JP2015223478A - 外面に鏡を有するコンパクト容器 - Google Patents

外面に鏡を有するコンパクト容器 Download PDF

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Hideyoshi Kawashima
英芳 川島
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Abstract

【課題】蓋体の開操作を容易に行うことができるうえ、鏡を使用状態に容易に移行させることができ、使い易いコンパクト容器を提供すること。
【解決手段】内容物が収容され、上方に開口した収容容器2と、収容容器に対して上下方向に開閉可能に連結された蓋体3とを備え、蓋体は、収容容器の開口を覆うと共に外面に鏡21が配設された蓋本体20と、収容容器と蓋本体とを連結する連結板30とを備え、連結板のうち後端部30aが収容容器に対して第1回転軸M1回りに回転可能に連結され、且つ前端部30bが蓋本体の内面に対して、第1回転軸と平行な第2回転軸M2回りに回転可能に連結されているコンパクト容器1を提供する。
【選択図】図5

Description

本発明は、外面に鏡を有するコンパクト容器に関する。
コンパクト容器として、例えば化粧料等の内容物が収容される収容容器と、鏡が取り付けられ、収容容器に対して回動可能に連結された蓋体と、を備えたものが知られている。この種のコンパクト容器は、通常、蓋体の内面側に鏡が取り付けられているが、蓋体を開けないかぎり鏡を使用することができないので、化粧チェック等を手軽に行うことができないうえ、例えば化粧料の飛散やパフやブラシ等の塗布具が落下する等の虞があった。
一方、例えば下記特許文献1に示されるような、蓋体の外側に鏡が取り付けられているコンパクト容器も知られている。
このコンパクト容器は、化粧料が収容される収容容器と、外面に鏡が取り付けられた蓋体と、収容容器の後端部側に取り付けられ、収容容器と蓋体とを回動可能に連結するヒンジ部と、を備えている。蓋体は、閉じた状態で収容容器上を、収容容器の後端部側へスライド移動可能とされている。収容容器の後端部側には、蓋体の前端部が入り込むことを許容する空隙部が形成されている。
このコンパクト容器では、蓋体の外面に鏡が取り付けられているので、蓋体を開けることなく鏡を使用することが可能である。また、化粧を行う場合には、蓋体を収容容器の後端部側へスライド移動させた後、蓋体の後端部を持ち上げるようにヒンジ部回りに回動させることで、蓋体の前端部を空隙部内に入り込ませることができる。これにより、鏡を前方に向けた状態で蓋体を立ち上がらせることができ、鏡を使用しながら化粧料を使用することができる。
特許第5420446号公報
しかしながら、上記従来のコンパクト容器では、化粧料を使用する際、蓋体を収容容器上でスライド移動させる必要があるが、収容容器や内容物に対する引っ掛かりや、収容容器との間における摩擦抵抗等によってスライド移動をスムーズに行えない可能性があり、蓋体の操作性に改善の余地があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、蓋体の開操作を容易に行うことができるうえ、鏡を使用状態に容易に移行させることができ、使い易いコンパクト容器を提供することである。
上記の目的を達成するために、この発明は以下の手段を提供している。
(1)本発明に係るコンパクト容器は、内容物が収容され、上方に開口した収容容器と、前記収容容器に対して上下方向に開閉可能に連結された蓋体と、を備え、前記蓋体は、前記収容容器の開口を覆うと共に、外面に鏡が配設された蓋本体と、前記収容容器と前記蓋本体とを連結する連結板と、を備え、前記連結板のうち後端部が前記収容容器に対して第1回転軸回りに回転可能に連結され、且つ前端部が前記蓋本体の内面に対して、前記第1回転軸と平行な第2回転軸回りに回転可能に連結されていることを特徴とする。
本発明に係るコンパクト容器では、蓋本体の外面に鏡が配設されているので、蓋体を開けることなく鏡を使用でき、例えば化粧チェックを手軽に行える。
一方、化粧料等の内容物を使用する場合、蓋本体と収容容器とを連結している連結板の後端部が収容容器に対して回転可能に連結されているので、蓋体の全体を第1回転軸回りに回転させることで、収容容器に対して上方に離間するように蓋体を開操作することができる。そして、蓋体の開操作後、連結板に対して蓋本体を第2回転軸回りに回転させることで、蓋本体を裏返して、蓋本体の外面側を収容容器の開口側に向けることができる。これにより、鏡を使用しながら内容物を使用することができ、例えば化粧を行える。
このように、蓋体をスライド移動させる従来のものとは異なり、一連の回転操作を行うだけで、蓋体の開操作と鏡の使用状態への移行操作とを同時に行えるので、操作性に優れ、使い易い。特に、蓋体を収容容器上でスライド移動させる必要がないので、例えば蓋体が内容物に引っ掛かり、それによってパフ等の塗布具(内容物)が落下したり、化粧料(内容物)が空気中に飛散して鏡に付着したりする等の現象が生じ難い。また、収容容器に対する連結板の回転角度と、連結板に対する蓋本体の回転角度と、の2つの回転角度の組み合わせで鏡の傾斜角度を細かく調整することができるので、非常に使い易い。
(2)前記蓋本体は、前記連結板を全域に亘って覆うと共に、前記連結板の前記後端部上に前記蓋本体の外周縁部の一部が位置し、前記連結板の前記前端部は、前記蓋本体のうちその外周縁部より内側に位置する内側部分の内面に連結されても良い。
この場合には、蓋本体が連結板を全域に亘って覆っているので、蓋体の全体を第1回転軸回りに回転させる際、第1回転軸を中心とした蓋体の全体の回転半径を短くすることができるので、蓋体の開操作を行い易い。
また、連結板の前端部が蓋本体の外周縁部よりも内側に位置する内側部分の内面に連結されているので、蓋本体のうち、連結板の前端部よりもさらに前方に位置する部分の長さを短くすることができ、連結板に対して蓋本体を第2回転軸回りに回転させる際に、第2回転軸を中心とした蓋本体の回転半径を短くすることができる。従って、例えば蓋本体が収容容器に干渉する等して、操作性が悪化することを防ぐことができる。
(3)前記蓋本体は、前記連結板に形成された第1係合部に対して離脱可能に係合する第2係合部を備えても良い。
この場合には、蓋体の全体を第1回転軸回りに回転させる際、連結板に対して蓋本体が不意に回転してしまうことを防止することができる。従って、蓋体の開操作がより容易になる。
(4)前記蓋本体の内面と前記連結板の他端部との間には、複数の回転角度で前記蓋本体を前記連結板に対して位置決めさせる位置決め部材が設けられても良い。
この場合には、蓋体の開操作後、連結板に対して蓋本体を第2回転軸回りに回転させる際、蓋本体を複数の回転角度の中から選択した任意の回転角度で位置決めすることができる。従って、例えば使用環境や使用者の体型等に応じて鏡の傾斜角度を調整することができ、さらに使い易くなる。
本発明によれば、蓋体の開操作を容易に行うことができるうえ、鏡を使用状態に容易に移行させることができるので、使い易い。
本発明に係るコンパクト容器の実施形態を示す平面図である。 図1に示すA−Aに沿うコンパクト容器の断面図である。 図1に示すB−Bに沿うコンパクト容器の断面図である。 図2に示す状態から、蓋体の全体を第1回転軸回りに回転させることで開操作した状態を示す断面図である。 図4に示す状態から、連結板に対して蓋本体を第1回転軸回りに回転させることで、鏡を前方に向けた状態を示す断面図である。 図4に示すC部分の拡大断面図である。 図6に示す矢印D方向から見た平面図である。 図5に示すE部分の拡大断面図である。
以下、本発明に係るコンパクト容器の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1〜図3に示すように、本実施形態のコンパクト容器1は、化粧料等の内容物を収容する携帯用の蓋付き容器であり、平面視矩形状の扁平容器である。
このコンパクト容器1は、内容物が収容される収容容器2と、収容容器2に対して開閉可能に連結された蓋体3と、を備えている。
なお、本実施形態では、コンパクト容器1の厚さ方向において、蓋体3側を上側とし、収容容器2側を下側とする。また、上下方向に直交する方向において、後述する係合部50側を前方、その反対側を後方とする。さらに、上下方向及び前後方向に直交する方向を左右方向とする。
収容容器2は、上方に向けて開口する薄型の有底筒状に形成されていると共に、左右方向よりも前後方向に長い平面視矩形状に形成されている。具体的に収容容器2は、底壁部10と、底壁部10の外周縁部から上方に向けて延びた周壁部11と、底壁部10から上方に向けて立設されると共に、収容容器2内を前後方向に仕切る2つの仕切壁12と、を備えている。
底壁部10は、前後方向を長手方向とする平面視矩形状に形成されている。なお、底壁部10のうち前後方向における中間部は、左右方向に沿って上方に向けて窪んだ窪み部10aによって上げ底部10bとされている。
但し、上げ底部10bは必須なものではなく、具備しなくても構わない。この場合、底壁部10の全体が平坦に形成されていても良い。また、上記窪み部10aを肉抜き等によって必ずしも形成する必要はなく、例えば窪み部10aの部分を埋めた状態で上げ底部10bを形成しても構わない。
周壁部11は、平面視で矩形枠状に形成され、前方に位置する前壁部11aと、後方に位置する後壁部11bと、左右方向の両側に位置すると共に、前壁部11aと後壁部11bとを接続する一対の側壁部11cと、を有している。
周壁部11における前壁部11aの左右方向の中間部には、下方に向けて窪む凹状の切欠部15が形成されている。また、周壁部11における後壁部11bの左右方向の中間部には、後壁部11bを上下に貫く連結凹部16が形成されている。
仕切壁12は、底壁部10における前後方向の中央部に、前後方向に間隔をあけて平行に配置されている。図示の例では、仕切壁12は、底壁部10における上げ底部10bを間にして前後方向に配置されていると共に、上げ底部10bにそれぞれ接続されるように形成されている。これら仕切壁12は、それぞれ左右方向に沿って延設され、一対の側壁部11c間を連結している。収容容器2の内部は、これら仕切壁12によって、第1収容凹部R1、第2収容凹部R2及び第3収容凹部R3が前後方向に分かれて区画されている。
即ち、第1収容凹部R1は前方側に配置され、第2収容凹部R2は後方側に配置され、第3収容凹部R3は第1収容凹部R1と第2収容凹部R2との間に配置されている。図示の例では、第1収容凹部R1と第2収容凹部R2とは、同等の大きさとされている。また、仕切壁12の高さは、周壁部11の高さと同等とされている。
なお、第1収容凹部R1及び第2収容凹部R2内に、図示しない内容物が収容される。例えば、第1収容凹部R1内にはパフ等の塗布具が収容され、第2収容凹部R2内にはファンデーション等の化粧料が収容された金属製の中皿が収容される。但し、この場合に限定されるものではなく、第1収容凹部R1及び第2収容凹部R2の内部に、コンパクト容器1の用途等に応じて内容物を適宜選択して構わない。
蓋体3は、外面に鏡21が配設された蓋本体20と、収容容器2と蓋本体20とを連結する連結板30と、を備え、収容容器2に対して上下方向に開閉可能に連結されている。
蓋本体20は、天壁部22と、天壁部22の外周縁部から下方に向けて延びた周壁部(縁部)23と、を備えた薄型の有頂筒状に形成されている。
天壁部22は、収容容器2の底壁部10と同様に前後方向を長手方向とする平面視矩形状とされ、閉状態において底壁部10に対して上下方向で対向している。これにより、蓋本体20は、連結板30を全域に亘って覆っていると共に収容容器2の開口を上方から覆っている。
蓋本体20における天壁部22の外面の中央部分には、下方に凹んだ段差部25が形成されている。図示の例では、段差部25は、天壁部22のほぼ全体に亘って、左右方向よりも前後方向に長い平面視矩形状に凹んでいる。上記鏡21は板状に形成され、段差部25内に収納された状態で天壁部22に対して取り付けられている。
なお、鏡21の取付方法としては、例えば接着剤や両面テープ等による接着や、その他の方法による固着等が挙げられ、特に限定されるものではない。また、図示の例では、鏡21の厚みは、段差部25の深さよりも薄く形成されており、鏡21の上面は天壁部22の上面よりも下位に位置している。これにより、例えばコンパクト容器1を落下させてしまったとしても、鏡21が割れ難い。
但し、鏡21は板状に形成されている場合に限定されるものではない。例えば、蓋本体20における天壁部22の外面にシート状或いはフィルム状の鏡を固着する方法や、天壁部22の外面に金属反射膜を蒸着する方法等により鏡を配設しても構わない。いずれにしても、蓋本体20における天壁部22の外面に鏡21が配設されていれば良い。
なお、シート状、フィルム状の鏡や蒸着によって鏡を形成する場合には、上記段差部25は設けなくても良い。
周壁部23は、平面視矩形枠状に形成され、収容容器2の周壁部11と同様に、前壁部23a、後壁部23b、及びこれら前壁部23a及び後壁部23bを前後方向に接続する側壁部23cを有している。蓋本体20の周壁部23は、収容容器2の周壁部11の上端に接触しており、これにより収容容器2の内部を塞いでいる。
連結板30は、後端部30aが収容容器2に対して第1回転軸M1回りに回転可能に連結され、前端部30bが蓋本体20の内面に対して第1回転軸M1と平行な第2回転軸M2回りに回転可能に連結されている。
連結板30は、左右方向よりも前後方向に長い平面視矩形状に形成され、左右方向の長さは収容容器2に形成された連結凹部16の左右方向の長さと同等とされている。一方、連結板30の前後方向の長さは、蓋本体20の前後方向の長さの略半分の長さとされている。
具体的に、連結板30の後端部30aは、蓋本体20における後壁部23bの下方に位置している。これにより、連結板30の後端部30a上に、蓋本体20の外周縁部の一部が位置している。また、連結板30の前端部30bは、蓋本体20のうちその外周縁部より内側に位置する内側部分の内面に位置している。図示の例では、連結板30の前端部30bは、蓋本体20における前後方向の中央部に位置している。さらに、連結板30は、外面が収容容器2の内面に接触した状態で収容容器2に組み合わされている。
連結板30の後端部30aには、下方に向けて突設されると共に連結凹部16内に収容された第1ヒンジブロック31が形成されている。
この第1ヒンジブロック31は、左右方向に沿って延びると共に、下端部が下方に向けて半円状に突出している。なお、第1ヒンジブロック31は、後面が後壁部23bと面一とされた状態で連結凹部16内に収容されている。
第1ヒンジブロック31と連結凹部16とは、左右方向に沿って延びた第1回転軸部32を介して連結されている。第1回転軸部32は、連結凹部16における左右方向の内側端部と、第1ヒンジブロック31における左右方向の外側端部とをそれぞれ連結している。なお、第1回転軸部32の中心軸線が上記第1回転軸M1とされている。
これにより、連結板30の後端部30aは、収容容器2に対して、第1ヒンジブロック31を介して第1回転軸M1回りに回転可能に連結されている。
連結板30の前端部30bには、左右方向に沿って延びると共に、下方に向けて半円状に突出した第2ヒンジブロック35が形成されている。この第2ヒンジブロック35は、蓋本体20の内面側に形成された2つの連結ブロック36の間に配置されている。
2つの連結ブロック36は、蓋本体20の内面において前後方向の中間部に配置されていると共に、左右方向に間隔をあけて配置されている。これら連結ブロック36は、第2ヒンジブロック35と同様に、左右方向に沿って延びると共に下方に向けて半円状に突出している。つまり、第2ヒンジブロック35及び2つの連結ブロック36は、左右方向に沿って一列に並んだ状態で配置されている。なお、これら第2ヒンジブロック35及び2つの連結ブロック36は、収容容器2における第3収容凹部R3内に収容されている。
第2ヒンジブロック35と2つの連結ブロック36とは、左右方向に沿って延びた第2回転軸部37を介して連結されている。第2回転軸部37は、第2ヒンジブロック35における左右方向の外側端部と、連結ブロック36における左右方向の内側端部と、をそれぞれ連結している。なお、第2回転軸部37の中心軸線が上記第2回転軸M2とされている。
これにより、連結板30の前端部30bは、蓋本体20の内面に対して、第2ヒンジブロック35を介して第2回転軸M2回りに回転可能に連結されている。
上述のように連結板30が構成されているので、収容容器2に対して第1回転軸M1回りに連結板30を回転させることで、図4に示すように蓋体3の全体を収容容器2に対して上方に離間するように移動させることが可能となる。さらに、連結板30に対して第2回転軸M2回りに蓋本体20を回転させることで、図5に示すように蓋本体20の外面に配設されている鏡21を前方に向けることが可能となる。
ところで、図2に示すように、連結板30の後端部30aには、蓋本体20の後壁部23に向けて突出した第1係合突起(第1係合部)40が形成されている。第1係合突起40は、連結板30の左右方向の全長に亘って長尺に形成されている。これに対して、蓋本体20の後壁部23bには、前方に向けて突出すると共に、第1係合突起40に対して離脱可能に係合する第2係合突起(第2係合部)41が形成されている。図示の例では、第2係合突起41は、第1係合突起40に対してアンダーカット嵌合している。
但し、上述のように突起同士による係合に限定されるものではなく、例えば連結板30側に第1係合部として凸部又は凹部を形成し、蓋本体20側に第2係合部として凹部又は凸部を形成し、凸部と凹部との係合としても構わない。
また、図2及び図3に示すように、蓋本体20の内面には、蓋本体20の前後方向の中間部において、左右方向に沿って延びた長尺な溝部43が形成されている。この溝部43は、2つの連結ブロック36の間に亘って形成されている。
これに対して、図3、図6及び図7に示すように、連結板30の前端部30bに形成された第2ヒンジブロック35には、上記溝部43内に嵌って係合する凸条部44が形成されている。凸条部44は、第2ヒンジブロック35の外周面から、第2回転軸M2の径方向外側に突出すると共に、第2ヒンジブロック35の左右方向の全長に亘って長尺に形成されている。また、凸条部44は、第2回転軸M2を中心として所定角度毎に複数形成されている。
従って、図5及び図8に示すように、連結板30に対して第2回転軸M2回りに蓋本体20を回転させた際、複数の凸条部44のいずれかを溝部43内に係合させることで、所望の回転角度で蓋本体20を位置決めすることが可能となる。
上述した溝部43及び複数の凸条部44は、複数の回転角度で蓋本体20を連結板30に対して位置決めする位置決め部材45として機能する。
さらに、本実施形態のコンパクト容器1には、図1及び図2に示すように、蓋体3の収容容器2に対する閉状態を維持する係合部50が設けられている。
係合部50は、収容容器2に設けられた第1フック51と、蓋本体20に設けられ、第1フック51と係合可能な第2フック52と、第1フック51及び第2フック52の係合を解除する操作部材53と、を有している。
第1フック51は、収容容器2の前壁部11aに形成された切欠部15内に配設されたガイド壁部55を有している。ガイド壁部55は、その前面が収容容器2の前面よりも後方に配置されると共に、上方に向かうに従い後方に向けて傾斜する傾斜面55aとされている。ガイド壁部55の上端部には、第1爪部55bが前方に向けて突設されている。ガイド壁部55の下端部には、前後方向に沿って延在するガイド穴部55cが形成されている。
第2フック52は、蓋本体20の天壁部22から下方に向けて延びると共に、前壁部11aよりも後方に配置された縦壁部56を有している。縦壁部56は、蓋体3の閉状態において、平面視で第1フック51と重なる位置に配置されている。縦壁部56の下端部には、蓋体3の閉状態において、収容容器2の切欠部15内に挿通され、第1フック51の第1爪部55bに係合可能な第2爪部56aが後方に向けて突設されている。
操作部材53は、切欠部15の内側において収容容器2に支持されている。具体的に、操作部材53は、前後方向の位置が蓋本体20の前壁部23aと同等の位置に配置された押圧壁部53aと、押圧壁部53aから後方に向けて突設され、上記ガイド壁部55の傾斜面55a上に位置する突起部53bと、押圧壁部53aの下端部に形成され、第1フック51のガイド穴部55c内に挿入されたベース部53cと、を有している。
なお、操作部材53に第1爪部55bを形成し、且つ突起部53b、及び上述したガイド壁部55の傾斜面55aに代えて、ガイド壁部55と操作部材53との間に例えば筒状の弾性体を介在させる構成にしても構わない。
(コンパクト容器の使用)
次に、上述したように構成されたコンパクト容器1を使用する場合について説明する。
はじめに、このコンパクト容器1は、図1に示すように蓋本体20における天壁部22の外面に鏡21が配設されているので、蓋体3を開けることなく鏡21を使用することができ、例えば化粧チェックを手軽に行える。
次いで、化粧料等の内容物を使用する場合には、まず係合部50の操作部材53を操作して蓋体3の閉状態を解除する。具体的には、押圧壁部53aを後方に向けて押圧し、操作部材53の全体を後方にスライド移動させる。すると、操作部材53の突起部53bが、ガイド壁部55の傾斜面55aに沿って後方に移動するので、第2フック52の第2爪部56aを下方から押し上げて、第1フック51における第1爪部55bから離脱させる。これにより、第1爪部55bと第2爪部56aとの係合を解除することができ、蓋体3が開操作可能な状態となる。
これにより、蓋体3の全体を第1回転軸M1回りに回転させることができ、図4に示すように、収容容器2に対して上方に離間するように蓋体3を開操作することができる。このとき、連結板30の外面と蓋本体20の内面とが面接触しているので、連結板30と蓋本体20とをがたつき少なく一体に回転させることができる。従って、蓋体3の姿勢が安定するので、蓋体3の開操作を安定して行うことができる。
しかも、連結板30側の第1係合突起40と蓋本体20側の第2係合突起41とが係合しているので、蓋体3の開操作中に連結板30に対して蓋本体20が不意に回転してしまうことを防止することができる。この点においても、蓋体3の開操作を安定して行うことができる。
次いで、蓋体3を開操作した後、図5に示すように、連結板30側の第1係合突起40と蓋本体20側の第2係合突起41との係合を解除した後、連結板30に対して蓋本体20を第2回転軸M2回りに回転させることで、蓋本体20を裏返して、蓋本体20の外面側を収容容器2の開口側である前方に向けることができる。これにより、鏡21を使用しながら内容物を使用することができ、例えば化粧を行える。
このように本実施形態のコンパクト容器1では、蓋体3をスライド移動させる従来のものとは異なり、一連の回転操作を行うだけで、蓋体3の開操作と鏡21の使用状態への移行操作とを同時に行えるので、操作性に優れ、使い易い。
特に、蓋体3を収容容器2上でスライド移動させる必要がないので、例えば蓋体3が内容物に引っ掛かり、それによってパフ等の塗布具(内容物)が落下したり、化粧料(内容物)が空気中に飛散して鏡21に付着したりする等の現象が生じ難い。また、収容容器2に対する連結板30の回転角度と、連結板30に対する蓋本体20の回転角度と、の2つの回転角度の組み合わせで鏡21の傾斜角度を細かく調整することができるので、非常に使い易い。
また、蓋本体20が連結板30を全域に亘って覆っているので、蓋体20の全体を第1回転軸M1回りに回転させる際、第1回転軸M1を中心とした蓋体20の全体の回転半径を短くすることができるので、蓋体20の開操作を行い易い。
さらに、連結板30の前端部30bが蓋本体20の外周縁部よりも内側に位置する内側部分の内面に連結されているので、蓋本体20のうち連結板30の前端部30bよりもさらに前方に位置する前壁部23aまでの長さを短くすることができる。従って、連結板30に対して蓋本体20を第2回転軸M2回りに回転させる際に、第2回転軸M2を中心とした蓋本体20の回転半径を短くすることができる。従って、例えば蓋本体20が収容容器30に干渉する等して、操作性が悪化することを防ぐことができる。
特に、図示の例では、連結板30の前端部30bが、蓋本体20における前後方向の中間部に位置した状態で蓋本体20に連結されているので、蓋本体20の回転中心(第2回転軸M2)を収容容器2から上方に離れた位置に位置させることができる。そのため、収容容器2への干渉を抑制しながら蓋本体20を第2回転軸M2回りに回転させることができ、鏡21をより立てた状態にすることが可能であるうえ、鏡21の位置を収容容器2から上方側の離れた位置に配置させ易い。従って、鏡21が見易くなる。
加えて、連結板30に対して蓋本体20を第2回転軸M2回りに回転させる際、連結板30側の凸条部44を蓋本体20側の溝部43内に係合させることで、蓋本体20を複数の回転角度の中から選択した任意の回転角度で位置決めすることができる。従って、例えば使用環境や使用者の体型等に応じて鏡21の傾斜角度を調整することができ、さらに使い易くなる。
なお、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、蓋本体20の外面にインモールド成型により鏡21を形成しても良い。この場合には、凹面鏡や平面鏡等、様々なタイプの鏡を容易、且つ蓋本体20の成形と同時に成形することができる。また、蓋体3の薄型化を図り易いので、コンパクト容器1の薄型化及び軽量化を図ることができる。
また、上記実施形態では、蓋本体20側に形成した溝部43と、連結板30側に形成した複数の凸条部44とで位置決め部材45を構成したが、これとは逆に、蓋本体20側に凸条部44を形成し、連結板30の第2ヒンジブロック35に複数の溝部43を形成して、位置決め部材45を構成しても構わない。
M1…第1回転軸
M2…第2回転軸
1…コンパクト容器
2…収容容器
3…蓋体
20…蓋本体
21…鏡
30…連結板
30a…連結板の後端部
30b…連結板の前端部
40…第1係合突起(第1係合部)
41…第2係合突起(第2係合部)
45…位置決め部材

Claims (4)

  1. 内容物が収容され、上方に開口した収容容器と、
    前記収容容器に対して上下方向に開閉可能に連結された蓋体と、を備え、
    前記蓋体は、
    前記収容容器の開口を覆うと共に、外面に鏡が配設された蓋本体と、
    前記収容容器と前記蓋本体とを連結する連結板と、を備え、
    前記連結板のうち後端部が前記収容容器に対して第1回転軸回りに回転可能に連結され、且つ前端部が前記蓋本体の内面に対して、前記第1回転軸と平行な第2回転軸回りに回転可能に連結されていることを特徴とするコンパクト容器。
  2. 請求項1に記載のコンパクト容器において、
    前記蓋本体は、前記連結板を全域に亘って覆うと共に、前記連結板の前記後端部上に前記蓋本体の外周縁部の一部が位置し、
    前記連結板の前記前端部は、前記蓋本体のうちその外周縁部より内側に位置する内側部分の内面に連結されていることを特徴とするコンパクト容器。
  3. 請求項1又は2に記載のコンパクト容器において、
    前記蓋本体は、前記連結板に形成された第1係合部に対して離脱可能に係合する第2係合部を備えていることを特徴とするコンパクト容器。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のコンパクト容器において、
    前記蓋本体の内面と前記連結板の他端部との間には、複数の回転角度で前記蓋本体を前記連結板に対して位置決めさせる位置決め部材が設けられていることを特徴とするコンパクト容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111568018A (zh) * 2020-04-24 2020-08-25 安徽聚联包装科技有限公司 一种用于容纳两种化妆品的粉盒容器

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