JP2015225781A - シールド付き電気コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーブルなどにかしめられるかしめ部が設けられたシールド付き電気コネクタにおいて、かしめ部の破損を抑制でき、且つ、部品点数をより少なくする。【解決手段】コネクタ1は、幅方向Y1に並ぶ複数のコンタクト2と、第1シールドシェル本体20と、第1シールドシェル本体20と一体に形成されたかしめ部21と、第2シールドシェル本体22と、を有している。かしめ部21は、電線106を含む多軸ケーブル101にかしめられる。第2シールドシェル本体22は、かしめ部21の変位を規制するための一対の第1変位規制部22d,22dを有している。幅方向Y1において、一対の第1変位規制部22d,22dの間に、かしめ部21が配置されている。【選択図】 図9

Description

本発明は、シールド付き電気コネクタに関する。
シールド付き電気コネクタは、ノイズ対策のために、金属製のシールドを電気コネクタの外周部に配置した構成を有している(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のシールド付き電気コネクタは、コネクタ部材(18)を覆うコネクタシェルを有している。コネクタシェルは、圧着金具(20)と、シールドカバー(22、24)とを有している。圧着金具(20)は、複数の電線を含むケーブル(10)の端部に取りつけられる。シールドカバー(22、24)は、上下一対の部材であり、圧着金具(20)によってケーブル(10)に固定され、且つ、ケーブル(10)の一端を覆うボックス状に形成されている。圧着金具(20)は、ケーブル(10)に圧着される筒状部(20a)とシールドカバーに取りつけられる平板部(20b)とを有している。シールドカバー(22)は、圧着金具(20)の平板部(20b)が固定される側面(22c)を有している。
特開平6−5329号公報
特許文献1に記載の電気コネクタにおいては、ケーブル(10)は、圧着金具(20)を介してシールドカバー(22、24)に固定されている。そして、ケーブル(10)に、圧着金具(20)との結合部分を支点とする曲げ力(外力)がケーブル(10)に作用した場合、この外力は、圧着金具(20)とシールドカバー(22、24)との連結部分で受けられ、圧着金具(20)の破損が抑制される。
しかしながら、上記の構成では、シールドシェルとして、圧着金具と、2つのシールドカバーの合計3つの部材が必要であり、部品点数が多い。
本発明は、上記実情に鑑みることにより、ケーブルなどにかしめ(swage)られるかしめ部が設けられたシールド付き電気コネクタにおいて、かしめ部の破損を抑制でき、且つ、部品点数をより少なくすることを目的とする。
(1)上記目的を達成するため、本発明のある局面に係るシールド付き電気コネクタは、所定の配列方向に並び、電線がそれぞれ接続される複数のコンタクトと、第1シールドシェル本体と、前記第1シールドシェル本体と一体に形成されて前記第1シールドシェル本体から延び、前記電線を含むかしめ対象部材にかしめられる、かしめ部と、前記第1シールドシェル本体と組み合わされる第2シールドシェル本体と、を備え、前記第2シールドシェル本体は、前記かしめ部の変位を規制するための一対の変位規制部を有し、前記配列方向において、一対の前記変位規制部の間に、前記かしめ部が配置されている。
この構成によると、たとえば、作業員がかしめ対象部材を取り扱う際に、かしめ対象部材に、かしめ部を支点とする配列方向に向けての曲げ力が作用する場合がある。この場合、かしめ部の変位は、かしめ部と一対の変位規制部との接触によって規制される。これにより、かしめ部に過度の変形が生じることを抑制できる。その結果、かしめ部の破損、特に、かしめ部のうち第1シールドシェル本体から延びる根元部の破損を抑制できる。これにより、かしめ対象部材とシールドシェル本体との結合状態をより確実に維持できる。また、たとえば、シールド付き電気コネクタの極数が大きく、コンタクトの数が多い結果、配列方向における第1シールドシェル本体の長さが長い場合、第1シールドシェル本体のうちの平板状の一縁部のみからかしめ部が延びることとなる。この場合、かしめ部の根元部と第1シールドシェル本体との結合の剛性が比較的低い。このため、かしめ部を支点にして、かしめ対象部材に前述の曲げ力が作用した場合に、かしめ部の根元部が変形しやすい。このような場合でも、一対の変位規制部が設けられていることにより、この変形を抑制できる。よって、特に、シールド付き電気コネクタの極数が多い場合において、かしめ部の破損を抑制できる効果が顕著である。
また、第1シールドシェル本体とかしめ部とが、一体に形成されている。すなわち、第1シールドシェル本体とかしめ部とが一体に形成された部品と、第2シールドシェルという、2つの部品で、かしめ部の破損を抑制するための構成を実現できる。これにより、シールド付き電気コネクタの部品点数をより少なくできる。
(2)好ましくは、前記シールド付き電気コネクタは、前記第1シールドシェル本体および前記第2シールドシェル本体を取り囲む絶縁性の保護カバーをさらに備えている。
この構成によると、保護カバーが設けられていることにより、各シールドシェル本体を保護することができる。これにより、各シールドシェル本体およびかしめ部に異物が接触することを抑制できる。その結果、シールド付き電気コネクタの破損をより確実に抑制できる。
(3)より好ましくは、前記保護カバーは、前記かしめ部の変位を規制するための第2変位規制部を有し、前記かしめ対象部材が前記かしめ部に結合されている位置での前記かしめ対象部材の長手方向から見て、前記第2変位規制部は、一対の前記変位規制部が向かい合う方向と交差する所定の方向に向けての、前記かしめ部の変位を規制可能に構成されている。
この構成によると、一対の変位規制部と第2変位規制部との協働によって、第1シールドシェル本体に対するかしめ部の変位を、より確実に抑制できる。これにより、かしめ部の根元部の破損を、より確実に抑制できる。
(4)好ましくは、一対の前記変位規制部は、前記配列方向と交差する方向に進むに従い互いの間隔が狭くなる間隔変化部を有している。
この構成によると、かしめ対象部材がかしめ部に結合されている位置でのかしめ対象部材の長手方向から見て、間隔変化部は、一対の変位規制部が向かい合う方向と交差する所定の方向に向けての、かしめ部の変位を規制可能である。これにより、第1シールドシェル本体に対するかしめ部の変位を、より確実に抑制できる。よって、かしめ部の根元部の破損をより確実に抑制できる。特に、間隔変化部と第2変位規制部とが向かい合って配置されることで、一対の変位規制部と第2変位規制部との協働により、第1シールドシェル本体に対する上記所定の方向に向けてのかしめ部の変位を、より確実に抑制できる。
(5)好ましくは、前記第1シールドシェル本体および前記変位規制部は、曲げ加工を施された板部材を用いて形成されており、前記変位規制部と前記かしめ部とが互いに対向している領域は、前記かしめ対象部材が前記かしめ部に結合されている位置での前記かしめ対象部材の長手方向において、前記板部材の厚みよりも長く設定されている。
この構成によると、一対の変位規制部がかしめ部を受けることのできるスパンを、より長くできる。これにより、一対の変位規制部は、かしめ部をより安定した姿勢で受けることができる。その結果、一対の変位規制部は、かしめ部の根元部の変位をより確実に抑制できる。
本発明によると、電線を含むかしめ対象部材にかしめられるかしめ部が設けられたシールド付き電気コネクタにおいて、かしめ部の破損を抑制でき、且つ、部品点数をより少なくすることができる。
本発明の一実施形態に係るシールド付き電気コネクタと相手側電気コネクタとが互いに接続された状態を示す斜視図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 シールド付き電気コネクタの分解斜視図である。 (A)は、ハウジングの平面図である。(B)は、ハウジングの側面図である。(C)は、ハウジングの正面図である。(D)は、ハウジングの背面図である。(E)は、ハウジングの底面図である。 コネクタの幅方向の一端側における断面図である。 (A)は、シールドシェルの第1シールドシェル本体の平面図である。(B)は、第1シールドシェル本体の側面図である。(C)は、第1シールドシェル本体の底面図である。(D)は、第1シールドシェル本体の背面図である。 (A)は、シールドシェルの第2シールドシェル本体の底面図である。(B)は、第2シールドシェル本体の側面図である。(C)は、第2シールドシェル本体の平面図である。(D)は、第1シールドシェル本体の背面図である。 (A)は、多軸ケーブル、ハウジングおよび第1シールドシェル本体が組み付けられた状態を示す斜視図である。(B)は、多軸ケーブル、ハウジング、第1シールドシェル本体、および第2シールドシェル本体が組み付けられた状態を示す斜視図である。(C)は、コネクタおよび多軸ケーブルを当該コネクタの背面側から見た斜視図である。 (A)は、図2のIXA−IXA線に沿う断面図であり、コネクタを背面側から見た状態を示している。(B)は、コネクタの背面図である。 (A)は、保護カバーの正面図である。(B)は、保護カバーの背面図である。(C)は、保護カバーの底面図である。 (A)は、相手側コネクタの斜視図である。(B)は、相手側コネクタの正面図である。 (A)および(B)は、第1変形例に係る第2シールドシェル本体の主要部の斜視図である。(C)は、第2シールドシェル本体に第1シールドシェル本体が組み付けられた状態を示す斜視図である。(D)は、第1変形例に係るコネクタの背面図である。 (A)および図13(B)は、第2変形例に係る第2シールドシェル本体の主要部の斜視図である。(C)は、第2シールドシェル本体に第1シールドシェルが組み付けられた状態を示す斜視図である。(D)は、第2変形例に係るコネクタの背面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しつつ説明する。尚、本発明は、相手側電気コネクタと電気的に接続される、シールド付き電気コネクタとして、種々の用途に広く適用することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るシールド付き電気コネクタ1と相手側電気コネクタ100とが互いに接続された状態を示す斜視図である。図2は、図1のII−II線に沿う断面図である。図3は、シールド付き電気コネクタ1の分解斜視図である。
図1〜図3を参照して、シールド付き電気コネクタ1(以下、単にコネクタ1ともいう)は、ノイズ対策のためのシールド構造を有する電気コネクタである。コネクタ1は、相手側電気コネクタ100(以下、単に相手側コネクタ100ともいう)と協働してワイヤートゥーボードコネクタを形成しており、多軸ケーブル101と回路基板102とを電気的に接続する。
多軸ケーブル101は、たとえば、電源または電気機器(図示せず)に接続されている。多軸ケーブル101は、外皮103に覆われた複数の被覆電線104を有している。各被覆電線104は、被覆105と、電線106とを有している。被覆105は、ゴムなどの絶縁性の部材であり、電線106を被覆している。被覆電線104の一端において、被覆105から電線106が露出している。回路基板102には、相手側コネクタ100が接続されるスルーホール107が形成されている。
コネクタ1および相手側コネクタ100は、それぞれ、所定の長さ方向X1に細長く、且つ、長さ方向X1と直交する厚み方向Z1に薄い偏平な形状に形成されている。長さ方向X1および厚み方向Z1は、幅方向Y1と直交している。長さ方向X1は、コネクタ1と相手側コネクタ100とが互いに対向する対向方向でもある。
なお、本実施形態では、長さ方向X1において、コネクタ1のうち相手側コネクタ100と結合される側を先端側といい、コネクタ1のうち多軸ケーブル101が延びている側を基端側という。
コネクタ1は、複数のコンタクト2と、これら複数のコンタクト2を保持する絶縁性のハウジング3と、シールドシェル4と、リテーナ5と、保護カバー6と、を有している。
コンタクト2は、被覆電線104の電線106と、相手側コネクタ100の後述する相手側コンタクト111とを電気的に接続するために設けられている。コンタクト2は、所定の配列方向としての幅方向Y1に等間隔に複数配置されている。また、幅方向Y1に並ぶ複数のコンタクト2の集まりを1つのコンタクトユニット7とした場合に、本実施形態では、厚み方向Z1に2つのコンタクトユニット7(7a,7b)が並んでいる。本実施形態では、一方のコンタクトユニット7aのコンタクト2の数は、他方のコンタクトユニット7bのコンタクト2の数よりも多く設定されている。
各コンタクト2は、金属板を曲げ加工することなどにより形成された導電性の部材であり、長さ方向X1に沿って細長く形成されている。各コンタクト2の基端は、対応する被覆電線104の被覆105にかしめられており、これにより、各コンタクト2が対応する被覆電線104に固定されている。
各コンタクト2の中間部は、対応する被覆電線104の電線106にかしめられており、これにより、各コンタクト2が対応する電線106と電気的に接続されている。各コンタクト2の先端は、金属板が2枚重ね合わされることで形成されており、長さ方向X1に細長く延びている。各コンタクト2の先端は、相手側コネクタ100の後述する相手側コンタクト111と接触するための接触部2aを有している。各コンタクト2は、ハウジング3に保持されている。
図4(A)は、ハウジング3の平面図である。図4(B)は、ハウジング3の側面図である。図4(C)は、ハウジング3の正面図である。図4(D)は、ハウジング3の背面図である。図4(E)は、ハウジング3の底面図である。
図1〜図3、および、図4(A)〜図4(E)を参照して、ハウジング3は、合成樹脂などの絶縁材料を用いて形成されている。ハウジング3は、射出成形によって形成された一体成形品である。
ハウジング3は、矩形のブロック状に形成されており、幅方向Y1に細長く延びている。ハウジング3は、複数の第1コンタクト保持部11と、複数の第2コンタクト保持部12と、接続孔部13と、一対の側壁部3a,3aと、フランジ部14と、を有している。
各第1コンタクト保持部11は、一方のコンタクトユニット7aのコンタクト2を収容および保持するために設けられている。第1コンタクト保持部11は、厚み方向Z1におけるハウジング3の一方の側面側に開放されるように形成されている。第1コンタクト保持部11は、幅方向Y1(配列方向)に沿って等間隔に配置されている。第1コンタクト保持部11の数は、一方のコンタクトユニット7aのコンタクト2の数と同じである。
各第1コンタクト保持部11は、ハウジング3の基端面3bから長さ方向X1に沿って延びる孔部によって形成されている。各第1コンタクト保持部11には、一方のコンタクトユニット7aの対応するコンタクト2が挿入されている。各第1コンタクト保持部11は、対応するコンタクト2の中間部を保持している。
各第2コンタクト保持部12は、他方のコンタクトユニット7bのコンタクト2を収容および保持するために設けられている。第2コンタクト保持部12は、厚み方向Z1におけるハウジング3の他方側の側面としての第2側面側に開放されるように形成されている。第2コンタクト保持部12は、幅方向Y1(配列方向)に沿って等間隔に配置されている。第2コンタクト保持部12の数は、他方のコンタクトユニット7bのコンタクト2の数と同じである。
各第2コンタクト保持部12は、ハウジング3の基端面3bから長さ方向X1に沿って延びる孔部によって形成されている。各第2コンタクト保持部12には、他方のコンタクトユニット7bの対応するコンタクト2が挿入されている。各第2コンタクト保持部12は、対応するコンタクト2の中間部を保持している。
ハウジング3に保持された各コンタクト2の先端は、接続孔部13に露出している。接続孔部13は、ハウジング3の正面に開放された孔部であり、幅方向Y1に細長く延びる形状に形成されている。接続孔部13のうち、厚み方向Z1に向かい合う一対の内側面から各コンタクト2の先端が露出している。この接続孔部13には、相手側コネクタ100の後述する接続凸部116が挿入される。これにより、後述する相手側コンタクト111と対応するコンタクト2との接触(電気的接続)が達成される。この接続孔部13の周囲に、フランジ部14が形成されている。
フランジ部14は、長さ方向X1におけるシールドシェル4の先端部を受けるために設けられている。フランジ部14は、ハウジング3の先端から長さ方向X1と直交する方向に延びる突起状に形成されており、全体として筒状である。本実施形態では、ハウジング3の表面からのフランジ部14の突出量は、シールドシェル4を構成する金属板の厚みと略同じに設定されている。
ハウジング3の一対の側壁部3a,3aは、幅方向Y1に対称な形状に形成されている。各側壁部3a,3aの外側面には、シールドシェル4と連結される連結溝3c,3d,3eが形成されている。
連結溝3cは、フランジ部14の一部を長さ方向X1に貫通するように形成された溝である。連結溝3dは、フランジ部14の一部を切り欠くようにして形成された溝である。連結溝3eは、長さ方向X1における側壁部3a,3aの中間部に形成された窪み状の部分である。これらの連結溝3c,3d,3eとシールドシェル4との連結の構成は、後述する。上記の構成を有するハウジング3は、シールドシェル4に覆われている。
図5は、コネクタ1の幅方向Y1の一端側における断面図である。図6(A)は、シールドシェル4の第1シールドシェル本体20の平面図である。図6(B)は、第1シールドシェル本体20の側面図である。図6(C)は、第1シールドシェル本体20の底面図である。図6(D)は、第1シールドシェル本体20の背面図である。なお、図6では、第1シールドシェル本体20は、多軸ケーブル101にかしめられる前の状態を示している。
図7(A)は、シールドシェル4の第2シールドシェル本体22の底面図である。図7(B)は、第2シールドシェル本体22の側面図である。図7(C)は、第2シールドシェル本体22の平面図である。図7(D)は、第1シールドシェル本体20の背面図である。
図8(A)は、多軸ケーブル101、ハウジング3および第1シールドシェル本体20が組み付けられた状態を示す斜視図である。図8(B)は、多軸ケーブル101、ハウジング3、第1シールドシェル本体20、および第2シールドシェル本体22が組み付けられた状態を示す斜視図である。図8(C)は、コネクタ1および多軸ケーブル101を当該コネクタ1の背面側から見た斜視図である。
図2、図3、図6(A)〜図6(D)、図7(A)〜図7(D)、および、図8(A)〜図8(C)を参照して、シールドシェル4は、コネクタ1から放射されるノイズを遮蔽可能に構成されている。シールドシェル4は、たとえば、表面にめっきが施された金属板に切断加工および曲げ加工などが施されることで形成されている。シールドシェル4は、全体として、長さ方向X1に細長い中空の筒状に形成されている。
シールドシェル4は、第1シールドシェル本体20と、第1シールドシェル本体20から延び多軸ケーブル(かしめ対象部材)101にかしめられるかしめ部21と、第2シールドシェル本体22と、を有している。
第1シールドシェル本体20と第2シールドシェル本体22とは、互いに別部材を用いて形成されており、互いに組み合わされることで、シールドシェル4を形成している。長さ方向X1において、シールドシェル4の長さは、ハウジング3の長さよりも大きく設定されている。シールドシェル4の先端寄りに、ハウジング3が収容されている。
本実施形態では、第1シールドシェル本体20およびかしめ部21は、単一の金属板材料を用いて一体に形成されたサブユニット23によって形成されている。より具体的には、本実施形態では、サブユニット23(第1シールドシェル本体20およびかしめ部21)は、表面にめっきが施された金属板に切断加工および曲げ加工などが施されることで形成されている。
第1シールドシェル本体20は、厚み方向Z1におけるハウジング3の一方側の部分を覆うように構成されている。第1シールドシェル本体20は、長さ方向X1に延びる形状に形成されており、正面視において、全体として、U字状である。
第1シールドシェル本体20は、第1主板部20aと、一対の側板部20b,20bと、を有している。
第1主板部20aは、矩形の平板状に形成されている。第1主板部20aの中央部には、弾性片部20cが形成されている。弾性片部20cは、第1主板部20aの中間部を切断するように構成された小片状の部分であり、弾性変形可能である。弾性片部20cには、突起部20dが形成されている。この突起部20dは、相手側コネクタ100の後述する相手側シールドシェル113に形成された孔部113aに嵌合されることで、相手側コネクタ100からのコネクタ1の抜けを防止するために用いられる。幅方向Y1における第1主板部20aの両端部から、一対の側板部20b,20bが延びている。
一対の側板部20b,20bは、第1主板部20aから厚み方向Z1に沿って延びている。一対の側板部20b,20bは、ハウジング3の一対の側壁部3a,3aを挟むように配置されている。厚み方向Z1において、一対の側板部20b,20bの長さは、ハウジング3の厚みよりも小さく設定されている。
一対の側板部20b,20bは、幅方向Y1に対称な形状に形成されており、矩形状である。長さ方向X1における一対の側板部20b,20bの先端部には、それぞれ、長さ方向X1に延びる2つの突起部20e,20fが形成されている。一方の突起部20eは、ハウジング3の対応する溝部3cに嵌め込まれている。また、他方の突起部20fは、ハウジング3の対応する溝部3dに嵌め込まれている。これにより、第1シールドシェル本体20は、ハウジング3に対する厚み方向Z1の移動が規制されている。
また、長さ方向X1における一対の側板部20b,20bの先端部は、ハウジング3のフランジ部14に受けられている。また、各側板部20bから、舌片部20gが延びている。この舌片部20gは、ハウジング3の対応する溝部3eに嵌め込まれている。上記の構成により、シールドシェル4に対してハウジング3が抜けることは、抑制されている。
上記の構成を有する第1シールドシェル本体20において、第1主板部20aのうちの多軸ケーブル101側を向く基端側の一縁部20jから、かしめ部21が延びている。
かしめ部21は、前述したように、多軸ケーブル101にかしめられる部分として設けられている。かしめ部21は、第1主板部20aのうち、多軸ケーブル101側を向く一縁部20jから、長さ方向X1において、多軸ケーブル101側に向けて突出している。かしめ部21は、根元部21aと、かしめ本体部21bと、を有している。
根元部21aは、かしめ部21のうち第1主板部20aの一縁部20jに直接接続される部分として設けられている。根元部21aは、平板を曲げ加工することなどにより形成されている。根元部21aは、幅方向Y1における第1主板部20aの一縁部20jの中間部に接続されており、第1主板部20aから遠ざかるに従い、幅方向Y1の長さが短くなる形状に形成されている。また、かしめ部21は、第1主板部20aの一縁部20jから遠ざかるに従い、厚み方向Z1において、第2シールドシェル本体22から遠ざかるように傾斜している部分を有している。根元部21aの先端部に、かしめ本体部21bが連続している。
かしめ本体部21bは、根元部21aから幅方向Y1に延びる板状の部分として設けられている。かしめ本体部21bは、多軸ケーブル101にかしめられる前の状態において、U字状に形成されている。かしめ本体部21bは、図示しない工具を用いて多軸ケーブル101の外皮103にかしめられることで、多軸ケーブル101に圧着される。これにより、かしめ本体部21bは、全体として筒状となり、多軸ケーブル101の一端がシールドシェル4に固定される。かしめ本体部21bは、第2シールドシェル本体22に隣接している。
第2シールドシェル本体22は、表面にめっきが施された金属板に切断加工および曲げ加工などが施されることで形成されている。
第2シールドシェル本体22は、厚み方向Z1におけるハウジング3の他方側の部分の周囲を覆うように構成されている。また、第2シールドシェル本体22は、かしめ部21が第1シールドシェル本体20に対して幅方向Y1(配列方向)および厚み方向Z1の他方に変位することを規制するように構成されている。第2シールドシェル本体22は、長さ方向X1に延びる形状に形成されており、正面視において、全体として、U字状である。
第2シールドシェル本体22は、第2主板部22aと、一対の第1側板部22b,22bと、第2シールドシェル本体22と長さ方向X1に並ぶ一対の第2側板部22c,22cと、一対の第1変位規制部22d,22dと、一対の補強部22e,22eと、を有している。
第2主板部22aは、矩形の平板状に形成されている。第2主板部22aには、突起部22fが形成されている。この突起部22fは、保護カバー6の後述する突起部6gに受けられることで、保護カバー6からのシールドシェル4の抜けを防止するために用いられる。幅方向Y1における第2主板部22aの両端部から、一対の第1側板部22b,22bが延びている。
一対の第1側板部22b,22bは、第2主板部22aから厚み方向Z1に沿って延びており、第1シールドシェル本体20の一対の側板部20b,20bの内側面に沿うように配置されている。一対の第1側板部22b,22bは、ハウジング3の側壁部3a,3aを挟むように配置されている。これにより、一対の第1側板部22b,22bと一対の側板部20b,20bとが協働して、ハウジング3を幅方向Y1に挟んでいる。
一対の第1側板部22b,22bは、幅方向Y1に対称な形状に形成されており、長さ方向X1に細長い矩形状である。長さ方向X1における一対の第1側板部22b,22bの先端部は、ハウジング3のフランジ部14に受けられている。一対の第1側板部22b,22bの基端部には、突起部22gが形成されている。この突起部22gは、一対の側板部20b,20bに形成された孔部21qに嵌め込まれている。これにより、第2シールドシェル本体22は、第1シールドシェル本体20に固定されている。一対の第1側板部22b,22bとは長さ方向X1に隣接して、一対の第2側板部22c,22cが配置されている。
一対の第2側板部22c,22cは、補強部22e,22eを介して第1変位規制部22d,22dに結合される部分として設けられている。一対の第2側板部22c,22cは、第2主板部22aから厚み方向Z1に沿って延びる矩形状に形成されている。一対の第2側板部22c,22cに隣接して、一対の第1変位規制部22d,22dが配置されている。
一対の第1変位規制部22d,22dは、かしめ部21の変位を規制するために設けられている。本実施形態では、幅方向Y1(配列方向)において、一対の第1変位規制部22d,22dの間に、かしめ部21が配置される。
一対の第1変位規制部22d,22dは、第2主板部22aから厚み方向Z1に沿って延びる矩形の平板状部の途中部を折り返して重ね合わせることで2重の板状に形成されている。各第1変位規制部22d,22dにおいて、2重に重ねられた板部分のうちの第2主板部22aに連続する部分は、シールドシェル4の外側を向いている。また、各第1変位規制部22d,22dにおいて、2重に重ねられた板部分のうちの先端側の部分は、シールドシェル4の内側を向いている。
一対の第1変位規制部22d,22dは、幅方向Y1に対称な形状に形成されている。一対の第1変位規制部22d,22dは、長さ方向X1(多軸ケーブル101がかしめ部21に結合されている位置での多軸ケーブル101の長手方向)における、かしめ本体部21bの中間部に隣接しており、当該中間部を受けることが可能である。一対の第1変位規制部22d,22dは、かしめ本体部21bと向かい合う縁部22h,22hを有している。
この縁部22h,22hは、多軸ケーブル101にかしめられた筒状のかしめ本体部21bの外側面に沿う形状に形成されている。縁部22h,22hのうち、後述する第2変位規制部6f側の一部は、厚み方向Z1と平行に延びている。また、縁部22h,22hのうち、第2変位規制部6fから遠い側の一部は、一対の間隔変化部22j,22jを有している。一対の間隔変化部22j,22jは、幅方向Y1と交差する厚み方向Z1に進むに従い互いの間隔が狭くなる形状に形成されており、本実施形態では、円弧状に形成されている。
多軸ケーブル101に外力が作用していない状態において、各縁部22h,22hと、かしめ本体部21bとの隙間は、たとえば、1mm未満程度の僅かな値に設定されている。多軸ケーブル101の一端に外力が作用することなどにより、かしめ本体部21bが第1変位規制部22d,22dに対して幅方向Y1に所定量以上変位したとき、かしめ本体部21bは、第1変位規制部22d,22dに受けられる。これにより、かしめ部21がシールドシェル4に対して幅方向Y1に過度に変位することは、抑制される。また、かしめ本体部21bが第1変位規制部22d,22dに対して厚み方向Z1の他方(第2主板部22a側)に所定量以上変位したとき、かしめ本体部21bは、第1変位規制部22d,22dの間隔変化部22j,22jに受けられる。これにより、かしめ部21がシールドシェル4に対して厚み方向Z1の他方に過度に変位することは、抑制される。
一対の第1変位規制部22d,22dのうち、幅方向Y1における外側の縁部から、一対の補強部22e,22eが延びている。一対の補強部22e,22eは、一対の第1変位規制部22d,22dにおける、2重に重ねられた板部分のうちの第2主板部22aに連続する部分に連続している。一対の補強部22e,22eは、矩形の平板状に形成されており、対応する第2側板部22c,22cの内側面に沿わされ、且つ、当該内側面に固定されている。
本実施形態では、各補強部22e,22eに形成された突起部が、対応する第2側板部22c,22cに形成された貫通孔に圧入などによって挿入されることで、一対の補強部22e,22eと一対の第2側板部22c,22cとの固定が達成されている。このように、各第1変位規制部22d,22dと対応する補強部22e,22eとのL字構造部分が、対応する第2側板部22c,22cに固定されることで、一対の第1変位規制部22d,22dの剛性を、より高くできる。上記の構成を有するシールドシェル4は、保護カバー6に保持されている。
図9(A)は、図2のIXA−IXA線に沿う断面図であり、コネクタ1を背面側から見た状態を示している。図9(B)は、コネクタ1の背面図である。図10(A)は、保護カバー6の正面図である。図10(B)は、保護カバー6の背面図である。図10(C)は、保護カバー6の底面図である。
図2,図3、図5、図8(C)、図9(A)〜図9(B)、および、図10(A)〜図10(C)を参照して、保護カバー6は、シールドシェル4の第1シールドシェル本体20および第2シールドシェル本体22を取り囲む絶縁性の部材として設けられている。
保護カバー6は、全体として矩形の筒状に形成されており、シールドシェル4のうち多軸ケーブル101側(基端側)の部分と、多軸ケーブル101の一端とを取り囲むように配置されている。長さ方向X1において、保護カバー6の全長は、シールドシェル4の全長よりも短く設定されており、保護カバー6から、シールドシェル4が突出している。保護カバー6は、ハウジング3と同様の材料(合成樹脂)を用いて形成されている。
保護カバー6は、第1壁部6aと、第2壁部6bと、一対の側壁部6c,6cと、を有している。
第1壁部6aおよび第2壁部6bは、幅方向Y1に沿って互いに平行に延びる梁状の部分として設けられている。第1壁部6aは、第1シールドシェル本体20の第1主板部20aの外側面を受ける第1受け部6eを有している。第1受け部6eは、第1壁部6aの内側面において、長さ方向X1の先端側に配置されており、厚み方向Z1と直交する方向に延びる平坦面として形成されている。
また、第1壁部6aは、かしめ部21の変位を規制するための第2変位規制部6fを有している。具体的には、第1壁部6aの内側面において、幅方向Y1の中間部は、当該内側面の両端部に対して窪んだ形状に形成されている。この窪んだ部分が、第2変位規制部6fを形成している。第2変位規制部6fは、厚み方向Z1と直交する平坦面であり、かしめ部21とは厚み方向Z1に向かい合って当該かしめ部21と隣接している。
本実施形態では、第2変位規制部6fは、かしめ本体部21bのうちの根元部21aとの結合部21cに接触している。これにより、多軸ケーブル101のうちかしめ部21に結合されている位置(一端)での多軸ケーブル101の長手方向(長さ方向X1)から見て、第2変位規制部6fは、一対の第1変位規制部22d,22dが向かい合う幅方向Y1と交差する厚み方向Z1の一方に向けての、かしめ部21の変位を規制する。
このように、一対の第1変位規制部22d,22dと第2変位規制部6fとの協働によって、かしめ部21は、幅方向Y1への過度の変位と、厚み方向Z1への過度の変位とが、規制される。すなわち、かしめ部21は、当該かしめ部21の破損または疲労破壊の原因となる、過度の変形を抑制されている。
また、保護カバー6の第1受け部6eと第2変位規制部6fは、長さ方向X1におけるサブユニット23の両端部に受けられている。これにより、保護カバー6は、シールドシェル4に、より安定した姿勢で受けられる。第1壁部6aは、第2側壁6bと厚み方向Z1に向かい合っている。
第2壁部6bの内側面には、第1壁部6a側に向けて突出する突起部6gが形成されている。突起部6gと、第2シールドシェル本体22の突起部22fは、長さ方向X1に向かい合っており、互いに接触している。この構成により、シールドシェル4が保護カバー6の基端側(多軸ケーブル101側)に変位することを規制している。これにより、シールドシェル4が保護カバー6から抜けることを防止している。
また、第2壁部6bの内側面には、第2シールドシェル本体22の第2主板部22aの外側面を受ける第2受け部6hが形成されている。第2受け部6hは、幅方向Y1における第2壁部6bの内側面の中間部に配置されており、幅方向Y1に離隔してたとえば2つ設けられている。各第2受け部6hは、長さ方向X1に沿って延びる凸条の部分である。
第2壁部6bには、一対のリテーナ保持孔6j,6jが形成されている。リテーナ保持孔6j,6jは、リテーナ5が結合される部分として設けられている。リテーナ保持孔6j,6jは、幅方向Y1における第2壁部6bの両端部に形成されており、第2壁部6bを貫通しており、一対の側壁部6c,6cの一部が露呈するように形成されている。
リテーナ5は、保護カバー6がシールドシェル4から抜けることを防止するために設けられた、抜け止め防止部材である。リテーナ5は、合成樹脂を用いて形成されており、弾性変形可能である。リテーナ5は、U字状に形成されている。リテーナ5は、幅方向Y1に延びる平板状の中間部から厚み方向Z1の一方に延びる、一対の挿入片5a,5aを有している。一対の挿入片5a,5aのうち、幅方向Y1における外側面には、爪部5b,5bが形成されている。この爪部5b,5bは、保護カバー6の一対の側壁部6c,6cに結合される。
図5、図6(A)および図9(A)〜図9(B)を参照して、一対の側壁部6c,6cは、幅方向Y1における第1壁部6aおよび第2壁部6bの両端部同士を接続する部分として設けられており、厚み方向Z1に延びている。一対の側壁部6c,6cには、スライド挿入溝6k,6kが形成されている。スライド挿入溝6k,6kは、第1シールドシェル本体20に形成された挿入用突起20k,20kが嵌め込まれる部分として設けられている。
挿入用突起20k,20kは、第1シールドシェル本体20の一対の側板部20b,20bの外側面から幅方向Y1の外側に突出する平板状の部分であり、厚み方向Z1と直交するように配置されている。挿入用突起20k,20kは、第1シールドシェル本体20の一部である。
厚み方向Z1において、スライド挿入溝6k,6kの厚みは、挿入用突起20k,20kの厚み以上に設定されている。スライド挿入溝6k,6kは、長さ方向X1において、一対の側壁部6c,6cの中間部から、一対の側壁部6c,6cの基端面6mにかけて延びており、当該基端面6mに開放されている。この基端面6mは、保護カバー6がシールドシェル4に嵌合される際における、シールドシェル4に対する保護カバー6の差し込み方向の先端面である。
すなわち、保護カバー6がシールドシェル4に嵌合される際、保護カバー6は、シールドシェル4のうちハウジング3が配置されている先端側から、シールドシェル4に嵌め込まれる。このような嵌合の方法であれば、多軸ケーブル101をコンタクト2およびハウジング3に組み付け、さらに、ハウジング3にシールドシェル4を組み付けた後に、保護カバー6をシールドシェル4に通すことができる。したがって、作業員は、予め、保護カバー6を多軸ケーブル101に通した後に、多軸ケーブル101にハウジング3およびシールドシェル4などを組み付けるという、保護カバー6が邪魔になるような作業を行わなくて済む。よって、コネクタ1の製造にかかる手間をより少なくできる。
また、一対の側壁部6c,6cの内側面には、凹部6n,6nが形成されている。凹部6n,6nは、リテーナ5の対応する爪部5b,5bが結合される部分として設けられている。凹部6n,6nは、一対の側壁部6c,6cの内側面を窪ませるようにして形成された部分であり、爪部5bが結合されている。リテーナ5の一対の挿入片5a,5aがリテーナ保持孔6j,6jに挿入されると、一対の挿入片5a,5aは、わずかに弾性変形する。そして、当該挿入片5a,5aの爪部5b,5bは、一対の側壁部6c,6cの内側面に乗り上げられる。
その後、さらに、リテーナ5がリテーナ保持孔6j,6jに挿入されると、リテーナ5の爪部5b,5bは、対応する凹部6n,6nに嵌まる。これにより、リテーナ5は、保護カバー6に固定される。
リテーナ5が保護カバー6に固定されることで、リテーナ5の一対の挿入片5a,5aの先端部は、保護カバー6のスライド挿入溝6k,6kに配置される。このとき、挿入用突起20k,20kは、スライド挿入溝6k,6kの奥側の端部と、対応する挿入片5a,5aとによって長さ方向X1に挟まれる。これにより、挿入用突起20k,20kを含むシールドシェル4は、保護カバー6に対する長さ方向X1の変位を規制される。
以上が、コネクタ1の概略構成である。次に、相手側コネクタ100の概略構成を説明する。
図11(A)は、相手側コネクタ100の斜視図である。図11(B)は、相手側コネクタ100の正面図である。図1〜図3、および図11(A)〜図11(B)を参照して、相手側コネクタ100は、回路基板102に実装される電気コネクタである。相手側コネクタ100は、複数の相手側コンタクト111と、これら複数の相手側コンタクト111を保持する絶縁性の相手側ハウジング112と、相手側シールドシェル113と、を有している。
相手側コンタクト111は、回路基板102と、コネクタ1のコンタクト2とを電気的に接続するために設けられている。相手側コンタクト111は、コネクタ1のコンタクト2の数と同じ数だけ設けられている。各相手側コンタクト111は、コネクタ1の対応するコンタクト2と長さ方向X1に向かい合うように配置される。
各相手側コンタクト111は、金属板を曲げ加工することなどにより形成された導電性の部材であり、全体としてL字状に形成されている。各相手側コンタクト111の一端側部分は、相手側ハウジング112の後述する収容孔部117内に配置されている。各相手側コンタクト111の一端部は、対応するコネクタ1の接触部2aに接触することで、当該コンタクト2と電気的に接続される。各相手側コンタクト111の他端部は、回路基板102に形成されたスルーホール107に挿入されており、図示しないはんだなどを用いて回路基板102に固定されている。各相手側コンタクト111は、相手側ハウジング112に保持されている。
相手側ハウジング112は、合成樹脂などの絶縁材料を用いて形成されている。相手側ハウジング112は、第1部分114と、第2部分115と、を有している。
第1部分114は、幅方向Y1に延びるブロック状に形成されている。第1部分114には、長さ方向X1に突出する凸部116が形成されている。この凸部116には、複数の収容孔部117が形成されている。収容孔部117は、相手側コンタクト111を収容する部分として設けられている。収容孔部117の数は、相手側コンタクト111の数と同じである。
各収容孔部117は、長さ方向X1に延びる孔部であり、各収容孔部117に、相手側コンタクト111の一端側の一部が挿入されている。各収容孔部117には、相手側コンタクト111の先端を収容孔部117の外部に露出させるための孔部が形成されている。この孔部から突出する相手側コンタクト111の先端部が、対応するコンタクト2の接触部2aに接触する。第1部分114に隣接して、第2部分115が配置されている。
第2部分115は、たとえば、相手側コネクタ100の基端側において、第1部分114に固定されており、収容孔部117に隣接している。第2部分115は、各相手側コンタクト111の中間部が固定された固定孔部118を有している。これら相手側コンタクト111および相手側ハウジング112は、相手側シールドシェル113に収容されている。
相手側シールドシェル113は、相手側コネクタ100から放射されるノイズを遮蔽可能に構成されている。相手側シールドシェル113は、表面にめっきが施された金属板に切断加工および曲げ加工などが施されることで形成されている。相手側シールドシェル113は、全体として、長さ方向X1に細長い箱状に形成されている。
相手側シールドシェル113は、コネクタ1に嵌合される先端側部分が矩形状に形成されており、相手側ハウジング112の凸部116を相手側シールドシェル113の外部に露呈させている。また、相手側シールドシェル113は、相手側コンタクト111の他端部が相手側シールドシェル113から厚み方向Z1に突出するための開口部を形成している。
上記の構成により、コネクタ1の先端側部分が相手側コネクタ100の先端側部分に挿入されると、図2に示されているように、コネクタ1のハウジング3の接続孔部13は、相手側コネクタ100の凸部116に嵌合する。これにより、各コンタクト2の接触部2aは、対応する相手側コンタクト111の一端部に接触する。その結果、回路基板102と電線106との電気的な接続が達成される。
以上説明したように、本実施形態のコネクタ1によると、幅方向Y1において、一対の第1変位規制部22d,22dの間に、かしめ部21が配置されている。この構成によると、たとえば、作業員が多軸ケーブル101を取り扱う際に、多軸ケーブル101に、かしめ部21を支点とする幅方向Y1に向けての曲げ力が作用する場合がある。この場合、かしめ部21の変位は、かしめ部21と一対の第1変位規制部22d,22dとの接触によって規制される。これにより、かしめ部21に過度の変形が生じることを抑制できる。その結果、かしめ部21の破損、特に、かしめ部21のうち第1シールドシェル本体20から延びる根元部21aの破損を抑制できる。これにより、多軸ケーブル101と第1シールドシェル本体20との結合状態をより確実に維持できる。
また、本実施形態では、コネクタ1の極数が大きく、コンタクト2の数が多い結果、幅方向Y1における第1シールドシェル本体20の長さが長い。このため、第1シールドシェル本体20のうちの平板状の第1主板部20aの一縁部20jのみからかしめ部21が延びている。この場合、かしめ部21の根元部21aと第1シールドシェル本体20との結合の剛性が比較的低い。このため、かしめ部21を支点にして、多軸ケーブル101に前述の曲げ力が作用した場合に、かしめ部21の根元部21aが変形しやすい。このような場合でも、一対の第1変位規制部22d,22dが設けられていることにより、この変形を抑制できる。よって、特に、電気コネクタ1の極数が多い場合において、かしめ部21の破損を抑制できる効果が顕著である。
また、第1シールドシェル本体20とかしめ部21とが、一体に形成されている。すなわち、第1シールドシェル本体20とかしめ部21とが一体に形成されたサブユニット23と、第2シールドシェル本体22という、2つの部品で、かしめ部21の破損を抑制するための構成を実現できる。これにより、電気コネクタ1の部品点数をより少なくできる。
また、コネクタ1によると、保護カバー6が設けられていることにより、各シールドシェル本体20,22を保護することができる。保護カバー6は、特に、コネクタ1と相手側コネクタ100とが互いに接続されている状態において、シールドシェル4のうち相手側コネクタ100から突出する部分、および、かしめ部21を取り囲んでいる。これにより、シールドシェル4の各シールドシェル本体20,22およびかしめ部21に異物が接触することを抑制できる。その結果、コネクタ1の破損をより確実に抑制できる。
また、コネクタ1によると、保護カバー6は、かしめ部21の変位を規制するための第2変位規制部6fを有している。この第2変位規制部6fは、一対の第1変位規制部22d,22dが向かい合う幅方向Y1と直交する厚み方向Z1の一方に向けての、かしめ部21の変位を規制可能である。この構成によると、一対の第1変位規制部22d,22dと第2変位規制部6fとの協働によって、第1シールドシェル本体20に対するかしめ部21の変位を、より確実に抑制できる。これにより、かしめ部21の根元部21aの破損を、より確実に抑制できる。
また、コネクタ1によると、一対の第1変位規制部22d,22dは、間隔変化部22j,22jを有している。この構成によると、多軸ケーブル101がかしめ部21に結合されている位置での多軸ケーブル101の長手方向から見て、間隔変化部22j,22jは、一対の第1変位規制部22d,22dが向かい合う方向と交差する厚み方向Z1の他方に向けての、かしめ部21の変位を規制可能である。これにより、第1シールドシェル本体20に対するかしめ部21の変位を、より確実に抑制できる。よって、かしめ部21の根元部21aの破損をより確実に抑制できる。特に、間隔変化部22j,22jと第2変位規制部6fとが、厚み方向Z1に向かい合って配置されている。これにより、一対の第1変位規制部22d,22dと第2変位規制部6fとの協働により、第1シールドシェル本体20に対するかしめ部21の変位を、幅方向Y1および厚み方向Z1において、より確実に抑制できる。
また、コネクタ1によると、第2シールドシェル本体22の第1変位規制部22d,22dは、長さ方向X1におけるかしめ本体部21bの中間部を受けることが可能である。この構成によると、第1変位規制部22d,22dは、かしめ部21の根元部21aから離隔した位置で、確実にかしめ本体部21bを受けることができる。すなわち、第1変位規制部22d,22dは、かしめ部21の変位の支点からより遠い箇所で、かしめ部21を受けることができる。これにより、第1シールドシェル本体20に対するかしめ部21の変位を、より確実に規制できる。
以上、本発明の実施形態について説明したけれども、本発明は上述の実施形態に限られず、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能である。たとえば、次のように変更して実施してもよい。なお、以下では、主に、上述した実施形態と異なる点について説明し、同様の構成には図に同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
(1)前述の実施形態では、一対の第1変位規制部22d,22dが、金属板を2枚重ね合わせることで形成された形態を例に説明した。しかしながら、この通りでなくてもよい。たとえば、一対の第1変位規制部22d,22dに代えて、図12(A)〜図12(D)に示す、一対の第1変位規制部22dA,22dAが設けられてもよい。
なお、図12(A)および図12(B)は、第1変形例に係る第2シールドシェル本体22Aの主要部の斜視図である。図12(C)は、第2シールドシェル本体22Aに第1シールドシェル本体20が組み付けられた状態を示す斜視図である。図12(D)は、第1変形例に係るコネクタ1Aの背面図である。
第1変位規制部22dA,22dAは、第2シールドシェル本体22Aを構成する金属板の一部を全体として矩形の筒状にすることで、形成されている。第1変位規制部22dA,22dAは、第2シールドシェル本体22の第2側板部22c,22cから延びている。第1変位規制部22dA,22dAのうち、第2側板部22c,22cから延びる帯状部分は、幅方向Y1に沿って互いに近づくように延びた後、厚み方向Z1に沿ってコネクタ1の先端側に延び、その後、幅方向Y1に沿って第2側板部22c,22cに延びる形状に形成されている。上記帯状部分の先端部は、第2側板部22c,22cに形成された孔部に差し込まれて固定されている。
第1変位規制部22dA,22dAは、厚み方向Z1に延びる矩形の筒状に形成されている。第1変位規制部22dA,22dAは、幅方向Y1と直交して延びる平板状部22m,22mを有している。各平板状部22m,22mは、長さ方向X1に所定の長さを有している。この平板状部22m,22mの間に、かしめ部21のかしめ本体部21bが配置されている。第1変位規制部22dA,22dAとかしめ本体部21bとが互いに対向している領域は、長さ方向X1(多軸ケーブル101がかしめ部21に結合されている位置での多軸ケーブル101の長手方向)において、第1シールドシェル本体20および第2シールドシェル本体22を構成する各板部材の厚みよりも長く設定されている。
この構成によると、一対の第1変位規制部22dA,22dAがかしめ部21を受けることのできるスパンを、より長くできる。これにより、一対の第1変位規制部22dA,22dAは、かしめ部21をより安定した姿勢で受けることができる。その結果、一対の第1変位規制部22dA,22dAは、かしめ部21の根元部21aの変位をより確実に抑制できる。
(2)なお、第1変位規制部22dA,22dAに代えて、図13(A)〜図13(D)に示すように、一対の第1変位規制部22dB,22dBが設けられてもよい。なお、図13(A)および図13(B)は、第2変形例に係る第2シールドシェル本体22Bの主要部の斜視図である。図13(C)は、第2シールドシェル本体22Bに第1シールドシェル4が組み付けられた状態を示す斜視図である。図13(D)は、第2変形例に係るコネクタ1Bの背面図である。
第1変位規制部22dB,22dBは、第2シールドシェル本体22Bを構成する金属板の一部を全体として矩形の筒状にすることで、形成されている。第1変位規制部22dB,22dBは、第2シールドシェル本体22の第2主板部22aの基端部から延びている。第1変位規制部22dB,22dBのうち、第2主板部22aから延びる帯状部分は、厚み方向Z1に沿って延びた後、長さ方向X1に沿ってコネクタ1の先端側に延び、その後、厚み方向Z1に沿って第2主板部22aに向けて延びる形状に形成されている。上記帯状部分の先端部は、第2主板部22aに受けられている。
第1変位規制部22dB,22dBは、幅方向Y1に延びる矩形の筒状に形成されている。第1変位規制部22dB,22dBは、長さ方向X1と直交して延びる一対の平板状部22p,22pと、一対の平板状部22q,22qと、を有している。平板状部22p,22p;22q,22qは、長さ方向X1に離隔して配置されている。この平板状部22p,22p;22q,22qの間に、かしめ部21のかしめ本体部21bが配置されている。第1変位規制部22dB,22dBとかしめ本体部21bとが互いに対向している長さ(スパン)は、長さ方向X1において、第2シールドシェル本体22を構成する板部材の厚みよりも大きく設定されている。この場合も、コネクタ1Bは、第1変形例と同様の効果を発揮することができる。
(3)また、前述の実施形態では、コネクタ1が回路基板102と電線106とを電気的に接続するボード・トゥ・ワイヤタイプの接続装置に用いられる形態を例に説明したけれども、これに限定されない。本発明は、電線と電線を電気的に接続するワイヤー・トゥ・ワイヤータイプの電気的接続装置などにも適用することができる。
(4)以上、本発明の実施形態および変形例について説明したけれども、本発明は、所定の配列方向に並ぶ複数のコンタクト2と、第1シールドシェル本体20と、第1シールドシェル本体20に一体に形成されたかしめ部21と、第2シールドシェル本体22と、を有していればよく、他の構成について、特に限定されない。
本発明は、シールド付き電気コネクタとして、広く適用することができる。
1,1A,1B シールド付き電気コネクタ
2 コンタクト
6 保護カバー
6f 第2変位規制部
20 第1シールドシェル本体
21 かしめ部
22,22A,22B 第2シールドシェル本体
22d 第1変位規制部(変位規制部)
22dA 第1変位規制部(変位規制部)
22dB 第1変位規制部(変位規制部)
22j 間隔変化部
101 多軸ケーブル(かしめ対象部材)
106 電線
Y1 幅方向(配列方向)
Z1 厚み方向(所定の交差方向)

Claims (5)

  1. 所定の配列方向に並び、電線がそれぞれ接続される複数のコンタクトと、
    第1シールドシェル本体と、
    前記第1シールドシェル本体と一体に形成されて前記第1シールドシェル本体から延び、前記電線を含むかしめ対象部材にかしめられる、かしめ部と、
    前記第1シールドシェル本体と組み合わされる第2シールドシェル本体と、
    を備え、
    前記第2シールドシェル本体は、前記かしめ部の変位を規制するための一対の変位規制部を有し、
    前記配列方向において、一対の前記変位規制部の間に、前記かしめ部が配置されていることを特徴とする、シールド付き電気コネクタ。
  2. 請求項1に記載のシールド付き電気コネクタであって、
    前記第1シールドシェル本体および前記第2シールドシェル本体を取り囲む絶縁性の保護カバーをさらに備えていることを特徴とする、シールド付き電気コネクタ。
  3. 請求項2に記載のシールド付き電気コネクタであって、
    前記保護カバーは、前記かしめ部の変位を規制するための第2変位規制部を有し、
    前記かしめ対象部材が前記かしめ部に結合されている位置での前記かしめ対象部材の長手方向から見て、前記第2変位規制部は、一対の前記変位規制部が向かい合う方向と交差する所定の方向に向けての、前記かしめ部の変位を規制可能に構成されていることを特徴とする、シールド付き電気コネクタ。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に規制のシールド付き電気コネクタであって、
    一対の前記変位規制部は、前記配列方向と交差する方向に進むに従い互いの間隔が狭くなる間隔変化部を有していることを特徴とする、シールド付き電気コネクタ。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載のシールド付き電気コネクタであって、
    前記第1シールドシェル本体および前記変位規制部は、曲げ加工を施された板部材を用いて形成されており、
    前記変位規制部と前記かしめ部とが互いに対向している領域は、前記かしめ対象部材が前記かしめ部に結合されている位置での前記かしめ対象部材の長手方向において、前記板部材の厚みよりも長く設定されていることを特徴とする、シールド付き電気コネクタ。
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