JP2015224937A - 液面検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】脱落を防止する液面検出装置を提供する。
【解決手段】オイルパンに貯留された液体の液面レベルを検出する液面検出装置は、オイルパンに対して組み付け可能であり、嵌合周壁24と嵌合孔26とを有するボデー20と、嵌合方向WFに沿って嵌合周壁24に嵌合される外筒44と外筒44の内周側において嵌合方向WFに沿って嵌合孔26に嵌合される内軸46とを一体的に形成するカバー40と、液体に浮かぶフロート50と、フロート50の位置を検出するリードスイッチ60と、を備える。外筒44は、弾性変形可能に設けられる外筒係合部44aを有し、ボデー20は、外筒係合部44aと係合可能に設けられるボデー係合部30を有する。第1位置と、第2位置と、第3位置P3とが設定される。外筒嵌合距離SP及び内軸嵌合距離SSのうち少なくとも一方は、係合距離SEよりも大きい。
【選択図】図2
【解決手段】オイルパンに貯留された液体の液面レベルを検出する液面検出装置は、オイルパンに対して組み付け可能であり、嵌合周壁24と嵌合孔26とを有するボデー20と、嵌合方向WFに沿って嵌合周壁24に嵌合される外筒44と外筒44の内周側において嵌合方向WFに沿って嵌合孔26に嵌合される内軸46とを一体的に形成するカバー40と、液体に浮かぶフロート50と、フロート50の位置を検出するリードスイッチ60と、を備える。外筒44は、弾性変形可能に設けられる外筒係合部44aを有し、ボデー20は、外筒係合部44aと係合可能に設けられるボデー係合部30を有する。第1位置と、第2位置と、第3位置P3とが設定される。外筒嵌合距離SP及び内軸嵌合距離SSのうち少なくとも一方は、係合距離SEよりも大きい。
【選択図】図2
Description
本発明は、容器に貯留された液体の液面レベルを検出する液面検出装置に関する。
従来、容器に貯留された液体の液面レベルを検出する液面検出装置が知られている。例えば特許文献1に記載の液面検出装置では、ボデー(蓋体)と、液面に浮かぶフロートを覆う外筒、及びフロートの位置を検出する検出素子を収容するための内軸を一体的に形成するカバー(ハウジング)とを備えている。そして、カバーの上端に位置する開口部は、ボデーによって液密的に封止されている。
ここで、特許文献1に記載の技術では、カバーの外筒及び内軸がボデーと嵌合することで、液密的な封止を実現するものと考えられる。しかしながら、この技術では、例えば車両等の容器内に設置され、液面検出装置に振動が作用すると、ボデーとカバーとの嵌合する箇所に摩耗が発生する恐れがあると考えられる。そして、当該摩耗によりがたつきが生じると、最悪、脱落に至る恐れがあった。
そこで、本発明者は、弾性変形可能に設けられる外筒係合部をカバーに設けると共に、外筒係合部と係合可能に設けられるボデー係合部をボデーに設ける構成について検討した。しかしながら、この構成では、ボデーとカバーとの組付工程において、カバーが少し斜めに差し込まれると、外筒係合部に意図しない弾性変形が生じて、軸ぶれにより嵌合がスムーズに行なえない恐れや、外筒係合部が破損して歩留りが低下する恐れがあった。結果として、脱落を防止する液面検出装置を円滑に提供することが困難になっていた。
本発明は、以上説明した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、脱落を防止する液面検出装置を提供することにある。
本発明は、容器(1)に貯留された液体の液面レベル(LL)を検出する液面検出装置において、容器に対して組付け可能であり、所定の嵌合方向(WF)に沿った周壁面(24a,324a)を形成する嵌合周壁(24,324)と、嵌合周壁の内周側において設けられる嵌合孔(26)とを有するボデー(20)と、ボデーに嵌合されるカバーであって、嵌合方向に沿って嵌合周壁に嵌合される外筒(44)と、外筒の内周側において嵌合方向に沿って嵌合孔に嵌合される内軸(46,246)とを一体的に形成するカバー(40)と、外筒と内軸との間に配置され、液体に浮かぶフロート(50)と、内軸に挿入され、フロートの位置を検出する検出素子(60)と、を備え、外筒は、弾性変形可能に設けられる外筒係合部(44a)を有し、ボデーは、外筒係合部と係合可能に設けられるボデー係合部(30)を有し、カバーのボデーへの嵌合に伴って外筒係合部がボデー係合部と接触する第1位置(P1)と、外筒係合部がボデー係合部により押圧されて弾性変形する第2位置(P2)と、外筒係合部が弾性復元してボデー係合部と係合する第3位置(P3)とが設定され、外筒が嵌合周壁と嵌合する箇所の距離を外筒嵌合距離(SP)と定義し、内軸が嵌合孔と嵌合する箇所の距離を内軸嵌合距離(SS)と定義し、第1位置と第3位置との距離を係合距離(SE)と定義すると、外筒嵌合距離及び内軸嵌合距離のうち少なくとも一方は、係合距離よりも大きいことを特徴とする。
このような発明によると、係合距離よりも大きい外筒嵌合距離及び内軸嵌合距離のうち少なくとも一方の嵌合距離によれば、カバーをボデーに所定の嵌合方向に沿って嵌合する場合、外筒係合部とボデー係合部との接触よりも先に、外筒と嵌合周壁との嵌合及び内軸と嵌合孔との嵌合のうち少なくとも一方が開始されることとなる。そして、カバーのボデーへの嵌合に伴って、第1位置において外筒係合部がボデー係合部と接触した後、第2位置において外筒係合部がボデー係合部により押圧されて弾性変形し、その後第3位置において外筒係合部が弾性復元してボデー係合部と係合する。これによれば、カバーが嵌合方向に沿って組み付けられるように案内された後に、外筒係合部が弾性変形された状態となるので、円滑に組み付けを行なうことができる。また、内周側と外周側とで、それぞれボデーとカバーとを嵌合するので、カバーの保持力が高まると共に振動が規制され、カバーがボデーから脱落することを防止できる。以上により、脱落を防止する液面検出装置を提供することができる。
なお、括弧内の符号は、記載内容の理解を容易にすべく、後述する実施形態において対応する構成を例示するものに留まり、発明の内容を限定するものではない。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合せることができる。
(第1実施形態)
図1に示すように、本発明の第1実施形態による液面検出装置100は、車両の内燃機関に搭載され、容器としてのオイルパン1内に設置されている。オイルパン1は、内燃機関のシリンダーブロックの底面に取り付けられ、液体としてのエンジンオイルを貯留している。液面検出装置100は、オイルパン1に貯留されたエンジンオイルの液面レベルLLを検出する。
図1に示すように、本発明の第1実施形態による液面検出装置100は、車両の内燃機関に搭載され、容器としてのオイルパン1内に設置されている。オイルパン1は、内燃機関のシリンダーブロックの底面に取り付けられ、液体としてのエンジンオイルを貯留している。液面検出装置100は、オイルパン1に貯留されたエンジンオイルの液面レベルLLを検出する。
液面検出装置100は、コネクタ部6、本体部10、及びワイヤ7を主として構成されている。コネクタ部6は、オイルパン1の側壁に設けられた開口1aを液密に塞ぐと共に、外部の車載機器(例えば、コンビネーションメータ等)と電気的に接続させるための相手側のコネクタ部(図示しない)と嵌合可能に形成されている。本体部10は、例えばブラケット2を介して、図1の設置状態においてオイルパン1に対して固定されている。そして、本体部10は、オイルパン1に貯留されたエンジンオイルの液面レベルLLを検出可能となっている。ワイヤ7は、コネクタ部6と本体部10とを電気的に接続しており、例えばブラケット2に這わせて配置されている。このようにして、液面検出装置100は、本体部10からの検出信号を、ワイヤ7及びコネクタ部6を介して、外部へ出力可能となっている。
以下、図2〜7に基づいて、液面検出装置100の本体部10について詳細に説明する。液面検出装置100の本体部10は、図2に示すように、ボデー20、カバー40、フロート50、及び検出素子としてのリードスイッチ60を備えている。
図2,3に示すボデーは、例えばポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂により形成されている。ボデー20は、ボデー区画壁22、嵌合周壁24、嵌合孔26、連通孔28、ボデー係合部30、及びフランジ部32を有している。
ボデー区画壁22は、円盤状に形成され、収容室12を区画する。ボデー区画壁22においてカバー40側には、突起状のボデーストッパ23が複数設けられている。各ボデーストッパ23は、ボデー区画壁22の径方向に沿って延伸している。各ボデーストッパ23は、ボデー区画壁22の周方向に等間隔(例えば、90°間隔)で配置されている。
嵌合周壁24は、円盤状のボデー区画壁22の外周を囲んで形成されている。嵌合周壁24は、所定の嵌合方向WFに沿った周壁面24aを外周に有している。本実施形態における嵌合方向WFとは、円盤状の厚み方向であって、カバー40からボデー20へと向かう方向となっている。
嵌合孔26は、嵌合周壁24の内周側において、円盤状のボデー区画壁22の中央にて、カバー40側に設けられ、ボデー区画壁22に対して嵌合方向WFに円柱状に凹んでいる。
連通孔28は、嵌合孔26を通じて設けられ、嵌合方向WFに凹むことでオイルパン1内に連通している。すなわち、嵌合孔26及び連通孔28によって、ボデー20は貫通されている。
ボデー係合部30は、ボデー区画壁22の外周において、嵌合周壁24を分断するように、互いに間隔を空けて複数形成されている。特に本実施形態では、ボデー係合部30は、4つ形成されている。各ボデー係合部30には、嵌合方向WFに貫通する係合孔30aが設けられている。各係合孔30aの内部には、爪状の係合突起30bが設けられている。各係合突起30bの側面は、嵌合方向WFを向いて嵌合方向WFと実質垂直な係合面30cと、嵌合方向WFとは反対方向を向いて嵌合方向WFに対して傾斜する斜面30dとをなしている。
フランジ部32は、円盤状に形成されたボデー区画壁22の外周側に鍔状に形成されている。フランジ部32には、金属により円筒状に形成された組付リング32aが埋設されている。ボデー20のフランジ部32は、組付リング32aを使ってブラケット2にネジ止めを行なうことで、オイルパン1に対して組付け可能となっている。
カバー40は、図2,4に示すように、例えばボデー20と同一の素材であるPPS樹脂により、全体として有底の円筒状に形成されている。カバー40は、底壁42、外筒44、及び内軸46を一体的に有しており、外筒44及び内軸46によってボデー20に嵌合されている。
底壁42は、カバー40における最も嵌合方向WFとは反対方向に配置され、円盤状に形成されている。
外筒44は、底壁42の外周部から嵌合方向WFに沿って突出し、円筒状に形成されている。そして、外筒44は、嵌合方向WFに沿って嵌合周壁24に圧入状態で嵌合されている。また、外筒44は、周方向のボデー係合部30に対応する4箇所に設けられている外筒係合部44aを有する。各外筒係合部44aは、弾性変形可能に設けられ、係合爪44bを形成している。各係合爪44bは、各係合孔30aに挿入可能なように、外筒44の先端から嵌合方向WFへさらに延伸している。このようにして、各外筒係合部44aと各ボデー係合部30とは、係合している。
内軸46は、外筒44の内周側において、底壁42の内周部から嵌合方向WFに沿って突出し、円筒状に形成されている。そして、内軸46は、嵌合方向WFに沿って嵌合孔26に嵌合されている。
また、底壁42においてボデー20側には、カバーストッパ43が複数設けられている。各カバーストッパ43は、内軸46から外筒44へ向けて放射状に延設されている。各カバーストッパ43は、底壁42の周方向に、等間隔(例えば、60°間隔)で配置されている。
図2に示すように、フロート50は、発泡体52及びマグネット54を有しており、エンジンオイルの液面に浮かぶことが可能となっている。発泡体52は、例えば発泡させたフェノール樹脂等のエンジンオイルよりも比重の小さい材料によって円筒状に形成されている。発泡体52の内周側には、円環状の保持溝52aが形成されている。マグネット54は、フェライト等の永久磁石であり、円筒状に形成されている。そして、マグネット54は、発泡体52の保持溝52a内に内嵌されることにより、発泡体52に保持されている。このような構成のフロート50は、カバー40の内軸46に挿通されることにより、外筒44と内軸46との間に配置され、液面レベルLLに追従して、内軸46に案内されつつ、嵌合方向WF及び嵌合方向WFとは反対方向に沿って往復移動する。また、フロート50は、ボデーストッパ23との接触によりボデー20側への移動を規制されると共に、カバーストッパ43との接触によりカバー40側への移動を規制される。
リードスイッチ60は、嵌合方向WFに沿って移動するフロート50の位置を検出する検出素子である。リードスイッチ60は、円筒状に形成されたガラス管62、及びガラス管62の両端から延出する一対のリード64a〜bを有している。リードスイッチ60は、ガラス管62の軸方向を嵌合方向WFに沿わせた姿勢にて、内軸46内に挿入され、嵌合孔26及び連通孔28の内部に亘って配置されている。具体的に、ガラス管62は、中空円筒状のガラス管であって、各リード64a〜bの各端部(以下、リード端部)を液密に収容している。各リード端部は、撓み可能に設けられており、所定の間隔を開けて対向している。各リード端部にマグネット54からの磁界が作用すると、各リード端部は、異なる磁極に磁化することで、互いに引き合う。こうして各リード端部が互いに接触することとなり、リードスイッチ60は、各リード64a〜b間にて導通可能なオン状態となる。反対に、各リード64a〜bにマグネット54からの十分な磁界が作用しなければ、各リード端部は互いに接触せず、リードスイッチ60はオフ状態となる。
ターミナル70a〜bは、黄銅等の導電性材料によって帯状に形成されている。ターミナル70a〜bは、ボデー20にインサート成形されることで、このボデー20に保持されている。一方のターミナル70aは、内軸46に収容され、ガラス管62よりも底壁42に近接する位置まで延伸している。ターミナル70aは、一方のリード64aと接続されており、このリード64aを支持している。他方のターミナル70bは、嵌合孔26の近傍にて他方のリード64bと接続されており、このリード64bを支持している。各ターミナル70a〜bに取り付けられることにより、リードスイッチ60は、ボデー20に対して保持される。
このようにして液面検出装置100がオイルパン1内に設置されると、エンジンオイルの液面レベルLLが十分高いとき、フロート50は内軸46に挿入されているリードスイッチ60に対し嵌合方向WFに移動している。この場合、マグネット54がリードスイッチ60に近接した状態となるため、リードスイッチ60は、オン状態となる。一方、エンジンオイルが減少した際には、フロート50は内軸46に挿入されているリードスイッチ60に対し嵌合方向WFとは反対方向に移動している。この場合、マグネット54がリードスイッチ60に離間した状態となるため、リードスイッチ60は、オフ状態となる。すなわち、リードスイッチ60が嵌合方向WFに沿って移動するフロート50の位置を検出することで、液面検出装置100がオイルパン1に貯留されたエンジンオイルの液面レベルLLを検出することが可能となる。
ここで、図2,5〜7を用いて、第1実施形態による液面検出装置100の製造方法として、ボデー20とカバー40との組付工程を説明する。
組付工程前のボデー20には、リードスイッチ60が溶接及び熱加締め等によってターミナル70a〜bに事前に取り付けられている。また、組付工程前のカバー40には、フロート50が内軸46に挿通された状態となっている。ただし、図5〜7においてはリードスイッチ60、ターミナル70a〜b、及びフロート50を省略して図示する。
組付工程において、ボデー20の嵌合周壁24及び嵌合孔26が形成された側と、カバー40の外筒44の先端及び内軸46の先端が形成された側とを対向させる。そして、カバー40を嵌合方向WFに沿ってボデー20に組み付ける。
具体的に、第1実施形態では、まず最初に、図5に示すように、カバー40の内軸46の先端が嵌合孔26の開口に達する状態となる(このカバー40の位置を初期位置P0とする)。ここで、内軸46の先端の外径DSが嵌合孔26の径DHと実質同一となっていることにより、内軸46は、嵌合方向WFに沿って嵌合孔26に嵌合することが可能となっており、当該嵌合によってカバー40は嵌合方向WFに沿った方向に組み付けられるように案内される。初期位置P0の状態では、外筒係合部44aの係合爪44bは、ボデー係合部30の係合突起30bと接触しておらず、フリー状態となっている。
さらにカバー40を嵌合方向WFに沿って組み付けると、図6に示すように、このようなカバー40のボデー20への嵌合に伴って、外筒係合部44aがボデー係合部30と接触する。より詳細には、外筒係合部44aの係合爪44bがボデー係合部30の係合突起30bと斜面30dにおいて接触する状態となる(このカバー40の位置を第1位置P1と設定する)。
さらにカバー40を嵌合方向WFに沿って組み付けると、図示しないが、外筒44の先端が嵌合周壁24に達する状態となる。ここで、外筒44の先端の内径DPが嵌合周壁24の外径DWよりも、例えば0.2〜0.5mm程度小さく形成されている。したがって、カバー40を嵌合方向WFに押圧することで、外筒44は外周側に変形されて、圧入状態での嵌合周壁24への嵌合を開始する。
さらにカバー40を嵌合方向WFに沿って組み付けると、図7に示すように、カバー40のボデー20への嵌合に伴って、外筒係合部44aがボデー係合部30により押圧されて弾性変形する。より詳細には、外筒係合部44aの係合爪44bがボデー係合部30の係合突起30bの斜面30dに沿って押圧されて、内周側に弾性変形する状態となる(このカバー40の位置を第2位置P2と設定する)。
さらにカバー40を嵌合方向WFに沿って組み付けると、図2に示すように、カバー40のボデー20への嵌合に伴って、外筒係合部44aが弾性復元してボデー係合部30と係合する。より詳細には、外筒係合部44aの係合爪44bがボデー係合部30の係合突起30bを乗り越え、係合面30cの裏に回り込んで、係合爪44bと係合突起30bとが係合される状態となる(このカバー40の位置を第3位置P3と設定する)。以上により、ボデー20とカバー40との組付工程が完了する。なお、第1実施形態では、第3位置P3において内軸46の先端が嵌合孔26と連通孔28との境界で止まる構造となっている。
組付工程後の液面検出装置100において、外筒44が嵌合周壁24と嵌合する箇所の距離を外筒嵌合距離SPと定義する。特に第1実施形態では、外筒嵌合距離SPは、図2に示すように、外筒44の先端と周壁面24aの端部との間の嵌合方向WFに沿った距離に該当する。また、内軸46が嵌合孔26と嵌合する箇所の距離を内軸嵌合距離SSと定義する。特に第1実施形態では、内軸嵌合距離SSは、図2に示すように、内軸46の先端と嵌合孔26の開口と間の嵌合方向WFに沿った距離に該当し、嵌合孔26の開口から嵌合孔26と連通孔28との境界までの距離と実質一致する。さらに、図2に二点鎖線で示す第1位置P1と図2に実線で示す第3位置P3との距離を係合距離SEと定義する。なお、本実施形態においては、各ボデー係合部30及び各外筒係合部44aに対応する各係合距離SEは、互いに実質同一に設定されている。
このような外筒嵌合距離SP及び内軸嵌合距離SSのうち少なくとも一方は、係合距離SEよりも大きく設定されている。より詳細には、内軸嵌合距離SSが最も大きく、その次に係合距離SEが大きく、外筒嵌合距離SPが最も小さくなっている。このような設定により、組付工程において、最も大きな内軸嵌合距離SSに対応する内軸46の嵌合孔26への嵌合が先に開始され、外筒嵌合距離SPに対応する外筒44の嵌合周壁24への嵌合が次に開始され、係合距離SEに対応する外筒係合部44aとボデー係合部30との接触がその後となる。
(作用効果)
以上説明した第1実施形態の作用効果を以下に説明する。
以上説明した第1実施形態の作用効果を以下に説明する。
第1実施形態によると、係合距離SEよりも大きい外筒嵌合距離SP及び内軸嵌合距離SSのうち少なくとも一方の嵌合距離によれば、カバー40をボデー20に所定の嵌合方向WFに沿って嵌合する場合、外筒係合部44aとボデー係合部30との接触よりも先に、外筒44と嵌合周壁24との嵌合及び内軸46と嵌合孔26との嵌合のうち少なくとも一方が開始されることとなる。そして、カバー40のボデー20への嵌合に伴って、第1位置P1において外筒係合部44aがボデー係合部30と接触した後、第2位置P2において外筒係合部44aがボデー係合部30により押圧されて弾性変形し、その後第3位置P3において外筒係合部44aが弾性復元してボデー係合部30と係合する。これによれば、カバー40が嵌合方向WFに沿って組み付けられるように案内された後に、外筒係合部44aが弾性変形された状態となるので、円滑に組み付けを行なうことができる。また、内周側と外周側とで、それぞれボデー20とカバー40とを嵌合するので、カバー40の保持力が高まると共に振動が規制され、カバー40がボデー20から脱落することを防止できる。以上により、脱落を防止する液面検出装置100を提供することができる。
また、第1実施形態によると、ボデー20は、嵌合孔26を通じてオイルパン1内に連通可能な連通孔28を有する。内軸46が連通孔28に通じる嵌合孔26に嵌合されると、連通孔28を通して空気を逃がすことができるので、しっかりと嵌合させることが可能となる。その結果、脱落を防止することができる。
(第2実施形態)
図8に示すように、本発明の第2実施形態は第1実施形態の変形例である。
図8に示すように、本発明の第2実施形態は第1実施形態の変形例である。
第2実施形態の液面検出装置200における内軸246は、第1実施形態と同様に、外筒44の内周側において、底壁42の内周部から嵌合方向WFに沿って突出し、円筒状に形成されている。ここで、内軸246の先端は、当該先端の変形を許容する窓246aを有している。より詳細には、図8に示すように、内軸246の先端には、U字型の切り欠き状の窓246aが互いに対向する箇所に2つ設けられている。そして、内軸246は、圧入状態で、嵌合方向WFに沿って嵌合孔26に嵌合されている。
このような液面検出装置200のボデー20とカバー40との組付工程において、まず最初に、内軸246の先端が嵌合孔26の開口に達する状態となる(このカバー40の位置を初期位置P0と設定する)。ここで、内軸246の先端の外径DSが嵌合孔26の径DHよりも例えば0.2〜0.5mm程度大きく形成されている。したがって、カバー40を嵌合方向WFに押圧することで、窓246aにより変形が許容された内軸246の先端は内周側に変形されて、圧入状態での嵌合周壁24への嵌合を開始する。そして、第1実施形態と同様に、この嵌合によってカバー40は嵌合方向WFに沿った方向に組み付けられるように案内される。初期位置の状態では、外筒係合部44aの係合爪44bは、ボデー係合部30の係合突起30bと接触しておらず、フリー状態となっている。
以上説明した第2実施形態においても、外筒嵌合距離SP及び内軸嵌合距離SSのうち少なくとも一方は、係合距離SEよりも大きく設定されている。したがって、第1実施形態に準じた作用効果を奏することが可能となる。
また、第2実施形態によると、圧入状態で嵌合孔26に嵌合される内軸246の先端は、当該先端の変形を許容する窓246aを有している。これによれば、外筒44よりも外径DSが小さいことにより変形し難い内軸246の先端であっても、変形し易くなるので、容易に圧入状態で嵌合できる。その結果、脱落を防止することができる。
(第3実施形態)
図9に示すように、本発明の第3実施形態は第1実施形態の変形例である。
図9に示すように、本発明の第3実施形態は第1実施形態の変形例である。
第3実施形態の液面検出装置300における嵌合周壁324は、図9に示すように、ボデー区画壁22に対して、嵌合方向WFとは反対方向に突出している。嵌合周壁324は、突出範囲を含めて嵌合方向WFに沿った周壁面324aを外周に有している。
そして、外筒嵌合距離SP及び内軸嵌合距離SSは、係合距離SEよりも大きく設定されている。ただし第3実施形態では、嵌合周壁324の突出により、外筒嵌合距離SPが最も大きく、その次に内軸嵌合距離SSが大きく、係合距離SEが最も小さくなっている。
このような液面検出装置300のボデー20とカバー40との組付工程では、まず最初に、外筒44の先端が嵌合周壁324に達する状態となる(このカバー40の位置を初期位置P0と設定する)。ここで、外筒44の先端の内径DPが嵌合周壁324の外径DWよりも、例えば0.2〜0.5mm程度小さく形成されている。したがって、カバー40を嵌合方向WFに押圧することで、外筒44は外周側に変形されて、圧入状態での嵌合周壁324への嵌合を開始する。そして、この嵌合によってカバー40は嵌合方向WFに沿った方向に組み付けられるように案内される。初期位置P0の状態では、外筒係合部44aの係合爪44bは、ボデー係合部30の係合突起30bと接触しておらず、フリー状態となっている。
さらにカバー40を嵌合方向WFに沿って組み付けると、カバー40の内軸46の先端が嵌合孔26の開口に達する状態となり、内軸46は、第1実施形態と同様に嵌合孔26に嵌合される。
以上説明した第3実施形態においても、外筒嵌合距離SP及び内軸嵌合距離SSのうち少なくとも一方は、係合距離SEよりも大きく設定されている。したがって、第1実施形態に準じた作用効果を奏することが可能となる。
また、第3実施形態によると、嵌合周壁324は、嵌合方向WFとは反対方向に突出している。これによれば、外筒嵌合距離SPを可及的に長く設定することができるので、当該外筒嵌合距離SPを、係合距離SEよりも大きくすることが容易となる。その結果、脱落を防止することができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明は、それらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明は、それらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
具体的に、第1〜第3実施形態に関する変形例1としては、検出素子は、フロート50の位置を検出するものであれば、リードスイッチ60以外の他の素子を用いてもよい。この例として、ホール素子に耐液性についての何らかの加工を施した上で、検出素子として用いてもよい。
第1〜第3実施形態に関する変形例2としては、外筒嵌合距離SP及び内軸嵌合距離SSのうち一方が、係合距離SEよりも大きいという関係を満たす限り、これら距離の大きさの順序は他の順序であってもよい。この例として、内軸嵌合距離SSが最も大きく、その次に外筒嵌合距離SPが大きく、係合距離SEが最も小さく設定されていてもよく、又は外筒嵌合距離SPが最も大きく、その次に係合距離SEが大きく、内軸嵌合距離SSが最も小さく設定されていてもよい。
第1〜第3実施形態に関する変形例3としては、ボデー20は、オイルパン1内に連通可能な連通孔28を有していなくてもよい。
第1〜第3実施形態に関する変形例4としては、内軸46の先端の外径DSが嵌合孔26の径DHよりも大きく形成されることで内軸46が圧入状態で嵌合孔26に嵌合され、かつ、外筒44の先端の内径DPが嵌合周壁24の外径DWと実質同一となっていることで外筒44がすっぽりと嵌合周壁24に嵌合されるようにしてもよい。
第1〜第3実施形態に関する変形例5としては、嵌合周壁24は周壁面24aを内周に形成してもよい。さらに、外筒44は内周側に変形されて、圧入状態で嵌合周壁24と嵌合してもよい。
第1〜第3実施形態に関する変形例6としては、本発明の適用対象は、エンジンオイルの液面レベルLLの検出に限られない。車両に搭載される他の液体、例えばブレーキフルード、エンジン冷却水、燃料等の容器内の液面検出装置に本発明は適用可能である。さらに、車両用に限らず、各種民生用機器、各種輸送機械が備える容器内の液面検出装置に、本発明は適用可能である。
100,200,300 液面検出装置、1 オイルパン(容器)、20 ボデー、24,324 嵌合周壁、24a,324a 周壁面、26 嵌合孔、28 連通孔、30 ボデー係合部、40 カバー、44 外筒、44a 外筒係合部、46,246 内軸、246a 窓、50 フロート、60 リードスイッチ(検出素子)、LL 液面レベル、WF 嵌合方向、P1 第1位置、P2 第2位置、P3 第3位置、SP 外筒嵌合距離、SS 内軸嵌合距離、SE 係合距離
Claims (4)
- 容器(1)に貯留された液体の液面レベル(LL)を検出する液面検出装置において、
前記容器に対して組み付け可能であり、所定の嵌合方向(WF)に沿った周壁面(24a,324a)を形成する嵌合周壁(24,324)と、前記嵌合周壁の内周側において設けられる嵌合孔(26)とを有するボデー(20)と、
前記ボデーに嵌合されるカバーであって、前記嵌合方向に沿って前記嵌合周壁に嵌合される外筒(44)と、前記外筒の内周側において前記嵌合方向に沿って前記嵌合孔に嵌合される内軸(46,246)とを一体的に形成するカバー(40)と、
前記外筒と前記内軸との間に配置され、前記液体に浮かぶフロート(50)と、
前記内軸に挿入され、前記フロートの位置を検出する検出素子(60)と、を備え、
前記外筒は、弾性変形可能に設けられる外筒係合部(44a)を有し、
前記ボデーは、前記外筒係合部と係合可能に設けられるボデー係合部(30)を有し、
前記カバーの前記ボデーへの嵌合に伴って前記外筒係合部が前記ボデー係合部と接触する第1位置(P1)と、前記外筒係合部が前記ボデー係合部により押圧されて弾性変形する第2位置(P2)と、前記外筒係合部が弾性復元して前記ボデー係合部と係合する第3位置(P3)とが設定され、
前記外筒が前記嵌合周壁と嵌合する箇所の距離を外筒嵌合距離(SP)と定義し、前記内軸が前記嵌合孔と嵌合する箇所の距離を内軸嵌合距離(SS)と定義し、前記第1位置と前記第3位置との距離を係合距離(SE)と定義すると、
前記外筒嵌合距離及び前記内軸嵌合距離のうち少なくとも一方は、前記係合距離よりも大きいことを特徴とする液面検出装置。 - 前記ボデーは、前記嵌合孔を通じて前記容器内に連通可能な連通孔(28)を有することを特徴とする請求項1に記載の液面検出装置。
- 圧入状態で前記嵌合孔に嵌合される前記内軸の先端は、前記先端の変形を許容する窓(246a)を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の液面検出装置。
- 前記嵌合周壁(324)は、前記嵌合方向とは反対方向に突出し、
前記外筒嵌合距離は、前記係合距離よりも大きいことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の液面検出装置。
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