JP2015225496A - 表示装置、表示方法及び表示用プログラム並びに電子黒板 - Google Patents

表示装置、表示方法及び表示用プログラム並びに電子黒板 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のペンで描画した内容を画面に表示し、また、描画内容の表示と非表示を各ペン毎に切り替えることを可能とする表示装置を提供する。
【解決手段】複数のペンで描画した内容を、その内容に対応した描画データに基づいて画面に表示する機能を有する表示装置であって、描画データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている描画データに基づいて、描画内容を画面に表示する表示手段と、前記複数のペンのうちの何れかのペンを用いて描画が行われたならば、その描画に対応した描画データをそのペンに対応付けて前記記憶手段に格納する描画データ格納手段と、前記複数のペンのうちの何れかのペンに対して非表示が設定されている期間において、そのペンに対応する描画データが前記記憶手段に記憶されていても、そのペンに対応する描画内容が画面に表示されないようにするための画面非表示手段と、を備える。
【選択図】図8

Description

本発明は、画像を画面に表示するための表示装置、表示方法及び表示用プログラム並びにその表示装置を含む電子黒板に関し、特に、複数のペンで描画した内容を画面に表示するための表示装置、表示方法及び表示用プログラム並びにその表示装置を含む電子黒板に関する。
マジックペンと組になった従来のホワイトボードに置き換わるものとして、大型液晶表示装置(以下、「ディスプレイ」ともいう。)にタッチパネル機能を追加して、これに、描画用のタッチペン(以下、単に「ペン」というときもある。)を付属させたものが、電子黒板として普及しつつある。このような電子黒板においては、タッチパネル機能を有するディスプレイとペンを用いて、そのペンがそのディスプレイ上で描いた軌跡などに従った内容をそのディスプレイに画像として表示することが可能となっている。そして、ペンに割り当てる線の太さ、色及び種類などを変更することにより、1つのペンをあたかも多数のペンであるようにして扱い、豊かな表現の画像を作ることも可能になっている。
特開2011−145763号公報 特開2013−175142号公報
ここで、電子黒板は、学校の教室、職場の会議室などで用いられることが多く、このような使用環境においては、複数の者が各自のペンを用いて電子黒板に描画をする使用形態が想定される。しかし、従来技術においては、ペンに対して各種の色、太さ及び種類を割り当てることが可能であっても、あくまでもそのペンは1つのペンである。1つのペンを使い回しすることとした場合、各利用者は、自分にペンが割り当てられたならば、割り当てられたペンにその時々に応じて色、太さ及び種類などの属性を設定し、設定後のペンでタッチパネルに描画する。複数のペンが用意されているとしても、必ずしも異なったペンに異なった色、太さ及び種類などの属性が割り当てられているのではない。異なったペンに同一の属性が割り当てられることもあり、そのような場合には、画面に表示されているどの描画内容がどのペンで描かれたものであるのかを利用者ばかりではなく装置も識別することができない。従って、利用者毎に異なったペンを割り当てていても、異なったペンに同一の属性が割り当てられているのであれば、利用者ばかりでなく装置も画面に表示されているどの描画内容が誰により描かれたものであるのかを識別することができない。従って、描画内容の表示と非表示を各ペン毎に切り替えることもできない。利用者毎に異なったペンを割り当てられているのであれば、描画内容の表示と非表示を利用者毎に切り替えることもできない。
また、従来の電子黒板では、以下に説明するような問題が生じる。
第1の問題を図1を参照して説明する。図1(a)は、ペン1により「あいうえお」が描画され、ペン2により「かきくけこ」が描画され、ペン3により「さしすせそ」が描画された状態を示している。ここで、図1(b)に示すように、消しゴム機能を用いて、電子的な消しゴム(例えば、消しゴムの属性を持っている状態のペン)で画面上を拭くと、図1(c)に示すように、電子的な消しゴムが拭いた軌跡に差し掛かる部分にある描画内容は、全て消去される。しかし、例えば、ペン2により描画された「かきくけこ」を残しておくことが要求される場合があり、このような場合に対応することができない。
第2の問題を図2を参照して説明する。図2(a)は、ペン1により「あいうえお」が描画され、ペン2により「かきくけこ」が描画され、ペン3により「さしすせそ」が描画された状態を示している。ここで、図2(b)及び図2(c)に示すように、領域指定の消去機能を用いて、画面の指定領域を消去すると、図2(d)に示すように、その領域にある描画内容は、全て消去される。しかし、例えば、ペン2により描画された「かきくけこ」を残しておくことが要求される場合があり、このような場合に対応することができない。
第3の問題を図3を参照して説明する。図3(a)は、ペン1により「あいうえお」が描画され、ペン2により「かきくけこ」が描画され、ペン3により「さしすせそ」が描画された状態を示している。ここで、図3(b)に示すように、描画内容全消去の機能を用いて、画面の全体を消去すると、図3(c)に示すように、画面全体にある描画内容は、全て消去される。しかし、例えば、ペン2により描画された「かきくけこ」を残しておくことが要求される場合があり、このような場合に対応することができない。
特許文献1には、複数の電子ペンとタッチパネルなどを用いた電子ペンシステムにおいて、電子ペンは、属性をユーザにより選択させる属性選択手段を備え、この属性選択手段により選択された属性情報及び自身の識別情報を付加したペン情報を制御装置に送信し、制御装置は、電子ペンから受信したペン情報により取得した属性情報に応じた画像を表示装置に表示させる発明が記載されている。しかし、特許文献1の発明では、このように1つのペンに種々の属性を切り替えて割り当てることはできても、属性ごとにペンを使い分けるのではなく、識別可能な複数のペンを用いることはできない。
また、特許文献2には、タブレットに同時に複数のペンを用いて書き込みをすることを可能にするために、異なったペンから異なった波長の波動が出射して、それらの波動がタブレットを伝搬した後に、タブレット端部に設けた波動ごとの帯域通過を有するフィルタを通ってから検出され、ペン毎にそのペンの座標が求められる発明が記載されている。しかし、特許文献2の発明は、同時に複数のペンが利用されても、これらにより描画をすることを可能にするための入力インターフェースに関するものである。
従って、本発明は、複数のペンで描画した内容を画面に表示し、また、描画内容の表示と非表示を各ペン毎に切り替えることを可能とする表示装置、表示方法及び表示用プログラム並びにその表示装置を含む電子黒板を提供することを目的とする。
本発明によれば、複数のペンで描画した内容を、その内容に対応した描画データに基づいて画面に表示する表示装置であって、前記複数のペンのうちの何れかのペンを用いて描画が行われたならば、そのペン及びその描画に対応した描画データを生成する描画データ生成手段と、前記描画データを記憶する記憶手段と、前記複数のペンのうちの何れかのペンに対して「表示中」が設定されている期間において、そのペンに対応する描画データが前記記憶手段に記憶されているならば、その描画データに基づいてそのペンに対応する描画内容を前記画面に表示することを許可し、前記複数のペンのうちの何れかのペンに対して「非表示」が設定されている期間において、そのペンに対応する描画データが前記記憶手段に記憶されていても、そのペンに対応する描画内容を前記画面に表示することを禁止する表示許可/禁止制御手段と、前記記憶手段に記憶されている前記描画データのうちの少なくとも一部に基づいて、前記表示許可/禁止制御手段により前記画面に表示することが許可された前記描画内容を前記画面に表示する表示手段と、を備えることを特徴とする表示装置が提供される。
また、本発明によれば、上記の表示装置を備えることを特徴とする電子黒板が提供される。
更に、本発明によれば、複数のペンで描画した内容を、その内容に対応した描画データに基づいて画面に表示するための表示方法であって、前記複数のペンのうちの何れかのペンを用いて描画が行われたならば、そのペン及びその描画に対応した描画データを生成する描画データ生成ステップと、前記描画データを記憶する記憶ステップと、前記複数のペンのうちの何れかのペンに対して「表示中」が設定されている期間において、そのペンに対応する描画データが前記記憶手段に記憶されているならば、その描画データに基づいてそのペンに対応する描画内容を前記画面に表示することを許可し、前記複数のペンのうちの何れかのペンに対して「非表示」が設定されている期間において、そのペンに対応する描画データが前記記憶手段に記憶されていても、そのペンに対応する描画内容を前記画面に表示することを禁止する表示許可/禁止ステップと、前記記憶手段に記憶されている前記描画データのうちの少なくとも一部に基づいて、前記表示許可/禁止制御手段により前記画面に表示することが許可された前記描画内容を前記画面に表示する表示ステップと、を有することを特徴とする表示方法が提供される。
更に、本発明によれば、コンピュータを上記の表示装置として機能させるための表示用プログラムが提供される。
本発明によれば、複数のペンで描画した内容を画面に表示し、また、描画内容の表示と非表示を各ペン毎に切り替えることが可能となる。
従来例を説明するための第1の図である。 従来例を説明するための第2の図である。 従来例を説明するための第3の図である。 本発明の実施形態による電子黒板の全体の構成を示す概念図である。 図4に示すIWB機能部の詳細な構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態による、タッチペンの1つの軌跡に対応する描画データの一例を示す。 タッチペンによる軌跡の一例を示す図である。 本発明の実施形態1の動作例における電子黒板の画面の遷移の様子を示す図である。 本発明の実施形態1の動作例において、ペン2による描画内容を非表示状態とするための動作を説明するためのフロー図である。 本発明の実施形態1の動作例において、ペン2による描画内容を表示状態とするための動作を説明するためのフロー図である。 本発明の実施形態2の動作例における電子黒板の画面の遷移の様子を示す図である。 本発明の実施形態2の動作例を説明するためのフロー図である。 本発明の実施形態3の動作例における電子黒板の画面の遷移の様子を示す図である。 本発明の実施形態3の動作例を説明するためのフロー図である。 本発明の実施形態4の動作例における電子黒板の画面の遷移の様子を示す図である。 本発明の実施形態による電子黒板の本発明に関連した部分の詳細な構成例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について詳細に説明する。
図4は、本発明の実施形態による電子黒板の全体の構成を示す概念図である。
図4を参照すると、本発明の実施形態による電子黒板は、画面101、タッチパネル処理部103、複数のタッチペン105、タッチペン信号受信機107及びインターラクティブ・ホワイト・ボード機能部(Interactive White Board 機能部;以下、「IWB機能部」ともいう。)109を含む。本発明の表示装置は、例えば、IWB機能部109を備える。
画面101は、例えば、大型液晶パネルであり、一般に入力映像信号に従って画像を表示するが、特に、タッチペン105による描画内容を表示する。タッチパネル処理部103は、これに備わるセンサによりタッチペン105の接触、押下又は近接を検出して、検出信号を内蔵マイクロコンピュータなどで処理して、タッチペン105の位置情報などを含むタッチパネル信号を有線又は無線で出力する。各タッチペン105は、ユーザが描画をするために用いられるものであり、ユーザの操作により、タッチパネルに対して接触、押下又は近接をする。また、各タッチペン105は、自タッチペンの個体識別情報及び操作情報(タッチペン自身に装備されている操作ボタンに対する操作内容を表す情報)を有線又は無線で出力する。タッチペン信号受信機107は、各タッチペン105からそのタッチペンの個体識別情報及び操作情報を入力して、それをIWB機能部109に有線又は無線で出力する。IWB機能部109は、タッチパネル処理部103からタッチパネル信号を入力し、また、タッチペン信号受信機107からタッチペンの個体識別情報及び操作情報を入力する。また、IWB機能部109は、タッチペンの個体識別情報及び操作情報並びにタッチパネル信号に基づいて、タッチペンによる描画内容を表す描画データを生成し、これを含んだ画像信号を画面101に出力する。画面101は、この画像信号に基づいて画面を表示し、これにより、各タッチペン105による描画内容が画面101に表示される。
なお、図4では、タッチペン105の数は、2であるが、1であってもよく、3以上の任意の数であってもよい。また、通常は、画面101上のタッチペン105が接触などをした位置に描画内容が描画される。これにより、タッチペンによる描画内容以外の画像が重畳されて表示されている場合、その画像に対して直接的にタッチペンにより書き込み又は書き込み内容の削除を行うような感覚で電子黒板を使用することが可能となる。
図5は、図4に示すIWB機能部109の詳細な構成を示すブロック図である。
図5を参照すると、IWB機能部109は、制御部109−1、通信部109−3、記憶部109−5及びRAM(Random Access Memory)109−7を含む。これらは、バス109−9により相互に接続されている。また、RAM109−7は、タッチペンID番号管理部121、タッチペンID番号毎の表示状態管理部123及び画面表示データ保存部125を含む。
制御部109−1は、例えば、CPU(Central Processing Unit;中央演算処理装置)により構成されており、記憶部109−5に格納されているプログラムを読み込んで実行することにより、種々の制御のための演算処理、特に、図5に示す各ハードウェア構成要素を全体としてIWB機能部109として機能させるための演算処理を行う。
通信部109−3は、タッチペン信号受信機107から使用中のペンの個体情報及び操作情報を入力するための通信、タッチパネル処理部103からタッチパネル信号を入力するための通信、並びに、画面101に画像信号を出力するための通信を行う。
記憶部109−5は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)等の不揮発性の記憶媒体であり、これには、制御部109−1が制御のための演算処理を行うためのプログラムなどが格納されている。
RAM109−7は、データを一時的に記憶するための記録媒体であり、記憶部109−5から読み出されたプログラムなどを記憶し、また、プログラムを実行することによって発生した各種データなども記憶する。前述した制御部109−1は、記憶部109−5から読み出された後にRAM109−7にロードされたプログラムを読み込んで実行することにより制御のための演算処理を行う。
タッチペンID番号管理部121は、各タッチペン毎に、タッチペンの個体識別情報(例えば、タッチペンのMACアドレス(Media Access Control Address))と、制御部109が実行するプログラム上での管理番号であるID番号(以下、「タッチペンID」というときもある。)とを対応付けたテーブル(表1参照)を含む。タッチペンID番号管理部121に含まれるこのテーブルは、書き換え可能であり、例えば、ユーザが、或る個体識別情報に対応付けられている或るタッチペンIDを他のタッチペンIDに変更したり、或るタッチペンIDに対応付けられている或る個体識別情報を他の個体識別情報に変更することが可能である。
Figure 2015225496
タッチペンID番号毎の表示状態管理部123は、タッチペン毎に、そのタッチペンの表示状態を管理するためのテーブル(表2参照)を含む。このテーブルは、タッチペンIDとそれに対応した表示状態とを関連付けて保持する。表示状態は、「表示中」と「非表示中」とを含む。
Figure 2015225496
また、タッチペンID番号毎の表示状態管理部123は、タッチペン毎に、そのタッチペンの色を管理するためのテーブル(表3参照)を含む。このテーブルは、タッチペンIDとそれに対応した色の識別情報とを関連付けて保持する。
Figure 2015225496
また、タッチペンID番号毎の表示状態管理部123は、タッチペン毎に、そのタッチペンの太さを管理するためのテーブル(表4参照)を含む。このテーブルは、タッチペンIDとそれに対応した太さの識別情報とを関連付けて保持する。
Figure 2015225496
画面上の機能ボタン領域には、例えば、黒ペンのアイコン、赤ペンのアイコン、青ペンのアイコンが表示されている。そして、例えば、タッチペンで赤ペンのアイコンを押下するとそのアイコンが選択状態になる。更に、タッチペンで赤ペンのアイコンを押下すると、そのアイコンに含まれるペンの太さを表す図形の太さが変化する。タッチペンが押下される度に、どの色のペンのアイコンが押下されたかという情報と、現在のペンの太さを示す情報をIWB機能部109は把握することができ、他方では、ペンアイコンをタッチしたタッチペンも所定の方法により把握しているので、タッチペンによりペンアイコンが押下された時に把握した色と太さを、そのタッチペンに割り当てることができる。そして、その割当てを保持しておいて、そのタッチペンを用いて描画が行われたならば、その描画の内容を表す描画データ(後述する。)に、タッチペンのID、色及び太さを含める。
画面表示データ保存部125は、タッチペンで描画した内容を画面に表示するための描画データを保持する。この描画データは、描画に用いたタッチペンに対応するタッチペンIDと関連付けられる。図6は、タッチペンの1つの軌跡に対応する描画データの一例を示す。ここで、1つの軌跡とは、図7に示すようなSD1とSU1との間の軌跡、SD2とSU2との間の軌跡、又は、SD3とSU3との間の軌跡である。図7の例では、3つの軌跡がある。図6に示す描画データの第1欄には、描画データ番号、第2欄には、タッチペンID、第3欄には、タッチペン色、第4欄には、タッチペン太さ、第5欄には、描画データ数が割り当てられる。ここで、1つの軌跡は、1つ又は複数のデータセットにより表されており、第5欄の描画データ数は、1つの軌跡を構成するデータセットの数に対応する。第6欄以降は、1つ又は複数のデータセットに割り当てられる。データセットには複数の種別があり、例えば、種別が直線のデータセット、種別が曲線(3次ベジェ曲線)のデータセットがある。これらの例を表5に示す。
Figure 2015225496
表5に示しているように、種別が直線のデータセットは、値が0x10のデータ種別IDにより識別され、データ数は4であり、4つの座標を含む。また、種別が3次ベジェ曲線のデータセットは、値が0x11のデータ種別IDにより識別され、データ数は8であり、8つの座標を含む。
従って、図6に示すタッチペンの1つの軌跡に対応する描画データの第2行以降に示す部分は、データセット数及び各データセットの種別に依存した長さを有する。後述するように、このような数値で表された数値描画データに基づいて、描画部は描画画素データを生成する。
制御部109−1は、タッチパネル信号を通信部109−3を介して入力したならば、ペンの個体情報も通信部109−3を介して入力し、このペンの個体識別情報に対応するタッチペンIDをタッチペンID番号管理部121から検索することができる。そして、タッチパネル信号に基づいて生成した数値描画データに、図6に示すように、検索したタッチペンIDを含ませることができる。
次に、4つの動作例の各々について、電子黒板の画面の遷移の説明をしてから、内部動作の説明をする。
[実施形態1の動作例]
図8は、実施形態1の動作例における電子黒板の画面の遷移の様子を示す図である。
図8(a)は、ペン1により「あいうえお」が描画され、ペン2により「かきくけこ」が描画され、ペン3により「さしすせそ」が描画された状態を示している。ここで、図8(b)に示すように、操作ボタングループには、「ペン1非表示」ボタンと、「ペン2非表示」ボタンと、「ペン3非表示」ボタンが含まれている。「ペン1非表示」ボタンは、ペン1による描画内容の表示状態を「非表示中」に切り替えるためのボタンである。同様に、「ペン2非表示」ボタンは、ペン2による描画内容の表示状態を「非表示中」に切り替えるためのボタンである。また、「ペン3非表示」ボタンは、ペン3による描画内容の表示状態を「非表示中」に切り替えるためのボタンである。ここで、図8(b)に示すように、「ペン2非表示」ボタンをタッチペンで押下すると、このボタンのラベルは、「ペン2表示」にトグルする。そして、図8(c)に示すように、ペン1の描画内容である「あいうえお」とペン3の描画内容である「さしすせそ」は表示されたままであるが、ペン2の描画内容である「かきくけこ」のみが非表示となる。
ラベルが「ペン2表示」にトグルされているこのボタンを再度タッチペンで押下すると、ラベルは、「ペン2非表示」に戻るようにトグルする。そして、図8(d)に示すように、非表示となっていたペン2の描画内容である「かきくけこ」は、再表示される。
このように、このボタンを押下するたびに、このボタンのラベルは、「ペン2非表示」と「ペン2表示」の間をトグルし、また、このボタンの機能は、ペン2による描画内容の表示状態を「非表示中」にするための機能と、ペン2による描画内容の表示状態を「表示中」にするための機能の間をトグルする。また、ペン2による描画内容の表示状態は、「表示中」と「非表示中」との間で切り替わる。
これは、ペン1及びペン3についても同様である。
なお、或るタッチペンに対して、表示と非表示を切り替えるためには、そのペンに対応したボタンを押下する必要があるが、その押下を行うために利用するタッチペンは、切替えの対象となっているタッチペンであってもよく、それ以外のタッチペンであってもよい。従って、ユーザ毎にタッチペンを異ならせている場合に、或るユーザによる描画内容に対して、そのユーザが表示と非表示の切替えをすることができるのみならず、他のユーザも表示非表示の切替えをすることができるので、利便性が向上する。
また、他のユーザによる切替えを禁止する構成とすることもできる。このためには、ボタンが押された場合、そのボタンを押したタッチペンの個体情報とタッチペンID番号管理部121を利用して、タッチペンIDを検出しておく。
図9は、実施形態1の動作例において、或るペン(一例として、ペン2)による描画内容の表示状態を「非表示中」とするための動作を説明するためのフロー図である。全ての描画内容にそれぞれ対応する全ての描画データ(図6に示すもの)について、その描画データが、ペン2に対応付けられているかを調べ、対応付けられている場合には、その描画データに対応する描画内容の表示状態を「非表示中」にするための処理をする。
具体的に説明をすると、まず、最初の描画データを検索する(ステップS201)。ここでの描画データとは、各軌跡毎のものである。次に、各軌跡毎の描画データの検索が全て終了したか否かを判断する(ステップS203)。終了していれば(ステップS203でYES)、動作を終了する。
終了していなければ(ステップS203でNO)、その描画データがペン2による描画内容に対応するか否かを、図6に示すタッチペンIDの欄を見ることにより判断する(ステップS205)。対応している場合には(ステップS205でYES)、描画データに対応した非表示処理をしてから(ステップS207)、次の軌跡に対応する描画データの検索に進む(ステップS209)。対応していない場合には(ステップS205でNO)、直接的に、次の軌跡に対応する描画データの検索に進む(ステップS209)。ステップS209からは、ステップS203に戻る。
図10は、実施形態1の動作例において、或るペン(一例として、ペン2)による描画内容の表示状態を「表示中」とするための動作を説明するためのフロー図である。全ての描画内容にそれぞれ対応する全ての描画データ(図6に示すもの)について、その描画データが、ペン2に対応付けられているかを調べ、対応付けられている場合には、その描画データに対応する描画内容の表示状態を「表示中」にするための処理をする。
図9と図10とを比較すると明らかなように、図9に対する図10の変更点は、非表示処理のステップS207が表示処理のステップS227に変更された点のみである。ステップS227では、描画データに対応した非表示処理をする。
他のステップは、図9と共通であるので、重複する説明を省略する。
なお、図16を参照して後述するように、各ペン毎にそのペンによる描画内容を表す描画画素データを、画面表示データ保存部125中の、そのペンのみに対応した描画画素データ記憶部315に保存しておいて、各ペン毎にそのペンによる描画内容を表示するか否かに応じて、その描画画素データを、合成描画画素データに含ませるか否かを切り替えるようにしてもよい。
[実施形態2の動作例]
図11は、実施形態2の動作例における電子黒板の画面の遷移の様子を示す図である。
図11(a)は、ペン1により「あいうえお」が描画され、ペン2により「かきくけこ」が描画され、ペン3により「さしすせそ」が描画され後に、ペン1による描画内容である「あいうえお」と、ペン3による描画内容である「さしすせそ」の表示状態が「表示中」のままであるが、ペン2による描画内容である「かきくけこ」の表示状態が「非表示中」に切り替えられている様子を示している。ここで、図11(b)に示すように、消しゴム機能を用いて、電子的な消しゴム(例えば、消しゴムの属性を持っている状態のペン)で画面上を拭くと、図11(c)に示すように、電子的な消しゴムが拭いた軌跡に差し掛かる部分にある描画内容のうちの「表示中」のペン1による描画内容である「いうえお」と「表示中」のペン3による描画内容である「すせそ」は消去されるが、「非表示中」のペン2による描画内容である「かきくけこ」は消去されない。なお、図11(c)は、消しゴム機能を利用し終わってから、ペン2の表示状態を「表示中」に戻した後の画面を示している。「非表示中」のペン2の描画内容は、消しゴム機能を用いても消去することはできず、その後に、「表示中」に戻しているので、図11(c)の画面では表示されている。
図12は、実施形態2の動作例の動作を説明するためのフロー図である。
まず、消去対象の候補となる描画データを検出する(ステップS241)。全画面消去の場合には、全描画データが消去対象の候補となる。領域指定の場合には、その領域に含まれる描画データが消去対象の候補となる。消しゴム機能を使う場合には、例えば、所定期間ごとに消しゴムの軌跡を検出し、その軌跡に差し掛かる描画データが消去対象の候補となる。
次に、ステップS241で検出した全ての描画データについてステップS243SからステップS243Eまでの間にある処理を繰り返す。
各繰り返しでは、まず、現在の繰り返しで選択されている消去対象の候補となる描画データに対応するタッチペンIDを取得する(ステップS245)。
次に、ステップS245で取得したタッチペンIDに対して「表示中」が設定されているか否かを判断する(ステップS247)。「表示中」が設定されている場合には(ステップS247でYES)、現在の繰り返しで選択されている消去対象の候補となる描画データを画像表示データ保存部125から消去する処理を行う(ステップS249)。なお、「非表示中」が設定されている場合には(ステップS247でNO)、現在の繰り返しで選択されている消去対象の候補となる描画データを画像表示データ保存部125に維持したままとする。
[実施形態3の動作例]
図13は、実施形態3の動作例における電子黒板の画面の遷移の様子を示す図である。
図13(a)は、ペン1により「あいうえお」が描画され、ペン2により「かきくけこ」が描画され、ペン3により「さしすせそ」が描画され後に、ペン1による描画内容である「あいうえお」と、ペン3による描画内容である「さしすせそ」の表示状態が「表示中」のままであるが、ペン2による描画内容である「かきくけこ」の表示状態が「非表示中」に切り替えられている様子を示している。ここで、図13(b)に示すように、タッチペン2を用いて、描画を開始しようとする。そうすると、タッチペン2による描画内容に対して「非表示中」が現在設定されているので、図13(c)に示すように、タッチペン2による描画はできないことを通知するためのメッセージボックスが表示され、タッチペン2を用いた描画が禁止される。
図14は、実施形態3の動作例の動作を説明するためのフロー図である。
図14を参照すると、まず、ペンダウンが検出されるまで待ち(ステップS261)、検出されたならば、タッチペンとタッチペン信号受信機107が通信をする(ステップS263)。
次に、ステップS263での通信結果から、タッチペンの個体識別情報を取得する(ステップS265)。
次に、ステップS265で取得した個体識別情報に対応するタッチペンID番号がタッチペンID番号管理部121内のテーブルに存在するか否かを確認する(ステップS267)。存在しない場合には(ステップS267でNO)、ペンダウンしたタッチペンは、登録されていないために使用することができないことを通知するためのエラーメッセージを表示する(S269)。
存在する場合には(ステップS267でYES)、ステップS267でタッチペンID番号管理部121内のテーブルから検索したタッチペンID番号を、ペンダウンしたタッチペンのものであるとして確定する(ステップS271)。
次に、ステップS271で確定したタッチペンIDに対応する表示状態が「表示中」であるか否かを確認する(ステップS273)。「表示中」である場合には(ステップS273でYES)、ペンダウンしたタッチペンによる描画処理(ステップS275)に進む。「非表示中」である場合には(ステップS273でNO)、ペンダウンしたタッチペンによる描画内容が現在「非表示中」の状態であるために使用することができないことを通知するためのエラーメッセージを表示する(S277)。
描画処理(ステップS275)では、確定したタッチペンID及びタッチペンの軌跡に基づいて、図6に示すような描画データを生成して、画面表示データ保存部125に保存し、更に、保存した描画データを反映した内容を含む画像信号を生成し、画面に送信する。
[実施形態4の動作例]
図15は、実施形態4の動作例における電子黒板の画面の遷移の様子を示す図である。実施形態4の動作例は、算数の授業で電子黒板を使用する場合のものである。
図15(a)は、画面に立体図形の体積を求める問題が表示されている状態を示している。この画面は、例えば、電子黒板に接続されたパーソナルコンピュータで実行されているアプリケーションプログラムが表示するものである。
図15(b)は、生徒Aがタッチペン1を用いて回答を書き込んだ状態を示している。
図15(c)は、先生が、生徒Aが書き込んだ回答内容を確認した上で、「ペン1非表示」ボタンを押下して、一旦、タッチペン1の描画内容、すなわち、生徒Aが書き込んだ回答内容、の表示状態を「非表示中」にした状態を示している。
図15(d)は、生徒Bが、タッチペン2を用いて、別の解法による回答を書き込んだ状態を示している。
この後、先生が、「ペン2非表示」ボタンを押下して、更に、「ペン1表示」ボタンを押下すれば、生徒Bがタッチペン2を用いて書き込んだ回答内容の表示状態を「非表示中」にして、生徒Aがタッチペン1を用いて書き込んだ回答内容を「表示中」に戻すことが可能となる。
生徒Aが書き込んだ回答内容の表示状態を「非表示中」にしたり、生徒Bが書き込んだ回答内容の表示状態を「非表示中」にする場合には、図9を用いて説明した方法と同様な方法が実行される。
また、生徒Aが書き込んだ回答内容を「表示中」に戻す場合には、図10を用いて説明した方法と同様な方法が実行される。
[構成詳細例]
図16は、本発明の実施形態による電子黒板の本発明に関連した部分の詳細な構成例を示すブロック図である。構成例は、消去単位を軌跡毎の画像データとする場合に対応したものである。本発明の表示装置は、例えば、図16に示すブロックを備える。
図16を参照すると、この構成例は、タッチペン1〜3全体に対応する構成ブロックとして、消去領域検出部301、描画画素データ合成部317及び合成描画画素データ記憶部319を含む。
また、この構成例は、タッチペン1に対応する構成ブロックとして、軌跡毎のペン1消去数値描画データ検出部303−1、ペン1数値描画データ消去防止部305−1、軌跡毎のペン1数値描画データ消去部307−1、ペン1数値描画データ生成部309−1、ペン1数値描画データ記憶部311−1、ペン1描画部313−1、ペン1描画画素データ記憶部315−1を含む。
更に、この構成例は、タッチペン2に対応する構成ブロックとして、軌跡毎のペン2消去数値描画データ検出部303−2、ペン2数値描画データ消去防止部305−2、軌跡毎のペン2数値描画データ消去部307−2、ペン2数値描画データ生成部309−2、ペン2数値描画データ記憶部311−2、ペン2描画部313−2、ペン2描画画素データ記憶部315−2を含む。
更に、この構成例は、タッチペン3対応する構成ブロックとして、軌跡毎のペン3消去数値描画データ検出部303−3、ペン3数値描画データ消去防止部305−3、軌跡毎のペン3数値描画データ消去部307−3、ペン3数値描画データ生成部309−3、ペン3数値描画データ記憶部311−3、ペン3描画部313−3、ペン3描画画素データ記憶部315−3を含む。
上記の各記憶部は、例えば、画面表示データ保存部125に設けられる。また、上記の各記憶部以外の各部は、例えば、制御部109−1が記憶部109−5に格納されているプログラムを読み込んで実行することにより実現される。また、上記の各記憶部以外の各部のうちの少なくとも一部は、例えば、制御部109−1が記憶部109−5に格納されているプログラムを読み込んで実行することにより、RAM109−7に構築されることもある。
次に、各ブロックに関した説明を特にタッチペン1に関連して説明するがタッチペン1に関連した説明は、タッチペン2及びタッチペン3にも適用できる。
ペン1数値描画データ生成部309−1は、ペン1軌跡データなどに基づいて、ペン1数値描画データを生成する。
ペン1数値描画データ記憶部311−1は、ペン数値描画データを記憶する。消去領域検出部301は、消去領域を検出する。消しゴム機能を用いて消去をする場合には、例えば、所定の期間ごとの消しゴムの軌跡に基づいて、消去領域を検出する。領域指定をして消去をする場合には、例えば、領域の左上座標と右下座標に基づいて、消去領域を検出する。全データ消去の場合には、全領域を消去領域とする。
軌跡毎のペン1消去数値描画データ検出部303−1は、消去領域検出部301が検出した消去領域と、ペン1数値描画データ記憶部311−1に記憶されているペン1数値描画データに基づいて、消去領域に含まれる軌跡に対応するペン1数値描画データを消去対象の数値描画データとして検出する。ここで、数値描画データとは、図6に示すようなものである。
ペン1数値描画データ消去防止部305−1は、ペン1表示/非表示の表示状態を表2から入力し、表示状態が「表示中」である場合には、軌跡毎のペン1消去数値描画データ検出部303−1が出力する消去対象の数値描画データを指定するための識別情報である描画データ番号(図6参照)をそのまま、軌跡毎のペン1数値描画データ消去部307−1に出力するが、表示状態が「非表示中」である場合には、軌跡毎のペン1数値描画データ消去部307−1に描画データ番号を全く出力しない。
軌跡毎のペン1数値描画データ消去部307−1は、ペン1数値描画データ消去防止部305−1から入力した描画データ番号で指定される数値描画データをペン1数値描画データ記憶部311−1から消去する。
こうすることにより、表示状態が「非表示中」にあるタッチペンによる描画データが消去されることを防止することができる。
ペン1描画部313−1は、ペン1数値描画データ記憶部311−1に記憶されているペン1数値描画データに基づいて、ペン1描画画素データを生成する。
ペン1描画画素データ記憶部315−1は、ペン画素描画データを記憶する。
描画画素データ合成部317は、表2から入力したペン1表示/非表示データが「表示中」を示している場合には、ペン1描画画素データ記憶部315−1に記憶されているペン1描画画素データを合成描画画素データ記憶部319に出力する。逆に、表2から入力したペン1表示/非表示データが「非表示中」を示している場合には、ペン1描画画素データ記憶部315−1に記憶されているペン1描画画素データを合成描画画素データ記憶部319に出力しない。
なお、合成描画画素データ記憶部319の全ての記憶内容を毎フレーム毎に消去して、描画画素データ合成部317を毎フレーム毎に動作させる。つまり、ペンn表示/非表示状態が「表示中」であれば、ペンn描画画素データ記憶部315−nの内容を合成描画画素データ記憶部319にコピーして、「非表示中」であれば、コピーしない動作をさせる。但し、合成描画画素データ記憶部319の記憶内容を毎フレーム毎に消去をせずに、「表示中」から「非表示中」へ切り替える画素データのみを積極的に合成描画画素データ記憶部319から消去してもよい。
こうして、ペン1描画画素データ記憶部315−1にペン画素描画データが記憶されているタッチペンに対して、表示状態として「表示中」が設定されると、そのタッチペンによる描画内容は、表示されるが、逆に、表示状態として「非表示中」が設定されると、そのタッチペンによる描画内容は、表示されないこととなる。
従って、表示状態が「表示中」にあるタッチペンによる描画内容のみを表示することができる。
上述したように、タッチペン1に関連した説明は、タッチペン2及びタッチペン3にも適用できるので、タッチペン2及びタッチペン3に関連した同様な説明は省略する。
この構成例では、消去単位を軌跡毎の数値描画データとした。つまり、消去単位を図6に示す描画データ全体としたが、この他に、消去単位を、図6に示す描画データに含まれるデータセット単位としてもよいし、画素単位としてもよい。
また、特許文献2に記載の発明を利用して、同時に複数のタッチペンが描画できるようにする機能を追加して、上記の実施形態と組み合わせてもよい。
なお、上記の表示装置及び電子黒板は、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組合せにより実現することができる。また、上記の表示方法も、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組合せにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM(Read Only Memory)、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
本発明は、複数のタッチペンを用いてタッチパネルを備えた画面に描画をするために利用することができる。
101 画面
103 タッチパネル処理部
105 タッチペン
107 タッチペン信号受信機
109 IWB機能部
109−1 制御部
109−3 通信部
109−5 記憶部
109−7 RAM
121 タッチペンID番号管理部
123 タッチペンID番号毎の表示状態管理部
125 画面表示データ保存部

Claims (26)

  1. 複数のペンで描画した内容を、その内容に対応した描画データに基づいて画面に表示する表示装置であって、
    前記複数のペンのうちの何れかのペンを用いて描画が行われたならば、そのペン及びその描画に対応した描画データを生成する描画データ生成手段と、
    前記描画データを記憶する記憶手段と、
    前記複数のペンのうちの何れかのペンに対して「表示中」が設定されている期間において、そのペンに対応する描画データが前記記憶手段に記憶されているならば、その描画データに基づいてそのペンに対応する描画内容を前記画面に表示することを許可し、前記複数のペンのうちの何れかのペンに対して「非表示」が設定されている期間において、そのペンに対応する描画データが前記記憶手段に記憶されていても、そのペンに対応する描画内容を前記画面に表示することを禁止する表示許可/禁止制御手段と、
    前記記憶手段に記憶されている前記描画データのうちの少なくとも一部に基づいて、前記表示許可/禁止制御手段により前記画面に表示することが許可された前記描画内容を前記画面に表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 請求項1に記載の表示装置であって、
    前記複数のペンのうちの何れかのペンに対して「非表示」が設定されている期間において、前記記憶手段に格納されている、そのペンに対応する描画データを不変のまま維持するための描画データ維持手段を更に備えることを特徴とする表示装置。
  3. 請求項2に記載の表示装置であって、
    前記描画維持手段は、
    前記複数のペンのうちの何れかのペンに対して「非表示」が設定されている期間において、そのペンに対応する描画データが前記記憶手段から消去されることを防止するための消去防止手段を備えることを特徴とする表示装置。
  4. 請求項3に記載の表示装置であって、
    前記消去防止手段は、前記複数のペンのうちの何れかのペンに対して「非表示」が設定されている期間において、消去手段による消去対象となる前記画面上の部分にそのペンに対応した非表示中の描画内容があっても、その描画内容に対応する描画データが前記記憶手段から消去されることを防止することを特徴とする表示装置。
  5. 請求項2に記載の表示装置であって、
    前記描画維持手段は、
    前記複数のペンのうちの何れかのペンに対して「非表示」が設定されている期間において、そのペンを用いて描画することを禁止するための描画禁止手段を備えることを特徴とする表示装置。
  6. 請求項2乃至4の何れか1項に記載の表示装置であって、
    前記複数のペンのうちの何れかのペンに対して「非表示」が設定された後に、そのペンに対して「表示」が設定された時に、前記「非表示」が設定される直前での、そのペンによる描画内容を再表示する再表示手段を更に備えることを特徴とする表示装置。
  7. 請求項2乃至5の何れか1項に記載の表示装置であって、
    前記複数のペンのうちの少なくとも一部のペンの各々に対して表示/非表示の設定をするための表示/非表示設定手段を更に備えることを特徴とする表示装置。
  8. 請求項7に記載の表示装置であって、
    前記表示/非表示設定手段は、
    表示/非表示の設定が可能なペン毎のアイコンを画面に表示する手段と、
    そのアイコンに対する操作を検出すると、そのアイコンに対応した表示/非表示を切り替える手段と、
    を備えることを特徴とする表示装置。
  9. 請求項7又は8に記載の表示装置であって、
    前記表示/非表示設定手段は、その設定の対象とするペン及び少なくとも1つのその他のペンから選択されたペンのうちの何れのペンであっても、その設定のために利用することが可能であるように構成されていることを特徴とする表示装置。
  10. 請求項1乃至9の何れか1項に記載の表示装置であって、
    同一のペンに対して、相互に異なった複数の色のうちの何れかの色の割当て及び相互に異なった複数の太さのうちの何れかの太さの割当ての一方又は双方を可能とするための割当手段を更に備えることを特徴とする表示装置。
  11. 請求項1乃至10の何れか1項に記載の表示装置であって、
    前記複数のペンのうちの少なくとも一部は、個々に、個々のユーザに対応することを特徴とする表示装置。
  12. 請求項1乃至11の何れか1項に記載の表示装置であって、
    前記複数のペンのうちの少なくとも2つのペンで同時に描画をするための同時描画手段を更に備えることを特徴とする表示装置。
  13. 請求項1乃至12の何れか1項に記載の表示装置を備えることを特徴とする電子黒板。
  14. 複数のペンで描画した内容を、その内容に対応した描画データに基づいて画面に表示するための表示方法であって、
    前記複数のペンのうちの何れかのペンを用いて描画が行われたならば、そのペン及びその描画に対応した描画データを生成する描画データ生成ステップと、
    前記描画データを記憶する記憶ステップと、
    前記複数のペンのうちの何れかのペンに対して「表示中」が設定されている期間において、そのペンに対応する描画データが前記記憶手段に記憶されているならば、その描画データに基づいてそのペンに対応する描画内容を前記画面に表示することを許可し、前記複数のペンのうちの何れかのペンに対して「非表示」が設定されている期間において、そのペンに対応する描画データが前記記憶手段に記憶されていても、そのペンに対応する描画内容を前記画面に表示することを禁止する表示許可/禁止ステップと、
    前記記憶手段に記憶されている前記描画データのうちの少なくとも一部に基づいて、前記表示許可/禁止制御手段により前記画面に表示することが許可された前記描画内容を前記画面に表示する表示ステップと、
    を有することを特徴とする表示方法。
  15. 請求項14に記載の表示方法であって、
    前記複数のペンのうちの何れかのペンに対して「非表示」が設定されている期間において、前記記憶手段に格納されている、そのペンに対応する描画データを不変のまま維持するための描画データ維持ステップを更に有することを特徴とする表示方法。
  16. 請求項15に記載の表示方法であって、
    前記描画維持ステップは、
    前記複数のペンのうちの何れかのペンに対して「非表示」が設定されている期間において、そのペンに対応する描画データが前記記憶手段から消去されることを防止するための消去防止ステップを有することを特徴とする表示方法。
  17. 請求項16に記載の表示方法であって、
    前記消去防止ステップは、前記複数のペンのうちの何れかのペンに対して「非表示」が設定されている期間において、消去ステップによる消去対象となる前記画面上の部分にそのペンに対応した非表示中の描画内容があっても、その描画内容に対応する描画データが前記記憶手段から消去されることを防止することを特徴とする表示方法。
  18. 請求項15に記載の表示方法であって、
    前記描画維持ステップは、
    前記複数のペンのうちの何れかのペンに対して「非表示」が設定されている期間において、そのペンを用いて描画することを禁止するための描画禁止ステップを有することを特徴とする表示方法。
  19. 請求項15乃至17の何れか1項に記載の表示方法であって、
    前記複数のペンのうちの何れかのペンに対して「非表示」が設定された後に、そのペンに対して「表示」が設定された時に、前記「非表示」が設定される直前での、そのペンによる描画内容を再表示する再表示ステップを更に有することを特徴とする表示方法。
  20. 請求項15乃至18の何れか1項に記載の表示方法であって、
    前記複数のペンのうちの少なくとも一部のペンの各々に対して表示/非表示の設定をするための表示/非表示設定ステップを更に有することを特徴とする表示方法。
  21. 請求項20に記載の表示方法であって、
    前記表示/非表示設定ステップは、
    表示/非表示の設定が可能なペン毎のアイコンを画面に表示するステップと、
    そのアイコンに対する操作を検出すると、そのアイコンに対応した表示/非表示を切り替えるステップと、
    を有することを特徴とする表示方法。
  22. 請求項20又は21に記載の表示方法であって、
    前記表示/非表示設定ステップは、その設定の対象とするペン及び少なくとも1つのその他のペンから選択されたペンのうちの何れのペンであっても、その設定のために利用することが可能であるように構成されていることを特徴とする表示方法。
  23. 請求項14乃至22の何れか1項に記載の表示方法であって、
    同一のペンに対して、相互に異なった複数の色のうちの何れかの色の割当て及び相互に異なった複数の太さのうちの何れかの太さの割当ての一方又は双方を可能とするための割当ステップを更に有することを特徴とする表示方法。
  24. 請求項14乃至23の何れか1項に記載の表示方法であって、
    前記複数のペンのうちの少なくとも一部は、個々に、個々のユーザに対応することを特徴とする表示方法。
  25. 請求項14乃至24の何れか1項に記載の表示方法であって、
    前記複数のペンのうちの少なくとも2つのペンで同時に描画をするための同時描画ステップを更に有することを特徴とする表示方法。
  26. コンピュータを請求項1乃至12の何れか1項に記載の表示装置として機能させるための表示用プログラム。
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