JP2015218867A - オイル供給装置 - Google Patents

オイル供給装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015218867A
JP2015218867A JP2014104767A JP2014104767A JP2015218867A JP 2015218867 A JP2015218867 A JP 2015218867A JP 2014104767 A JP2014104767 A JP 2014104767A JP 2014104767 A JP2014104767 A JP 2014104767A JP 2015218867 A JP2015218867 A JP 2015218867A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
supply
storage part
reservoir
rotating electrical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014104767A
Other languages
English (en)
Inventor
弘達 北畠
Hirotatsu Kitahata
弘達 北畠
野崎 芳信
Yoshinobu Nozaki
芳信 野崎
健輔 秋本
Kensuke Akimoto
健輔 秋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2014104767A priority Critical patent/JP2015218867A/ja
Publication of JP2015218867A publication Critical patent/JP2015218867A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】回転電機に供給されるオイルと動力伝達機構に供給されるオイルとが混ざることを抑制しつつ、オイルが不足することを抑制できるオイル供給装置を提供する。【解決手段】オイル供給装置は、回転電機にオイルを供給する第1供給部と、動力伝達機構にオイルを供給する第2供給部と、第1供給部からのオイルを溜める第1貯留部、第2供給部からのオイルを溜める第2貯留部、及び隔壁を有するオイルパンと、第1回収部から回収された第1貯留部のオイルを第1供給部へ送る第1移送装置と、第2回収部から回収された第2貯留部のオイルを第2供給部へ送る第2移送装置と、を備える。隔壁は、第1貯留部と第2貯留部とを連通するオイル連通部を有する。第1貯留部及び第2貯留部の一方の貯留部のオイルの量が閾値よりも減少した状態において、オイル連通部は他方の貯留部のオイルの表面よりも低い位置に配置される。【選択図】図2

Description

本発明は、オイル供給装置に関する。
ハイブリット車両は、内燃機関と、回転電機と、内燃機関が発生した動力及び回転電機が発生した動力を分配する動力伝達機構とを備えている。例えば特許文献1に開示されているように、回転電機及び動力伝達機構のそれぞれに供給口からオイルが供給される。回転電機に供給されたオイル及び動力伝達機構に供給されたオイルは、オイルパンに溜められる。オイルパンに溜められたオイルは、供給口に戻され、回転電機及び動力伝達機構のそれぞれに再び供給される。
特開2013−220771号公報
回転電機に供給されるオイルは、回転電機の冷却のために使用される。動力伝達機構に供給されるオイルは、動力伝達機構の潤滑のために使用される。そのため、それらオイルの使用目的に合わせて、回転電機に供給されるオイルの温度及び動力伝達機構に供給されるオイルの温度がそれぞれ管理されることが要望される。
回転電機に供給されるオイルと動力伝達機構に供給されるオイルとが混ざってしまうと、回転電機に供給されるオイルの温度及び動力伝達機構に供給されるオイルの温度を効率良く管理することが困難となる可能性がある。回転電機に供給されるオイルと動力伝達機構に供給されるオイルとが混ざることを抑制するために、回転電機に供給されるオイルの循環系と動力伝達機構に供給されるオイルの循環系とを別々に設けることが考えられる。
ハイブリッド車両に使用されるオイルの量は有限である。そのため、回転電機に供給されるオイルの循環系と動力伝達機構に供給されるオイルの循環系とを別々に設けた場合、オイルの流量のバランスにより、いずれか一方の循環系のオイルパンにおいてオイルが不足する可能性が高くなる。その結果、回転電機の冷却及び動力伝達機構の潤滑のいずれか一方の目的を達成できなくなる可能性がある。
本発明の態様は、回転電機に供給されるオイルと動力伝達機構に供給されるオイルとが混ざることを抑制しつつ、オイルが不足することを抑制できるオイル供給装置を提供することを目的とする。
本発明の態様は、回転電機にオイルを供給する第1供給部と、動力伝達機構にオイルを供給する第2供給部と、前記第1供給部からのオイルを溜める第1貯留部、前記第2供給部からのオイルを溜める第2貯留部、及び前記第1貯留部と前記第2貯留部とを仕切る隔壁を有するオイルパンと、前記第1貯留部のオイルを回収する第1回収部を含み、前記第1回収部から回収されたオイルを前記第1供給部へ送る第1移送装置と、前記第2貯留部のオイルを回収する第2回収部を含み、前記第2回収部から回収されたオイルを前記第2供給部へ送る第2移送装置と、を備え、前記隔壁は、前記第1貯留部と前記第2貯留部とを連通するオイル連通部を有し、前記第1貯留部及び前記第2貯留部の一方の貯留部のオイルの量が閾値よりも減少した状態において、前記オイル連通部は他方の貯留部のオイルの表面よりも低い位置に配置される、オイル供給装置を提供する。
本発明の態様によれば、回転電機に供給されるオイルと動力伝達機構に供給されるオイルとが混ざることを抑制しつつ、オイルが不足することを抑制できる。
図1は、本実施形態に係るハイブリッド車両の一例を示す概略図である。 図2は、本実施形態に係るオイル供給装置の一例を示す図である。 図3は、本実施形態に係るオイル供給装置の一例を示す模式図である。 図4は、本実施形態に係るオイル供給装置の一例を示す模式図である。 図5は、本実施形態に係るオイル供給装置の一例を示す模式図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが本発明はこれに限定されない。以下で説明する各実施形態の構成要素は適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
図1は、本実施形態に係るハイブリッド車両100の一例を示す概略図である。図1に示すように、ハイブリッド車両100は、動力を発生する動力装置1を備えている。動力装置1は、内燃機関2と、回転電機3と、内燃機関2が発生した動力及び回転電機3が発生した動力を分配する動力伝達機構4とを有する。
また、ハイブリッド車両100は、回転電機3及び動力伝達機構4のそれぞれにオイル5を供給するオイル供給装置10を備えている。
内燃機関2及び回転電機3はそれぞれ、ハイブリッド車両100を駆動するための動力を発生可能である。本実施形態において、ハイブリッド車両100は、回転電機3を2つ有する。
以下の説明において、2つの回転電機3のうち、一方の回転電機3を適宜、回転電機31、と称し、他方の回転電機3を適宜、回転電機32、と称する。回転電機3は、回転電機31及び回転電機32の総称である。
回転電機3は、ハイブリッド車両100に搭載されるモータ・ジェネレータ(MG)である。電力が供給されている状態において、回転電機3は、モータとして機能する。制動時において、回転電機3は、発電機として機能する。回転電機3は、三相同期型回転電機である。本実施形態において、回転電機31は、専ら発電機として機能する。回転電機31は、内燃機関2によって駆動されることにより、電源の充電のために発電する。本実施形態において、回転電機32は、専ら電源から供給される電力により作動する駆動モータとして機能する。回転電機32は、ハイブリッド車両100の車軸を駆動して、ハイブリッド車両100を走行させる。また、回転電機32は、制動時において発電機として機能して制動エネルギーを回生し、電源に電力を供給する。
動力伝達機構4は、内燃機関2との回転電機3との間に配置される。動力伝達機構4は、内燃機関2及び回転電機3が発生した動力を分配又は集合して伝達する。動力伝達機構4は、歯車を含む。動力伝達機構4は、内燃機関2の出力軸6、回転電機3の出力軸、及び車軸に対する出力軸のそれぞれに接続される遊星歯車機構を含む。出力軸6は、内燃機関2と動力伝達機構4とを接続する。
オイル供給装置10は、回転電機3の冷却のために、回転電機3にオイル5を供給する。オイル供給装置10は、動力伝達機構4の潤滑のために、動力伝達機構4にオイル5を供給する。オイル供給装置10は、回転電機3の冷却のために、低温度のオイル5を回転電機3に供給する。オイル供給装置10は、動力伝達機構4の潤滑のために、高温度のオイル5を動力伝達機構4に供給する。
以下の説明において、回転電機3に供給されるオイル5を適宜、オイル51、と称し、動力伝達機構4に供給されるオイル5を適宜、オイル52、と称する。オイル5は、オイル51及びオイル52の総称である。オイル52の温度は、オイル51の温度よりも高い。
すなわち、回転電機3に対するオイル51の供給は、回転電機3の冷却を目的とする。動力伝達機構4に対するオイル52の供給は、動力伝達機構4の潤滑を目的とする。オイル供給装置10は、それらオイル5の使用目的に合わせて、回転電機3に供給されるオイル51の温度及び動力伝達機構4に供給されるオイル52の温度のそれぞれを管理する。
オイル供給装置10は、回転電機3にオイル51を供給する第1供給部11と、動力伝達機構4にオイル52を供給する第2供給部12と、第1供給部11からのオイル51及び第2供給部12からのオイル52を溜めるオイルパン13と、オイル51を回収する第1回収部15を含み、第1回収部15から回収されたオイル51を第1供給部11へ送る第1移送装置17と、オイル52を回収する第2回収部16を含み、第2回収部16から回収されたオイル52を第2供給部12へ送る第2移送装置18とを備えている。
本実施形態において、回転電機3、動力伝達機構4、オイルパン13、第1供給部11、第2供給部12、第1回収部15、及び第2回収部16は、ハウジング14の内側に配置される。
第1移送装置17は、第1供給部11と接続される第1供給路19と、第1回収部15と接続される第1回収路21と、第1供給路19と第1回収路21との間に配置され、第1回収部15から回収されたオイル51を第1供給部11へ送るために作動する第1オイルポンプ23とを備えている。第1供給部11は、第1供給路19の先端部に設けられた第1供給口を含む。第1回収部15は、第1回収路21の先端部に設けられた第1回収口を含む。本実施形態において、第1回収部15は、第1オイルストレーナ25を含む。第1回収部15から回収されたオイル51は、第1オイルポンプ23の作動により、第1回収路21及び第1供給路19を介して、第1供給部11に供給される。第1供給部11は、第1回収部15から回収されたオイル51を、回転電機3に供給する。
第2移送装置18は、第2供給部12と接続される第2供給路20と、第2回収部16と接続される第2回収路22と、第2供給路20と第2回収路22との間に配置され、第2回収部16から回収されたオイル52を第2供給部12へ送るために作動する第2オイルポンプ24とを備えている。第2供給部12は、第2供給路20の先端部に設けられた第2供給口を含む。第2回収部16は、第2回収路22の先端部に設けられた第2回収口を含む。本実施形態において、第2回収部16は、第2オイルストレーナ26を含む。第2回収部16から回収されたオイル52は、第2オイルポンプ24の作動により、第2回収路22及び第2供給路20を介して、第2供給部12に供給される。第2供給部12は、第2回収部16から回収されたオイル52を、動力伝達機構4に供給する。
なお、第1オイルポンプ23及び第2オイルポンプ24は、内燃機関2が発生する動力により作動する機械式オイルポンプでもよいし、電動式オイルポンプでもよい。第2オイルポンプ23及び第2オイルポンプ24の一方が機械式オイルポンプで、他方が電動式オイルポンプでもよい。
また、オイル供給装置10は、第1供給部11から供給されるオイル51の温度を調整する第1温度調整装置27と、第2供給部12から供給されるオイル52の温度を調整する第2温度調整装置28とを備えている。
第1温度調整装置27は、ラジエータ(HVラジエータ)29と、熱交換器30と、ラジエータ29及び熱交換器30を含む循環流路33とを備えている。循環流路33に温度調整用の媒体(流体)が流れる。熱交換器30において、循環流路33の流体と、第1移送装置17(第1供給路19)のオイル51とが熱交換されることによって、第1供給部11から供給されるオイル51の温度が調整される。本実施形態においては、第1温度調整装置27によって、第1供給部11から供給されるオイル51は冷却される。
第2温度調整装置28は、加熱部(熱源)34と、熱交換器35と、加熱部34及び熱交換器35を含む循環流路36とを備えている。循環流路36に温度調整用の媒体(流体)が流れる。熱交換器35において、循環流路36の流体と、第2移送装置18(第2供給路20)のオイル52とが熱交換されることによって、第2供給部12から供給されるオイル52の温度が調整される。本実施形態においては、第2温度調整装置28によって、第2供給部12から供給されるオイル52は加熱される。
すなわち、本実施形態において、第1温度調整装置27は、第2供給部12から供給されるオイル52の温度よりも低くなるように、第1供給部11から供給されるオイル51の温度を調整する。第2温度調整装置28は、第1供給部11から供給されるオイル51の温度よりも高くなるように、第2供給部12から供給されるオイル52の温度を調整する。
図2は、本実施形態に係るオイル供給装置10の一例を模式的に示す図である。図2おいて、第1移送装置17及び第2移送装置18は、簡略して図示している。図2に示すように、オイルパン13は、本体40と、第1供給部11からのオイル51を溜める第1貯留部41と、第2供給部12からのオイル52を溜める第2貯留部42と、第1貯留部41と第2貯留部42とを仕切る隔壁43とを有する。本体40は、上端部に開口を有する容器である。本体40の内側の空間に隔壁43が配置される。隔壁43は、本体40の内側の空間の中央部に配置される。第1貯留部41及び第2貯留部42のそれぞれは、本体40の内面と隔壁43とによって規定される。
第1回収部15は、第1貯留部41に配置され、第1貯留部41のオイル51を回収する。第2回収部16は、第2貯留部42に配置され、第2貯留部42のオイル52を回収する。
本実施形態においては、第1供給部11、第1貯留部41、及び第1回収部15を含む第1移送装置17によって、オイル51の第1循環系45が構築される。第2供給部12、第2貯留部42、及び第2回収部16を含む第2移送装置18によって、オイル52の第2循環系46が構築される。
隔壁43は、第1貯留部41と第2貯留部42とを連通するオイル連通部44を有する。オイル5は、オイル連通部44を流通可能である。第1貯留部41のオイル51は、オイル連通部44を介して、第2貯留部42に移動可能である。第2貯留部42のオイル52は、オイル連通部44を介して、第1貯留部41に移動可能である。
本実施形態において、オイル連通部44は、隔壁43の上部(上端部)43Uを含む。第1貯留部41のオイル51は、隔壁43の上部43Uを通過して、第2貯留部42に移動可能である。第2貯留部42のオイル52は、隔壁43の上部43Uを通過して、第1貯留部41に移動可能である。
第1貯留部41及び第2貯留部42の一方の貯留部のオイル5の量が閾値よりも減少した状態において、オイル連通部44は他方の貯留部のオイル5の表面よりも低い位置に配置される。すなわち、一方の貯留部のオイル5の量が閾値よりも減少した状態において、他方の貯留部のオイル5の表面よりも低い位置に配置されるように、オイル連通部44の高さが定められている。
第1貯留部41及び第2貯留部42の両方の貯留部のオイル5の量が閾値よりも減少していない状態において、オイル連通部44は、両方の貯留部の表面よりも高い位置に配置される。
以下の説明において、貯留部のオイル5の量が閾値よりも減少した状態を適宜、不足状態、と称する。貯留部のオイル5の量が閾値よりも減少していない状態を適宜、充足状態、と称する。
オイル51は、第1循環系45を循環する。オイル52は、第2循環系46を循環する。すなわち、オイル供給装置10において使用されるオイル5の量は有限である。換言すれば、オイル供給装置10において使用されるオイル5の総量は一定である。本実施形態においては、第1循環系45の第1貯留部41のオイル51が充足状態であり、第2循環系46の第2貯留部42のオイル52が充足状態であるとき、オイル連通部44(隔壁43の上部43U)が、第1貯留部41のオイル51の表面(液面)、及び第2貯留部42のオイル52の表面(液面)よりも高い位置に配置されるように、そのオイル連通部44の高さ(位置)が定められている。図2は、第1貯留部41のオイル51及び第2貯留部42のオイル52の両方が充足状態である例を示す。
図3は、一例として、第2貯留部42のオイル52が不足状態である例を示す。第1循環系45のオイル51の流量(総量)と、第2循環系46のオイル52の流量(総量)とのバランスが崩れた場合、図3に示すように、第2循環系46のオイル52が減少し、第2貯留部42のオイル52が不足状態になる可能性がある。上述のように、オイル供給装置10において使用されるオイル5の総量は一定である。そのため、第2循環系46のオイル52が減少し、第2貯留部42のオイル52が不足状態になると、第1循環系45のオイル51が増加し、第1貯留部41のオイル51の量が増加する。本実施形態においては、第2貯留部42のオイル52が不足状態において、オイル連通部44は、第1貯留部41のオイル51の表面(液面)の高さよりも低い位置に配置されるように設計されている。そのため、第2貯留部42のオイル52が不足状態になったとき、第1貯留部41のオイル51は、オイル連通部44を通過して、第2貯留部42に供給(補給)される。これにより、第2貯留部42のオイル52の不足状態が解消され、第2循環系46のオイル52が増加する。すなわち、第1循環系45のオイル51の流量(総量)と、第2循環系46のオイル52の流量(総量)とのバランスが改善される。したがって、例えば、第2循環系46のオイル52の減少に起因して、動力伝達機構4にオイル52が十分に供給されない事態の発生が回避される。そのため、オイル52による動力伝達機構4の潤滑が維持される。
第1貯留部41のオイル51が不足状態になったときも同様である。第1循環系45のオイル51の流量(総量)と、第2循環系46のオイル52の流量(総量)とのバランスが崩れて、第1貯留部41のオイル51が不足状態になっても、第2貯留部42のオイル52が、オイル連通部44を介して、第1貯留部41に供給(補給)される。これにより、第1循環系45のオイル51の流量(総量)と、第2循環系46のオイル52の流量(総量)とのバランスが改善される。したがって、例えば、第1循環系45のオイル51の減少に起因して、回転電機3にオイル51が十分に供給されない事態の発生が回避される。そのため、オイル51による回転電機3の冷却が維持される。
以上説明したように、本実施形態によれば、オイルパン13において第1貯留部41と第2貯留部42とが隔壁43で仕切られるため、回転電機3に供給されるオイル51と動力伝達機構4に供給されるオイル51とが混ざることが抑制される。オイル供給装置10は、オイル51で回転電機3を冷却するために、第1温度調整装置27を使ってオイル51を冷却する。オイル供給装置10は、オイル52で動力伝達機構4を潤滑するために、第2温度調整装置28を使ってオイル52を加熱する。このように、オイル供給装置10は、オイル51の使用目的(回転電機3の冷却)及びオイル52の使用目的(動力伝達機構4の潤滑)に合わせて、それらオイル51の温度及びオイル52の温度を管理する。オイル51とオイル52とが混ざってしまうと、オイル51の温度及びオイル52の温度を効率良く管理することが困難となる可能性がある。例えば、オイル51にオイル52が混ざってしまうと、オイル52の温度が上昇し、回転電機3を十分に冷却できなくなったり、第1温度調整装置27の出力(機能)を高める必要が生じたりする可能性がある。同様に、オイル52にオイル51が混ざってしまうと、オイル52の温度が低下し、動力伝達機構4を十分に潤滑できなくなったり、第2温度調整装置28の出力(機能)を高める必要が生じたりする可能性がある。本実施形態によれば、オイル5(51、52)が溜められるオイルパン13を隔壁43で仕切って、オイル51が溜められる第1貯留部41とオイル52が溜められる第2貯留部42とを設けたので、オイルパン13において、低温のオイル51と高温のオイル52とが混ざることが抑制される。したがって、オイル51の温度及びオイル52の温度を効率良く管理することができる。
また、本実施形態によれば、隔壁43は、第1貯留部41と第2貯留部42とを連通するオイル連通部44を有する。そのオイル連通部44は、第1貯留部41及び第2貯留部42の一方の貯留部のオイル5が不足状態において、他方の貯留部のオイル5の表面よりも低い位置に配置される。そのため、一方の貯留部のオイル5が不足状態になった場合、他方の貯留部のオイル5がオイル連通部44を介して一方の貯留部に補給される。これにより、一方の貯留部のオイル5の不足状態が解消される。他方の貯留部から一方の貯留部へのオイル5の移動(補給)は、一方の貯留部のオイル5が不足状態になったときにのみ実施される。両方の貯留部のオイル5が充足状態においては、他方の貯留部から一方の貯留部へのオイル5の移動(補給)は実施されない。そのため、オイルが不足状態なることを抑制しつつ、第1循環系45のオイル51と、第2循環系46のオイル52とが混ざることを最小限に抑えることができる。
このように、本実施形態によれば、回転電機3に供給されるオイル51と動力伝達機構4に供給されるオイル52とが不必要に混ざることを抑制しつつ、第1循環系45のオイル51の流量(総量)と、第2循環系46のオイル52の流量(総量)とのバランスが崩れることを抑制することができる。
図4は、オイル連通部44の他の例を示す図である。図4に示すように、オイル連通部44が、隔壁43に形成された孔47でもよい。図4において、第2貯留部42のオイル52が不足状態において、孔47(孔47の内面の下端)は、第1貯留部41のオイル51の表面よりも低い位置に配置される。これにより、第2貯留部42のオイル52が不足状態の場合、第1貯留部41のオイル51は、隔壁43の孔47を介して、第2貯留部42に補給される。
図5は、オイル連通部44の他の例を示す図である。図5に示すように、オイル連通部44が、隔壁43の上面43Sに形成された凹部48でもよい。例えば、第2貯留部42のオイル52が不足状態において、凹部48(凹部48の内面の下端)は、第1貯留部41のオイル51の表面よりも低い位置に配置される。これにより、第2貯留部42のオイル52が不足状態の場合、第1貯留部41のオイル51は、隔壁43の凹部48を介して、第2貯留部42に補給される。
10 オイル供給装置
11 第1供給部
12 第2供給部
13 オイルパン
17 第1移送装置
18 第2移送装置
41 第1貯留部
42 第2貯留部
43 隔壁
44 オイル連通部

Claims (1)

  1. 回転電機にオイルを供給する第1供給部と、
    動力伝達機構にオイルを供給する第2供給部と、
    前記第1供給部からのオイルを溜める第1貯留部、前記第2供給部からのオイルを溜める第2貯留部、及び前記第1貯留部と前記第2貯留部とを仕切る隔壁を有するオイルパンと、
    前記第1貯留部のオイルを回収する第1回収部を含み、前記第1回収部から回収されたオイルを前記第1供給部へ送る第1移送装置と、
    前記第2貯留部のオイルを回収する第2回収部を含み、前記第2回収部から回収されたオイルを前記第2供給部へ送る第2移送装置と、
    を備え、
    前記隔壁は、前記第1貯留部と前記第2貯留部とを連通するオイル連通部を有し、
    前記第1貯留部及び前記第2貯留部の一方の貯留部のオイルの量が閾値よりも減少した状態において、前記オイル連通部は他方の貯留部のオイルの表面よりも低い位置に配置されるオイル供給装置。
JP2014104767A 2014-05-20 2014-05-20 オイル供給装置 Pending JP2015218867A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014104767A JP2015218867A (ja) 2014-05-20 2014-05-20 オイル供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014104767A JP2015218867A (ja) 2014-05-20 2014-05-20 オイル供給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015218867A true JP2015218867A (ja) 2015-12-07

Family

ID=54778406

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014104767A Pending JP2015218867A (ja) 2014-05-20 2014-05-20 オイル供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015218867A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3312477A1 (en) 2016-10-21 2018-04-25 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Oil supply system
CN109099142A (zh) * 2017-06-20 2018-12-28 丰田自动车株式会社 车辆传动装置的润滑系统
CN110469663A (zh) * 2019-07-26 2019-11-19 中国第一汽车股份有限公司 一种变速器液压控制系统及车辆

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3312477A1 (en) 2016-10-21 2018-04-25 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Oil supply system
CN109099142A (zh) * 2017-06-20 2018-12-28 丰田自动车株式会社 车辆传动装置的润滑系统
CN109099142B (zh) * 2017-06-20 2021-08-06 丰田自动车株式会社 车辆传动装置的润滑系统
DE102018113297B4 (de) 2017-06-20 2023-10-19 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Schmierungssystem einer Fahrzeugübertragungsvorrichtung
CN110469663A (zh) * 2019-07-26 2019-11-19 中国第一汽车股份有限公司 一种变速器液压控制系统及车辆

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109099142B (zh) 车辆传动装置的润滑系统
JP6664506B2 (ja) 車両用駆動装置
JP4770947B2 (ja) 車両の動力伝達装置
US10309524B2 (en) Lubricating device of power transmission device for vehicle
US6833641B2 (en) Electric drive unit
JP4683140B2 (ja) 車両駆動装置の発熱部冷却構造
US20180045295A1 (en) Lubricating apparatus of vehicle
JP6664302B2 (ja) 車両用駆動装置
WO2019098166A1 (ja) モータユニット
CN108292881A (zh) 用于电动力传动系的热管理的装置
JP7286298B2 (ja) 冷却システム
JP2015218867A (ja) オイル供給装置
CN111486220B (zh) 车辆用传动装置
CN114556752A (zh) 具有提高效率的驱动模块
JP7092015B2 (ja) 動力伝達装置の潤滑構造
JP2009241910A (ja) インホイールモータの冷却構造
JP2015218868A (ja) オイル供給装置
JP2008116018A (ja) 動力伝達装置
JP2010210011A (ja) 接触面加工物、液体循環装置及び液体熱交換装置
US20230069613A1 (en) Drive apparatus
JP6049726B2 (ja) 熱パイプを介した電気モータの冷却
JP6799492B2 (ja) 電動モータの冷却装置
JP2015230091A (ja) トランスアクスル内の油路構造
CN113783360A (zh) 一种用于电驱动系统的冷却系统
JP2014043164A (ja) 車両制御システム