JP2015222335A - トナー補給装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】装置本体102のトナーカートリッジ収容室19に供給された上でトナー収容部91を開いてトナーを下方のトナー貯蔵部18に排出可能なトナー収容容器9と、トナーカートリッジ収容室に設けた取り付け位置K1にトナー収容容器9を取り付けた上で、トナー補給位置K2に至るようトナー収容容器を移動する移動手段304、と、トナー収容容器の移動に応じて該トナー収容容器のトナー収容部91を開く開封部材52と、トナー補給位置E2に向けて移動するトナー収容部が開封部材に当接するよう案内する案内部材50とを備えた。
【選択図】図3
Description
ここで、トナー補給装置がトナーカートリッジ方式を採用する場合、トナー貯蔵部内のトナーを自重でトナー貯蔵部に補給するようトナーカートリッジをトナー貯蔵部の上部開口近傍のトナーカートリッジ取付け部に取り付ける。あるいは画像形成装置がその本体に脱着可能なプロセスカートリッジをセットする場合は、プロセスカートリッジ内の現像器のトナー貯蔵部近傍のトナーカートリッジ取付け部にトナーカートリッジを取り付ける。このようなトナーカートリッジの取付けで容易にトナー補給を行うことができるようにしている。
更に、収容容器を成す充填パックが、可撓性の素材で正四面体に形成され、正四面体の一の稜線の部位を互いにかみ合う一対の折り曲げ片部により形成し、かみ合い解除により開口を形成できるものが、たとえば特許文献5に開示される。
更に、トナーカートリッジとしては、可撓材製のトナー収容容器の下縁部をトナー貯留槽のトナー補給口に挿入し、その下縁部をカッターにより切れ目を入れることで、トナー補給を行うというものが、たとえば特許文献6に開示される。
一方、特許文献2,3のトナーカートリッジはトナーの使用済み時には、折り畳み、圧縮してカートリッジの収納室に収納し、新たなトナーカートリッジをトナー貯留槽の上のトナー供給位置に供給している。このため、メンテナンス以外の通常使用時に、使用済みトナーカートリッジの廃棄作業を行う必要がなく、トナーカートリッジの交換に手間取ることがない。
本発明の目的は、トナー収容容器をトナー排出位置に精度よく移動し、この移動に連動して開かれた開口からトナーをトナー貯蔵部に補給ミスなく供給できるトナー補給装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置を提供することにある。
このようなトナー補給装置を備える現像器を有した画像形成装置としてのモノクロプリンタ(以下「プリンタ」と称す)の概略構成を図1に示す。
プリンタ100は、装置本体101、現像装置を有したプロセスカートリッジ1、書込装置2、転写部材としての転写ローラ3、給紙ユニット4、定着ユニット5など備え、一般的な電子写真方式の作像プロセスに従って画像を形成する。
なお、図1では画像形成装置としてモノクロプリンタを例示したが、画像形成装置としては、カラープリンタ、カラー/モノクロの複写機やファクシミリ、これら複数の機能を備えた所謂複合機でもよい。
トナー補給装置190はその内部に後述するトナー収容容器としてのトナーカートリッジ9を取り付け、トナーカートリッジ9から排出されるトナーTをトナー貯蔵部18に補給するよう機能する。
ここでトナー補給装置190にトナーカートリッジ9を交換する場合は、装置本体101の前カバー7及び後述する上カバー191を開閉して行っている。本実施形態におけるトナーTは、その外添剤にオイル含有シリカを含んでいる。
トナー貯蔵部18内のトナー残量は、図示しない残量検知手段で検知される。トナーTが所定量より少なくなると、図1に示した表示パネル6にトナー補給を促すメッセージが表示され、ユーザは上カバー191を開いてトナーカートリッジ9をトナーカートリッジ収容室19内にセットすることができる。
なお、本形態において、プロセスカートリッジ1がトナー単体で構成された一成分現像剤による一成分プロセスを用いるものを例示した。しかし、プロセスカートリッジ1の構成は、一成分のものに限定されるものではなく、トナーとキャリアを備えた二成分現像剤による二成分現像プロセスを用いるプロセスカートリッジであっても良い。
トナー補給装置190は、プロセスカートリッジ1のであるプロセスカートリッジ本体であるカートリッジ本体102の上側の部位にトナーカートリッジ収容室19を備える。
図3〜図5に示すように、トナーカートリッジ収容室19は、上カバー191と下カバー192とを備える。更に、プロセスカートリッジ本体であるカートリッジ本体102の一部であって、トナーカートリッジ収容室19を挟んで配備の収容室対向壁部194及び収容室対向副壁部195とで囲まれるよう形成される。
トナーカートリッジ収容室19には、上カバー191が図2に示す閉状態にあるときにはプロセスカートリッジ1の外部から4面体の容器であるトナーカートリッジ9をセットできない。一方、上カバー191が図3に示すように開状態にあるときには、プロセスカートリッジ1の外部からトナーカートリッジ9を投入して、後述の取り付け位置K1にセットできるよう構成される。
収容室対向底壁部1021には、トナーカートリッジ収容室19の長手方向であって水平方向に延びるガイド面f1が形成される。しかも、長手方向での中間部にはトナー貯蔵部18とトナーカートリッジ収容室19とを適時に連通するカバー連通部193が形成されている。
収容室対向壁部194の下部にはスリット穴194cが水平方向に形成され、そのスリット穴194cにガイド面f1が連続形成されている。
上開口194bを開閉する上カバー191はその一端が収容室対向副壁部195の上部に枢支され、回動端は上開口194bの収容室対向壁部194側の開口縁194bに接離できる。上開口194bの開口縁の直下には縦向きの入口197aの上端が重なるよう形成されている。入口197aの奥側には圧縮したトナーカートリッジ9を収納する圧縮トナーカートリッジ収納室197が形成される。圧縮トナーカートリッジ収納室197は入口197aを囲む縦開口縁197bを備え、奥側には圧縮手段としての収容室対向壁部194の内壁として形成された本体圧縮部1941を備える。
しかも、トナーカートリッジ収容室19には、取り付け位置K1のトナーカートリッジ9をトナーカートリッジ収容室19の長手方向他端側である圧縮トナーカートリッジ収容室197側の容器収納位置K3に導く移動手段300が配備される。ここで、取り付け位置K1と容器収納位置K3との中間部にトナー補給位置K2が形成される。トナー補給位置K2はカバー開口1921がカバー連通部193に連通する位置と重なり、後述のトナーの排出を可能とする形成を採る。
なお、本実施形態において案内路rは水平方向に形成されるが、水平方向に限定されるものではなく、収容室対向壁部194と収容室対向副壁部195とが斜めに配置されている場合には傾斜方向が案内路rの方向となる。
ここでキャリア301と、キャリア301に枢支される位置規制部材303と、切換え手段40とがカートリッジ格納手段Qを成す。
移動手段300はカートリッジ格納手段Qをレール部材304及びガイド面f1に沿って、つまり案内路rに沿って、取り付け位置K1より容器収納位置K3に向けて押し込み、逆に、引き出し操作するよう機能する。
図3,6に示すように、キャリア301はトナーカートリッジ収容室19でトナーカートリッジ9を受け取り支持して、案内路rの方向に移動できる。
キャリア301は断面L字型であり、その下部が下カバー192に一体結合され、一端部に枢軸302を介して誘導部材としての位置規制部材303を取り付けている。
ここで図9(a)に示すように、4面体の容器であるトナーカートリッジ9は、その上辺911uが補強吊り下げ支持する補強部材94により挟持された状態で一体接合される。補強部材94の両端部にはレール部材304の突出し端t1(図8参照)に外嵌される摺動穴n1が形成される。なお、トナーカートリッジ9の具体的構成は後述する。
このような位置規制部材303には、図3,図6に示すように、その背面に切換え手段40が取り付けられ、切換え手段40により第一の傾き位置p1に引き抜き操作され、第二傾き位置p2に押圧操作される。
後述のように、キャリア301に支持され第二傾き位置p2に保持された位置規制部材303は圧縮トナーカートリッジ収容室197側の容器収納位置K3に達する際には圧縮手段として機能する。
切換え手段40はキャリア301の縦壁のガイド穴401に嵌着される押圧軸402と、押圧軸402の一端を位置規制部材303にピン結合する押圧結合部309と、押圧軸402の他端に一体形成された操作部材305とを備える。操作部材305は断面逆U字型の横長部材で、下面には押圧軸402の長手方向と直交する方向に長く、下向き溝306が形成される。押圧軸402はばね307により突き出し付勢され、操作部材305がキャリア301の縦壁に当たることで第二傾き位置p2に保持される。ばね307の弾性力に抗して押圧軸402および操作部材305が引き抜き方向(図12(c)で右方向)に引かれるとトナーカートリッジ9の取り付け位置K1への移動を許容する第一の傾き位置p1を保持可能である。
切換え駆動部41は操作部材305に回動端が係合するてこ作動用の操作レバー411と、操作レバー411を揺動させる不図示のリンク系と、その他端が結合される前カバー7(図1参照)とで形成される。
これにより切換え駆動部41が前カバー7の開閉操作で駆動されることで、キャリア301と位置規制部材303と切換え手段40から成るカートリッジ格納手段Qが取り付け位置K1から容器収納位置K3までの間で引き抜き、押圧操作される。
図8、図9(a)に示すように、トナーカートリッジ9は補強部材94の各摺動穴n1を一対のレール部材304に外嵌した状態で吊り下げ状態に保持される。この際、図3に示すように、キャリア301の上面とトナーカートリッジ9の下縁部との間の隙間に対して同等高さを保持した案内部材である姿勢制御部材50がトナーカートリッジ9の下縁部の引き出し側であるトナー補給位置K2側に保持される。
図6、図11に示すように、姿勢制御部材50は略矩形ブロック状で、その上側中央に吊り下げ状態のトナーカートリッジ9の下縁部を嵌合可能な線形溝部mが形成される。溝部mはトナーカートリッジ9の下縁部が案内路rの方向に対して交差する横方向にずれることを規制するもので、溝幅が傾斜する。この傾斜が入り口側より徐々に溝幅を狭めることで、トナーカートリッジ9の下縁部を適正位置に案内でき、扇形溝mの出口側であって引出し方向のトナー補給位置K2に向かう中ほどにカッター52が配備される。
なお、確実に切り裂くために、たとえば,図13(c)に示すように、トナーカートリッジ9にカッター52が最初に食い込む位置となる底辺側の下端縁部の端部に、袋状のガイド形状部gmが作られてもよい。この場合、底辺側の下端縁部の端部のガイド形状部gmにカッター52の刃を容易に差し込ませて開封できる。なお、ガイド形状部以外の下端縁部はシールされている。
本実施形態に係るトナーカートリッジ9は、図7,9,10に示すように変形可能な4面体の容器で、略四面体からなるトナー収容部91の内部にトナーを収容している。
本実施形態において、トナーカートリッジ9は、使用前(輸送時)やカートリッジ操作時でも4面体形状を維持するため、カートリッジの各辺に補強部材や支持部材などが添えられていてもよい。
更に、このトナーカートリッジ9は、後述のように、使用済みにおいて収納する上で、コンパクトに出来ることが望ましい。そこで、トナーカートリッジ9は折りたためるように以下の特徴を持つ。
a:トナー収容部91の三角形の中線Sの裏側部位(内側)に、U字状の弾性部材61が図7,図9のように取り付けられている。
b:弾性部材61は細い棒状の曲げ変位可能な部材(材料は金属でも樹脂でもよい)である。後述のようにトナーカートリッジ9を圧縮する際に嵩張らないよう、弾性部材61はなるべく細い、または薄いものを使用するのがよく、1mm以下にすることが望ましい。
c:弾性部材61は、トナーカートリッジ9の一対の三角形の収容側壁部911,911の間に配備される(図7,図9参照)。この弾性部材61は、カートリッジ上端側の一辺に沿って這わすように配備され、その両側部が曲げ(撓め)られた状態で収容側壁部911,911の下端部が互いに重なる開封辺(カートリッジ底辺)92の位置まで延びる。しかも、互いが三角形状の2面(収容側壁部911,911)の下端縁での中心位置で接する状態を保ってトナーカートリッジ9内に固定されている。この固定力はカートリッジ底辺の封止力によってまかなわれている。
d:カートリッジ本体であるトナー収容部91は、折り畳むことができるよう柔軟性のある可とう性材料、例えば、紙とポリエチレンのシート材を用いて略四面体となるように組み立て形成されている。
e:使用前は4面体形状を維持するために、トナーカートリッジ9上部の2頂点付近は厚みが大きく作られている。もしくは、補強部材94が取り付けられている。
ここではトナー収容部91の上縁部に直状補強バーである補強部材94が一体結合され、補強部材94の左右突き出し端部に摺動穴n1が形成される。摺動穴n1は、一対のレール部材304の突出し端t1にそれぞれ容易に嵌挿可能なように形成される。
f:カートリッジの上部には、本体にカートリッジを取り付けるための取手を付けてもよい。なお、トナー収容部91の上縁部に直状補強バーである補強部材94が一体結合されており、この部位を挟時することで、取手相当の機能を得ても良い。
最初、現像器に設けられたトナー補給装置のトナーカートリッジ収容室19内にはトナーカートリッジ9はセットされていない。トナーカートリッジ収容室19には、前カバー7の開閉に連動して引出・押圧収納される、トナーカートリッジ9を支持できるカートリッジ格納手段Qが付いている。このカートリッジ格納手段Qは引出し式のカートリッジ格納方法で操作できる構成である。
ここで、トナーカートリッジ9の交換のため、第一傾き位置p1に保持される位置規制部材303と干渉することなく上開口194bよりトナーカートリッジ9を投入する。次いで、トナーカートリッジ9を一対のレール部材304に吊り下げ状態に保持する。
ここでトナーカートリッジ9は、下方に底辺を向け、他の一辺である上辺911uを直状補強バーで断面逆U字の挟持部材である補強部材94に挟み込まれ、一体結合する。次いで、補強部材94の左右突き出し端部(取手部)に形成される摺動穴n1が、一対のレール部材304の突出し端t1にそれぞれ嵌挿され、トナーカートリッジ9を吊り下げ支持する。
このように取り付け位置K1において、トナーカートリッジ9を一対のレール部材304に吊り下げると、トナーカートリッジ9をカートリッジ格納手段Qが支持する状態となる。しかも、下カバー192の上方に配備の位置規制部材303にトナー収容部91(四面体)の下端側が当接する。これによりトナーカートリッジ9は案内路rを成す下カバー192上に傾くことなくトナー補給位置K2に向かう姿勢を保持して配備される。同時に、トナーカートリッジ9の下縁部は扇形溝m1に嵌合する。
前カバー7の閉鎖初期において、位置規制部材303がキャリア301上で揺動して第二傾き位置p2に保持され、吊り下げ状態のトナーカートリッジ9の向きがトナー補給位置K2に向かうように姿勢を修正されてカートリッジ格納手段Qに支持される。
その際、トナーカートリッジ9の底辺92は、カバー開口1921とカバー連通部193が重なっているトナー補給位置K2に達する。
そこで、カッター52により底辺92が開かれ、開口よりトナーが流出し、トナー補給位置K2のカバー開口1921、カバー連通部193を通過して、現像装置側のトナー貯蔵部18に排出される。
更に、カートリッジ格納手段Q側が、図4に示す補給状態から圧縮方向である容器収納位置K3に移動する。図5,図9に示すように、トナーカートリッジ9はカートリッジ格納手段Q側の位置規制部材303により容器収納位置K3側の圧縮トナーカートリッジ収容室197内に押圧されて、本体圧縮部1941に押し付けられてつぶされた状態となる。
このため、トナーカートリッジ9は、図18(a)に示すようにトナーカートリッジ9を構成するシート材の厚みtの2枚分の厚さ2tまで圧縮される。
表示を認識するとユーザは、トナー補給装置のトナーカートリッジ収容室19内の使用済みトナーカートリッジ9の交換のため前カバー7を開放作動する。
前カバー7の開方に連動して取り付け位置K1に達したカートリッジ格納手段Q側の位置規制部材303を第一の傾き位置p1に引き出し保持する。次いで新たなトナーカートリッジ9Aの上辺911uに予め用意されている補強部材94を一体的に取り付けた上で、補強部材94の各摺動穴n1を一対のレール部材304に外嵌する。
その上で、トナーカートリッジ9Aはカートリッジ格納手段Qに案内されて、圧縮方向である容器収納位置K3に移動し、先に収容されている使用済みトナーカートリッジ9に重ねられ、共に、本体圧縮部1941に押圧され、押し付けられた状態となる。
このようにカートリッジ格納手段Qと本体圧縮部1941とを前カバー7の開閉操作に連動して圧縮作動させ、図5に示すようにトナーカートリッジ9を容易に折り畳むことができる。
また、図8に示すように、圧縮後のトナーカートリッジ9を収容する圧縮トナーカートリッジ収容室197と、圧縮後のトナーカートリッジ9を圧縮トナーカートリッジ収容室197に順次重ねて保持する。このため、圧縮後のトナーカートリッジ9を機外に排出する必要がなく、操作性を向上することができる。なお、プロセスカートリッジ1の交換により使用済みのこれらトナーカートリッジ9は廃棄される。
また、本実施形態におけるトナーカートリッジ9、9Aは、底辺92の開放後に、トナー収容部91における開放した底辺92を底辺とした三角形の中線S位置で折り畳み可能に形成されている。特に、U字状の弾性部材61を用いて折り畳みを促進でき、トナーカートリッジ9、9A内のトナーの廃棄を確実に行え、残留トナーの発生を防止できる。
このように圧縮後の厚さを従来のトナーカートリッジよりも効率よく圧縮することができるので、トナーカートリッジ9,9Aの圧縮効率を向上できる。更に、多数のトナーカートリッジ9をトナーカートリッジ収容室19内(圧縮トナーカートリッジ収容室197)に収容することができる。
更に、トナーカートリッジ9の開封辺を下部に有した一対の収容側壁部911,911上であって開封辺を底辺とした三角形の中線Sに沿って折り畳みできるので、容器収納部に嵩張ることなく収容できる。
更に、誘導部材が第一の傾き位置より第二の傾き位置に切り換ることで吊り下げ支持縁部及び該吊り下げ支持縁部より下方に延びる収容側壁部に当接して適正姿勢のトナー収容部に対して案内路に沿った押し込み力を加えることができる。
更に、一対の収容側壁部911,911上に山折りの折り目、もしくは四面体の継ぎ目を中線に沿って設けるようにすることで、容易に一対の収容側壁部911,911を開封辺を底辺とした三角形の中線Sに沿い折り畳みできる。更に、圧縮トナーカートリッジ収容室197(容器収納部)に嵩張ることなく収容できる。
移動手段により容器収納位置に移動するトナー収容容器を圧縮手段に当接させて圧縮してから、容器収納位置に収納するので、収納効率が向上する。
更に、本実施形態のトナー補給装置を一体的に備えたプロセスカートリッジと同プロセスカートリッジを着脱可能に支持する画像形成装置は、本実施形態のトナー補給装置と同様の効果が得られる。
更に、本実施形態のトナー補給装置では、図18(a)に示すように、トナーカートリッジ9は、収納時に2枚重ねに当たる厚さ2t分の収容容積を必要とするだけであり、収納効率が高い。
上述のトナーカートリッジ9は開封部材のカッター52でトナー収容部91の下端縁近傍を切り開いて開口cmを形成しているが、図14のような他の実施形態であるトナー補給装置を用いてもよい。
図14のトナー補給装置は、図1のトナー補給装置と比較して、開封部材としての開封ガイド棒により、案内路の方向へ移動するトナーカートリッジ9の一対の封止縁部を開放作動させ、トナーの排出開口cmを開く点のみが相違する。このため、主要部構成は同様であり、重複説明は略す。
図16に示すように、ここでトナーカートリッジ9は、底辺92が、開放方向Yに位置するように、トナーカートリッジ収容室19内に収納される。
底辺92側に係合部99A、99Bが配置されている。係合部99A、99Bは底辺92を開放する開放方向Yにそれぞれ1つずつ孔形状に形成されている。
開放用係合部200は、図15に示すように、案内路r方向に延在する2本の棒状部材201、202で構成されている。棒状部材201、202は開放方向Yに水平に並んで配置されている。トナーカートリッジ9はそのトナー収容部91の下端縁部を接着剤97sでシールしておく。
棒状部材201、202は、区間G1と区間G3の間に位置する区間G2に位置する傾斜部201c、202cが、棒状部材201、202の延在方向となる移動方向Xにおいて、中心間隔Cよりも開放方向Yに徐々に拡開するように形成されている。
前カバー7の閉鎖作動に連動してカートリッジ格納手段Qを圧縮方向X1にスライド移動させる。これに連動するカートリッジ格納手段Q側のトナーカートリッジ9も一対のレール部材304に吊り下げられた状態で圧縮方向X1に移動する。その移動途中で横長ブラケット51に支持される姿勢制御部材50の扇形溝mに係合部99A、99Bが当接して搬送路rに沿って位置規制される。これにより係合部99A、99Bに棒状部材201、202の他端201b、202bが挿入する。
例えば、図17に示すように、画像形成装置の装置本体101にトナー補給装置190bを一体的に設置する。ここではトナー補給装置190bの底部1021のカバー連通部193が搬送経路drを介してトナー貯蔵部18bに連通する。これ以外のカートリッジ格納手段Qや圧縮トナーカートリッジ収納室197の構成は図3のトナー補給装置190と同様の構成を採る。そして、カートリッジ格納手段Qを案内路r方向に移動することで、トナー補給とトナーカートリッジの開封と、使用済みトナーカートリッジ9の収容を行なうように構成される。
しかし、装置本体101側にトナー補給装置190bを一体的に備えておけば、通常時は使用済みトナーカートリッジ9を圧縮トナーカートリッジ収納室197に収容しておく。その上で、適時のメンテナンス時にのみ、使用済みトナーカートリッジ9の廃棄処理を行えばよく、コスト低減を図ることができ、画像形成装置のコスト低減にもつながる。
以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
100 プリンタ
101 装置本体
102 カートリッジ本体(装置本体)
19 トナーカートリッジ収容室
194 収容室対向壁部
1021 収容室対向底壁部
195 収容室対向副壁部
300 移動手段
301 キャリア
302 枢軸
303 位置規制部材
304 レール部材
305 操作部材
40 切換え手段
52 カッター(開封部材)
50 案内部材
9 トナーカートリッジ(トナー収容容器)
91 トナー収容部
92 底辺(接触辺)
94 補強部材
f1 ガイド面
r 案内路
K1 取り付け位置
K2 トナー補給位置
K3 容器収納位置
Q カートリッジ格納手段
S 中線
Claims (11)
- 装置本体のトナーカートリッジ収容室内に供給された上でトナー収容部を開いてトナーを下方のトナー貯蔵部に排出可能なトナー収容容器と、
前記トナーカートリッジ収容室に設けた取り付け位置に前記トナー収容容器を取り付けた上で、トナー補給位置に至るよう前記トナー収容容器を移動する移動手段と、
前記トナー収容容器の移動に応じて該トナー収容容器のトナー収容部を開く開封部材と、
前記トナー補給位置に向けて移動する前記トナー収容容器のトナー収容部が前記開封部材に当接するよう案内する案内部材と、を備えたトナー補給装置。 - 前記開封部材は前記トナー収容部の下部の一辺に当接して開口を開くカッターであることを特徴とする請求項1記載のトナー補給装置。
- 前記開封部材は前記トナー収容部の下部の一辺を封止している一対の封止縁部に係合して互いを引き離して開口を開く一対の開封ガイド棒であることを特徴とする請求項1記載のトナー補給装置。
- 前記トナー収容部が4面体からなり、前記開封した一辺である開封辺を下部に有する一対の収容側壁部上にあって当該開封辺を底辺とする三角形の中線に沿って折り畳み可能としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のトナー補給装置。
- 前記移動手段は前記取り付け位置より前記トナー補給位置に至る案内路に沿って移動する摺動体と該摺動体にピン結合されると共にトナー収容容器を支持する誘導部材と前記摺動体を案内路に沿って移動させる駆動手段とを有し、
前記誘導部材は前記トナーカートリッジ収容室に投入した前記トナー収容容器の前記取り付け位置への移動を許容する第一の傾き位置と、前記トナー収容容器を前記取り付け位置で前記トナー補給位置に至る方向に向かう姿勢に修正するに保持する第二の傾き位置とに切り換え可能に支持される、ことを特徴とする請求項4に記載のトナー補給装置。 - 前記誘導部材は前記トナー収容部の上部から突き出す吊り下げ支持縁部及び該吊り下げ支持縁部より下方に延びる前記収容側壁部に当接して前記案内路に沿った押し込み力を加える、ことを特徴とする請求項5に記載のトナー補給装置。
- 前記収容側壁部に前記中線に沿って山折りの折り目を形成し、もしくは前記中線に沿って前記四面体の継ぎ目を設けたことを特徴とする請求項4〜6のいずれか一つに記載のトナー補給装置。
- 前記トナー収容部の前記開封辺を下部に有した一対の側壁部が当該開封辺を底辺とした三角形の中線の裏側部位に互いを離隔させるよう付勢する屈曲ばねを装着したことを特徴とする請求項4〜7記載のトナー補給装置。
- 前記移動手段が前記トナー補給位置に移動した前記トナー収容容器を更に容器収納位置に移動させ、前記トナー補給位置から前記容器収納位置に達する前の前記トナー収容容器に当接して圧縮する圧縮手段を備えたことを特徴とする請求項4〜8記載のトナー補給装置。
- 請求項1乃至9の何れか1つに記載のトナー補給装置を一体的に備え画像形成装置の本体に脱着可能であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
- 請求項1乃至9の何れか1つに記載のトナー補給装置、もしくは請求項10のプロセスカートリッジを取り付け可能であることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
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