は、前記主面に対向する対向面を有する光伝送路を支持する本体と、前記対向面に設けられた前記本体と一体成型された凸部を有し、
    前記コネクタの凸部は、前記相手方コネクタの付勢機構により前記相手方コネクタから前記対向面で押圧され、
    前記主面は、前記相手方コネクタの付勢機構により前記相手方コネクタの光学部品の凸部から押圧される
    コネクタ。
  7. 光伝送路と、
    主面を有する前記光伝送路の一端部を支持する本体と、前記本体と一体成型されて前記主面に配置されたレンズと、前記本体と一体成型され前記主面に前記レンズを囲むように設けられた凸部とを有する光学部品と、前記光学部品を前記主面に垂直な方向であって前記凸部が前記主面から突出する方向に付勢する付勢機構とを備えるコネクタと
    を具備する通信線。
  8. 光伝送路と、
    主面を有する前記光伝送路の一端部を支持する本体と、前記本体と一体成型されて前記主面に配置されたレンズと、前記本体と一体成型され前記主面に前記レンズを囲むように設けられた凸部とを有する光学部品を備えるコネクタと
    を具備し、
    前記光学部品は、前記コネクタと接合する相手方コネクタから、前記主面に垂直な方向であって前記凸部が前記主面から突出する方向とは反対方向に付勢される
    通信線。
  9. 主面を有する光伝送路を支持する本体と、前記本体と一体成型されて前記主面に配置されたレンズと、前記本体と一体成型され前記主面に前記レンズを囲むように設けられた凸部とを有する光学部品と、前記光学部品を前記主面に垂直な方向であって前記凸部が前記主面から突出する方向に付勢する付勢機構とを備えるコネクタと、
    前記光伝送路からの信号を受信又は前記光伝送路へ信号を送信する伝達部と
    を具備する電子機器。
  10. 主面を有する光伝送路を支持する本体と、前記本体と一体成型されて前記主面に配置されたレンズと、前記本体と一体成型され前記主面に前記レンズを囲むように設けられた凸部とを有する光学部品を備えるコネクタと、
    前記光伝送路から信号を受信又は前記光伝送路へ信号を送信する伝達部と
    を具備し、
    前記光学部品は、前記コネクタと接合する相手方コネクタから、前記主面に垂直な方向であって前記凸部が前記主面から突出する方向とは反対方向に付勢される
    電子機器。
  11. 主面を有する光伝送路を支持する本体と、前記本体と一体成型されて前記主面に配置されたレンズと、前記本体と一体成型され前記主面に前記レンズを囲むように設けられた凸部とを有する光学部品と、前記光学部品を前記主面に垂直な方向であって前記凸部が前記主面から突出する方向に付勢する付勢機構とを備えるコネクタと、
    前記主面と対向配置される対向面を有する光伝送路を支持する本体と、前記対向面を有する本体と一体成型されて前記対向面に配置されたレンズとを有する光学部品を備え、前記コネクタと接合する相手方コネクタと
    を具備し、
    前記凸部は、前記コネクタの光学部品が前記付勢機構により付勢されて、前記相手方コネクタの光学部品を前記対向面側で押圧する
    光伝送システム。
  12. 主面を有する光伝送路を支持する本体と、前記本体と一体成型されて前記主面に配置されたレンズと、前記本体と一体成型され前記主面に前記レンズを囲むように設けられた凸部とを有する光学部品を備えるコネクタと、
    前記主面と対向配置される対向面を有し光伝送路を支持する本体と、前記対向面を有する本体と一体成型されて前記対向面に配置されたレンズとを有する光学部品と、付勢機構とを備え、前記コネクタと接合する相手方コネクタと
    を具備し、
    前記凸部は、前記相手方コネクタの光学部品が前記付勢機構により前記主面に垂直な方向であって前記凸部が前記主面から突出する方向と反対の方向に付勢されて、前記相手方コネクタの光学部品から前記対向面側で押圧される
    光伝送システム。
  13. 請求項11又は請求項12に記載の光伝送システムであって、
    前記コネクタの光学部品と前記相手方コネクタの光学部品とが押圧されて当接した状態を前記付勢機構による付勢力に抗して保持するロック部
    を更に具備する光伝送システム。
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