JP6618427B2 - 二重化対応電流出力システム - Google Patents

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この発明はタービン制御装置の高信頼化を図るために用いられる二重化対応の電流出力システムに関するものである。
これまで、発電所のタービン制御に用いられる電流出力装置においては、特にバルブ制御等の重要度の高い部分で、この電流出力装置が使用される場合には、アナログ出力モジュール(AOモジュールとも呼ぶ)を二重化し、高信頼性の実現を図っていた。
特開2003−29858号公報
通常、二重化された電流出力装置は、制御中の装置と待機中の装置で構成されている。そして、制御中の装置と待機中の装置間でお互いに相互監視し、制御中の電流出力装置に異常が発生した時は、制御系(制御中の電流出力装置のこと)/待機系(待機中の電流出力装置のこと)の切替(以降「二重系切替」と呼ぶ)を行い、電流値に応じて動作するセンサ等の外部負荷を二重化した装置を用いて制御している。
しかしながら、従来のこの二重化された電流出力装置では、二重系切替の直後に、異常誤検出、あるいは外部負荷へ過剰な値を出力することがあり、これによって、外部負荷の負担を増大させたり、発電所全体のシステム制御に悪影響を与える可能性があった。このことを実際の装置を例にして以下詳しく説明する。
従来装置である既存方式の具体例を図8に示す。図8は外部負荷に対して二重系の電流出力装置で制御する動作システムを表している。電流出力装置1は2台の装置、電流出力装置1a、および電流出力装置1bで構成され、アクチュエータ等の外部負荷2をこれら2台の電流出力装置1a、1bで二重化制御する。この二重化制御のために、デジタルLSI3はデジタル出力(以下では、DO:Digital Outputと呼ぶ)、デジタル入力(以下では、DI:Digital Inputと呼ぶ)を、各々2点ずつ持つ。
まず、デジタルLSI3(F/WあるいはFPGA、CPLDなどのプログラマブルIC)のDOは、電流出力装置1a(電流出力装置自身)が制御可能、あるいは不可能を意味する「自系制御可能性」信号、電流出力装置自身が制御中、あるいは待機中を意味する「自系制御状態」信号からなる。
また、デジタルLSI3のDIは、電流出力装置1b(二重系の相手側電流出力装置)からの制御可能あるいは不可能を意味する「他系制御可能性」信号と電流出力装置1b(二重系の相手側電流出力装置)からの制御中あるいは待機中を意味する「他系制御状態」信号からなる。
上記の計4つのDOとDIを、電流出力装置1aと電流出力装置1bの「自系制御可能性」と「他系制御可能性」、及び「自系制御状態」と「他系制御状態」に接続し、相互監視することで、片方の系(自系あるいは他系のいずれか一つの系)の電流出力装置のみが、外部負荷2を制御している。この場合において、電流出力装置1aと電流出力装置1bの両方の系が同時に制御に関わったり、片方の系が制御可であるにも関わらず両方の系ともに待機状態になったりすることが無いようにする。
制御する際には、二重系切替用リレー4をA側に接続することで、電流出力装置1a、あるいは電流出力装置1bから外部負荷2に電流出力し、待機する際には、二重系切替用リレー4をB側に接続することで、電流出力装置1a、あるいは電流出力装置1bは、外部負荷2に電流を流さずに待機用抵抗5に電流を流す。
次に、外部負荷2への電流出力指令値と出力した電流をリードバックし、これらの値を上位CPUユニットで比較(リードバックチェック)し、出力電流値の整合性を確認する仕組みを説明する。ここで、リードバックチェックとは、デジタルLSI3aから出力したデータ等を読み戻すプロセスにより、デジタルLSI3aから出力したデータ等が正しく入力あるいは出力されているかの確認するためのプロセスのことである。
電流出力装置1aは、外部負荷2(アクチュエータ等)を制御するために、上位CPUユニット6から出力指令値を受けとり、デジタルLSI3aが出力指令値をD/Aコンバータ7aへ通知し、D/Aコンバータ7aは、電流出力回路8aへ出力する。この電流出力回路8aは、二重系切替用リレー4aを介して、外部負荷2に電流出力する。一方で、この電流出力をI―V変換回路9aにて電流/電圧変換し、A/Dコンバータ10aにてアナログ電圧値をデジタル信号に変換し、デジタルLSI3aを経由して、上位CPUユニット6aにリードバック値を通知する。
最後に、上位CPUユニット6aは、出力指令値とリードバック値とを比較(リードバックチェック)して、出力電流値の整合性を確認する。
なお、上位CPUユニット6の台数は2台で、図8では電流出力装置1と台数が一致しているが、用途に応じて台数を変更する。例えば、高信頼性を求める場合には台数を増やし、コスト低減を図る場合には台数を減らす。ここでは簡単のため、電流出力装置1と台数が一致している場合を例示する。
この発明は、タービン制御装置に用いられる二重化対応の電流出力システムにおいて、多重化されたアナログ出力モジュール(AOモジュール)のより高い信頼性の実現、あるいは外部負荷、ディレーティングなどへの悪影響の軽減を目的とする。
この発明に係る二重化対応電流出力システムは、
外部のCPUからの指令値に応じて外部負荷への出力を制御するための制御機構を有する2台の電流出力装置を備え、前記外部負荷への印加電流機構を二重化する二重化対応電流出力システムであって、
前記各電流出力装置は、
メモリを有するとともに前記指令値と前記外部負荷からの出力信号を入力するデジタルLSIと、
スイッチングにより選択されて前記外部負荷へ接続される第1の接点と、前記外部負荷への接続を解除する第2の接点を持ち、前記第1の接点に接続されることで前記2台の電流出力装置のうち、どちらか一方を選択し、この選択された電流出力装置の出力を前記外部負荷へ印加するための二重系切替用リレーと、
この二重系切替用リレーを介して前記外部負荷に電流を印加する電流出力回路と、を備え、前記2台の電流出力装置のうちの一方の電流出力装置のデジタルLSIとオンディレイタイマを備えた他方の電流出力装置のデジタルLSIとの間で、前記外部負荷への出力電流を制御するための制御信号を互いに送受信し、
前記他方の電流出力装置の制御状態が制御中から待機中になったことを前記一方の電流出力装置のデジタルLSIで検知した場合に、前記オンディレイタイマにより、前記他方の電流出力装置の前記二重系切替用リレーの第1の接点への接続から第2の接点への接続に要する時間の最大値と同等以上の遅延時間を設けて前記二重系切替用リレーの切替動作をさせることにより、前記他方の電流出力装置の制御状態が待機中から制御中になるまでに要する時間を長くし、
前記メモリは、前記出力電流をリードバックしてチェックするチェック用プログラムと予め定めた前記出力電流の閾値とを記憶するとともに、前記チェック用プログラムにより、前記出力電流をリードバックした値と前記閾値とを比較することにより、前記外部負荷への出力電流を制御することを特徴とするものである。

この発明によれば、タービン制御装置の二重化対応電流出力システムにおいて、二重系切替発生時に二重系切替リレーだけではなく、一時的に電流出力回路等を制御する機構(以降、制御機構と呼ぶ)の電流出力をゼロとし、二重系リレーのオンオフが、二重系を構成する電流出力装置2台間で完全に入れ替わった状態で制御機構が電流出力を再開するようにすることにより、過剰な電流出力を抑制し、外部負荷への悪影響を防ぐことができる。また、これによりタービン制御装置の品質向上を図ることができる。
本発明の実施の形態1のシステム構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1において、二重系切替発生時に2台の電流出力装置が同時にオンする際のタイミングチャートを示す図である。 本発明の実施の形態2のシステム構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態2でのタイミングチャートを示す図である。 本発明の実施の形態3でのタイミングチャートを示す図である。 本発明の実施の形態1−3での二重系切替が発生した直後の出力タイミングチャートを示す図である。 本発明の実施の形態4でのタイミングチャートを示す図である。 既存方式の二重化された電流出力装置のシステム構成例を示す図である。
実施の形態1.
次に、本発明の実施の形態1について図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る二重化対応電流出力システムの一例を示す図である。この図で、二重化対応電流出力システム100は、二つの電流出力装置1a、1bで構成されている。このうち、電流出力装置1aは、外部の上位CPUユニット6aと出力指令値をやり取りし二重化対応のシステムとするため、外部の電流出力装置1bのデジタルLSI3bと信号をやり取りするデジタルLSI3aと、このデジタルLSI3aからの指令値を入力するD/Aコンバータ7a、外部負荷2に接続される接点A、および待機用抵抗5aに接続される接点Bを持ち、スイッチングされて、これら2つの接点A、Bのいずれか一の接点と繋がる二重系切替用リレー4a、この二重系切替用リレー4aの接点B側に一端を接続され外部負荷2の接地側に他端を接続されている待機用抵抗5a、I−V変換回路9aを介し、上記デジタルLSI3aに、外部負荷2の接地側の信号を入力するA/Dコンバータ10a、前記D/Aコンバータ7aに入力側で接続され、前記D/Aコンバータ7aからの出力を入力し、前記二重系切替用リレー4aに出力する電流出力回路8aで構成されている。なお、待機用抵抗5aは、二重系切替用リレー4aの接点B側に一端を接続され、外部負荷2の接地側に他端を接続されている。
この二重化対応電流出力システム100のもう一方の構成要素である電流出力装置1bは、上述の電流出力装置1aと同様、デジタルLSI3b、D/Aコンバータ7b、電流出力回路8b、接点A、Bを持つ二重系切替用リレー4b、待機用抵抗5b、I−V変換回路9b、A/Dコンバータ10bの7種類の要素を備え、その外側に上述の電流出力装置1aの場合と同様、上位CPUユニット6b、外部負荷2(これは上述の電流出力装置1aの外部負荷2と同じものを共用)が接続されているが、各構成要素の接続関係は上述の電流出力装置1aの場合と同じであるので詳しい説明は、ここでは省略する。
以上で説明した二重化対応電流出力システム100を用いてリードバックチェックを行うが、その方法は既存方式とは異なっている。すなわち、既存方式では、上述のように、上位CPUユニット6によってリードバックチェックを行っていたが、本実施の形態では電流出力装置1内のデジタルLSI3でリードバックチェックを行っている。この詳細を以下説明する。
具体的には、外部負荷2への電圧出力指令値と、出力した電流をリードバックし、これらの値を、従来方式での上位CPUユニットではなく、デジタルLSI3aで比較(リードバックチェック)し、出力電流値の整合性を確認することによりリードバックチェックを行っている。以下この仕組みを説明する。
デジタルLSI3aは、上位CPUユニット6aから出力指令値を受け取るとともに、A/Dコンバータ10aの出力を受け取り、入力可能な電流の閾値を参照して、外部負荷2に対して適正な電流出力となっているか否かのリードバックチェックを行う。これをデジタルLSI3a内で行うことができるようにするため、デジタルLSI3a内にメモリ(記憶装置)11aを設けて、このメモリ11aに上位CPUユニット6aからの出力指令値とA/Dコンバータ10aの出力値を記憶させる。また、これら2つの値を入力値として、これらの差を比較するとともに、外部負荷に対して適正な値になっているか否かを判断するためのプログラムもこのメモリに記憶し、記憶したプログラムを作動させて、適正値か否かの判断をデジタルLSI3aにより行う。また、同様に、デジタルLSI3b内に設けたメモリ11bにより、上述のデジタルLSI3aの場合と同様のリードバックチェックを行う。
これにより、従来方式では上位CPUユニット6とデジタルLSI3間の通信に要していた時間を、本実施の形態の二重化対応電流出力システムを使用することで、削減することができる。すなわち、デジタルLSI3内に設けたメモリ11により、上位CPUユニット6とデジタルLSI3間の通信に要していた遅延時間がなくなり、リードバックチェック異常の検出時間を高速化することができる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態の二重化対応電流出力システム200について、図2を用いて以下説明する。この図は、時間の経過により、二重化対応電流出力システム200の一方の電流出力装置1aが外部負荷2への電流出力を直接、制御する制御系から、制御を行わない待機系に移行し、二重化対応電流出力システム200の他方の電流出力装置1bが、逆に、待機系から制御系になる状態を示したタイミングチャートである。
既存方式、あるいは実施の形態1においては、二重系切替が発生した際には、部品バラツキなどの影響で外部負荷2への出力が一瞬、電流出力装置1aと電流出力装置1bの両方から出力される二重出力領域(図中、黒の四角記号で表し符号DOPAで示した領域。以下同様)を持つ場合がある。また、図中、符号「NCSA」と称した領域は、部品ばらつきなどにより、どのような制御状態であるかが不明確な領域である(以下同様)。
具体的には電流出力装置1aの二重系切替用リレーの動作遅延により、接点Aとの接続であるA接続から接点Bとの接続であるB接続に切り替わる時間が、予定される時間よりも長時間(図中、動作遅延時間、すなわち、符号tADで示した箇所参照。符号tADの意味については以下同様)で、更に電流出力装置1aから電流出力装置1bへのDO信号の伝搬遅延時間(この時間は図中、tTDと記載して示した。以下同様)が短く、電流出力装置1bの二重系切替用リレーの動作遅延時間が短い場合などにおいて、電流出力装置1aと電流出力装置1bの両方から出力される場合がある。この現象が発生すると、外部負荷2にダメージを与えたり、制御に悪影響を与えたりする可能性があるため、両方から出力されることが無いように対策する必要がある。
この具体的な対策としては、図3で待機系から制御系になる電流出力装置の場合において、例えば、電流出力装置1bのデジタルLSI3bにて、DIの「他系制御状態」が、制御中から待機中になった際に、デジタルLSI3bに設けたオンディレイタイマ12により、待機系から制御系の状態になる時間を遅くなるようにする。
ここで、オンディレイタイマにおいては、二重系切替用リレーのA接続からB接続に要する時間の最大値と同等以上の遅延時間を設けるようにする。これにより、電流出力装置1a、あるいは電流出力装置1bの遅延時間のばらつきに関係無く、図4に示す波形になり、外部負荷2に電流出力装置1aと電流出力装置1bの両方が外部負荷2へ出力することが無くなり、外部負荷2にダメージを与えたり、制御に悪影響を与えたりする可能性がなくなる。なお、図4でNCOPAと略記して示した領域は、出力が明確になっていない領域である。
実施の形態3.
さらに、本発明の実施の形態3について図を用いて以下説明する。実施の形態2において、二重系切替が発生すると、図2、あるいは図4で符号「NCSA」で示したように、二重系切替リレーにおいてA接続がB接続に変わる場合に生じるニュートラルなタイミングの際の検出値が0(ゼロ)となる場合、あるいはチャタリングが発生してオンオフの繰り返しが数100μsec続く場合など、出力電流値が出力指令値と明らかに異なる可能性があるため、リードバックチェックを実行するとエラーとなる可能性がある。なお、図4において、符号tODは、オンディレイ時間の略称であり、符号「NCSA」で示した領域は、どのような制御状態であるかが不明確な領域である。
二重系切替の発生時には、部品の仕様のばらつきなどによって精度不良は必ず発生するが、通常は、この精度不良は、システム制御に悪影響を与えるレベルでは無いため、その検出を防止する必要がある。そのため電流出力装置1a、あるいは電流出力装置1bでは、自系制御可能性が「可」となった場合、あるいは、自系制御状態で「制御中」の状態が発生した際、リードバックチェックを実行しない処理を加えることとする(図5参照)。これにより、二重系切替時にリードバックチェックエラーの発生を防止することができる。なお、図5において、符号「NCSA」で示した領域は、部品ばらつきなどにより、どのような制御状態であるかが不明確な領域である。
実施の形態4.
最後に、実施の形態4について以下図を用いて説明する。
既存方式、あるいは実施の形態1〜3においては、二重系切替が発生した直後の外部負荷2への出力は、図6に記載するように、出力レベルが変化しないで一定となる出力レベル一定の領域が大部分を占めるが、これに比較して、零レベルからの立上り時に過剰なオーバーシュートが発生する領域が存在することがある。なお、図2、図4、図5においては、図を簡略化するため、この過剰なオーバーシュートの記載を省略している。
この過剰なオーバーシュートが発生する原因は、二重系切替用リレーが、A接続でもB接続でも無い状態の時(ニュートラル時)に、電流出力回路がフィードバック電圧ゼロ(出力電流がゼロ)と認識し、出力を過剰に増やすためである。そして、この過剰なオーバーシュートが原因で、外部負荷2に対してダメージを与えたり、制御に悪影響を与えたりする可能性がある。なお二重系切替用リレー4のスイッチング時間性能にもよるが、上述のニュートラル時は、多かれ少なかれ必ず存在する。
そこで、図7に記載したように、電流出力装置1bは、二重系切替の発生をデジタルLSI3bが認識した時点で、D/Aコンバータ7bへの出力指令値をゼロにする。そして少なくとも二重系切替用リレー4bが、接点Bから接点Aに切り替わる時間(B接続の状態からA接続の状態に移行する時間)まで、ゼロ出力を継続した後、上位CPUユニット6bからの指令値をD/Aコンバータ7bへ出力する。この処理を加えることで、図7の最下段の外部負荷2のタイミングチャートに示したように、電流出力回路8bの過剰なオーバーシュートを抑制することができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1、1a、1b 電流出力装置、2 外部負荷、3、3a、3b デジタルLSI、4、4a、4b 二重系切替用リレー、5、5a、5b 待機用抵抗、6、6a、6b 上位CPUユニット、7、7a、7b D/Aコンバータ、8、8a、8b 電流出力回路、9、9a、9b I−V変換回路、10、10a、10b A/Dコンバータ、11、11a、11b メモリ、12 オンディレイタイマ、100、200 二重化対応電流出力システ

Claims (3)

  1. 外部のCPUからの指令値に応じて外部負荷への出力を制御するための制御機構を有する2台の電流出力装置を備え、前記外部負荷への印加電流機構を二重化する二重化対応電流出力システムであって、
    前記各電流出力装置は、
    メモリを有するとともに前記指令値と前記外部負荷からの出力信号を入力するデジタルLSIと、
    スイッチングにより選択されて前記外部負荷へ接続される第1の接点と、前記外部負荷への接続を解除する第2の接点を持ち、前記第1の接点に接続されることで前記2台の電流出力装置のうち、どちらか一方を選択し、この選択された電流出力装置の出力を前記外部負荷へ印加するための二重系切替用リレーと、
    この二重系切替用リレーを介して前記外部負荷に電流を印加する電流出力回路と、を備え、前記2台の電流出力装置のうちの一方の電流出力装置のデジタルLSIとオンディレイタイマを備えた他方の電流出力装置のデジタルLSIとの間で、前記外部負荷への出力電流を制御するための制御信号を互いに送受信し、
    前記他方の電流出力装置の制御状態が制御中から待機中になったことを前記一方の電流出力装置のデジタルLSIで検知した場合に、前記オンディレイタイマにより、前記他方の電流出力装置の前記二重系切替用リレーの第1の接点への接続から第2の接点への接続に要する時間の最大値と同等以上の遅延時間を設けて前記二重系切替用リレーの切替動作をさせることにより、前記他方の電流出力装置の制御状態が待機中から制御中になるまでに要する時間を長くし、
    前記メモリは、前記出力電流をリードバックしてチェックするチェック用プログラムと予め定めた前記出力電流の閾値とを記憶するとともに、前記チェック用プログラムにより、前記出力電流をリードバックした値と前記閾値とを比較することにより、前記外部負荷への出力電流を制御することを特徴とする二重化対応電流出力システム。
  2. 前記一方の電流出力装置、あるいは前記他方の電流出力装置において、二重系切替用リレーの動作遅延により、前記第1の接点への接続から前記第2の接点への接続に切り替わる時間が予定される時間よりも長時間となり、前記一方の電流出力装置および前記他方の電流出力装置の両方から出力される場合には、リードバックチェックを行わないことを特徴とする請求項1に記載の二重化対応電流出力システム。
  3. 前記他方の電流出力装置は、D/Aコンバータを備えるとともに、
    前記二重系切替用リレーの二重系切替の発生を前記他方の電流出力装置のデジタルLSIが検出した時点で、前記D/Aコンバータへの出力をゼロにするとともに、前記二重系切替用リレーのスイッチングにより、前記第2の接点との接続状態から前記第1の接点との接続状態に切り替わる時間の間は、前記D/Aコンバータへのゼロ出力を継続した後に、前記外部のCPUからの指令値を前記D/Aコンバータへ出力することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の二重化対応電流出力システム。
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