JP2015135596A - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】付箋を台紙に貼り付ける操作が行われた後に、その操作の履歴を提示するようにした情報処理装置を提供する。【解決手段】情報処理装置の記憶手段は、台紙に貼り付け得る付箋に対して行われた操作の履歴に関する情報を記憶し、提示手段は、前記記憶手段に記憶されている履歴を時系列で提示する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
特許文献1には、ショートカットの未読・既読管理を行える文書管理装置、文書管理方法及び文書管理プログラムが格納された記憶媒体を提供することを課題とし、制御部は、文書の参照、又は、ショートカットの「リンク先を開く」のどちらが選択されているかを判断し、ショートカットの「リンク先を開く」が選択された場合、選択されたショートカットのリンク先の文書IDをショートカット情報記憶部より取得し、次に、ショートカット情報記憶部より参照された文書の文書IDがリンク先文書IDであるショートカットIDを検索し、検索の結果、ショートカットIDが表示された場合、検索された全てのショートカットに対して、未読・既読情報を既読に更新し、指定された文書IDがリンク先文書IDである次のショートカットIDを探して、全てのショートカットIDを検索して更新するまで更新処理を実行することが開示されている。
特開2002−269077号公報
本発明は、付箋を台紙に貼り付ける操作が行われた後に、その操作の履歴を提示するようにした情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1の発明は、台紙に貼り付け得る付箋に対して行われた操作の履歴に関する情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている履歴を時系列で提示する提示手段を具備することを特徴とする情報処理装置である。
請求項2の発明は、履歴の提示を指示した指示者を一意に識別する指示者識別情報に基づいて、台紙に貼り付け得る付箋に対して行われた操作の履歴に関する情報を記憶する記憶手段から、該指示者が行った操作の履歴を抽出する抽出手段と、前記記憶手段に記憶されている履歴を提示する提示手段を具備し、前記提示手段は、前記抽出手段によって抽出された履歴を他の履歴とは異なる形態で提示することを特徴とする情報処理装置である。
請求項3の発明は、前記抽出手段は、前記指示者識別情報に基づいて、前記付箋に関する情報を記憶している第2の記憶手段から、前記指示者が作成した付箋に関する情報を抽出し、前記提示手段は、さらに、前記抽出手段によって抽出された付箋に関する情報を示す付箋を他の付箋とは異ならせて提示することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項4の発明は、前記提示手段は、操作の種別毎に該操作の履歴を時系列で提示する場合に、該種別に含まれる操作の回数の順に該時系列を並べて提示することを特徴とする請求項2又は3に記載の情報処理装置である。
請求項5の発明は、前記記憶手段に記憶されている操作が行われた日時と前記台紙を用いて行われた会合における予定日時とを比較することによって、該台紙に貼り付けられた付箋のなかから予め定められた条件に合致する付箋を抽出する第2の抽出手段をさらに具備し、前記提示手段は、前記第2の抽出手段によって抽出された付箋を他の付箋とは異なる形態で提示することを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の情報処理装置である。
請求項6の発明は、コンピュータを、台紙に貼り付け得る付箋に対して行われた操作の履歴に関する情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている履歴を時系列で提示する提示手段として機能させるための情報処理プログラムである。
請求項1の情報処理装置によれば、付箋を台紙に貼り付ける操作が行われた後に、その操作の履歴を提示することができる。
請求項2の情報処理装置によれば、付箋を台紙に貼り付ける操作が行われた後に、その操作の履歴を提示する場合にあって、指示者の操作と他の者が行った操作を区別することができる。
請求項3の情報処理装置によれば、指示者が作成した付箋と他の者が作成した付箋を区別することができる。
請求項4の情報処理装置によれば、操作の種別毎にその操作の履歴を時系列で提示する場合に、その種別に含まれる操作の回数の順にその時系列を並べて提示することができる。
請求項5の情報処理装置によれば、台紙に貼り付けられた付箋のなかで、重要な付箋を区別することができる。
請求項6の情報処理プログラムによれば、付箋を台紙に貼り付ける操作が行われた後に、その操作の履歴を提示することができる。
本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態を実現するにあたってのシステム構成例を示す説明図である。 本実施の形態が使用される会議室等の例を示す説明図である。 本実施の形態による共有付箋情報処理装置の表示例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 付箋情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 グループ化包囲線テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 ログテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な一実施の形態の例を説明する。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
本実施の形態である付箋情報処理装置170は、付箋を台紙に貼り付ける操作が行われた後に、その操作の履歴を提示するものであって、図1の例に示すように、通信モジュール172、制御モジュール174、情報記憶モジュール176、ログ処理モジュール182を有している。また、付箋情報処理装置170は、共有付箋情報処理装置110、個人用付箋情報処理装置150と通信回線を介して接続されている。この通信回線は、有線、無線を問わない。共有付箋情報処理装置110は、通信モジュール112、制御モジュール114、付箋情報記憶モジュール116、付箋操作モジュール118、操作ログ記憶モジュール120、表示モジュール122を有している。個人用付箋情報処理装置150は、通信モジュール152、制御モジュール154、付箋作成モジュール156、表示モジュール158を有している。
共有付箋情報処理装置110は、付箋情報を用いて、ファシリテーター(一般的には一人)と複数人の参加者によって行われる会合(ワークショップ、会議、アイデア抽出会、検討会等)で利用される。参加者は参加者用端末としての端末装置(個人用付箋情報処理装置150等)を用いて、アイデア等が記載された付箋情報を作成する。一般的に、図2の例に示すように、個人用付箋情報処理装置150として、個人用付箋情報処理装置150a、個人用付箋情報処理装置150b、個人用付箋情報処理装置150c等(以下、代表して個人用付箋情報処理装置150という)があり、個人用付箋情報処理装置150は複数ある。そして、共有電子付箋情報処理装置110は、個人用付箋情報処理装置150から付箋情報を受け取って、台紙上にその付箋情報による付箋を貼り付ける。ファシリテーターは共有電子付箋情報処理装置110の表示装置である共有画面を用いて、その台紙上で、付箋の位置を決定又は変更したり、付箋をまとめたり(第1の付箋と第2の付箋を関連付けること、グループ形成等ともいわれる)、自らも付箋情報の作成等を行って、その会合を進行させる。なお、本実施の形態において、参加者には、ファシリテーターを含む。
個人用付箋情報処理装置150は、例えば、タッチパネル方式の表示装置及び入力装置を有しており、参加者の指、ペン等を用いた操作を受け付けて、付箋情報の作成等が行われる。また、タッチパネル以外にも、キーボード、マウスを用いた入力、マイクを用いた音声入力、カメラを用いた画像入力等であってもよい。付箋情報は、カード型の情報を管理し得るデータ構造であればよく、その内容は、例えば、テキスト情報、手書き文字、図形等を示すベクトルデータ、音声情報、写真等の静止画像情報、動画情報等、又はこれらの組み合わせであってもよい。
共有付箋情報処理装置110は、個人用付箋情報処理装置150から送信されてきた付箋情報に基づいて付箋(電子付箋、電子カード等ともいわれる)を台紙上に貼り付けて表示し、その付箋に対する処理を行うものである。付箋に対する処理を指示する者は、ファシリテーター、共有付箋情報処理装置110の操作者がいる。また、共有付箋情報処理装置110の操作者の履歴提示指示に応じて、付箋情報処理装置170に対して履歴提示を要求し、付箋情報処理装置170による処理結果を用いて履歴を提示する。
通信モジュール112は、制御モジュール114と接続されており、また、通信回線を介して個人用付箋情報処理装置150の通信モジュール152、付箋情報処理装置170の通信モジュール172と接続されている。通信モジュール112は、個人用付箋情報処理装置150、付箋情報処理装置170との通信を行い、制御モジュール114から渡された情報を個人用付箋情報処理装置150又は付箋情報処理装置170へ送信する。また、個人用付箋情報処理装置150から送信された情報を受信し、制御モジュール114に渡す。例えば、個人用付箋情報処理装置150の操作者の操作によって作成された付箋に関する情報である付箋情報を受信し、制御モジュール114に渡す。また、付箋情報記憶モジュール116、操作ログ記憶モジュール120に記憶されている情報を付箋情報処理装置170に送信する。また、付箋情報処理装置170に対して履歴提示の指示を送信し、付箋情報処理装置170による処理結果(提示制御モジュール188によって生成された提示情報)を受信し、表示モジュール122に渡し、共有付箋情報処理装置110の表示装置等によって履歴の提示が行われる。
制御モジュール114は、通信モジュール112、付箋情報記憶モジュール116、付箋操作モジュール118、操作ログ記憶モジュール120、表示モジュール122と接続されている。制御モジュール114は、共有付箋情報処理装置110内のモジュールを制御して、共有電子付箋情報処理装置110、個人用付箋情報処理装置150を用いた会合に必要な処理、そして、その会合で行われた操作の履歴の提示を行う。
付箋情報記憶モジュール116は、制御モジュール114と接続されている。付箋情報記憶モジュール116は、共有電子付箋情報処理装置110と通信が可能な個人用付箋情報処理装置150で作成された付箋に関する情報(又は、共有電子付箋情報処理装置110が提示している台紙に貼り付けられている付箋に関する情報)、個人用付箋情報処理装置150で作成されたグループ化包囲線に関する情報を記憶する。例えば、付箋情報テーブル600、グループ化包囲線テーブル700を記憶している。そして、付箋情報テーブル600、グループ化包囲線テーブル700は、付箋情報処理装置170からの要求にしたがって履歴提示のために付箋情報処理装置170へ送信される。
図6は、付箋情報テーブル600のデータ構造例を示す説明図である。付箋情報テーブル600は、付箋ID欄610、表示付箋情報欄612、位置欄614、サイズ欄616、送信日時欄618、関連付けられた最終日時欄620、表示付箋情報に対する操作欄622、操作された最終日時欄624、作成者欄626、自己紹介付箋欄628、色欄630、枠線形状欄632、枠線色欄634、枠線太さ欄636、グループ付箋欄638を有している。付箋ID欄610は、本実施の形態において付箋を一意に識別するための情報(付箋ID:IDentification)を記憶している。表示付箋情報欄612は、付箋の内容として表示する情報を記憶している。例えば、表示付箋情報として、テキスト情報、手書き文字、図形等を示すベクトルデータ、音声情報、写真等の静止画像情報、動画情報等、又はこれらの組み合わせがある。位置欄614は、その付箋が表示される台紙上の位置を記憶している。例えば、台紙のXY座標系における座標である。サイズ欄616は、その付箋の表示サイズを記憶している。例えば、表示する付箋が矩形である場合は、縦と横のサイズを記憶している。送信日時欄618は、その付箋が送信(又は受信)された日時(年、月、日、時、分、秒、秒以下、又はこれらの組み合わせであってもよい)を記憶している。関連付けられた最終日時欄620は、グループに関連付けされた(その付箋がグループのメンバーとなった)最終日時を記憶している。表示付箋情報に対する操作欄622は、その表示されている付箋に対する操作(例えば、移動、削除等)を記憶している。操作された最終日時欄624は、その操作が行われた最終日時を記憶している。作成者欄626は、その付箋の作成者(作成者ID)を記憶している。又は、その付箋が作成された情報処理装置(共有付箋情報処理装置110、又は個人用付箋情報処理装置150の機器ID)を記憶してもよい。自己紹介付箋欄628は、紹介付箋に関する情報を記憶している。例えば、その付箋が紹介付箋であるか否かを示す情報を記憶していてもよいし、紹介付箋である場合は、その紹介付箋によって紹介されている参加者(参加者ID等)を記憶していてもよい。色欄630は、その付箋の表示色を記憶している。枠線形状欄632は、その付箋の表示における枠線の形状を記憶している。例えば、通常線、点線等がある。枠線色欄634は、その付箋の表示における枠線の色を記憶している。枠線太さ欄636は、その付箋の表示における枠線の太さを記憶している。グループ付箋欄638は、グループ付箋に関する情報を記憶している。例えば、その付箋がグループ付箋であるか否かを示す情報を記憶していてもよいし、グループ付箋である場合は、グループIDやそのグループ付箋によってグループ化されている付箋ID等を記憶していてもよい。
図7は、グループ化包囲線テーブル700のデータ構造例を示す説明図である。グループ化包囲線テーブル700は、グループID欄710、始点位置欄712、途中位置の数欄714、途中位置欄716、終了位置欄720、線形状欄722、線色欄724、線太さ欄726、包囲付箋欄728、グループ付箋領域欄730を有している。グループID欄710は、本実施の形態においてグループを一意に識別するための情報(グループID)を記憶している。始点位置欄712は、そのグループを囲むグループ化包囲線の始点位置(座標)を記憶している。途中位置の数欄714は、そのグループ化包囲線を形成する途中位置の数を記憶している。途中位置間(最初は始点位置であり、最後は終点位置)を直線又は曲線で補間することによって、グループ化包囲線を形成する。この途中位置の数だけ、途中位置欄716が継続する。途中位置欄716は、途中位置を記憶している。終了位置欄720は、終了位置を記憶している。線形状欄722は、そのグループ化包囲線の形状を記憶している。線色欄724は、そのグループ化包囲線の色を記憶している。線太さ欄726は、そのグループ化包囲線の太さを記憶している。包囲付箋欄728は、そのグループ化包囲線によって囲まれている付箋ID(付箋ID欄610参照)を記憶している。つまり、その付箋IDの付箋は、このグループに属しているメンバーである。グループ付箋領域欄730は、グループ付箋領域を記憶している。グループ付箋領域は、そのグループ化包囲線によって囲まれた領域内又は周囲で、そのグループの名称等を記したグループ付箋を提示する領域を示したものである。例えば、グループ化包囲線によって囲まれた領域の上の位置の領域が指定され得る。
付箋操作モジュール118は、制御モジュール114と接続されている。付箋操作モジュール118は、共有電子付箋情報処理装置110の表示装置に対するファシリテーター等の操作者の操作に応じて、台紙上の付箋に対する処理を行う。操作としては、例えば、付箋の選択、移動、削除、グループ形成等がある。そして、付箋操作モジュール118は、台紙に貼り付けられている付箋の選択を検知する。具体的には、画面の接触を検知するセンサーを用いて、操作者の指等が触っている付箋を検知する。また、これらの操作の履歴は、操作ログ記憶モジュール120に記憶される。
表示モジュール122は、制御モジュール114と接続されている。表示モジュール122は、台紙とその台紙に貼り付けられた付箋を提示する。また、付箋情報処理装置170による処理結果に応じて、履歴の提示を行う。
操作ログ記憶モジュール120は、制御モジュール114と接続されている。操作ログ記憶モジュール120は、付箋操作モジュール118によって行われた操作(処理)の履歴を記憶する。例えば、ログテーブル800を記憶する。そして、ログテーブル800は、付箋情報処理装置170からの要求にしたがって履歴提示のために付箋情報処理装置170へ送信される。
図8は、ログテーブル800のデータ構造例を示す説明図である。ログテーブル800は、ログID欄810、日時欄812、対象オブジェクトID欄814、操作者ID欄816、操作機器ID欄818、操作欄820を有している。ログID欄810は、本実施の形態においてログ(操作履歴)を一意に識別するための情報(ログID)を記憶している。ログIDは、操作が行われる都度に生成される。日時欄812は、その操作が行われた日時を記憶している。対象オブジェクトID欄814は、操作の対象であるオブジェクト(付箋、グループ化包囲線等)を一意に識別するための情報(対象オブジェクトID)を記憶している。操作者ID欄816は、その操作の指示を行った操作者を一意に識別するための情報(操作者ID)を記憶している。操作機器ID欄818は、その操作の指示を行った機器を一意に識別するための情報(操作機器ID)を記憶している。操作欄820は、行われた操作を記憶している。
個人用付箋情報処理装置150は、会合の参加者である操作者の操作に応じて、付箋を作成する。そして、その付箋を共有付箋情報処理装置110に送信し、共有付箋情報処理装置110が提示している台紙上に貼り付けられている付箋に対する操作を指示する。また、個人用付箋情報処理装置150の操作者の履歴提示指示に応じて、付箋情報処理装置170に対して履歴提示を要求し、付箋情報処理装置170による処理結果を用いて履歴を提示する。
通信モジュール152は、制御モジュール154と接続されており、また、通信回線を介して共有付箋情報処理装置110の通信モジュール112、付箋情報処理装置170の通信モジュール172と接続されている。通信モジュール152は、共有付箋情報処理装置110、付箋情報処理装置170との通信を行い、制御モジュール154から渡された情報を共有付箋情報処理装置110又は付箋情報処理装置170へ送信する。また、共有付箋情報処理装置110から送信された情報を受信し、制御モジュール154に渡す。例えば、共有付箋情報処理装置110が提示している台紙、その台紙に貼り付けられた付箋等を受信し、表示モジュール158に渡すことによって、共有付箋情報処理装置110が提示している画面と同等の画面を個人用付箋情報処理装置150の表示装置等に提示する。また、付箋情報処理装置170に対して履歴提示の指示を送信し、付箋情報処理装置170による処理結果(提示制御モジュール188によって生成された提示情報)を受信し、表示モジュール158に渡し、個人用付箋情報処理装置150の表示装置等によって履歴の提示が行われる。
制御モジュール154は、通信モジュール152、付箋作成モジュール156、表示モジュール158と接続されている。制御モジュール154は、個人用付箋情報処理装置150内のモジュールを制御して、共有電子付箋情報処理装置110、個人用付箋情報処理装置150を用いた会合に必要な処理、そして、その会合で行われた操作の履歴の提示を行う。
付箋作成モジュール156は、制御モジュール154と接続されている。付箋作成モジュール156は、個人用付箋情報処理装置150の操作者の操作に応じて付箋を作成する。また、共有付箋情報処理装置110が提示している台紙上に貼り付けられた付箋に対する操作を受け付けるようにしてもよい。
表示モジュール158は、制御モジュール154と接続されている。表示モジュール158は、作成される付箋、共有付箋情報処理装置110から送信されてきた台紙とその台紙に貼り付けられた付箋を提示する。また、付箋情報処理装置170による処理結果に応じて、履歴の提示を行う。
通信モジュール172は、制御モジュール174と接続されており、また、通信回線を介して共有付箋情報処理装置110の通信モジュール112、個人用付箋情報処理装置150の通信モジュール152と接続されている。通信モジュール172は、共有付箋情報処理装置110、個人用付箋情報処理装置150との通信を行い、共有付箋情報処理装置110又は個人用付箋情報処理装置150から送信されてきた履歴提示指示を受信し、制御モジュール174から渡された情報(処理結果)を、履歴提示指示を送信してきた共有付箋情報処理装置110又は個人用付箋情報処理装置150へ送信する。
制御モジュール174は、通信モジュール172、情報記憶モジュール176、ログ処理モジュール182と接続されている。制御モジュール174は、付箋情報処理装置170内のモジュールを制御して、共有付箋情報処理装置110、個人用付箋情報処理装置150を用いた会合で行われた操作の履歴を提示する処理を行う。
情報記憶モジュール176は、付箋情報記憶モジュール178、操作ログ記憶モジュール180を有しており、制御モジュール174、ログ処理モジュール182と接続されている。
付箋情報記憶モジュール178は、共有付箋情報処理装置110から送信されてきた付箋に関する情報を記憶する。例えば、前述した付箋情報テーブル600、グループ化包囲線テーブル700を記憶している。
操作ログ記憶モジュール180は、共有付箋情報処理装置110から送信されてきた操作(処理)の履歴を記憶する。例えば、前述したログテーブル800を記憶する。
ログ処理モジュール182は、個人/共有区別処理モジュール184、キー付箋判断モジュール186、提示制御モジュール188を有しており、制御モジュール174、情報記憶モジュール176と接続されている。
個人/共有区別処理モジュール184は、履歴の提示を指示した指示者を一意に識別する指示者識別情報に基づいて、台紙に貼り付け得る付箋に対して行われた操作の履歴に関する情報を記憶する操作ログ記憶モジュール180から、その指示者が行った操作の履歴を抽出する。なお、指示者には、前述の操作者も含まれる場合がある。したがって、操作者識別情報とは、指示者識別情報ともなる。また、個人/共有区別処理モジュール184は、指示者識別情報に基づいて、付箋に関する情報を記憶している付箋情報記憶モジュール178から、指示者が作成した付箋に関する情報を抽出するようにしてもよい。
キー付箋判断モジュール186は、付箋情報記憶モジュール178に記憶されている操作が行われた日時と台紙を用いて行われた会合における予定日時とを比較することによって、その台紙に貼り付けられた付箋のなかから予め定められた条件に合致する付箋を抽出する。例えば、予め定められた会合の予定表(シナリオ、スケジュール、進行表等)の日時において、各ステップの最後の方で、操作された付箋(例えば、新たに作成されて、台紙に貼り付けが行われた付箋)は、そのステップのまとめとしての役割を有している場合が多い。「予め定められた条件」として、例えば、各ステップの終了日時から予め定められた前における時間帯に操作(貼り付け等)が行われた付箋であること等が挙げられる。時間帯の具体例として、ステップ3における終了日時が15時20分である場合、その5分前からの時間帯(15時15分から15時20分まで)が該当する。予定表におけるステップとして、例えば、(1)自己紹介付箋を作成して、各自が自己紹介を行う、(2)作業1(アイデア抽出として、付箋にアイデア記載)、(3)作業2(付箋のグループ形成、例えば、関係のある付箋を集めて、グループ化包囲線で囲む)、(4)作業3(解決用アイデアの抽出として、付箋にそのアイデア記載)、(5)作業4(作業ふりかえり)等がある。これら各ステップにおける終了日時を記憶しているテーブルが予定表としてある。そして、そのテーブル内の各ステップにおける終了日時からの時間帯に、操作ログ記憶モジュール180に記憶されている操作の日時が含まれているか否かを判断すればよい。
提示制御モジュール188は、操作ログ記憶モジュール180に記憶されている履歴を提示する。なお、提示制御モジュール188が提示するとは、付箋情報処理装置170の表示装置等に提示することの他に、履歴提示の指示者が操作している個人用付箋情報処理装置150又は共有付箋情報処理装置110で提示するための情報を生成することも含む。提示するための情報は、HTML等で生成されたものであり、生成した後に、個人用付箋情報処理装置150又は共有付箋情報処理装置110へ送信され、個人用付箋情報処理装置150又は共有付箋情報処理装置110で提示されることとなる。また、提示とは、液晶ディスプレイ等の表示装置への画像(アニメーション等の動画も含む)表示の他に、プリンタ等の印刷装置への印刷、スピーカー等の音声出力装置への音声の出力等があり、それらの組み合わせであってもよい。その提示は、付箋を時系列で提示するようにしてもよい。提示する際、個人/共有区別処理モジュール184によって抽出された履歴を他の履歴とは異なる形態(形状、模様、色彩若しくはこれらの結合又はこれらが動的に変化する(例えば、フラッシュ、アニメーション等)ことを含む)で提示する。例えば、指示者が行った操作を示す図形を赤等で提示することが含まれる。また、提示制御モジュール188は、さらに、個人/共有区別処理モジュール184によって抽出された付箋に関する情報を示す付箋を他の付箋とは異ならせて提示するようにしてもよい。例えば、指示者が作成した付箋を赤等で提示することが含まれる。
また、提示制御モジュール188は、操作の種別毎にその操作の履歴を時系列で提示する場合に、その種別に含まれる操作の回数の多い順にその時系列を並べて提示するようにしてもよい。「操作の種別毎に提示する」とは、移動、属性追加、削除、グループ化等の操作の種類があり、その操作の種類だけを示すような時系列の領域を提示することが該当する。時系列での提示とは、操作が行われた日時がわかるような提示であって、例えば、左から右へ時間の流れを示す矩形領域に、操作があった日時に直線を描く等があり、具体例として、図13の例を用いて後述する。
また、提示制御モジュール188は、キー付箋判断モジュール186によって抽出された付箋を他の付箋とは異なる形態で提示するようにしてもよい。
図2は、本実施の形態を実現するにあたってのシステム構成例を示す説明図である。共有付箋情報処理装置110、複数の個人用付箋情報処理装置150、付箋情報処理装置170が用いられる例として、共有付箋情報処理装置110、個人用付箋情報処理装置150a、個人用付箋情報処理装置150b、個人用付箋情報処理装置150c、個人用付箋情報処理装置150z、付箋情報処理装置170等が、通信回線299を介してそれぞれ接続されている。必ずしも、全ての装置が1つの部屋(会議室等)にある必要はない。ファシリテーターが用いる共有付箋情報処理装置110と参加者が用いる個人用付箋情報処理装置150a等は、一般的に同じ部屋にあるが、付箋情報処理装置170は、共有付箋情報処理装置110、個人用付箋情報処理装置150と通信可能であれば、同じ部屋にある必要はない。通信回線299は、有線回線であってもよいし、無線回線であってもよいし、これらの組み合わせであってもよい。また、一般的には、各参加者は1台の個人用付箋情報処理装置150を所持しており、共有付箋情報処理装置110は、主にファシリテーターによって操作される。
図3は、本実施の形態が使用される会議室等の例を示す説明図である。
図3(a)の例に示すように、会議室等内に、参加者311、312、ファシリテーター321が集まっている。参加者311は個人用付箋情報処理装置150aを利用し、参加者312は個人用付箋情報処理装置150bを利用する。一般的に、端末装置(個人用付箋情報処理装置150a等)は参加者一人に1個付与されており、図3(c)の例に示す参加者用端末150のように、ノート程度の大きさ(例えば、A4、B5、7〜10インチ等)のタブレット型の端末であり、指又はペン等を用いて操作されるものである。参加者によって、テキストデータ、手書きの文字、図形等が記載された付箋情報が作成される。なお、端末装置は、タブレット型の端末に限られず、キーボード、マウス等を備えたPC(ノートPCを含む)等であってもよい。
図3(a)の例に示す共有付箋情報処理装置110xは、プロジェクターであって、台紙を表示する。また、共有付箋情報処理装置110yは、電子白板であって、ファシリテーター321の指又はペン等の動きを検知して、付箋を台紙に貼り付けること、付箋の移動、付箋の関連付け(グループ化)を行うこと等の操作を受け付けるものである。例えば、共有付箋情報処理装置110yにペンが備えられており、そのペンが予め定められたペン置きから離れたこと(ファシリテーター321が操作するためにペンを持ち上げたこと)、そしてペンの先端の位置(ペン先端が共有付箋情報処理装置110yに触れたこと等)を検知することによって、台紙、付箋に対する操作を受け付ける。例えば、ペン置きにセンサー(ペンの重力でスイッチがオンオフとなるセンサー等)を設け、複数のペン(黒色のペン、赤色のペン、青色のペン等)のうち、どのペンが用いられているかを検知すればよい。また、共有付箋情報処理装置110yの表示画面全体がタッチセンサーであり、表示画面に触れられた位置、圧力を検知すればよい。
また、共有付箋情報処理装置110は、図3(b)の例に示すような電子ボードであってもよい。電子ボードは、一般的に大画面の表示装置(少なくとも、個人用付箋情報処理装置150の表示装置よりも大きい)を有しており、その表示装置はタッチパネルであり、表示画面に触れられた位置、圧力を検知する。例えば、画面として、80インチ等の大きさを備えたものであってもよい。
図4は、本実施の形態による共有付箋情報処理装置110の表示例を示す説明図である。共有付箋情報処理装置110は、図3(a)(b)の例に示されている共有付箋情報処理装置110y、共有付箋情報処理装置110に表示されているものである。
共有付箋情報処理装置110は、台紙領域410を有している。台紙領域410内には、一般的な付箋(図4内では、小さい長方形)の他に、それらの付箋を関連付けたグループ領域A420、グループ領域C440、グループ領域D450、グループ領域E460、グループ領域F470が表示されている。例えば、グループ領域A420内には、A1〜A8の8枚の付箋が含まれており、グループ領域A420のグループ化包囲線に重なるようにグループA付箋422が貼り付けられている。そして、参加者であるファシリテーター321の操作に応じて、付箋を台紙領域410内で移動させる(例えば、他のグループに移動等)。
なお、グループの形成方法として、ファシリテーター321によってグループ領域A420の枠(グループ化包囲線)を書き込むような明示的な操作を検知し、その枠内にある付箋を同じグループとするようにしてもよい。また、付箋を移動させることによって発生した、付箋の存在が予め定められた値以上又はより大の密度となる領域を検知して、その領域にある付箋を同じグループとするようにしてもよい。
台紙領域410に貼り付けられている付箋には、自己紹介付箋、グループ付箋(グループA付箋422等)が含まれていてもよい。
図5は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS502では、個人用付箋情報処理装置150の付箋作成モジュール156は、個人用付箋情報処理装置150の参加者の操作によって付箋情報を作成する。
ステップS504では、個人用付箋情報処理装置150の制御モジュール154は、付箋の属性の付加/変更があるか否かを判断し、ある場合はステップS506へ進み、それ以外の場合はステップS508へ進む。
ステップS506では、個人用付箋情報処理装置150の制御モジュール154は、属性の付加/変更を行う。
ステップS508では、個人用付箋情報処理装置150の通信モジュール152は、付箋情報を共有付箋情報処理装置110へ送信する。
ステップS510では、共有付箋情報処理装置110の通信モジュール112は、個人用付箋情報処理装置150から送信された付箋情報を受信する。
ステップS512では、共有付箋情報処理装置110の制御モジュール114は、付箋情報を属性(作成者を示す作成者ID、作成日時等)と共に付箋情報記憶モジュール116に記憶させる。
図9は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS902では、通信モジュール172が、共有付箋情報処理装置110から付箋情報と操作ログを受信する。
ステップS904では、制御モジュール174が、付箋情報を付箋情報記憶モジュール178、操作ログを操作ログ記憶モジュール180にそれぞれ記憶させる。
ステップS906では、制御モジュール174が、ログ表示指示者IDを取得する。例えば、ログ表示指示とともに、ログ表示指示者IDが、その指示が行われた共有付箋情報処理装置110又は個人用付箋情報処理装置150から送信される。
ステップS908では、個人/共有区別処理モジュール184が、ログ表示指示者が作成又は操作した付箋を抽出する。付箋情報テーブル600の作成者欄626、ログテーブル800の操作者ID欄816等を用いればよい。
ステップS910では、個人/共有区別処理モジュール184が、ステップS908で抽出した付箋、個人別の付箋、共同操作された付箋にそれぞれ提示形態を割り当てる。なお、ここで、共同操作された付箋とは、例えば、複数人の操作者によって同時に操作された付箋、又はある操作者によって操作された後の予め定められた時間帯内に、他の操作者によって操作された付箋等が該当する。また、表示形態として、共同で行われた操作を示すものとして、例えば、操作者Aと操作者Bによって行われた操作であった場合、操作者Aを示す赤色の線と操作者Bを示す青色の線を組み合わせた2色の線であってもよい。
ステップS912では、キー付箋判断モジュール186が、キー付箋を抽出する。前述のように、シナリオの各ステップの終了日時間際に操作された付箋をキー付箋として抽出する。
ステップS914では、提示制御モジュール188が、提示用画面を生成する。
ステップS916では、通信モジュール172が、ログ表示指示者の用いている個人用付箋情報処理装置150又は共有付箋情報処理装置110へ送信する。
図10は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
付箋情報処理装置170による処理結果を受け取った共有付箋情報処理装置110又は個人用付箋情報処理装置150の画面1000には、付箋1002、付箋1004、付箋1006、付箋1008、付箋1010、付箋1012、付箋1014、付箋1016、付箋1018、付箋1020が表示されている。これは、会合終了後にログ提示指示が行われた場合の表示である。ここでは、色分け(図では、白、右斜線、左斜線、クロス線で表示)することによって、誰が、どの付箋を編集(作成)したかがわかる。また、操作ログ記憶モジュール180内の履歴情報を順に表示することによって、会合の経緯を知ることができる。また、操作の経緯を提示するのに、アニメーションを用いた表示を行ってもよい。また、付箋だけでなく、グループ化包囲線1030等についても、操作者に応じて色分け表示をしてもよい。
図11は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
画面1100には、タイムライン1110、操作内容表示領域1120、操作内容表示領域1130が表示される。タイムライン1110は、時間経過を示すものであり、例えば、左側から右側へ時間が進むことを示している。そして、線が描かれている場所(対応する日時)で操作が行われたことを示している。その線は、操作者毎に色分けして表示している。また、キー付箋の内容を操作内容表示領域1120、操作内容表示領域1130に表示させてもよい。他の付箋の内容は表示せず、キー付箋だけを表示している。これは、キー付箋を他の付箋とは異なる形態で提示している1つの具体例である。
また、タイムライン1110内がログ提示指示者によって指示された場合、その指示された位置に該当する日時における台紙の状態を提示するようにしてもよい。また、タイムライン1110内がログ提示指示者によって指示された場合、その指示された位置に該当する日時における台紙の状態を提示した上で、その状態に対して編集を加えられるようにしてもよい。その場合はタイムライン1110上の指示された位置以降の操作内容を一度削除した上で、新たに追加してもよい。
図12は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
画面1200には、タイムライン1110、画面概要表示領域1210、現在時表示アイコン1290が表示されている。画面概要表示領域1210内の表示は、図10の例で示した画面1000内と同等であって、図10の例と図11の例を組み合わせたものである。タイムライン1110上に操作者毎にどのような操作が行われたかを示す線が描かれており、その時点での台紙の様子を画面概要表示領域1210に示している。また、経緯を再生する場合に、再生中の操作をハイライトするようにしてもよい。それによって、どの付箋が変化したかがわかるようにする。再生中は、現在どの日時での再生であるかを示す現在時表示アイコン1290がタイムライン1110を移動する。また、再生において、付箋の移動は瞬間移動(消去と他の位置への表示が同時)ではなく、アニメーションを用いて直線又は曲線上で移動する様子を示すようにしてもよい。また、同じオブジェクト(付箋、グループ化包囲線)に対して複数の操作が行われた場合は、その操作を縮退(スキップ)して表示してもよい。
図13は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
図11等で示したタイムライン1110では、操作者毎に異なる色分けを行ったが、操作の種別にかかわらず同じ線で表示した。図13の例では、タイムライン1110内を、操作の種別毎にその操作の履歴を時系列で表示している。ここでは、操作の種別として、移動、属性追加、削除の例を示している。タイムライン1110を、移動操作表示領域1330、属性追加操作表示領域1320、削除操作表示領域1310の3つの領域に分けて、その操作が行われた日時に該当する位置に線を描画している。ここでの線も操作者毎に色分けしている。
そして、その会合において操作が多い順に下からタイムラインを表示している。この例では、移動操作表示領域1330、属性追加操作表示領域1320、削除操作表示領域1310の順に下から並べて表示している。もちろんのことながら、回数の少ない順であってもよいし、下からではなく上から並べてもよい。また、タイムラインを縦に表示した場合は、右から回数の順であってもよいし、左から回数の順であってもよい。その順は、多い順であってもよいし、少ない順であってもよい。
なお、本実施の形態(共有付箋情報処理装置110、個人用付箋情報処理装置150、付箋情報処理装置170)としてのプログラムが実行されるコンピュータのハードウェア構成は、図14に例示するように、一般的なコンピュータであり、具体的にはパーソナルコンピュータ、サーバーとなり得るコンピュータ等である。つまり、具体例として、処理部(演算部)としてCPU1401を用い、記憶装置としてRAM1402、ROM1403、HD1404を用いている。HD1404として、例えばハードディスクを用いてもよい。通信モジュール112、制御モジュール114、付箋情報記憶モジュール116、付箋操作モジュール118、操作ログ記憶モジュール120、表示モジュール122、通信モジュール152、制御モジュール154、付箋作成モジュール156、表示モジュール158、通信モジュール172、制御モジュール174、情報記憶モジュール176、ログ処理モジュール182等のプログラムを実行するCPU1401と、そのプログラムやデータを記憶するRAM1402と、本コンピュータを起動するためのプログラム等が格納されているROM1403と、補助記憶装置(フラッシュメモリ等であってもよい)であるHD1404と、キーボード、マウス、タッチパネル等に対する利用者の操作に基づいてデータを受け付ける受付装置1406と、CRT、液晶ディスプレイ等の出力装置1405と、ネットワークインタフェースカード等の通信ネットワークと接続するための通信回線インタフェース1407、そして、それらをつないでデータのやりとりをするためのバス1408により構成されている。これらのコンピュータが複数台互いにネットワークによって接続されていてもよい。
前述の実施の形態のうち、コンピュータ・プログラムによるものについては、本ハードウェア構成のシステムにソフトウェアであるコンピュータ・プログラムを読み込ませ、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働して、前述の実施の形態が実現される。
なお、図14に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図14に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えばASIC等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図14に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、情報家電、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
110…共有付箋情報処理装置
112…通信モジュール
114…制御モジュール
116…付箋情報記憶モジュール
118…付箋操作モジュール
120…操作ログ記憶モジュール
122…表示モジュール
150…個人用付箋情報処理装置
152…通信モジュール
154…制御モジュール
156…付箋作成モジュール
158…表示モジュール
170…付箋情報処理装置
172…通信モジュール
174…制御モジュール
176…情報記憶モジュール
178…付箋情報記憶モジュール
180…操作ログ記憶モジュール
182…ログ処理モジュール
184…個人/共有区別処理モジュール
186…キー付箋判断モジュール
188…提示制御モジュール

Claims (6)

  1. 台紙に貼り付け得る付箋に対して行われた操作の履歴に関する情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている履歴を時系列で提示する提示手段
    を具備することを特徴とする情報処理装置。
  2. 履歴の提示を指示した指示者を一意に識別する指示者識別情報に基づいて、台紙に貼り付け得る付箋に対して行われた操作の履歴に関する情報を記憶する記憶手段から、該指示者が行った操作の履歴を抽出する抽出手段と、
    前記記憶手段に記憶されている履歴を提示する提示手段
    を具備し、
    前記提示手段は、前記抽出手段によって抽出された履歴を他の履歴とは異なる形態で提示する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. 前記抽出手段は、前記指示者識別情報に基づいて、前記付箋に関する情報を記憶している第2の記憶手段から、前記指示者が作成した付箋に関する情報を抽出し、
    前記提示手段は、さらに、前記抽出手段によって抽出された付箋に関する情報を示す付箋を他の付箋とは異ならせて提示する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記提示手段は、操作の種別毎に該操作の履歴を時系列で提示する場合に、該種別に含まれる操作の回数の順に該時系列を並べて提示する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の情報処理装置。
  5. 前記記憶手段に記憶されている操作が行われた日時と前記台紙を用いて行われた会合における予定日時とを比較することによって、該台紙に貼り付けられた付箋のなかから予め定められた条件に合致する付箋を抽出する第2の抽出手段
    をさらに具備し、
    前記提示手段は、前記第2の抽出手段によって抽出された付箋を他の付箋とは異なる形態で提示する
    ことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. コンピュータを、
    台紙に貼り付け得る付箋に対して行われた操作の履歴に関する情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている履歴を時系列で提示する提示手段
    として機能させるための情報処理プログラム。
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