JP2015218460A - 地盤改良構造 - Google Patents

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明彦 内田
Akihiko Uchida
明彦 内田
一生 小西
Kazuo Konishi
一生 小西
正一 津國
Shoichi Tsukuni
正一 津國
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Abstract

【課題】複数の構造物が構築された地盤と道路が構築された地盤とを一体的に地盤改良し、道路及び構造物の不同沈下を抑制する地盤改良構造体を提供する。【解決手段】複数の住宅20が構築された住宅地盤50と道路30が構築された道路地盤70とに連結された複数の壁状改良体110、120を形成して液状化層14を区画して囲むように地盤改良体100を構築することで、住宅地盤50と道路地盤70とが一体的に地盤改良されることで液状化が防止又は抑制され、住宅20及び道路30不同沈下が抑制される。更に、住宅20の布基礎22が、それぞれ住宅地盤50の壁状改良体120に載置されているので、例えば想定よりも大きな地震が発生し住宅地盤50が液状化しても、住宅20の布基礎22が壁状改良体120に支持されるので、住宅20の不同沈下が効果的に抑制される。【選択図】図1

Description

本発明は、地盤改良構造に関する。
特許文献1には、液状化地盤上の構造物を対象とする液状化被害低減構造に関する技術が開示されている。この先行技術では、構造物の外周側に構造物の下方の液状化地盤を取り囲む遮水壁を形成し、遮水壁の内側に液状化時の過剰間隙水を地表に排水するためのドレーンを打設している。
特許文献2には、地震時の道路地盤および宅地地盤の液状化を一体的に抑制する地盤構造に関する技術が開示されている。この先行技術では、道路に囲まれた区画内の液状化層を包囲する地中壁を構築すると共に、地中壁で包囲された液状化層内に各々が複数の開口部を備える複数の排水部材を挿設している。
ここで、特許文献1及び特許文献2では、構造物の直下の地盤の液状化層は地盤改良されていない。したがって、例えば、想定よりも大きな地震の場合、構造物の直下の地盤が液状化し、構造物が不同沈下する懸念があり、この点において改良の余地があった。
特開2013−155559号公報 特開2013−238034号公報
本発明は、上記事実を鑑み、複数の構造物が構築された地盤と道路が構築された地盤とを一体的に地盤改良し、道路及び構造物の不同沈下を効果的に抑制することが目的である。
請求項1の発明は、複数の構造物が構築された第一地盤と前記第一地盤に隣接し道路が構築された第二地盤とに形成された複数の壁状改良体を連結し液状化層を区画して囲むと共に、複数の前記構造物の基礎部がそれぞれ前記第一地盤の前記壁状改良体に載置されるように形成されている。
請求項1に記載の発明では、複数の構造物が構築された第一地盤と道路が構築された第二地盤とに、連結された複数の壁状改良体を形成して液状化層を区画して囲むことで、第一地盤と第二地盤とが一体的に地盤改良され、これにより、道路及び構造物の不同沈下が抑制される。
更に、構造物の基礎部がそれぞれ第一地盤の壁状改良体に載置されているので、例えば想定よりも大きな地震が発生し第一地盤が液状化しても、構造物が壁状改良体に支持されるので、構造物の不同沈下が効果的に抑制される。
請求項2の発明は、前記第二地盤の前記壁状改良体は、前記第一地盤の前記壁状改良体よりも上端が深く又は下端が浅くなるように形成されている。
請求項2に記載の発明では、第二地盤の壁状改良体の上端を深く又は下端を浅く形成することで、壁状改良体の鉛直長さが短くなるので、地盤改良体の施工コストが下がる。
なお、仮に壁状改良体の鉛直長さが短くなることによって第二地盤が液状化し道路が若干沈下しても、第二地盤の壁状改良体で支持されるので、沈下量が抑制される。更に、道路は覆土で容易に回復可能である。別の観点から説明すると、第一地盤に要求される性能(許容される沈下量)に比べて、道路が構築される第二地盤に要求される性能は低いので、第二地盤の壁状改良体を短くし、地盤改良体の施工コストを下げることができる。
また、第二地盤に形成された壁状改良体の上端を深く形成した場合は、ガスや水道などのインフラを、壁状改良体に貫通孔をあけることなく、第一地盤に引き込むことができる。
請求項3の発明は、前記構造物の前記基礎部は、複数の前記壁状改良体に載置されている。
請求項3に記載の発明では、構造物の基礎部が複数の壁状改良体に載置されているので、一つの壁状改良体のみに載置されている場合と比較し、壁状改良体に支持された際の構造物の傾きが効果的に抑制される(不同沈下の抑制効果が向上する)。
本発明によれば、複数の構造物が構築された地盤と道路が構築された地盤とを一体的に地盤改良し、道路及び構造物の不同沈下を効果的に抑制することができる。
本発明の第一実施形態に係る地盤改良構造を模式的に示す(A)は平面図であり、(B)は(A)のB−B線に沿った断面図である。 本発明の第二実施形態に係る地盤改良構造を模式的に示す(A)は平面図であり、(B)は(A)のB−B線に沿った断面図である。 本発明の第三実施形態に係る地盤改良構造を模式的に示す(A)は平面図であり、(B)は(A)のB−B線に沿った断面図である。 本発明の第四実施形態に係る地盤改良構造を模式的に示す(A)は平面図であり、(B)は(A)のB−B線に沿った断面図である。 地盤改良体を模式的に示す拡大平面図である。
<第一実施形態>
本発明の第一実施形態に係る地盤改良構造について説明する。
図1に示すように、複数の住宅20が建つ住宅地10は、道幅の広いアスファルト舗装された道路30が格子状に設けられている。なお、住宅地10における複数の住宅20が構築された地盤部分を住宅地盤50とし、道路30が構築された地盤部分を道路地盤70とする。
住宅地10は、上から順番に、表層部12、液状化する可能性のある軟弱な地盤の液状化層14、及び液状化する可能性の殆どない非液状化層(支持層)16を有している。そして、住宅地10に地盤改良体100が構築されることで地盤改良され、液状化層14の液状化が防止又は抑制されている。
地盤改良体100は、平面視において複数の壁状改良体110、120が連結され、これにより液状化層14を囲み区画している。また、地盤改良体100を構成する壁状改良体110は道路地盤70に道路30に沿って構築され、壁状改良体120は住宅地盤50を格子状に区画するように構築されている。なお、壁状改良体120で囲まれた矩形部分を囲部128とする。
本実施形態では、図5に示すように、道路地盤70の壁状改良体110は、機械撹拌式工法で形成される改良杭112がラップすることで構築されている。一方、住宅地盤50の壁状改良体120は、高圧噴射式工法で形成される改良杭122がラップすることで構築されている。そして、改良杭112で構成された壁状改良体110と改良杭122で構成され壁状改良体120とが接合され、壁状改良体110と壁状改良体120とが一体されることで、地盤改良体100が構成されている。なお、上記施工方法は、一例であって、これに限定されるものではない。
また、図1(B)に示すように、地盤改良体100を構成する壁状改良体110の下端110L及び壁状改良体120の下端120Lは、非液状化層16に到達し、非液状化層16に根入れされている。
図1に示すように、住宅地盤50に構築された壁状改良体120は、住宅20の直下に設けられ、図1(B)に示すように、住宅20の布基礎22が載置している。よって、住宅20を支持する基礎は、布基礎22と壁状改良体120とで構成されている。
また、本実施形態では、図1(A)に示すように、住宅20の布基礎22(図1(B)参照)は、交差する二つの壁状改良体120に載置している。別の観点から説明すると、囲部128を構成する四辺に、住宅20の布基礎22(図1(B)参照)が載置されている。
図1(B)に示すように、道路地盤70に構築された壁状改良体110の上端110Uは、住宅地盤50の壁状改良体120の上端120Uよりも深い位置に形成されている。また、道路地盤70の壁状改良体110の上端110Uと道路30との間には隙間が形成されている。
(作用及び効果)
つぎに、本実施形態の作用及び効果について説明する。
図1に示すように、複数の住宅20が構築された住宅地盤50と道路30が構築された道路地盤70とに、連結された複数の壁状改良体110、120を形成して液状化層14を区画して囲むように地盤改良体100を構築することで、住宅地盤50と道路地盤70とが一体的に地盤改良され、住宅地10の液状化が防止又は抑制される。よって、住宅20及び道路30の不同沈下が抑制される。
更に、住宅20の布基礎22が、住宅地盤50の壁状改良体120に載置されているので、例えば、想定よりも大きな地震が発生し住宅地盤50が液状化しても、住宅20の布基礎22が壁状改良体120に支持されるので、住宅20の不同沈下が効果的に抑制される。
また、住宅20の布基礎22は、交差する二つの壁状改良体120に載置されている(囲部128の四辺に載置されている)ので、一つの壁状改良体120に載置されている場合と比較し、住宅20の傾きが効果的に抑制される(不同沈下の抑制効果が向上する)。
また、道路地盤70に構築された壁状改良体110は、上端110Uが住宅地盤50の壁状改良体120の上端110Uよりも深くなるように形成されている。よって、壁状改良体110の鉛直長さが短くなるので、その分、壁状改良体110(地盤改良体100)の施工コストを下げることができる。なお、壁状改良体110を短くすることで、道路地盤70は、住宅地盤50よりも液状化しやすくなるが、仮に液状化し道路30が沈下しても、壁状改良体110で支持されるので、沈下量が抑制される。また、道路30は、覆土で容易に回復可能である。別の観点から説明すると、住宅地盤50に要求される性能(許容される沈下量)に比べて、道路地盤70に要求される性能は低いので、壁状改良体110を短くすることができる。
更に、道路地盤70の壁状改良体110の上端110Uの位置を深くし、道路30との間に隙間を形成することで、ガスや水道などのインフラを、壁状改良体110に貫通孔をあけることなく、住宅地盤50に引き込むことができる。
なお、道路地盤70の壁状改良体110に連結され、道路地盤70と住宅地盤50とに跨って構築された壁状改良体120A(図5も参照)の上端120Uの全部又は一部(道路地盤70や布基礎22にかかっていない部分)も、壁状改良体110の上端110Uと同様に深く形成してもよい。このように、壁状改良体120Aの上端120Uの位置を深くすることで、ガスや水道などのインフラを、壁状改良体120に貫通孔をあけることなく、住宅地盤50に配管することができる。
<第二実施形態>
本発明の第二実施形態に係る地盤改良構造について説明する。なお、第一実施形態と同一の部材には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図2に示すように、地盤改良体102を構成する住宅地盤50に構築された壁状改良体120は住宅地盤50を格子状に区画するように構築されている。また、住宅地盤50に構築された壁状改良体120(囲部128)は、平面視において、道路地盤70に構築された壁状改良体120及び住宅20の布基礎22の辺部22A(図2(B)参照)に対して角度を持って(本実施形態では、約45°の角度)で構築されている(但し、壁状改良体110に連結され、道路地盤70と住宅地盤50とに跨って構築された壁状改良体120Aは除く)。
また、住宅20の布基礎22は、四つの壁状改良体120の上に載置している。また、住宅20の布基礎22は、囲部128の四辺に載置している。
(作用及び効果)
つぎに、本実施形態の作用及び効果について説明する。
壁状改良体120(囲部128)を住宅20の布基礎22の辺部22A(図2(B)参照)に対して角度を持って構築することで、壁状改良体120を住宅20の布基礎22の辺部22Aに平行に構築した場合(例えば、第一実施形態の図1(A))と比較し、多くの壁状改良体120に載置される。
このように、住宅20の布基礎22は、四つの壁状改良体120に載置されている(囲部128の四辺に載置されている)ので、住宅20の傾きが効果的に抑制される(不同沈下の抑制効果が向上する)。
<第三実施形態>
本発明の第三実施形態に係る地盤改良構造について説明する。なお、第一実施形態及び第二実施形態と同一の部材には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図3に示すように、地盤改良体104を構成する住宅地盤50に構築された壁状改良体120は、住宅地盤50を格子状に区画するように構築されている。また、壁状改良体120(囲部128)は、間隔L2が第一実施形態の壁状改良体120(囲部128)の間隔L1(図1参照)よりも狭く構築されている。よって、住宅20の布基礎22は、四つの壁状改良体120の上に載置している。つまり、住宅20の布基礎22は、それぞれ囲部128の上に載置されている(囲部128の四辺に載置している)。
(作用及び効果)
つぎに、本実施形態の作用及び効果について説明する。
また、壁状改良体120(囲部128)の間隔L2を狭くすることで、間隔が広い場合(例えば、第一実施形態の図1(A))と比較し、多くの壁状改良体120(囲部128)に載置される。
このように、住宅20の布基礎22は、四つの壁状改良体120の上に載置されている。また、住宅20の布基礎22は、それぞれ囲部128の上に載置されている(囲部128の四辺に載置している)。よって、住宅20の傾きが効果的に抑制される(不同沈下の抑制効果が向上する)。
なお、壁状改良体120(囲部128)の間隔L2を狭くすることで支持力が向上するので、壁状改良体120の壁厚t(図3(B)参照)を薄くしてもよい。
<第四実施形態>
本発明の第四実施形態に係る地盤改良体について説明する。なお、第一実施形態〜第三実施形態と同一の部材には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
地盤改良体106を構成する住宅地盤50に構築された壁状改良体120Bは、平面視において、各住宅20の布基礎22の内側に収まる矩形状の囲部128を形成している。また、囲部128間を壁状改良体120Cが連結し、道路地盤70に構築された壁状改良体110と壁状改良体120Aが連結している。
また、壁状改良体120A、120Cは、壁状改良体110の上端110Uと同じ深さに位置するように構築されている。
本実施形態では、道路地盤70に構築された壁状改良体110の下端120Lは、壁状改良体120の下端120Lよりも浅く、非液状化層(支持層)16に到達していない。
(作用及び効果)
つぎに、本実施形態の作用及び効果について説明する
住宅20の布基礎22は、四つの壁状改良体120Bで構成された囲部128の上にそれぞれ載置されている(囲部128の四辺に載置している)。よって、住宅20の傾きが効果的に抑制される(不同沈下の抑制効果が向上する)。
また、各囲部128は、住宅20の布基礎22の内側に収まるように構築されている。更に、壁状改良体120A,120Cは、上端120Uが深い位置に位置している。よって、ガスや水道などのインフラを、壁状改良体120A、120Cに貫通孔をあけることなく、住宅地盤50に配管し、各住宅20まで引き込むことができる。なお、第三実施形態と同様に、囲部128を構成する壁状改良体120Bの壁厚を薄くしてもよい。
また、道路地盤70の壁状改良体110は、上端110Uの位置が深く、且つ下端110Lの位置が浅く構築されている。よって、壁状改良体110の鉛直長さが更に短くなるので、その分、壁状改良体110(地盤改良体100)の施工コストを更に下げることができる。
なお、前述したように、壁状改良体110を短くすることで、道路地盤70は、住宅地盤50よりも液状化しやすくなるが、仮に液状化し道路30が沈下しても、壁状改良体110で支持されるので、沈下量が抑制される。また、道路30は、覆土で容易に回復可能である。住宅地盤50に要求される性能(許容される沈下量)に比べて、道路地盤70に要求される性能は低いので、壁状改良体110を短くすることができる。
<その他>
尚、本発明は上記実施形態に限定されない。
上記実施形態では、判り易くするため、各住宅20の形状や配置、各住宅20が構築される敷地の形状や配置などは同じとし、等間隔で並んでいるが、これに限定されるものでない。同様に、上記実施形態では、道路30は住宅地10に格子状に設けられているが、これに限定されるものではない。
各住宅20の形状や配置及び各住宅20が構築される敷地の形状や配置、道路30の幅や配置などは、それぞれ個別に設定される、地盤改良体(地盤改良構造)は、個別の設定に応じて適宜構築すればよい。
例えば、道路30が湾曲している場合、道路地盤70の壁状改良体120は、道路30の湾曲に沿って形成してもよいし、道路30の湾曲に関係なく直線状に形成してもよい。
また、地盤改良体100の壁状改良体120を構築する際に、各住宅20の形状や配置及び各住宅20が構築される敷地の形状や配置などが計画されている場合は、計画に合わせて壁状改良体120の構築位置を適宜調整し、各布基礎22が載置されるように構築してもよい。
また、複数の上記実施形態を、適宜組み合わせて実施可能である。例えば、住宅地盤50のうち大きな住宅が建てられる領域には第一実施形態の地盤改良構造を適用し、比較的小さな住宅が建てられる領域には第三実施形態の地盤改良構造を適用してもよい。或いは、建てられる住宅の大きさや形状などが計画されている領域には、計画に合わせて第四実施形態の地盤改良構造を適用し、未計画の領域には第一実施形態〜第三実施形態の地盤改良構造を適用してもよい。
また、地盤改良体の全体形状や壁状改良体の連結構成は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、囲部128の大きさや位置を適宜調整してもよい。つまり、大きさが異なる囲部128があってもよいし、囲部128が等間隔で並んでいなくてよい。要は、複数の壁状改良体を連結し液状化層を区画して囲み、住宅(構造物)の基礎部がそれぞれ壁状改良体に載置されるように形成されていればよい。
また、道路地盤70の壁状改良体110を先に構築し、後から住宅地盤50の壁状改良体120を構築してもよい。
また、例えば、道路地盤70の壁状改良体110の上端110Uを道路30に当接するようにして、壁状改良体110に道路30が載置されるようにしてもよい。
また、例えば、地盤改良体100、102、104、106で地盤改良された地盤(壁状改良体110,120で囲まれた内側)に液状化時の過剰間隙水を地表に排水するためのドレーンを打設してもよい。また、第二実施形態及び第四実施形態では、囲部128の中にドレーンを設けてもよいし、囲部128の外側にドレーンを設けてもよい。
また、上記実施形態では、住宅20の布基礎22は、複数の壁状改良体120に載置されていたが、これに限定されない。住宅20の布基礎22は、少なくとも一つの壁状改良体120に載置されていてればよい。
また、上記実施形態では、住宅20の布基礎22が、住宅地盤50に構築された壁状改良体120に載置されていたが、これに限定されない。例えば、布基礎22の下に浅層改良体を形成し、浅層改良体が壁状改良体120に載置されるようにしてもよい。なお、この場合、住宅20を支持する基礎は、布基礎22、浅層改良体、及び壁状改良体120となる。なお、浅層改良体を設けることで布基礎22だけの場合よりも剛性が高くなり、住宅20がより一体的に挙動するようになるので、好適である。また、布基礎22以外の基礎、例えば、ベタ基礎であってもよい。
また、上記実施形態では、住宅地盤50には、複数の住宅20が構築されているが、これに限定されない。住宅20以外の構造物、例えば、鉄筋コンクリート造等の集合住宅やビル、或いは、鉄柱や橋脚であってもよい。なお、構造物を支持する基礎(基礎部)は、構造物に応じて適宜選択すればよい。
更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは言うまでもない
10 住宅地
14 液状化層
20 住宅(構造物の一例)
22 布基礎(基礎部の一例)
30 道路
50 住宅地盤(第一地盤)
70 道路地盤(第二地盤)
100 地盤改良体
102 地盤改良体
104 地盤改良体
106 地盤改良体
110 壁状改良体
120 壁状改良体

Claims (3)

  1. 複数の構造物が構築された第一地盤と前記第一地盤に隣接し道路が構築された第二地盤とに形成された複数の壁状改良体を連結し液状化層を区画して囲むと共に、
    複数の前記構造物の基礎部がそれぞれ前記第一地盤の前記壁状改良体に載置されるように形成されている地盤改良構造。
  2. 前記第二地盤の前記壁状改良体は、前記第一地盤の前記壁状改良体よりも上端が深く又は下端が浅くなるように形成されている、
    請求項1に記載の地盤改良構造。
  3. 前記構造物の前記基礎部は、複数の前記壁状改良体に載置されている、
    請求項1又は請求項2に記載の地盤改良構造。
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