JP2015225484A - プログラマブルコントローラ - Google Patents
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Abstract
【課題】容易にシステム復元をすることが可能なプログラマブルコントローラを提供する。【解決手段】この発明に係るプログラマブルコントローラ100は、CPU21と、制御プログラムP1、P2をそれぞれ1つ格納する複数のメモリA、Bを備えたCPUユニット2と、CPUユニット2と外部の被制御機器4との間でデータの入出力を行うI/Oユニット3とを有し、CPUユニット2は、複数のメモリA、Bの内のいずれか1つのメモリだけをCPU21と接続するメモリ切替スイッチ25と、複数のメモリA、B等の内のCPU21に接続されたメモリに格納されている制御プログラムをCPU21に接続されたメモリ以外のメモリにバックアップする、メモリ転送制御処理部27と、メモリ転送制御処理部27の処理を起動するメモリ転送スイッチ26とを備えたものである。【選択図】図1
Description
この発明は、制御プログラムの改造工事時や制御プログラムのバージョンアップ時におけるシステム復元を容易にしたプログラマブルコントローラに関するものである。
従来のプログラマブルコントローラにおいては、装置を制御する制御プログラムを容易に変更可能とするために、制御プログラム格納用のメモリを複数個備え、CPUが実行する制御プログラムをスイッチにより選択可能としている(例えば、特許文献1〜3参照)。
プログラマブルコントローラ上で稼動している制御プログラムの改造が必要となるプラントの現地改造工事(機器の入れ替え、増設など)では、プラント機器の改造が段階的にある程度の期間を通して行われる。すなわち、プログラマブルコントローラの制御プログラムの改造も、機器の改造工事に合わせて段階的に、部分毎に行っていく。
そのような改造工事は、プラントの運用を継続しながら行わなければならないことが多く、例えば、日中にプラントの現場機器側に監視員を配置して、プラントの運用は監視員が現場の盤操作を手動で行うことで継続し、その間にプログラマブルコントローラによる機器制御を一時停止して制御プログラムの改造をし、改造した制御プログラムの試験を実施する。
改造した制御プログラムの試験が複数日にまたがる場合などは、夜間には改造前の状態にプログラマブルコントローラの制御プログラムを戻し、改造前のプログラマブルコントローラの制御プログラムでプラントの自動制御を行うなど、改造後の制御プログラムを使用してテストしたり、改造前の制御プログラムに戻して通常のプラント制御をしたりを繰り返す場合が多い。
また、システムプログラムなど、プログラマブルコントローラとしての標準機能を司る制御プログラムを機能アップのためにバージョンアップする場合がある。そのバージョンアップの際に何らかの問題が発生した場合は、元のシステムプログラムにシステムを復元しなければならない。
このシステム復元をするために、制御プログラムの改造前に、プログラマブルコントローラで動作している制御プログラムのバックアップ作業を行わなければならず、そのためにはエンジニアリングツールをインストールしたパソコンをプログラマブルコントローラに接続し、動作している制御プログラムをダウンロードしてパソコン上に保存管理し、システム復元が必要となった場合は、パソコン上に保存管理されている過去の複数の制御プログラムの中から適切な制御プログラムを選択して、プログラマブルコントローラにダウンロードしなければならない。この場合、確認や機器の接続に時間を要し、また、システムの入れ替えに際し作業ミスを起こしやすいという課題があった。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、プログラマブルコントローラで動作している制御プログラムのバックアップ作業を、エンジニアリングツールをインストールしたパソコンをプログラマブルコントローラに接続して、ダウンロード作業や保存管理作業をしなくても良いようにし、また、制御プログラムを制御プログラム改造前の状態に戻す時に、エンジニアリングツールをインストールしたパソコンをプログラマブルコントローラに接続しなくても、容易に改造前の制御プログラムにシステム復元をすることを可能としたプログラマブルコントローラを得ることを目的とする。
この発明に係るプログラマブルコントローラは、
CPUと、前記CPUが使用する制御プログラムをそれぞれ1つ格納する複数のメモリを備えたCPUユニットと、
前記CPUユニットと外部の被制御機器との間でデータの入出力を行うI/Oユニットとを有し、
前記CPUユニットは、
複数の前記メモリの内のいずれか1つの前記メモリだけを前記CPUと接続するメモリ切替スイッチと、
複数の前記メモリの内の前記CPUに接続された前記メモリに格納されている前記制御プログラムを前記CPUに接続された前記メモリ以外の前記メモリにバックアップする、メモリ転送制御処理部と、
前記メモリ転送制御処理部の処理を起動するメモリ転送スイッチとを備えたものである。
CPUと、前記CPUが使用する制御プログラムをそれぞれ1つ格納する複数のメモリを備えたCPUユニットと、
前記CPUユニットと外部の被制御機器との間でデータの入出力を行うI/Oユニットとを有し、
前記CPUユニットは、
複数の前記メモリの内のいずれか1つの前記メモリだけを前記CPUと接続するメモリ切替スイッチと、
複数の前記メモリの内の前記CPUに接続された前記メモリに格納されている前記制御プログラムを前記CPUに接続された前記メモリ以外の前記メモリにバックアップする、メモリ転送制御処理部と、
前記メモリ転送制御処理部の処理を起動するメモリ転送スイッチとを備えたものである。
この発明に係るプログラマブルコントローラは、CPUユニットは、複数のメモリの内のいずれか1つのメモリだけをCPUと接続するメモリ切替スイッチと、複数のメモリの内のCPUに接続されたメモリに格納されている制御プログラムをCPUに接続されたメモリ以外のメモリにバックアップする、メモリ転送制御処理部と、メモリ転送制御処理部の処理を起動するメモリ転送スイッチとを備えたものなので、プログラマブルコントローラが設置されている現場での制御プログラム改造前に、エンジニアリングツールをインストールしたパソコンをプログラマブルコントローラに接続しダウンロード作業や保存管理作業をしなくても、容易に現在動作中の制御プログラムのバックアップを実現できる。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1に係るプログラマブルコントローラを、図を用いて説明する。
図1は、プログラマブルコントローラ100(以下、コントローラ100という)のブロック図である。
コントローラ100は、CPUユニット2とI/Oユニット3を備え、I/Oユニット3より被制御機器4に対してデータを出力したり、被制御機器4からのデータを入力したりすることによって被制御機器4の監視制御を行う。
以下、本発明の実施の形態1に係るプログラマブルコントローラを、図を用いて説明する。
図1は、プログラマブルコントローラ100(以下、コントローラ100という)のブロック図である。
コントローラ100は、CPUユニット2とI/Oユニット3を備え、I/Oユニット3より被制御機器4に対してデータを出力したり、被制御機器4からのデータを入力したりすることによって被制御機器4の監視制御を行う。
CPUユニット2は、CPU21と実行プログラムが格納されるプログラムキャッシュメモリ22(以下、単にキャッシュメモリ22という)と、制御プログラム格納用の第一メモリAと制御プログラム格納用の第二メモリBと、第一メモリAと第二メモリBに格納された制御プログラムのうち、いずれの制御プログラムでCPU21を動作させるかを作業者が選択するメモリ切替スイッチ25と、第一メモリAと第二メモリBの間で制御プログラムのバックアップを行いたいときに作業者が操作するメモリ転送スイッチ26と、メモリ転送スイッチ26がONされたときに第一メモリAと第二メモリBの間での制御プログラムのバックアップ(メモリ間コピー)を制御するメモリ転送制御処理部27とを備える。
次に、コントローラ100の動作について説明する。上述のようにコントローラ100の制御プログラムは、第一メモリAと第二メモリBに別々に格納可能であり、メモリ切替スイッチ25によりどちらの制御プログラムを使用して被制御機器4に対する制御を実行するかを選択することができる。
選択された側の制御プログラムは、コントローラ100をシステム立ち上げする時にキャッシュメモリ22に転送され、CPU21は、キャッシュメモリ22上の制御プログラムを解読しながら、I/Oユニット3を介して被制御機器4との信号の授受を実現する。
図2は、メモリ転送制御処理部27の動作を示すフローチャートである。
図2に示すように、メモリ転送制御処理部27は、メモリ転送スイッチ26の状態を常に監視している(ST100、ST110)。メモリ転送スイッチ26のON(ST110)状態を検出することによりメモリ転送処理を開始する。メモリ転送制御処理部27は、まずメモリ切替スイッチ25の状態を参照する(ST120)。
図2に示すように、メモリ転送制御処理部27は、メモリ転送スイッチ26の状態を常に監視している(ST100、ST110)。メモリ転送スイッチ26のON(ST110)状態を検出することによりメモリ転送処理を開始する。メモリ転送制御処理部27は、まずメモリ切替スイッチ25の状態を参照する(ST120)。
例えば、図1に示すようにメモリ切替スイッチ25が、第一メモリA側を選択している場合は、第一メモリAから第二メモリBへ、第一メモリAに格納されている制御プログラムP1をバックアップする(ST130)。反対にメモリ切替スイッチ25が第二メモリB側を選択している場合は、第二メモリBから第一メモリAへ、第二メモリBに格納されている制御プログラムP2をバックアップする(ST140)。
本発明の実施の形態1に係るプログラマブルコントローラ100によれば、メモリ転送スイッチ26とメモリ転送制御処理部27を設けて、第一メモリAと第二メモリBの間で制御プログラムのバックアップを実現することにより、プログラマブルコントローラが設置されている現場での制御プログラム改造前に、エンジニアリングツールをインストールしたパソコンをプログラマブルコントローラに接続しダウンロード作業や保存管理作業をしなくても、容易に現在動作中の制御プログラムのバックアップを実現できる。
また、制御プログラムのバックアップ完了後に、その時にメモリ切替スイッチ25で選択している第一メモリA又は第二メモリB上の制御プログラムを改造するが、メモリ切替スイッチ25を設けたことにより、制御プログラムを改造する前のシステム状態に復元したい場合は、エンジニアリングツールをインストールしたパソコンをプログラマブルコントローラに接続しなくても、メモリ切替スイッチ25の選択先を変更してシステムを再立ち上げするだけで制御プログラムの復元を容易に実現できる。
なお、改造後の制御プログラムも他方のプログラム格納メモリ(第一メモリA又は第二メモリB)上に残るので、前述のように昼間に改造した制御プログラムで試験をし、夜間に制御プログラムを切り替えて改造前の制御プログラムによるコントローラ100での自動制御を続行することができる。また、本実施の形態では、制御プログラム格納用のメモリとして、第一メモリと第二メモリを使用する例を示したが、3つ以上のメモリを使用しても良い。
実施の形態2.
以下、本発明の実施の形態2に係るプログラマブルコントローラを、実施の形態1と異なる部分を中心に図を用いて説明する。
実施の形態1では、メモリ転送スイッチ26とメモリ転送制御処理部27により第一メモリAと第二メモリBとの間で制御プログラムをバックアップする場合について述べた。
ところで、メモリ転送スイッチ26をONしたときにバックアップが正常に行えているか否かを確認する手段があれば、作業者はより安心して作業を行うことができる。そこで、本実施の形態では、バックアップ作業の完了を確認できる手段を追加している。
以下、本発明の実施の形態2に係るプログラマブルコントローラを、実施の形態1と異なる部分を中心に図を用いて説明する。
実施の形態1では、メモリ転送スイッチ26とメモリ転送制御処理部27により第一メモリAと第二メモリBとの間で制御プログラムをバックアップする場合について述べた。
ところで、メモリ転送スイッチ26をONしたときにバックアップが正常に行えているか否かを確認する手段があれば、作業者はより安心して作業を行うことができる。そこで、本実施の形態では、バックアップ作業の完了を確認できる手段を追加している。
図3は、プログラマブルコントローラ200(以下、コントローラ200という)のブロック図である。
図に示すように、本実施の形態では、コントローラ200のCPUユニット202にメモリ転送制御処理部227に接続されたメモリ照合処理部28を設けている。そして、メモリ間のバックアップの終了を検出したメモリ照合処理部28は、第一メモリAに格納された制御プログラムP1と、第二メモリBに格納された制御プログラムP2とが同一であるか否かを確認する。
図に示すように、本実施の形態では、コントローラ200のCPUユニット202にメモリ転送制御処理部227に接続されたメモリ照合処理部28を設けている。そして、メモリ間のバックアップの終了を検出したメモリ照合処理部28は、第一メモリAに格納された制御プログラムP1と、第二メモリBに格納された制御プログラムP2とが同一であるか否かを確認する。
また、バックアップの完了を表示するLED29(照合結果表示部)を設け、第一メモリAに格納されている制御プログラムP1と第二メモリBに格納されている制御プログラムP2とが同一である場合は、LED29を点灯させる。それぞれの制御プログラムP1、P2が同一でない場合は、LED29を点灯させない。
このように、本発明の実施の形態2に係るプログラマブルコントローラ200によれば、作業者はバックアップが正常に行えているかを目視で確認することができ、より安心して制御プログラムの改造作業に着手できる。
実施の形態3.
以下、本発明の実施の形態に係るプログラマブルコントローラを、実施の形態1と異なる部分を中心に図を用いて説明する。
実施の形態1では、メモリ転送スイッチ26とメモリ転送制御処理部27により第一メモリAと第二メモリBの間で制御プログラムをバックアップする場合について述べたが、例えば、プログラマブルコントローラが設置されている現場から、制御プログラムの開発拠点にバックアップした制御プログラムを持ち帰る場合は、エンジニアリングツールをインストールしたパソコンを、プログラマブルコントローラに接続して制御プログラムをダウンロードして保存し、CD−RやUSBメモリなどの媒体に制御プログラムファイルを転送してから持ち帰らなければならない。
以下、本発明の実施の形態に係るプログラマブルコントローラを、実施の形態1と異なる部分を中心に図を用いて説明する。
実施の形態1では、メモリ転送スイッチ26とメモリ転送制御処理部27により第一メモリAと第二メモリBの間で制御プログラムをバックアップする場合について述べたが、例えば、プログラマブルコントローラが設置されている現場から、制御プログラムの開発拠点にバックアップした制御プログラムを持ち帰る場合は、エンジニアリングツールをインストールしたパソコンを、プログラマブルコントローラに接続して制御プログラムをダウンロードして保存し、CD−RやUSBメモリなどの媒体に制御プログラムファイルを転送してから持ち帰らなければならない。
そこで、本実施の形態では、CPUユニットの第一メモリ、第二メモリを脱着可能な可搬型のメモリとして作業性の向上を図っている。
図4は、プログラマブルコントローラ300(以下、コントローラ300という)のブロック図である。
図に示すように、CPUユニット302に可搬型の第一メモリ3A装着用のソケットASと、可搬型の第二メモリ3B装着用のソケットBSを設け、第一メモリ3Aと第二メモリ3Bを着脱可能とする構成にした。
図4は、プログラマブルコントローラ300(以下、コントローラ300という)のブロック図である。
図に示すように、CPUユニット302に可搬型の第一メモリ3A装着用のソケットASと、可搬型の第二メモリ3B装着用のソケットBSを設け、第一メモリ3Aと第二メモリ3Bを着脱可能とする構成にした。
本発明の実施の形態3に係るプログラマブルコントローラ300によれば、作業者はエンジニアリングツールをインストールしたパソコンを、プログラマブルコントローラに接続して制御プログラムをダウンロードして保存し、CD−RやUSBメモリなどの媒体に制御プログラムを転送しなくても、可搬型の制御プログラム格納用の第一メモリ3Aと第二メモリ3Bを取り外して、プログラム開発拠点にバックアップした制御プログラムを持ち帰ることができ、コントローラ300に対する設置現場での作業時間を短縮できる。
実施の形態4.
以下、本発明の実施の形態4に係るプログラマブルコントローラを、実施の形態1と異なる部分を中心に図を用いて説明する。
実施の形態1では、メモリ転送スイッチ26をONした場合に、メモリ転送制御処理部27により第一メモリAと第二メモリBの間で制御プログラムをバックアップする場合について述べたが、作業者がメモリ転送スイッチ26を操作した場合のみしか、制御プログラムをバックアップすることができなかった。
以下、本発明の実施の形態4に係るプログラマブルコントローラを、実施の形態1と異なる部分を中心に図を用いて説明する。
実施の形態1では、メモリ転送スイッチ26をONした場合に、メモリ転送制御処理部27により第一メモリAと第二メモリBの間で制御プログラムをバックアップする場合について述べたが、作業者がメモリ転送スイッチ26を操作した場合のみしか、制御プログラムをバックアップすることができなかった。
制御プログラムを改造して、しばらくの期間、その制御プログラムでの運用で問題が発生しないか試験運用をするような場合などは、その試運転期間が終了した後、正式運用開始前に、改造後の制御プログラムのバックアップをプログラマブルコントローラ内で行いたい場合がある。この場合、作業者がメモリ転送スイッチ26を試験運用期間が終了した後にONにする必要がある。
そこで、本実施の形態では、このバックアップを自動で行う構成を設けている。
図5は、プログラマブルコントローラ400のブロック図である。
図6は、メモリ転送制御処理部427の動作を示すフローチャートである。
図5に示すように、CPUユニット402には、CPU21の動作時間をカウントするタイマ23を設けている。
例えば、10日間後にタイマ23がタイムアップ信号を出力するようにセットする。
図5は、プログラマブルコントローラ400のブロック図である。
図6は、メモリ転送制御処理部427の動作を示すフローチャートである。
図5に示すように、CPUユニット402には、CPU21の動作時間をカウントするタイマ23を設けている。
例えば、10日間後にタイマ23がタイムアップ信号を出力するようにセットする。
図6に示すように、まず、メモリ転送制御処理部427は、メモリ転送スイッチ26がON状態となったか否かをチェックする(ST110)。メモリ転送スイッチ26のON(立ち上がり)状態を検出すれば、実施の形態1と同様に、ST120以下のメモリ転送処理を開始する。すなわち、メモリ転送制御処理部427は、まずメモリ切替スイッチ25の状態を参照する(ST120)。
メモリ切替スイッチ25が、第一メモリA側を選択している場合は、第一メモリAから第二メモリBへ、第一メモリAに格納されている制御プログラムP1をバックアップする(ST130)。メモリ切替スイッチ25が第二メモリB側を選択している場合は、第二メモリBから第一メモリAへ、第二メモリBに格納されている制御プログラムP2をバックアップする(ST140)。
ST110でメモリ転送スイッチ26がON状態でない場合、メモリ転送制御処理部427は、タイマ23がタイムアップしているか否かをチェックする(ST115)。タイマ23がタイムアップしていない場合は(ST115−NO)、スタートに戻って以上の監視を繰り返す。
ST115において、タイマ23がタイムアップしている場合は、ST120に進み、上述と同じ手順で第一メモリA又は第二メモリBの制御プログラムP1又はP2を他方のメモリにバックアップする。
本発明の実施の形態4に係るプログラマブルコントローラ400によれば、作業員が手動でメモリ転送スイッチ26を操作しなくても、制御プログラムを改造後、一定の様子見期間が問題なく過ぎれば、メモリ転送制御処理部427により自動的に制御プログラムのバックアップを行うことができ、作業員の派遣の手間を減らすことができる。
実施の形態5.
以下、本発明の実施の形態5に係るプログラマブルコントローラを、実施の形態3と異なる部分を中心に図を用いて説明する。
実施の形態3では、コントローラ300の設置場所からプログラム開発拠点にバックアップした制御プログラムを、エンジニアリングツールをインストールしたパソコンを用いなくても持ち帰れるように、ソケットASとソケットBSを設け、可搬型のプログラム格納用の第一メモリ3Aと、可搬型のプログラム格納用の第二メモリ3Bを装着可能とする構成について述べた。
以下、本発明の実施の形態5に係るプログラマブルコントローラを、実施の形態3と異なる部分を中心に図を用いて説明する。
実施の形態3では、コントローラ300の設置場所からプログラム開発拠点にバックアップした制御プログラムを、エンジニアリングツールをインストールしたパソコンを用いなくても持ち帰れるように、ソケットASとソケットBSを設け、可搬型のプログラム格納用の第一メモリ3Aと、可搬型のプログラム格納用の第二メモリ3Bを装着可能とする構成について述べた。
ところで、例えば、実施の形態3のコントローラ300で、メモリ切替スイッチ25により第一メモリ3A装着用のソケットAS側を選択している状態で、可搬型のプログラム格納用の第一メモリ3Aを取り外して持ち帰った場合、その後、プログラマブルコントローラ300を再立ち上げした場合、メモリ切替スイッチ25で選択されている側の第一メモリ3Aがないため、制御プログラムをキャッシュメモリ22に転送することができず、システムを正常に立ち上げられなくなる。
そこで、本実施の形態では、作業者の誤操作を防止する構成をCPUユニット内に設けている。
図7は、プログラマブルコントローラ500(以下、コントローラ500という)のブロック図である。
メモリ切替スイッチ525は、これに連動してLED−A、B(脱着可否表示部)を点灯、消灯させるLED制御機能525aを備えている。LED制御機能525aは、メモリ切替スイッチ525が、ソケットAS側を選択している場合は、可搬型の第一メモリ3Aの着脱禁止を示す、例えば赤色でLED−Aを点灯し、可搬型の第二メモリ3B用のLED−Bは緑色で点灯する。反対に、メモリ切替スイッチ525が、ソケットBS側を選択している場合は、可搬型の第二メモリ3Bの着脱禁止を示す、例えば赤色でLED−Bを点灯し、可搬型の第一メモリ3A用のLED−Aは緑色で点灯する。ここでは、LEDの色を赤、緑に変更していずれも点灯したが、一色で点灯、消灯として、それぞれに禁止、許可の意味付けをしてもよい。
図7は、プログラマブルコントローラ500(以下、コントローラ500という)のブロック図である。
メモリ切替スイッチ525は、これに連動してLED−A、B(脱着可否表示部)を点灯、消灯させるLED制御機能525aを備えている。LED制御機能525aは、メモリ切替スイッチ525が、ソケットAS側を選択している場合は、可搬型の第一メモリ3Aの着脱禁止を示す、例えば赤色でLED−Aを点灯し、可搬型の第二メモリ3B用のLED−Bは緑色で点灯する。反対に、メモリ切替スイッチ525が、ソケットBS側を選択している場合は、可搬型の第二メモリ3Bの着脱禁止を示す、例えば赤色でLED−Bを点灯し、可搬型の第一メモリ3A用のLED−Aは緑色で点灯する。ここでは、LEDの色を赤、緑に変更していずれも点灯したが、一色で点灯、消灯として、それぞれに禁止、許可の意味付けをしてもよい。
また、第一メモリ3A、第二メモリ3Bのいずれかが、作業者によりコントローラ500から取り外されている場合は、切替スイッチ操作禁止LED−C(メモリ切替禁止表示部)を点灯するように構成している。
本発明の実施の形態5に係るプログラマブルコントローラ500によれば、メモリ切替スイッチ525によって選択されている側の、可搬型のプログラム格納用の第一メモリ3A又は第二メモリ3Bのいずれが、脱着を禁止されているか否かをLED−A、LED−B、LED−Cの、点灯、消灯、色状態を元に判別できるので、作業者が各LEDの状態を見て作業することにより作業ミスを防止でき、より安全に制御プログラムの改造作業をすることができる。
実施の形態6.
以下、本発明の実施の形態6に係るプログラマブルコントローラを、実施の形態4と異なる部分を中心に図を用いて説明する。
実施の形態4では、CPU21の動作時間をカウントするタイマ23を用いて、あらかじめ設定した期間中、問題なくCPU21が継続動作した場合に、自動的に動作中の制御プログラムをバックアップする構成について述べた。しかし、作業者が自動的に実施されるバックアップを意図していない状態においては、誤って、消してはいけない制御プログラムの一方に、バックアップした制御プログラムが上書きされてしまう恐れがある。
以下、本発明の実施の形態6に係るプログラマブルコントローラを、実施の形態4と異なる部分を中心に図を用いて説明する。
実施の形態4では、CPU21の動作時間をカウントするタイマ23を用いて、あらかじめ設定した期間中、問題なくCPU21が継続動作した場合に、自動的に動作中の制御プログラムをバックアップする構成について述べた。しかし、作業者が自動的に実施されるバックアップを意図していない状態においては、誤って、消してはいけない制御プログラムの一方に、バックアップした制御プログラムが上書きされてしまう恐れがある。
そこで、本実施の形態では、第一メモリA、第二メモリBの内容の誤消去を防止する構成を追加している。
図8は、プログラマブルコントローラ600のブロック図である。
図8に示すように、作業者が自動バックアップを意図しない状態でCPU21の動作時間をカウントするタイマ23が動作している場合に、自動バックアップまでのカウントダウンをしていることが一目で分かるように、CPUユニット602にタイマカウント値表示部23bを設けて、作業員にバックアップまでの時間がわかるようにている。
図8は、プログラマブルコントローラ600のブロック図である。
図8に示すように、作業者が自動バックアップを意図しない状態でCPU21の動作時間をカウントするタイマ23が動作している場合に、自動バックアップまでのカウントダウンをしていることが一目で分かるように、CPUユニット602にタイマカウント値表示部23bを設けて、作業員にバックアップまでの時間がわかるようにている。
本発明の実施の形態6に係るプログラマブルコントローラ600によれば、意図せずバックアップがなされる設定になっている場合でも、作業員が容易にその事実に気づくことができて、作業ミスを防止できる。また、いつ自動的にバックアップされるのかを視覚的に確認できるので、必要に応じてタイマ23の再設定をすることもでき、コントローラの設置場所での作業を支援することができる。
尚、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
100,200,300,400,500,600 プログラマブルコントローラ、
2,202,302,402,602 CPUユニット、
22 プログラムキャッシュメモリ、23 タイマ、23b タイマカウント値表示部、25 メモリ切替スイッチ、26 メモリ転送スイッチ、27 メモリ転送制御処理部、28 メモリ照合処理部、AS,BS ソケット、P1,P2 制御プログラム、
3 I/Oユニット、A,3A 第一メモリ、B,3B 第二メモリ、4 被制御機器。
2,202,302,402,602 CPUユニット、
22 プログラムキャッシュメモリ、23 タイマ、23b タイマカウント値表示部、25 メモリ切替スイッチ、26 メモリ転送スイッチ、27 メモリ転送制御処理部、28 メモリ照合処理部、AS,BS ソケット、P1,P2 制御プログラム、
3 I/Oユニット、A,3A 第一メモリ、B,3B 第二メモリ、4 被制御機器。
Claims (8)
- CPUと、前記CPUが使用する制御プログラムをそれぞれ1つ格納する複数のメモリを備えたCPUユニットと、
前記CPUユニットと外部の被制御機器との間でデータの入出力を行うI/Oユニットとを有し、
前記CPUユニットは、
複数の前記メモリの内のいずれか1つの前記メモリだけを前記CPUと接続するメモリ切替スイッチと、
複数の前記メモリの内の前記CPUに接続された前記メモリに格納されている前記制御プログラムを前記CPUに接続された前記メモリ以外の前記メモリにバックアップする、メモリ転送制御処理部と、
前記メモリ転送制御処理部の処理を起動するメモリ転送スイッチとを備えたプログラマブルコントローラ。 - 前記CPUユニットは、前記メモリ転送制御処理部による前記メモリ間の前記制御プログラムのバックアップが、正常に行われたか否かを照合するメモリ照合処理部を備えた請求項1に記載のプログラマブルコントローラ。
- 前記CPUユニットは、前記メモリ照合処理部が行った処理結果の内容を表示する照合結果表示部を備えた請求項2に記載のプログラマブルコントローラ。
- 前記メモリは、着脱可能な可搬型のメモリである請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプログラマブルコントローラ。
- 前記CPUユニットは、可搬型の前記メモリの着脱の禁止、許可を表示する脱着可否表示部を備える請求項4に記載のプログラマブルコントローラ。
- 前記CPUユニットは、切替先の前記メモリが取り外されているために、前記メモリ切替スイッチの操作を禁止することを表示するメモリ切替禁止表示部を備える請求項4又は請求項5に記載のプログラマブルコントローラ。
- 前記CPUユニットは、所定の時間後にタイムアップ信号を発信するタイマを備え、
前記メモリ転送制御処理部は、前記タイムアップ信号を受信したときに起動する請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のプログラマブルコントローラ。 - 前記CPUユニットは、前記タイマのカウント値を表示するタイマ表示部を備える請求項7に記載のプログラマブルコントローラ。
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---|---|---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017010159A (ja) * | 2015-06-18 | 2017-01-12 | 株式会社安川電機 | プログラマブルコントローラ |
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2014
- 2014-05-28 JP JP2014109640A patent/JP2015225484A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017010159A (ja) * | 2015-06-18 | 2017-01-12 | 株式会社安川電機 | プログラマブルコントローラ |
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