JP2013258095A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】
シールド性を確保しつつ、組み付け作業性が良好なシェルを備えたコネクタを提供する。
【解決手段】
少なくとも一つのコンタクト30を収容する絶縁性材料からなる内部ハウジング10と、内部ハウジング10の周面を覆うように形成された導電性材料からなるシェル20とを備え、シェル20は少なくとも本体シェル210と、底部シェル230との分割式で構成され、本体シェル210と、底部シェル230との周面方向の合せ目は、一方のシェル20の端縁が他方のシェル20の端縁に重なる重ね合わせ部219、235を備え、重ね合わせ部219、235を構成する本体シェル210の端縁と、底部シェル230の端縁とのうち上側に重ねられる方のシェル20の端縁が嵌合方向に延出され、この延出部に固定手段を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、導電性のシェルで外周が覆われたコネクタに関する。
伝送特性の向上を目的として電線端末に連なるコネクタに対してシールド構造が要求される。コネクタのシールド構造は、絶縁性ハウジングの周面を導電性の金属板(以下、シェルと言う)で覆う方法が一般的にとられる。特に伝送速度の高速化にともないシェルの構造は伝送特性を左右する重要な因子のひとつである。
この分野の技術として、たとえば特許文献1記載の技術によれば、筒状のシェルは金属圧延材の成形品で、周方向の端縁同士の合せ目が半田で溶着された接合部を備えている。これにより、端縁同士の合せ目が金属成分で閉じられるので外部からのノイズ成分が遮断されるとともに、伝送部から外部に対して放射されるノイズ成分も減じられる。
しかしこの技術によれば、概ね周囲を覆うように成形された筒状のシェルがあり、このシェルの端縁同士の合せ目を多少の力を加えて開口部を形成し、ここからシェル内に収容すべきハウジングや電線を収めたのち、再び多少の力を加えて開口部を閉じ、仕上げとして端縁同士の合せ目を半田溶着し、そして筒状を作るという手間を要する。すなわち、作業性に課題を有するものである。
作業性を損なわずに、シェルのシールド性を確保する技術として、たとえば特許文献2記載の技術によれば、ハウジングを筒状に覆うシェルは、2分割され、断面コの字状のメインシェルと、同じくコの字状のサブシェルとが上下対になって両端縁同士を突き合わせて筒状を形成するものである。
特開2000−150025号公報 特開平10−228944号公報
しかし、この技術によれば、上下組み合わされたシェルを固定するための手段がないために、部品の搬送時やハーネス加工時に、シェルに外力が加わることによってシェルが変形し、上下シェルの合せ目に隙間ができるおそれがある。さらに、異常が検知されずにこのままの状態でシェルが機器に組み付けられた場合には、シェルに生じた隙間によってノイズや放射の問題が生じるおそれがある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、組み付け作業性を損なわずにシールド性が確保されたシェルを備えたコネクタを提供するものである。
本発明のコネクタは、(1)少なくとも一つのコンタクトを収容する絶縁性材料からなる内部ハウジングと、この内部ハウジングの周面を覆うように形成された導電性材料からなるシェルとを備え、このシェルは少なくとも本体シェルと、底部シェルとの分割式で構成されるコネクタであって、
前記本体シェルと、前記底部シェルとの周面方向の合せ目は、一方のシェルの端縁が他方のシェルの端縁に重なる重ね合わせ部を備えるところに特徴を有するものである。
この発明によれば、分割された本体シェルと、底部シェルとが組み合わされて一つの筒状のシェルが構成される。これにより、ハーネス加工時の組み付け性が向上する。また周面方向における端縁同士の合せ目に重ね合わせ部が備わる。これにより、シェルの合せ目に隙間がなくなるので、この部分におけるシールド性の低下が抑制される。
シェルの分割は、本体シェルと、底部シェルとの2分割方式であってよく、分割面が断面矩形のシェルを上下二つに分けるものであってよい。また、シェルの分割は、3個あるいは4個以上の分割方式であってよく、たとえば、四分割の場合、分割面が断面矩形のシェルをそれぞれ角部が含まれるように分けるものであってよい。
本体シェルの端縁と、底部シェルの端縁との重ね合わせ部は、シェルの長手方向の全長に亘り備わることが好ましく、重ね合わせ部の合わせ面は、一様に密接している状態が好ましい。重ね合わせ部は、全長に亘り常に一方の端縁の内面が他方の端縁の外面の上にある場合であってよく、長手方向の途中で重ね合わせ部の重なり関係が逆転する場合があってもよい。
さらに好ましくは、本発明のコネクタは、(2)前記本体シェル、および前記底部シェルが前記内部ハウジングと協働してシェルが変形しないように嵌合方向の端部を前記内部ハウジングに固定するための固定手段を備えるところに特徴を有する(1)記載のものである。
この発明によれば、本体シェルおよび底部シェルは、変形しないように固定手段を備える。これにより、外力によるシェルの変形が防止されるとともに、変形による隙間の発生が抑制される。
シェルと、内部ハウジングとの固定手段は、種々の方式が考えられる。たとえば、ボンド等の化学物質により合せ目を接合する方式であってよく、この場合、作業性を考慮して、シェルの周縁部の一部接合であってよい。また、螺子状のものでシェルの周縁部を数箇所固定する螺子締方式であってよい。さらに、シェル、および内部ハウジングの双方対応する位置に係合手段を備える構造であってよく、この場合、シェルに延出部が備わり、この延出部に係止片が形成され、内部ハウジングの対応する位置に係止穴が備わる係止構造であってよい。また、シェルの延出部に係止穴が備わり、内部ハウジングの対応する位置に係止突起が備わる係止構造であってよい。また、フック状の延出部がボス状の突起部に係合する係合構造の場合であってもよい。さらに、シェルの延出部がほぼ直角に内向きに曲がり、対応する内部ハウジングには、この延出部を収容するための係合穴が備わる係合構造であってよい。
さらに好ましくは、本発明のコネクタは、(3)前記重ね合わせ部を構成する前記本体シェルの端縁、および前記底部シェルの端縁が嵌合方向に延出部を備え、この延出部に前記固定手段が備わるところに特徴を有する(2)記載のものである。
この発明によれば、端縁の延出部に固定手段が備わる。これにより、分割されたシェルの端縁が内部ハウジングに固定されるので、変形し易い合せ目の角部が確実に固定されるものである。したがって、外力が加わった際、シェルの角部が捲れ上がり、ここを起点として隙間が拡大されるおそれが抑制される。
さらに好ましくは、本発明のコネクタは、(4)前記重ね合わせ部を構成する前記本体シェルの端縁と、前記底部シェルの端縁とのうち上側に重ねられる方のシェルの端縁が嵌合方向に延出され、この延出部に前記固定手段を備えるところに特徴を有する(2)記載のものである。
この発明によれば、上側に重ねられる方のシェルの端縁が嵌合方向に延出され、この延出部に前記固定手段を備える。これにより、固定手段が片方のシェルにのみ備わることで、分割されたシェル全体の固定が可能になる。したがって、シェル、および内部ハウジングの構造が簡素化され、ハーネスの組み付け性も向上する。
図1は本発明の実施形態に係るコネクタの要部を示した分解斜視図である。 図2は同コネクタの内部ハウジングの平面図である。 図3は同コネクタの内部ハウジングの側面図である。 図4は同コネクタの内部ハウジングの正面図である。 図5は同コネクタの内部ハウジングの背面図である。 図6は図3のVI−VI線に沿った断面図である。 図7は本発明の実施形態に係るコネクタの本体シェルの側面図である。 図8は同コネクタの本体シェルの平面図である。 図9は図8の矢印A方向から見た矢示図である。 図10は本発明の実施形態に係るコネクタの底部シェルの側面図である。 図11は同コネクタの底部シェルの平面図である。 図12は図11の矢印B方向から見た矢示図である。 図13は本発明の実施形態に係るコネクタの組み付け完了状態を示した外観斜視図である。 図14は同コネクタの組み付け工程を順に示す工程図であって、(A)はコンタクトを組み付ける工程、(B)はコンタクトを内部ハウジングに組み付ける工程、(C)は本体シェルを内部ハウジングに組み付ける工程、(D)は底部シェルを内部ハウジングに組み付ける工程、(E)は外部ハウジングを組み付ける工程である。 図15は図13のXV−XV線に沿った断面図である。 図16は図13のXVI−XVI線に沿った断面図である。 図17は図13のXVII−XVII線に沿った断面図である。
本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明するが、本発明の技術的範囲は、これらの実施形態によって限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で実施することができる。図1は、本発明の実施形態に係るコネクタの要部を示した分解斜視図である。図2から図6は、本発明の実施形態に係るコネクタの内部ハウジングが示される図である。図7から図12は、本発明の実施形態に係るコネクタのシェルが示される図である。なお、説明中の指示方向は、断りのない限り、図面中に定義した方向指示に従う。
〈コネクタの概要〉
本発明のコネクタ1は、図1に示されるように、コンタクト30を収容する絶縁性材料からなる内部ハウジング10と、内部ハウジング10の周面を覆う導電性材料からなるシェル20とを備えている。シェル20は本体シェル210と、底部シェル230との上下2分割式で構成され、本体シェル210と、底部シェル230との合せ目は、一方のシェル20の端縁が他方のシェル20の端縁に重なる重ね合わせ部を備えている。
さらに、重ね合わせ部を構成する本体シェル210の端縁、および底部シェル230の端縁が嵌合方向(前後方向)に延出部を備え、この延出部に固定手段が備わるところに特徴を有している。さらに、本発明のコネクタ1は、操作性を考慮して、シェル20と電線50との連結部の周囲を覆うように絶縁性材料からなる外部ハウジング40を備えている。
〈内部ハウジング〉
内部ハウジング10は、絶縁性の合成樹脂からなる射出成形品であり、高周波信号が流れるコンタクト30の周囲と、この周囲を一定の距離を隔てて覆う導電性のシェル20との間に備わる。
内部ハウジング10は、図2から図4に示されるように、前方に鍔部120、その後方に胴体部110を備えた断面矩形の筒状体である。内部ハウジング10にシェル20が装着された際、シェル20によって覆われるところが胴体部110、露出するところが鍔部120である。シェル20の装着後、シェル20の表面と、鍔部120の表面とが面一状態になるように、鍔部120は、胴体部110に比べてほぼシェル20の板厚1枚相当量、外側に張り出している。胴体部110は、上部胴体部111と、下部胴体部112とからなり、下部胴体部112は、上部胴体部111に比べてシェル20の板厚1枚相当量その壁面全体が一段内側に凹んでいる。また、胴体部110の表面は、上部胴体部111も下部胴体部112もともに概ね平坦状に構成されている。
内部ハウジング10は、図3に示されるように、鍔部120の両側面に係合溝121、121、係止溝122、122、および係止穴123、123を備えるとともに、胴体部110の両側面に係合凹部128、128を備えている。
係合溝121は、図3に示されるように、嵌合方向(前後方向)に平行するように、概ねシェル20の板厚1枚相当量の深みをもって所定の幅に亘り鍔部120に刻まれている。また、係合溝121は、内部ハウジング10と、これに装着される本体シェル210との空間的な位置関係を特定するための基準部としても機能する。
係止溝122は、図3に示されるように、上述した係合溝121に平行するように、ほぼシェル20の板厚1枚相当量の深みをもって所定の幅に亘り鍔部120に刻まれている。係止溝122は、係止溝122の奥部(前方)に備わる係止穴123と協働して、シェル20を内部ハウジング10に固定する。係止溝122は、鍔部120の後端から中間部まで延び、中間部から前方は、図6に示されるように、上面が鍔部120の周面で覆われた袋状になり、ここに係止穴123が形成されている。
係止穴123は、図6に示されるように、袋状で、後方の開口部から本体シェル210の本体係止爪215が嵌入される。この係止穴123で、本体シェル210は、内部ハウジング10に固定されることとなる。係止穴123は、係止溝122の奥部が鍔部120の周面で一部覆われたものであるから、係止溝122を構成する底面、および側面がそのまま延びて係止穴123の底面、および側面を構成している。さらに、入り口はシェル20の板厚2枚相当量よりもやや厚めの入り口構造で、奥部に行くにつれて、シェル20の板厚1枚分程度にまで狭められている。
内部ハウジング10は、図4、図5に示されるように、断面矩形の内側で金属製のコンタクト30をそのコンタクト受部127で保持している。コンタクト30は、嵌合空間126に嵌合された図示しない対応コネクタと電気的機械的に接続する。
〈シェル〉
シェル20は、図1に示されるように、主にハーネス加工時の組み付け性、および構造の簡略化を目的として、本体シェル210と、底部シェル230とに分割されている。シェル20は、電線50端部における伝送特性の低下を抑制するために、内部ハウジング10の周面を覆うように備わる。シェル20は、導電性の金属圧延材の折り曲げ加工品であり、電気特性および加工性等を考慮してリン青銅などの銅合金が一般的に使用される。シェル20は、断面コの字状の本体シェル210と、同じくコの字状の底部シェル230とが組み合わされて筒状が構成される。
〈本体シェル〉
本体シェル210は、図7から図9に示されるように、長手方向(前後方向)に広がる水平部211、この水平部211の短手方向(長手方向に直交する方向)の両側から垂直に立ち上がる折返し部212、212、および後方に位置するバレル部216を備えている。水平部211と、この両側に備わる折返し部212、212とで断面コの字状を構成する。コの字状の凹部に内部ハウジング10の上部胴体部111が嵌り込む。
折返し部212は、図7、図9に示されるように、ほぼ垂直に立ち上がる正面視矩形状の板面で概ね平坦である。折返し部212の折返し方向の端縁は、長手方向(前後方向)に延びた本体重ね合わせ部219を備える。本体重ね合わせ部219は、前方において本体から延出する舌片状の本体係止爪215を備えている。さらに、折返し部212は、前方に本体係止爪215と並行するように、本体から延出する舌片状の係合爪214を備えている。さらに、折返し部212は、後方に、底部シェル230と係合するための係合突起220を備えている。
本体重ね合わせ部219は、組み付け後、底部シェル230の対応する部分と協働してシェル20の合せ目に生じる隙間を塞ぐために備わる。本体重ね合わせ部219は、折返し部212の折返し方向の端縁に所定の幅で長手方向の全長に亘り備わる。本実施形態の場合、長手方向の後半分に端縁がさらに折返し方向に張出した張出部219aを備えている。
本体係止爪215は、図8に示されるように、先端を内方に変位させた舌片状の張出し片で、材料固有の剛性により所定の範囲内で弾性的に変位可能である。本体係止爪215は、本体シェル210を内部ハウジング10に固定する。
係合爪214は、図7、図8に示されるように、直線状に延びた舌片状の張出し片である。係合爪214は、本体シェル230と、内部ハウジング10との係合機能とは別に、両者の空間的な位置関係を特定するための基準部としても機能する。
バレル部216は、図7、図8に示されるように、連結部217によって、本体シェル210の水平部211に連なる。バレル部216は、底部とU字状に曲げられた二枚の縦板によって、電線50端部に折り返された編組を加締め、これと電気的機械的に接続する。
〈底部シェル〉
底部シェル230は、図10から図12に示されるように、長手方向(前後方向)に広がる水平部231、この水平部231の短手方向(長手方向に直交する方向)の両側から垂直に立ち上がる折返し部232、232を備えている。底部シェル230は、水平部231と、この両側に備わる折返し部232、232とから断面コの字状を構成する。コの字状の凹部に内部ハウジング10の下部胴体部112が嵌り込む。
折返し部232は、図10、図12に示されるように、ほぼ垂直に立ち上がる正面視矩形状の板面で概ね平坦である。折返し部232の折返し方向の端縁は、長手方向(前後方向)に延びる底部重ね合わせ部235を備える。底部重ね合わせ部235は、前方において本体から延出する舌片状の底部係止爪234を形成する。
底部重ね合わせ部235は、組み付け後、本体シェル210の本体重ね合わせ部219と協働してシェル20の端縁同士の合せ目に生じる隙間を塞ぐ。底部重ね合わせ部235は、折返し部232の折返し方向の端縁に所定の幅で長手方向の全長に亘って備わる。底部重ね合わせ部235は、長手方向の前半部分は、シェルの板厚1枚相当量、折り返し面
(折返し部232の面)より内側に寄せられ、後半部分は、折返し面がそのままの状態で上方に延びる延び面235aを備えている。延び面235aは、延びの先端に凸状に張出す係合部236を備えている。係合部236には、本体シェル210と係合するための係合穴236aが備わる。
底部係止爪234は、図10、図11に示されるように、舌片状の張出し片で、材料固有の剛性により所定の範囲内で弾性的に変位可能である。底部係止爪234は、底部シェル230を内部ハウジング10に固定するとともに、底部シェル230と、内部ハウジング10との空間的な位置関係を特定するための基準部としても機能する。
〈外部ハウジング〉
外部ハウジング40は、図1に示されるように、断面矩形の筒状で、前後両端に開口部41を備えるとともに、内部には収容空間42を備えている。収容空間42を画成する外部ハウジング40の内周面は概ね平坦である。外部ハウジング40は、絶縁性合成樹脂の射出成形品である。
〈コネクタの組み付け〉
コネクタ1の組み付けについて図面にしたがって説明する。図13は本発明の実施形態に係るコネクタの組み付け完了状態を示した外観斜視図である。図14は本発明の実施形態に係るコネクタの組み付け工程を順に示す工程図であって、(A)はコンタクトを電線に組み付ける工程、(B)はコンタクトを内部ハウジングに組み付ける工程、(C)は本体シェルを内部ハウジングに組み付ける工程、(D)は底部シェルを内部ハウジングに組み付ける工程、(E)は外部ハウジングを組み付ける工程である。図15は図13のXV−XV線に沿った断面図である。図16は図13のXVI−XVI線に沿った断面図である。図17は図13のXVII−XVII線に沿った断面図である。
本発明の実施形態に係るコネクタ1は、図14に示されるように、第1から第5までの組み付け工程によって組み付けられる。第1工程(A);コンタクト30に電線50を圧着する工程。外部シース、編組等の処理が完了した電線50に収まる芯線の先端をストリップし、露出した導体部をコンタクト30後端部に備わる圧着部に電気的機械的に接続する。第2工程(B);コンタクト30を内部ハウジング10に組み付ける工程。内部ハウジング10の内側に形成されたコンタクト受部127にコンタクト30を組み付ける。コンタクト受部127に備わる図示しない樹脂製のランスにコンタクト30の図示しない係合突起部が係合することで、コンタクト30は内部ハウジング10に固定される。
第3工程(C);本体シェル210を内部ハウジング10に組み付ける工程。図14に示されるように、本体シェル210を正規組み付け位置よりやや後方の仮組み付け位置から、内部ハウジング10の周面上を前方にスライドさせて正規組み付け位置で嵌め合わせる。このスライド過程で、本体シェル210の折返し部212の前方に備わる係合爪214、および本体係止爪215は、内部ハウジング10の両側面のそれぞれ対応する位置に備わる係合溝121、および係止溝122に案内されて進み、係止溝122の奥部にある押し切り位置(正規組み付け位置)で、本体シェル210は、前半分が内部ハウジング10を覆い、後半分が芯線部分を囲う態様で、内部ハウジング10に組み付けられる。
本体シェル210と、内部ハウジング10との組み付けは、本体シェル210の係合片218と、内部ハウジング10の係合凹部128との係合により固定される。また、本体シェル210のバレル部216と、電線50端部に折り返された編組とが電気的機械的に接続される。接続は加締め方式で行なわれる。
本体シェル210と、内部ハウジング10との空間的な位置関係の特定は、本体シェル
210の正規組み付け位置で、主に係合爪214が係合溝121に僅かなクリアランスをもって係合することによってなされる。このときほぼ同時に、本体シェル210に備わる本体係止爪215の先端は、図17に示されるように、内部ハウジング10の係止溝122の先に備わる係止穴123に嵌入されて、本体シェル210の前端が固定される。固定はこのように本体シェル210の前端角部でおこなわれる。
係止穴123は、図17(図6)に示されるように、係止溝122を構成する底面、および側面がそのまま延びて底面、および側面が構成されている。さらに、入り口はシェル20の板厚2枚相当量よりもやや厚めの入り口構造で、奥部に行くにつれて、シェル20の板厚1枚相当量にまで狭められている。
本体シェル210に備わる本体係止爪215は、図8、図14に示されるように、先端が内側に寄るように段差が付けられている。段差の大きさは、ほぼシェル20の板厚1枚相当量である。
本体シェル210を内部ハウジング10に組み付けた状態で図14、図16、図17に示されるように、折返し部212の折返し方向の端縁に備わる本体重ね合わせ部219は、内部ハウジング10を構成する下部胴体部112の側面上端部に対して隙間を設けて重なっている。このとき、本体重ね合わせ部219の張出部219aは、内部ハウジング10の後端よりも後方にある芯線を囲う位置にある。下部胴体部112は、上部胴体部111に比べてシェル20の板厚1枚相当量その壁面全体が内側に凹んでいる。一方、本体シェル210の本体重ね合わせ部219は、折返し部212と同じ面上を広がるものである。この結果、本体シェル210の本体重ね合わせ部219と、内部ハウジング10の対応する下部胴体部112との間には、シェル20の板厚1枚相当量の隙間を備えた隙間部129が一定の幅で全長に亘り形成されている。
第4工程(D);底部シェル230を内部ハウジング10に組み付ける工程。図14に示されるように、底部シェル230を正規組み付け位置よりやや後方の仮組み付け位置から内部ハウジング10の周面上を前方にスライドさせて正規組み付け位置で嵌め合わせる。仮組み付け位置から正規組み付け位置までスライドする際、底部シェル230の折返し部232の端縁に備わる底部重ね合わせ部235が、本体シェル210の本体重ね合わせ部219と、内部ハウジング10の下部胴体部112との間に形成されたシェル20の板厚1枚相当量の隙間部129内を案内されながら移行する。
このスライド過程で、底部シェル230の折返し部232の前端に備わる底部係止爪234は、内部ハウジング10の両側面の対応する位置に備わる係止溝122に案内されて進み、この奥部にある係止穴123で固定される。さらに、底部シェル230と、内部ハウジング10との空間的な位置関係の特定は、主に底部シェル230に備わる底部係止爪234が、内部ハウジング10の係止溝122に収まり、その先端が係止溝122の先に備わる係止穴123に嵌入されることによりなされる。
底部シェル230が内部ハウジング10に対して正規組み付け位置に組み付けられると、底部係止爪234は、図17に示されるように、先に係止穴123に嵌め込まれている本体シェル210の本体係止爪215の内側と、係止穴123の底面との間で係止される。この組み付け時、底部重ね合わせ部235、および底部係止爪234は、本体重ね合わせ部219の内面と、内部ハウジング10の下部胴体部112の壁面との間に生じた、シェル20の板厚1枚相当量の隙間部129に案内されるようにして、係止穴123に嵌入される。
この段階で、内部ハウジング10の周面全体が概ねシェル20で覆われた構造が作られる。本体シェル210、および底部シェル230の合せ目は、長手方向の前半部分は、底
部シェル230の端縁に所定の幅で全長に亘って備わる底部重ね合わせ部235の外面が、本体シェル210の端縁に所定の幅で全長に亘って備わる本体重ね合わせ部219の内面に重ね合わされる態様であり、後半部分は、底部重ね合わせ部235の延び面235aの内面が、本体重ね合わせ部219の張出部219aの外面に重ね合わされる態様である。このとき、底部シェル230に備わる係合部236の係合穴236aは、本体シェル210に備わる係合片220と係合する。これにより、本体シェル210と、底部シェル230とが固定され、その合せ目は、その長手方向の全長に亘り隙間が塞がれている。なお、本実施形態では、本体重ね合わせ部219と、底部重ね合わせ部235との重なり関係が長手方向の途中で逆転しているが、勿論重なり関係が全長に亘り一定であってもよい。
第5工程(E);外部ハウジング40を組み付ける工程。図14に示されるように、外部ハウジング40をシェル20で周面が覆われた状態の内部ハウジング10に組み付ける。外部ハウジング40は、内部ハウジング10の先頭部から組み付けられる。外部ハウジングは、内周面上に備わる図示しない樹脂製のランスが底部シェルに備わる図示しない係合突起部に係合することで、正規組み付け位置で固定される。外部ハウジング40の開口部、および収容空間は、シェル20の周面に密接した状態で組み付けられる。外部ハウジング40は、シェル20の前半部分が露出する態様で、シェル20と電線50の端部が接続するバレル部216を覆う位置に組み付けられる。
〈組み付け完成〉
組み付けが完了したコネクタ1は、図13に示されるように、コンタクト30を備えた内部ハウジング10によって嵌合空間126が形成されるとともに、その周面全体が概ねシェル20で覆われ、さらにそのシェル20の一部が外部ハウジング40で囲われている。さらに、後端では編組によってシールドされた電線50と接続している。
〈発明の原理〉
高速伝送用の電線50は、伝送特性をよくするために中心の導体部(芯線)が絶縁性物質を介して導電性の編組で覆われている。電線50の端部に備わるコネクタ1も絶縁性の内部ハウジング10を導電性のシェル20で覆うことによって、つなぎ部における伝送特性の低下を抑制することが求められる。
本発明は、分割方式によってシェル20の組み付け容易性を確保するとともに、分割方式によって生じるシェル20の剛性不足による変形、および分割されたシェル20の端縁同士の合せ目に生じる隙間による伝送特性の低下の抑制を課題とする。
シェル20の変形の主な原因は、分割されたシェル20の端部が固定されないことである。本発明に係るコネクタ1は、シェル20の先端(前端)および分割されたシェル20の合せ目にそれぞれ固定手段を備えるとともに、合せ目には、隙間が生じない構造を備え、これにより課題を解決する。本体シェル210は、内部ハウジング10との固定手段として本体係止爪215を備え、底部シェル230は、同じく固定手段として底部係止爪234を備える。これにより、外力による特にシェルの角部の捲れが抑えられ、そこを起点とする変形が抑制されることとなる。
さらに、本体シェル210と、底部シェル230との合せ目は、係合構造(係合突起220と係合穴236a)を備えるとともに、本体重ね合わせ部219と、底部重ね合わせ部135との重ね合わせ構造を備える。これにより、合せ目に隙間が生じにくくなり、ノイズや放射の問題が抑制されることとなる。本発明は、このような仕組みを備えたシェル構造によって上記課題を解決するものである。
〈作用効果〉本実施形態では、以下に示す効果を得ることができる。
・本実施形態に係るコネクタ1は、シェル20が組み付け容易な本体シェル210と、底
部シェル230とに分割されている。これにより、シェル20を内部ハウジング10に装着する組み付け作業が容易なコネクタ1が得られる。
・本実施形態に係るコネクタ1は、シェル20、および内部ハウジング10の構造に特徴を備えるもので、新たな部品の準備を要するものではない。これにより、部品点数、作業工程の増加を伴うことはなく、コストの増加を抑制できる。
・本実施形態に係るコネクタ1は、分割された本体シェル210、および底部シェル230がそれぞれ本体係止爪215、215、および底部係止爪234、234を備え、対応する内部ハウジング10がそれらを係止するための係止溝122、122、および係止穴123、123を備えている。これにより、本体シェル210、および底部シェル230は、ともに内部ハウジング10に固定されることとなる。したがって、外力が加わることによって生じるシェル20の変形が抑制される。
・本実施形態に係るコネクタ1は、分割された本体シェル210が内部ハウジング10と係止するための舌片状に張出した本体係止爪215、215を備える。仮に、加工工程でシェル20が変形した場合、本体係止爪215、215は、内部ハウジング10の対応する係止溝122、122、および係止穴123、123に嵌装されない。これにより、規格外れのシェル20が組み付けられるおそれが抑制される。
・本実施形態に係るコネクタ1は、分割された底部シェル230が内部ハウジング10と係止するための舌片状に張出した底部係止爪234、234を備える。仮に、加工工程でシェルが変形した場合、底部係止爪234、234は、内部ハウジング10の対応する係止溝122、122、および係止穴123、123に嵌装されない。これにより、規格外れのシェル20が組み付けられるおそれが抑制される。
・本実施形態に係るコネクタ1は、分割された本体シェル210と、底部シェル230との合せ目が、本体重ね合わせ部219と、底部重ね合わせ部235との重ね合わせ構造を備えている。これにより、組み付けられたシェル20の合せ目に隙間が生じないので、ノイズや放射の問題が抑制される。
・本実施形態に係るコネクタ1は、分割された本体シェル210と、底部シェル230との合せ目が、本体重ね合わせ部219と、底部重ね合わせ部235との重ね合わせ構造を備え、且つ、本体重ね合わせ部219、および底部重ね合わせ部235ともに前方において本体から延出し、舌片状の本体係止爪215、および底部係止爪234を形成している。すなわち、重ね合わせ部の延長線上に係止構造が備わるので、外力に対する耐変形能が高められシェル20の合せ目の隙間の発生が抑制される。
・本実施形態に係るコネクタ1は、仮組み付け位置から正規組み付け位置までのスライドの際、底部シェル230の折返し部232、232の端縁に備わる底部重ね合わせ部235が、本体シェル210の本体重ね合わせ部219と、内部ハウジング10の下部胴体部112との間に形成された隙間部129を案内されるようにスライドする。これにより、分割されたシェル20の組み付け作業が容易におこなえる。
以上、本発明を実施形態に基づいて説明したが、本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、発明思想の範囲内で種々の変更が可能である。
1 コネクタ
10 内部ハウジング
110 胴体部
111 上部胴体部
112 下部胴体部
120 鍔部
121 係合溝
122 係止溝
123 係止穴
125 開口部
126 嵌合空間
127 コンタクト受部
128 係合凹部
129 隙間部
20 シェル
210 本体シェル
211 水平部
212 折返し部
214 係合爪
215 本体係止爪
216 バレル
217 連結部
218 係合片
219 本体重ね合わせ部
219a 張出部
220 係合突起
230 底部シェル
231 水平部
232 折返し部
234 底部係止爪
235 底部重ね合わせ部
235a 延び面
236 係合部
236a 係合穴
30 コンタクト
40 外部ハウジング
50 電線

Claims (4)

  1. 少なくとも一つのコンタクトを収容する絶縁性材料からなる内部ハウジングと、この内部ハウジングの周面を覆うように形成された導電性材料からなるシェルとを備え、このシェルは少なくとも本体シェルと、底部シェルとの分割式で構成されるコネクタであって、
    前記本体シェルと、前記底部シェルとの周面方向の合せ目は、一方のシェルの端縁が他方のシェルの端縁に重なる重ね合わせ部を備えるところに特徴を有するコネクタ。
  2. 前記本体シェル、および前記底部シェルが前記内部ハウジングと協働してシェルが変形しないように嵌合方向の端部を前記内部ハウジングに固定するための固定手段を備えるところに特徴を有する請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記重ね合わせ部を構成する前記本体シェルの端縁、および前記底部シェルの端縁が嵌合方向に延出部を備え、この延出部に前記固定手段が備わるところに特徴を有する請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記重ね合わせ部を構成する前記本体シェルの端縁と、前記底部シェルの端縁とのうち上側に重ねられる方のシェルの端縁が嵌合方向に延出され、この延出部に前記固定手段を備えるところに特徴を有する請求項2記載のコネクタ。
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