JP7092015B2 - 動力伝達装置の潤滑構造 - Google Patents

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この発明は、例えば車両に搭載されるトランスアクスルやモータを内蔵した駆動ユニットなどの動力伝達装置にオイルを供給する潤滑構造に関するものである。
特許文献1には、端子台の接続端子がオイルに浸ってしまうのを防止することを目的とした車両用駆動装置(トランスアクスル)が記載されている。この特許文献1に記載されたトランスアクスルは、トランスアクスルケースの内部に、接続端子を設置する端子台が設けられている。また、トランスアクスルケースの内部には、車両が水平状態のときの油面が端子台よりも鉛直方向で下方に位置するように、オイルが封入されている。そして、オイルの油面が端子台に近付くように車両が傾斜する場合に、その際に端子台へ近付くオイルが、端子台に到達する前に流れ込む油溜まり部が形成されている。
また、特許文献2には、エンジンの潤滑装置に関する発明が記載されている。この特許文献2に記載されたエンジンの潤滑装置は、変速歯車装置を収容するギヤ室に連通し、クランクケースの底面に接合されたオイルタンクと、オイルタンク内のオイルを吸引してエンジンの潤滑部に供給するフィードポンプと、クランク室からオイルを吸引してギヤ室内の変速歯車装置に供給するスカベンジングポンプとを備えている。クランク室とギヤ室との間の隔壁に、スカベンジングポンプの吐出油路が形成されている。吐出油路には、スカベンジングポンプがクランク室から吸引して圧送するオイルを、ギヤ室の上部から変速歯車装置に対して下向きに噴出させるオイルノズルが設けられている。変速歯車装置を潤滑したオイルは、ギヤ室の底部へ落下してオイルタンクに還流する。
特開2018-121432号公報 特開2005-180488号公報
上記の特許文献1に記載されたトランスアクスルは、従来一般的な構成であり、そのトランスアクスルでは、例えば歯車やモータのロータなどの回転部材がトランスアクスルケース内のオイル溜まりに浸るいわゆるウエットサンプ方式が採用されている。そのようなウエットサンプ方式では、上記のような回転部材が、オイルに浸漬した状態で回転するため、不可避的に、オイルの撹拌抵抗に起因する損失(撹拌損失)が発生する。それに対して、上記の特許文献2に記載されたエンジンの潤滑装置は、いわゆるドライサンプ方式が採用されており、エンジンの各部を潤滑してクランク室の底部に落下するオイルは、直ちにスカベンジングポンプに吸引される。そのため、クランク室内には、実質的にオイルが溜まることがなく、クランク軸はオイルの撹拌抵抗を受けない。
したがって、特許文献1に記載されたトランスアクスルのような動力伝達装置に、特許文献2に記載されたエンジンの潤滑装置のようなドライサンプ方式を採用することにより、上記のような撹拌損失を低減して、動力伝達装置の伝動効率を向上させることができる。また、ウエットサンプ方式と比較し、より安定的にオイルを供給することができる。しかしながら、ドライサンプ方式の潤滑構造では、ケース内のオイル溜まりをなくすためにリザーバタンクや別体のオイルタンク等を設けなければならない。例えば、特許文献2に記載されたエンジンの潤滑装置では、特許文献2の図2および図3に示されているように、クランクケースの下方に大容量のオイルタンクが設けられている。したがって、撹拌損失を低減することを目的としてドライサンプ方式を採用する場合には、上記のようなオイルタンクやリザーバタンクを設けるためのスペースが必要になり、その結果、装置の大型化や、例えば車両への搭載性の低下を招いてしまう。
この発明は、上記の技術的課題に着目して考え出されたものであり、体格を拡大することなく、あるいは、別体のオイルタンクやリザーバタンク等を設けることなく、オイルの撹拌抵抗による損失を適切に低減することが可能な動力伝達装置の潤滑構造を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、この発明は、オイルが封入されるケースと、前記ケースに収容される所定の回転部材と、前記オイルを前記回転部材に供給するフィーディングポンプとを備え、前記オイルで前記回転部材を潤滑および冷却する動力伝達装置の潤滑構造において、前記ケースは、前記回転部材を配置して前記回転部材が回転する第1チャンバと、前記第1チャンバから区分けされて、前記オイルを前記第1チャンバから隔離して貯留する第2チャンバとを有し、前記フィーディングポンプは、前記第2チャンバに貯留した前記オイルを吸引して前記回転部材に供給し、前記第1チャンバに流入した前記オイルを吸引して前記第1チャンバから排出するスカベンジングポンプを備えており、前記スカベンジングポンプは、前記第1チャンバから吸引した前記オイルを前記回転部材に向けて排出することを特徴とするものである。
また、この発明における前記回転部材は、原動機または発電機の少なくともいずれかとして機能するモータと、前記モータとは別に前記動力伝達装置内で動力伝達に関与する伝動回転要素とを有し、この発明における前記フィーディングポンプは、前記第2チャンバから吸引した前記オイルを前記モータに供給する第1オイルポンプと、前記第2チャンバから吸引した前記オイルを前記伝動回転要素に供給する第2オイルポンプとを有していることを特徴としている。
また、この発明は、前記オイルを冷却するオイルクーラを備え、前記第1オイルポンプによって吸引した前記オイルを前記オイルクーラで冷却して前記モータに供給することを特徴としている。
そして、この発明は、前記回転部材の鉛直方向上方に位置し、前記フィーディングポンプおよび前記スカベンジングポンプの少なくともいずれかで吸引した前記オイルを貯留するオイル受けを備え、前記オイル受けに貯留された前記オイルを前記オイル受けから落下させて前記回転部材に供給することを特徴としている。
この発明の動力伝達装置の潤滑構造では、動力伝達装置のケース内に、第1チャンバおよび第2チャンバの二つの区分けされたスペースが形成される。例えば、歯車や軸受、あるいは、モータなどの動力伝達装置の回転部材は、第1チャンバに配置され、その第1チャンバのスペースの範囲内で回転する。回転部材を潤滑および冷却するオイルは、第1チャンバから隔離された第2チャンバに貯留される。そのため、第2チャンバに貯留したオイルは、第1チャンバへは流出しない。フィーディングポンプによって第2チャンバから回転部材に供給されたオイルは、回転部材を潤滑および冷却して第1チャンバに流入する。第1チャンバに流入したオイルは、第1チャンバに貯留することなく、スカベンジングポンプによって第1チャンバから排出される。スカベンジングポンプでオイルが排出されることにより、第1チャンバ内のオイルの油面高さが低下し、その結果、第1チャンバ内で回転部材はオイルに浸漬しない。そのため、回転部材は、第1チャンバ内でオイルの撹拌抵抗を受けずに回転できる。また、第1チャンバおよび第2チャンバは、それら第1チャンバと第2チャンバとの間に、例えば、仕切りもしくは堰堤となるような壁を設けることによって容易に形成できる。したがって、この発明の動力伝達装置の潤滑構造によれば、装置の体格を拡大することなく、あるいは、別体のオイルタンクやリザーバタンク等を設けることなく、オイルの撹拌抵抗による損失を適切に低減することができる。その結果、動力伝達装置の伝動効率を向上させることができる。
なお、この発明の動力伝達装置の潤滑構造では、スカベンジングポンプによって第1チャンバから排出するオイルを、直接、第2チャンバに貯留することもできる。それにより、動力伝達装置のケース内で、オイルを効率よく循環させることができる。そのため、回転部材を適切に潤滑および冷却できる。
また、この発明の動力伝達装置の潤滑構造によれば、スカベンジングポンプによって第1チャンバから排出するオイルを、回転部材に供給できる。したがって、回転部材にオイルを供給するフィーディングポンプの負担を軽減できる。そのため、フィーディングポンプとして性能を抑えたオイルポンプを採用することができ、ひいては、装置のコストダウンを図ることができる。
また、この発明の動力伝達装置の潤滑構造によれば、フィーディングポンプが、第1オイルポンプおよび第2オイルポンプの二つのオイルポンプによって構成される。そして、第1オイルポンプおよび第2オイルポンプを、それぞれ、モータ専用のフィーディングポンプ、および、歯車や軸受などの伝動回転要素専用のフィーディングポンプとして機能させることができる。したがって、フィーディングポンプを二つのオイルポンプで構成することにより、モータおよび伝動回転要素のそれぞれの特性に対応した適切なオイルポンプを設定できる。あるいは、モータおよび伝動回転要素のそれぞれの状況に応じて、二つのオイルポンプを適切に稼働させることができる。そのため、フィーディングポンプのポンプ損失を抑制して、動力伝達装置の伝動効率を向上させることができる。
また、この発明の動力伝達装置の潤滑構造によれば、特に、モータに供給するオイルを冷却するオイルクーラが設けられる。モータは相対的に大量のオイルが必要になり、また、伝動回転要素と比較して、より高温になる。したがって、オイルクーラによって温度を低下させたオイルで、モータを効果的に潤滑および冷却できる。
そして、この発明の動力伝達装置の潤滑構造によれば、回転部材の鉛直方向上方にオイル受けが形成される。オイル受けは、フィーディングポンプが第2チャンバから吸引したオイル、および、スカベンジングポンプが第1チャンバから吸引したオイルの少なくともいずれかを一時的に貯留する。そして、貯留したオイルを重力の作用で落下させることにより、回転部材にオイルを供給する。したがって、フィーディングポンプおよび/またはスカベンジングポンプからオイル受けまでの間は、オイルを高圧で圧送しなくともよく、ポンプの吐出圧程度の低い圧力でオイルを送ることができる。そのため、フィーディングポンプおよび/またはスカベンジングポンプのポンプ損失を抑制して、動力伝達装置の伝動効率を向上させることができる。
この発明の動力伝達装置の潤滑構造の一例を説明するための図であり、フィーディングポンプとして二つのオイルポンプを備え、スカベンジングポンプで吸引した第1チャンバのオイルを、直接、第2チャンバへ排出する構成を示す図である。 この発明の動力伝達装置の潤滑構造の他の例を説明するための図であり、フィーディングポンプとして一つのオイルポンプを備え、スカベンジングポンプで吸引した第1チャンバのオイルを、直接、第2チャンバへ排出する構成を示す図である。 この発明の動力伝達装置の潤滑構造の他の例を説明するための図であり、フィーディングポンプとして二つのオイルポンプを備え、スカベンジングポンプで吸引した第1チャンバのオイルを、回転部材の潤滑および冷却に利用する構成を示す図である。 この発明の動力伝達装置の潤滑構造の他の例を説明するための図であり、フィーディングポンプとして一つのオイルポンプを備え、スカベンジングポンプで吸引した第1チャンバのオイルを、回転部材の潤滑および冷却に利用する構成を示す図である。 この発明の動力伝達装置の潤滑構造の他の例を説明するための図であり、フィーディングポンプとして二つのオイルポンプを備え、スカベンジングポンプで吸引した第1チャンバのオイルを、直接、第2チャンバへ排出し、フィーディングポンプで吸引したオイルを、一旦、オイル受けに貯留する構成を示す図である。 この発明の動力伝達装置の潤滑構造の他の例を説明するための図であり、フィーディングポンプとして一つのオイルポンプを備え、スカベンジングポンプで吸引した第1チャンバのオイルを、回転部材の潤滑および冷却に利用し、フィーディングポンプで吸引したオイルを、一旦、オイル受けに貯留する構成を示す図である。
この発明の実施形態を、図を参照して説明する。なお、以下に示す実施形態は、この発明を具体化した場合の一例に過ぎず、この発明を限定するものではない。
図1に、この発明の実施形態で対象にする動力伝達装置の潤滑構造の一例を示してある。この発明の実施形態における潤滑構造1は、例えば、車両(図示せず)に搭載される動力伝達装置2にオイルを供給する。そのために、この発明の実施形態における潤滑構造1は、主要な構成要素として、動力伝達装置2、動力伝達装置2のケース3、動力伝達装置2の回転部材(BRG,GEAR,MG)4、フィーディングポンプ(O/P)5、スカベンジングポンプ(O/P)6を備えている。
動力伝達装置2は、所定の動力源(図示せず)が出力するトルクを、駆動軸(図示せず)などの出力側の部材に伝達する。この発明の実施形態における動力伝達装置2は、例えば、変速機(図示せず)や、駆動力源としてモータ(図示せず)を内蔵したトランスアクスルあるいはモータ駆動ユニットなどを対象にしている。動力伝達装置2は、後述するケース3、および、回転部材4を有している。
ケース3は、動力伝達装置2の外殻を形成する。例えば、車両用のトランスアクスルでは、ハウジング、ケース、および、リヤカバーなどの複数のアッセンブリ(図示せず)が組み付けられて、トランスアクスルの外殻が形成される。そのような場合は、各アッセンブリの組立体をケース3と総称する。ケース3は、動力伝達装置2の構成要素である回転部材4を収容する。また、ケース3には、回転部材4を潤滑および冷却するためのオイル7が封入されている。すなわち、ケース3は、例えば分割面あるいは組み合わせ面がシールされた液密構造になっており、オイル7は、ケース3の内部に液密状態で保持されている。
この発明の実施形態におけるケース3は、その内部に、二箇所に区分けされた第1チャンバ8および第2チャンバ9が形成されている。第1チャンバ8は、後述する回転部材4を配置して、回転部材4が回転するスペースである。第2チャンバ9は、第1チャンバ8から区分けされて、オイル7を第1チャンバ8から隔離して貯留するスペースである。第1チャンバ8と第2チャンバ9とは、例えば、仕切り板あるいは壁板状の部材や、堰堤状の部材によって互いに区分けされている。図1に示す例では、第1チャンバ8と第2チャンバ9との間に形成された隔壁10により、第1チャンバ8と第2チャンバ9とが互いに区分けされている。そして、第2チャンバ9は、第2チャンバ9内に貯留するオイル7が第1チャンバ8に流出しないように形成されている。すなわち、第2チャンバ9内のオイル7は、第1チャンバ8から隔離されて、第2チャンバ9に貯留している。
上記のように、この発明の実施形態における第1チャンバ8および第2チャンバ9は、それら第1チャンバ8と第2チャンバ9との間に、例えば、仕切りもしくは堰堤となるような隔壁10を設けることによって容易に形成できる。したがって、例えば既製の動力伝達装置のケースに対して軽微な改造を行うだけで、第1チャンバ8および第2チャンバ9を有するケース3を容易に形成できる。そのため、例えば既製の動力伝達装置と比較し、体格を拡大することなく、あるいは、例えばオイルタンクやリザーバタンク等の別体の部材を設けることなく、この発明の実施形態におけるケース3、ならびに、第1チャンバ8および第2チャンバ9を容易に形成できる。
回転部材4は、動力伝達装置2の内部で回転する部材あるいは部品等であり、かつ、オイル7が供給されることによって潤滑および冷却される部材あるいは部品等(被潤滑部)を総称している。例えば、動力伝達装置2を構成する歯車(GEAR)11、および、軸受(BRG)12などが、この発明の実施形態における回転部材4に相当する。また、上述のように、動力伝達装置2として、モータ(MG)13を組み込んだトランスアクスルあるいはモータ駆動ユニットを対象にした場合、そのモータ13、具体的には、モータ13のロータ(図示せず)や、あるいは、モータ13のコイルエンド等(図示せず)の冷却部分も、この発明の実施形態における回転部材4に相当する。
上記のようなモータ13は、例えば、永久磁石式の同期モータ、あるいは、誘導モータなどの電気モータである。モータ13は、例えばバッテリ(図示せず)から電力が供給されることによって駆動されてトルクを出力する原動機として機能する。また、モータ13は、例えば車両の車輪(図示せず)から伝達されるトルクを受けて駆動されることによって電力を発生する発電機としての機能を備えていてもよい、すなわち、モータ13は、発電機としての機能と原動機としての機能とを兼ね備えた、いわゆるモータ・ジェネレータであってもよい。なお、この発明の実施形態では、モータ13と、上記のような歯車11および軸受12とを区別するために、歯車11および軸受12などの、モータ13とは別に動力伝達装置2内で動力伝達に関与する回転部材4を、伝動回転要素14と呼称する。そして、上記のモータ13および伝動回転要素14を共に含む、この発明の実施形態における回転部材4は、いずれも、ケース3内の第1チャンバ8に配置されており、その第1チャンバ8のスペースの範囲内で回転する。
フィーディングポンプ5は、ケース3内のオイル7を回転部材4に供給する。具体的には、フィーディングポンプ5は、ケース3の第2チャンバ9に貯留したオイル7を吸引して回転部材4に供給するオイルポンプである。図1に示す例では、フィーディングポンプ5は、第1オイルポンプ(O/P)15、および、第2オイルポンプ(O/P)16の二つのオイルポンプを有している。第1オイルポンプ15は、フィーディングポンプ5として、第2チャンバ9からストレーナ17を介して吸引したオイル7を、回転部材4のうちのモータ13に供給する。第2オイルポンプ16は、フィーディングポンプ5として、第2チャンバ9からストレーナ18を介して吸引したオイル7を、回転部材4のうちの伝動回転要素14に供給する。第1オイルポンプ15および第2オイルポンプ16、すなわち、フィーディングポンプ5は、例えば、動力伝達装置2の所定の伝動回転要素14から伝達されるトルクによって駆動される機械式オイルポンプである。あるいは、所定の電気モータ(図示せず)が出力するトルクによって駆動される電動オイルポンプであってもよい。なお、図1に示す例では、潤滑構造1には、後述するオイルクーラ21が設けられており、第1オイルポンプ15によって第2チャンバ9から吸引されたオイル7は、オイルクーラ21で冷却されて、モータ13に供給される。
このように、この発明の実施形態における潤滑構造1では、フィーディングポンプ5が、第1オイルポンプ15および第2オイルポンプ16の二つのオイルポンプによって構成される。そして、第1オイルポンプ15および第2オイルポンプ16を、それぞれ、モータ13専用のフィーディングポンプ5、および、歯車11や軸受12などの伝動回転要素14専用のフィーディングポンプ5として機能させることができる。例えば、モータ13は、モータ13の温度が高いときに、相対的に大量のオイル7が必要になる。一方、モータ13以外の伝動回転要素14は、モータ13と比較すると、相対的に少量のオイル7が必要になる。このようにモータ13と伝動回転要素14とでは、必要となるオイル7の量や、オイル7が必要になる状況がそれぞれ異なっている。それに対して、上記のようにフィーディングポンプ5を二つのオイルポンプ15,16で構成することにより、モータ13および伝動回転要素14のそれぞれの特性に対応した適切なオイルポンプを設定できる。あるいは、モータ13および伝動回転要素14のそれぞれの状況に応じて、二つのオイルポンプ15,16を適切に稼働させることができる。そのため、フィーディングポンプ5、すなわち、第1オイルポンプ15および第2オイルポンプ16のポンプ損失を抑制できる。その結果、動力伝達装置2の伝動効率を向上させることができる。
スカベンジングポンプ6は、第1チャンバ8に流入したオイル7を吸引して、第1チャンバ8から排出する。図1に示す例では、スカベンジングポンプ6は、第1チャンバ8から吸引したオイル7を、直接、第2チャンバ9へ排出するオイルポンプである。具体的には、スカベンジングポンプ6の吐出口(図示せず)と第2チャンバ9との間でオイル7を流通させる油路20が設けられている。そのため、この図1に示す例では、第1チャンバ8に流入したオイル7は、ストレーナ19を介してスカベンジングポンプ6に吸引され、油路20を通って第2チャンバ9へ移送される。なお、この発明の実施形態では、油路20を設けずに、例えば、第1チャンバ8から吸引したオイル7を、スカベンジングポンプ6から噴出することによって第2チャンバ9へ移送するように構成してもよい。スカベンジングポンプ6は、例えば、動力伝達装置2の所定の伝動回転要素14から伝達されるトルクによって駆動される機械式オイルポンプである。あるいは、所定の電気モータ(図示せず)が出力するトルクによって駆動される電動オイルポンプであってもよい。
上記のように、この発明の実施形態における潤滑構造1では、動力伝達装置2のケース3内に、第1チャンバ8および第2チャンバ9の二つの区分けされたスペースが形成される。例えば、歯車11や軸受12、あるいは、モータ13などの回転部材4は、第1チャンバ8に配置され、その第1チャンバ8のスペースの範囲内で回転する。回転部材4を潤滑および冷却するオイル7は、第1チャンバ8から隔離された第2チャンバ9に貯留される。そのため、第2チャンバ9に貯留したオイル7は、第1チャンバ8へは流出しない。フィーディングポンプ5によって第2チャンバ9から回転部材4に供給されたオイル7は、回転部材4を潤滑および冷却して第1チャンバ8に流入する。第1チャンバ8に流入したオイル7は、第1チャンバ8に貯留することなく、スカベンジングポンプ6によって第1チャンバ8から排出される。スカベンジングポンプ6でオイル7が第1チャンバ8から排出されることにより、第1チャンバ8内のオイル7の油面高さが低下し、その結果、第1チャンバ8内で回転部材4はオイル7に浸漬しない。すなわち、第1チャンバ8内は、いわゆるドライサンプの状態になる。そのため、回転部材4は、第1チャンバ8内でオイル7の撹拌抵抗を受けずに回転できる。また、第1チャンバ8および第2チャンバ9は、それら第1チャンバ8と第2チャンバ9との間に、例えば、隔壁10のような、仕切りもしくは堰堤となるような壁を設けることによって容易に形成できる。また、図1に示す例では、スカベンジングポンプ6によって第1チャンバ8から排出するオイル7を、直接、第2チャンバ9に貯留できる。その結果、ケース3内で、オイル7を効率よく循環させることができる。
したがって、この発明の実施形態における潤滑構造1によれば、動力伝達装置2の体格を拡大することなく、あるいは、別体のオイルタンクやリザーバタンク等を設けることなく、オイル7の撹拌抵抗による損失を適切に低減することができる。その結果、動力伝達装置2の伝動効率を向上させることができる。
この発明の実施形態における潤滑構造1では、オイル7を冷却するオイルクーラ21を設けてもよい。オイルクーラ21を設けることにより、フィーディングポンプ5によって
吸引したオイル7を、オイルクーラ21で冷却して回転部材4に供給できる。図1に示す例では、オイルクーラ21は、二つのフィーディングポンプ5のうち、第1オイルポンプ15の給油系統22に設けられている。したがって、第1オイルポンプ15によって第2チャンバ9から吸引されたオイル7は、オイルクーラ21で冷却されて、モータ13に供給される。
このように、この発明の実施形態における潤滑構造1では、特に、モータ13に供給するオイル7を冷却するオイルクーラ21が設けられる。上述したように、モータ13は相対的に大量のオイル7が必要になり、また、伝動回転要素14と比較して、より高温になる。したがって、オイルクーラ21によって温度を低下させたオイル7で、モータ13を効果的に潤滑および冷却できる。
図2から図6に、この発明の実施形態における動力伝達装置の潤滑構造の他の構成例を示してある。なお、図2から図6に示す潤滑構造1において、上記の図1で示した潤滑構造1あるいは既出のいずれかの図で示した潤滑構造1と構造や機能が同じ構成要素については、図1あるいは既出のいずれかの図と同じ参照符号を付けてある。
図2は、フィーディングポンプ5として一つのオイルポンプを備え、スカベンジングポンプ6で吸引した第1チャンバ8のオイル7を、直接、第2チャンバ9へ排出する構成の潤滑構造1を示している。すなわち、上記の図1で示した潤滑構造1が、フィーディングポンプ5として二つのオイルポンプ15,16を備えた構成であるのに対して、この図2に示す潤滑構造1では、フィーディングポンプ5を一つのオイルポンプ30に集約している。したがって、図2に示す潤滑構造1では、オイルポンプ30は、フィーディングポンプ5として、第2チャンバ9からストレーナ31を介して吸引したオイル7を、回転部材4、すなわち、モータ13および伝動回転要素14の両方に供給する。オイルポンプ30は、上述した他のフィーディングポンプ5と同様に、例えば、動力伝達装置2の所定の伝動回転要素14から伝達されるトルクによって駆動される機械式オイルポンプである。あるいは、所定の電気モータ(図示せず)が出力するトルクによって駆動される電動オイルポンプであってもよい。
なお、図2に示す潤滑構造1では、上述の図1で示した潤滑構造1と同様に、オイルクーラ21が設けられている。この図2に示す潤滑構造1では、オイルクーラ21は、オイルポンプ30、すなわち、フィーディングポンプ5の給油系統32に設けられている。したがって、オイルポンプ30によって第2チャンバ9から吸引されたオイル7は、オイルクーラ21で冷却されて、モータ13および伝動回転要素14の両方に供給される。
このように、図2に示す潤滑構造1では、フィーディングポンプ5が一つのオイルポンプ30によって構成される。したがって、上述の図1で示した潤滑構造1のようにフィーディングポンプ5を二つのオイルポンプ15,16によって構成する場合と比較して、使用するオイルポンプの数を一つ削減でき、その分、潤滑構造1のコストダウンを図ることができる。
図3、図4は、スカベンジングポンプ6で吸引した第1チャンバ8のオイル7を、回転部材4の潤滑および冷却に利用する構成の潤滑構造1を示している。すなわち、図1、図2で示した潤滑構造1が、スカベンジングポンプ6で吸引した第1チャンバ8のオイル7を、直接、第2チャンバ9へ向けて排出する構成であるのに対して、図3、図4に示す潤滑構造1では、スカベンジングポンプ6で吸引した第1チャンバ8のオイル7を、回転部材4へ向けて排出するように構成されている。すなわち、図3、図4に示す潤滑構造1では、スカベンジングポンプ6として、オイルポンプ40は、第1チャンバ8からストレーナ41を介して吸引したオイル7を、回転部材4、すなわち、モータ13および伝動回転要素14の両方に供給する。具体的には、オイルポンプ40、すなわち、スカベンジングポンプ6の吐出口(図示せず)と、回転部材4、すなわち、歯車11、軸受12、および、モータ13との間でオイル7を流通させる給油系統42が設けられている。したがって、図3、図4に示す例では、第1チャンバ8に流入したオイル7は、スカベンジングポンプ6に吸引され、給油系統42を通って、歯車11、軸受12、および、モータ13の各回転部材4にそれぞれ供給される。オイルポンプ40は、上述した他のスカベンジングポンプ6と同様に、例えば、動力伝達装置2の所定の伝動回転要素14から伝達されるトルクによって駆動される機械式オイルポンプである。あるいは、所定の電気モータ(図示せず)が出力するトルクによって駆動される電動オイルポンプであってもよい。
なお、図3に示す潤滑構造1では、上述の図1で示した潤滑構造1と同様に、フィーディングポンプ5が、二つのオイルポンプ15,16によって構成されている。また、図4に示す潤滑構造1では、上述の図2で示した潤滑構造1と同様に、フィーディングポンプ5が、一つのオイルポンプ30によって構成されている。
このように、図3、図4に示す潤滑構造1では、いずれも、スカベンジングポンプ6によって第1チャンバ8から排出するオイル7を、回転部材4に供給できる。したがって、回転部材4にオイル7を供給するフィーディングポンプ5の負担を軽減できる。そのため、フィーディングポンプ5として性能を抑えた、より安価なオイルポンプを採用することができ、その分、潤滑構造1のコストダウンを図ることができる。
図5、図6は、フィーディングポンプ5で吸引したオイル7を、一旦、オイル受けに貯留する構成の潤滑構造1を示している。図5、図6に示す潤滑構造1では、ケース3内の回転部材4の鉛直方向上方(図5の上下方向における上側)に、オイル受け50が設けられている。オイル受け50は、フィーディングポンプ5およびスカベンジングポンプ6の少なくともいずれかで吸引したオイル7を一時的に貯留するように構成されている。それと共に、オイル受け50は、貯留されたオイル7をオイル受け50から落下させて、回転部材4に供給するように構成されている。図5に示す潤滑構造1では、オイル受け50は、フィーディングポンプ5で吸引したオイル7を貯留する。図6に示す潤滑構造1では、オイル受け50は、フィーディングポンプ5およびスカベンジングポンプ6の両方で吸引したオイル7を貯留する。
なお、図5に示す潤滑構造1では、上述の図1で示した潤滑構造1と同様に、スカベンジングポンプ6が、第1チャンバ8から吸引したオイル7を、直接、第2チャンバ9へ向けて排出するように構成されている。また、図6に示す潤滑構造1では、上述の図4で示した潤滑構造1と同様に、スカベンジングポンプ6が、第1チャンバ8から吸引したオイル7を、回転部材4へ向けて排出するように構成されている。
このように、図5、図6に示す潤滑構造1では、いずれも、回転部材4の鉛直方向上方にオイル受け50が形成される。オイル受け50は、フィーディングポンプ5が第2チャンバ9から吸引したオイル7、または、フィーディングポンプ5が第2チャンバ9から吸引したオイル7およびスカベンジングポンプ6が第1チャンバ8から吸引したオイル7を、一時的に貯留する。そして、貯留したオイル7を重力の作用で落下させることにより、回転部材4にオイル7を供給する。したがって、フィーディングポンプ5および/またはスカベンジングポンプ6からオイル受け50までの間は、オイル7を高圧で圧送しなくともよく、ポンプの吐出圧程度の低い圧力でオイル7を送ることができる。そのため、フィーディングポンプ5および/またはスカベンジングポンプ6のポンプ損失を抑制して、動力伝達装置2の伝動効率を向上させることができる。
1…潤滑構造、 2…動力伝達装置、 3…(動力伝達装置2の)ケース、 4…(動力伝達装置2の)回転部材、 5…フィーディングポンプ(O/P)、 6…スカベンジングポンプ(O/P)、 7…オイル、 8…第1チャンバ、 9…第2チャンバ、 10…隔壁、 11…歯車(GEAR:回転部材,伝動回転要素)、 12…軸受(BRG:回転部材,伝動回転要素)、 13…モータ(MG:回転部材)、 14…伝動回転要素、 15…第1オイルポンプ(O/P:フィーディングポンプ)、 16…第2オイルポンプ(O/P:フィーディングポンプ)、 17,18,19,31,41…ストレーナ、 20…油路、 21…オイルクーラ(O/C)、 22…(第1オイルポンプ15の)給油系統、 30…オイルポンプ(O/P:フィーディングポンプ)、 32…(オイルポンプ30の)給油系統、 40…オイルポンプ(O/P:スカベンジングポンプ)、 42…(オイルポンプ40の)給油系統、 50…オイル受け。

Claims (4)

  1. オイルが封入されるケースと、前記ケースに収容される所定の回転部材と、前記オイルを前記回転部材に供給するフィーディングポンプとを備え、前記オイルで前記回転部材を潤滑および冷却する動力伝達装置の潤滑構造において、
    前記ケースは、前記回転部材を配置して前記回転部材が回転する第1チャンバと、前記第1チャンバから区分けされて、前記オイルを前記第1チャンバから隔離して貯留する第2チャンバとを有し、
    前記フィーディングポンプは、前記第2チャンバに貯留した前記オイルを吸引して前記回転部材に供給し、
    前記第1チャンバに流入した前記オイルを吸引して前記第1チャンバから排出するスカベンジングポンプを備えており、
    前記スカベンジングポンプは、前記第1チャンバから吸引した前記オイルを前記回転部材に向けて排出する
    とを特徴とする動力伝達装置の潤滑構造。
  2. 請求項1に記載の動力伝達装置の潤滑構造において、
    前記回転部材は、原動機または発電機の少なくともいずれかとして機能するモータと、前記モータとは別に前記動力伝達装置内で動力伝達に関与する伝動回転要素とを有し、
    前記フィーディングポンプは、前記第2チャンバから吸引した前記オイルを前記モータに供給する第1オイルポンプと、前記第2チャンバから吸引した前記オイルを前記伝動回転要素に供給する第2オイルポンプとを有している
    ことを特徴とする動力伝達装置の潤滑構造。
  3. 請求項2に記載の動力伝達装置の潤滑構造において、
    前記オイルを冷却するオイルクーラを備え、
    前記第1オイルポンプによって吸引した前記オイルを前記オイルクーラで冷却して前記モータに供給する
    ことを特徴とする動力伝達装置の潤滑構造。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の動力伝達装置の潤滑構造において、
    前記回転部材の鉛直方向上方に位置し、前記フィーディングポンプおよび前記スカベンジングポンプの少なくともいずれかで吸引した前記オイルを貯留するオイル受けを備え、
    前記オイル受けに貯留された前記オイルを前記オイル受けから落下させて前記回転部材に供給する
    ことを特徴とする動力伝達装置の潤滑構造。
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