JP2015223592A - ダイ取り出し方法及び金型交換装置 - Google Patents

ダイ取り出し方法及び金型交換装置 Download PDF

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Abstract

【課題】より確実にエジェクタパイプからダイを取り外せるダイ取り出し方法を提供する。
【解決手段】タレット(5)のダイ装着孔(5a)に装着されたダイ(D)を取り出すダイ取り出し方法を、ダイ(D)を、その下面がタレット(5)の上面以上となるグリップ位置までエジェクタ部材(7)により持ち上げるダイ持ち上げステップと、グリップ位置まで持ち上げられたダイ(D)をダイグリッパ(16)で把持する把持ステップと、ダイグリッパ(16)で把持したダイ(D)をエジェクタ部材(7)上で摺動させる引き剥がしステップと、引き剥がしステップの実行途中又は実行後に、ダイグリッパ(16)を上昇させてダイ(D)を上昇させるダイ上昇ステップと、を含むものとした。
【選択図】図3

Description

本発明は、タレットパンチプレス機のタレットからダイを取り出すためのダイ取り出し方法とその方法を実行する金型交換装置とに関する。
自動金型交換装置(以下、ATCとも称する)付きのタレットパンチプレス機において、タレットからATCでダイを取り外す際には、通常、ダイプッシャを上昇させて、タレットに上下動自在に備えられたエジェクタパイプ及びそれに載置されたダイを持ち上げる。そして、ダイがダイ装着孔から抜け出た位置に達したら、ダイをクランパ(ダイグリッパ)により掴み持ち上げて、エジェクタパイプから上方に遊離させる。
ここで、エジェクタパイプの上面が平坦面であると、ダイが大口径でエジェクタパイプとの接触面積が大きい場合などにおいて、エジェクタパイプの上面とダイの下面との間に潤滑油(エアブローオイルなど)が介在した場合に、両面が密着状態となって実質的に固着し、上方への遊離が困難になる場合がある。
そこで、特許文献1には、エジェクタパイプの上面にローレット状の溝を形成する凹凸部を刻設することで、その面とダイの下面との間に潤滑油が介在しても、両面が固着しないようにすることが記載されている。
特開2000−254740号公報
ところで、エジェクタパイプの上面に、特許文献1に記載されたような凹凸部を形成しても、ダイがタレットのダイ装着孔に長時間収められている、などの条件によっては潤滑油によりエジェクタパイプとダイとが強固に密着し、両部材の上方への遊離が難しくなる場合があった。
そこで、ダイの取り出しにおいて、エジェクタパイプからダイをより確実に取り外すことができることが望まれている。
すなわち、本発明が解決しようとする課題は、より確実にエジェクタパイプからダイを取り外せるダイ取り出し方法及び金型交換装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は次の手順及び構成を有する。
1) タレットのダイ装着孔に装着されたダイを取り出すダイ取り出し方法であって、
前記ダイを、前記ダイの下面が前記タレットの上面以上となるグリップ位置まで前記タレットに上下動自在に設けられたエジェクタ部材により持ち上げるダイ持ち上げステップと、
前記グリップ位置まで持ち上げられたダイをダイグリッパで把持する把持ステップと、
前記ダイグリッパで把持した前記ダイを前記エジェクタ部材上で摺動させる引き剥がしステップと、
前記引き剥がしステップの実行途中又は実行後に、前記ダイグリッパを上昇させて前記ダイを前記エジェクタ部材の上面から上昇させるダイ上昇ステップと、
を含むことを特徴とするダイ取り出し方法である。
2) 前記引き剥がしステップにおいて、前記摺動を1回以上の往復移動として実行することを特徴とする1)に記載のダイ取り出し方法である。
3) 前記エジェクタ部材を下部プッシャにより持ち上げると共に、前記引き剥がしステップにおいて前記下部プッシャを下降退避させて前記エジェクタ部材を自重落下可能な状態にすることを特徴とする1)又は2)に記載のダイ取り出し方法である。
4) タレットのダイ装着孔に装着されたダイを取り出して交換する金型交換装置であって、
前記ダイ装着孔に装着された前記ダイを下方側から持ち上げるエジェクタ部材と、
前記エジェクタ部材により持ち上げられたダイを把持するダイグリッパと、
前記ダイグリッパを上昇及び水平移動させる駆動部と、
を備え、
前記駆動部は、前記ダイを把持した前記ダイグリッパを水平移動して、前記ダイを前記エジェクタ部材上で摺動させると共に、前記ダイグリッパを、前記水平移動の途中又は前記水平移動の後に上昇させて前記ダイを持ち上げることを特徴とする金型交換装置である。
5) 前記エジェクタ部材を下方側から上方に付勢するプッシャと前記プッシャを上下動させるプッシャ駆動部と、を備え、
前記プッシャ駆動部は、前記駆動部が前記ダイを把持した前記ダイグリッパを上昇させる前に、前記プッシャを下方退避させて前記エジェクタ部材を自重落下可能な状態にすることを特徴とする4)に記載の金型交換装置である。
本発明によれば、より確実にエジェクタパイプからダイを取り外せる、という効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る金型交換装置の実施例である金型交換装置10を説明するための模式的正面図である。 本発明の実施の形態に係るダイ取りだし方法の実施例を説明するための第1の動作図である。 第2の動作図である。 金型交換装置10の構成を説明するためのブロック図である。 金型交換装置10が実行するダイ引き剥がし動作を説明するための模式的部分上面図である。 金型交換装置10が実行する引き剥がしリトライ動作を説明するための動作図である。 ダイが成形用ダイDAの場合のダイ取り出し方法を説明するための動作図である
図1は、タレットパンチプレス機1とそれに用いられる金型交換装置(ATC)10とを説明するための模式的側面図である。
図1に示されるように、金型交換装置10は、タレットパンチプレス機1と、複数のダイDを収納する金型収納装置(図示せず)との間に設けられている。
金型交換装置10は、タレットパンチプレス機1の下部タレット5に装着されたダイDを交換すると共に金型収納装置との間でダイDを移送するものである。
タレットパンチプレス機1の上フレーム2及び下フレーム3には、それぞれ上部タレット4及び下部タレット5が垂直な軸線CLa及び軸線CLb周りに回転自在に取り付けられている。この上部タレット4及び下部タレット5は、タレット用回転モータ6などによって回転するようになっている。
上部タレット4は、円盤状に形成され、パンチPを着脱自在に支持するパンチ装着孔4aが、周方向に間隔をおいて複数形成されている。
下部タレット5は、円盤状に形成され、ダイDを、エジェクタ部材であるエジェクタパイプ7を介して着脱自在に支持するダイ装着孔5aが、周方向に間隔をおいて複数形成されている。
下部タレット5は、回転により、所定位置のダイ装着孔5aを、ダイ交換位置S(ダイ装着孔5aに対してダイDの取り付け、取り外しをする位置)に割出し位置決め可能とされている。
エジェクタパイプ7とそれが挿入されているダイ装着孔5aとは、下方側が縮径する段付き係合とされ、エジェクタパイプ7は、下方への移動が規制されて抜け落ちないようになっている。
金型交換装置10の装置本体11は、ナット部材12bと貫通孔12aとを有する昇降体12,ボールねじ部材13,及び水平駆動用ボールねじ部材14を備えている。
昇降体12は、ボールねじ部材13に対し、ナット部材12bが螺合することで昇降動自在に支持されている。
昇降体12の先端部には、交換アーム15の先端部が水平方向(矢印DRb方向)に移動自在に設けられている。交換アーム15の先端側には、ダイDを水平方向からクランプするダイグリッパ16が設けられている。ダイグリッパ16は、交換アーム15に設けられたグリッパ駆動用モータ16aの駆動によって、ダイDを把持するクランプ動作を行うようになっている。
グリッパ駆動用モータ16aは、発生しているトルクを、トルク検出信号SG1(図4参照)として送出する。このトルク検出信号SG1は、制御部CTにフィードバックされる。
制御部CTは、ダイグリッパ16がダイDを把持しているか否かをトルク検出信号SG1に基づいて判定する。この検出機能はトルクコントロール機能と称される。
具体的には、グリッパ駆動用モータ16aの動作トルクにトルク制限値を予め設定しておく。そして制御部CTは、クランプ動作において、グリッパ駆動用モータ16aに発生しているトルクがトルク制限値に達した場合に、ダイDを把持した、と判定する。
装置本体11には、昇降体12と交換アーム15とを一体的に昇降させるアーム昇降用モータ17が設けられている。アーム昇降用モータ17の出力軸には、ボールねじ部材13が連動連結されている。
これにより、アーム昇降用モータ17の駆動でボールねじ部材13が回転すると、昇降体12は、ボールねじ部材13の回転方向に応じて上下方向(矢印DRa方向)に移動するようになっている。
昇降体12には、交換アーム15を水平移動(矢印DRb方向)させるためのアーム水平駆動用モータ18が設けられている。アーム水平駆動用モータ18の出力軸には、水平駆動用ボールねじ部材14が連結されている。
また、水平駆動用ボールねじ部材14に螺合するナット部材15aが交換アーム15と一体に設けられている。
これにより、アーム水平駆動用モータ18の駆動で水平駆動用ボールねじ部材14が回転すると、交換アーム15は、水平駆動用ボールねじ部材14の回転方向に応じた方向で水平に移動するようになっている。
また、図示しない回転駆動手段により、昇降体12と交換アーム15とは、一体的に水平面内において旋回回転自在に設けられており、ダイ交換位置Sと金型収納位置との間を旋回移動可能となっている。
下フレーム3における下部タレット5の下方側には、下部昇降エアシリンダ(下部昇降駆動部)20が水平方向へ移動自在に設けられている。
詳しくは、下フレーム3には、下部昇降エアシリンダ20を水平方向へ移動させる移動エアシリンダ25が設けられている。移動エアシリンダ25のピストンロッド26の先端部に下部昇降エアシリンダ20が連結されている。
下部昇降エアシリンダ20から上方に向け出入りするロッド21の先端部には、下部プッシャ22が設けられている。
下部プッシャ22は、下部昇降エアシリンダ20の動作でロッド21が延びることで上昇し、ダイ交換位置Sに位置決めされたエジェクタパイプ7を下方向から上方に向け付勢する。すなわち、下部昇降エアシリンダ20はプ下部プッシャ22を昇降させるプッシャ駆動部として機能する。
下部昇降エアシリンダ20には、下部プッシャ22の上昇端を検出する上昇端検出オートスイッチ23が設けられている。
交換アーム15の先端部におけるダイグリッパ16の上方には、上部昇降エアシリンダ(上部昇降駆動部)30が設けられている。
上部昇降エアシリンダ30から下方に出入りするロッド31の先端部には、上部プッシャ32が設けられている。
上部プッシャ32は、上部昇降エアシリンダ30の動作でロッド31が延びることで下降し、ダイ交換位置Sに位置決めされたダイDを上方向から下方に向け押圧する。
上部昇降エアシリンダ30には、上部プッシャ32の押し位置(ダイDを押圧する位置)を検出する押し位置検出オートスイッチ33が設けられている。
金型交換装置10は、上部昇降エアシリンダ(上部昇降駆動部)30に、一対の出力切り換え手段である切り換えバルブ30a(図4参照)を有している。これにより、上部昇降エアシリンダ30は、上部プッシャ32を押し出す押し出力と、上部プッシャ32を引き戻す戻し出力と、をそれぞれ分けて出力するようになっている。
例えば、タレットパンチプレス機1の下部タレット5のダイ装着孔5aからダイDを抜き取る際には、一対の切り換えバルブ30aの一方による押し出力の指令により、上部プッシャ32の押し出力をONして上部プッシャ32を押し出す。
次いで、上部プッシャ32のダイDの押し位置を押し位置検出オートスイッチ33で検出したら、上部プッシャ32の押し出力をOFF(切)にして、上部プッシャ32が元の位置に戻らないようにする。
そして、上部プッシャ32は、一対の切り換えバルブ30aの他方による戻し出力の指令により上部プッシャ32の戻し出力がONされることで、元の位置に戻るようになっている。
上述の金型交換装置10の動作は、ブロック図である図4に示されるように、タレットパンチプレス機1のNC制御盤の制御部CTにより制御される。
また、上部プッシャ32の押し出しは、制御部CTからの金型交換指令の受信と同時に行われるようになっている。
次に、タレットパンチプレス機1の下部タレット5のダイ装着孔5aからダイDを取り出す工程を、ダイDをダイグリッパ16でクランプする前までを前段として図2(a)〜図2(d)を参照して説明する。また、クランプしてから後を後段として図3(a)〜図3(c)を参照して説明する。
<前段>
金型交換作業に際し、制御部CTは、図2(a)の矢印DRcで示されるように、移動エアシリンダ25(図1参照)を動作させて下部昇降エアシリンダ(下部昇降駆動部)20を退避位置(二点鎖線で記載した位置)からダイ交換位置S(図1参照)のダイ装着孔5aに対応した位置へ移動させる。
また、制御部CTは、上部昇降エアシリンダ30を動作させて上部プッシャ32をダイDの押し位置まで下降させる(矢印DRd参照)。
上部プッシャ32が押し位置に達すると、上部昇降エアシリンダ30にある押し位置検出オートスイッチ33(図1参照)がONされる。
次に、制御部CTは、アーム水平駆動用モータ18(図1参照)を駆動して交換アーム15を水平移動させ(矢印DRe)、上部昇降エアシリンダ30を、下部タレット5のダイ交換位置S(図1参照)に予め位置させておいた所定のダイ装着孔5a上に移動させる。
次に、制御部CTは、アーム昇降用モータ17(図1参照)を駆動してダイ交換位置S(図1参照)にあるダイ装着孔5aに対し、上方から交換アーム15を下降させ(矢印DRf)、ダイクランプ位置で停止させる。この状態が図2(b)に示される。ダイクランプ位置は、下部タレット5のダイ装着孔5a毎に測定された座標値による。
次に、制御部CTは、下部昇降エアシリンダ20を動作させて下部プッシャ22を上昇させる。下部プッシャ22は、上昇途中でエジェクタパイプ(エジェクタ部材)7に当接し、そのままエジェクタパイプ7とエジェクタパイプ7に乗っているダイDとを持ち上げる〔図2(c):矢印DRg〕。
更なる上昇で、ダイDが上部プッシャ32の押し位置に達すると、押し位置検出オートスイッチ33(図1参照)がOFFになって上部昇降エアシリンダ30の押し出力はOFFされる。
制御部CTは、継続して下部プッシャ22を上昇させる。これにより、図2(d)に示されるように、ダイDは、下部プッシャ22に持ち上げられているエジェクタパイプ7と上部プッシャ32との間に挟み込まれた状態で、下部タレット5のダイ装着孔5aから高さ方向全体が抜け出る。すなわち、ダイDの下面をタレット5の上面と同じかそれ以上の高さとする。この位置をグリップ位置とも称する。
このとき、下部昇降エアシリンダ20の上昇端検出オートスイッチ23(図1参照)がONされる。
<後段>
制御部CTは、グリッパ駆動用モータ16aを動作させて、ダイDをダイグリッパ16で把持する〔図3(a)参照〕。
次いで、ダイDを把持した状態のまま、アーム水平駆動用モータ18(図1参照)を動作させ、交換アーム15を水平方向に所定量だけ移動させる。〔図3(b)参照〕。
この移動方向は、例えばボールねじ部材13に接近する方向(矢印DRh)である。その移動量は適宜設定してよく、例えば4mmである。この所定量の水平移動動作を、以下、ダイ引き剥がし動作とも称する。
ダイ引き剥がし動作により、ダイDの下面とエジェクタパイプ7の上面とが摺動して両面の接触面積が減少する。
図5は、下部タレット5の一部と、引き剥がし動作後のダイD及びエジェクタパイプ7と、を上方から見た模式図である。図5において、ダイD及びエジェクタパイプ7は外形線のみを示している。
図5に示されるように、引き剥がし動作による矢印DRh方向の移動で、ダイDとエジェクタパイプ7とが重複している領域が狭くなる。これにより、エジェクタパイプ7の上面の態様によらず、すなわち、上面が平坦面か凹凸処理がなされているかによらず、ダイDとエジェクタパイプ7との接触面積は減少する。
制御部CTは、図3(c)に示されるように、アーム昇降用モータ17(図1参照)を動作させて、昇降体12を上昇させる(矢印DRj)。これにより、ダイグリッパ16で把持されたダイDが持ち上げられる。
この持ち上げに際し、ダイ引き剥がし動作によってエジェクタパイプ7とダイDとの接触面積は減少しており、エジェクタパイプ7の上面とダイDの下面とが摺動することで、両面を実質的に固着させている油が緩まっている。そのため、ダイDのエジェクタパイプ7からの遊離が容易に行われる。
ダイDのエジェクタパイプ7からの遊離後、制御部CTは、下部昇降エアシリンダ20を動作させて下部プッシャ22を下降させる(矢印DRk)などして、装置全体を初期状態に移行させる。
上述の引き剥がし動作を含むダイ取り出し方法によれば、ダイDは、ダイ装着孔5aから抜け出た高さ位置で水平方向へ所定量移動させられる。
これにより、ダイDの下面とエジェクタパイプ7の上面とが摺動して両面同士を実質的に固着させていた潤滑油が緩み、ダイDとエジェクタパイプ7との密着が解消される。そのため、ダイDのエジェクタパイプ7からの遊離(離脱)が確実に行われる。
また、引き剥がし動作により、ダイDとエジェクタパイプ7との接触面積が減少するので、両部材の間の密着を維持しようとする潤滑油の量が減少して固着(維持)力が低下し、遊離がより良好に実行される。
次いで制御部CTは、ダイグリッパ16でダイDを把持し、所定の高さ(例えば次動作のダイDを所定位置へ移動させるアプローチ位置)まで持ち上げた際に、グリッパ駆動用モータ16aからのトルク検出信号SG1(図4参照)に基づいて、ダイグリッパ16がダイDを把持しているか否かを判定する。
把持していると判定したら、次動作を実行し、否と判定したら、移動動作を中断してアラーム処理を実行する。アラーム処理は、音声や画像などで異常発生の旨を外部に出力する処理である。
この判定に関し、制御部CTは、ダイグリッパ16によるダイDの把持動作実行後、トルク検出信号SG1を連続して監視し、リアルタイムでダイDの把持ができているか否かを判定してもよい。
この方法は、把持不良(ダイDの落下など)を早く把握できる点で好ましい。また、ダイDのエジェクタパイプ7から遊離ができていないのか、持ち上げている途中で把持不良になったかなど、不具合の態様も把握できるので、異常に対する対応をより的確に行うことができ、この点でも好ましい。
<引き剥がしリトライ動作>
制御部CTは、上述の把持不良で、ダイDがエジェクタパイプ7から遊離できていないと判定した場合、アラーム処理を実行する前に、以下に説明する引き剥がしリトライ動作を実行してもよい。
ダイDがエジェクタパイプ7から遊離できずに交換アーム15が上昇した状態は、図6(a)に示される。この状態でダイグリッパ16は、ダイDの把持ができてなく閉じている。下部プッシャ22は上昇して維持された状態である。
制御部CTにより、この状態から引き剥がしリトライ動作が実行される。
すなわち、制御部CTは、グリッパ駆動用モータ16aを駆動してダイグリッパ16をダイDが把持できるように広げて開状態とする。
次いで、図6(b)に示されるように、交換アーム15を下降させると共に(矢印DRn)、グリッパ駆動用モータ16aを駆動してダイグリッパ16によりダイDを把持する。
そして、下部昇降エアシリンダ20を駆動して下部プッシャ22を下降させる(矢印DRm)。
ここで制御部CTは、矢印DRpのように、ダイDを水平往復移動させる引き剥がし動作を1回以上(例えば5回)繰り返す。この動作を、以下、引き剥がしリトライ動作とも称する。
この水平往復移動は、例えば、ダイDの軸芯とエジェクタパイプ7の軸芯とが一致する引き剥がし動作前の位置と、引き剥がし動作後の位置と、の間で行う。この移動ストローク及び移動位置は任意に設定してよい。
引き剥がしリトライ動作は、エジェクタパイプ7の上面に対しダイDの下面を繰り返し往復摺動させることで、リトライ動作前に両面を実質的に固着させていた潤滑油を緩め、両面がより遊離可能な状態にする動作である。
また、この遊離可能な状態において、さらに下部プッシャ22を下方退避させることにより、エジェクタパイプ7は自重で遊離し落下する〔図6(c):矢印DRg参照〕。
このように、引き剥がしリトライ動作により、ダイDとエジェクタパイプ7とが、リトライが必要なほどの強固に密着していても、ダイDをエジェクタパイプ7から遊離させることができる。
さらに、引き剥がしリトライ動作と下部プッシャ22の下方退避とにより、ダイDをエジェクタパイプ7からより確実に遊離させることができる。
図4及び図6に示されるように、エジェクタパイプ7の高さ位置を検出するパイプ位置センサ7sを設け、エジェクタパイプ7の自重による落下を、パイプ位置センサ7sで検出させると共に、制御部CTがそのパイプ位置センサ7sから送出される検出信号SG2に基づいて把握できるようにしてもよい。
引き剥がしリトライ動作での往復移動ストローク及びその位置や、移動速度、加速度、往復移動回数などは、適宜設定してよい。その設定は、使用する潤滑油の粘度特性や、周囲温度、ダイDの外径などを考慮しそれらに応じて行うとよりよい。
例えば、油の粘度が高い、周囲温度が低い、ダイDの外径が大きい、などの場合は、往復移動範囲を長くする、移動速度を速くする、移動初期の加速度を大きくする、往復移動回数を増やす、ように設定する。
また、エジェクタパイプ7の質量も、自重での遊離促進が図られることから大きい(重い)ことが望ましい。
引き剥がしリトライ動作での往復移動と、下部プッシャ22の下方退避によるエジェクタパイプ7の自重落下と、は、両方同時に実行しなくてもよい。
例えば、制御部CTは、後者の下部プッシャ22の下方退避のみをまず実行し、所定時間が経過したら、或いはパイプ位置センサ7sの検出信号SG2によって下部プッシャ22の落下を確認したら、引き剥がしリトライ動作の往復移動を実行することなく、把持したダイDを持ち上げて次動作へ移行するよう動作制御してもよい。
制御部CTは、引き剥がしリトライ動作(又は下部プッシャ22の下方退避によるエジェクタパイプ7の自重落下)の実行後に、交換アーム15を上昇させ、その過程でグリッパ駆動用モータ16aからのトルク検出信号SG1に基づいて、ダイDの把持が依然としてできていない、と判定したら、動作を停止し、アラーム処理を実行する。
この引き剥がしリトライ動作は、リトライとしてではなく、最初の引き剥がし動作として実行してもよい。しかしながら、実施例の方法によれば、ほとんどの場合、最初の引き剥がし動作でダイDの遊離がなされる。そのため、引き剥がし動作よりも時間を要する引き剥がしリトライ動作は、効率上、やむを得ない場合のリトライ動作として行われることが望ましい。
本発明の実施例は、上述した構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変形例としてもよい。
引き剥がし動作後の交換アーム15の上昇は、引き剥がし動作が終了してダイDが停止した状態になってから実行することに限定されない。
すなわち、制御部CTは、引き剥がし動作の実行途中で交換アーム15の上昇動作を実行してもよい。具体的には、ダイDをエジェクタパイプ7上を摺動させながら、交換アーム15を上昇させてもよい。
この方法は、ダイDとエジェクタパイプ7との間に介在する潤滑油の粘度に速度依存性があって、その潤滑油が、速度が大きくなるほど粘度が低下する擬塑性を呈する場合に特に有効である。
すなわち、摺動によってダイDとエジェクタパイプ7との間に介在する潤滑油が移動して粘度が低下し、その粘度低下状態で上方への引き剥がしが行われることになる。そのため、遊離がより容易になり好ましい。
一般に、ダイDが打ち抜き用金型の場合は、上述のように底面が平坦な形状となっている。
一方、ダイDがバーリングなどの形状を成形するための成形用金型(以下、成形用ダイDAとも称する)の場合、底面に下方に突出した突出部DAa〔図7(a)参照〕を有するものがある。
すなわち、成形用ダイDAでは、突出部DAaがエジェクタパイプ7の上面との当接位置よりも下方に突出している。そのため、上述の引き剥がし動作ができない。
成形用ダイDAであっても、エジェクタパイプ7に載置されるので、潤滑油などの固着で取り出しに支障が生じる可能性がある点は同様である。
この成形用ダイDAのダイ取り出しについては、例えば次に説明する方法にすると、油の固着による遊離不良を招くことなく確実に取り出すことができる。
成形用ダイDAの取り出し方法における前段は、実施例で説明した方法と同じであり、後段の手順が異なる。
図7は図3に対応した図であり、図7(a)は、制御部CTがグリッパ駆動用モータ16aを動作させて成形用ダイDAをダイグリッパ16で把持した状態が示されている。
この状態から、制御部CTは、下部昇降エアシリンダ20を動作させて、下部プッシャ22を下降させる〔図7(b):矢印DRt〕。
この下部プッシャ22の下降退避により、エジェクタパイプ7は自然落下可能な状態となり、その上面と成形用ダイDAの下面との間の潤滑油の介在に起因する固着力に自重が勝り、落下して成形用ダイDAから遊離する可能性が高まる(矢印DRt2)。
制御部CTは、下部プッシャ22の下降後、所定の時間taが経過したら、交換アーム15を上昇させてダイグリッパ16で把持した成形用ダイDAを持ち上げる(矢印DRu)。
この交換アーム15の上昇は、パイプ位置センサ7sの検出信号SG2に基づいてエジェクタパイプ7が落下(遊離)したか否かを判定し、落下(遊離)したと判定したら実行するようにしてもよい。
また、所定の時間taは、エジェクタパイプ7の自重による落下(遊離)が、下部プッシャ22の下方退避後直ちに起こらない場合を想定して設定される時間である。
制御部CTは、交換アーム15の上昇開始後、成形用ダイDAを所定の高さ(例えば次動作の成形用ダイDAを所定位置へ移動させるアプローチ位置)まで持ち上げた際に、グリッパ駆動用モータ16aからのトルク検出信号SG1に基づいて、ダイグリッパ16がダイDを把持しているか否かを判定する。
把持していると判定したら、次動作を実行し、否と判定したら、移動動作を中断してアラーム処理を実行する。
上述のように、成形用ダイDAは、下面に突出部DAaを有して水平摺動移動が行いにくい形状となっている。そこで、成形用ダイDAについては、ダイグリッパ16で把持した状態で下部プッシャ22を下方に退避させ、エジェクタパイプ7の自重落下による成形用ダイDAとの離脱を促進するというこの方法が、エジェクタパイプからダイを確実に取り外せる方法として有効である。
1 タレットパンチプレス機
2 上フレーム
3 下フレーム
4 上部タレット、 4a パンチ装着孔
5 下部タレット、 5a ダイ装着孔
6 タレット用回転モータ
7 エジェクタパイプ(エジェクタ部材)、 7s パイプ位置センサ
10 金型交換装置(ATC)
11 装置本体
12 昇降体、 12a 貫通孔、 12b ナット部材
13 ボールねじ部材
14 水平駆動用ボールねじ部材
15 交換アーム、 15a ナット部材
16 ダイグリッパ
16a グリッパ駆動用モータ
17 アーム昇降用モータ
18 アーム水平駆動用モータ
19 ギヤ機構
20 下部昇降エアシリンダ(下部昇降駆動部)
21 ロッド
22 下部プッシャ
23 上昇端検出オートスイッチ
25 移動エアシリンダ
26 ピストンロッド
30 上部昇降エアシリンダ(上部昇降駆動部)、 30a 切り換えバルブ
31 ロッド
32 上部プッシャ
33 押し位置検出オートスイッチ
CLa,CLb 軸線
CT 制御部
D ダイ、 DA 成形用ダイ、 DAa 突出部
S ダイ交換位置
SG1,SG2 検出信号
ta 所定の時間

Claims (5)

  1. タレットのダイ装着孔に装着されたダイを取り出すダイ取り出し方法であって、
    前記ダイを、前記ダイの下面が前記タレットの上面以上となるグリップ位置まで前記タレットに上下動自在に設けられたエジェクタ部材により持ち上げるダイ持ち上げステップと、
    前記グリップ位置まで持ち上げられたダイをダイグリッパで把持する把持ステップと、
    前記ダイグリッパで把持した前記ダイを前記エジェクタ部材上で摺動させる引き剥がしステップと、
    前記引き剥がしステップの実行途中又は実行後に、前記ダイグリッパを上昇させて前記ダイを前記エジェクタパイプの上面から上昇させるダイ上昇ステップと、
    を含むことを特徴とするダイ取り出し方法。
  2. 前記引き剥がしステップにおいて、前記摺動を1回以上の往復移動として実行することを特徴とする請求項1記載のダイ取り出し方法。
  3. 前記エジェクタ部材を下部プッシャにより持ち上げると共に、前記引き剥がしステップにおいて前記下部プッシャを下降退避させて前記エジェクタ部材を自重落下可能な状態にすることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のダイ取り出し方法。
  4. タレットのダイ装着孔に装着されたダイを取り出して交換する金型交換装置であって、
    前記ダイ装着孔に装着された前記ダイを下方側から持ち上げるエジェクタ部材と、
    前記エジェクタ部材により持ち上げられたダイを把持するダイグリッパと、
    前記ダイグリッパを上昇及び水平移動させる駆動部と、
    を備え、
    前記駆動部は、前記ダイを把持した前記ダイグリッパを水平移動して、前記ダイを前記エジェクタ部材上で摺動させると共に、前記ダイグリッパを、前記水平移動の途中又は前記水平移動の後に上昇させて前記ダイを持ち上げることを特徴とする金型交換装置。
  5. 前記エジェクタ部材を下方側から上方に付勢するプッシャと前記プッシャを上下動させるプッシャ駆動部と、を備え、
    前記プッシャ駆動部は、前記駆動部が前記ダイを把持した前記ダイグリッパを上昇させる前に、前記プッシャを下方退避させて前記エジェクタ部材を自重落下可能な状態にすることを特徴とする請求項4記載の金型交換装置。
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