JP2015221631A - 車両用ルームミラー - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、ルームミラーの角度を調整するトルクを調整できるとともに、調整した位置にルームミラーを保持可能な車両用ルームミラーを提供する。【解決手段】ジョイントカバー7cをハウジング本体部5に装着するためにハウジング本体部5にはジョイントカバー7cを嵌入可能な貫通孔8aが設けられる。また、貫通孔8aにジョイントカバー7cを嵌入させるためにジョイントカバー7cを押圧する板状部材9aが備えられる。一方で、貫通孔8aはジョイントカバー7cの嵌入を阻害する大きさに形成される。そのため、板状部材9aによりジョイントカバー7cが貫通孔8aに強制的に押し込まれると、ジョイントカバー7cとジョイント部7bの間が狭まり、その状態で板状部材9aが固定される。【選択図】図3

Description

本発明は車両用ルームミラーに関する。
光の反射及び透過が可能なミラーの裏面に沿ってディスプレイを配置し、ミラーとディスプレイにより車両後方を監視できる車両用ルームミラーが知られる(特許文献1)。
特開平11−78693号公報
上記のルームミラーはミラーとディスプレイをハウジング内に収容し、そのハウジングはミラーの角度を調整する回転中心となるジョイント部を有するアームにより支持される。そのため、ミラーのみを収容する従来のルームミラーよりもハウジングを支えるアームに対する荷重が大きくなる。よって、ルームミラーの角度を調整するトルクを従来と同様に設定すると、そのトルクが小さいため、アームに装着されるハウジングがお辞儀をするように経時的にハウジングの頭部が垂れ下がってしまう。
本発明の課題は、ルームミラーの角度を調整するトルクを調整できるとともに、調整した位置にルームミラーを保持可能な車両用ルームミラーを提供する。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の車両用ルームミラーは、
光の反射により車両後方の領域を映すミラーを収容するハウジング本体部と、
ハウジング本体部に装着され、ハウジング本体部の角度を調整する回転中心となるジョイント部を有する支柱と、
ジョイント部を覆うようにジョイント部と摺動可能に装着され、ジョイント部をハウジング本体部に装着するジョイントカバーと、
ジョイントカバーをハウジング本体部に装着するためにハウジング本体部に設けられる、ジョイントカバーを嵌入可能な嵌入部と、
ジョイントカバーが嵌入部に嵌入する嵌入方向にジョイントカバーを押圧して嵌入させた状態で固定可能な押圧板と、を備え、
嵌入部は、嵌入方向の少なくとも一部で、ジョイントカバーの嵌入を阻害する大きさに形成され、押圧板によりジョイントカバーが嵌入部に強制的に押し込まれ、ジョイントカバーとジョイント部の間が狭まった状態で押圧板が固定されることを特徴とする。
本発明の車両用ルームミラーでは、ハウジング本体部の嵌入部にジョイント部を覆うように装着されたジョイントカバーが強制的に押し込まれる。ジョイントカバーが押し込まれる嵌入部はジョイントカバーの嵌入を阻害する大きさである。よって、ジョイントカバーは、嵌入部に押し込まれることで、自身とジョイント部の間が狭まり、その状態でハウジング本体部に固定される。そのため、ハウジング本体部(ミラー)の角度を調整する回転中心となるジョイント部とジョイントカバーの間の摩擦(ルームミラーの角度を調整するトルク)が大きくなる。したがって、調整した位置にハウジング本体部(ルームミラー)を保持することが可能となる。また、押圧板による押圧の度合いに応じてルームミラーの角度を調整するトルクを調整することが可能となる。
本発明の実施態様では、ハウジング本体部には、押圧板をハウジング本体部に固定するために押圧板の面方向において押圧板を挟み仮保持する一対の係止突起が設けられ、
係止突起は、係止突起の高さ方向の少なくとも一部で、一対の係止突起の幅が一対の係止突起に挟まれる押圧板の寸法より縮小するように突出する係止部を有し、
押圧板が一対の係止突起の間に挟まれるように一対の係止突起の基端に向けて強制的に押し込まれることで係止部が潰れて変形した状態により押圧板が仮保持される。
これによれば、ハウジング本体部に対して押圧板を仮保持することで、押圧板をハウジング本体部に固定する際における押圧板の位置ずれを抑制できる。よって、押圧板をハウジング本体部に組み付けるのが容易となる。
本発明の実施態様では、
押圧板は、その一端側から外延に向かって突出する突起を有し、
ハウジング本体部には、一対の係止突起を接続する直線に交差する方向に突起の位置を規制しながら、突起を挿入させる挿入口を備え、
係止突起の上方から挿入口に向けて突起を差し込み、挿入口により突起の位置を規制し、規制された突起を基点として押圧板を一対の係止突起の間に向けて回転させ、係止部が押圧板に係止される。
これによれば、挿入口により突起の位置が規制され、規制された突起を基点に押圧板を回転させ、回転した押圧板を係止部に係止する。よって、押圧板を係止する際の係止位置のずれを抑制できる。
本発明の実施態様では、
押圧板を係止部により仮保持した状態で押圧板の他端部と他端部に対応するハウジング本体部には押圧板の厚さ方向に貫通孔が同軸状に形成され、それらの貫通孔に軸状に締結部材を螺合することで、押圧板がジョイントカバーを押圧して嵌入部に嵌入させた状態で固定される。
これによれば、締結部材がねじ込まれるに従って、押圧板がジョイントカバーを押圧してジョイントカバーとジョイント部の間が次第に挟まる。よって、締結部材によりルームミラーの角度を調整するトルクを調整でき、更に押圧板をハウジング本体部に固定できる。
本発明の車両用ルームミラーの一例を示す斜視図。 図1の車両用ルームミラーの模式分解斜視図。 図2のハウジング本体部の模式分解斜視図。 図3の本体部の正面側の斜視図。 図3の支持部の模式分解斜視図。 図5のジョイントカバーの底面図。 図3の装着部の正面側の斜視図。 図7の部分拡大図。 図8のIX−IX断面図と対応する固定部の断面図。 図3の固定部の正面側の斜視図。 本体部に装着部を装着する工程の説明図。 図11Bに続く説明図。 本体部に装着部を装着した図3に対応する模式分解斜視図。 本体部に装着した装着部に支柱を挿入する工程の説明図。 図13Aに続く説明図。 図13Bに対応する本体部の斜視図。 支柱にジョイントカバーを装着する工程の説明図。 図15Aに続く説明図。 図15Bに対応する本体部の斜視図。 本体部に支持部が装着された状態を示す正面図。 図17AのXVIIB−XVIIB断面図。 固定部を装着部に装着する流れを説明する説明図。 図18Aに続く説明図。 図18Bに続く説明図。 図9に対応し、固定部が仮保持された状態を示す説明図。 固定部が仮保持された状態を示す本体部の正面図。 固定部が締結部材により固定される様子を説明する説明図。 固定部が締結部材により装着部に固定される様子を示す図17Bに対応する断面図。 固定部が締結部材により装着部に固定される様子を示す図22とは異なる断面図。
図1に示す本発明の一例の車両用ルームミラー1は、図2に示すように運転者が車両後方と後側方を視認可能なミラー部2と、運転者がミラー部2を通して視認可能な表示部3と、ミラー部2の表面側からミラー部2の縁を枠状に覆ってミラー部2の外枠を形成するミラーカバー4と、ミラーカバー4と挟むようにミラー部2及び表示部3を収容するハウジング本体部5を備える。車両用ルームミラー1はミラー部2と表示部3により車両後方及び後側方を視認する器具である。
ミラー部2は矩形板状に形成されたミラー2aとミラー2aを枠状に囲むミラー枠2bを備える。ミラー2aはその両面において光の透過と反射が可能な鏡(例えばマジックミラー等のハーフミラー)として構成される。そのため、ミラー2aは、ミラー2aにより仕切られた空間の照度に応じて鏡又は透明若しくは半透明のガラスとして機能する。ミラー2aが鏡の機能を発揮する場合は、光の反射によりミラー2aの表面に車両後方及び車両後側方の領域を映し出す。よって、運転者はミラー2aを通して車両後方と車両後側方の領域を視認できる。一方、ミラー2aが透明又は半透明のガラスの機能を発揮する場合は、ミラー2aの奥に位置する表示部3を映し出す。よって、運転者はミラー2aを通して表示部3を視認できる。
ミラー2aを通して運転者に視認される表示部3は、ミラー部2の裏面に沿うように配置される。表示部3は、ミラー2aと同一又は略同一に形成される画面領域に表示画像を映すディスプレイ3aとして構成される。ディスプレイ3aから光が発せられると、運転者はミラー2aを通してディスプレイ3aを視認可能となる(運転者はミラー2aを通してミラー2aを見るようにディスプレイ3aを視認可能となる)。
一方、ミラー2aの手前側にはミラー2aの外枠となるミラーカバー4が配置される。ミラーカバー4はミラー2aを視認できるように窓枠状の開口4aを有して矩形枠状に形成される。ミラーカバー4は、ミラー部2及び表示部3を収容するハウジング本体部5とともに車両用ルームミラー1のハウジングを構成する。
ハウジングを構成するハウジング本体部5には、ミラー2a及びディスプレイ3aが収容される。図3に示すようにハウジング本体部5は、ミラー2aとディスプレイ3aを収容する容器状の本体部6と、本体部6を支持する支持部7(図5参照)と、支持部7を本体部6に装着する装着部8と、本体部6に装着された支持部7を固定する固定部9と、固定部9を装着部8に締結する締結部材10を備える。
図4に示すように本体部6は底部6a、側壁6b及び開口6cを有し、容器状に形成される。底部6aには支持部7(支柱7a)が挿通する貫通孔6dと、締結部材10が貫通する締結用貫通孔6e(図3参照)と、本体部6に装着部8を固定して収容する収容部6fが形成される。
図5に示すように支持部7は、両端が球状に形成されたボールジョイント状の支柱7aと、支柱7aの一端に球状に形成されたジョイント部7b(支柱7aを本体部6にジョイントするための部分)を覆うジョイントカバー7cを備える。ジョイントカバー7cは有底容器状に形成され、底部7c1、側壁部7c2及び開口部7c3を有する。開口部7c3は底部7c1から開口部7c3に向かう方向において、その径が次第に縮小して形成される。
ジョイントカバー7cの内面は、球状のジョイント部7bの球面(外面)に対応して球面状に形成される。一方、ジョイントカバー7cの外面(側壁部7c2)には開口部7c3に向かって延びるように外側にせり出すせり出し部7c4が形成される。図6に示すようにジョイントカバー7cは底部7c1側から見て円形状をなし、側壁7c2にせり出し部7c4が周方向に不連続(等間隔に4つ)形成される。また、図5に示すように側壁部7c2及び開口部7c3には、開口部7c3から底部7c1に向かってU字状に切り欠いた切欠き部7c5がせり出し部7c4に対応して形成される。
図3に戻ってジョイントカバー7cと支柱7aは、装着部8を介して本体部6に装着される。図7に示すように装着部8は矩形板状に形成され、その厚さ方向(表面から裏面)に貫通する貫通孔8aと、図8に示すように貫通孔8aを挟むように表面から突出する一対の係止突起8bと、一対の係止突起8bを接続する直線に交差する一方向に位置する挿入口8cと、その他方に位置する締結用貫通孔8dを備える。
貫通孔8aは、装着部8の表面(図7に表れる面)側からジョイントカバー7cがその開口部7c3側から嵌入可能な大きさに形成される。また、装着部8の表面から裏面に向かう方向において、裏面近傍から裏面に向けて開口部7c3の径が次第に縮小して形成される。そのため、貫通孔8aは、ジョイントカバー7cが嵌入する嵌入方向の少なくとも一部でジョイントカバー7cの嵌入を阻害する大きさに形成される。それ故、ジョイントカバー7cが開口部7c3側から貫通孔8aに強制的に嵌入されるとジョイントカバー7cの内部空間が狭まる(開口部7c3側からジョイントカバー7cがすぼまる)。その内部空間が狭まった状態でジョイントカバー7cが貫通孔8aに嵌入される。一方、貫通孔8aの内壁にはその周方向にジョイントカバー7cのせり出し部7c4に対応し、せり出し部7c4を収容する収容溝8a1が形成される。本実施例では貫通孔8aが本発明の「嵌入部」に相当する。嵌入部としては貫通孔8a以外にも非貫通の溝形状等でもよい。
貫通孔8aとともに、装着部8に形成される係止突起8bは装着部8の表面を基端8b‘として、そこから上方に突出して形成される。図9に示すように係止突起8bの突出する先端部には対向する係止突起8bに向けて突出する係止部8b1が備わる。本実施例では、係止部8b1は対向する係止部8b1に向けて凸曲面状に突出する潰しリブとして構成される。一対の係止部8b1の幅W1は、一対の係止突起8bに挟まれる固定部9(板状部材9a)の寸法W2(図10参照)より小さく形成される(W1<W2)。本実施例では、係止部8b1を一対の係止突起8bの両方に備える例を例示した。しかし、係止部8b1を一方のみに設けてもよい。また、係止部8b1は係止突起8bの高さ方向の少なくとも一部ならば、どの位置でもよい。
図8に戻って一対の係止突起8bを接続する直線に交差する方向には挿入口8cが形成される。挿入口8cは装着部8の表面から裏面を貫通する隣接する2つの貫通孔として構成される。
図3に戻って、装着部8に支持部7(支柱7aとジョイントカバー7c)を固定可能な固定部9は、金属製の板状部材9aとして構成される。図10に示すように板状部材9aはその面方向に幅W2を有し、板状部材9aの一端側から外延に向かって窪むように段状に突出する突起9bと、他端側において板状部材9aの厚さ方向に貫通する貫通孔9cと、中央部に形成される開口9dを備える。板状部材9aは図3に示すねじ等の締結部材10により装着部8に締結される。本実施例では板状部材9aが本発明の「押圧板」に相当する。
以上のように構成された各部材により車両用ルームミラー1が組み立てられる。次に車両用ルームミラー1を組み立てる工程の一例を説明する。最初に車両用ルームミラー1の構成部品であるハウジング本体部5の組み立て工程を説明する。
図11Aに示すように本体部6と装着部8を用意する。次に用意した本体部6に装着部8を装着する。本体部6の収容部6fに装着部8の裏面が対向するように本体部6に装着部8を装着する(図11B)。装着部8が本体部6に装着されると本体部6と装着部8が一体となる。その状態で装着部8の貫通孔8aは本体部6の貫通孔6d(図11A参照)と同軸状に位置する。同様に締結用貫通孔6e(図12参照)と締結用貫通孔8dも同軸状に位置する。
次に装着部8を装着した本体部6に支柱7aを装着する。図12に示すように本体部6の外面側(開口6cと反対側)から同軸状に位置した貫通孔6d及び貫通孔8aに向けて支柱7aを挿入する(図13A→B)。するとジョイント部7bが貫通孔8aから顔を出すようにジョイント部7bが貫通孔8aに挿通する(図14参照)。
貫通孔8aにジョイント部7bを挿通させた状態で、ジョイントカバー7cを用意する。図15Aに示すように用意したジョイントカバー7cの開口部7c3を先頭にして、本体部6の開口6c側からジョイント部7bに向けてジョイントカバー7cを挿入する(図15A→B)。すると図16に示すようにジョイント部7bを覆うようにジョイントカバー7cが装着される。この装着された状態において、ジョイント部7bの外面(球面)とジョイントカバー7cの内面(球面)が摺動可能となる(図15B参照)。
ジョイントカバー7cが支柱7aに装着されて一体とされた後、ジョイントカバー7cのせり出し部7c4が貫通孔8aの収容溝8a1に沿うようにジョイントカバー7cを貫通孔8aに挿入する。すると、ジョイントカバー7cは収容溝8a1に案内されて貫通孔8aに挿入される。しかし、貫通孔8aは、装着部8の裏面側(本体部6の底部6a側)で孔径が次第に小さくなる。そのため、ジョイントカバー7cは、貫通孔8aの途中でその侵入が阻害される。よって、図17A及びBに示すように挿入された支柱7aは、一部が本体部6から露出した状態で貫通孔8aに保持された状態で留まる。
次に、ジョイントカバー7cを貫通孔8aの奥(装着部8の表面から裏面)に嵌入させて固定するため、板状部材9aを用意する。図18Aに示すように用意した突起9bが下側を向くように斜めにした板状部材9aを本体部6の上方に位置させる。次に板状部材9aを係止突起8bの上方から挿入口8cに向けて移動させ、突起9bを挿入口8cに挿入する(図18A→B)。突起9bが挿入口8cに挿入されると、突起9bの位置が規制(制限)される。そのため、図18Bに示すように板状部材9aは突起9bを基点に図示矢印方向(時計又は反時計回り)に回転可能となる。そこで、突起9bを基点として、時計回りに板状部材9aを回転させると、板状部材9aが装着部8の表面に沿うように位置する(図18C)。
板状部材9aが突起9bを基点として装着部8の表面まで回転する際、板状部材9aは、一対の係止突起8bの間に挟まれるように係止突起8bの基端8b‘に向けて移動する(図9参照)。板状部材9aを挟む一対の係止突起8bの幅(一対の係止部8b1の間の幅)W1は、一対の係止突起8bに挟まれる板状部材9aの幅W2より小さい(W1<W2)。よって、一対の係止突起8bの間に向けて板状部材9aが向けて強制的に押し込まれると、係止部8b1が潰れて変形した状態で板状部材9aが係止部8b1に仮保持される(図19)。この状態において、図3に示すように板状部材9aの貫通孔9cと装着部8の締結用貫通孔8d及び本体部6の締結用貫通孔6eが同軸状に位置する(図3参照)。
板状部材9aは一対の係止突起8bにより仮保持される。この状態(図20)から図21に示すように本体部6をひっくり返し、本体部6の外面の締結用貫通孔6eから、その貫通孔6eと同軸状に配置された装着部8の締結用貫通孔8d(図20参照)を通して締結部材10をねじ込む。締結部材10がねじ込まれるに従い、図22に示すように板状部材9aが装着部8の表面側に向けてジョイントカバー7cを押圧する(板状部材9aが押圧板として作用する)。押圧されるジョイントカバー7cは、貫通孔8aの嵌入方向(図示下方)に向けて強制的に押し込まれる。よって、図23に示すように開口部7c3側からジョイントカバー7cがすぼまるようにジョイントカバー7cの内部空間が狭まる。そのため、ジョイントカバー7cが装着されるジョイント部7bとジョイントカバー7cの間が狭まり、その状態でジョイントカバー7cが本体部6に固定される。それ故、本体部6は、ジョイントカバー7cに覆われたジョイント部7bを回転中心とし、その球面に沿って回転可能となる。
以上の工程によりハウジング本体部5が組み立てられる。ハウジング本体部5の組立後は、図2に示すようにディスプレイ3a、ミラー部2の順に、それぞれをハウジング本体部5に収容する。最後にディスプレイ3a及びミラー部2が収容されたハウジング本体部5(本体部6)の開口6cにミラーカバー4を装着して車両用ルームミラー1の組立が完成する。
完成した車両用ルームミラー1は、ミラー部2がハウジング本体部5と一体的に固定される。完成した車両用ルームミラー1は、例えば支柱7a(ジョイント部7bと反対側)が図示しない車両本体部に固定される。その状態でミラー部2の角度(位置や向き)を調整するためにミラー2(ハウジング本体部5)を動かすと、ジョイントカバー7cに覆われたジョイント部7bを回転中心として、その球面に沿ってハウジング本体部5が回転する。
以上のように構成された車両用ルームミラー1は、図22に示すようにジョイントカバー7cが板状部材9aにより貫通孔8aに向けて(図示下方に向けて)強制的に押し込まれる。よって、図23に示すようにジョイントカバー7cの内部空間が狭まり、ジョイント部7bの球面(外面)とジョイントカバー7cの球面(内面)の間の摩擦が大きくなる(ただし、摺動可能である)。そのため、ジョイント部7bに対してジョイントカバー7c(ハウジング本体部5)を回転させるトルクを大きくできる。その結果、ディスプレイ3aを収容することでジョイント部7bに加わる荷重が従来よりも大きくてもジョイント部7bを中心にハウジング本体部5が垂れ下がるのを抑制できる。
また、図3に示すように本体部6、装着部8及び板状部材9aは同軸状に締結用貫通孔6e、8d、9cが形成される。締結用貫通孔9cに締結部材10を螺合するに従って板状部材9aはジョイントカバー7cを押圧する。そのため、締結部材10のねじ込みの度合いにより板状部材9aの押圧力を調整できる。その結果、図23に示すように貫通孔8aに対するジョイントカバー7cの嵌入の度合いが調整され、ジョイント部7bに対してジョイントカバー7cを回転させるトルクを調整可能となる。更に、締結部材10(図12参照)により板状部材9aをハウジング本体部5に固定できる。
また、板状部材9aは、一対の係止突起8bに挟まれるようにして本体部6に固定される。図9に示すように一対の係止突起8bの幅(一対の係止部8b1の間の幅)W1は板状部材9aの幅W2より小さく形成される(W1<W2)。よって、板状部材9aを装着部8に取り付ける際、板状部材9aは一対の係止突起の間に挟まれるように一対の係止突起8bの基端8b‘に向けて強制的に押し込まれる。すると、図19に示すように係止部8b1が潰れて変形した状態で板状部材9aが一対の係止突起8bにより仮保持される。板状部材9aが仮保持されるため、図21に示すように本体部6側から締結部材10により板状部材9a(図20参照)を固定する際、治具等で板状部材9aを支える必要がなく、板状部材9aの組付けが容易となる。
板状部材9aは、図18Aに示すように突起9bが下側になるように斜めにし、係止突起8bの上方から挿入口8cに向けて挿入すると突起9bの位置が規制(制限)される(図18B)。よって、突起9bを基点として図示時計回りに板状部材9aを回転させることで、板状部材9aが装着部8の表面に沿うように位置(一対の係止突起8bの間に位置)する(図18C)。そのため、挿入口8cで突起9bの位置が規制された状態で板状部材9aを一対の係止突起8bの間に案内でき、板状部材9aの位置のずれを抑制できる。
図4に示すように本体部6は、装着部8が装着される収容部6fが形成される。本体部6は、収容部6fに収容された装着部8を通じてジョイントカバー7cを装着する。よって、直接ジョイントカバー7cを本体部6に装着する場合よりも本体部6に加えられる負担を低減できる。
また、図5に示すようにジョイントカバー7cは開口部7c3側において、径が次第に縮小して形成される。よって、図8に示す装着部8の裏面側において径が縮小する貫通孔8aにジョイントカバー7cを強制的に押し込むと、貫通孔8aに規制されるようにジョイントカバー7cの内部空間が縮小する。一方、ジョイントカバー7cの側壁部7c2に切欠き部7c5(図5参照)が形成されることで、ジョイントカバー7cが変形しやすくなる。また、せり出し部7c4により、ジョイントカバー7cを貫通孔8aに嵌入する際、貫通孔8aの収容溝8a1とともに嵌入を案内できる。また、せり出し部7c4によりジョイントカバー7cの位置決めができる。
図9に示すように装着部8の係止部8b1は対向して形成されるため、板状部材9aを安定して仮保持できる。係止突起8bの先端部に係止部8b1が形成されるため、図18A〜Cに示すように板状部材9aを回転させて係止する際に係止が容易となる(係止突起8bの基端8b‘側では係止がし難い)。また、係止部8b1を対向する係止部8b1に向けて凸曲面状に形成することで押し込む際に変形し易く、仮保持が容易となる。更に、仮保持した状態において、同軸状に締結用貫通孔6e、8d、9cが位置する(図3参照)ため、締結部材10による締結が容易となる。
また、図2に示すようにディスプレイ3aの後ろに配置される板状部材9aが金属製であるため、板状部材9aがディスプレイ3aの熱により変形するのを抑制できる。
以上、本発明の実施の態様を説明したが、本発明はその具体的な記載に限定されることなく、例示した構成、処理等を技術的に矛盾のない範囲で適宜組み合わせて実施することも可能であるし、またある要素、処理を周知の形態に置き換えて実施することもできる。
上記の実施例では、ジョイントカバー7cは装着部8を間に挟んでハウジング本体部5(本体部6)に装着したが、そのままハウジング本体部5に装着する構成でもよい。また、締結部材10をねじとして構成する場合、対応する締結用貫通孔8d、9cにねじ溝を形成することで、板状部材9aの押圧力の調整が容易となる。
1 車両用ルームミラー 2 ミラー部
3 表示部(ディスプレイ3a) 4 ミラーカバー
5 ハウジング本体部 6 本体部
7 支持部 7a 支柱
7b ジョイント部 7c ジョイントカバー
8 装着部 8a 貫通孔
8b 係止突起 8b1 係止部
8c 挿入口 9 固定部
9a 板状部材(押圧板) 9b 突起
10 締結部材

Claims (4)

  1. 光の反射により車両後方の領域を映すミラーを収容するハウジング本体部と、
    前記ハウジング本体部に装着され、前記ハウジング本体部の角度を調整する回転中心となるジョイント部を有する支柱と、
    前記ジョイント部を覆うように前記ジョイント部と摺動可能に装着され、前記ジョイント部を前記ハウジング本体部に装着するジョイントカバーと、
    前記ジョイントカバーを前記ハウジング本体部に装着するために前記ハウジング本体部に設けられる、前記ジョイントカバーを嵌入可能な嵌入部と、
    前記ジョイントカバーが前記嵌入部に嵌入する嵌入方向に前記ジョイントカバーを押圧して嵌入させた状態で固定可能な押圧板と、を備え、
    前記嵌入部は、前記嵌入方向の少なくとも一部で、前記ジョイントカバーの嵌入を阻害する大きさに形成され、前記押圧板により前記ジョイントカバーが前記嵌入部に強制的に押し込まれ、前記ジョイントカバーと前記ジョイント部の間が狭まった状態で前記押圧板が固定されること特徴とする車両用ルームミラー。
  2. 前記ハウジング本体部には、前記押圧板を前記ハウジング本体部に固定するために前記押圧板の面方向において前記押圧板を挟み仮保持する一対の係止突起が設けられ、
    前記係止突起は、前記係止突起の高さ方向の少なくとも一部で、前記一対の係止突起の幅が前記一対の係止突起に挟まれる前記押圧板の寸法より縮小するように突出する係止部を有し、
    前記押圧板が前記一対の係止突起の間に挟まれるように前記一対の係止突起の基端に向けて強制的に押し込まれることで前記係止部が潰れて変形した状態により前記押圧板が仮保持される請求項1に記載の車両用ルームミラー。
  3. 前記押圧板は、その一端側から外延に向かって突出する突起を有し、
    前記ハウジング本体部には、前記一対の係止突起を接続する直線に交差する方向に前記突起の位置を規制しながら、前記突起を挿入させる挿入口と、を備え、
    前記係止突起の上方から前記挿入口に向けて前記突起を差し込み、前記挿入口により前記突起の位置を規制し、規制された前記突起を基点として前記押圧板を前記一対の係止突起の間に向けて回転させ、前記係止部が前記押圧板に係止される請求項2に記載の車両用ルームミラー。
  4. 前記押圧板を前記係止部により仮保持した状態で前記押圧板の他端部と他端部に対応する前記ハウジング本体部には前記押圧板の厚さ方向に貫通孔が同軸状に形成され、それらの貫通孔に軸状に締結部材を螺合することで、前記押圧板が前記ジョイントカバーを押圧して前記嵌入部に嵌入させた状態で固定される請求項2又は3に記載の車両用ルームミラー。
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