JP2015225868A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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光成 祐川
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岳 荒川
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Abstract

【課題】導電性突起物同士を熱圧着すると半導体基板間で位置ずれが生じやすく、半導体基板間の隙間に導電性突起物がマイグレーションで伸びてショートしやすくなる。【解決手段】第1半導体基板上に、第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜を貫通するとともに前記第1絶縁膜の表面に対して低い表面を有する第1コンタクトプラグと、を形成する工程と、第2半導体基板上に、第2絶縁膜と、前記第2絶縁膜を貫通するとともに前記第2絶縁膜の表面に対して低い表面を有する第2コンタクトプラグと、を形成する工程と、前記第1絶縁膜と前記第2絶縁膜とを貼り合わせるとともに、加熱により前記第1コンタクトプラグと前記第2コンタクトプラグとを膨張させて接合させる工程と、を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関する。
高機能のチップを作るため、例えば、貫通電極(TSV;Through Substrate Via)を有する複数の半導体基板を積み重ねて実装したCOC(Chip on Chip)という手法を用いる場合がある。COCは、複数の半導体基板を貼り合わせて接合することで製造することができる。複数の半導体基板を貼り合わせて接合する方法として、例えば、上部半導体基板と下部半導体基板のそれぞれの対向面に導電性突起物(ヴィアコンタクト、バンプ、電極、端子等)を形成し、高温高圧下で導電性突起物同士を熱圧着する方法がある(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開2006−319243号公報 特開2002−198485号公報 特開2005−236245号公報
以下の分析は、本願発明者により与えられる。
しかしながら、導電性突起物同士を熱圧着する方法では、以下のような問題がある。第1に、導電性突起物同士を熱圧着すると、導電性突起物の熱膨張や、基板の搬送によって半導体基板間で位置ずれが生じやすいといった問題がある。第2に、導電性突起物同士を熱圧着すると、半導体基板間の隙間に導電性突起物がマイグレーション(ストレスマイグレーション、エレクトロマイグレーション)で伸び、導電性突起物間が繋がってショートしやすくなるといった問題がある。
本発明の一視点においては、半導体装置の製造方法において、第1半導体基板上に、第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜を貫通するとともに前記第1絶縁膜の表面に対して凹んだ表面を有する第1コンタクトプラグと、を形成する工程と、第2半導体基板上に、第2絶縁膜と、前記第2絶縁膜を貫通するとともに前記第2絶縁膜の表面に対して凹んだ表面を有する第2コンタクトプラグと、を形成する工程と、前記第1絶縁膜と前記第2絶縁膜とを貼り合わせるとともに、加熱により前記第1コンタクトプラグと前記第2コンタクトプラグとを膨張させて接合させる貼り合わせ工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、コンタクトプラグ同士の位置ずれを防止することができ、高い位置精度の接合が可能となる。また、絶縁膜間に隙間がなく、コンタクトプラグのマイグレーションを防止することができる。
本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法を模式的に示したフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法を模式的に示した工程断面図である。 本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法を模式的に示した図2に続く工程断面図である。 本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法を模式的に示した図3に続く工程断面図である。 本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法において接合用コンタクトプラグを形成した後の構成を模式的に示した拡大部分断面図である。 本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法において接合用コンタクトプラグを形成した後の半導体基板のグローバル段差及び局所段差を測定するためのサンプルの平面構成を模式的に示した平面図である。 本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法において接合用のコンタクトプラグを形成した後の半導体基板のグローバル段差の測定結果を示したグラフである。 本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法において接合用のコンタクトプラグを形成した後の半導体基板の局所段差の測定結果を示した写真及びグラフである。 比較例に係る半導体装置の製造方法により第1半導体基板と第2半導体基板とを接合したときの2つの例を模式的に示した断面図である。 本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法を応用した第1変形例のウェハ同士を接合する模式的に示した斜視図である。 本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法を応用した第2変形例の第1半導体基板の構成を模式的に示した断面図である。 本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法を応用した第2変形例の第2半導体基板の構成を模式的に示した断面図である。 本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法を応用した第2変形例の第1半導体基板と第2半導体基板との位置合わせた時の状態を模式的に示した断面図である。 本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法を応用した第2変形例の第1半導体基板と第2半導体基板とを貼り合わせて第2半導体基板の裏面を切削した時の状態を模式的に示した断面図である。 本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法を応用した第3変形例の半導体基板の積層体を配線基板に実装したときの構成を模式的に示した断面図である。 本発明の実施形態2に係る半導体装置の製造方法を模式的に示したフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る半導体装置の製造方法における貼り合わせの際の保護絶縁膜の状態の変化を模式的に示した工程断面図である。
[実施形態1]
本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法を模式的に示したフローチャートである。図2〜図4は、本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法を模式的に示した工程断面図である。図5は、本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法において接合用コンタクトプラグを形成した後の構成を模式的に示した拡大部分断面図である。
実施形態1に係る半導体装置の製造方法は、第1半導体基板10及び第2半導体基板20のそれぞれに保護絶縁膜11、21及び接合用コンタクトプラグ14、24を形成し、その後、第1半導体基板10と第2半導体基板20とを熱圧着処理で貼り合わせて接合する方法である。実施形態1に係る半導体装置の製造方法は、以下のようにして行う。なお、第1半導体基板10及び第2半導体基板20には半導体素子(図示せず)及び回路(図示せず)の一方又は両方が形成されているものとする。
まず、第1半導体基板10及び第2半導体基板20に接合用コンタクトプラグ14、24を形成する工程として、以下の工程(図1のステップA1〜A6、ステップB1〜B6)を行う。以下では、第1半導体基板10をベースに説明するが、第2半導体基板20についても同様である。
[ヴィア形成]
まず、第1半導体基板10の表面10a上に保護絶縁膜11(例えば、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸窒化膜、カーボン含有シリコン酸化膜、カーボン含有シリコン窒化膜等)を成膜し、その後、リソグラフィ技術及びドライエッチング技術を用いて、保護絶縁膜11の所定の位置に、第1半導体基板10に通ずるヴィア12を形成する(図1のステップA1、B1、図2(A)参照)。
[バリア膜形成]
次に、ヴィア12の底面12a及び側面12bを含む保護絶縁膜11の表面11aにバリア膜13(例えば、TaN、TiN、WN等)を薄く成膜する(図1のステップA2、B2、図2(B)参照)。
[シード膜形成]
次に、バリア膜13の表面(ヴィア12の底面12a及び側面12bの表面も含む)に、スパッタによりシード膜14a(例えば、銅)を薄く成膜する(図1のステップA3、B3、図2(C)参照)。
[めっき膜形成]
次に、バリア膜13の表面(ヴィア12内の部分も含む)に、電界めっき処理によりヴィア12を埋設するようにめっき膜14b(シード膜14aを含む、例えば、銅)を成膜する(図1のステップA4、B4、図3(A)参照)。
なお、めっき膜14b(シード膜14aを含む)は、銅以外にもニッケル、アルミニウム、タングステン、チタン、スズ、銀等の他の金属材料や、それらの金属の複合材料を用いてもよい。ステップA3及びステップA4は、めっき膜14b(シード膜14aを含む)に使用する材料に応じて違う工程となってもよい。
[平坦化(CMP)]
次に、CMP(Chemical Mechanical Polishing)により、保護絶縁膜11の表面11aが露出するまでめっき膜(図3(A)の14b)を研磨し平坦化することによって接合用コンタクトプラグ14を形成し、その後、アルカリ有機洗浄薬液を用いて保護絶縁膜11の表面11aを洗浄する(図1のステップA5、B5、図3(B)参照)。
ここで、保護絶縁膜11の表面11aの平坦度(「グローバル段差」と称す)を任意の点から1mmの範囲で7nm以下(好ましくは5nm以下)とし、保護絶縁膜11の表面11aに対する接合用コンタクトプラグ14の表面14cとの段差(「局所段差」と称す;図5のL)が所定値となるように、研磨条件(例えば、スラリー、研磨時間、研磨圧力など)を調整する。局所段差Lは、保護絶縁膜11の膜厚の0.01〜0.5%とし、望ましくは保護絶縁膜11の膜厚の0.02〜0.33%である。局所段差Lが保護絶縁膜11の膜厚の0.5%を超えると接合用コンタクトプラグ14、24の膨張が不足して接合できない。一方、局所段差Lが保護絶縁膜11の膜厚の0.01%未満となると接合用コンタクトプラグ14、24の膨張による応力が大きくなり、保護絶縁膜11、21間に剥がれが生じて保護絶縁膜11、21間に隙間ができてマイグレーションの原因となる可能性がある。接合用コンタクトプラグの高さが500nmの場合、局所段差Lは、0.05〜2.5nmとし、好ましくは0.1〜1.65nmである。また、保護絶縁膜11の表面11aのバリア膜13を研磨するときにコロイダルシリカを含有するスラリーにHを添加して、接合用コンタクトプラグ14の表面14cを保護絶縁膜11の表面11aよりリセス(凹みを形成)させる。スラリーには、BTA(Benzo Triazole;ベンゾトリアゾール)等のCu腐食防止剤を含有しないスラリーを用いることが望ましい。
また、接合用コンタクトプラグ14がCuの場合、アルカリ系有機洗浄薬液を用いて洗浄を行うことで、Cuの表面に膜厚が1nm程度のCuOからなる保護膜が形成される。
[裏面エッチ・洗浄]
次に、裏面エッチ装置を用いて第1半導体基板10の裏面(表面11aに対して反対側の面)に付着しためっき膜(図示せず、図3(A)の14bと同様な膜)を除去し、その後、第1半導体基板10を純水で洗浄する(図1のステップA6、B6参照)。
次に、第1半導体基板10と第2半導体基板20とを貼り合わせる工程として、以下の工程(図1のステップC1〜C2)を行う。
[コンタクトプラグ位置合わせ]
まず、第1半導体基板10の接合用コンタクトプラグ14と、第2半導体基板20の接合用コンタクトプラグ24とを向き合うようにして位置合わせする(図1のステップC1、図4(A)参照)。
[熱圧着処理(コンタクトプラグ接合)]
次に、位置合わせした第1半導体基板10と第2半導体基板20とを合わせた状態で熱圧着処理することによって第1半導体基板10と第2半導体基板20とを貼り合わせて接合する(図1のステップC2、図4(B)参照)。
ここで、熱圧着処理では、熱圧着接合装置を用いて半導体基板10、20同士を上下から圧力を加えて200〜350℃の範囲で10〜60分の熱処理を行う。熱圧着処理によって、保護絶縁膜11、21を接合するとともに、接合用コンタクトプラグ14、24を膨張させて接合する。
また、接合用コンタクトプラグ14、24の表面(図4(A)の14c、24c)は図4(A)の段階で純度の高い状態となっているため、熱圧着処理により接合用コンタクトプラグ14、24の表面14c、24cが互いに接合して一体化してコンタクトプラグ接合面31が形成される。保護絶縁膜11、21の表面(図4(A)の11a、21a)についても、熱圧着処理により互いに接合して一体化して絶縁膜接合面30が形成される。
さらに、接合用コンタクトプラグ14、24の膨張量は、『プラグの高さ×温度×熱膨張係数』から算出できる。
なお、絶縁膜同士の接合は、チップ単位で接合する場合では知られておらず、絶縁膜同士の接合を用いて半導体基板ほどの大面積の接合は行われていなかった。発明者は、絶縁膜同士の接合を半導体基板の貼り合わせに使用することを思い立ち、数々の検討の結果、上記保護絶縁膜の表面の平坦度は1mmの範囲での段差(グローバル段差)を7nm以下にし、かつ、保護絶縁膜11、21の膜厚が500nmの場合、局所段差が0.05〜2.5nm、さらに好ましくは0.1〜1.65nmのときに、貼り合わせが好ましいことを見出した。
次に、本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法において接合用のコンタクトプラグを形成した後の半導体基板のグローバル段差及び局所段差の計測結果について説明する。図6は、本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法において接合用コンタクトプラグを形成した後の半導体基板のグローバル段差及び局所段差を測定するためのサンプルの平面構成を模式的に示した平面図である。図7は、本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法において接合用のコンタクトプラグを形成した後の半導体基板のグローバル段差の測定結果を示したグラフである。図8は、本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法において接合用のコンタクトプラグを形成した後の半導体基板の局所段差の測定結果を示した写真及びグラフである。
実施形態1に係る半導体装置の製造方法におけるステップA1〜ステップA6により図6のような接合面(保護絶縁膜の表面11a、接合用コンタクトプラグの表面14c、配線表面14d(断面は接合用コンタクトプラグ14と同様))を有する半導体基板をサンプルとしてグローバル段差及び局所段差を計測した。なお、保護絶縁膜はシリコン酸化膜であり、接合用コンタクトプラグ及び配線は銅である。計測の結果、グローバル段差(保護絶縁膜の表面11aの平坦度)は、任意の点から1mmの範囲で6.3nmであった(図7参照)。また、局所段差(保護絶縁膜の表面11aに対する接合用コンタクトプラグの表面14cとの段差)は、2.1nmであった(図8参照)。
次に、発明者が検討した比較例に係る半導体装置の製造方法の問題点について図面を用いて説明する。図9は、比較例に係る半導体装置の製造方法により第1半導体基板と第2半導体基板とを接合したときの2つの例を模式的に示した断面図である。
比較例に係る半導体装置の製造方法では、貼り合わせ前の段階で、図9(A)、(B)のように、第1半導体基板10上の保護絶縁膜11から接合用コンタクトプラグ15が突出している。同様に、第2半導体基板20上の保護絶縁膜21からも接合用コンタクトプラグ25が突出している。保護絶縁膜11、21から突出した接合用コンタクトプラグ15と接合用コンタクトプラグ25とを対向して貼り合わせた後、高い温度で熱しながら圧力をかけることにより接合用コンタクトプラグ15、25同士を接合させた場合、保護絶縁膜11、21間の隙間に接合用コンタクトプラグ15、25がマイグレーションで伸びて隣り合う接合用コンタクトプラグ15、25間でショートが起きやすく(図9(A)参照)、搬送時の振動や熱膨張によって位置ずれが生じやすい(図9(B)参照)。
次に、本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法の応用例について図面を用いて説明する。図10は、本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法を応用した第1変形例のウェハ同士を接合する模式的に示した斜視図である。図11は、本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法を応用した第2変形例の第1半導体基板の構成を模式的に示した断面図である。図12は、本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法を応用した第2変形例の第2半導体基板の構成を模式的に示した断面図である。図13は、本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法を応用した第2変形例の第1半導体基板と第2半導体基板との位置合わせた時の状態を模式的に示した断面図である。図14は、本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法を応用した第2変形例の第1半導体基板と第2半導体基板とを貼り合わせて第2半導体基板の裏面を切削した時の状態を模式的に示した断面図である。図15は、本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方法を応用した第3変形例の半導体基板の積層体を配線基板に実装したときの構成を模式的に示した断面図である。
[第1変形例]
貼り合わせは、個片化した半導体基板(半導体チップ)同士を貼り合わせることも可能であるが、重ね合わせ精度の観点から、図10のようにウェハ50、51(ステップA1〜A6により製造したウェハ)同士を貼り合わせることが好ましい。なお、図10では、保護絶縁膜、バリア膜、接合用コンタクトプラグを省略している。
[第2変形例]
ステップA1〜A6により図11のようなセンスアンプなどのCMOSトランジスタが形成された第1半導体基板10を製造し、ステップB1〜B6により図12のようなNMOSトランジスタとキャパシタを備えるメモリが形成された第2半導体基板20を製造し、その後、ステップC1により図13のように第1半導体基板10と第2半導体基板20とを位置合わせし、その後、ステップC2により第1半導体基板10と第2半導体基板20とを貼り合わせて熱圧着処理を行い、その後、第1半導体基板10の裏面側の基板10bを研削し、外部と信号のやり取りを行うための貫通電極10cを露出させる。ここで、貼り合わせる半導体基板はメモリを有する半導体基板同士でもよい。また、ステップA1〜A6により基板10bの上面に配された保護絶縁膜(図示せず)と、貫通電極10cと接続された接合用コンタクトプラグ(図示せず)と、を形成し、その後、他の半導体基板(図示せず;ステップB1〜B6により製造された半導体基板)を貼り合わせて、熱圧着処理により貫通電極10c同士を電気的に接続することも可能である。なお、第1半導体基板10と第2半導体基板20との位置合わせでは、第1半導体基板10の保護絶縁膜11に位置決め凸部16及び位置決め凹部17を形成するとともに、第2半導体基板20の保護絶縁膜21に位置決め凸部26及び位置決め凹部27を形成しておき、位置決め凸部16を位置決め凹部27に挿入するとともに、位置決め凸部26を位置決め凹部17に挿入するようにしてもよい。なお、図11〜図13では局所段差(保護絶縁膜11の表面に対する接合用コンタクトプラグ14の表面との段差)及びバリア膜を省略している。
[第3変形例]
実施形態1に係る半導体装置の製造方法により図15のようにロジックチップ70、メモリチップ80、90、100、110を積層して貼り合わせることができる。配線基板60の接続パッド64上にバンプ75を介してロジックチップ70がフリップチップ実装されている。ロジックチップ70上の保護絶縁膜71及び接合用コンタクトプラグ74は、メモリチップ80の保護絶縁膜81a及び接合用コンタクトプラグ84aと貼り合わされている。メモリチップ80の保護絶縁膜81b及び接合用コンタクトプラグ84bは、メモリチップ90の保護絶縁膜91a及び接合用コンタクトプラグ94aと貼り合わされている。メモリチップ90の保護絶縁膜91b及び接合用コンタクトプラグ94bは、メモリチップ100の保護絶縁膜101a及び接合用コンタクトプラグ104aと貼り合わされている。メモリチップ90の保護絶縁膜91b及び接合用コンタクトプラグ94bは、メモリチップ100の保護絶縁膜101a及び接合用コンタクトプラグ104aと貼り合わされている。メモリチップ100の保護絶縁膜101b及び接合用コンタクトプラグ104bは、メモリチップ110の保護絶縁膜111及び接合用コンタクトプラグ114と貼り合わされている。チップ70、80、90、100、110のそれぞれは、貫通電極70a、80a、90a、100a、及び、接合用コンタクトプラグ74、84a、84b、94a、94b、104a、104b、114を通じて電気的に接続されており、バンプ75、接続パッド64を通じて配線基板60とも電気的に接続される。なお、最上段のメモリチップ110には、貫通電極を設けなくてもよい。
なお、配線基板60は、下面にランド61及び絶縁膜62が形成されており、ランド61上にはんだボール63が形成されており、上面に接続パッド64及び絶縁膜65が形成されている。また、配線基板60とロジックチップ70との間には、アンダーフィル樹脂120が充填されている。また、チップ70、80、90、100、110は、配線基板60上にて、封止樹脂121によって封止されている。さらに、図15では、バリア膜を省略している。
実施形態1によれば、貼り合わせる半導体基板10、20の保護絶縁膜11、21の表面11a、21aに対して接合用コンタクトプラグ14、24の表面14c、24cより低くし、保護絶縁膜11、21同士を接合して、接合用コンタクトプラグ14、24同士を膨張させて接合することにより、接合用コンタクトプラグ14、24同士の位置ずれを防止することができ、高い位置精度の接合が可能となる。また、実施形態1によれば、保護絶縁膜11、21同士が接合しているので、保護絶縁膜11、21間に隙間がなく、接合用コンタクトプラグ14、24のマイグレーションを防止することができる。また、実施形態1によれば、保護絶縁膜11、21の表面11a、21aのプラズマ処理を行わなくてもよいので、汚染物による絶縁膜同士の接合面が汚染されることがなく、接合時のコストが削減できる。さらに、実施形態1によれば、低い温度での接合が可能となり、デバイスの特性悪化を防ぐことができる。
[実施形態2]
本発明の実施形態2に係る半導体装置の製造方法について図面を用いて説明する。図16は、本発明の実施形態2に係る半導体装置の製造方法を模式的に示したフローチャートである。
実施形態2は、実施形態1の変形例であり、貼り合わせ工程における熱圧着処理(図1のステップC2)の代わりにプラズマ処理及び熱処理を行うようにしたものである。なお、第1半導体基板及び第2半導体基板の接合用コンタクトプラグ形成工程(ステップA1〜A6、ステップB1〜B6)及びグローバル段差並びに局所段差については、実施形態1と同様である。
接合用コンタクトプラグ形成工程(ステップA1〜A6、ステップB1〜B6)の後、第1半導体基板10と第2半導体基板20とを貼り合わせる工程として、以下の工程(図16のステップD1〜D3)を行う。
まず、半導体基板10、20の保護絶縁膜11、21の表面11a、21aにプラズマ処理を行う(ステップD1;参考として図4(A)参照)。
ここで、プラズマ処理では、大気圧に対して減圧した減圧雰囲気(例えば、500mT(66.65Pa))でマイクロ波により生成されたプラズマ(例えば、30W)を照射することで、保護絶縁膜11、21の表面11a、21aを活性化することができる。このとき、接合用コンタクトプラグ14、24の表面も酸化膜等が除去され、純度の高い表面となり、接合されやすくなる。プラズマとして、例えば、Nプラズマ、Oプラズマ、Hプラズマ、NHプラズマ等を用いることができる。
[コンタクトプラグ位置合わせ]
次に、常圧雰囲気にして、第1半導体基板10の接合用コンタクトプラグ14と、第2半導体基板20の接合用コンタクトプラグ24とを向き合うようにして位置合わせして、接触させる(図16のステップD2、参考として図4(A)参照)。
ここで、保護絶縁膜11、21同士を接触させることで、活性化している保護絶縁膜11、21の表面11a、21aが共有結合を形成し、保護絶縁膜11、21が一体化する。
[アニール]
次に、位置合わせした第1半導体基板10と第2半導体基板20とを合わせた状態で、アニール炉を用いて比較的低い温度(例えば、200℃〜300℃)のバッチ処理で1時間アニールすることによって、第1半導体基板10と第2半導体基板20とを貼り合わせて接合する(図16のステップD3、図4(B)参照)。
これにより、絶縁膜接合面30の接合強度がさらに向上するとともに、接合用コンタクトプラグ14、24が膨張し、接合用コンタクトプラグ14、24同士が接触して接合する。
なお、半導体基板同士の貼り合わせは、絶縁膜接合面30が受け持ち、電気的接続をコンタクトプラグ接合面31が受け持っているため、必ずしも、接合用コンタクトプラグ14、24同士を向き合わせる必要はない。すなわち、接合用コンタクトプラグ14又は24と配線との組合せ、又は、配線と配線との組合せでもよく、さらに、接合用コンタクトプラグ14又は24に対向して、ヴィアコンタクトプラグや配線が無い個所があってもよい。
次に、保護絶縁膜11、21の表面11a、21aの活性化ついて図面を用いて説明する。図17は、本発明の実施形態2に係る半導体装置の製造方法における貼り合わせの際の保護絶縁膜の状態の変化を模式的に示した工程断面図である。
保護絶縁膜11、21がシリコン酸化膜の場合、図17(A)のように、大気中に放置された保護絶縁膜11の表面11aと保護絶縁膜21の最表面のSiO分子40の結合手42には終端原子41(酸素、水素等)が結合しているが、減圧雰囲気の下、プラズマを照射することで、図17(B)のように、終端原子41が取り除かれSiO分子40の結合手42が未結合の状態となる。このようにSiO分子40の結合手42を未結合の状態とすることを、表面を活性化すると称する。減圧雰囲気を保持したまま、第2半導体基板20に第1半導体基板10を接触させることで、図17(C)のように、保護絶縁膜11、21の結合手42同士が共有結合を形成し、保護絶縁膜11、21が一体化して、結合面43が形成される。
実施形態2によれば、接合用コンタクトプラグ14、24同士を接合した後に、接合用コンタクトプラグ14、24同士を接合することで、次工程への搬送時の振動や熱膨張による応力によりズレが発生することがなくなり、接合用コンタクトプラグ14、24同士を接合する際に位置ずれを防止でき、高い位置精度の接合が可能となる。また、実施形態2によれば、保護絶縁膜11、21同士を接合した後に接合用コンタクトプラグ14、24同士の接合を行うので、保護絶縁膜11、21同士に隙間を作ることなく、半導体基板10、20同士の接合の際にマイグレーションを防止することができる。また、実施形態2によれば、実施形態1よりも保護絶縁膜11、21同士の接合が強固になる。また、実施形態2によれば、接合用コンタクトプラグ14、24の表面14c、24cはプラズマ処理により純度の高い表面となっているため、200〜300℃の低温熱処理でも接合することができるので、デバイスの特性劣化を抑えることができる。さらに、実施形態2によれば、熱処理をバッチで行えるので、枚様式に比べ、1枚当たり短時間の熱処理ができ、生産性を向上させることができ、製造コストを抑えることができる。つまり、電極同士のみを接合させる技術では高温(300〜400℃)でウェハ一枚ごとに長時間(30分/1枚)熱処理を行っていたため熱処理時間で25枚で12.5時間かかっていたが、実施形態2によれば、複数のウェハをバッチで熱処理が行えるため、熱処理時間は25枚でも1時間となり、製造コストを抑えることができる。
なお、本出願において図面参照符号を付している場合は、それらは、専ら理解を助けるためのものであり、図示の態様に限定することを意図するものではない。
(付記)
本発明の一視点においては、半導体装置の製造方法において、第1半導体基板上に、第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜を貫通するとともに前記第1絶縁膜の表面に対して凹んだ表面を有する第1コンタクトプラグと、を形成する工程と、第2半導体基板上に、第2絶縁膜と、前記第2絶縁膜を貫通するとともに前記第2絶縁膜の表面に対して凹んだ表面を有する第2コンタクトプラグと、を形成する工程と、前記第1絶縁膜と前記第2絶縁膜とを貼り合わせるとともに、加熱により前記第1コンタクトプラグと前記第2コンタクトプラグとを膨張させて接合させる貼り合わせ工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の前記半導体装置の製造方法において、前記第1コンタクトプラグの表面と前記第1絶縁膜の表面との差は、前記第1絶縁膜の膜厚の0.01%以上かつ0.5%以下であり、前記第2コンタクトプラグの表面と前記第2絶縁膜の表面との差は、前記第2絶縁膜の膜厚の0.01%以上、0.5%以下であることが好ましい。
本発明の前記半導体装置の製造方法において、前記第1コンタクトプラグの表面と前記第1絶縁膜の表面との差は、前記第1絶縁膜の膜厚の0.02%以上かつ0.33%以下であり、前記第2コンタクトプラグの表面と前記第2絶縁膜の表面との差は、前記第2絶縁膜の膜厚の0.02%以上、0.33%以下であることが好ましい。
本発明の前記半導体装置の製造方法において、前記第1絶縁膜及び前記第2絶縁膜のそれぞれの表面の平坦度は、任意の点から1mmの範囲で7nm以下であることが好ましい。
本発明の前記半導体装置の製造方法において、前記第1絶縁膜及び前記第2絶縁膜のそれぞれの表面の平坦度は、任意の点から1mmの範囲で5nm以下であることが好ましい。
本発明の前記半導体装置の製造方法において、前記貼り合わせ工程では、前記第1コンタクトプラグと前記第2コンタクトプラグとを接合させる際に前記第1半導体基板と前記第2半導体基板とを圧着させて加熱する熱圧着処理を行うことが好ましい。
本発明の前記半導体装置の製造方法において、前記熱圧着処理では、200℃以上かつ350℃以下の温度に加熱することが好ましい。
本発明の前記半導体装置の製造方法において、前記貼り合わせ工程では、前記第1絶縁膜と前記第2絶縁膜とを貼り合わせる前に、前記第1絶縁膜の表面、及び、前記第2絶縁膜の表面のそれぞれに対してプラズマ処理を行うことが好ましい。
本発明の前記半導体装置の製造方法において、前記プラズマ処理では、前記第1絶縁膜の表面、及び、前記第2絶縁膜の表面のそれぞれに対してN、O、H、NHのうちの少なくとも1つを含むプラズマを照射することが好ましい。
本発明の前記半導体装置の製造方法において、前記プラズマ処理では、前記第1絶縁膜の表面、及び、前記第2絶縁膜の表面のそれぞれに対してNを含むプラズマを照射することが好ましい。
本発明の前記半導体装置の製造方法において、前記貼り合わせ工程では、前記第1コンタクトプラグと前記第2コンタクトプラグとを接合させる際に200℃以上かつ300℃以下の温度に加熱する熱処理を行うことが好ましい。
本発明の前記半導体装置の製造方法において、前記プラズマ処理は、大気圧に対して減圧した減圧雰囲気で行い、前記熱処理は、常圧雰囲気にした状態で行うことが好ましい。
本発明の前記半導体装置の製造方法において、前記第1絶縁膜及び前記第2絶縁膜は、それぞれシリコン酸化膜を含むことが好ましい。
本発明の前記半導体装置の製造方法において、前記第1コンタクトプラグ及び前記第2のコンタクトプラグは、それぞれCuを含むことが好ましい。
本発明の前記半導体装置の製造方法において、前記第1絶縁膜及び前記第1コンタクトプラグを形成する工程では、前記第1半導体基板上に第1膜厚の前記第1絶縁膜を形成する工程と、前記第1絶縁膜に第1ヴィアを形成し、前記第1ヴィア内を含む前記第1絶縁膜上に第1金属を形成する工程と、前記第1絶縁膜が露出するまで前記第1金属を除去することにより前記第1ヴィア内に前記第1金属からなる前記第1コンタクトプラグを形成する工程と、を含み、前記第2絶縁膜及び前記第2コンタクトプラグを形成する工程では、前記第2半導体基板上に第2膜厚の前記第2絶縁膜を形成する工程と、前記第2絶縁膜に第2ヴィアを形成し、前記第2ヴィア内を含む前記第2絶縁膜上の第2金属を形成する工程と、前記第2絶縁膜が露出するまで前記第2金属を除去することにより前記第2ヴィア内に前記第2金属からなる第2コンタクトプラグを形成する工程と、を含み、前記第1コンタクトプラグを形成する工程では、前記第1コンタクトプラグの表面が前記第1絶縁膜の表面よりも低くなるように前記第1金属を除去し、前記第2コンタクトプラグを形成する工程では、前記第2コンタクトプラグの表面が前記第2絶縁膜の表面よりも低くなるように前記第2金属を除去することが好ましい。
本発明の前記半導体装置の製造方法において、前記第1ヴィア及び前記第1金属を形成する工程では、前記第1ヴィアを形成した後であって前記第1金属を形成する前に、前記第1ヴィア内を含む前記第1絶縁膜上に第1バリア膜を形成し、前記第2ヴィア及び前記第2金属を形成する工程では、前記第2ヴィアを形成した後であって前記第2金属を形成する前に、前記第2ヴィア内を含む前記第2絶縁膜上に第2バリア膜を形成し、前記第1コンタクトプラグを形成する工程では、前記第1絶縁膜が露出するまで前記第1金属及び前記第1バリア膜を除去することにより前記第1ヴィア内に前記第1金属からなる前記第1コンタクトプラグを形成し、前記第2コンタクトプラグを形成する工程では、前記第2絶縁膜が露出するまで前記第2金属及び前記第2バリア膜を除去することにより前記第2ヴィア内に前記第2金属からなる前記第2コンタクトプラグを形成することが好ましい。
本発明の前記半導体装置の製造方法において、前記第1コンタクトプラグを形成する工程では、CMPにより前記第1金属及び前記第1バリア膜を除去し、前記第2コンタクトプラグを形成する工程では、CMPにより前記第2金属及び前記第2バリア膜を除去することが好ましい。
本発明の前記半導体装置の製造方法において、前記CMPでは、コロイダルシリカを含有するスラリーを用いることが好ましい。
本発明の前記半導体装置の製造方法において、前記スラリーは、Hが添加されていることが好ましい。
本発明の前記半導体装置の製造方法において、前記第1コンタクトプラグを形成する工程では、前記CMPを行った後に、洗浄薬液を用いて前記第1絶縁膜及び前記第1コンタクトプラグを洗浄し、前記第2コンタクトプラグを形成する工程では、前記CMPを行った後に、洗浄薬液を用いて前記第2絶縁膜及び前記第2コンタクトプラグを洗浄することが好ましい。
本発明の前記半導体装置の製造方法において、前記洗浄薬液は、アルカリ系有機洗浄薬液であることが好ましい。
なお、本発明の全開示(特許請求の範囲及び図面を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の全開示の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲及び図面を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。また、本願に記載の数値及び数値範囲については、明記がなくともその任意の中間値、下位数値、及び、小範囲が記載されているものとみなされる。
10 第1半導体基板
10a 表面
10b 基板
10c 貫通電極
10d 裏面
11 保護絶縁膜
11a 表面
12 ヴィア
12a 底面
12b 側面
13 バリア膜
14、15 接合用コンタクトプラグ
14a シード膜
14b めっき膜
14c 表面
14d 配線表面
16 位置決め凸部
17 位置決め凹部
20 第2半導体基板
20a 表面
20d 裏面
21 保護絶縁膜
21a 表面
22 接合用ヴィア
23 バリア膜
24、25 接合用コンタクトプラグ
24c 表面
26 位置決め凸部
27 位置決め凹部
30 絶縁膜接合面
31、32 コンタクトプラグ接合面
40 SiO分子
41 終端原子(水素原子,酸素原子)
42 結合手
43 結合面
50 第1ウェハ
51 第2ウェハ
60 配線基板
61 ランド
62 絶縁膜
63 はんだボール
64 接続パッド
65 絶縁膜
70 ロジックチップ
70a 貫通電極
71 保護絶縁膜
73 バリア膜
74 接合用コンタクトプラグ
75 バンプ
80 メモリチップ
80a 貫通電極
81a、81b 保護絶縁膜
83a、83b バリア膜
84a、84b 接合用コンタクトプラグ
90 メモリチップ
90a 貫通電極
91a、91b 保護絶縁膜
93a、93b バリア膜
94a、94b 接合用コンタクトプラグ
100 メモリチップ
100a 貫通電極
101a、101b 保護絶縁膜
103a、103b バリア膜
104a、104b 接合用コンタクトプラグ
110 メモリチップ
111 保護絶縁膜
113 バリア膜
114 接合用コンタクトプラグ
120 アンダーフィル樹脂
121 封止樹脂

Claims (20)

  1. 第1半導体基板上に、第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜を貫通するとともに前記第1絶縁膜の表面に対して凹んだ表面を有する第1コンタクトプラグと、を形成する工程と、
    第2半導体基板上に、第2絶縁膜と、前記第2絶縁膜を貫通するとともに前記第2絶縁膜の表面に対して凹んだ表面を有する第2コンタクトプラグと、を形成する工程と、
    前記第1絶縁膜と前記第2絶縁膜とを貼り合わせるとともに、加熱により前記第1コンタクトプラグと前記第2コンタクトプラグとを膨張させて接合させる貼り合わせ工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記第1コンタクトプラグの表面と前記第1絶縁膜の表面との差は、前記第1絶縁膜の膜厚の0.01%以上かつ0.5%以下であり、
    前記第2コンタクトプラグの表面と前記第2絶縁膜の表面との差は、前記第2絶縁膜の膜厚の0.01%以上、0.5%以下であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第1コンタクトプラグの表面と前記第1絶縁膜の表面との差は、前記第1絶縁膜の膜厚の0.02%以上かつ0.33%以下であり、
    前記第2コンタクトプラグの表面と前記第2絶縁膜の表面との差は、前記第2絶縁膜の膜厚の0.02%以上、0.33%以下であることを特徴とする請求項2記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第1絶縁膜及び前記第2絶縁膜のそれぞれの表面の平坦度は、任意の点から1mmの範囲で7nm以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記貼り合わせ工程では、前記第1コンタクトプラグと前記第2コンタクトプラグとを接合させる際に前記第1半導体基板と前記第2半導体基板とを圧着させて加熱する熱圧着処理を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記熱圧着処理では、200℃以上かつ350℃以下の温度に加熱することを特徴とする請求項5記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記貼り合わせ工程では、前記第1絶縁膜と前記第2絶縁膜とを貼り合わせる前に、前記第1絶縁膜の表面、及び、前記第2絶縁膜の表面のそれぞれに対してプラズマ処理を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記プラズマ処理では、前記第1絶縁膜の表面、及び、前記第2絶縁膜の表面のそれぞれに対してN、O、H、NHのうちの少なくとも1つを含むプラズマを照射することを特徴とする請求項7記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記プラズマ処理では、前記第1絶縁膜の表面、及び、前記第2絶縁膜の表面のそれぞれに対してNを含むプラズマを照射することを特徴とする請求項8記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記貼り合わせ工程では、前記第1コンタクトプラグと前記第2コンタクトプラグとを接合させる際に200℃以上かつ300℃以下の温度に加熱する熱処理を行うことを特徴とする請求項7又は8記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記プラズマ処理は、大気圧に対して減圧した減圧雰囲気で行い、
    前記熱処理は、常圧雰囲気にした状態で行うことを特徴とする請求項10記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記第1絶縁膜及び前記第2絶縁膜は、それぞれシリコン酸化膜を含むことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 前記第1コンタクトプラグ及び前記第2のコンタクトプラグは、それぞれCuを含むことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一に記載の半導体装置の製造方法。
  14. 前記第1絶縁膜及び前記第1コンタクトプラグを形成する工程では、
    前記第1半導体基板上に第1膜厚の前記第1絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1絶縁膜に第1ヴィアを形成し、前記第1ヴィア内を含む前記第1絶縁膜上に第1金属を形成する工程と、
    前記第1絶縁膜が露出するまで前記第1金属を除去することにより前記第1ヴィア内に前記第1金属からなる前記第1コンタクトプラグを形成する工程と、
    を含み、
    前記第2絶縁膜及び前記第2コンタクトプラグを形成する工程では、
    前記第2半導体基板上に第2膜厚の前記第2絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2絶縁膜に第2ヴィアを形成し、前記第2ヴィア内を含む前記第2絶縁膜上の第2金属を形成する工程と、
    前記第2絶縁膜が露出するまで前記第2金属を除去することにより前記第2ヴィア内に前記第2金属からなる第2コンタクトプラグを形成する工程と、
    を含み、
    前記第1コンタクトプラグを形成する工程では、前記第1コンタクトプラグの表面が前記第1絶縁膜の表面よりも低くなるように前記第1金属を除去し、
    前記第2コンタクトプラグを形成する工程では、前記第2コンタクトプラグの表面が前記第2絶縁膜の表面よりも低くなるように前記第2金属を除去することを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一に記載の半導体装置の製造方法。
  15. 前記第1ヴィア及び前記第1金属を形成する工程では、前記第1ヴィアを形成した後であって前記第1金属を形成する前に、前記第1ヴィア内を含む前記第1絶縁膜上に第1バリア膜を形成し、
    前記第2ヴィア及び前記第2金属を形成する工程では、前記第2ヴィアを形成した後であって前記第2金属を形成する前に、前記第2ヴィア内を含む前記第2絶縁膜上に第2バリア膜を形成し、
    前記第1コンタクトプラグを形成する工程では、前記第1絶縁膜が露出するまで前記第1金属及び前記第1バリア膜を除去することにより前記第1ヴィア内に前記第1金属からなる前記第1コンタクトプラグを形成し、
    前記第2コンタクトプラグを形成する工程では、前記第2絶縁膜が露出するまで前記第2金属及び前記第2バリア膜を除去することにより前記第2ヴィア内に前記第2金属からなる前記第2コンタクトプラグを形成することを特徴とする請求項13又は14記載の半導体装置の製造方法。
  16. 前記第1コンタクトプラグを形成する工程では、CMPにより前記第1金属及び前記第1バリア膜を除去し、
    前記第2コンタクトプラグを形成する工程では、CMPにより前記第2金属及び前記第2バリア膜を除去することを特徴とする請求項15記載の半導体装置の製造方法。
  17. 前記CMPでは、コロイダルシリカを含有するスラリーを用いることを特徴とする請求項16記載の半導体装置の製造方法。
  18. 前記スラリーは、Hが添加されていることを特徴とする請求項17記載の半導体装置の製造方法。
  19. 前記第1コンタクトプラグを形成する工程では、前記CMPを行った後に、洗浄薬液を用いて前記第1絶縁膜及び前記第1コンタクトプラグを洗浄し、
    前記第2コンタクトプラグを形成する工程では、前記CMPを行った後に、洗浄薬液を用いて前記第2絶縁膜及び前記第2コンタクトプラグを洗浄することを特徴とする請求項16又は17記載の半導体装置の製造方法。
  20. 前記洗浄薬液は、アルカリ系有機洗浄薬液であることを特徴とする請求項19記載の半導体装置の製造方法。
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