JP2015225534A - アナログ出力回路 - Google Patents

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睦郎 足原
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Abstract

【課題】現状のバックアップ機能を損なうことなく、従来よりも用品物量を削減したアナログ出力回路を提供する。
【解決手段】アナログ出力回路50Aは、指令値を出力する制御装置1と前記指令値に基づき生成される操作信号により制御される被制御対象2との間で伝送可能に2重化されて接続されるアナログ入出力部13x,13yと、アノードが第1のアナログ入出力部13xの出力側と接続される一方、カソードが被制御対象の入力側と接続される第1のダイオード51xと、アノードが第2のアナログ入出力部13yの出力側と接続される一方、カソードが第1のアナログ入出力部13xのカソードと被制御対象の入力側との間に設けられる接点と接続される第2のダイオード51yと、一端がアナログ入出力部の操作信号入力側と接続され、他端が被制御対象の操作信号出力側と接続される第1の抵抗9とを具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アナログ出力回路に関する。
制御システムの一例である原子力発電所におけるプロセス制御システムでは、例えば、比例制御(P制御)、積分制御(I制御)、および微分制御(D制御)を用いた、いわゆるPID(Proportional Integral Derivative)制御により被制御対象を駆動し、タービンの安定運転に必要な水位、温度、圧力、流量に関する制御ループのプロセス制御を行っている。また、このようなプロセス制御システムでは、単一故障時においても制御を継続可能とするために、被制御対象への操作量出力部が多重化されている。
特開2011−103071号公報
被制御対象に与える信号がアナログ信号である場合、例えば、多重化されたアナログ出力回路が被制御対象への操作量出力部として適用される。この多重化されたアナログ出力回路は、電流突合せ方式を採用する場合、3重化構成が必須となる。以下、従来の3重化電流突合せ方式を採用するアナログ出力回路について概説する。
図6は、従来のアナログ出力回路の一例として3重化電流突合せ方式を採用するアナログ出力回路100の構成を示す概略図である。
アナログ出力回路100は、例えば、図5に示されるように、制御装置1と被制御対象2との間に設けられ、相互に情報を伝送するプロセス入出力手段としてのアナログ入出力部13を、伝送媒体の一例であるケーブル4,5,6,7(7x,7y,7z),8(8x,8y,8z)と、抵抗9と、調節抵抗11(11x,11y,11z)とを用いて接続して構成される。
制御装置1とケーブル4を介して接続されるプロセス入出力部3は、3重化されたアナログ入出力部13(13x,13y,13z)で構成される。
アナログ入出力部13xは、制御装置1とケーブル4を介して接続される一方、他のアナログ入出力部13y,13z、および被制御対象2のそれぞれとケーブル7xを介して接続される。他のアナログ入出力部13y,13zについてもアナログ入出力部13xと同様である。すなわち、アナログ入出力部13yは、他のアナログ入出力部13z,13x、および被制御対象2のそれぞれとケーブル7yを介して接続され、アナログ入出力部13zは、他のアナログ入出力部13x,13y、および被制御対象2のそれぞれとケーブル7zを介して接続される。
また、被制御対象2は、抵抗9、および各アナログ入出力部13x,13y,13zとケーブル5を介して接続される。また、抵抗9は、ケーブル6を介して調節抵抗11(11x,11y,11z)に接続される。さらに、各調節抵抗11x,11y,11zは、それぞれ、ケーブル8x,8y,8zを介してアナログ入出力部13x,13y,13zに接続される。
上述したように構成されるアナログ出力回路100が被制御対象を制御する(駆動させる)際の動作について説明する。
制御装置1がPID制御を行い、被制御対象2の操作量の指令値a(ax,ay,az)をプロセス入出力手段(アナログ入出力部13)へケーブル4を介して送信し、プロセス入出力手段における各アナログ入出力部13x,13y,13zが指令値ax,ay,azを受信し、アナログ入出力部13x,13y,13z内で指令値ax,ay,azを電流値に変換して被制御対象2への操作信号c(cx,cy,cz)を出力する。各アナログ入出力部13x,13y,13zから出力される操作信号cx,cy,czは、例えばケーブル6x上の設けられる操作信号突合せ部15で突き合わされ、ケーブル6xを介して電流値が加算された操作信号dが被制御対象2に入力される。
被制御対象2に入力された操作信号dは、抵抗9の前後の、ケーブル5とケーブル6とを介してアナログ入出力部13x,13y,13zに戻る。アナログ入出力部13は、操作信号dが戻ってくる2点の電位差から被制御対象2に入力された操作信号dの電流を検出し、ケーブル4を介して制御装置1に被制御対象2に入力された操作信号b(bx,by,bz)を送信する。
制御装置1は、操作指令値aと入力される操作信号bとを比較することで、被制御対象2に実際に入力された操作信号dを監視し、操作信号bが操作指令値aを出力した場合に入力される操作信号として適切か否か、すなわち、プロセス入出力手段としてのアナログ入出力部13が正常に動作しているか否かを監視する。
3重化されたアナログ入出力部13(13x,13y,13z)のうち、1つが故障して正常な操作信号cが出力されなくなった場合、残りの2つで被制御対象2の駆動制御を継続する。より具体的に説明すれば、アナログ入出力部13が多重化(3重化)されているアナログ出力回路100において、アナログ入出力部13x,13y,13zの何れか1つ(例えば、アナログ入出力部13x)に故障が発生すると、アナログ入出力部13の電流が通常時と逆方向に流れる故障モードとなる。
例えば、アナログ入出力部13x等、アナログ入出力部13の1つに故障が発生した場合、この逆方向に流れる電流を相殺しつつ被制御対象2へは正しい操作信号dを出力するように調節することができないと被制御対象2の駆動制御を継続することができない。
そこで、残り2つのアナログ入出力部(アナログ入出力部13y,13z)で、逆方向に流れる電流を相殺する電流と被制御対象2への操作信号を出力する動作、すなわち、3重化されたアナログ入出力部13(13x,13y,13z)から出力される操作信号cが同じ値となるように、調節抵抗11x,11y,11zの抵抗値が調節される。このような故障発生時の調節動作を可能とするため、アナログ出力回路100では、アナログ入出力部13の3重化構成が必須となっている実情がある。
しかしながら、アナログ入出力部13が3重化構成となっているアナログ出力回路100では、用品物量が多くなるため、コスト、故障率、設置スペース、消費電流、および保守点検期間の増加につながっている。コスト、故障率、設置スペース、消費電流、および保守点検期間を少しでも減らすためには、バックアップ機能を損なうことなく、いかに用品物量を削減するかが課題となっている。
本発明の実施形態は、上述した事情を考慮してなされたものであり、従来のアナログ出力回路におけるバックアップ機能を損なうことなく、従来よりも用品物量を削減したアナログ出力回路を提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係るアナログ出力回路は、上述した課題を解決するため、制御演算を行って指令値を出力する制御装置と前記指令値に基づき生成される操作信号によって制御される被制御対象との間で伝送可能に2重化されて接続されるアナログ入出力部と、アノードが前記2重化されたアナログ入出力部の一方である第1のアナログ入出力部の出力側と接続され、カソードが前記被制御対象の入力側と接続される第1のダイオードと、アノードが前記2重化されたアナログ入出力部の他方である第2のアナログ入出力部の出力側と接続され、カソードが前記第1のダイオードのカソードと前記被制御対象の入力側との間に設けられる接点と接続され、この接点を介して前記被制御対象の入力側と接続される第2のダイオードと、一端が前記被制御対象から戻る前記操作信号が入力される前記2重化されたアナログ入出力部の前記操作信号入力側と接続され、他端が前記被制御対象から戻る前記操作信号が出力される前記被制御対象の前記操作信号出力側と接続される第1の抵抗と、を具備することを特徴とする。
本発明の実施形態によれば、従来のアナログ出力回路におけるバックアップ機能を損なうことなく、従来よりも用品物量を削減することができる。
第1の実施形態に係るアナログ出力回路の構成を示す構成図。 第1の実施形態に係るアナログ出力回路におけるアナログ入出力部の構成をより詳細に示す構成図。 第2の実施形態に係るアナログ出力回路におけるアナログ入出力部の構成をより詳細に示す構成図。 第3の実施形態に係るアナログ出力回路の構成を示す構成図。 第3の実施形態に係るアナログ出力回路における、コンパレータ、オンディレイタイマ、およびアナログスイッチの動作を示すタイムチャート。 従来のアナログ出力回路(3重化電流突合せ方式を採用するアナログ出力回路)の構成を示す構成図。
以下、本発明の実施形態に係るアナログ出力回路について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、発明の概要において参照した図6に例示されるアナログ出力回路100と同じ構成要素については、同じ符号を付して重複する説明を省略する。また、x系統とy系統とを区別して説明する必要がない場合には、符号の末尾に付されるx,yを省略して記す。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係るアナログ出力回路の一例であるアナログ出力回路50Aの装置構成を概略的に示す構成図である。
アナログ出力回路50Aは、例えば、x系統とy系統とで2重化(冗長化)されており、x系統およびy系統の何れか一方が常用系として、他方(残り)が待機系として動作する。
アナログ出力回路50Aは、例えば、比例制御(P制御)、積分制御(I制御)、および微分制御(D制御)を用いたPID制御による制御演算を行って指令値を出力する制御装置1と被制御対象2との間で伝送可能に2重化されて接続されるアナログ入出力部13(13x,13y)と、アナログ入出力部13と被制御対象2との間に順方向をアナログ入出力部13から被制御対象2へ向かう方向として直列に接続されるダイオード51(51x,51y)と、操作信号dが被制御対象2からアナログ入出力部13へ戻るライン(ケーブル6)の被制御対象2とアナログ入出力部13との間に接続される抵抗9とを具備する。
伝送媒体の一例であるケーブル4,5,6は、それぞれ、制御装置1とプロセス入出力手段としてのアナログ入出力部13、被制御対象2とアナログ入出力部13、および抵抗9とアナログ入出力部13、を伝送可能に接続している。また、伝送媒体の一例であるケーブル52(52x,52y),53(53x,53y)は、それぞれ、アナログ入出力部13(13x,13y)の出力側とダイオード51(51x,51y)のアノード、およびダイオード51(51x,51y)のカソードと被制御対象2の入力側、を伝送可能に接続している。
アナログ入出力部13は、同様に構成されるアナログ入出力部13xとアナログ入出力部13yとで2重化されており、ケーブル4を介して、PID制御演算等の制御演算を行って指令値を出力する制御装置1と指令値に基づき生成される操作信号によって制御される被制御対象2との間で伝送可能に接続される。
ダイオード51のアノード(陽極:p型半導体側)は、アナログ入出力部13の出力側と接続される。ダイオード51のカソード(陰極:n型半導体側)は、被制御対象2の入力側と接続される。
より詳細には、第1のダイオードとしてのダイオード51xは、アノードがアナログ入出力部13xの操作信号cxを出力する出力側と接続され、カソードが被制御対象2の入力側と接続される。また、第2のダイオードとしてのダイオード51yは、アノードがアナログ入出力部13yの操作信号cyを出力する出力側と接続され、カソードがダイオード51xのカソードと被制御対象2の入力側との間に設けられる接点(操作信号突合せ部)15と接続され、接点15を介して被制御対象2の入力側と接続される。
抵抗9は、その一端が被制御対象2から戻る操作信号dが入力されるアナログ入出力部13の操作信号入力側と接続され、その他端が被制御対象2から戻る操作信号dが出力される被制御対象2の操作信号出力側と接続される。
続いて、実施形態に係るアナログ出力回路の一例であるアナログ出力回路50A(図1)の作用(動作)について概説する。
アナログ出力回路50Aでは、通常時、制御装置1から被制御対象2の操作量の指令値ax,ayを、それぞれ、アナログ入出力部13x,13yが受け取る。アナログ入出力部13x,13yは、指令値ax,ayに基づき、被制御対象2への操作信号cx,cyを出力する。各アナログ入出力部13x,13yから出力される操作信号cx,cyは、接点(操作信号突合せ部)15で突き合わされ、加算された操作信号dがケーブル6xを介して被制御対象2に入力される。
また、被制御対象2に入力された操作信号dは、抵抗9の前後の、ケーブル5とケーブル6とを介して、それぞれ、アナログ入出力部13x,13yに戻る。アナログ入出力部13x,13yは、入力された操作信号dに基づいて、被制御対象2に入力された操作信号dを示す操作信号bx,byを生成し、この操作信号bx,byを送信する。
一方、2重化されたアナログ入出力部13x,13yのうち、例えば、アナログ入出力部13y等、1つが故障して正常な操作信号cが出力されなくなった場合、アナログ出力回路50Aでは、アナログ入出力部13x等の残る健全な(故障していない)1つが被制御対象2の駆動制御を継続する。
より具体的に説明すれば、2重化されているアナログ入出力部13x,13yの何れか1つ(例えば、アナログ入出力部13x)に故障が発生すると、アナログ入出力部13x,13yの電流が通常時と逆方向に流れようとする(故障モード)。アナログ出力回路50Aでは、故障モードとなった場合に、ダイオード51x,51yによって逆方向に流れようとする電流が抑制される。従って、アナログ入出力部13xが故障した例では、健全な(故障していない)アナログ入出力部13yによって、被制御対象2の制御が継続される。
続いて、アナログ出力回路50Aにおけるアナログ入出力部13(13x,13y)のより具体的な構成を例示し、例示されるアナログ出力回路50Aの回路素子(抵抗9,22,23等)に具体的な値を設定した場合の作用(動作)について説明する。
図2は、実施形態に係るアナログ出力回路の一例であるアナログ出力回路50Aにおけるアナログ入出力部13(13x,13y)の構成をより詳細に示す構成図である。なお、図2では、図1に示される制御装置1側の構成を省略して示している。
アナログ入出力部13(13x,13y)は、例えば、演算増幅器(オペアンプ)21と、抵抗22,23とを備え、反転増幅回路を構成する。アナログ入出力部13では、演算増幅器21の非反転入力端子(+)が接地され、反転入力端子(−)には抵抗22が制御装置(図2において図示せず)と直列に接続される。また、抵抗23を介して、演算増幅器21の反転入力端子(−)と抵抗22との接点と、被制御対象2と抵抗9との接点とが接続される。さらに、演算増幅器21の出力端子とダイオード51(51x,51y)のアノードとが接続される。
ここで、図2に例示されるアナログ出力回路50Aにおけるアナログ入出力部13(13x,13y)において、指令値ax,ayを0〜100%に相当する−1〜−5Vの電圧とし、当該電圧が入力されるアナログ入出力部13(13x,13y)により被制御対象2に4〜20mAの電流を流すような制御を行う場合を想定し、アナログ出力回路50A上の各抵抗9,22,23は、それぞれ、250Ω,20kΩ,20kΩ、被制御対象2のインピーダンスは200Ωとする。
通常時の動作例として、指令値ax,ayが100%出力に相当する−5Vである場合を説明すると、アナログ入出力部13(13x,13y)に入力される電圧は、各抵抗で分圧され、ケーブル5には抵抗9による電圧5Vが発生し、ケーブル53x,53yには被制御対象2による電圧4Vがさらに加算されて9Vが発生し、ケーブル52x,52yには、それぞれ、ダイオード51x,51yによる順方向電圧(一般的には0.6〜0.8Vとされるが、ここでは0.6Vとする。)が加算されて9.6Vが発生する。
アナログ入出力部13x,13yに接続される抵抗が全く同じ場合、ダイオード51x,51yには、それぞれ、10mAの電流が流れ、操作信号突合せ部15にて各ダイオード51x,51yに流れる電流が加算され、被制御対象2には20mAの電流が流れる。
抵抗23と抵抗9との大きさの比(20000:250)より、抵抗9には19.75mAの電流が流れ、アナログ入出力部13x,13yにおける抵抗23には0.25mAの電流が流れる。このように、故障の発生していない通常時においては、アナログ入出力部13x,13yから出力される電流の加算値が被制御対象2へ供給される。
一方、2つのアナログ入出力部13x,13yのうち、片方(例えば、アナログ入出力部13x)が故障し、故障モードとなった場合の動作例として、ケーブル52xの電圧が0Vとなった場合を説明すると、故障していない(正常な)アナログ入出力部13yにより、ケーブル5には抵抗9による電圧5Vが発生し、ケーブル53(53x,53y)には被制御対象2による電圧4Vが加算されて9Vの電圧が発生する。
ケーブル53(53x,53y)の電圧9Vに対し、ケーブル52xの電圧は0Vであるため、電流は通常時と逆方向(ケーブル52x,53xにおいて、被制御対象2からアナログ入出力部13xへ向かう方向)に流れようとするが、ダイオード51xにより電流は逆方向に流れない。また、正常なアナログ入出力部13y側のダイオード51yには20mAの電流が流れ、被制御対象2にも20mAの電流が流れる。
なお、アナログ入出力部13yが故障して故障モードとなった場合については、アナログ入出力部13xが故障して故障モードとなった場合の説明に対して、符号の末尾のxとyとを入れ替えて読めばよい。
このように、アナログ出力回路50Aでは、アナログ入出力部13x,13yのうち、一方が故障したとしても、故障していない他方から被制御対象2へ正常時と同じ操作信号dが供給される。
アナログ出力回路50Aによれば、アナログ入出力部13(13x,13y,13z)が3重化された3重化電流突合せ方式を採用するアナログ出力回路100と同様の機能を1つ少ない2重化のアナログ入出力部13(13x,13y)によって実現することができる。従って、アナログ出力回路50Aでは、アナログ入出力部13zに関係する用品が不要となり、アナログ出力回路50Aを構成するのに必要な用品物量を削減することができる。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態に係るアナログ出力回路は、第1の実施形態に係るアナログ出力回路に対して、プロセス入出力手段としてのアナログ入出力部13(13x,13y)の構成が相違するが、その他の点は実質的に相違しない。そこで、第2の実施形態の説明では、構成の相違するアナログ入出力部54(図3)を中心に説明する。
図3は、第2の実施形態に係るアナログ出力回路の一例であるアナログ出力回路50Bにおけるアナログ入出力部13,54の構成をより詳細に示す構成図である。なお、図3では、図2と同様に、図1に示される制御装置1側の構成を省略して示している。
第2の実施形態に係るアナログ出力回路として例示されるアナログ出力回路50Bは、アナログ出力回路50Aに対して、例えばアナログ入出力部13y等のアナログ入出力部13(13x,13y)の一方の代わりに、アナログ入出力部54を備える。すなわち、アナログ出力回路50Bでは、2重化されたプロセス入出力手段が、アナログ入出力部54側の系統(常用系)と、アナログ入出力部13側の系統(待機系)とで構成される。
アナログ入出力部54は、アナログ入出力部13に対して、一端が抵抗23の演算増幅器21側に、他端が演算増幅器21の反転入力端子(−)と抵抗22との間に設けられる接点に接続される抵抗55をさらに設けて構成される。すなわち、アナログ入出力部54は、アナログ入出力部13に対して、演算増幅器21の反転入力端子(−)と抵抗22との間に設けられる接点と抵抗23との間に抵抗55を直列に接続して構成される。
続いて、実施形態に係るアナログ出力回路の一例であるアナログ出力回路50B(図3)の回路素子(抵抗9,22,23,55等)に具体的な値を設定して、アナログ出力回路50Bの作用(動作)を説明する。
図3に例示されるアナログ出力回路50Bにおけるアナログ入出力部13,54において、指令値ax,ayを0〜100%に相当する−1〜−5Vの電圧とし、当該電圧が入力されるアナログ入出力部13(13x,13y)により被制御対象2に4〜20mAの電流を流すような制御を行う場合を想定し、アナログ出力回路50B上の各抵抗9,22,23,55は、それぞれ、250Ω,20kΩ,20kΩ,100Ω、被制御対象2のインピーダンスは200Ωとする。
通常時の動作例として、指令値ax,ayが100%出力に相当する−5Vである場合を説明すると、アナログ出力回路50Bでは、アナログ入出力部13内に抵抗55が追設されるため、ケーブル52x,52yに発生する電圧が相違する。
より具体的には、ケーブル52xには9.6Vの電圧が発生し、ケーブル52yには9.675Vの電圧が発生する。このとき、ケーブル53xには、9.075Vの電圧が発生し、ケーブル52xとケーブル53xとの電位差は0.525Vとなる。この電位差は、ダイオード51xの電圧降下分(順方向電圧)0.6V未満であるため、ダイオード51xには電流が流れない。
一方、ダイオード51yでは、ケーブル52yとケーブル53yとの電位差は0.6Vとなり、ダイオード51yの電圧降下分(順方向電圧)0.6V以上となるため、ダイオード51yには電流が流れる。この例では、ダイオード51yに20mAの電流が流れ、被制御対象2にも20mAの電流が流れる。
このように、アナログ出力回路50Bにおいて、アナログ入出力部13に対して抵抗55が追設されるアナログ入出力部54側の系統ではアナログ入出力部54からダイオード51yへ向けて電流が流れる一方、アナログ入出力部13側の系統ではアナログ入出力部13からダイオード51xへ向けて電流が流れない。すなわち、アナログ出力回路50Bでは、故障の発生していない通常時において、アナログ入出力部54側が常用系として動作し、アナログ入出力部13側が待機系として動作する。
従って、アナログ出力回路50Bについてもアナログ出力回路50Aと同様に、通常時においては、アナログ入出力部13,54から出力される電流の加算値(この例では、アナログ入出力部13から出力される電流は0mAであり、実質的には、被制御対象2へ供給される電流とアナログ入出力部54から出力される電流とは等しくなる)が被制御対象2へ供給される。
続いて、常用系として動作しているアナログ入出力部54が故障し、故障モードとなった場合の動作例として、ケーブル52xの電圧が0Vとなった場合を説明すると、故障していない(正常な)アナログ入出力部13により、ケーブル5には抵抗9による電圧5Vが発生し、ケーブル53(53x,53y)には被制御対象2による電圧4Vが加算されて9Vの電圧が発生する。
ケーブル53(53x,53y)の電圧9Vに対し、ケーブル52yの電圧は0Vであるため、電流は通常時と逆方向に流れようとするが、ダイオード51yにより電流は逆方向に流れない。また、正常なアナログ入出力部13側のダイオード51yには20mAの電流が流れ、被制御対象2にも20mAの電流が流れる。
このように、常用系としてのアナログ入出力部54と待機系としてのアナログ入出力部13とを備えるアナログ出力回路50Bでは、常用系(アナログ入出力部54)が故障したとしても、故障していない待機系(アナログ入出力部13)から被制御対象2へ正常時と同じ操作信号dが供給される。
アナログ出力回路50Bによれば、アナログ出力回路50Aと同様に、アナログ入出力部13(13x,13y,13z)が3重化された3重化電流突合せ方式を採用するアナログ出力回路100と同様の機能を1つ少ない2重化のアナログ入出力部13(13x,13y)によって実現することができ、従来よりもアナログ出力回路50Bを構成するのに必要な用品物量を削減することができる。
また、アナログ出力回路50Bによれば、アナログ入出力部13の代わりに、抵抗55を追設して構成されるアナログ入出力部54を設けることで、アナログ入出力部54を常用系に、アナログ入出力部13を待機系に限定することができる。
従って、アナログ出力回路50Bでは、アナログ出力回路100を設置(適用)する場合に必要となる現地での調整作業を省略することができる。具体的に説明すると、アナログ出力回路100では、各アナログ入出力部13x,13y,13zから被制御対象2までのケーブルインピーダンスが異なることから各調節抵抗11x,11y,11zで操作信号cx,cy,czを調整する調整作業が生じているが、当該調整作業がアナログ出力回路50Bでは不要となる。故に、アナログ出力回路50Bを設置(適用)する場合、アナログ出力回路100を設置(適用)する場合に対して、現地での点検および調整の時間(手間)を短縮することができる。
[第3の実施形態]
図4は、第3の実施形態に係るアナログ出力回路の一例であるアナログ出力回路50Cの装置構成を概略的に示す構成図である。
アナログ出力回路50Cは、アナログ出力回路50Aに対して、遮断回路をさらに具備する点で相違するが、その他の点では実質的に相違しない。そこで、第3の実施形態の説明では、上記相違点を中心に説明し、アナログ出力回路50Aと同一の構成要素には同一の符号を付して、説明を省略する。
アナログ出力回路50Cは、例えば、アナログ出力回路50Aと同様に、アナログ入出力部13(13x,13y)と、ダイオード51(51x,51y)と、抵抗9とを具備し、さらに、遮断回路とを具備する。
アナログ出力回路50Cが具備する遮断回路は、例えば、ダイオード51(51x,51y)のアノードとアナログ入出力部13(13x,13y)との間に直列に接続される抵抗56(56x,56y)に生じる電位差を検出する電位差検出器57(57x,57y)と、比較器(コンパレータ)58(58x,58y)と、オンディレイタイマ59(59x,59y)と、アナログスイッチ61(61x,61y)とを備えて構成される。
電位差検出器57(57x,57y)は、抵抗56(56x,56y)に生じる電位差を検出し、検出した電位差を比較器58(58x,58y)へ与える。
比較器58(58x,58y)は、電位差検出器57(57x,57y)が検出する電位差と設定される基準値(閾値)とを比較し、比較結果(電位差検出器57が検出する電位差が基準値を超えているか否か)を示す信号を出力する。例えば、設定される基準値は、制御範囲の上限値である。
比較器58は、例えば、電位差検出器57が検出する電位差が基準値を超えている場合にはオン信号(Hレベルの信号)を、電位差検出器57が検出する電位差が基準値以下の場合にはオフ信号(Lレベルの信号)を、比較結果を示す信号として出力する。
オンディレイタイマ59(59x,59y)は、設定時間td(図5)を超えてオン信号が入力された場合にオン信号を出力する。オンディレイタイマ59の出力は、アナログスイッチ61(61x,61y)に与えられる。
アナログスイッチ61(61x,61y)は、例えば、通常時には閉じている常閉型スイッチであり、入力される信号が異常を示す信号である場合、閉じている接点を開放する。例えば、アナログ出力回路50Cでは、電位差検出器57が検出する電位差が基準値を超えている場合には異常と判定し、アナログスイッチ61を開放して異常と判定されるアナログ入出力部13からの出力を遮断する。
続いて、図4に示されるアナログ出力回路50Cを例にして、アナログ出力回路50Cの作用(動作)について説明する。
アナログ出力回路50Cでは、通常時においては、遮断回路を具備していないアナログ出力回路(図4に例示されるアナログ出力回路50Cではアナログ出力回路50A)と同様に動作する。
一方、アナログ入出力部13(13x,13y)のうち、例えば、アナログ入出力部13x等の一方が故障したことに起因してアナログ入出力部13xからの出力が制御範囲を超えている場合(故障モードの場合)、アナログ出力回路50Cでは、抵抗56の前後の電圧が電位差検出器57に入力され、抵抗56における電位差が検出される。検出された電位差は、比較器58に入力され、入力が設定される基準値(閾値)を超えているか否かによって異常(故障)の有無が監視される。
比較器58は、比較結果、すなわち、電位差検出器57が検出する電位差が基準値を超えているか否かを示す信号を出力する。ここで、設定される基準値が制御範囲の上限値であれば、この基準値を超えているか否かを判定することで、アナログ入出力部13からの出力が制御範囲を超えているか否かを判定することができる。
比較器58は、例えば、電位差検出器57が検出する電位差が基準値を超えているという比較結果を得た場合にはオン信号(Hレベルの信号)を、電位差検出器57が検出する電位差が基準値以下の場合にはオフ信号(Lレベルの信号)を出力する。アナログ入出力部13xが故障している(アナログ入出力部13yは健全な)場合、比較器58xはオン信号を、比較器58yはオフ信号を出力する。
図4に例示されるアナログ出力回路50Cでは、比較器58の出力は、オンディレイタイマ59を介してアナログスイッチ61へ入力される。アナログスイッチ61は、通常時には閉じており、故障等の異常を示す信号が入力され場合、閉じている接点を開放する。このアナログスイッチ61の開放操作によって、アナログ入出力部13からの制御範囲を超える出力は遮断される。
故障したアナログ入出力部13xからの出力がアナログスイッチ61xで遮断されることで、故障していないアナログ入出力部13y側のダイオード51yの後の電圧が下がり、アナログ入出力部13yからの操作信号cyが被制御対象2に入力されるので、アナログ入出力部13xから制御範囲を超える出力が生じたとしても、制御を継続することができる。
続いて、遮断回路を構成する比較器(コンパレータ)58、オンディレイタイマ59、およびアナログスイッチ61の動作タイミングについて説明する。
図5は、第3の実施形態に係るアナログ出力回路としてのアナログ出力回路50Cにおける、比較器(コンパレータ)58、オンディレイタイマ59、およびアナログスイッチ61の動作を示すタイムチャートである。
機器の外乱等により、瞬間的に異常な電圧Diが比較器58で検出される場合がある。そこで、比較器58とアナログスイッチ61の間にオンディレイタイマ59を設ける。比較器58とアナログスイッチ61の間にオンディレイタイマ59を設けることで、異常検出信号の出力を、異常な電圧がある程度の時間継続して検出される場合に限定し、瞬間的に異常な電圧Diによる影響を除外することができる。すなわち、機器の外乱等による異常の誤検出を防止することができる。
アナログ出力回路50Cによれば、電位差検出器57、比較器58、およびアナログスイッチ61を備える遮断回路を具備するので、アナログ入出力部13からの出力が制御範囲を超えた値となる故障モードが発生したとしても、被制御対象2の駆動制御を継続することができる。
また、上記遮断回路がオンディレイタイマ59をさらに備えることで、異常検出信号の出力を、異常な電圧がある程度の時間継続して検出される場合に限定し、機器の外乱等による異常の誤検出を防止することができる。
なお、図4に例示されるアナログ出力回路50Cは、アナログ出力回路50Aに対して、遮断回路をさらに具備する構成であるが、アナログ出力回路50Bに対して、遮断回路をさらに具備する構成でもよい。また、図4に例示されるアナログ出力回路50Cは、遮断回路をx系統側とy系統側との両方に設けているが、片方(x系統側またはy系統側)に設ける構成でもよい。
さらに、図4に例示されるアナログ出力回路50Cは、オンディレイタイマ59を備えているが、オンディレイタイマ59を必ずしも備えている必要はない。すなわち、比較器58の出力を、オンディレイタイマ59を介さずにアナログスイッチ61に直接与える構成とすることもできる。
以上、アナログ出力回路50A〜50Cによれば、例えば、アナログ出力回路100等の従来のアナログ出力回路におけるバックアップ機能を損なうことなく、従来よりも用品物量を削減することができる。
また、アナログ出力回路50B等のアナログ入出力部13とアナログ入出力部54とを備えるアナログ出力回路によれば、常用系アナログ入出力部をアナログ入出力部13に、待機系アナログ入出力部をアナログ入出力部54に限定することができる。従って、操作信号dの調整作業が不要となるため、現地での点検および調整の時間(手間)を短縮することができる。
さらに、アナログ出力回路50C等の電位差検出器57、比較器58、およびアナログスイッチ61を備える遮断回路を具備するアナログ出力回路によれば、アナログ入出力部13からの出力が制御範囲を超えた値となる故障モードが発生したとしても、被制御対象2の駆動制御を継続することができる。
また、上記遮断回路がオンディレイタイマ59をさらに備えることで、異常検出信号の出力を、異常な電圧がある程度の時間継続して検出される場合に限定し、機器の外乱等による異常の誤検出を防止することができる。
なお、本発明は上述した実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階では、上述した実施例以外にも様々な形態で実施することが可能である。本発明は、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、追加、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…制御装置、2…被制御対象、4,5,6…ケーブル、7(7x,7y,7z),8(8x,8y,8z)…ケーブル、9…抵抗(第1の抵抗)、11(11x,11y,11z)…調節抵抗、13(13x,13y,13z)…アナログ入出力部(プロセス入出力手段)、15…操作信号突合せ部、21…演算増幅器、22,23…抵抗、50A,50B,50C…アナログ出力回路、51(51x,51y)…ダイオード、52(52x,52y,53(53x,53y)…ケーブル、54…アナログ入出力部、55…抵抗、56(56x,56y)…抵抗、57(57x,57y)…電位差検出器、58(58x,58y)…コンパレータ(比較器)、59(59x,59y)…オンディレイタイマ、61x,61y…アナログスイッチ、100…アナログ出力回路、Di…外乱(ノイズ)、td…設定時間。

Claims (7)

  1. 制御演算を行って指令値を出力する制御装置と前記指令値に基づき生成される操作信号によって制御される被制御対象との間で伝送可能に2重化されて接続されるアナログ入出力部と、
    アノードが前記2重化されたアナログ入出力部の一方である第1のアナログ入出力部の出力側と接続され、カソードが前記被制御対象の入力側と接続される第1のダイオードと、
    アノードが前記2重化されたアナログ入出力部の他方である第2のアナログ入出力部の出力側と接続され、カソードが前記第1のダイオードのカソードと前記被制御対象の入力側との間に設けられる接点と接続され、この接点を介して前記被制御対象の入力側と接続される第2のダイオードと、
    一端が前記被制御対象から戻る前記操作信号が入力される前記2重化されたアナログ入出力部の前記操作信号入力側と接続され、他端が前記被制御対象から戻る前記操作信号が出力される前記被制御対象の前記操作信号出力側と接続される第1の抵抗と、を具備することを特徴とするアナログ出力回路。
  2. 前記2重化されたアナログ入出力部の各々は、1台の演算増幅器と、
    一端が前記演算増幅器の反転入力端子と接続され、他端が前記制御装置と接続される第2の抵抗と、
    一端が前記演算増幅器の反転入力端子と前記第2の抵抗との間に設けられる接点に接続され、他端が前記被制御対象と前記第1の抵抗との間に設けられる接点と接続される第3の抵抗と、を備えることを特徴とする請求項1記載のアナログ出力回路。
  3. 前記2重化されたアナログ入出力部の前記第1のアナログ入出力部と前記第2のアナログ入出力部とは、回路構成が異なっており、
    前記第2のアナログ入出力部は、前記第1のアナログ入出力部に対して、前記演算増幅器の反転入力端子と前記第2の抵抗との間に設けられる前記接点と前記第3の抵抗との間に直列に接続される第4の抵抗をさらに備えて構成されることを特徴とする請求項2記載のアナログ出力回路。
  4. 前記第1のダイオードのカソードと前記被制御対象の入力側との間に設けられる前記接点よりも前記第1のダイオードのカソード側で前記第1のダイオードと前記被制御対象との接続を遮断する第1の遮断回路、および前記第1のダイオードのカソードと前記被制御対象の入力側との間に設けられる前記接点よりも前記第2のダイオードのカソード側で前記第2のダイオードと前記被制御対象との接続を遮断する第2の遮断回路の少なくとも一方の遮断回路をさらに備えることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のアナログ出力回路。
  5. 前記第1の遮断回路は、前記第1のダイオードのアノードと前記第1のアナログ入出力部との間に直列に接続される第5の抵抗の両端の電位差と設定される閾値との比較結果に応じて、前記第1のダイオードのカソード側で前記第1のダイオードと前記被制御対象との接続を遮断する第1のアナログスイッチを備え、
    前記第2の遮断回路は、前記第2のダイオードのアノードと前記第2のアナログ入出力部との間に直列に接続される第6の抵抗の両端の電位差と設定される閾値との比較結果に応じて、前記第2のダイオードのカソード側で前記第2のダイオードと前記被制御対象との接続を遮断する第2のアナログスイッチを備えることを特徴とする請求項4記載のアナログ出力回路。
  6. 前記第1の遮断回路は、前記第1のダイオードのアノードと前記第1のアナログ入出力部との間に直列に接続される第5の抵抗の両端の電位差を検出する第1の電位差検出器と、
    前記第1の電位差検出器の出力と設定される閾値とを比較する第1の比較器と、
    前記第1の比較器の出力に応じて、前記第1のダイオードのカソード側で前記第1のダイオードと前記被制御対象との接続を遮断する第1のアナログスイッチと、を備え、
    前記第2の遮断回路は、前記第2のダイオードのアノードと前記第2のアナログ入出力部との間に直列に接続される第6の抵抗の両端の電位差を検出する第2の電位差検出器と、
    前記第2の電位差検出器の出力と設定される閾値とを比較する第2の比較器と、
    前記第2の比較器の出力に応じて、前記第2のダイオードのカソード側で前記第2のダイオードと前記被制御対象との接続を遮断する第2のアナログスイッチと、を備えることを特徴とする請求項4記載のアナログ出力回路。
  7. 前記第1の比較器の出力が設定時間よりも長い時間継続的にオンとなっている場合に初めてオン信号を出力する第1のオンディレイタイマ、および前記第2の比較器の出力が設定時間よりも長い時間継続的にオンとなっている場合に初めてオン信号を出力する第2のオンディレイタイマの少なくとも一方のオンディレイタイマをさらに備えることを特徴とする請求項5または6に記載のアナログ出力回路。
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