JP2015221990A - 舗装位置への舗装材料の運搬方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率的な既設橋の補強コンクリート舗装工事等の施工を実現する。
【解決手段】FRC又はSFRCを受け取り、これを装置内で移動させることが可能なホッパー装置1及び、開閉部232を備えるバケット23を有する油圧ショベル2を用いて機械化を図りつつ、FRC又はSFRCを製造する製造装置Eから直接、及び/又は手押し型一輪車Uを介し、ホッパー装置1のホッパー部11の角錐部11aへFRC又はSFRCを投入し、ホッパー装置1のリンク機構121及び油圧シリンダー122によって油圧ショベル2のバケット23へFRC又はSFRCを移し替え、開閉部232でバケット23を閉じるとともに、油圧ショベル2を最小旋回半径で旋回させて、FRC又はSFRCを舗装位置へ向けて運搬し、舗装位置で所定高さから放出することで必要最小限の人手により舗装材料の運搬を済ます。
【選択図】図1

Description

本発明は、架橋等で鋼床版を舗装する施工等において、必要最小限の人手により時間的、経済的に効率的な施工を実現する舗装位置への舗装材料の運搬方法に関する。
架橋等における鋼床版の舗装では、グースアスファルトの代わりに、繊維補強セメントコンクリート(FRC)、鋼繊維補強セメントコンクリート(SFRC)等が採用される。グースアスファルトは剛性が小さいので、グースアスファルトで舗装すると、鋼床版との間で局部変形が生じ、その部材接合部等で疲労亀裂が起こりやすくなるからである。下記特許文献1、2では、このようなFRCやSFRCを舗装材料とした舗装作業の質的な向上を図ろうとする発明や、舗装作業に用いる接着剤に関する発明等が提案されている。
例えば、既設橋の補強コンクリート舗装工事等では、既設の舗装を撤去して鋼床版を出現させ、その表面を研掃し、接着剤を塗布した上で、出現させた鋼床版をFRCやSFRCで舗装する。既存舗装の補修工事であるから、工事車線以外では車両が通行し、作業範囲は狭小となる。また、接着剤を塗布した地面の上で重機等を動かすことはできない。
したがって、舗装位置へ舗装材料を運搬する従来の工程では、図19に示すように、そのほぼ全工程を手押し型一輪車U等で往復運搬し、時間的、経済的に効率的な施工が実施されていないという指摘がある。例えば、早期の施工完了を目指し、舗装材料の製造装置Eを2台、フル稼働させて舗装工事を進める場合には、33台以上の手押し型一輪車U及びこれに関わる人員が必要となって人件費等が嵩むという問題がある。
一方、人件費を抑制しようとすれば、用いる舗装材料の製造装置の数を減らしたり、フル稼働させなかったりするため、早期の施工完了が実現されないこととなる。人手を抑えるために、舗装材料の運搬にベルトコンベヤを利用することも考えられるが、接着剤を塗布している作業者の上方をベルトコンベヤが通過することとなるので、安全上の問題がある。また、ベルトコンベヤから舗装材料がこぼれる可能性を考慮する必要もある。
特開2005−314992号公報 特開2007−240215号公報
上述のように、従来の既設橋の補強コンクリート舗装工事等では、多くの人手を必要とし、時間的、経済的に効率的な施工がなされていないという問題があった。
本発明は、上記実情に鑑み提案され、従来の工程を見直し、狭小な作業範囲に対応させた機械化を図ること等により、必要最小限の人手により時間的、経済的に効率的な施工が実現する舗装位置への舗装材料の運搬方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、材料受入部及び、この材料受入部を装置内で移動させる装置内移動機構を有するホッパー装置と、開閉部を備えるバケットを有し、このバケットを操作するためのアクチュエーターを備えた腕部が本体部から延伸している運搬体とを用いて行う舗装位置への舗装材料の運搬方法であって、前記材料受入部へ、舗装材料を投入する材料投入工程と、前記材料受入部で受け入れた前記舗装材料を、前記装置内移動機構によって前記材料受入部から前記バケットへ移し替える材料移替工程と、前記アクチュエーターによって前記バケットを操作して前記開閉部を閉じ、前記バケットに収容した前記舗装材料を、舗装位置へ向けて前記運搬体で運搬する運搬工程と、前記アクチュエーターによって前記バケットを操作して前記開閉部を開き、前記運搬体で運搬してきた前記舗装材料を、前記舗装位置で放出する材料放出工程とを含むことを特徴とする。
前記材料投入工程において、前記材料受入部への前記舗装材料の投入を、前記舗装材料の製造装置から直接行う及び/又は手押し型一輪車を利用して行うことを特徴とする。
前記運搬工程において、前記バケットを前記運搬体の前記腕部より前記本体部側に位置させて運搬することを特徴とする。
前記運搬工程において、前記開閉部を閉じるのに地面を利用することを特徴とする。
前記材料放出工程において、前記開閉部を開くのに前記腕部を利用することを特徴とする。
前記材料放出工程において、前記舗装材料の放出を所定高さで行うことを特徴とする。
このほか、前記ホッパー装置を複数用いることを特徴とする。
本発明では、例えば、既設橋の補強コンクリート舗装工事等を、材料受入部及び、この材料受入部を装置内で移動させる装置内移動機構を有するホッパー装置と、開閉部を備えるバケットを有し、このバケットを操作するためのアクチュエーターを備えた腕部が本体部から延伸している運搬体とを用いて行う。これにより舗装位置への舗装材料の運搬に関し、狭小な作業範囲であっても機械化を実現し、作業の効率化及び人件費の抑制を図ることができる。さらに、本発明では、材料受入部で受け入れた舗装材料を、装置内移動機構によってバケットへ移し替え、舗装位置へ向けて運搬体で運搬し、舗装位置で地面へ放出する。このため、究極的には人手をかけずに舗装位置への舗装材料の運搬を実現することができ、少なくとも必要最小限の人手により舗装位置への舗装材料の運搬を済ますことができる。したがって、時間的、経済的に効率的な既設橋の補強コンクリート舗装工事等の施工を実現することができる。運搬体の腕部を利用して舗装材料を舗装位置で地面へ放出するから、接着剤を塗布した地面の上を運搬体が動くこともない。
本発明では、材料投入工程において、材料受入部への舗装材料の投入を、舗装材料の製造装置から直接行う及び/又は手押し型一輪車を利用して行う。このため、材料投入工程を始めるにあたっても、究極的には人手をかけずに、少なくとも必要最小限の人手により舗装位置への舗装材料の運搬を実現することができる。
本発明では、運搬工程において、バケットを運搬体の腕部より本体部側に位置させて運搬する。これにより、運搬体がその本体部を中心として最小の旋回半径で旋回できることとなるため、狭小な作業範囲に対応することができ、工事車線以外での車両の通行に支障をきたさないようにすることができる。
本発明では、運搬工程において、バケットの開閉部を閉じるのに地面を利用する。また、材料放出工程において、バケットの開閉部を開くのに腕部を利用する。これにより、バケットの開閉を、バケット自体に動力を備えさせることなく実現することができる。
本発明では、材料放出工程において舗装材料の放出を所定高さで行う。これにより、放出する舗装材料の単位面積当たりの量を、ある程度均一化することができるので、その後の施工機(スプレッダ)を使った舗装作業に向けて必要な舗装材料の凹凸を均す作業にかかる負担を抑えることができる。
本発明では、ホッパー装置を複数用いる。これにより、手押し型一輪車を使って作業する人員を削減することができ、さらに効率的な既設橋の補強コンクリート舗装工事等の施工を実現することができる。
本発明に係る舗装位置への舗装材料の運搬方法の全体概要を表した概略図であって、(a)は本発明の材料投入工程及び材料移替工程からなる前半部を表した概略図、(b)は本発明の運搬工程及び材料放出工程からなる後半部を表した概略図である。 本発明における材料投入工程を表した概略図で、(a)は手押し型一輪車を利用する場合の概略図、(b)は舗装材料の製造装置から直接投入する場合の概略図である。 本発明における材料移替工程を表した概略図で、(a)は材料受入部が下位にある状態を表す概略図、(b)は材料受入部が上位にある状態を表す概略図、(c)は舗装材料をバケットへ移し替えるために材料受入部が傾いた状態を表す概略図である。 本発明における運搬工程を表した概略図で、(a)は舗装材料をバケットに収容している状態を表す概略図、(b)はバケットを腕部よりも本体側に位置させた状態で運搬体が、その最小径で旋回している様子を表す概略図である。 本発明における材料放出工程を表した概略図であり、(a)はアクチュエーターによりバケットを操作し、腕部を利用してバケットの開閉部を開く様子を表す概略図、(b)は接着剤が塗布された舗装位置の所定高さから舗装材料を放出している状態を表す概略図である。 本発明に係る舗装位置への舗装材料の運搬方法の全体概要をやや平面的に表した概略図である。 本発明を構成するホッパー装置例の全体概要を表した概略側面図である。 本発明を構成するホッパー装置例の全体概要を表した概略平面図である。 本発明を構成するホッパー装置例の全体概要を表した概略正面図である。 本発明に係るホッパー装置例の要部(装置内移動機構)を説明する要部説明図であって、(a)は受取部で舗装材料を受け取るときの受取部及びリンク機構の位置を説明する説明図、(b)は受取部で舗装材料を持ち上げたときの受取部及びリンク機構の位置を説明する説明図、(c)は受取部で舗装材料を移し替えるときの受取部及びリンク機構、油圧シリンダーの状態を説明する説明図である。 本発明を構成する開閉式バケット装置を備えた油圧ショベル例の全体概要を表した概略図である。 本発明を構成する開閉式バケット装置を表した概略説明図で、(a)は開状態を表した概略説明図、(b)は閉状態を表した概略説明図である。 本発明を構成する開閉式バケット装置に舗装材料を投入する(舗装材料が収容される)場面を概要で説明する概略図である。 本発明を構成する開閉式バケット装置を備えた油圧ショベル例における開閉式バケット装置の地面を利用した閉動作を説明する説明図であって、(a)は閉動作前の開閉式バケット装置を表した説明図、(b)は閉動作後の開閉式バケット装置を表した説明図である。 本発明を構成する開閉式バケット装置を備えた油圧ショベル例が収容した舗装材料を運搬する場面における開閉式バケット装置の位置を説明する説明図である。 本発明に係る開閉式バケット装置を備えた油圧ショベルが運搬時に、最小旋回径で旋回している様子を概要で説明する概略説明図である。 本発明を構成する開閉式バケット装置から舗装材料を放出する場面を概要で説明する概略説明図である。 本発明を構成する開閉式バケット装置を備えた油圧ショベル例における開閉式バケット装置の腕部(ブーム)を利用した開動作を説明する説明図であって、(a)は開動作前の開閉式バケット装置を表した説明図、(b)は開動作後の開閉式バケット装置を表した説明図である。 従来の既設橋の補強コンクリート舗装工事等における舗装位置への舗装材料の運搬方法を表した概略図である。
以下、本発明に係る舗装位置への舗装材料の運搬方法に関する実施形態を、図面を参照しつつ詳述する。以下に説明する実施形態は、本発明の一例に過ぎない。本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。
本発明は、図1に示すように、ホッパー装置1及び運搬体としての油圧ショベル2を用い、工期の短縮、人件費の圧縮等、時間的、経済的に高効率な舗装施工を実現するのに資する舗装位置への舗装材料の運搬方法に係る。
ホッパー装置1は、例えば、図3に示すように、材料受入部としての角錐部11aが形成されているホッパー様のホッパー部11と、このホッパー部11を装置内で上下方向に移動させるリンク機構121及び、ホッパー部11を傾ける油圧シリンダー122からなる装置内移動機構としての機械機構部12を有している。ホッパー部11は、リンク機構121により装置内で略水平の状態のまま、上下方向に移動させられる。ホッパー部11は、油圧シリンダー122により、ホッパー部11の舗装材料を油圧ショベル2へ受け渡す側の端部が支点となって傾けられる。図3(c)に示すように、油圧シリンダー122によってホッパー部11が傾けられた状態において、ホッパー部11の舗装材料を受け入れる側の端部は、舗装材料を油圧ショベル2へ受け渡す側の端部よりも高い位置にある。
ホッパー部11の角錐部11aで受け入れることのできる舗装材料の容量は、効率の観点から舗装材料の製造装置の能力(フル稼働時)に対応させることが好ましく、例えば、0.1〜0.3m3であることが適切である。本実施形態においてその容量は、例えば、0.2m3である。
また、ホッパー部11を装置内で上下方向に移動させるリンク機構121は、ホッパー部11の前端部及び後端部で連結される2対の平行リンクの構造とすればよい。本実施形態において、機械機構部12の一部を構成する油圧シリンダー122は例示であり、ホッパー部11を略水平位置から傾斜位置へと傾けることのできる機構であれば、エアシリンダー等の各種のアクチュエーターを採用することができる。機械機構部12の一部を構成するリンク機構121も、ホッパー部11を装置内で略水平の状態のまま、上下方向に移動させることのできる機構であればよく、平行リンク等のリンクを利用した機構に限定されない。ホッパー装置1の動力は、エンジン又はモーターによって得ることができる。リンク機構121の動力は、電動シリンダー、エンジン、油圧又は電動モーター等の各種の駆動装置を採用することができる。
油圧ショベル2は、バケット23をアタッチメントとして備える。バケット23は、油圧ショベル2のアクチュエーターとして機能する油圧シリンダー22によって操作される。具体的には、油圧ショベル2は、例えば図4,5に示すように、動力源及び運転席等が設けられている本体部から延伸している腕部21の先端にバケット23を有している。そして、その腕部21に油圧シリンダー22が備えられている。本実施形態において、油圧シリンダー22は例示であり、バケット23を操作することのできる機構であれば、エアシリンダー等の各種のアクチュエーターを採用することができる。油圧ショベル2の動力も、エンジン又はモーターによって得ることができる。
バケット23は、例えば、図3(a)〜(c)に示すように、舗装材料を収容する容器であるバケット本体231と、このバケット本体231の開放側を開閉する役割を担う開閉部232とから構成されている。バケット23は、この開閉部232の開閉を通じて舗装材料を収容し、また外部へ放出することができる。
開閉部232は、バケット本体231の開放側を開閉するシャッター部2321と、シャッター部2321の両端からバケット本体231を包囲するようにして一対で形成され、シャッター部2321でバケット本体231の開放側を開閉するための構造体としての開閉動作部2322とからなる。開閉動作部2322には、開閉動作のための中心点となる軸体2323が設けられている。また、開閉動作部2322同士が、シャッター部2321が設けられている側と逆側の端部において棒体2324によって連結されている。このほか、開閉動作部2322に運搬の確実のため、これを不動とするための鍵が設けられることが好ましい。開閉動作部2322は略扇型であり、略扇型の円弧側にシャッター部2321が設けられ、略扇型の要側に棒体2324が設けられている。
バケット本体231の容量は、例えば、0.2〜0.8m3であることが効率的な施工の観点から好ましい。本実施形態において、その容量は例えば、0.4m3である。効率の観点からバケット本体231の容量は大きいほど好ましいものの、その重量が増えるにつれ油圧ショベル2を大型化する必要に迫られ、狭小な作業現場に対応することが不可能になる。したがって、バケット本体231の容量は0.2〜0.8m3程度が適切である。
油圧ショベル2は、図4(a)、(b)に示すように、油圧シリンダー22によって腕部21の先端を支点(中心点)とし、バケット23を回転させることができる。バケット23が腕部21よりも運転室等が設けられている本体部側に位置するとき、その開閉側であるシャッター部2321は下(地面側)に向けられる。バケット23が腕部21よりも外側に位置するとき、その開閉側のシャッター部2321は上(天空側)に向けられる。
本発明に係る舗装位置への舗装材料の運搬方法では、図1に示すように、ホッパー装置1及び油圧ショベル2を用い、おおむね以下の工程を行う。なお、図1において、本発明に係る舗装位置への舗装材料の運搬方法の全工程の概要を表している。
(1)材料受入工程(図2も参照のこと)
材料受入工程では、各原料を混合する等し、舗装材料としてのFRC又はSFRCを製造する製造装置EからFRC又はSFRCを直接、ホッパー装置1におけるホッパー部11の角錐部11aへ投入する。また、この製造装置Eから手押し型一輪車Uに供給されたFRC又はSFRCを、この手押し型一輪車Uを介してホッパー部11の角錐部11aへ投入する。または、これらを併用して行う。これらを併用して行う場合に、ホッパー装置1を複数、例えば、2台導入することができる。なお、製造装置Eから供給されるFRC又はSFRCを直接、ホッパー装置1におけるホッパー部11に投入することなく、油圧ショベル2のバケット23へ投入することもできる。
(2)材料移替工程(図3も参照のこと)
材料移替工程では、ホッパー部11で受け入れたFRC又はSFRCを、リンク機構121として例えば、平行リンクによって上位に持ち上げ、さらに油圧シリンダー122によってホッパー部11を傾けて、油圧ショベル2のバケット23へ移し替える。
(3)運搬工程(図4も参照のこと)
運搬工程では、油圧ショベル2において、FRC又はSFRCを収容したバケット23を油圧シリンダー22によって操作し、地面を利用しつつ開閉部232でバケット23を閉じるとともに、その状態でバケット23を回転させて、腕部21よりも本体側に位置させる。続いて、油圧ショベル2の本体を中心として旋回させ、油圧ショベル2で舗装位置へ向けてFRC又はSFRCを運搬する。油圧ショベル2が旋回し、舗装位置へFRC又はSFRCを運搬するとき、バケット23の開閉側(シャッター部2321)は下(地面側)に向いている。
(4)材料放出工程(図5も参照のこと)
材料放出工程では、舗装位置まで来た油圧ショベル2において、FRC又はSFRCを収容したバケット23を油圧シリンダー22によって操作し、その腕部21を利用しつつ開閉部232を開き、舗装位置でFRC又はSFRCを放出する。特に、FRC又はSFRCの放出が常に一定の高さからなされるように、油圧シリンダー22によってバケット23を操作し、その開閉側を所定の高さで固定する。FRC又はSFRCを放出するに際しての前後及び左右へのバケット23の移動は、腕部21又は油圧ショベル2を動かすことで対応する。
その後、舗装位置で放出されたFRC又はSFRCに対し、舗装の施工機であるスプレッダSを使って実際に鋼床版を舗装する工程に進めばよい。
なお、材料受入工程において上述のとおり、製造装置Eから供給されるFRC又はSFRCを、ホッパー装置1におけるホッパー部11に投入することなく、油圧ショベル2のバケット23へ直接、投入してもよい。
以下、本発明に係る舗装位置への舗装材料の運搬方法に基づいた既設橋の補強コンクリート舗装工事の例としての実施形態を、図面(特に、図2〜図6)を参照しつつ説明していく。
本実施形態では、図6に示すように、既設橋の補強コンクリート舗装工事において舗装位置への舗装材料の運搬方法を実施するにあたり、すでに既設の舗装が撤去され、鋼床版が出現している。また、その表面は研掃されている。舗装位置付近に接着剤(網掛けで表現している。)が塗布され、その地面(鋼床版)上で重機等を動かすことが不可能となっている。このほか、工事車線以外で車両の通行は制限されておらず、作業範囲は工事車線のみであって狭小である。本実施形態では、施工の効率化のため、舗装材料(FRC又はSFRC)の製造装置Eが複数台、例えば2台、車線の進行方向に縦列(タンデム)に設置されている。また、施工機(スプレッダS)が設置されている舗装位置から舗装材料の製造装置の遠方側までの距離は130mである。
このような状況において、まず、図2(a)、図2(b)に示すように、材料受入工程として、一台目(例えば、車線の進行方向において後方側)のFRC又はSFRCを製造する製造装置EからFRC又はSFRCを直接、ホッパー装置1におけるホッパー部11の角錐部11aへ投入する。また、二台目(例えば、車線の進行方向において前方側)の製造装置Eから手押し型一輪車Uに供給されたFRC又はSFRCを、手押し型一輪車Uを介して同じホッパー装置1におけるホッパー部11の角錐部11aへ投入する。図2(a)、図2(b)に示すように、ホッパー装置1のホッパー部11の位置は、下位(地面に近い位置)である。
なお、一台目の製造装置Eから供給されるFRC又はSFRCを、油圧ショベル2のバケット23へ直接投入し、二台目の製造装置Eから手押し型一輪車Uに供給されたFRC又はSFRCを、手押し型一輪車Uを介してホッパー装置1におけるホッパー部11の角錐部11aへ投入するようにしてもよい。
本実施形態において、FRC又はSFRCを製造する製造装置Eはそれぞれ、1バッチ当たり、0.2m3のFRC又はSFRCを製造することができる。また、一時間当たり8.0m3のFRC又はSFRCを製造することができる。製造装置Eからホッパー部11又は油圧ショベル2のバケット23へのFRC又はSFRCの直接投入は、1.5分間隔で間欠的に行われ、手押し型一輪車Uを介したホッパー部11へのFRC又はSFRCの投入は連続的に行われる。
さらに、材料移替工程として、図3(a)に示すように、ホッパー装置1において、所定量(例えば、1バッチに相当する0.2m3)のFRC又はSFRCが角錐部11aに溜まった段階で、図3(b)に示すように、ホッパー部11をリンク機構121によって持ち上げて上位に位置させる。次に、図3(c)に示すように、油圧シリンダー122によってホッパー部11を傾ける。これにより、所定量(例えば、0.2m3)のFRC又はSFRCを、所定位置で待機していた油圧ショベル2のバケット23へ、ホッパー部11の傾斜に沿って流して移し替える。本実施形態において、油圧ショベル2のバケット23の積載容量は0.4m3であるので、材料移替工程を2度行った後、次の工程に進むこととなる。
続いて、運搬工程として、所定量(例えば、0.4m3)のFRC又はSFRCをバケット23に収容した後、図4(a)に示すように、油圧シリンダー22によりバケット23を操作し、傾斜していた開閉部232を直立させるようにしてバケット23を閉じる。具体的には、バケット本体231の開放側をシャッター部2321によって閉じる動作を、地面を利用した仕組みで行う。
まず、開閉動作部2322のシャッター部2321が設けられている側と逆側の端部を地面に接地させる。この状態で、油圧シリンダー22を固定しつつ腕部21を操作することにより、軸体2323を中心(支点)として開閉動作部2322を動かし、これにシャッター部2321を連動させて、バケット本体231の開放側を閉じるのである。バケット本体231の開放側を閉じた後には、運搬の確実のため、鍵で開閉動作部2322を施錠し、開閉動作部2322を不動とすることが好ましい。
さらに、油圧シリンダー22を操作してバケット23を回転させ、その開閉側(シャッター部2321)を下(地面側)に向かせるとともに、バケット23を腕部21よりも運転室等が設けられている本体側に位置させる。その状態で、図4(b)に示すように、油圧ショベル2の本体を中心として最小となる旋回半径により旋回し、舗装位置へ向けてFRC又はSFRCを運搬する。なお、本発明の実施に際し、舗装位置へFRC又はSFRCを運搬するのに必ずしも、バケット23を腕部21よりも本体側に位置させる必要はないが、旋回半径が小さくなるので、工事車線以外での車両の通行に支障をきたすことがなくなる等のメリットがある。
最後に、材料放出工程として、舗装位置の付近まで到着した油圧ショベル2の腕部21を伸ばし、すでに接着剤が塗布されている地面の上方を、FRC又はSFRCを収容したバケット23に通過させることで、このバケット23を舗装位置まで届ける。続いて、図5(a)、(b)に示すように、バケット23を油圧シリンダー22によって操作し、腕部21を利用しつつ開閉部232を開き、舗装位置でFRC又はSFRCを放出する。具体的には、バケット本体231の開放側をシャッター部2321によって開く動作を、腕部21を利用した仕組みで行う。なお、運搬の確実のために閉じておいた鍵は、バケット23が舗装位置まで届けられた段階で解錠する。
すなわち、図5(b)に示すように、油圧シリンダー22を利用し、バケット23を回転させて、開閉動作部2322のシャッター部2321が設けられている側と逆側の端部に設けられた棒体2324を腕部21と接触させる。この状態をさらに進めることにより、軸体2323を中心として開閉動作部2322を動かし、これにシャッター部2321を連動させてバケット本体231の開放側を開き、FRC又はSFRCを放出する。
特に、FRC又はSFRCの放出が常に一定の高さからなされるように、油圧シリンダー22によってバケット23を操作し、その開閉側(シャッター部2321)を所定の高さで固定する。放出するFRC又はSFRCの単位面積当たりの量をある程度均一化し、その後の施工機(スプレッダS)を使った舗装作業に向けて必要な凹凸を均す作業にかかる負担を抑えるためである。
なお、上記実施形態において、バケット23のシャッター部2321の開閉をする際に地面や腕部21を利用しているが、別途油圧シリンダー等のアクチュエーターを油圧ショベル2に追加設備し、これを利用することもできる。油圧ショベル2には通常、各種アタッチメント用として油圧配管の予備が一式、標準装備されているので、この予備を利用することができる。この場合、鍵で開閉動作部2322を施錠する等の作業が不要になるというメリットがある。
ここで、上記実施形態において、2台の製造装置Eをフル稼働させたときに必要な人員について算出したので、以下に説明する。なお、舗装材料の製造装置Eを2台、フル稼働させて舗装工事を進める場合に従来の方法を採用すれば、上述のとおり33台以上の手押し型一輪車U及びこれに関わる人員が必要となる。また、本実施形態では、施工機が設置されている舗装位置からFRC又はSFRCの製造装置の遠方側までの距離を130mに設定している。
まず、手押し型一輪車Uに搭載可能なFRC又はSFRCの容量は、0.032m3である。したがって、FRC又はSFRCの製造装置E1台の1バッチ(0.2m3)に対し、6.25台の手押し型一輪車Uが必要となる。上述のとおり製造装置Eは、一時間当たり8.0m3のFRC又はSFRCを製造することができるので、その1バッチ分の最小サイクルタイム(フル稼働時)は、1.5分(0.2m3×60分/8.0m3)となる。手押し型一輪車Uを扱う作業者の運搬速度を4km/時、製造装置Eからホッパー装置1までの距離を40mとすれば、その往復に必要な時間は1.2分であって、また、FRC又はSFRCの荷下ろし、及び待機ロス等の時間を0.25分とすれば、手押し型一輪車Uのサイクルタイムは1.45分となる。そうすると、製造装置Eをフル稼働させたときに必要な手押し型一輪車Uの台数は、約6台(1.45分/1.5分×6.25台)となる。
一方、油圧ショベル2の平均移動速度を15km/時(250m/分)、ホッパー装置1から舗装位置までの距離を90mとすれば、その往復に必要な時間は0.72分(90m×2/250m分)であって、また、FRC又はSFRCの荷下ろし及び積込み等の時間を0.5分とすれば、そのサイクルタイムは1.22分となる。製造装置Eの1バッチ分の最小サイクルタイムが1.5分であるから、製造装置Eをフル稼働させても油圧ショベル2を使った運搬工程、材料放出工程がボトルネックとなることがない。
そうすると、手押し型一輪車Uを使って作業する人員6名と、ホッパー装置1の制御、管理等を担当する者、油圧ショベルの運転者等の必要最低限の人員で効率的に、本発明に係る舗装位置への舗装材料の運搬方法を実施することができ、これを用いた既設橋の補強コンクリート舗装工事を施工することができる。従来(33名以上)に比べると5分の1程度の人員で、舗装材料の一連の運搬が実現することとなる。
また、本発明では、さらなる効率化を考慮し、ホッパー装置1を2台導入して舗装位置への舗装材料の運搬方法を実施することができる。この場合、例えば、油圧ショベル2のアタッチメントに付けるバケット23の容量を倍にするという単純な設計変更で、さらなる効率化が実現する。
一方、既設橋の補強コンクリート舗装工事における工事車線の幅を考慮すれば、油圧ショベル2を複数台(例えば、2台)使用して実施することは通常想定されない。このため、ホッパー装置1を複数台導入する場合、リンク機構121及び油圧シリンダーからなる機械機構部12が動作する時期(材料移替工程を行うタイミング)を、ホッパー装置1ごとにずらすことが好ましい。また、ホッパー装置1ごとに材料投入工程を進めるタイミングをずらすことを通じて材料移替工程を行うタイミングをずらすこともあり得る。
このほか、FRC又はSFRCの製造装置Eの1バッチ(0.2m3)に相当する量を収容する都度、油圧ショベル2を使って運搬工程、材料放出工程を進めるようにしても構わない。
本発明では、ホッパー装置1及び、開閉部232を備えるバケット23を有する油圧ショベル2を用いて機械化を図りつつ、材料投入工程、材料移替工程、運搬工程及び材料放出工程を効率的に進め、必要最小限の人手により舗装位置への舗装材料の運搬を実現することができる。したがって、時間的、経済的に効率的な既設橋の補強コンクリート舗装工事等の施工に資することができる。腕部21を利用して舗装材料を舗装位置で地面へ放出するから、油圧ショベル2が接着剤を塗布した地面の上を動くこともない。
また、本発明では、バケット23を油圧ショベル2の腕部21より本体側に位置させて運搬するので、油圧ショベル2の最小の旋回半径で旋回することができ、工事車線以外での車両の通行に支障をきたさないようにすることができる。バケット23の構造に工夫を加え、バケット23の開閉部232の開閉を、地面を利用したり、油圧ショベル2の腕部21を利用したりすることで実現し、バケット23の構成を単純にしている。舗装材料の放出を所定高さで行って、放出する舗装材料の単位面積当たりの量をある程度均一化し、その後のスプレッダSを使った舗装作業に向けて必要な舗装材料の凹凸を均す作業にかかる負担を抑えているので、さらに効率的な施工を進めることができる。
(実施例1)
ここで、本発明を構成するホッパー装置の構成例を図7〜図10を用いて説明する。このホッパー装置の構成は、本発明の一例に過ぎない。本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。
ホッパー装置30は、例えば、図7に示すように、舗装材料を受け取る材料受入部としての受取部310と、この受取部310を装置内で移動させる装置内移動機構320とを備え、物体を低位置から高位置へ移動させることができる。ホッパー装置30は、例えば、狭い場所を人力で搬送した後、広い場所に至ったときに舗装材料を重機に移し替える作業を効率化するのに活用することのできる装置として提供することができる。
ホッパー装置30は、図7〜9に示すように、舗装材料を収容する凹部である角錐部311が形成されているホッパー様の受取部310と、この受取部310を装置内で移動させる装置内移動機構320とを備えている。装置内移動機構320は、受取部310を低位置から高位置へ、又は高位置から低位置へ昇降させる昇降手段と、受取部310の一端部310aを持ち上げて受取部310を傾ける傾斜手段とを有している。
本実施形態において受取部310を低位置から高位置へ、又は高位置から低位置へ昇降させる昇降手段には、平行リンク321を採用している。受取部310の一端部310aを持ち上げて傾ける傾斜手段には、油圧シリンダー322を採用している。なお、ホッパー装置30の一側とは、舗装材料がホッパー装置30まで運ばれてくる側をいう。すなわち、受取部310で舗装材料を受け取る側をホッパー装置30の一側という。また、ホッパー装置30の他側とは、舗装材料をホッパー装置30から他へ移し替える、例えば、高位置で待つ重機の収容部へ移し替える側をいう。
ホッパー装置30は、昇降手段として平行リンク321を採用することにより、受取部310を略水平の状態のまま低位置から高位置へ上昇させることができる。また、受取部310を低位置にあるときにホッパー装置30の一側下方に位置させ、傾けられたときにホッパー装置30の他側上方に位置させ、その移動を容易に達成することができる。ただし、本発明において、これらの受取部310の状態や位置移動を可能にする昇降手段であれば、平行リンク321に限定されないで採用することができる。
ホッパー装置30は、傾斜手段として油圧シリンダー322を採用することにより、高位置へ上昇させられた後の受取部310を簡単に傾けることができる。また、油圧シリンダー322によって、受取部310を傾けるときに、一端部310aを持ち上げる一方で他端部310bを支点とする構成を、例えば、他端部310bに軸体312aを設けて軸支する等の容易な構造により達成することができる。ただし、本発明において、これらの受取部310の傾斜を可能にする昇降手段であれば、油圧シリンダー322に限定されないで採用することができる。例えば、エアシリンダー、その他の伸縮するアクチュエーターを採用しても同様な作用を発揮することができる。
ホッパー装置30は、一側下方(低位置)にあった舗装材料を、他側上方(高位置)へ移動させ、さらに他へ移すのに、舗装材料の運搬方向に逆らう(逆行する)ことがない。そして、受取部1は高位置に位置するときに、ホッパー装置30の他側上方において他端部310bが支点となり、一端部310aが油圧シリンダー322に持ち上げられ、傾けられて、受取部310内の舗装材料を傾斜に沿わせて流し、他へ移すこととなる。
以下、ホッパー装置30の構造について図7〜図10を用いて詳細に説明していく。
受取部310は、特に、図7に示すように、舗装材料を収容する凹部である角錐部311及び、この角錐部311を包囲しているフレーム体312とからなる。この角錐部311の凹部を形成している底部311aは、受取部310の一端部310a側の凹みが大きく、他端部310b側へ向けて、その凹みが小さくなるように傾斜している。このような角錐部311の凹部形状は、受取部1の他端部310b側を傾けて他へ移すのを念頭に置きつつ、舗装材料を角錐部311へより多く収容するのに好適な形状となる。
受取部310は、この傾斜している角錐部311の底部311aの傾斜途中(略中央部)に、油圧シリンダー322の一端322aが接続されている。また、受取部310の他端部310bでは、そのフレーム体312に、受取部1が傾けられたときに支点となる軸体312aが設けられるとともに、油圧シリンダー322の他端322bが接続されている。角錐部311の他端部は、この支点となる軸体312aに接して配置されている。
角錐部311で受け入れることのできる舗装材料の容量は、例えば、0.1〜0.3m3であることが効率的な施工の観点から好ましい。本実施形態において、その容量は、例えば、0.2m3(舗装材料の製造装置の1バッチ分)である。効率の観点から舗装材料の製造装置の能力(フル稼働時)に対応させることが好ましく、本実施形態では0.1〜0.3m3であることが適切である。
平行リンク321は、2対で合計4本の棒体からなり、それぞれホッパー装置30における本体31の一側及び他側と、受取部310における一端部310a及び他端部310b側のフレーム体312上とに接続されている。平行リンク321は、この2対4本が常に平行に動作することにより、受取部310を略水平のまま低位置から高位置へ、又は高位置から低位置へ昇降させることとなる。また、舗装材料の運搬方向に逆らう(逆行する)ことなく、一側下方(低位置)にあった舗装材料を、他側上方(高位置)へ移動させることができる。平行リンク321を動作させるための動力源は、電動シリンダー、エンジン、油圧又は電動モーター等の各種の駆動装置を採用することができる。
油圧シリンダー322は、上述のとおり、その一端322aが角錐部311の底部311aの傾斜途中(略中央部)に接続されている。また、油圧シリンダー322の他端322bが、受取部310の他端部310bのフレーム体312上に接続されている。その他端部310bにおいて、フレーム体312が軸体312aにより軸支されていることから、油圧シリンダー322は伸縮動作することにより、他端322bを支点とし、一端322aで受取部310を持ち上げることとなる。
これにより、受取部310の一端部310a側が持ち上げられ、角錐部311が傾く。角錐部311の他端部は、軸体312aに接して配置されているので、ほぼ不動である。また、油圧シリンダー322が伸縮動作し、角錐部311の一端部を持ち上げるのに際し、平行リンク321も不動である。平行リンク321の2対4本の棒体はいずれもフレーム体312上に接続されているからである。
なお、油圧シリンダー322を動作させるための動力源は、電動シリンダー、エンジン、油圧又は電動モーター等の各種の駆動装置を採用することができる。また、ホッパー装置30は、移動を便宜とするため、その本体31に車輪を備えさせ、かつエンジン等を備えさせて自走可能とすることができる。また、ホッパー装置30の操作等に鑑み、手すりを備えさせることが好ましい。
以下、ホッパー装置30の動作について図10を用いて詳細に説明していく。
まず、舗装材料を製造する製造装置から舗装材料が直接、ホッパー装置30における受取部310の角錐部311へ投入される。また、この製造装置から手押し型一輪車に供給された舗装材料が、この手押し型一輪車を介して受取部310の角錐部311へ投入される。または、これらが併用して行なわれる。これらを併用して行う場合に、ホッパー装置30は複数、例えば、2台導入されることが好ましい。このときホッパー装置30は、図10(a)に示すように、受取部310が一側下方(低位置)に位置している。したがって、製造装置から直接投入することはもちろん、手押し型一輪車を介しても、容易に低位置にある受取部310の角錐部311へ舗装材料を投入することができる。
次に、受取部310の角錐部311で受取った舗装材料が、平行リンク321によって角錐部311を略水平の状態のまま高位置まで持ち上げる。これにより、図10(b)に示すように、舗装材料を角錐部311から外部へこぼすことなく、かつ、舗装材料の運搬方向に逆らうことなく、ホッパー装置310の一側下方(低位置)から他側上方(高位置)へ移送することができる。
さらに、図10(c)に示すように、ホッパー装置30の他側上方(高位置)において、油圧シリンダー322によって角錐部311における受取部310の一端側310aが持ち上げられ、受取部310(角錐部311)が傾けられる。このとき、角錐部311の他端部は、受取部310の傾けられる支点となるフレーム体312の軸体312aが支点に接して配置されているので、ほぼ不動とされる。そして、角錐部311の他端部が固定されて角錐部311が傾けられるので、角錐部311に収容した舗装材料をこぼすことなく、所定位置で待機していた油圧ショベルのバケットへ、受取部310(角錐部311)の傾斜に沿って流して移し替えることができる。
(実施例2)
また、本発明を構成する開閉部を備えるバケット、及び、このバケットを有する油圧ショベルの構成例を図11〜図18を用い、開閉式バケット装置40及び、この開閉式バケット装置40を備えた油圧ショベル50として説明する。このバケットを有する油圧ショベルの構成は、本発明の一例に過ぎない。本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。
図11に示すように、油圧ショベル50は、動力源や運転室等を備える本体部51と、この本体部51から伸びる腕部を構成している本体部51側のブーム52及び先端側のアーム53とからなる。開閉式バケット装置40は、開放側を有するバケット本体41と、このバケット本体41の開放側を開閉する開閉部材42とを有し、油圧ショベル50のアーム53の先端の取付部531に取付けられる。
開閉式バケット装置40及び、これを備えた油圧ショベル50により、舗装材料を路面上へ一定の高さから撒き広げ、舗装材料の凹凸をできるだけ揃えるという施工機(スプレッダ)を適用する前に必要な作業を、簡素に済ますことができるようになる。これにより、作業時間の短縮及び施工費の圧縮を図ることができる。
油圧ショベル50は、ブーム52及びアーム53に、アクチュエーターとして機能する油圧シリンダー52a、53aがそれぞれ備えられている。ブーム52及びアーム53とともに油圧シリンダー52a、53aは、本体部51の運転室に乗り込む人員よって操作される。そして、取付部531に取付けられた開閉式バケット装置40は、アーム53の油圧シリンダー53aによって軸531aを中心とした回転動作をさせられる。なお、本実施形態において、油圧シリンダー52a、53aは例示であり、エアシリンダー等の各種のアクチュエーターを採用することができる。油圧ショベル50の動力は、エンジン又はモーターによって得ることができる。
油圧ショベル50における本体部51、ブーム52、アーム53及び油圧シリンダー52a、53a、アーム53の先端の取付部531は、それぞれ公知の構成により達成される。この取付部531に取付け可能な構造の開閉式バケット装置40のアタッチメント部40aは、開閉式バケット装置40を構成するバケット本体41に設けられる。
開閉式バケット装置40は、上述のとおり、一側が開放され、製造装置で製造された舗装材料等を収容する容器となるバケット本体41と、このバケット本体41の開放側41aを開閉する開閉部材42とからなる。図12に示すように、バケット本体41は、製造装置で製造された舗装材料を収容する容器であり、一側、すなわち6面のうちの1面が開放された略直方体形状を有している。この1面が開放されて形成される開放側41aの4つの辺のうち、対向する2辺は、開閉部材42の形状(後述する開閉動作部422の略扇型形状)に対応し、円弧曲線で構成されている(特に、図12(a)を参照のこと)。
なお、本実施形態において、バケット本体41の容量は、例えば、0.2〜0.8m3であることが効率的な施工の観点から好ましい。本実施形態において、その容量は例えば、0.4m3である。効率の観点からバケット本体41の容量は大きいほど好ましいものの、その重量が増えるにつれ油圧ショベル2を大型化する必要に迫られ、狭小な作業現場に対応することが不可能になる。したがって、バケット本体11の容量は0.2〜0.8m3程度が適切である。
開閉部材42は、バケット本体41の開放側41aの開閉体となるシャッター部421と、このシャッター部421の両端からバケット本体41を包囲するようにして一対で形成されている開閉動作部422とから構成されている。開閉動作部422は、略扇型形状に形成されている。シャッター部421は、開閉動作部422の略扇型形状の円弧側の円弧曲線に沿って設けられるため、断面が円弧形状となる曲面を有して形成される。
開閉動作部422には、開閉動作のための中心点となる軸体422a及び、開閉動作部422同士をシャッター部421が設けられている側と逆側の端部、すなわち略扇型形状の要側で連結する連結体としての丸棒体423が設けられている。また、バケット本体41の開放側41aをシャッター部材421で閉じた状態を維持し、開閉部材42そのものの動きを規制して不動とする施錠部424が設けられている。なお、この施錠部424の位置に対応させてバケット本体41の外側表面に、施錠部424による施錠を成立させるためのバケット本体側施錠構造(図示省略)が形成されている。
軸体422aは、シャッター部421によりバケット本体41の開放側41aを開閉する開閉動作の支点となる。軸体422aは、開閉動作部422の中心付近に設けられ、開閉動作部422を貫通し、バケット本体41に接続されている。また、施錠部424も開閉動作部422の中心付近に設けられ、施錠時にバケット本体41のバケット本体側施錠構造とで施錠状態を形成する。
開閉動作部422の略扇型形状の要側には、開閉動作部422同士を連結する丸棒体423を設けるための突出片422bが形成されている。突出片422bを形成し、この突出片422bに丸棒体423を設ける理由は、後述するように、バケット本体41の開放側41aを開閉部材42によって閉じるのを、突出片422bを路面に接地させて固定した上で、開閉動作部422の軸体422aを支点とした回転動作により達成するためである。また、バケット本体41の開放側41aを開閉部材42によって開くのを、油圧ショベル50のアーム53に丸棒体423を当接させることで達成するためである。
本実施形態において、開閉動作部422同士を連結する連結体を丸棒体423としたが、これに限定されることなく各種の角棒体等の連結体を採用することができる。連結体に求められるのは、開閉動作部422同士を連結可能な形状であること、油圧ショベル50のアーム53に当接させる及び路面に接地させ、これに基づいて開閉式バケット装置40の開閉動作を行うことのできる構造及び強度を有すること等である。
以下、上記構成の開閉式バケット装置40を備えた油圧ショベル50の動作を、図面(特に、図13〜図18)を参照しつつ、道路舗装工事に適用した場合を例に説明する。以下の説明も、本発明の一例に過ぎず、本発明がこの形態に限定されることはない。
まず、図13に示すように、各原料を混合する等し、舗装材料を製造する製造装置Eから直接又は手押し型一輪車Uを介して、油圧ショベル50に取付けられている開閉式バケット装置40へ舗装材料を投入する。このとき、バケット本体41の開放側41aは、略扇型形状の開閉動作部422を傾斜させておくことで、シャッター部421(開閉部材42)により閉じられていない(開放されている)。略扇型形状の開閉動作部422を傾斜させることで、路面へ、開閉動作部422の要側に設けられている突出片422bが接することとなる。
開閉式バケット装置40への舗装材料の投入(収容)が完了したら、そのバケット本体41を開閉部材42で閉じる。具体的には、図14(a)に示すように、開閉部材42における開閉動作部422の突出片422bが路面に接して固定されているので、これを支えにして油圧ショベル5のブーム52、アーム53と油圧シリンダー22a、23aを使って開閉動作部422を操作し、バケット本体41の開放側41aを閉じるのである。
図14(b)に示すように、バケット本体41の開放側41aは、軸体422aを支点に開閉動作部422が回転動作することにより、シャッター部材421によって閉じられる。バケット本体41の開放側41aがシャッター部材421によって閉じられる頃には、開閉動作部422の要側端部が路面に接することになる。
バケット本体41の開放側41aを開閉部材42で閉じたら、開閉動作部422の中心付近の施錠部424で施錠し、開閉部材42とバケット本体41との間の施錠状態を形成する。その状態で、図15に示すように、油圧ショベル5のブーム52、アーム53と油圧シリンダー52a、53aにより開閉式バケット装置1を回転させて、開閉式バケット装置40をアーム53よりも本体部51側に位置させる。
続いて、図16に示すように、本体部51を中心に油圧ショベル50を、その最小旋回径で180度旋回させて、舗装位置へ向けて舗装材料を運搬する。開閉式バケット装置40をアーム53よりも本体部側に位置させるとき及び、油圧ショベル5を旋回させて舗装位置へ舗装材料を運搬するときはいずれも、バケット本体41の開放側41a(シャッター部421)が下(路面側)に向いている。
舗装位置まで来たら、図17に示すように、油圧ショベル5のブーム52、アーム53と油圧シリンダー52a、53aを操作し、ブーム52、アーム53を延ばして開閉式バケット装置40を開く。図18(a)に示すように、油圧ショベル50を操作し、開閉式バケット装置40を所定の高さまで下ろして開閉動作部422の施錠部424を解錠した上で、バケット本体41の開放側41aを開閉部材42で開くのである。
具体的には、図18(b)に示すように、開閉部材42における開閉動作部422の突出片422bに設けられている丸棒体423をアーム53に接触させる。この接触に基づいて、軸体422aを支点に開閉動作部422が回転動作し、バケット本体41の開放側41aがシャッター部材421によって徐々に開かれていく。なお、バケット本体41から路面へは、その高さが維持されたまま舗装材料等が放出されるため、バケット本体41の開放側41aよりも高い位置にある舗装材料等は、バケット本体内に留まる。
しかし、油圧ショベル50のブーム52、アーム53と油圧シリンダー52a、53aを操作し、そのままの高さでバケット本体51を水平に前後又は左右に移動させることにより、バケット本体41内に留まっている舗装材料等を路面へ放出することができる。これにより、放出する舗装材料の単位面積当たりの量をある程度均一化することができる。そして、舗装材料の高さをできるだけ揃えることで凹凸をならし、舗装材料の高さを揃えるという舗装の施工機を適用する前に必要な作業を簡素に済ますことができる。
なお、油圧ショベル50のブーム52、アーム53と油圧シリンダー52a、53aを操作し、バケット本体41を所定の高さで固定することに熟練の技は必要ない。また、開閉式バケット装置40のシャッター部421の開閉をする際、地面やアーム53を利用しているが、別途油圧シリンダー等のアクチュエーターを油圧ショベル50に追加設備して、これを利用することもできる。油圧ショベル50には通常、各種アタッチメント用として油圧配管の予備が一式、標準装備されているので、この予備を利用することができるからである。この場合、施錠部424が不要になるというメリットがある。
以上、本発明に関する実施形態を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。そして、本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。例えば、上記実施形態では、既設橋の補強コンクリート舗装工事に際して実施する舗装位置への舗装材料の運搬方法の例を取り上げた。したがって、運搬される舗装材料の例としてFRC又はSFRCを採用して説明している。
しかしながら、本発明は、FRC又はSFRCを採用する既設橋の補強コンクリート舗装工事への適用に限定されず、様々な舗装工事に適用することができる。そして、運搬される舗装材料についても当然、FRC又はSFRCに限定されることなく、グースアスファルト等であっても適用することができる。
1・・・・ホッパー装置
11・・・ホッパー部
11a・・角錐部
12・・・機械機構部
121・・リンク機構
122・・油圧シリンダー
2・・・・油圧ショベル
21・・・腕部
22・・・油圧シリンダー
23・・・バケット
231・・バケット本体
232・・開閉部
2321・シャッター部
2322・開閉動作部
2323・軸体
2324・棒体
2325・鍵
30・・・ホッパー装置(実施例1)
31・・・本体(実施例1)
310・・受取部(実施例1)
310a・一端部(実施例1)
310b・他端部(実施例1)
311・・角錐部(実施例1)
311a・底部(実施例1)
312・・フレーム体(実施例1)
312a・軸体(実施例1)
320・・装置内移動機構(実施例1)
321・・平行リンク(実施例1)
322・・油圧シリンダー(実施例1)
322a・一端(実施例1)
322b・他端(実施例1)
40・・・開閉式バケット装置(実施例2)
40a・・アタッチメント部(実施例2)
41・・・バケット本体(実施例2)
41a・・開放側(実施例2)
42・・・開閉部材(実施例2)
421・・シャッター部(実施例2)
422・・開閉動作部(実施例2)
422a・軸体(実施例2)
422b・突出片(実施例2)
423・・丸棒体(実施例2)
424・・施錠部(実施例2)
50・・・油圧ショベル(実施例2)
51・・・本体部(実施例2)
52・・・ブーム(実施例2)
52a・・油圧シリンダー(実施例2)
53・・・アーム(実施例2)
531・・取付部(実施例2)
531a・軸(実施例2)
53a・・油圧シリンダー
E・・・・製造装置
U・・・・手押し型一輪車
S・・・・スプレッダ(施工機)

Claims (7)

  1. 材料受入部及び、この材料受入部を装置内で移動させる装置内移動機構を有するホッパー装置と、開閉部を備えるバケットを有し、このバケットを操作するためのアクチュエーターを備えた腕部が本体部から延伸している運搬体とを用いて行う舗装位置への舗装材料の運搬方法であって、
    前記材料受入部へ、舗装材料を投入する材料投入工程と、
    前記材料受入部で受け入れた前記舗装材料を、前記装置内移動機構によって前記材料受入部から前記バケットへ移し替える材料移替工程と、
    前記アクチュエーターによって前記バケットを操作して前記開閉部を閉じ、前記バケットに収容した前記舗装材料を、舗装位置へ向けて前記運搬体で運搬する運搬工程と、
    前記アクチュエーターによって前記バケットを操作して前記開閉部を開き、前記運搬体で運搬してきた前記舗装材料を、前記舗装位置で放出する材料放出工程と、
    を含むことを特徴とする舗装位置への舗装材料の運搬方法。
  2. 前記材料投入工程において、前記材料受入部への前記舗装材料の投入を、前記舗装材料の製造装置から直接行う及び/又は手押し型一輪車を利用して行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の舗装位置への舗装材料の運搬方法。
  3. 前記運搬工程において、前記バケットを前記運搬体の前記腕部より前記本体部側に位置させて運搬する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の舗装位置への舗装材料の運搬方法。
  4. 前記運搬工程において、前記開閉部を閉じるのに地面を利用する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の舗装位置への舗装材料の運搬方法。
  5. 前記材料放出工程において、前記開閉部を開くのに前記腕部を利用する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の舗装位置への舗装材料の運搬方法。
  6. 前記材料放出工程において、前記舗装材料の放出を所定高さで行う、
    ことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の舗装位置への舗装材料の運搬方法。
  7. 前記ホッパー装置を複数用いる、
    ことを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載の舗装位置への舗装材料の運搬方法。
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