JP4148102B2 - 光信号伝送システム - Google Patents

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Description

本発明は、光信号を伝送する光信号伝送システムに関する
従来から、外部装置(送信側外部装置及び受信側外部装置)に対して、光による信号伝送を可能にした光伝送装置が提案されている。たとえば、非特許文献1には、外部装置に箱状のケージを取り付け、このケージ内に配設された電気レセプタクルに光ファイバケーブルを接続して、外部装置間の光信号の伝送を可能にした光信号伝送装置(いわゆるSFP:Small formfactor pluggable)が開示されている。この構成では、伝送距離に応じて最適な電気レセプタクル等を選択できる。
ところで、これらの電気レセプタクル間を接続する伝送ケーブルとしては、伝送距離に応じて最適なものが選択可能である。たとえば、中長距離では、電気伝送よりも光伝送のほうがEMC(電磁両立性)的にも信号品質上も有利であるため、中長距離用の光信号伝送装置として使用される上記のSFPでは、伝送ケーブルとして光ケーブルが使用されている。
しかし、短距離では、光伝送の方がEMC的には優れているものの信号品質上は許容可能である場合が多いなど、電気伝送に対する光伝送の有利さは小さくなる。したがって、たとえば上記のSFPを単に短距離用の光信号伝送装置として使用すると、相対的にコスト高になってしまい、短距離での伝送に適用することが難しかった。
SFFコミッティー、"SFP(Small Formfactor pluggable) Transceiver"、[online],2000年9月14日(2001年5月21日)、SFFコミッティー、[平成15年10月30日検索]、インターネット<URL: ftp://ftp.seagate.com/sff>
本発明は上記事実を考慮し、距離に関わり無くEMC性能に優れて確実に信号伝送でき、しかも低コストで構成できる光信号伝送システムを得ることを課題とする。
請求項1に記載の発明では、光信号を伝送する光信号伝送システムであって、送信側外部装置に接続される第1送信部と、受信側外部装置に接続される第1受信部と、第1送信部と第1受信部とを接続する第1ケーブル本体と、第1送信部と第1受信部の少なくとも一方と第1ケーブル本体とを脱着できないように一体化する一体化部と、を備えた第1光ファイバケーブルと、送信側外部装置に接続される第2送信部と、受信側外部装置に接続される第2受信部と、第2送信部と第2受信部とを接続し少なくとも前記第1光ファイバーケーブルにおいて一体化部が備えられた個所に対応する結合個所が、第2送信部及び/又は第2受信部に対して脱着可能とされた第2ケーブル本体と、を備えた第2光ファイバーケーブルと、前記送信側外部装置に設けられ、前記第1送信部及び前記第2送信部のいずれとも接続可能とされた送信側電気レセプタクルと、前記受信側外部装置に設けられ、前記第1受信部及び前記第2受信部のいずれとも接続可能とされた受信側電気レセプタクルと、を有し、前記第1光ファイバーケーブルと前記第2光ファイバーケーブルのいずれかを用いて前記送信側電気レセプタクルと前記受信側電気レセプタクルとを接続し光信号を伝送することを特徴とする。
この光信号伝送システムでは、送信側外部装置の送信側電気レセプタクルが第1送信部及び第2送信部のいずれとも接続可能とされ、同様に、受信側外部装置の受信側電気レセプタクルが第1受信部及び第2受信部のいずれとも接続可能とされている。したがって、送信側外部装置と受信側外部装置とを、第1光ファイバケーブル又は第2光ファイバケーブルのいずれかを用いて接続し、光信号の伝送を行うことができる。ここで、一般に、光信号を伝送する部材の結合部(光結合部)には大きなコストが必要とされることが多いが、第1光ファイバケーブルの第1ケーブル本体は一体化部により第1送信部と第1受信部の少なくとも一方と脱着できないように一体化されているので、光結合部(すなわち一体化部)をより少ない部材で構成することで、低コストとすることができる。これに対し、第2光ファイバケーブルは、少なくとも第1光ファイバーケーブルにおいて一体化部が備えられた個所に対応する結合個所が、第2送信部及び/又は第2受信部に対し脱着可能とされている。したがって、第2送信部及び/又は第2受信部として、より伝送能力の高いもの等を選択して使用でき、たとえば長距離での光信号の伝送を、EMC性能に優れて確実に行うことができる。換言すれば、第1光ファイバケーブルの第1送信部及び第1受信部としては、第2光ファイバケーブルの第2送信部及び第2受信部よりも小型化可能であり、この点において低コストで構成可能となる。このように、短距離であっても長距離であっても、それぞれに必要十分な伝送能力を有する光信号伝送システムを低コストで実現できる。
なお、第1光ファイバケーブルにおける一体化部は、第1ケーブル本体と第1送信部及び第2送信部との結合個所の双方に設けられていることが好ましいが、いずれか一方でもよい。
本発明において、2つの外部装置は、一方から他方への光信号の伝送のみを行うものがもちろん含まれ、この場合には、送信側外部装置と受信側外部装置とが一意に決まる。これに対し、所定のタイミングや条件に応じて、送信側外部装置と受信側外部装置とが入れ替わったり、相互に送受信を行ったりするものであってもよい。たとえば特定のタイミングでは一方の外部装置が送信側、他方が受信側となり、異なるタイミングではこれらが入れ替わって、一方の外部装置が受信側、他方が送信側となる構成が挙げられる。さらには、高速信号を一方の外部装置から他方の外部装置へと送信し、低速信号を他方の外部装置から一方の外部装置へと送る構成や、同程度の速度の信号を双方向へと送受信する構成も含まれる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の光信号伝送システムであって、前記第1光ファイバケーブルより前記第2光ファイバケーブルのほうが、長さが長いことを特徴とする。
これにより、短距離では第1光ファイバケーブル、中長距離では第2光ファイバケーブルと使い分けることが可能になる。
請求項3に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の光信号伝送システムであって、前記第1光ファイバケーブルの第1ケーブル本体が、少なくとも第1送信部と脱着できないように一体化されていることを特徴とする。
これにより、第1ケーブル本体と第1送信部との光結合ロスを少なくでき、さらに低コストで第1光ファイバケーブルを構成できる。
本発明は上記構成としたので、距離に関わり無く確実にEMC性能に優れて信号伝送でき、しかも低コストで構成できる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係る光信号伝送システム10を説明する。
図1に示すように、本実施形態の光信号伝送システム10は、送信側外部装置72と受信側外部装置74との間で光信号を伝送するために使用されるものであり、第1光ファイバケーブル11及び第2光ファイバケーブル111を有している。後述するように、第1光ファイバケーブル11は、主に短距離での伝送に、第2光ファイバケーブル111は主に長距離での伝送に使用される。なお、送信側外部装置72の一例としてはメディアレシーバ等を、受信側外部装置74の一例としてはディスプレイ等を挙げることができるが、各外部装置はこれらに限定されない。
図2に示すように、第1光ファイバケーブル11は、第1光ケーブル本体12と、その一端側の第1光送信プラグ14、他端側の第1光受信プラグ16とで構成されており、これらが一体化されている。
図2及び図3に示すように、第1光送信プラグ14は、略直方体状で長手方向の一端側が開放された第1シールドケース20を備えている。
第1シールドケース20は、例えば、金属板の折り曲げ、圧延、溶接等の通常の機械加工工程により形成されている。なお、第1シールドケース20は、1枚の金属板の深絞り加工等で形成することもできる。
図3に示すように、第1シールドケース20には、開口部分から長方形の送信用回路基板22が挿入されている。送信用回路基板22の一端には、発光素子24の取り付けられた円板状の台座26が固着されている。
本実施形態の発光素子24としては、たとえば半導体レーザーを挙げることができる。但し、長距離での伝送を前提とされた第2光ファイバケーブル111の発光素子124(後述する)と比較して、相対的に低出力のものを使用しても伝送能力としては十分である。もちろん信号速度によってはLEDを用いることが可能であり、LEDを使用すると、半導体レーザを使用するものよりも低コストで構成できる。なお、本実施形態では、発光素子24と台座26とは電気的に絶縁されている。
送信用回路基板22には、発光素子24を駆動するIC28等の種々の電気部品(図示省略)からなる送信回路が搭載されている。送信回路に接続されたパターン30は、送信用回路基板22の発光素子側とは反対側の端部へ延びている。
図3及び図6(A)に示すように、第1シールドケース20の開口側とは反対側の壁面20Aには、中央に短い円筒部20Bが形成されており、この円筒部20Bに台座26が圧入されている。円筒部20Bと台座26とは、本発明における一体化部を構成しており、これにより、第1光送信プラグ14が第1光ケーブル本体12と一体化されている。なお、図6(B)に示すように、円筒部20Bに複数のスリット21を形成し、圧入した台座26に対して必要以上に高い圧力が作用しないようにしてもよい。
図3に示すように、送信用回路基板22の両面には、送信用回路基板22が第1シールドケース20の内部でがたつかないように、2つのスペーサ32が取り付けられている。
第1シールドケース20は、開口側の一部分を残して略全体が熱可塑性の合成樹脂から成る外装カバー34で覆われている。外装カバー34には、第1光ケーブル本体12の挿入される筒状部34Aが一体的に形成されている。
外装カバー34の内部には、台座26と面する部分に凹部36が形成されており、凹部36に第1光ケーブル本体12の一端が挿入されている。この凹部36は第1シールドケース20、台座26によって塞がれ、密閉空間を形成している。
本実施形態の第1光ケーブル本体12には、光ファイバーとしてGI−POF38が用いられている。GI−POF38は、第1被覆40、及び第2被覆42で被覆されている。 なお、GI−POF38の端面は、発光素子24の正面に対向して近接配置されている。
図3〜図5に示すように、送信側外部装置72の表面(外面)近傍には装置側レセプタクル44が固定され、基板48に取り付けられている。第1光送信プラグ14は、装置側レセプタクル44に接続される。
図3及び図5に示すように、装置側レセプタクル44は、略直方体状で一端側が開放された装置側シールドケース46と接続ピン50とを備えている。さらに、装置側シールドケース46の両側には、後述するように第2光ファイバケーブル111の第2シールドケース120に設けられた固定ネジ166がねじ込まれる雌ネジ64が形成されている。
装置側シールドケース46は、第1シールドケース20と同様に、例えば、金属板の折り曲げ、圧延、溶接等の通常の機械加工工程により形成されている。なお、装置側シールドケース46も、第1シールドケース20と同様に、1枚の金属板の深絞り加工等で形成することもできる。
接続ピン50は、基板48のパターン(図示せず)と半田付け等で接続されている。
接続ピン50は、第1光送信プラグ14の送信用回路基板22を挟んでパターン30と接触するための弾性を有した一対の接触部50Aを備えている。
図4及び図5に示すように、本実施形態では、装置側シールドケース46の開口部分に、第1シールドケース20の開口部分が略密着状態で挿入されるようになっており、第1シールドケース20が、本発明の第1固定部を構成している。
図3(B)に示すように、装置側シールドケース46には、内側へ向かって凸となる略円錐台形の凸部52がプレス加工されている。これに対し、第1シールドケース20の一方には、開口部分の近傍に丸孔54が形成されている。第1シールドケース20の開口部分が装置側シールドケース46の開口部分に挿入されると、凸部52が第1シールドケース20の外周面を摺動し、第1シールドケース20、及び装置側シールドケース46を若干量弾性変形させる。凸部52が丸孔54に対応すると、図5(B)に示すように、凸部52が丸孔54に嵌まり込み、クリック感が得られる。
凸部52が丸孔54に嵌まり込んだ状態においても、第1シールドケース20、及び装置側シールドケース46は若干量弾性変形しており、凸部52が丸孔54の開口部分に圧接された状態を維持する。
また、凸部52が丸孔54に嵌り込むと、送信用回路基板22が接続ピン50の接触部50Aに挟み込まれ、接触部50Aが送信用回路基板22のパターン30に接触し、電気的接続が行なわれる。
図7には、第1光受信プラグ16が示されている。第1光受信プラグ16は、第1光送信プラグ14とほぼ同じ構造であり、同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
第1光受信プラグ16では、第1シールドケース20の内部に、受信回路を構成するIC55が搭載された受信用回路基板58が設けられている。
受信用回路基板58の台座26には、送信されてきた光を受信する受光素子62が取り付けられている。受光素子62としては、たとえば、フォトダイオードを挙げることができる。
第1シールドケース20には、丸孔54に加えて、この丸孔54から開口側へ連続し、丸孔54の直径よりも短い幅を有する切込56が形成されている。他方の第1シールドケース20の開口部分が装置側シールドケース46の開口部分に挿入されると、凸部52が切込56に案内されつつ摺動し、第1シールドケース20、及び装置側シールドケース46を若干量弾性変形させる。
凸部52が丸孔54に対応すると、第1光送信プラグ14と同様、凸部52が丸孔54(図5(B)参照)に嵌まり込み、クリック感が得られる。
凸部52が丸孔54に嵌まり込んだ状態においても、第1光送信プラグ14と同様に、第1シールドケース20、及び装置側シールドケース46は若干量弾性変形しており、凸部52が丸孔54の開口部分に圧接された状態を維持する。
第1光受信プラグ16の第1シールドケース20には、内側に凸となる凸部60がプレス成形されており、凸部60の先端部分がIC56に接触している。
図8〜図11には、第2光ファイバケーブル111が示されている。第2光ファイバケーブル111は、第2光ケーブル本体112と、その両側に配置される第2光送信プラグ114及び第2光受信プラグ116を備えているが、第2光送信プラグ114及び第2光受信プラグ116が第2光ケーブル本体112とは別体で、第2光ケーブル本体112に対して脱着可能とされている。
第2光送信プラグ114及び第2光受信プラグ116は略同一形状とされ、第1光送信プラグ14及び第1光受信プラグ16よりも大型の第2シールドケース120を有している。以下では、第2シールドケース120内又は外装カバー134内において、第1シールドケース20内と同様の構成部材には図面に同一符号を付して、詳細な説明を省略する。、
第2光送信プラグ114では、第1光送信プラグ14と同じ発光素子を用いても良いし、より高出力の光を送信可能な発光素子124が使用されてもよい。、送信用回路基板122は、第1光送信プラグ14と同様のものが用いられても良いが、通常、中長距離光伝送に対応するため、第2光送信プラグから出力される光の方がより精緻な制御が必要となり、送信用回路基板122や周囲の構造体が複雑化・大型化する場合が多い。
第2光送信プラグ114内には、射出された光を所望の形に成形等するための光学部材180(たとえばレンズなど)が配置され、その後、この光が受光素子162で受信される。
同様に、第2光受信プラグ116も、高出力の光を受信できるように、第1光送信プラグ14よりも大型の受光素子162が配設され、受信用回路基板158も、たとえば大型のIC155を用いられるなど、大型とされている。また、第2光受信プラグ116内にも、入射した光を所望の形に成形等するための光学部材182(たとえばレンズなど)が配置され、その後、この光が受光素子162で受信される。
第2シールドケース120の側面からは、側方に一対のフランジ部164が延出されており、それぞれのフランジ部164に、固定ネジ166が回転可能に取り付けられている。固定ネジ166の雄ネジ部166Aを装置側シールドケース46の雌ネジ64に当てがい、つまみ部166Bをつまんで回転させることで、雄ネジ部166Aを雌ネジ64に螺合させて、第2シールドケース120を装置側シールドケース46に強固に固定することができる。なお、第2光ケーブル本体112は第1光ケーブル本体12よりも長くされている。
第2光ケーブル本体112の両端には、光コネクタ168が設けられている。これに対し、第2光送信プラグ114及び第2光受信プラグ116にはそれぞれ、光コネクタ168に嵌合される嵌合部170Aを備えたスリーブ170が配設されている。これにより、第2光ケーブル本体112は、第2光送信プラグ114及び第2光受信プラグ116に対して着脱可能とされる。
上記の構成とされた本実施形態の光信号伝送システム10を使用して、送信側外部装置72と受信側外部装置74とで光信号の伝送を行う場合、距離に応じて、第1光ファイバケーブル11と第2光ファイバケーブル111のいずれか一方を選択する。すなわち、短距離の場合には、第1光ファイバケーブル11を、長距離の場合には第2光ファイバケーブル111を使用する。
第1光ファイバケーブル11を使用する場合、第1光送信プラグ14を送信側外部装置72の装置側レセプタクル44に、第1光受信プラグ16を受信側外部装置74の装置側レセプタクル44にそれぞれ接続する。このとき、第1光受信プラグ16の第1シールドケース20には、丸孔54及び切込56が形成されており、丸孔54のみが形成された第1光受信プラグ16とは見かけが異なるので、誤った接続を防止することができる。
そして、装置側シールドケース46の開口部分に、第1シールドケース20の開口部分が略密着状態で挿入されて固定されるので、不用意に抜けなくなる。さらに、凸部52が丸孔54に対応すると、凸部52が丸孔54に嵌まり込むので、これによっても、不用意に抜けなくなる。このとき、クリック感が得られる。このように、第1光ファイバケーブル11は、第1固定部である第1シールドケース20のみで固定できるので、簡単且つ低コストとなる。
ここで、送信用回路基板22の送信回路に接続ピン50、及びパターン30を介して電気信号が入力されると、発光素子24より光信号を含むレーザ光が出射される。
レーザ光は、GI−POF38を介して第1光受信プラグ16側へ伝送され、受光素子62で受光される。
これに対し、第2光ファイバケーブル111を使用する場合は、第2光ケーブル本体112の両端にそれぞれ、第2光送信プラグ114と第2光受信プラグ116とを取り付ける。さらに、第2光送信プラグ114を送信側外部装置72の装置側レセプタクル44に、第2光受信プラグ116を受信側外部装置74の装置側レセプタクル44にそれぞれ接続する。このとき、第1光ファイバケーブル11の場合と同様、装置側シールドケース46の開口部分に、第1シールドケース20の開口部分が略密着状態で挿入されて固定されるが、加えて、第2光ファイバケーブル111では、固定ネジ166の雄ネジ部166Aを、装置側シールドケース46の雌ネジ64に螺合させることで、より強固に固定することができる。特に、第2光送信プラグ114及び第2光受信プラグ116が大型とされていても安定して固定すると共に、装置側レセプタクル44への脱着を容易に行うことができる。
接続後は、第1光ファイバケーブル11使用時と同様にして、光信号の伝送が行われるが、第2光ファイバケーブル111では、第1光ファイバケーブル11と比較して、高出力の発光素子124が使用され、さらに送信用回路基板122も、大型のものが用いられているので、長距離であっても確実に伝送することができる。
さらに、第1光ファイバケーブル11は、第1光ケーブル本体12と、第1光受信プラグ16及び第1光送信プラグ14とが一体化されている。一般的には、これらの光結合部には大きなコストがかかることが多いが、本実施形態のように一体化することで、光結合部を必要最小限の部材を使用して構成できるので、低コストとなる。
加えて、第1光ファイバケーブル11の第1光送信プラグ14及び第1光受信プラグ16は、第2光ファイバケーブル111の第2光送信プラグ114及び第2光受信プラグ116よりも小型化されているので、第1光ファイバケーブル11を低コストで構成できる。
特に、第1光ファイバケーブル11の第1光ケーブル本体12と第1光送信プラグ14とを一体化したことで、これらの光結合ロスを少なくして(好ましくはロスを無くして)レーザー安全レベルを規定できる。このため、光学系全体としての設計が容易になり、より低コストで光信号伝送システム10を構成できる。
また、第1光ファイバケーブルを短距離用に限定することで、光量的な余裕が出ること、ファイバによる波形劣化が少なくなることから、光波形制御回路を簡略化できる、光量を低下できる、安価な光ファイバを利用できることになり、より低コストで光信号伝送システムを構成できる。
本実施形態では、送信側外部装置72及び受信側外部装置74の装置側レセプタクル44が、これら外部機器の表面(外面)近傍に配置されている。このため、装置側レセプタクル44、及び各光送信プラグ、光受信プラグの設計の制限が少なくなり、高い自由度で設計できるので、この点においても最適なコストパフォーマンスを得ることができる。
なお、上記実施形態では、第1光ファイバケーブル11において、第1光送信プラグ14及び第1光受信プラグ16の双方が第1光ケーブル本体12と一体化されたものを挙げたが、いずれか一方を一体化しても、双方を別体としたものと比較しで低コストで構成できる。同様に、第2光ファイバケーブル111においても、第2光送信プラグ14及び第2光受信プラグ116の双方を第2光ケーブル本体112と別体で脱着可能とされている必要はなく、第1光ファイバケーブル11で一体化されていた個所が少なくとも別体とされていればよい。
第1光ファイバケーブル11において、一体化部を設けて一体化する部位としては、第1光ケーブル本体12と第1光送信プラグ14との間とすれば、この部分での光結合ロスを少なくできるので、好ましい。
また、上記実施形態では、第1光ファイバケーブル11の発光素子124としてLEDを、第2光ファイバケーブル111の発光素子124として半導体レーザを用いたが、これらは、第1光ファイバケーブル11及び第2光ファイバケーブル111で想定される光伝送の距離に応じて、最適なものを選択できる。ただし、第1光ファイバケーブル11の方が、第2光ファイバケーブル111よりも相対的に短距離での光伝送を想定されているので、発光素子124としては長距離の光伝送での十分な出力な高出力のものを、発光素子24としては低出力のものを使用し、低コストで構成できる。同様に、第1光ファイバケーブル11の第1光送信プラグ14及び第1光受信プラグ16としても、第2光ファイバケーブル111の第2光送信プラグ114及び第2光受信プラグ116よりも相対的に小型のものを使用することができ、低コストで構成できる。
上記実施形態では、第1光受信プラグ16と第1光受信プラグ16とで、第1シールドケース20に形成された、丸孔54の形状が異なるもの(丸孔54のみと、丸孔54と切込56があるもの)を挙げたが、これらを同一の構造とすることで部品を共通化し、より低コストで構成できるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、第1光送信プラグ14及び第2光送信プラグ114のそれぞれにおいて、1つの発光素子を設けているが、本発明はこれに限らず、発光素子又は受光素子を複数個設け、複数本の光ケーブル本体を接続しても良い。
また、上記実施形態では、第1シールドケース20に形成した円筒部20Bに台座26を圧入されて一体化される構成を例に挙げたが、その他にもたとえば、図6(C)に示すように、円筒部20Bを形成せず、台座26の外周面を第1シールドケース20の内壁面に圧着させても良い。
上記実施形態では、本発明の第2固定部として、雄ネジ部166Bを備えた固定ネジ166を挙げたが、第2固定部はこれに限定されない。たとえば、クリップ、バックル、ピンなどで固定する構造でもよい。
上記実施形態では、送信側外部装置72から受信側外部装置74へと一方向へ光信号が伝送されるものを例にあげたが、双方向へ光信号を伝送する、いわゆるトランシーバタイプであってもよい。トランシーバタイプでは、送信側と受信側とがタイミングその他の条件や設定等に応じて入れ替わるので、光ケーブル本体の両側に、光送信プラグと光受信プラグの双方を兼ねるプラグを設ければよい。
本発明の第1実施形態の光信号伝送システムの全体構成を示す図である。 本発明の第1実施形態の光信号伝送システムの第1光ファイバケーブルを示し、(A)は平面図、(B)正面図である。 本発明の第1実施形態に係る第1光ファイバケーブルの第1光送信プラグを装置側レセプタクルから分離した状態で示し、(A)は平断面図、(B)は縦断面図である。 本発明の第1実施形態に係る第1光ファイバケーブルの第1光送信プラグを装置側レセプタクに接続した状態で示し、(A)は平面図、(B)は正面図である。 本発明の第1実施形態に係る第1光ファイバケーブルの第1光送信プラグを装置側レセプタクに接続した状態で示し、(A)は平断面図、(B)は縦断面図である。 本発明に係る第1光伝送プラグを示す断面図であり、(A)は第1実施形態、(B)は他の実施形態、(C)はさらに他の実施形態である。 本発明の第1実施形態に係る第1光ファイバケーブルの第1光受信プラグを示す断面図である。 本発明の第1実施形態の光信号伝送システムの第2光ファイバケーブルを示し、(A)は平面図、(B)正面図である。 本発明の第1実施形態に係る第2光ファイバケーブルの第2光送信プラグを装置側レセプタクルから分離した状態で示し、(A)は平断面図、(B)は縦断面図である。 本発明の第1実施形態に係る第2光ファイバケーブルの第2光送信プラグを装置側レセプタクに接続した状態で示し、(A)は平面図、(B)は正面図である。 本発明の第1実施形態に係る第2光ファイバケーブルの第2光送信プラグを装置側レセプタクに接続した状態で示し、(A)は平断面図、(B)は縦断面図である。 本発明の第1実施形態に係る第2光ファイバケーブルの第2光受信プラグを示す断面図である。
符号の説明
10 光信号伝送システム
11 第1光ファイバケーブル
12 第1光ケーブル本体
14 第1光送信プラグ
16 第1光受信プラグ
20 第1シールドケース(第1固定部)
20B 円筒部(一体化部)
22 送信用回路基板
24 発光素子
26 台座(一体化部)
44 装置側レセプタクル
48 基板
58 受信用回路基板
62 受光素子
72 送信側外部装置
74 受信側外部装置
111 第2光ファイバケーブル
112 第2光ケーブル本体
114 第2光送信プラグ
116 第2光受信プラグ
120 第2シールドケース(第1固定部)
122 送信用回路基板
124 発光素子
134 外装カバー
158 受信用回路基板
162 受光素子
164 フランジ部
166 固定ネジ(第2固定部)
168 光コネクタ

Claims (3)

  1. 光信号を伝送する光信号伝送システムであって、
    送信側外部装置に接続される第1送信部と、受信側外部装置に接続される第1受信部と、第1送信部と第1受信部とを接続する第1ケーブル本体と、第1送信部と第1受信部の少なくとも一方と第1ケーブル本体とを脱着できないように一体化する一体化部と、を備えた第1光ファイバケーブルと、
    送信側外部装置に接続される第2送信部と、受信側外部装置に接続される第2受信部と、第2送信部と第2受信部とを接続し少なくとも前記第1光ファイバーケーブルにおいて一体化部が備えられた個所に対応する結合個所が、第2送信部及び/又は第2受信部に対して脱着可能とされた第2ケーブル本体と、を備えた第2光ファイバーケーブルと、
    記送信側外部装置に設けられ、前記第1送信部及び前記第2送信部のいずれとも接続可能とされた送信側電気レセプタクルと、
    前記受信側外部装置に設けられ、前記第1受信部及び前記第2受信部のいずれとも接続可能とされた受信側電気レセプタクルと、
    を有し、
    前記第1光ファイバーケーブルと前記第2光ファイバーケーブルのいずれかを用いて前記送信側電気レセプタクルと前記受信側電気レセプタクルとを接続し光信号を伝送することを特徴とする光信号伝送システム。
  2. 請求項1に記載の光信号伝送システムであって、
    前記第1光ファイバケーブルより前記第2光ファイバケーブルのほうが、長さが長いことを特徴とする光信号伝送システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の光信号伝送システムであって、
    前記第1光ファイバケーブルの第1ケーブル本体が、少なくとも第1送信部と脱着できないように一体化されていることを特徴とする光信号伝送システム。
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