JP2015224076A - 包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】変形を抑制することができる構造を持つ包装箱を提供すること。【解決手段】包装箱100は、天板20と、対向する側板対30、30(第1側板301、第2側板302)と、底板10とを備える。天板20は、幅方向に沿って2つの天板片21、21に分離されて配置される。これら天板片21、21のそれぞれの長さ方向の両端には、外フラップ23A、23Bが設けられている。外フラップ片23Aは、第1内フラップ331および第2内フラップ332の両方に跨って接続される。外フラップ片23Bは、第2内フラップ332のみに接続される。外フラップ片23Aが、第1内フラップ331および第2内フラップ332の両方に固定可能であるので、包装箱の上部の剛性を高めることができ、包装箱の長さ方向への捻じれ等の変形を抑制することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば段ボール紙や厚紙等を用いた包装箱に関する。
従来から、ボトル飲料、缶飲料、あるいはゲーブルトップ形状のパック飲料などを収容する包装箱として、段ボール製のラップアラウンド式の包装箱が使用または提案されている。
例えば特許文献1に記載の包装箱は、上壁面となる一対の平面板構成片(2A、2B)と、これら平面板構成片(2A、2B)の両端縁に連接された外フラップ構成片(4A、4B)とを備える。これら平面板構成片の端には、包装箱の完成時に、平面板2の中央で上下に重なる重合せ部(6A、6B)が形成されている。平面板2において、重合せ部同士は接着はされないことにより、ボトル飲料や缶飲料等の収納物の確認のために、包装箱の開封、再封緘が容易となる(例えば、特許文献1の明細書段落[0016]、[0019]、[0027]参照。)。
また、この包装箱では、重合せ部が、包装箱に縦横に並んで収納される複数の容器の頭部の列と列の間に配置されてなる場合には、重合せ部と容器の頭部との接触面積を減らし、隆起する重合せ部であっても包装箱を段積みした際に重合せ部を包装箱の内側に撓ませて平面板の凹凸を分散させ、積重ね姿勢を安定させることができる(特許文献1の明細書段落[0017]参照)。
特開2011-255963号公報
重合せ部は、上面(平面板)の他の領域に比べ厚く形成されるので、包装箱内の収納物の形状によっては、その収納物と干渉する場合がある。この場合、包装箱を段積みした場合に、重合せ部と干渉する収納物に押圧力が集中するおそれがある。
このような問題を解決するため、特許文献1の包装箱に重合せ部を持たせないようにした形態を考えることができる。すなわちこれは、通常の段ボール箱の天面のように、平面板構成片同士が向かい合い、互いに干渉しないような形態である。しかしながら、このような形態の包装箱では、平面板構成片および外フラップ構成片が左右に分離している。このため、例えば粘着テープやステープラーの針等により、平面板構成片同士(および外フラップ構成片同士)が接続されていないと、包装箱が、その分離部分を境界として、捻じれ等の変形が起こりやすくなる。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、変形を抑制することができる構造を持つ包装箱を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る包装箱は、天板(20)および底板(10)と、側板(30、30)と、第1内フラップ(331)と、第2内フラップ(332)と、外フラップ(23)とを具備する。
前記側板(30、30)は、包装箱の幅方向で対向する。
前記第1内フラップ(331)は、前記側板(30、30)のうち第1側板(301)の両端にそれぞれ設けられている。
前記第2内フラップ(332)は、前記側板(30、30)のうち第2側板(302)の両端にそれぞれ設けられている。
前記天板(20)および前記外フラップ(23)は、それぞれ、前記幅方向で分離されて配置され、
前記外フラップ(23)が分離されて構成される2つの外フラップ片(23A、23B)のうちの少なくとも一方が、前記第1および第2内フラップ(331、332)の両方に接続される。
これにより、外フラップを構成する片のうち一方が、第1内フラップおよび第2内フラップに固定可能であるので、包装箱の剛性が高められる。したがって、包装箱が重合せ部を持たなくても、包装箱の捻じれ等の変形を抑制することができる。
前記天板(44)は、前記分離により構成される2つの天板片(42、42')を有してもよい。そして、前記2つの天板片(42、42')は、前記第1および第2側板(331、332)から斜板(39、39)を介してそれぞれ延設されていてもよい。
斜板が設けられることにより、包装箱の段積み時に、下方の一の包装箱に加えられて側板を幅方向に膨ませようとする力の一部を、各斜板が吸収することができる。すなわち、段積み時に加えられる重量が側板と斜板とに分散されるので、「胴膨れ」(側板が外方向へ湾曲して膨らむ現象)の問題を回避することができる。
前記外フラップ(23)は、前記天板(20)の両端にそれぞれ設けられてもよく、前記天板(20)の両端に設けられた一対の前記外フラップ(23、23)は、取っ手部(75)をそれぞれ有してもよい。
一対の前記取っ手部(75)が、前記外フラップの幅方向中心位置から、前記幅方向内にて互いに逆方向にずれた位置に配置されていてもよい。
これにより、一対の取っ手部は、包装箱の深さ方向で見て対角線上の位置に、つまり斜めに配置されるので、人がこの包装箱を保持した時の安定感を向上させ、持ちやすいというメリットがある。
前記天板(20)は、前記分離により構成される2つの天板片(21、21)を有してもよい。そして、これら天板片(21、21)の突き合わせ部は、それぞれ、包装箱の前記幅方向に直交する長さ方向に対して斜めに設けられた斜線部(21b)を含んでいてもよい。
これにより、例えば天板の形状を、天板の中心を通る深さ方向の軸周りに回転対称に形成することができる。
前記天板(20)が分離されて構成される2つの天板片(21、21)の両面積は同じであってもよいし、前記2つの外フラップ片(23A、23B)の両面積は異なっていてもよい。そして、前記天板片(21、21)は、天板(20)の中心を通る深さ方向の軸周りに回転対称に配置されていてもよい。
これにより、天板の一側の2つの外フラップ片、および、他側の2つの外フラップ片も、天板の中心の周りに回転対称に配置される。これにより、天板の中心の周りに加えられるモーメントに対する、包装箱の剛性バランスを高めることができる。
前記天板(40)が分離されて構成される2つの天板片(41、41)の両面積は同じであってもよいし、前記2つの外フラップ片(43A、43A)、あるいは(43B、43B)の両面積は同じであってもよい。
これにより、包装箱の美観を向上させることができる。
前記天板(60)が分離されて構成される2つの天板片(61、61')の両面積は異なり、前記2つの外フラップ片(63、64)の両面積は異なっていてもよい。
前記2つの天板片(61、61')の両面積の比と、前記2つの外フラップ片(63、64)の両面積の比とが同じであってもよい。
以上の発明によれば、変形を抑制することができる構造を持つ包装箱を実現することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る包装箱を示す斜視図であり、組み立てられた状態を示す参考斜視図である。 図2は、図1に示す包装箱の一側面を示す。 図3は、この包装箱の展開図である(平面図またはこれと左右対称である底面図)。 図4は、本発明の第2実施形態に係る包装箱を示す斜視図である。 図5は、その包装箱の一側面を示す。 図6は、その包装箱の展開図である。 図7は、本発明の第3の実施形態に係る包装箱を示す斜視図である。 図8は、その包装箱の一側面を示す。 図9は、その包装箱の展開図である。 図10A〜Cは、本発明の第4の実施形態に係る包装箱を示す。 図11は、その包装箱の展開図である。 図12A〜Cは、本発明の第5の実施形態に係る包装箱を示す。 図13A〜Cは、本発明の第6の実施形態に係る包装箱を示す。 図14A〜Cは、本発明の第7の実施形態に係る包装箱を示す。 図15は、その包装箱の展開図である。 図16A〜Cは、本発明の第8の実施形態に係る包装箱を示す。 図17A〜Cは、本発明の第9の実施形態に係る包装箱を示す。 図18は、本発明の第10の実施形態に係る包装箱を示す一側面図である。 図19は、本発明の第11の実施形態に係る包装箱を示す一側面図である。 図20は、上記第1実施形態に係る包装箱の展開状態を示す正面図(または背面図)である。 図21は、上記第1実施形態に係る包装箱の展開状態を示す右側面図(または左側面図)である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る包装箱を示す斜視図である。図2は、図1に示す包装箱100の一側面を示す。図3は、この包装箱100の展開図である。図1に示すように、この包装箱100は、実質的に直方体形状を有し、天板20と、対向する側板30、30(第1側板301、第2側板302)と、底板10(図2、3参照)とを備える。
以降では、説明の便宜上、図1等の包装箱100の立体を直交座標系で表す。側板30、30が対向する方向を「幅方向」とし、幅方向に直交する方向を「長さ方向」とし、これら両方に垂直な方向を「深さ方向」とする。
天板20は、幅方向に沿って2つの天板片21、21に分離されて配置される。これら天板片21、21の間には、所定幅の隙間が設けられていてもよい。あるいは、天板片21、21は、深さ方向で重ならない程度に、幅方向での突き合わせによって互いに接触していてもよい。
図3に示すように、第1側板301、第2側板302の長さ方向の両端には、折れ線を介して内フラップ33、33(第1内フラップ331、第2内フラップ332)がそれぞれ設けられている。底板10の長さ方向の両端には、折れ線を介して下部外フラップ13が設けられている。
図1に示すように、天板20の長さ方向の両端には、折れ線を介して外フラップ23、23がそれぞれ設けられている。外フラップ23は、幅方向で分離されて構成されている(図1、2参照)。具体的には、外フラップ23は、以下のように構成される。図3に示すように、天板片21、21の長さ方向の両端に、折れ線を介して2つの外フラップ片23A、23Bがそれぞれ設けられている。
包装箱100の長さ方向の両側のうち一側に配置された突き合わせの外フラップ片23A、23Bにより1つの外フラップ23が形成される。
以下、説明の便宜上、1つの天板片21と、その両端に設けられた外フラップ片23A、23Bとを、まとめて「片組」(図3において符号Fで示す)と称する。
図3に示すように、例えば、天板片21、21の突き合わせ部は、2つの水平部21aと、これらの間を結ぶ斜線部21bとで構成される。斜線部21bは、包装箱100の長さ方向に対して斜めに形成されている。2つの天板片21、21の両面積は、例えば実質同じである。また、2つの天板片21、21は、深さ方向の軸周りに回転対称に配置されている。この包装箱100には、上記片組Fが2組設けられ、これらの片組Fも、深さ方向の軸周りに回転対称に配置されている。
第1側板301の両端には、第1内フラップ331、331が設けられている。第2側板302の両端にも、同様に、第2内フラップ332、332が設けられている。これら第1内フラップ331、第2内フラップ332の両面積は、実質同じになるように設計されている。これら第1内フラップ331、第2内フラップ332により、包装箱100の長さ方向の両端がほぼ塞がれるようになっている。なお、第1フラップ331と第2内フラップ332との間には、隙間があってもよい。
幅方向で突き合わせられる外フラップ片23A、23Bの両面積は異なるように設計されている。例えば、図2に示すように、一方の外フラップ片23Aの幅bは、内フラップ33の幅aより大きく設計されている。そして、他方の外フラップ片23Bの幅cは、内フラップ33の幅aより小さく設計されている。これにより、図1に示すように、外フラップ片23Aが、第1内フラップ331および第2内フラップ332の両方に跨って接続される。外フラップ片23Bは、第2内フラップ332のみに接続される。
なお、これら外フラップ23および内フラップ33同士の「接続」は、公知の接着剤等により行われ得る。内フラップ33および下部外フラップ13同士の接続も同様に公知の接着剤等により行われる。
例えば外フラップ片23Aが図示しない突起片または穴を有し、少なくとも第2内フラップ332が、その外フラップ片23Aの突起片または穴に係合する、穴または突起片を有していてもよい。この場合の「係合」も「接続」に含まれる。同様に、外フラップ片23Aを第1内フラップ331に接続するために、第1内フラップ331も、このような穴または突起片を有していてもよい。
以上のように、本実施形態に係る包装箱100によれば、外フラップ片23A、23Bのうち一方の外フラップ片23Aが、第1内フラップ331および第2内フラップ332の両方に固定可能であるので、特に、包装箱の上部の剛性を高めることができる。したがって、包装箱100が、上述した特許文献1のような「重合せ部」を持たなくても、包装箱の長さ方向への捻じれ等の変形を抑制することができる。
ここで、例えば、収納物としてペットボトル等を例に挙げる。ペットボトルの上部と下部の形状は異なる(上部の方がペットボトルが占める体積が小さい)ため、複数のペットボトルがマトリクス状に包装箱に収納される場合、その包装箱内の収納空間の上部にいくらかのスペースを確保できる。このような場合は、重合せ部が設けられていても、包装箱の段積み時に、天板がいくらかつぶれるように変形し、その重合せ部(の厚さ分の領域)がそのスペース内に位置すれば、問題はない。しかし、収納物の形状が例えば立方体や直方体である場合、それらが収納されると包装箱内の収納空間の上部には、重合せ部が配置される十分なスペースを確保できない。この場合、包装箱の段積み時に、重合せ部と干渉する収納物に押圧力が集中するおそれがある。これに対して、本実施形態に係る包装箱100では、重合せ部が設けられないので、包装箱100を段積みした場合であっても、重合せ部と干渉する収納物に対して押圧力が集中する、という懸念を解消することができる。
また、重合せ部がないことにより、段積み時に天板20に均一に押圧力が加えられ、包装箱の変形を抑制し、また、段積み時の姿勢の安定性を確保することができる。
例えば、特許文献1に記載の包装箱であって仮に重合せ部がない包装箱を想定すると、ステープラーの針等により、分離された天板や外フラップを留めることが考えられる。しかし、この場合、部品点数が増えるので、コストも増える。本実施形態によれば、このようなステープラーの針が不要であるので、コストを抑えることができる。
また、本実施形態では、特許文献1の包装箱の重合せ部に相当する領域の材料を減らすことができるので、包装箱の展開図の状態での大きさをコンパクトにすることができ、またその材料分のコストカットを実現できる。
本実施形態では、2つの外フラップ片組F(図3参照)が回転対称に配置されるので、天板20の中心の周り(深さ方向の軸周り)に加えられるモーメントに対する、包装箱100の剛性バランスを高めることができる。
[第2実施形態]
図4は、本発明の第2実施形態に係る包装箱を示す斜視図である。図5は、その包装箱の一側面を示す。図6は、その展開図である。これ以降の説明では、上記第1実施形態に係る包装箱が含む部分や機能等について実質的に同様の要素については同一の符号を付し、その説明を簡略化または省略し、異なる点を中心に説明する。
本実施形態に係る包装箱は、天板40を構成する2つの天板片41、41と、対向する側板30、30と、底板10(図5,6参照)を備える。
天板片41の両端には、外フラップ片43A、43Bが設けられている。長さ方向の一側に設けられた外フラップ片43A、43Aにより、外フラップ43が構成される。同様に、長さ方向の他側に設けられた外フラップ片43B、43Bにより、外フラップ43が構成される。
天板片41、41の両面積は同じである。また、外フラップ片43A、43Aの両面積も同じであり、外フラップ片43B、43Bの両面積も同じである。
側板30、30のうち第1側板301の両端には、それぞれ内フラップ35(第1内フラップ351、351)が設けられている。同様に、第2側板302の両端には、それぞれ内フラップ35(第2内フラップ352、352)が設けられている。
図6に示すように、各内フラップ35の縁線は、2つの水平部35aと、これらの間を結ぶ斜線部35bで構成される。斜線部35bは、包装箱の深さ方向に対して斜めに形成されている。図5に示すように、長さ方向の一側で突き合わせられる第1内フラップ351および第2内フラップ352の両面積は実質同じである。そして、これら第1内フラップ351および第2内フラップ352は、長さ方向の軸周りに回転対称に配置されている。
このような包装箱200の側面構成により、図5に示すように、外フラップ片43B、43Bのうち一方の外フラップ43Bが、第1内フラップ351および第2内フラップ352の両方に跨って接続される。反対側の外フラップ片43A、43Aも同様である。
本実施形態に係る包装箱では、天板片41、41の両面積および形状は実質同じであり、かつ、外フラップ片43A、43A(または、43B、43B)の両面積および形状も実質同じである。したがって、幅方向で対称形状となり、包装箱の美観を向上させることができる。
[第3の実施形態]
図7は、本発明の第3の実施形態に係る包装箱を示す斜視図である。図8は、その包装箱の一側面を示す。図9は、その包装箱の展開図である。
本実施形態に係る包装箱300は、天板60、この天板60の両端にそれぞれ設けられた外フラップ65、65、側板30、30、これらの側板30の両端にそれぞれ設けられた内フラップ33を備える。
天板60は、2つの天板片61、61'で構成される。外フラップ65、65は、天板片61の両端にそれぞれ設けられた外フラップ片63、63と、天板片61'の両端にそれぞれ設けられた外フラップ片64、64とで構成される。天板片61、61'の両面積は異なり、同様に、1つの外フラップ65を構成する外フラップ片63、64の両面積も異なる。天板片61、61'の面積比と、外フラップ片63、64の面積比とは同じである。面積比は適宜設計される。
具体的には、図8、9に示すように、幅方向において、天板片61の幅d'と天板片61'の幅e'が異なり、外フラップ片63、64の幅d、eも異なるように設計されている。また、内フラップ33の幅fは、幅dより大きく、幅eより小さくなるように設計されている。以上のような包装箱300の構成により、外フラップ片64が、2つの内フラップ33の両方に跨って接続される。
[第4の実施形態]
図10A〜Cは、本発明の第4の実施形態に係る包装箱を示す。図10Aは、包装箱の長さ方向で見た一側面図、図10Bは平面図、図10Cは長さ方向で見た他の側面図である。図11は、その包装箱400の展開図である。
この包装箱400において、第2の実施形態の包装箱200と異なる点は、例えば、長さ方向で一端に配置されて突き合わせられる2つの内フラップ36(第1内フラップ361、第2内フラップ362)の両面積が異なっている点である。外フラップ43を構成する外フラップ片43A、43Aのうち一方が、第1内フラップ361および第2内フラップ362の両方に跨って接続されている。一方の外フラップ片43Bも同様である。
[第5の実施形態]
図12A〜Cは、本発明の第5の実施形態に係る包装箱を示す。図12Aは、包装箱500の長さ方向で見た一側面図、図12Bは平面図、図12Cは長さ方向で見た他の側面図である。
この包装箱500は、例えば、内フラップ37(第1内フラップ371、第2内フラップ371)と、これらに接続された外フラップ43とを備える。外フラップ43は、その幅方向の中央で分離されている。
内フラップ37は、外フラップ43と重なり合う領域において、特定の形状を有する特定形状領域37aを有する。図12Aに示すように、特定形状領域37aは、例えば中央(幅方向の中央)から幅方向で突出する凸部37bと、幅方向で凹む凹部37cとを含む。すなわち、この特定形状は例えばL字状である。第1内フラップ371、第2内フラップ372のそれぞれの凸部37bと凹部37cが突き合わせられるようにして配置される。そして、外フラップ片43A、43Aの両方が、一方の凸部37bに接続され、かつ、他方の凸部37bにも接続されている。外フラップ片43B、43Bも同様である。
このような包装箱500の構成によれば、外フラップ片の両方が、互いに、両方の内フラップ37に接続されるので、より高い剛性を得ることができ、包装箱の捻じれ等の変形を抑制することができる。
[第6の実施形態]
図13A〜Cは、本発明の第6の実施形態に係る包装箱を示す。図13Aは、包装箱600の長さ方向で見た一側面図、図13Bは平面図、図13Cは長さ方向で見た他の側面図である。
この包装箱600において、外フラップ47が分離されて構成される外フラップ片47A、47Aは、上記第5の実施形態における特定形状領域37aと同一またはそれに近い形状を有する。例えばそれはL字状である。外フラップ片47B、47Bも同様である。すなわち、外フラップ片47A、47Aの凸部47b、47bの両方が、第1内フラップ331、第2内フラップ332の両方に接続されている。
[第7の実施形態]
図14A〜Cは、本発明の第7の実施形態に係る包装箱を示す。図14Aは、包装箱700の長さ方向で見た一側面図、図14Bは平面図、図14Cは長さ方向で見た他の側面図である。図15は、その包装箱700の展開図である。
この包装箱700は、異なる面積で分離された天板片42、42'で構成される天板44と、側板30(第1側板301、第2側板302)と、内フラップ33(第1内フラップ331、第2内フラップ332)と、斜板39、39とを備える。天板片42、42'は、それぞれ、第1側板301および第2側板302から各斜板39、39を介して延設されている。
天板片42、42'の面積は異なり、例えば天板片42'の方が大きい。外フラップ片46A、46Bは、それぞれ、実質的に5角形に形成されている。図14A,Cに示すように、例えば外フラップ片46Aの面積より大きい面積を有する外フラップ片46Bが、第1内フラップ331、第2内フラップ332の両方に跨って接続されている。
また、斜板39が設けられることにより、包装箱700の段積み時に、下方の一の包装箱700に加えられて側板30を幅方向に膨ませようとする力の一部を、各斜板39が吸収することができる。すなわち、段積み時に加えられる重量が側板30と斜板39とに分散されるので、胴膨れを抑制することができる。
なお、斜板39の短手方向の幅(図15において左右方向の幅)は、例えば図に示すよりも短くすることができ、適宜設計可能である。また、本実施形態の特徴である斜板は、上記各実施形態にも適用可能である。
[第8の実施形態]
図16A〜Cは、本発明の第8の実施形態に係る包装箱を示す。図16Aは、包装箱800の長さ方向で見た一側面図、図16Bは平面図、図16Cは長さ方向で見た他の側面図である。
この包装箱800は、上記第7の実施形態に係る包装箱700と同様に、斜板39、39を備える。包装箱700と異なる点は、外フラップ片27A、27Bのそれぞれの形状(実質的に4角形)、また、内フラップ38(第1内フラップ381、第2内フラップ382)の形状である。図14に示した包装箱700の内フラップ33は長方形であり、内フラップ33と天板44との間には開口が形成されるが、本実施形態の内フラップ38は実質的に5角形であり、内フラップ38と天板との間に開口はなく塞がれた状態となっている。
本実施形態に係る包装箱800では、斜板39が設けられるので、段積み時の胴膨れを抑制することができる。
[第9の実施形態]
図17A〜Cは、本発明の第9の実施形態に係る包装箱を示す。図17Aは、包装箱900の長さ方向で見た一側面図、図17Bは平面図、図17Cは長さ方向で見た他の側面図である。
この包装箱900において、天板50が分離されて構成される天板片51、51の間には、比較的広い隙間が設けられることで開口Mが設けられるように、天板片51、51の幅方向の長さが設計されている。開口Mの幅(幅方向の長さ)は、例えば、天板片51のそれに比べ、同じか、またはそれより大きくてもよい。
外フラップ片48A、48Aは、それぞれ同じ形状および面積を有する。外フラップ片48B、48Bも同様である。外フラップ片48A、48Aのうち一方が、異なる面積を持つ、第1内フラップ361、第2内フラップ362の両方に接続されている。同様に、外フラップ片48B、48Bのうち一方が、第1内フラップ361、第2内フラップ362の両方に接続されている。
このように、天板50側に、比較的広い開口Mが設けられる構成であっても、包装箱の上部の剛性を高めることができ、包装箱の捻じれ等の変形を抑制することができる。
なお、本実施形態において、外フラップ片48A、48Aの面積が異なっていてもよい。外フラップ片48B、48Bについても同様である。
[第10の実施形態]
図18は、本発明の第10の実施形態に係る包装箱を示す一側面図である。この包装箱1000は、天板80を構成する天板片81、81'、外フラップ83を構成する外フラップ片83A、83B、内フラップ53(第1内フラップ531、第2内フラップ532)を備える。
外フラップ片83Bは、第1内フラップ531、第2内フラップ532の両方に跨って接続されている。外フラップ片83Bの幅gは、例えば、第1内フラップ531の幅i、第2内フラップ532の幅j、外フラップ片片83Aの幅hのそれぞれより長く設計されている。また、内フラップ53の幅iとjとは異なるように設計されている。なお、幅iとjは同じであってもよい。
外フラップ83と下部外フラップ13との間に隙間が設けられ、また、第1内フラップ531と第2内フラップ532との間にも隙間が設けられている。これにより、比較的広い開口Nが形成される。
このような構成の包装箱1000によっても、上記同様の効果が得られ、また開口Nが設けられていても、十分な剛性を得ることができる。
[第11の実施形態]
図19は、本発明の第10の実施形態に係る包装箱を示す一側面図である。この包装箱1100は、上記第1の実施形態に係る包装箱100に取っ手部75が加えられた構成を有している。取っ手部75は、例えば外フラップ片23A、および、長さ方向でその反対側の23Aに開口部が設けられることにより形成されている。これにより、一対の取っ手部75が構成される。例えば、第1内フラップ331の対応する位置にも開口部が形成される。
一対の取っ手部75は、外フラップ23の幅方向中心位置から、その幅方向内にて互いに逆方向にずれた位置に配置される。これにより、一対の取っ手部75は、深さ方向で見て包装箱1100の両端で対角線上(斜め)の位置に配置されるので、人がこの包装箱1100を保持した時の安定感を向上させ、持ちやすいというメリットがある。
このような取っ手部は、上記第2〜10の実施形態に係る包装箱にも同様に設けられていてもよい。
[その他の実施形態]
本発明は、以上説明した実施形態に限定されず、他の種々の実施形態を実現することができる。例えば、以上の説明において、包装箱の「幅方向」および「長さ方向」は、方向を規定するための便宜上の表現に過ぎない。したがって、例えば包装箱の「幅方向」の長さが、「長さ方向」の長さより長い形態も、本発明の範囲に含まれる。
以上の各実施形態に係る包装箱では、天板の長さ方向の両端に外フラップがそれぞれ設けられていたが、その一端のみに外フラップが設けられる構成であってもよい。
以上説明した各形態の特徴部分のうち、少なくとも2つの特徴部分を組み合わせることも可能である。
10…底板
13…下部外フラップ
20、40、44、60、80…天板
21、41、42、42'61、61'、81、81'…天板片
23A、23B、27A、27B、43A、43B、46A、46B、47A、47B、48A、48B、63、64、83A、83B…外フラップ片
23、27、43、46、47、65、83…外フラップ
30…側板
39…斜板
33、35、36、37、53…内フラップ
75…取っ手部
100、200、300、400、500、600、700、800、900、1000、1100…包装箱
301…第1側板
302…第2側板
331、351、361、371、531…第1内フラップ
332、352、362、372、532…第2内フラップ

Claims (5)

  1. 天板および底板と、
    包装箱の幅方向で対向する側板と、
    前記側板のうち第1側板の両端にそれぞれ設けられた第1内フラップと、
    前記側板のうち第2側板の両端にそれぞれ設けられた第2内フラップと、
    前記天板の少なくとも一端に設けられた外フラップとを具備し、
    前記天板および前記外フラップは、それぞれ、前記幅方向で分離されて配置され、
    前記外フラップが分離されて構成される2つの外フラップ片のうちの少なくとも一方が、前記第1および第2内フラップの両方に接続される
    包装箱。
  2. 請求項1に記載の包装箱であって、
    前記天板は、前記分離により構成される2つの天板片を有し、
    前記2つの天板片は、前記第1および第2側板から斜板を介してそれぞれ延設されている
    包装箱。
  3. 請求項1または2に記載の包装箱であって、
    前記外フラップは、前記天板の両端にそれぞれ設けられ、
    前記天板の両端に設けられた一対の前記外フラップは、取っ手部をそれぞれ有する
    包装箱。
  4. 請求項3に記載の包装箱であって、
    一対の前記取っ手部が、前記外フラップの幅方向中心位置から、前記幅方向内にて互いに逆方向にずれた位置に配置される
    包装箱。
  5. 請求項1から4のうちいずれか1項に記載の包装箱であって、
    前記天板は、前記分離により構成される2つの天板片を有し、
    前記各天板片の突き合わせ部は、それぞれ、包装箱の前記幅方向に直交する長さ方向に対して斜めに設けられた斜線部を含む
    包装箱。
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