JP2015218540A - 平面ハンドル装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ハンドルによる解錠操作ができないような非常時においても、簡易かつ迅速に解錠することのできる機構を備えた平面ハンドル装置の提供。【解決手段】ケース20と、ケース20に引き出し旋回可能に軸支されたハンドル30と、前方Xへばね付勢された状態でケース20内に収納され、ハンドル30の旋回と連動して前後方向X,Yへ直線往復運動可能なラッチ体40とを備え、ケース20は、ハンドル30の作用突子33が挿通される透孔24を有し、ラッチ体40は透孔24と厚さ方向において連通する突子受孔43を有し、ハンドル30の作用突子33は透孔24から突子受孔43に挿入されており、施錠状態において、作用突子33と突子受孔43の後方内壁43aとの間には、ラッチ体40をばね付勢に抗して後退させるための解除具15の先端15aが挿入可能な第1操作スペースS1が形成される。【選択図】図5
Description
本発明は、扉等に使用される平面ハンドル装置に関する。
特許文献1に開示された平面ハンドル装置は、扉等に固定されたケースと、ケースの正面凹部に引き出し旋回可能に収容されたハンドルと、ハンドルの旋回に連動して前後往復運動可能なラッチ体とを含む。
特許文献1に開示の平面ハンドル装置によれば、ハンドルを引き出し旋回させることによって、その作動突子がラッチ体を付勢手段に抗して後退させ、ラッチ体の先端が固定枠体側の受溝から離脱して、施錠が解除される。
しかし、かかる平面ハンドル装置においては、例えば、比較的に強い力で引っ張ったり、経時劣化等によってハンドルの把持部が折れたりしてハンドル操作ができなくなった場合には、解錠することができない。このような非常時において、特に緊急性を要する場合には、解錠のための特別な工具等を用いることなく、簡易かつ迅速に解錠できる機構が求められる。
本発明は、従来の平面ハンドル装置の改良であって、ハンドルによる操作ができないような非常時であって、簡易かつ迅速に解錠することのできる機構を備えた平面ハンドル装置に関する。
前記課題を解決するために、本発明は、正面及び背面と、前後方向及び厚さ方向とを有する平面ハンドル装置に関する。
本発明に平面ハンドル装置は、ケースと、前記ケースに引き出し旋回可能に軸支されたハンドルと、前方へばね付勢された状態で前記ケース内に収納され、前記ハンドルの旋回と連動して前後方向へ直線往復運動可能なラッチ体とを備え、
前記ケースは、前記ハンドルの作用突子が挿通される透孔を有し、前記ラッチ体は、前記透孔と前記厚さ方向において連通する突子受孔を有し、前記ハンドルの前記作用突子は前記透孔から前記突子受孔に挿入されており、施錠状態において、前記作用突子と前記突子受孔の後方内壁との間には、前記ラッチ体を後退させるための解除具の先端が挿入可能な第1操作スペースが形成されることを特徴とする。
前記ケースは、前記ハンドルの作用突子が挿通される透孔を有し、前記ラッチ体は、前記透孔と前記厚さ方向において連通する突子受孔を有し、前記ハンドルの前記作用突子は前記透孔から前記突子受孔に挿入されており、施錠状態において、前記作用突子と前記突子受孔の後方内壁との間には、前記ラッチ体を後退させるための解除具の先端が挿入可能な第1操作スペースが形成されることを特徴とする。
本発明に係る平面ハンドル装置の実施態様の一つとしては、前記突子受孔の前記後方内壁の正面側の端縁は、後方へ傾斜している。
本発明に係る平面ハンドル装置の他の実施態様の一つとしては、前記後方内壁は、前記作用突子が当接する水平面と、前記端縁からなる傾斜面とを有し、前記ハンドルの前記作用突子と前記傾斜面との傾斜角度は、約15〜45度である。
本発明に係る平面ハンドル装置のさらに他の実施態様の一つとしては、前記ラッチ体は、背面側から正面側へ延びる背面開口部を有し、前記背面開口部内には前記解除具の先端が挿入可能な第2操作スペースが形成される。
本発明に係る平面ハンドル装置のさらに他の実施態様の一つとしては、前記ラッチ体を背面側から被覆する背面パネルをさらに有し、前記背面パネルには前記厚さ方向において前記背面開口部と連通する挿通孔を有し、前記挿通孔の前記前後方向の寸法は、前記背面開口部の前記前後方向の寸法よりも大きくなっている。
本発明に係る平面ハンドル装置のさらに他の実施態様の一つとしては、前記背面開口部は前記突子受孔よりも後方に位置する。
本発明に係る平面ハンドル装置によれば、施錠状態において、ハンドルの作用突子とラッチ体の突子受孔の後方内壁との間にはラッチ体を付勢に抗して後退させるための解除具の先端が挿入可能な第1操作スペースが位置しているので、ハンドルの一部が破損してハンドル操作ができないような非常時においても、ラッチ体を付勢に抗して押し下げて、簡易かつ速やかに解錠することができる。
図1〜3を参照すると、平面ハンドル装置10は、前方X及び後方Yと、それらに直交する横断方向Zとを有し、正面にハンドル収納用の正面凹部21を有するケース20と、ケース20に収容され、横断方向Zへ延びるピン12が挿通された前端を支点として引き出し旋回可能に正面凹部21に収容されたハンドル30と、ケース20に前後方向X,Yへ直線往復可能に収容されたラッチ体40とを備える。平面ハンドル装置10は、扉等の可動パネル11aの取付け孔(図示せず)に嵌着して使用される。また、説明の便宜上、平面ハンドル装置10を可動パネル11aに取り付けるためにボルトは、図面において省略する。
ケース20は、中央に正面凹部21を有する取付プレート部22と、取付プレート部22の背面側に延出する周壁18と、周壁18に囲繞されたラッチ体40が収容されるラッチ体収容部23とを有する。取付プレート部22は、扉等の可動パネル11aに固定するための複数の取付孔22aとハンドル30の作用突子33が挿入される透孔24とを有し、正面凹部21を形成する周壁の前端側には、横断方向Zに延びるピン12を挿入するための一対のピン孔22bが横断方向Zにおいて離間対向して位置する。
ハンドル30は、ピン12を介してケースに固定される基部31と、施錠状態において基部31から後方Yへ延びる略U字状の把持部32と、基部31の背面から延びる作用突子33とを有する。ハンドル30の基部31には、横断方向Zに延びるピン挿通孔31aが形成されており、ハンドル30をケース20の正面凹部21に配置した状態において、取付プレート部22のピン孔22bと基部31のピン挿通孔31aとが連通し、それらを貫通するピン12を中心としてハンドル30が引き出し旋回可能に軸支される。
ラッチ体40は、傾斜状の先端(ラッチ)41aを有する前方部分41と、内部にばね50を装填するための(後端)開口を有する後方部分42とを有する。前方部分41は、前後方向X,Yへ延びる長孔状の突子受孔43を有し、前方部分41と後方部分42との間には、それらよりも肉薄の中間部44が形成されている。後方部分42の前方X側は、横断方向Zへ張り出したフランジ45が位置し、ラッチ体40の後端開口からばね50が後方部分42の内部に装填されることによって、ラッチ体40は前方Xへ付勢される。ラッチ体40の中間部44の背面には、小円形状の背面開口部17が位置する。
ハンドル30は、ピン12を介してケース20に軸支されている状態において、作用突子33がラッチ体40の突子受孔43に挿入される。ラッチ体40がばね50によって前方Xへ付勢されているので、作用突子33は、その基端部分がケース20の透孔24の前方内壁に当接するとともに、その先端がラッチ体40の突子受孔43の後方内壁43aに当接してそれらの間に挟持されて、ほぼ水平の状態となる。ラッチ体40の先端41aは、ケース20の前端から前方Xへ突出し、固定パネル11b側のラッチ受部13に嵌挿され、施錠される。かかる施錠状態から、ハンドル30を起立する方向へ引き出し旋回することによって、作用突子33が後方へ傾斜して、その先端がばね50による付勢に抗してラッチ体40を後退させ、ラッチ体40の先端(ラッチ)41aがラッチ受部13から離脱して解錠される。ハンドル30は、施錠状態(正面凹部21に収容されている状態)から約30〜50度引き出し旋回可能であって、ハンドル30から手を離すと、ばね付勢によってラッチ体40が前進してハンドル30が旋回し、作用突子33の基端部分が再び透孔24の前方内壁に当接して施錠状態となる。また、オプションとして、正面凹部12の底面には、施錠状態においてハンドル30の把持部32が当接される一対の突起27が設けられる。
図3を参照すると、ケース20の背面側を被覆する背面パネル80は、ラッチ体収容部23を囲繞する周壁18とほぼ同形である。背面パネル80は、ラッチ体収容部23内にラッチ体40が収容された状態において、そのねじ孔81と周壁18に位置するねじ孔84にねじ83を螺合することによってケース20に固定される。背面パネル80の中央部には、前後方向X,Yへ延びる挿通孔85が形成される。挿通孔85は、後記の本願発明の効果を奏する限りにおいて、横断方向Zに延びていてもよいし、複数形成されていてもよい。
<第1非常用解錠機構>
図5〜図7を参照すると、ラッチ体40の突子受孔43の後方内壁43aは、作用突子33が当接される水平面49aと後方内壁43aの正面側の端縁からなる、水平面49aから後方Yへ斜めに延びる傾斜面49bとから形成される。施錠状態、すなわち、ハンドル30の基部31が透孔24の前方内壁に当接し、かつ、作用突子33がラッチ体40の突子受孔43の後方内壁43aに当接してハンドル30がそれらの部材に挟持固定されている状態において、作用突子33と突子受孔43の後方内壁43aとの間には、後方内壁43aの正面側の端縁が後方Yへ傾斜していることによって、第1操作スペースS1が形成される。
図5〜図7を参照すると、ラッチ体40の突子受孔43の後方内壁43aは、作用突子33が当接される水平面49aと後方内壁43aの正面側の端縁からなる、水平面49aから後方Yへ斜めに延びる傾斜面49bとから形成される。施錠状態、すなわち、ハンドル30の基部31が透孔24の前方内壁に当接し、かつ、作用突子33がラッチ体40の突子受孔43の後方内壁43aに当接してハンドル30がそれらの部材に挟持固定されている状態において、作用突子33と突子受孔43の後方内壁43aとの間には、後方内壁43aの正面側の端縁が後方Yへ傾斜していることによって、第1操作スペースS1が形成される。
かかる第1操作スペースS1に、マイナスドライバーや閂等の細棒状の解除具15を挿入することによって、非常時においても施錠を解除することができる。すなわち、例えば、経時劣化や比較的に強い力による引き出し旋回操作によって、ハンドル30の把持部32や基部31が変形したり折れたりした場合においては、ハンドル30の旋回操作によって施錠を解除することができない。かかる場合において、平面ハンドル装置10の正面側から取付プレート部22の透孔24の第1操作スペースS1に解除具15の先端15aを挿入して、先端15aを突子受孔43の後方内壁43aに当接させた状態においてラッチ体40をばね付勢に抗して後退させることによって、ラッチ体40の先端41aがラッチ受部13から離脱し、施錠が解除される。このように、本発明に係る平面ハンドル装置10は、ハンドル30の一部の破損によって操作ができない等の非常時であっても、簡易かつ迅速に施錠を解除することができる。
作用突子33と突子受孔43の後方内壁43a全体とが、ほぼ面状に当接する場合には、解除具15の先端15aを差し込むための隙間である第1操作スペースS1が形成されないので、解除具15の先端15aをラッチ体40に当接させてそれをばね付勢に抗して後退させることができない。本実施形態における平面ハンドル装置10においては、突子受孔43の後方内壁43aの端縁を後方Yへ傾斜させることによって第1操作スペースS1を形成しており、具体的には、第1操作スペースS1は、後方内壁43aの傾斜面49bとハンドル30の作用突子33との間の空隙から形成される。第1操作スペースS1の大きさは、それを外部から視認させるか又は隠蔽させるかによって、また、解除具15の先端15aの大きさ等に適宜変更されるものであるところ、第1操作スペースS1を形成するハンドル30の作用突子33と傾斜面49bとの傾斜角θは、約15〜45度以下であることが好ましい。傾斜角θが約45度以上の場合には、解除具15の先端15aが第1操作スペースS1に入り込む前に作用突子33に当たって解除操作がし難くなり、一方、傾斜角θが約15度以下の場合には、比較的に第1操作スペースS1の開口寸法が小さくなって、解除具15の先端15aが挿入し難くなり、無理に挿入すると先端15aを抜き出し難くなるおそれがある。また、図7を参照すると、解除具15は、第1操作スペースS1に先端を挿入した状態において、その一部がハンドル30に当接し、かつ、他の部分が透孔24の内壁に当接しているので、それらを支点としてより簡易にラッチ体40を後退させることができる。このように、梃子の原理を利用して解除操作をすることが可能になるので、比較的に小さな力で解除具15を操作することができる。
<第2非常用解錠機構(背面側)>
図8及び9を参照すると、背面パネル80の挿通孔85とラッチ体40の背面開口部17とは、厚さ方向において互いに重なって位置する。背面開口部17内には、解除具15の先端15aが進入可能な第2操作スぺースS2が形成されている。平面ハンドル装置10を室内扉の施錠用として用いた場合であってハンドル30の破損等によってハンドル操作ができないときには、平面ハンドル装置10の背面側から施錠を解除しなければならない。かかる場合において、操作者が解除具15を挿通孔85から平面ハンドル装置10内に進入させて背面開口部17内の第2操作スペースS2に到達させ、背面開口部17の後方内壁17aに先端15aを押し当てながらラッチ体40をばね付勢に抗して後退させることによって、ラッチ体40の先端40aがラッチ受部13から離脱して、施錠が解除される。
図8及び9を参照すると、背面パネル80の挿通孔85とラッチ体40の背面開口部17とは、厚さ方向において互いに重なって位置する。背面開口部17内には、解除具15の先端15aが進入可能な第2操作スぺースS2が形成されている。平面ハンドル装置10を室内扉の施錠用として用いた場合であってハンドル30の破損等によってハンドル操作ができないときには、平面ハンドル装置10の背面側から施錠を解除しなければならない。かかる場合において、操作者が解除具15を挿通孔85から平面ハンドル装置10内に進入させて背面開口部17内の第2操作スペースS2に到達させ、背面開口部17の後方内壁17aに先端15aを押し当てながらラッチ体40をばね付勢に抗して後退させることによって、ラッチ体40の先端40aがラッチ受部13から離脱して、施錠が解除される。
このように、ハンドル30の旋回操作ができない非常時において、平面ハンドル装置10の背面側から解除具15の先端15aを差し入れることによって簡易かつ迅速に解錠することができる。背面側からの解錠を容易に行うためには、背面パネル80の挿通孔85とラッチ体40の背面開口部17とが厚さ方向において連通しており、かつ、挿通孔85の前後方向X,Yの長さ寸法が背面開口部17の前後方向X,Yにおける寸法(背面開口部17が円形の場合には、直径)よりも大きいことが好ましい。すなわち、図9に示すとおり、挿通孔85から背面開口部17にほぼ水平に解除具15の先端15aを進入させ、解除具15をそのまま後方Yへ移動させてラッチ体40を後退させるためには、挿通孔865は背面開口部17に比べて前後方向X,Yの寸法が大きいことが好ましく、具体的には、前者が後者の約2〜4倍の大きさであることが好ましい。
本実施形態においては、背面開口部17は背面側から正面側へ延びる凹状溝であるところ、ラッチ体40を厚さ方向へ貫通する貫通孔であってもよいし、断面円形ではなく矩形、多角形であってもよいし、挿通孔85と連通する複数の開口部が形成されていてもよい。また、解除具15の挿抜をより容易にするために、先端15aの外形寸法は、第2操作スペースS2のそれよりも小さく、先端15aを挿入したときに背面開口部17の内壁との間に所定のクリアランスが形成されることが好ましい。また、本実施形態においては、解除具15の先端15aが先鋭状であって、背面開口部17の背面側の端縁17bに先端15aが当接してそのままラッチ体40が後退されるところ、かかる当接部分である端縁17bは、摩擦による摩耗等を防止するために曲状であることが好ましい。また、より確実にラッチ体40を後退させるために、解除具15の先端15aが背面開口部17の後方内壁17a全体に当接するように設計してもよい。また、第2非常用解錠機構を構成する第2操作スペースS2は、第1非常用解錠機構を構成する第1操作スペースS1よりも後方へ位置している。既述のとおり、第1非常用解除機構においては、てこの原理によって解除操作を比較的に簡易に行うことができる一方、第2非常用解除機構においては、解除具を背面開口部17に対してほぼ水平に又は僅かに傾斜して挿し込んでラッチ体40をばね付勢に抗してそのまま後退させなければならないので、解除操作時における安定性が第1非常解除機構よりも求められる。本実施形態においては、第2非常解除機構が第1非常解除機構よりも後方であって、かつ、ラッチ体40の中央部に位置することによって、ラッチ体40の前後方向X,Yにおける長さ寸法が比較的に大きい場合であっても、それがラッチ体40の両端側に位置する場合に比して、ふらつきを防止して安定的に解除操作を行うことができる。
本発明に係る平面ハンドル装置10は、正面側に位置する第1非常用解錠機構と背面側に位置する第2非常用解錠機構とを備えることによって、ハンドル30の一部が破損してハンドル操作ができない等の非常時においても、正面側及び/又は背面側から第1及び/又は第2操作スペースS1,S2に解除具15の先端15aを挿し入れてラッチ体40をばね付勢に抗して後退させることによって速やかに解錠することができる。かかる非常用解錠機構としては、平面ハンドル装置10の用途に応じて、第1非常用解錠機構又は第2非常用解除機構の少なくも一方を備えていればよく、ケース20やハンドル30等の各種構成部材の形状は、図示された態様に限らず、他の公知の形状を適宜採用することができる。
10 平面ハンドル装置
15 解除具
15a 解除具の先端
17 背面開口部
20 ケース
24 透孔
30 ハンドル
33 作用突子
40 ラッチ体
43 突子受孔
43a 突子受孔の後方内壁
49a 突子受孔の後方内壁の水平面
49b 突子受孔の後方内壁の傾斜面
80 背面パネル
85 挿通孔
X 前方
Y 後方
15 解除具
15a 解除具の先端
17 背面開口部
20 ケース
24 透孔
30 ハンドル
33 作用突子
40 ラッチ体
43 突子受孔
43a 突子受孔の後方内壁
49a 突子受孔の後方内壁の水平面
49b 突子受孔の後方内壁の傾斜面
80 背面パネル
85 挿通孔
X 前方
Y 後方
本発明に平面ハンドル装置は、ケースと、前記ケースに引き出し旋回可能に軸支されたハンドルと、前方へばね付勢された状態で前記ケース内に収納され、前記ハンドルの旋回と連動して前後方向へ直線往復運動可能なラッチ体とを備え、前記ケースは、前記ハンドルの作用突子が挿通される透孔を有し、前記ラッチ体は、前記透孔と前記厚さ方向において連通する突子受孔を有し、前記ハンドルの前記作用突子は前記透孔から前記突子受孔に挿入されており、施錠状態において、前記作用突子と前記突子受孔の後方内壁との間には、前記ラッチ体を後退させるための解除具の先端が進退可能に挿入される第1操作スペースが形成されており、前記突子受孔の前記後方内壁の正面側の端縁は、後方へ傾斜しており、前記後方内壁は、前記作用突子が当接する水平面と、前記端縁からなる傾斜面とを有し、前記解除具は、前記ハンドルと前記透孔の内壁との間から前記第1操作スペースに挿入可能であって、その一部が前記ハンドルに当接し、かつ、他の部分が前記透孔の内壁に当接した状態でそれらを支点として前記ラッチ体を後退させることができ、前記ラッチ体は、背面側から正面側へ延びる背面開口部を有し、前記背面開口部内には前記解除具の先端が進退可能に挿入される第2操作スペースが形成されることを特徴とする。
本発明に係る平面ハンドル装置の他の実施態様の一つとしては、前記ハンドルの前記作用突子と前記傾斜面との傾斜角度は、約15〜45度である。
Claims (6)
- 正面及び背面と、前後方向及び厚さ方向とを有する平面ハンドル装置であって、
ケースと、前記ケースに引き出し旋回可能に軸支されたハンドルと、前方へばね付勢された状態で前記ケース内に収納され、前記ハンドルの旋回と連動して前後方向へ直線往復運動可能なラッチ体とを備え、
前記ケースは、前記ハンドルの作用突子が挿通される透孔を有し、前記ラッチ体は、前記透孔と前記厚さ方向において連通する突子受孔を有し、前記ハンドルの前記作用突子は前記透孔から前記突子受孔に挿入されており、
施錠状態において、前記作用突子と前記突子受孔の後方内壁との間には、前記ラッチ体を後退させるための解除具の先端が挿入可能な第1操作スペースが形成されることを特徴とする前記平面ハンドル装置。 - 前記突子受孔の前記後方内壁の正面側の端縁は、後方へ傾斜している請求項1に記載の平面ハンドル装置。
- 前記後方内壁は、前記作用突子が当接する水平面と、前記端縁からなる傾斜面とを有し、前記ハンドルの前記作用突子と前記傾斜面との傾斜角度は、約15〜45度である請求項2に記載の平面ハンドル装置。
- 前記ラッチ体は、背面側から正面側へ延びる背面開口部を有し、前記背面開口部内には前記解除具の先端が挿入可能な第2操作スペースが形成される請求項1〜3のいずれかに記載の平面ハンドル装置。
- 前記ラッチ体を背面側から被覆する背面パネルをさらに有し、前記背面パネルには前記厚さ方向において前記背面開口部と連通する挿通孔を有し、前記挿通孔の前記前後方向の寸法は、前記背面開口部の前記前後方向の寸法よりも大きい請求項4に記載の平面ハンドル装置。
- 前記背面開口部は前記突子受孔よりも後方に位置する請求項4又は5に記載の平面ハンドル装置。
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KR102325760B1 (ko) * | 2019-03-27 | 2021-11-12 | 김학성 | 지게차의 캐빈에 드릴 작업 없이 장착되는 지게차 캐빈용 도어개폐장치 |
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