JP2008118301A - 電子黒板システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のユーザが同時に使用する場合においても、ユーザが直感的且つ容易に操作することができる電子黒板システムを提供する。
【解決手段】電子黒板システムにおいて、表示装置801は、表示手段803に表示するドキュメントの制御を行う制御手段806と、入力装置802との間で入力装置802が持つ固有の入力装置識別子情報の通信を行う入力装置判別手段805とを備える。入力装置802は、複数の入力装置間で、または表示装置801との間で入力装置識別子情報の通信を行う入力装置判別手段808を備える。そして、制御手段806は、通信が行われると、ドキュメントの操作及び編集の処理方法を変更する制御を行う。
【選択図】図4

Description

本発明は、表示装置に画像情報及びテキスト情報により構成されるドキュメントを表示し、デジタイザ等の入力装置により、複数のユーザが表示装置に表示されるドキュメントを直接操作し、編集を行うことが可能な電子黒板システムに関する。
従来から、大画面表示装置に画像情報及びテキスト情報により構成されるドキュメントを表示することにより、会議やプレゼンテーション及び講義を行う電子黒板システムが存在する。
図14は、第1の従来例に係る電子黒板システムにおけるユーザ操作を示す図である。
図14において、デジタイザやペン等の入力装置203によりユーザ201が表示装置202の画面上にテキストやイラスト等のドキュメントを描画することが可能である(例えば、下記非特許文献1を参考)。
近年、表示装置の大画面化が進み、プラズマディスプレイやフロントプロジェクタ及びリアプロジェクションディスプレイにおいては100インチを超える画面サイズの表示装置も存在する。
このように、会議やプレゼンテーション及び講義等に使用する表示装置の大型化が進むことは、より情報を大きく見やすく表示し、またより多くの情報を表示することが可能になるメリットがある。そして、それとともに、大型化により複数のユーザが表示装置の前に立ち、複数の入力装置を用いて共同でドキュメントの編集を行うことが可能になる。このことで、より議論が活発になりクリエイティブなコラボレーションを実現する一助となる。
反面、会議やプレゼンテーション及び講義等に使用する表示装置の大型化が進むことは、ユーザの操作性を悪化させるデメリットも顕在化する。以下、図15乃至図17を用いて大画面表示装置の画面上にタッチパネル等を組み合わせ、デジタイザやペン等の入力装置によりユーザが表示装置の画面上にテキストやイラストを描画する際に顕在化する課題について説明する。
図15は、第2の従来例に係る電子黒板システムにおけるユーザ操作を示す図である。
図15は、ユーザ301、302が表示装置303の画面304の周囲に配置された機能ボタン307を押下することにより、デジタイザ305、306の機能を変更し、ドキュメントの操作及び編集を行う場合について図示したものである。ここでは大画面においてもデジタイザの機能変更を行いやすいように、画面304の左右に機能ボタン307を配置している。
ユーザA301がデジタイザ305の機能を消去ツールからペンツールに変更する場合、ユーザA301はペンアイコンが図示された機能ボタン307を押下する。このことにより、表示装置303は以降のデジタイザ305による操作をペンツールによる操作として処理する。
しかし図15の例では、ユーザA301が機能ボタン307を押下してデジタイザ305の機能を変更すると、ユーザB302が持つデジタイザ306の機能も変更されてしまい、ユーザB302が意図しないデジタイザ306の機能に変更されてしまう課題がある。
上記の課題を解決するために、図16に示す電子黒板システムも提案されている。
図16において、デジタイザ405、406は個別の識別子を持ち、デジタイザ405、406で機能ボタン407を押下すると表示装置403にデジタイザ405、406の識別子を通知することにより、表示装置403は各デジタイザに機能を設定できる。
しかし図16のシステムでは、ユーザA401がデジタイザ405の機能を変更するために、デジタイザ405を画面404の編集領域から機能ボタン407まで移動させなければならない。その結果、デジタイザ405だけでなくユーザ401の視線も移動し、思考が中断されてしまう課題がある。
上記の課題を解決するために、図17に示す電子黒板システムも提案されている。
図17において、デジタイザ505付近の画面504に機能ツールウィンドウ508を表示させ、ユーザ501はデジタイザ505で機能ツールウィンドウ508に表示された機能アイコンを選択すると表示装置503にデジタイザ505の識別子を通知する。表示装置503は各デジタイザ505、506に機能を設定できる。
デジタイザ505付近の画面504に機能ツールウィンドウ508を表示させるために、デジタイザ505に機能ツールウィンドウ508を表示するためのボタンを設け、そのボタンをクリックすることにより、機能ツールウィンドウ508を表示する場合がある。また、デジタイザ505で所定のペンジェスチャを行うことにより、機能ツールウィンドウ508を表示する場合がある。
この場合には上記の視線が移動し、思考が中断される課題は解決するが、デジタイザ505の機能を変更するためには機能ツールウィンドウ508を表示するための操作をユーザが覚える必要があるため直感的な操作とは言えない。また、デジタイザ505の機能を変更するためには、1:機能ツールウィンドウ508を表示させる。2:機能アイコンを選択する、という2つのステップの操作を行う必要があり、これもまた直感的な操作とは言えず思考が中断される課題は依然として残っていた。
このような問題を解決するシステムとして、以下の技術が提案されている。
入力操作がデジタイザやペン等により行われたか、ユーザの指により行われたか判定する。デジタイザやペン等により行われた場合には描画処理を行い、指により行われた場合には画面のスクロール処理を行うことにより、ペンと指による入力を併用し、これらを容易に使い分けることで自然な操作を実現する(例えば、下記特許文献1を参考)。
また、第一の入力の近傍で第二の入力があった際にメニューが表示され、機能を選択することにより、操作メニューを操作している近傍に表示することができ、操作性を向上させるための提案が存在する(例えば、下記特許文献2を参考)。この提案では人差し指で操作している際に中指を画面にタッチすれば操作メニューを表示できる。
また、ユーザの機能変更のための操作を極力減らすための提案が存在する(例えば、下記特許文献3を参考)。
この提案では、画面上にアノテーションを行う描画モードとアプリケーションを操作する操作モードがあり、ドラッグ距離が短い場合には描画モードから操作モードに自動的に変更し、スクロールバーでドラッグが停止したら描画モードから操作モードに変更する。
また、より少ない操作で電子黒板システムの操作を実現する提案が存在する(例えば、下記特許文献4、5を参考)。
この提案では、ユーザが画面上でデジタイザやペン等により所定のペンジェスチャ操作を行った場合、ペンジェスチャを認識し編集を行うための機能を変更したり、操作に必要なメニューを表示する。
特許第2599019号 特開2001−265475号公報 特開2005−092538号公報 特開2005−092643号公報 特開2005−092447号公報 「パイオニア株式会社 サイバーボード」2004年、http://wwwBsc.pioneer.co.jp/cAtAlog/cAtegory/fset_cyBerBoArd.html
前述のように表示装置の画面上に複数のデジタイザ等の入力装置を組み合わせた電子黒板システムにおいて、複数のデジタイザ毎に機能を割り当てて操作及び編集を行う場合に、直感的かつ少ない操作でデジタイザの機能を変更できないという課題が存在する。
また、特許文献1は、小型の個人用の情報端末においては有効であるが、複数のユーザが共同で使用する大型の表示装置に直接指を触れて操作するので、指紋や皮脂が表示面に付着し、表示装置の視認性を損ねてしまう問題があった。
また、特許文献2は、直感的な操作とは言えずユーザが操作を習得しなければならない問題があった。
また、特許文献3は、ユーザによる操作は千差万別であることから、必ずしもユーザが意図したようにモードを自動的に切り替わらない問題や、ユーザの意図と反してモードが自動的に切り替わってしまう問題がある。不完全な自動認識よりは直感的かつ簡単な操作でモードを変更できた方が現実的には使いやすい。
また、特許文献4及び特許文献5は、ペンジェスチャによりより少ない操作で電子黒板システムの操作を可能とするが、特許文献2における問題と同様に、直感的な操作とは言えず、ユーザが操作を習得しなければならない問題があった。
本発明の目的は、複数のユーザが同時に使用する場合においても、ユーザが直感的且つ容易に操作することができる電子黒板システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の電子黒板システムは、ドキュメントを表示するための表示装置と、前記表示装置上の前記ドキュメントの操作及び編集を行う複数の入力装置を備える電子黒板システムにおいて、前記表示装置は、前記ドキュメントを表示する表示手段と、前記複数の入力装置による入力操作を前記入力装置毎に区別し検出する入力検出手段と、前記入力検出手段により検出された前記入力装置による入力操作により、前記表示手段に表示するドキュメントの制御を行う制御手段と、前記入力装置との間で前記入力装置が持つ固有の入力装置識別子情報の通信を行う入力装置判別手段とを備え、前記入力装置は、前記複数の入力装置間で、または前記表示装置との間で前記入力装置識別子情報の通信を行う入力装置判別手段を備え、前記制御手段は、前記通信が行われると、前記ドキュメントの操作及び編集の処理方法を変更する制御を行うことを特徴とする。
本発明の電子黒板システムにおいて、表示装置は、表示手段に表示するドキュメントの制御を行う制御手段と、入力装置との間で入力装置が持つ固有の入力装置識別子情報の通信を行う入力装置判別手段とを備える。入力装置は、複数の入力装置間で、または表示装置との間で入力装置識別子情報の通信を行う入力装置判別手段を備える。そして、制御手段は、通信が行われると、ドキュメントの操作及び編集の処理方法を変更する制御を行う。
このように、複数の入力装置間で、または入力装置と表示装置との間で入力装置識別子情報の通信が行われると、ドキュメントの操作及び編集の処理方法を変更するので、複数のユーザが同時に使用する場合においても、ユーザが直感的且つ容易に操作することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電子黒板システムの外観を示す図である。
図1において、電子黒板システムは、スクリーン104を有するリアプロジェクション型の表示装置103及び、入力装置としてのデジタイザ105、106から構成され、教育の場やオフィスにおいて電子黒板として用いられる。
ユーザ101、102はデジタイザ105、106を用いてテキストやイラストを描画し、また表示されたアプリケーションを操作しながら説明及び議論を行っている。デジタイザ105、106の座標検出方式は、従来から実現されている光学式または電磁誘導方式を用いている。
ここでは大画面においてもデジタイザの機能変更を行いやすいように、スクリーン104の左右にホワイトボード機能を操作するための機能ボタン107を配置している。ユーザ101、102は、表示装置103のスクリーン104の周囲に配置された機能ボタン107を押下することにより、デジタイザ105、106の機能を変更し、ドキュメントの操作及び編集を行うことが可能である。
例えばユーザA101がデジタイザの機能を消去ツールからペンツール変更する場合、ユーザA101は、ペンアイコンが図示された機能ボタン107を押下する。このことにより、表示装置103は以降のデジタイザ105による操作をペンツールによる操作として処理するが、このデジタイザの機能の変更に関しては後述する。
図2は、図1の電子黒板システムの光学配置を示す図である。
図2において、電子黒板システムは、表示装置103の筐体601、映像出力源602、反射ミラー603、フレネルレンズ604、レンチキュラースクリーン605、冷却装置606を備える。
図示するように、表示装置の筐体601は前面が開口された中空直方体状を呈しており、その開口部には、垂直方向に沿うようにフレネルレンズ604及びレンチキュラースクリーン605が装着される。ここで、前面にレンチキュラースクリーン605が位置し、後面にフレネルレンズ604が位置するように重ね合わせて、エスカッションと呼ばれる前面パネルと共にスクリーンユニットとして設置されている。
筐体601の下部には、上方へ出力部を向けて映像出力源602が配置されており、その上方の筐体601の上部天井部近傍には、反射ミラー603が配置されている。この反射ミラー603は、映像出力源602とスクリーン面に臨むように傾斜させて配置されている。
反射ミラー603の傾斜角度は、映像出力源602から出力された映像光が反射ミラー603にて反射されて、スクリーンユニットの略全面に亘って背面から投影されるような角度に設定されている。
そして、電子黒板システムは、反射ミラー603にて反射された映像光が、フレネルレンズ604を介してレンチキュラースクリーン605の正面から視認しうるように投影されるような光学配置に構成されている。また、映像出力源602には、光源ランプとして例えば高圧水銀ランプが使われ、熱を発生させるため、筐体601内を冷却するための冷却装置606も備える。
図3は、図1の電子黒板システムのハードウェア構成を示す図である。
電子黒板システムは、CPU701、RAM702、ROM703、HDD704、ネットワークI/F705、入力機器I/F706、ディスプレイI/F707、撮像装置I/F708、音声入出力機器I/F7−9、キーボード710を備える。
また、電子黒板システムは、デジタイザ711、ディスプレイ712、撮像装置713、音声入力装置714、音声出力機器715、バス716を備える。
CPU701は、電子黒板システム全体の制御に加え、電子黒板システムにおける制御方法を実現するプログラムデータが指示する処理を行う。RAM702は、CPU701の動作に必要な作業メモリとして使用される。ROM703は、CPU701に必要な命令やデータを格納する。
HDD704は、電子黒板システムにおける制御方法を実現するプログラムデータ自体を格納する。また、電子黒板システムにおける制御方法を実現するプログラムデータの動作に必要な電子黒板システムにおける会議データ等のデータベース情報やデータの格納も行う。
ネットワークI/F705は、ネットワーク7117に接続するための通信制御を処理するが、環境に応じてさまざまな通信インターフェースが適用される。アクセス網に直接接続する場合は各種モデムやターミナルアダプタなどで構成され、外部装置のADSLモデムやケーブルモデムに接続する場合はイーサーネットインタフェースで構成される。
当該電子黒板システムが保持しない情報を取得する場合や、ネットワーク717を介して遠隔地間で電子黒板システムを接続し、遠隔会議を行う場合に利用されるが、本実施の形態ではネットワーク717の利用については詳述しない。
入力機器I/F706は、電子黒板システムが有するキーボード710、マウス、デジタイザ711等からの入力を処理するものであり、電子黒板システムの操作に用いられるものである。
本実施の形態では、ディスプレイ712にタッチパネル等のデジタイザ711による入力操作を検出する手段を設けることにより、ディスプレイ712の画面へ直接操作することを可能にしている。
ディスプレイI/F707及びディスプレイ712は表示部であり、CRT、プラズマディスプレイ、リアプロジェクションテレビまたは液晶ディスプレイ及びその制御回路によって構成される。電子黒板システムを用いた会議内容はこのディスプレイ712上の一部に表示される。
撮像装置I/F708及び撮像装置7113は、遠隔会議において電子黒板システムの近辺の状況を含む実画像の撮像に用いられるものであり、電子黒板システムにおいて遠隔会議の映像通信を行う際に用いられるものである。本実施の形態では撮像装置713の利用については詳述しない。
音声入出力機器I/F709は、電子黒板システムが有するマイク等の音声入力装置715、スピーカ等の音声出力装置716からの入出力を処理するものであり、電子黒板システムにおいて遠隔会議の音声通話を行う際に用いられ。本実施の形態では音声入力装置715、音声出力装置716の利用については詳述しない。符号701から709の各ブロックはシステムバス716に接続されている。
図4は、図1の電子黒板システムの機能構成を示す図である。
図4において、表示装置801は、表示手段803、入力検出手段804、入力装置判別手段805から構成されており、デジタイザ802は、入力通知手段807、入力装置判別手段808から構成される。
表示手段803は、図1に示されたリアプロジェクション型のスクリーン104であり、本電子黒板システムで利用される画面を表示している。ユーザ101、102は、表示手段803に表示されたアプリケーションをデジタイザ105、106を用いて操作するとともに、ユーザ101、102がデジタイザ105、106を用いて描画したテキストやイラストも表示される。
入力検出手段804は、デジタイザ802の入力通知手段807と連携することにより、ユーザによるデジタイザ802の操作を検出するものである。入力検出手段804により検出される情報としては、デジタイザが持つ固有の入力装置識別子情報と、デジタイザの位置情報と、デジタイザを画面にタッチすることにより発生するクリック情報が含まれる。
このことにより、入力検出手段804は、どのデジタイザ802がどの位置でクリック操作を行ったか検出することが可能である。入力されたデジタイザ802の情報は制御手段806に送られ、電子黒板システムへの操作として処理される。それによって、複数のユーザが複数のデジタイザ802を用いて操作した場合にも、デジタイザ802の入力座標を個別に判別できるため、複数のデジタイザ802を用いた同時操作が可能である。
例えば、デジタイザ802が電磁誘導方式の場合には、デジタイザ802の入力通知手段807は、共振装置、コンデンサ、センサコイル等により構成され、表示装置801の入力検出手段804は電磁誘導センサにより構成される。
表示装置801の入力装置判別手段805及び、デジタイザ802の入力装置判別手段808はデータ送受信を行う。デジタイザ802の入力装置判別手段808と、表示装置801の入力装置判別手段805の間で人体を通信媒体として利用し、人体内を介してデータが伝達される。伝達されるデータには、当該デジタイザ802に固有の入力装置判別情報が含まれ、情報は制御手段806に送られる。
図1、図4を例にすると、表示装置103、801の入力装置判別手段(機能ボタン)107、805はデジタイザ105、106、802の機能を示す複数のアイコンとして構成されている。
ユーザ101がデジタイザ105、802を握ると、入力装置判別手段808に触れることになる。この状態でユーザ101が表示装置103、801の入力装置判別手段107、805に触れると、デジタイザ105、802の入力装置判別手段808と表示装置103、801の入力装置判別手段805の間で人体を通信媒体とした通信が確立される。これにより、当該デジタイザに固有の入力装置判別情報がデジタイザ105、802から表示装置103、801に送信される。この動作については後で詳述する。
制御手段806は、本実施の形態の電子黒板システムをホワイトボードとして機能するために制御を行うものであり、表示手段803に表示するアプリケーション及び、ユーザがデジタイザを用いて描画したテキストやイラストを管理する。また、制御手段806は、ユーザがデジタイザを用いて操作を行った場合に、デジタイザの機能に応じて表示制御を行う。
図5は、図1におけるデジタイザの機能テーブルを示す図である。
図4の制御手段806は、本実施の形態の電子黒板システムで使用する複数のデジタイザの機能を個別に管理している。例えば、表示装置801の入力検出手段804により入力装置識別子情報「6208072321」を持つデジタイザによる入力を検出した場合、このデジタイザAによる操作をカーソルツールによる操作として処理する。
ユーザ101が持つデジタイザ105の機能としてカーソルツールが割り当てられている場合、制御手段806は、ユーザ101が持つデジタイザ105による操作をアプリケーション操作として処理する。
制御手段806は、操作に対応して図1に示したようなウインドウの移動操作や、テキストやイラストなどのオブジェクトの移動操作として処理し、結果を表示手段803に表示するように制御を行う。
また、ユーザ102が持つデジタイザ106の機能としてペンツールが割り当てられている場合、制御手段806は、ユーザ102が持つデジタイザ106による操作を描画操作として処理する。
制御手段806は、操作に対応して図1に示したようなテキストやイラストを表示手段803に表示するように制御を行う。同様に、デジタイザ106の機能として消去ツールが割り当てられている場合には、制御手段806は、描画したテキストやイラストを消去する処理を行い、表示制御を行う。
図6は、図4の電子黒板システムによって実行される入力装置判別処理の手順を示すフローチャートである。
本処理は、図4における制御手段806によって実行される。
図6において、まず、デジタイザ105、802の入力装置判別手段808と表示装置103、801の入力装置判別手段805の間で人体を通信媒体とした通信が可能になるように、両入力装置判別手段を通信待機状態にする(ステップS601)。
次に、ユーザ101がデジタイザ105、802を握ると、入力装置判別手段808に触れることになる(ステップS602でYES)。この状態でユーザ101が表示装置103、801の入力装置判別手段107、805であるアイコンに触れると(ステップS603でYES)、入力装置判別手段808と入力装置判別手段805の間で人体を通信媒体とした通信が確立される。そして、当該デジタイザに固有の入力装置判別情報がデジタイザ105、802から表示装置103、801に送信される(ステップS604)。
入力装置判別手段805から制御手段806に入力装置判別情報とユーザが触れたアイコンに関する情報が送信され、制御手段806が管理する、図5に示すようなデジタイザ機能テーブルの内容が更新される(ステップS605)。
例えば、表示装置801の入力装置判別手段805により、入力装置識別子情報「6208072321」を持つデジタイザを手に持ったユーザが機能を示すアイコンに触れたことを検出した場合、このデジタイザAの機能をアイコンに対応する機能に更新する。
この際に、デジタイザ105、802の機能変更をユーザが視認できるように、表示装置801の表示手段803に変更した機能を示すアイコンを数秒間ポップアップ表示させてもよい。
また、両判別手段805、808間で確立された通信を利用して、変更したデジタイザ機能の内容をデジタイザ105、802にフィードバックし、デジタイザ105、802の機能変更をユーザが視認できるようにデジタイザ105、802に表示してもよい。
例えば、デジタイザ105、802にLEDを設け、機能に対応したLEDを点灯させてもよいし、デジタイザ105、802に液晶画面を設け、液晶画面に機能を表示させてもよい。
最後に入力装置(デジタイザ)の判別が終了したとき(ステップS606でYES)、本処理を終了する。
これにより、複数のユーザが同時に使用する電子黒板システムにおいても、操作を変更するためのGUIを表示装置に表示しないため、表示装置はドキュメントの表示に最大限に利用可能である。
また、ユーザは、デジタイザの機能を変更するためにデジタイザを大きく移動させる必要がない。また、ユーザは、ペンジェスチャといった特殊な操作を覚えることなく機能に対応したアイコンに触れることにより、持っているデジタイザの機能が変更可能であり、直感的な操作を行うことが可能である。
(第2の実施の形態)
以下、本発明による電子黒板システムの第2の実施の形態について図面を参照しながら説明する。ここでは上述した第1の実施の形態との差異のみ説明を行う。
図7は、本発明の第2の実施の形態に係る電子黒板システムの外観を示す図である。
図7において、本実施の形態に係る電子黒板システムは、スクリーン1104を有するリアプロジェクション型の表示装置1103及び、入力装置としてのデジタイザ1105、1106から構成され、教育の場やオフィスにおいて電子黒板として用いられる。
スクリーン1104は、本電子黒板システムで描画される画面を表示しており、ユーザ1101、1102は、デジタイザ1105、1106を用いてテキストやイラストを描画し、また表示されたアプリケーションを操作しながら説明及び議論を行う。デジタイザ1105、1106の座標検出方式は、従来から実現されている光学式または電磁誘導方式を用いている。
第1の実施の形態においては、スクリーン104の左右にホワイトボード機能を操作するための機能を示すアイコンが描かれた入力装置判別手段(機能ボタン)107、805を配置した。
本実施の形態においては、スクリーン1104の周囲全てを入力装置判別手段1107、805とする。ユーザ1101がデジタイザ1105を持った状態で入力装置判別手段1107に触れると、入力装置判別手段808と入力装置判別手段805の間で人体を通信媒体とした通信が確立される。そして、当該デジタイザに固有の入力装置判別情報がデジタイザ1105、802から表示装置1103、801に送信される。
その場合、本実施の形態の制御手段806は、人体を通信媒体とした通信が確立状態の間はデジタイザ1105、802の機能としてカーソルツールを割り当て、ユーザ1101が持つデジタイザ1105による操作をアプリケーション操作として処理する。そして、御手段806は、操作に対応して図7に示したようなウインドウの移動操作や、テキストやイラストなどのオブジェクトの移動操作として処理し、結果を表示手段803に表示するように制御を行う。
また、ユーザ1102はデジタイザ1106を持っているが、表示装置1103、801の入力装置判別手段805、1107に触れていない。そのため、制御手段806は、デジタイザの機能としてペンツールを割り当て、ユーザ1102が持つデジタイザ1106による操作を描画操作として処理し、操作に対応して図7に示したようにテキストやイラストを表示手段803に表示するように制御を行う。
これにより、ユーザは表示装置1103に触れながらデジタイザ1105、1106を操作した場合には、ウインドウやオブジェクトの移動操作として処理されるため、周りを押さえながら操作した場合に移動やスクロールを行うといった直感的な操作が可能になる。
また、ユーザが持つデジタイザ毎にペンツール、またはカーソルツールを割り当てることが可能なため、1人がアプリケーションの操作をしながら、もう1人が描画操作を同時に行うことも可能である。
(第3の実施の形態)
以下、本発明による電子黒板システムの第3の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。ここでは上述した第1の実施の形態との差異のみ説明を行う。
図8は、本発明の第3の実施の形態に係る電子黒板システムの外観を示す図である。
図8において、本実施の形態に係る電子黒板システムは、スクリーン1204を有するリアプロジェクション型の表示装置1203及び、入力装置としてのデジタイザ1205、1206から構成され、教育の場やオフィスにおいて電子黒板として用いられる。
本実施の形態では、第1の実施の形態に係る電子黒板システムに加え、予め消去ツールの機能が固定で割り当てられたイレーサー型デジタイザ1207が追加されている。
従来の黒板またはホワイトボードのイレーサー同様の形状をした当該イレーサー型デジタイザ1207を操作することにより、ユーザが描画したテキストやイラストを消去することが可能である。デジタイザ1205、1206の機能を消去ツールに変更することなく、イレーサー型デジタイザ1207により消去操作が行えるため、より直感的な操作が可能となる。
本実施の形態のイレーサー型デジタイザ1207による消去操作には、全てのペン型デジタイザによる描画を消去する全消去モードと、特定のデジタイザによってのみ描画された描画データのみ削除する個別消去モードの2種類のモードがある。
本実施の形態では、ユーザがイレーサー型デジタイザ1207のみを持ち、操作した場合には全消去モードとなる。また、ユーザが特定のデジタイザ1205を持ちながら操作した場合には、当該デジタイザ1205によって描画された描画データを削除する、個別消去モードになるが、その動作について後述する。
図9は、図8の電子黒板システムの機能構成を示す図である。
図9において、表示装置1301は、表示手段1303、入力検出手段1304、入力装置判別手段1305から構成されている。ペン型デジタイザ1302Aは、入力通知手段1307A、入力装置判別手段1308Aから構成され、第1の実施の形態と同様である。
本実施の形態においては、これに加え、イレーサー型デジタイザ1302Bがあり、イレーサー型デジタイザ1302Bもペン型デジタイザ1302A同様に、入力通知手段1307B、入力装置判別手段1308Bから構成される。
入力検出手段1304は、イレーサー型デジタイザ1302Bの入力通知手段1307Bと連携することにより、ユーザによるイレーサー型デジタイザ1302Bの操作を検出するものである。
入力検出手段1304により検出される情報としては、デジタイザが持つ固有の入力装置識別子情報と、デジタイザの位置情報と、デジタイザを画面にタッチすることにより発生するクリック情報が含まれる。このことにより、入力検出手段1304はどのデジタイザがどの位置でクリック操作を行ったか検出することが可能である。入力されたイレーサー型デジタイザ1302Bの情報は制御手段1306に送られることにより、電子黒板システムへの消去操作として処理される。
ペン型デジタイザ1302Aの入力装置判別手段1308A及び、イレーサー型デジタイザ1302Bの入力装置判別手段1308Bはデータ送受信を行う。ペン型デジタイザ1302Aの入力装置判別手段1308A及び、イレーサー型デジタイザ1302Bの入力装置判別手段1308Bの間で人体を通信媒体として利用し、人体内を介してデータが伝達される。
伝達されるデータには、当該ペン型デジタイザ1302Aに固有の入力装置判別情報が含まれ、情報はイレーサー型デジタイザ1302Bの入力装置判別手段1308Bに送られる。
図8を例にすると、ユーザ1202がペン型デジタイザ1206、1302Aを握ると入力装置判別手段1308Aに触れることになる。この状態でユーザ1202がイレーサー型デジタイザ1207、1302Bの入力装置判別手段1308Bに触れると、入力装置判別手段1308Aと入力装置判別手段1308Bの間で人体を通信媒体とした通信が確立される。
そして、当該ペン型デジタイザ1206、1302Aに固有の入力装置判別情報がペン型デジタイザ1206、1302Aの入力装置判別手段1308Aからイレーサー型デジタイザ1207、1302Bの入力装置判別手段1308Bに送信される。この動作については後で詳述する。
制御手段1306は、本実施の形態の電子黒板システムをホワイトボードとして機能するために制御を行うものであり、表示手段1303に表示するアプリケーション及び、ユーザがデジタイザを用いて描画したテキストやイラストを管理する。また、制御手段1306は、ユーザがデジタイザを用いて操作を行った場合に、デジタイザの機能に応じて表示制御を行う。
図10は、図9の電子黒板システムによって実行される入力装置判別処理の手順を示すフローチャートである。
本処理は、図9における制御手段1306によって実行される。
図10において、まず、入力装置判別手段1308Aと入力装置判別手段1308Bの間で人体を通信媒体とした通信が可能になるように、入力装置判別手段1308Aと入力装置判別手段1308Bを通信待機状態にする(ステップS1001)。
次に、ユーザ1202がイレーサー型デジタイザ1207、1302Bを握ると入力装置判別手段1308Bに触れることになる(ステップS1002でYES)。この状態において、ユーザ1202がペン型デジタイザ1206、1302Aも握っている場合、ペン型デジタイザ1206、1302Aの入力装置判別手段1308Aに触れることになる(ステップS1003でYES)。
ペン型デジタイザ1206、1302Aの入力装置判別手段1308Aとイレーサー型デジタイザ1207、1302Bの入力装置判別手段1308Bの間で人体を通信媒体とした通信が確立される。当該ペン型デジタイザ1206、1302Aに固有の入力装置判別情報が入力装置判別手段1308Aから入力装置判別手段1308Bに送信される(ステップS1004)。
次に、ユーザ1202がイレーサー型デジタイザ1207、1302Bにより消去操作を行うと、入力検出手段1304がその操作を検出する(ステップS1005でYES)。検出される情報としては、イレーサー型デジタイザ1207、1302Bが持つ固有の入力装置識別子情報と、デジタイザの位置情報と、デジタイザを画面にタッチすることにより発生するクリック情報が含まれる。
さらに、ユーザ1202がイレーサー型デジタイザ1207、1302Bにより消去操作を行うと、上記の情報に加えて入力検出手段1304にペン型デジタイザ1206、1302Aに固有の入力装置判別情報が通知される。
消去操作に際し、ペン型デジタイザ1206、1302Aに固有の上記入力装置判別情報が含まれる場合(ステップS1006でYES)、その消去操作は制御手段1306により個別消去モードとして処理される(ステップS1007)。ペン型デジタイザ1206、1302Aにより描画されたテキスト及びイラストのみが消去され、その他のペン型デジタイザ1205により描画されたテキスト及びイラストは消去されない。
例えば、図8において、ユーザ1202が描画した、「先週の定例では」という描画データ1209及び、ユーザ1201により描画された描画データ1208が表示されている。この場合、ユーザ1202はペン型デジタイザ1206を持ちながらイレーサー型デジタイザ1207で消去操作を行った場合、ユーザ1202自身が描画した描画データ1209のみ消去される。
また、消去操作に際し、ペン型デジタイザ1206、1302Aに固有の上記入力装置判別情報が含まれない場合(ステップS1006でNO)、その消去操作は、制御手段1306により全消去モードとして処理される(ステップS1008)。この場合、全てのペン型デジタイザ1205、1206により描画されたテキスト及びイラストのみが消去される。
例えば、図8において、ユーザ1202が描画した、「先週の定例では」という描画データ1209及び、ユーザ1201により描画された描画データ1208が表示されている。ユーザ1202がペン型デジタイザ1206を持たずにイレーサー型デジタイザ1207で消去操作を行った場合、ユーザ1202自身が描画した描画データ1209及びユーザ1201により描画された描画データ1208も消去される。
また、入力装置判別手段1308Aと入力装置判別手段1308Bの間で人体を通信媒体とした通信が確立している際には、イレーサー型デジタイザ1207、1302Bが個別消去モードであることをユーザが視認できるようにする。
例えば、イレーサー型デジタイザ1207、1302BにLEDを設け、消去モードに対応したLEDを点灯させてもよいし、イレーサー型デジタイザ1207、1302Bに液晶画面を設け、液晶画面に消去モードを表示させてもよい。
最後に、入力装置判別手段1308A、1308Bによる判別処理を終了し(ステップS1009でYES)本処理を終了する。
これにより複数のユーザが同時に使用する電子黒板システムにおいても、操作を変更するためのGUIを表示装置に表示しないため、表示装置はドキュメントの表示に最大限に利用可能である。また、ユーザはデジタイザによる消去方法をメニューから選択し変更する必要がなく、また、ユーザは、ペンジェスチャといった特殊な操作を覚えることなく消去方法の変更を行うことができ、直感的な操作を行うことが可能である。
実用において、ペン型デジタイザを持ちながらイレーサー型デジタイザにより消去操作を行う場合は、ペン型デジタイザにより描画操作を行っている最中にちょっとした描画ミスを訂正する場合が多い。そのため、本実施の形態のように、同時に持っているペン型デジタイザによる描画のみを消去することは、電子黒板システムにおいて最適である。
(第4の実施の形態)
以下、本発明による電子黒板システムの第4の実施の形態について図面を参照しながら説明する。ここでは上述した第1の実施の形態との差異のみ説明を行う。
図11は、本発明の第4の実施の形態に係る電子黒板システムの外観を示す図である。
図11において、本実施の形態に係る電子黒板システムは、スクリーン1504を有するリアプロジェクション型の表示装置1503及び、入力装置としてのデジタイザ1505、1506を備える。また、本実施の形態に係る電子黒板システムは、表示装置1503を制御するリモートコントロール装置1507を備え、教育の場やオフィスにおいて電子黒板として用いられる。
スクリーン1504、本電子黒板システムで描画される画面を表示しており、ユーザ1501、1502はデジタイザ1505、1506を用いてテキストやイラストを描画し、また表示されたアプリケーションを操作しながら説明及び議論を行う。
リモートコントロール装置1507は、表示装置1503の映像チャンネルを切り替えたり、音量を制御するための装置であり、従来から実現されている赤外線方式または無線方式を用いて表示装置1503に指示を行う。
図12は、図11におけるリモートコントロール装置の構成を示す図である。また、図13は、図11の電子黒板システムの機能構成を示す図である。
第1の実施の形態においては、スクリーン104の左右にホワイトボード機能を操作するための機能を示すアイコンが描かれた入力装置判別手段107、805を配置した。
本実施の形態においては、図12に示されるようにリモートコントロール装置1601に入力装置判別手段1602A乃至1602Fを設ける。ユーザ1501がデジタイザ1505を持った状態でリモートコントロール装置1507のアイコンに触れると、即ち入力装置判別手段1602A乃至1602F、1705に触れると、以下の動作が行われる。
デジタイザ1505、1702の入力装置判別手段1708と、リモートコントロール装置1507、1701Bの入力装置判別手段1705の間で人体を通信媒体とした通信が確立される。そして、当該デジタイザに固有の入力装置判別情報がデジタイザ1505、1702からリモートコントロール装置1507、1701Bに送信される。
当該デジタイザに固有の入力装置判別情報がデジタイザ1505、1702から通知された場合、以下の動作が行われる。
リモートコントロール装置1507、1701Bのリモコン送信手段1709は、表示装置1503、1701Aのリモコン受信手段1710に入力装置判別情報とユーザが触れたアイコンに関する情報を送信する。表示装置1503、1701Aのリモコン受信手段1710は受信した情報を制御手段1706に送信する。
この際に、制御手段1706は自身が管理する図5に示すようなデジタイザ機能テーブルの内容を更新する。例えば、入力装置判別手段1705により入力装置識別子情報「6208072321」を持つデジタイザを手に持ったユーザが機能を示すアイコンに触れたことを検出した場合、その情報は制御手段1706に送られる。そして、制御手段1706は、このデジタイザAの機能をアイコンに対応する機能に更新する。
これにより、デジタイザの機能を変更しようとデジタイザを持ったユーザがリモートコントロール装置のアイコンを押下した場合、リモートコントロール装置を操作したユーザが持つデジタイザの機能のみを変更することができる。複数のユーザが複数のデジタイザを使用している場合にも他のデジタイザの機能に影響を与えないため、全てのユーザが直感的な操作を行うことができる。
また、第3の実施の形態のイレーサー型デジタイザに本実施の形態のリモートコントロール装置を組み合わせてもよい。
第2の実施の形態では、表示装置の周囲全てに入力装置判別手段を設けたが、入力装置判別手段を表示装置の一部に設けてもよい。例えば、表示装置のデジタイザ置きに入力装置判別手段を設け、ユーザがこのデジタイザ置きに触れながらデジタイザを操作した場合にデジタイザの機能を変更してもよい。
また、第2の実施の形態では、表示装置に触れながらデジタイザを操作した場合にはカーソルツールによるアプリケーションの操作として処理し、表示装置に触れずにデジタイザを操作した場合にはペンツールによる描画操作として処理する場合について説明した。しかし、変更するデジタイザの機能はこれに限定するものではない。
また、第3の実施の形態では、第1の入力装置としてペン型のデジタイザ、第2の入力装置としてイレーサー型のデジタイザを例にして説明した。しかし、第1の入力装置及び第2の入力装置はそれに限定するものではなく、また第2の入力装置による操作で変更される機能は消去操作に限定するものではない。
また、第1乃至第4の実施の形態を適宜組み合わせて利用する、あるいは一部のみを利用することも可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る電子黒板システムの外観を示す図である。 図1の電子黒板システムの光学配置を示す図である。 図1の電子黒板システムのハードウェア構成を示す図である。 図1の電子黒板システムの機能構成を示す図である。 図1におけるデジタイザの機能テーブルを示す図である。 図4の電子黒板システムによって実行される入力装置判別処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る電子黒板システムの外観を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る電子黒板システムの外観を示す図である。 図8の電子黒板システムの機能構成を示す図である。 図9の電子黒板システムによって実行される入力装置判別処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態に係る電子黒板システムの外観を示す図である。 図11におけるリモートコントロール装置の構成を示す図である。 図11の電子黒板システムの機能構成を示す図である。 第1の従来例に係る電子黒板システムにおけるユーザ操作を示す図である。 第2の従来例に係る電子黒板システムにおけるユーザ操作を示す図である。 第3の従来例に係る電子黒板システムにおけるユーザ操作を示す図である。 第4の従来例に係る電子黒板システムにおけるユーザ操作を示す図である。
符号の説明
101、102 ユーザ
103 表示装置
104 スクリーン
105、106 デジタイザ
107 機能ボタン
601 筐体
602 映像出力源
603 反射ミラー
604 フレネルレンズ
605 レンチキュラースクリーン
606 冷却装置
701 CPU
702 RAM
703 ROM
704 HDD
705 ネットワークI/F
706 入力機器I/F
707 ディスプレイI/F
708 撮像装置I/F
709 音声入出力機器I/F
710 キーボード
711 デジタイザ
712 ディスプレイ
713 撮像装置
714 音声入力装置
715 音声出力装置
801 表示装置
802 デジタイザ
803 表示手段
804 入力検出手段
805 入力装置判別手段
806 制御手段
807 入力通知手段
808 入力装置判別手段
1101、1102 ユーザ
1103 表示装置
1104 スクリーン
1105、1106 デジタイザ
1107 入力装置判別手段
1201、1202 ユーザ
1203 表示装置
1204 スクリーン
1205、1206 ペン型デジタイザ
1207 イレーサー型デジタイザ
1208、1209 描画データ
1301 表示装置
1302A ペン型デジタイザ
1302B イレーサー型デジタイザ
1303 表示手段
1304 入力検出手段
1305 入力装置判別手段
1306 制御手段
1307A、1307B 入力通知手段
1308A、1308B 入力装置判別手段
1501、1502 ユーザ
1503 表示装置
1504 スクリーン
1505、1506 デジタイザ
1507 リモートコントロール装置
1601 リモートコントロール装置
1602 機能ボタンを図示した入力装置判別手段
1701A 表示装置
1702B リモートコントロール装置
1702 デジタイザ
1703 表示手段
1704 入力検出手段
1705 入力装置判別手段
1706 制御手段
1707 入力通知手段
1708 入力装置判別手段
1709 リモコン送信手段
1710 リモコン受信手段
1711 入力通知手段

Claims (4)

  1. ドキュメントを表示するための表示装置と、前記表示装置上の前記ドキュメントの操作及び編集を行う複数の入力装置を備える電子黒板システムにおいて、
    前記表示装置は、
    前記ドキュメントを表示する表示手段と、
    前記複数の入力装置による入力操作を前記入力装置毎に区別し検出する入力検出手段と、
    前記入力検出手段により検出された前記入力装置による入力操作により、前記表示手段に表示するドキュメントの制御を行う制御手段と、
    前記入力装置との間で前記入力装置が持つ固有の入力装置識別子情報の通信を行う入力装置判別手段とを備え、
    前記入力装置は、
    前記複数の入力装置間で、または前記表示装置との間で前記入力装置識別子情報の通信を行う入力装置判別手段を備え、
    前記制御手段は、前記通信が行われると、前記ドキュメントの操作及び編集の処理方法を変更する制御を行うことを特徴とする電子黒板システム。
  2. 前記表示装置の前記入力装置判別手段は、前記表示装置の前記表示手段の近傍に配置され、前記入力手段による操作の機能を示す複数のアイコンから構成されることを特徴とする請求項1記載の電子黒板システム。
  3. 前記表示装置の前記入力装置判別手段は、前記表示装置のリモートコントロール装置上に配置され、前記入力手段による操作の機能を示す複数のアイコンから構成されることを特徴とする請求項1記載の電子黒板システム。
  4. 前記複数の入力装置の前記入力装置判別手段間、または前記入力装置の前記入力装置判別手段と前記表示装置の前記入力装置判別手段間で行う前記入力装置識別子情報の通信は、ユーザが前記複数の入力装置に同時に接触することにより、またはユーザが前記入力装置と前記表示装置の前記入力装置判別手段に同時に接触することにより、ユーザ自身を通信媒体として利用し人体を介して行うことを特徴とする請求項1記載の電子黒板システム。
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