JP2015218410A - エアバッグ用基布 - Google Patents

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Abstract

【課題】 難燃性に優れているエアバッグ用基布を提供する。【解決手段】 このエアバッグ用基布は、水性樹脂エマルジョン(A)とメラミンシアヌレート(B)を含有する水性樹脂組成物が織物生地に塗布され乾燥固化されてなる。水性樹脂エマルジョン(A)は、乳化剤の存在下で(メタ)アクリル酸アルキル及び(メタ)アクリル酸を重合してなる重合体粒子(S1)と、乳化剤の存在下で(メタ)アクリル酸アルキル、(メタ)アクリル酸及びスチレンを重合してなる重合体粒子(S2)とを含むものである。重合体粒子(S1)のガラス転移温度は−70℃〜−10℃であり、重合体粒子(S2)のガラス転移温度は0〜30℃である。水性樹脂エマルジョン(A)にメラミンシアヌレート(B)が添加配合されて水性樹脂組成物となり、これが織物生地に塗布される。【選択図】 なし

Description

本発明は、自動車に用いるエアバッグ用基布に関し、特に燃焼しにくいエアバッグ用基布に関するものである。
従来より、自動車に用いるエアバッグ用基布の要求性能としては、燃焼しにくいこと、非通気性に優れていること、風合が柔らかいこと、ミシンで縫製したときに目開きしにくいことなどが挙げられている。かかる要求性能を満足するものとして、織物にシリコーン樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂又はポリアミド樹脂などを塗布したものが知られている(特許文献1)。特許文献1には、特にポリアミド樹脂を用いることにより、上記した要求性能を満足するエアバッグ用基布が得られることが記載されている。
特開2008−13897号公報
本発明は、特定のアクリル樹脂を用いることにより、上記要求性能を満足するエアバッグ用基布を提供しようというものであり、特に燃焼しにくい点で優れている、すなわち難燃性に優れているエアバッグ用基布を提供しようというものである。
本発明は、二種のアクリル重合体粒子を組み合わせると共に、特定の難燃剤を含有させることにより、上記課題を解決したものである。すなわち、本発明は、乳化剤の存在下で(メタ)アクリル酸アルキル及び(メタ)アクリル酸を含む重合性単量体を乳化重合して得られた重合体粒子(S1)及び(S2)を含む水性樹脂エマルジョン(A)とメラミンシアヌレート(B)を含有する水性樹脂組成物が生地に塗布され乾燥固化されてなるエアバッグ用基布であって、前記重合体粒子(S1)及び(S2)の少なくとも一方は、(メタ)アクリル酸アルキル、(メタ)アクリル酸及びスチレンを含む重合性単量体を乳化重合して得られたものであり、前記重合体粒子(S1)のガラス転移温度は−70℃〜−10℃であり、前記重合体粒子(S2)のガラス転移温度は0〜30℃であることを特徴とするエアバック用基布に関するものである。なお、「(メタ)アクリル酸アルキル」なる表記は、アクリル酸アルキルとメタアクリル酸アルキルの両者をまとめて表したものであって、アクリル酸アルキルであってもメタアクリル酸アルキルであっても、或いは両者の混合であってもよい。また、「(メタ)アクリル酸」と表記するときも同様である。
まず、本発明で用いる水性樹脂エマルジョン(A)について説明する。この水性樹脂エマルジョン(A)は、乳化剤の存在下で(メタ)アクリル酸アルキル及び(メタ)アクリル酸を含む重合性単量体を乳化重合して得られた重合体粒子(S1)及び(S2)を含有するものである。ここで、重合性単量体としては、少なくとも(メタ)アクリル酸アルキル及び(メタ)アクリル酸を含んでなるものである。(メタ)アクリル酸アルキルと(メタ)アクリル酸の質量比は、(メタ)アクリル酸アルキル:(メタ)アクリル酸=100:0.5〜2程度であるのが好ましい。(メタ)アクリル酸アルキルとしては、特に(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸−2−エチルヘキシル又は(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシエチルが単独で又は混合して用いられる。(メタ)アクリル酸としては、特にアクリル酸が用いられる。
重合体粒子(S1)及び(S2)の少なくとも一方は、(メタ)アクリル酸アルキル、(メタ)アクリル酸及びスチレンを含む重合性単量体を乳化重合して得られたものである。代表的には、重合体粒子(S1)が(メタ)アクリル酸アルキル及び(メタ)アクリル酸を含み、スチレンを含まない重合性単量体を乳化重合して得られたものであり、一方、重合体粒子(S2)が(メタ)アクリル酸アルキル、(メタ)アクリル酸及びスチレンを含む重合性単量体を乳化重合して得られたものである場合が挙げられる(以下、主としてこの代表例に則して説明する。)。スチレンは、(メタ)アクリル酸アルキル100質量部に対して、30〜70質量部程度用いるのが好ましい。スチレンを(メタ)アクリル酸アルキル及び(メタ)アクリル酸と共に乳化重合して得られた重合体粒子(S2)とメラミンシアヌレート(B)の相乗作用により、難燃性に優れるという特性が得られる。また、スチレンを含まずに(メタ)アクリル酸アルキル及び(メタ)アクリル酸を乳化重合して得られた重合体粒子(S1)は、エアバッグ用基布に柔らかさを与えるものである。
重合性単量体としては、(メタ)アクリル酸アルキル、(メタ)アクリル酸及びスチレン以外のものを添加して用いることもできる。具体的には、エチレン、プロピレン、イソブチレン、塩化ビニル、フッ化ビニル、ビニリデンクロリド、ビニリデンフルオリド、蟻酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、バーチチック酸ビニル、(メタ)アクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸又はそのアルカリ金属塩、N−ビニルピロリドン、ブタジエン、イソプレン又はクロロプレンなどを若干量添加してもよい。
重合性単量体を乳化重合する際に用いる乳化剤としては、従来公知の乳化重合用界面活性剤、すなわち、陰イオン界面活性剤又は非イオン界面活性剤が用いられる。陰イオン界面活性剤としては、アルキル硫酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物、ポリオキシエチレン多環フェニルエーテル硫酸エステル塩又はポリオキシエチレンジスチレン化フェニルエーテル硫酸エステル塩等が用いられる。非イオン界面活性剤としては、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン多環フェニルエーテル、ポリオキシエチレンジスチレン化フェニルエーテル又はポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル等が用いられる。この中でも特に、反応性乳化剤を使用すると、水性樹脂エマルジョン(A)中に遊離した乳化剤が残存しないため、水性樹脂組成物の使用にあたって悪影響を及ぼす恐れが少なくなる。陰イオン反応性界面活性剤としては、例えば、第一工業製薬株式会社製アクアロンKH−05、KH−10、株式会社アデカ製アデカリアソープSR−10、SR−20、花王株式会社製ラテムルPD−104等が挙げられる。非イオン反応性界面活性剤としては、例えば旭電化工業株式会社製アデカリアソープER−10、ER−20、花王株式会社製ラテムルPD−420、PD−430等が挙げられる。
上記した乳化剤の存在下で、上記した重合性単量体を乳化重合することによって、重合体粒子(S1)及び(S2)を得る。乳化剤の使用量は、重合性単量体100質量部に対して1〜10質量部程度が好ましい。乳化重合する際に、乳化剤と共に、エマルジョンの性能を損なわない範囲でカチオン系界面活性剤やポリビニルアルコール等の保護コロイドを添加してもよい。また、乳化重合する際に、イソプロパノールやメルカプタン類等の重合調節剤、金属塩、有機酸又は可塑剤等を適宜添加してもよい。
乳化重合に用いられる重合開始剤としては、たとえば、水溶性ラジカル重合触媒、油溶性ラジカル重合触媒又はレドックス重合触媒の中から適宜選択して使用できる。水溶性ラジカル重合触媒の例としては、過硫酸カリウム(KPS)や過硫酸アンモニウム(APS)等の過硫酸塩が挙げられる。油溶性ラジカル重合触媒としては、アゾビスイソブチロニトリルなどのアゾ化合物、ベンゾイルパーオキサイドなどの過硫酸物等が挙げられる。レドックス重合触媒としては、過酸化水素、クメンヒドロパーオキサイド、t−ブチルパーオキサイド又は過硫酸塩等の酸化剤と、グルコース、デキストロース、ホルムアルデヒドナトリウムスルホキシラート又は亜硫酸水素ナトリウム等の還元剤との組み合わせが挙げられる。重合開始剤の使用量は、使用する重合性単量体100質量部に対して0.01〜0.5質量部程度が好ましい。
乳化重合によって得られた重合体粒子(S1)を含むエマルジョンと、乳化重合によって得られた重合体粒子(S2)を含むエマルジョンとを混合して、重合体粒子(S1)及び重合体粒子(S2)を含む水性樹脂エマルジョン(A)を得てもよい。また、乳化重合によって得られた重合体粒子(S1)を含むエマルジョン中で、さらに乳化重合して重合体粒子(S2)を得て、重合体粒子(S1)及び重合体粒子(S2)を含む水性樹脂エマルジョン(A)を得てもよい。重合体粒子(S1)と重合体粒子(S2)の質量比は、S1:S2=20〜50:80〜50(質量%)であるのが好ましい。重合体粒子(S1)の質量比が20質量%未満になると、エアバッグ用基布の柔らかさが低下する傾向が生じる。また、重合体粒子(S2)の質量比が50質量%未満になると、エアバッグ用基布の難燃性が低下する傾向が生じる。
本発明において、重合体粒子(S1)のガラス転移温度は−70℃〜−10℃であり、重合体粒子(S2)のガラス転移温度は0〜30℃である。重合体粒子(S1)はガラス転移温度が−70℃〜−10℃となっており、エアバッグ用基布に柔らかさを与えるものである。一方、重合体粒子(S2)は、メラミンシアヌレート(B)との相乗作用で優れた難燃性を実現しうるものである。なお、重合体粒子(S2)のガラス転移温度が30℃を超えると、エアバッグ用基布の風合いが硬くなる傾向がある。なおまた、ガラス転移温度は、20℃/分の昇温速度で示差走査熱量計(DSC)によって測定されるものである。示差走査熱量計としては、たとえばQ2000(TAインスツルメント社製)を用いることができる。
重合体粒子(S1)及び(S2)を含む水性樹脂エマルジョン(A)に、メラミンシアヌレート(B)が添加配合されて、本発明に用いる水性樹脂組成物が得られる。メラミンシアヌレート(B)の添加配合量は、重合体粒子(S1)及び(S2)の合計100質量部(固形分換算)に対して、5〜40質量部程度であるのが好ましい。メラミンシアヌレート(B)の含有量が5質量部未満になると、エアバッグ用基布の難燃性が低下する傾向が生じる。メラミンシアヌレート(B)の含有量が40質量部を超えると、相対的に重合体粒子(S1)及び(S2)の量が少なくなり、エアバッグ用基布としての非通気性や目開きなどの要求性能が低下する傾向が生じる。
エアバッグ用基布の耐久性をより向上させるため、水性樹脂組成物中に、さらに架橋剤(C)が添加配合されていてもよい。架橋剤(C)としては、従来公知のものが用いられるが、特に2個以上のカルボジイミド基を有するカルボジイミド化合物であるのが好ましい。カルボジイミド化合物としては、ポリカルボジイミド樹脂が最も好ましい。また、架橋剤(C)を添加配合する場合、水性樹脂組成物中における架橋剤(C)の含有量は、重合体粒子(S1)及び(S2)の合計100質量部(固形分換算)に対して、1〜15質量部(固形分換算)程度であるのが好ましい。架橋剤(C)の含有量が1質量部未満であると、エアバッグ用基布の耐久性向上効果が小さい傾向がある。また、架橋剤(C)の含有量が15質量部を超えると、エアバッグ用基布の柔らかさが低下する傾向が生じる。
水性樹脂組成物の粘度調製のために、水性樹脂組成物中に、さらに増粘剤を配合させてもよい。増粘剤としては、従来公知のものが用いられるが、特にウレタン会合型増粘剤であるのが好ましい。水性樹脂組成物の粘度は、塗布方法等に応じて、最適な範囲を選定することができるが、なかでも、1〜100Pa・s(25℃)であるのが好ましい。粘度が1Pa・sよりも低いと、樹脂の生地内部への浸透が大きくなり、得られる基布が硬くなる傾向にあり、基布表面に形成する樹脂被膜の厚さも一定になり難い。粘度が100Pa・sを超えると、塗布時の取扱い性が悪くなる傾向がある。
本発明に係るエアバッグ用基布は、上記した水性樹脂組成物を生地に塗布し、乾燥固化することにより得られる。生地としては、従来公知のものが用いられ、特に織物を用いるのが好ましい。織組織としては、任意の織組織を採用しうるが、一般的に平織組織であるのが好ましい。また、織物は緻密なものが好ましく、カバーファクター(CF)が750以上であるのが好ましく、特に800以上であるのが最も好ましい。カバーファクター(CF)が750未満であると、エアバッグ用基布の非通気性が低下する傾向が生じる。なお、カバーファクター(CF)は、以下の式で算出されるものである。
CF=Nw×(Dw)1/2+Nf×(Df)1/2
[式中、Nwは経糸密度(本/cm)であり、Nfは緯糸密度(本/cm)であり、Dwは経糸の繊度(dtex)であり、Dfは緯糸の繊度(dtex)である。]
経糸及び緯糸としては、合成繊維マルチフィラメント糸が用いられる。具体的には、ナイロンマルチフィラメント糸を用いるのが好ましく、特にナイロン66マルチフィラメント糸を用いるのが最も好ましい。経糸及び緯糸の繊度は、200〜1000dtexであるのが好ましく、特に250〜700dtexであるのが好ましい。
生地に水性樹脂組成物を塗布する方法は、従来公知の方法が用いられる。具体的には、コーティング法が好ましく、特にナイフコーティング法を採用するのが最も好ましい。生地に対する塗布量は、水性樹脂組成物の固形分で5〜30g/m2であるのが好ましく、特に10〜25g/m2であるのが最も好ましい。塗布量が5g/m2未満であると、エアバッグ用基布の非通気性が低下する傾向が生じる。また、塗布量が30g/m2を超えると、エアバッグ用基布が高重量となるので、実用性に欠ける傾向が生じる。塗布後の乾燥固化も従来公知の方法で行うことができ、一般的に水の蒸発温度である100℃以上の温度で行えばよい。また、水性樹脂組成物中に架橋剤が含まれている場合は、乾燥後に、架橋反応が生じる温度以上で熱処理するのが好ましい。
本発明に係るエアバッグ用基布は従来公知の方法で袋状に縫製され、従来公知の方法で自動車等の所定の箇所に装着されてエアバッグとなる。かかるエアバッグは、一般的には自動車に装着されるが、自動車の他に、自転車や飛行機等のその他の用途にも用いうるものである。
本発明に係るエアバッグ用基布は、生地に重合体粒子(S1)、重合体粒子(S2)及びメラミンシアヌレート(B)が塗布されてなるものである。したがって、スチレンを共重合して得られた重合体粒子(S2)とメラミンシアヌレート(B)の相乗作用により、優れた難燃性を実現しうるという効果を奏する。また、重合体粒子(S1)によって、エアバッグ用基布の柔らかさを実現しうるという効果を奏する。
[重合体粒子(S1)を含むエマルジョン(S1−E1)の製造例1]
撹拌装置付きフラスコに脱イオン水を130質量部とアデカリアソープSR−10(株式会社アデカ製)15質量部を仕込み、撹拌して乳化剤水溶液を得た。この中に2エチルヘキシルアクリレート226質量部、n-ブチルメタクリレート236質量部、アクリル酸4.8質量部及び2−ヒドロキシエチルメタクリレート4.8質量部を徐々に添加して重合性単量体を含む乳化物を得た。
別のコンデンサー及び撹拌装置付きフラスコに脱イオン水260質量部を仕込んだ。釜内温を55℃に設定し、過硫酸カリウム2質量部を添加したのち、上記重合性単量体を含む乳化物を、濃度10質量%の亜硫酸水素ナトリウム水溶液6.4質量部と共に、窒素ガス気流中で120分にわたって撹拌下で滴下した。滴下後、濃度10質量%の亜硫酸水素ナトリウム水溶液3.4質量部をさらに滴下しつつ、90分熟成を行った。その後、冷却し、濃度28質量%のアンモニア水にてpHを7に調整し、さらに脱イオン水にて固形分を50%に調整して、共重合体粒子(S1)を含むエマルジョン(S1−E1)を得た。なお、得られた共重合体粒子(S1)のガラス転移温度は、−34℃であった。
[重合体粒子(S1)を含むエマルジョン(S1−E2)の製造例2]
重合性単量体として、2エチルヘキシルアクリレート349質量部、n-ブチルメタクリレート112質量部、アクリル酸4.8質量部及び2−ヒドロキシエチルメタクリレート4.8質量部を用いる他は、上記製造例1と同一の方法で、共重合体粒子(S1)を含む固形分50質量%のエマルジョン(S1−E2)を得た。なお、得られた共重合体粒子(S1)のガラス転移温度は、−49℃であった。
[重合体粒子(S1)を含むエマルジョン(S1−E3)の製造例3]
重合性単量体として、2エチルヘキシルアクリレート172質量部、n-ブチルメタクリレート290質量部、アクリル酸4.8質量部及び2−ヒドロキシエチルメタクリレート4.8質量部を用いる他は、上記製造例1と同一の方法で、共重合体粒子(S1)を含む固形分50質量%のエマルジョン(S1−E3)を得た。なお、得られた共重合体粒子(S1)のガラス転移温度は、−19℃であった。
[重合体粒子(S2)を含むエマルジョン(S2−E1)の製造例4]
撹拌装置付きフラスコに脱イオン水を260質量部とナロアクティーCL−200(三洋化成株式会社製)1.2質量部、ハイテノールNF08(第一工業製薬株式会社製)6質量部を仕込み、撹拌して乳化剤水溶液を得た。この中にスチレン265質量部、アクリル酸ブチル311質量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート12質量部、アクリル酸3質量部を徐々に添加して重合性単量体を含む乳化物を得た。
別のコンデンサー及び撹拌装置付きフラスコに脱イオン水200質量部を仕込み、釜内温を75℃に設定した。過硫酸カリウム2部を添加したのち、上記重合性単量体乳化物(M‘−1)をNaHSO310%水溶液6部と共に撹拌下、窒素ガス気流中で150分にわたって滴下した。滴下後、NaHSO310%水溶液6部をさらに滴下しつつ、90分熟成を行った。その後、冷却し、28%アンモニア水にてpHを7に調整し、さらに脱イオン水にて固形分を50%に調整して、共重合体粒子(S2)を含む水性樹脂エマルジョン(S2−A)を得た。なお、得られた共重合体粒子(S2)のガラス転移温度は、16℃であった。
[重合体粒子(S2)を含むエマルジョン(S2−E2)の製造例5]
重合性単量体として、スチレン201質量部、アクリル酸ブチル375質量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート12質量部、アクリル酸3質量部を用いる他は、上記製造例4と同一の方法で、共重合体粒子(S2)を含む固形分50質量%のエマルジョン(S2−E2)を得た。なお、得られた共重合体粒子(S2)のガラス転移温度は、0℃であった。
[重合体粒子(S2)を含むエマルジョン(S2−E3)の製造例6]
重合性単量体として、スチレン343質量部、アクリル酸ブチル233質量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート12質量部、アクリル酸3質量部を用いる他は、上記製造例4と同一の方法で、共重合体粒子(S2)を含む固形分50質量%のエマルジョン(S2−E3)を得た。なお、得られた共重合体粒子(S2)のガラス転移温度は、39℃であった。
[織物生地の準備]
経糸及び緯糸として、470dtex/72fのナイロン66マルチフィラメント糸を用いて、平織組織で織成した後、精練及びセット加工を行い、経糸密度及び緯糸密度が18本/cmの織物生地を得た。この織物生地の目付は176g/m2であり、カバーファクターは785であった。
実施例1
上記製造例1で得られたエマルジョン(S1−E1)40質量部と上記製造例4で得られたエマルジョン(S2−E1)60質量部を混合し、更に増粘剤(株式会社アデカ製「アデカノールUH450VF」)0.35質量部添加混合し、水性樹脂エマルジョンを調製した後、メラミンシアヌレート(B)(日産化学工業株式会社製「MC−6000」)を10質量部及びポリカルボジイミド(C)(日清紡ケミカル株式会社製「カルボジライトSV−02」、不揮発分40質量%)を5.4質量部添加配合して、水性樹脂組成物を得た。この水性樹脂組成物を、上記織物生地にドクターナイフコーティング法で、水性樹脂組成物の固形分で15g/m2となるように塗布した。その後、100℃で乾燥し、続いて180℃で90秒間熱処理を行って、エアバッグ用基布を得た。このエアバッグ用基布の目付は、191g/m2であった。
実施例2
メラミンシアヌレート(B)の添加配合量を、5質量部に変更する他は、実施例1と同一の方法でエアバッグ用基布を得た。
実施例3
メラミンシアヌレート(B)の添加配合量を、20質量部に変更する他は、実施例1と同一の方法でエアバッグ用基布を得た。
実施例4
上記製造例1で得られたエマルジョン(S1−E1)10質量部と上記製造例4で得られたエマルジョン(S2−E1)90質量部を混合して水性樹脂エマルジョンを調製する他は、実施例1と同一の方法でエアバッグ用基布を得た。
実施例5
上記製造例1で得られたエマルジョン(S1−E1)20質量部と上記製造例4で得られたエマルジョン(S2−E1)80質量部を混合して水性樹脂エマルジョンを調製する他は、実施例1と同一の方法でエアバッグ用基布を得た。
実施例6
上記製造例1で得られたエマルジョン(S1−E1)50質量部と上記製造例4で得られたエマルジョン(S2−E1)50質量部を混合して水性樹脂エマルジョンを調製する他は、実施例1と同一の方法でエアバッグ用基布を得た。
実施例7
上記製造例2で得られたエマルジョン(S1−E2)40質量部と上記製造例4で得られたエマルジョン(S2−E1)60質量部を混合して水性樹脂エマルジョンを調製する他は、実施例1と同一の方法でエアバッグ用基布を得た。
実施例8
上記製造例3で得られたエマルジョン(S1−E3)40質量部と上記製造例4で得られたエマルジョン(S2−E1)60質量部を混合して水性樹脂エマルジョンを調製する他は、実施例1と同一の方法でエアバッグ用基布を得た。
実施例9
上記製造例1で得られたエマルジョン(S1−E1)40質量部と上記製造例5で得られたエマルジョン(S2−E2)60質量部を混合して水性樹脂エマルジョンを調製する他は、実施例1と同一の方法でエアバッグ用基布を得た。
実施例10
ポリカルボジイミドを添加配合しない他は、実施例1と同一の方法でエアバッグ用基布を得た。
実施例11
ポリカルボジイミドを添加配合しない他は、実施例2と同一の方法でエアバッグ用基布を得た。
比較例1
メラミンシアヌレート(B)を添加配合しない他は、実施例1と同一の方法でエアバッグ用基布を得た。
比較例2
上記製造例1で得られたエマルジョン(S1−E1)を配合せずに上記製造例4で得られたエマルジョン(S2−E1)100質量部からなる水性樹脂エマルジョンを用いる他は、実施例1と同一の方法でエアバッグ用基布を得た。
比較例3
上記製造例4で得られたエマルジョン(S2−E1)を配合せずに上記製造例1で得られたエマルジョン(S1−E1)100質量部からなる水性樹脂エマルジョンを用いる他は、実施例1と同一の方法でエアバッグ用基布を得た。
比較例4
上記製造例1で得られたエマルジョン(S1−E1)40質量部と上記製造例6で得られたエマルジョン(S2−E3)60質量部を混合して水性樹脂エマルジョンを調製する他は、実施例1と同一の方法でエアバッグ用基布を得た。
実施例及び比較例で得られたエアバッグ用基布に関し、以下の試験を行った。その結果を表1に示した。
[燃焼速度(mm/min)]
製造直後のエアバッグ用基布及び製造後100℃で150時間放置のエアバッグ用基布から、FMVSS−302に規定された形状の試験片を採取し、試験片の経方向及び緯方向にそれぞれ3回づつ燃焼試験を行い、得られた燃焼速度の最大値を燃焼速度(mm/min)とした。なお、燃焼試験において、燃焼距離50mm以内かつ燃焼時間60秒以内のものについては、「自己消火性」と評価した。
[風合(柔らかさの官能)]
製造後100℃で150時間放置のエアバッグ用基布から、25cm×25cmの試験片を採取し、この試験片を手指を用いた官能試験により、基布の柔らかさを評価した。柔らかさの基準は、柔らかいとの評価を受けているシリコーン樹脂が塗布されてなる従来のエアバッグ用基布を基準とし、これとの比較で柔らかさを以下の3段階で評価した。
○・・・基準のものと同等か又は基準のものより柔らかい。
△・・・基準のものよりもやや硬い。
×・・・基準のものよりも硬い。
[表1]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
燃焼速度(mm/min) 風合(柔らかさの官能)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
実施例1 自己消火性 ○
実施例2 0 ○
実施例3 0 ○
実施例4 0 △
実施例5 自己消火性 ○
実施例6 自己消火性 ○
実施例7 0 ○
実施例8 自己消火性 △
実施例9 自己消火性 ○
実施例10 0 ○
実施例11 自己消火性 ○
比較例1 199 ×
比較例2 自己消火性 ×
比較例3 193 ○
比較例4 0 ×
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
表1から明らかなように、メラミンシアヌレート(B)を添加配合しない比較例1及び重合体粒子(S2)を配合しない比較例3は、実施例に比べて、難燃性に劣ることが分かる。また、重合体粒子(S1)を配合しない比較例2は、実施例に比べて、風合が劣ることが分かる。また、ガラス転移温度が30℃を超える重合体粒子を配合した比較例4も、実施例に比べて、風合に劣ることが分かる。なお、目開きや通気度については、実施例のものも比較例のものも大差ないものであった。

Claims (9)

  1. 乳化剤の存在下で(メタ)アクリル酸アルキル及び(メタ)アクリル酸を含む重合性単量体を乳化重合して得られた重合体粒子(S1)及び(S2)を含む水性樹脂エマルジョン(A)とメラミンシアヌレート(B)を含有する水性樹脂組成物が生地に塗布され乾燥固化されてなるエアバッグ用基布であって、
    前記重合体粒子(S1)及び(S2)の少なくとも一方は、(メタ)アクリル酸アルキル、(メタ)アクリル酸及びスチレンを含む重合体単量体を乳化重合して得られたものであり、
    前記重合体粒子(S1)のガラス転移温度は−70℃〜−10℃であり、前記重合体粒子(S2)のガラス転移温度は0〜30℃であることを特徴とするエアバッグ用基布。
  2. 重合体粒子(S1)が、(メタ)アクリル酸アルキル及び(メタ)アクリル酸を乳化重合して得られたものであり、重合体粒子(S2)が、(メタ)アクリル酸アルキル、(メタ)アクリル酸及びスチレンを乳化重合して得られたものである請求項1記載のエアバッグ用基布。
  3. (メタ)アクリル酸アルキルとして、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸−2−エチルヘキシル及び(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシエチルよりなる群から選ばれた化合物を用いる請求項1又は2記載のエアバッグ用基布。
  4. 重合体粒子(S1)と重合体粒子(S2)との質量割合が、S1:S2=20〜50:80〜50(質量%)である請求項1乃至3のいずれか一項に記載のエアバッグ用基布。
  5. 重合体粒子(S1)及び重合体粒子(S2)の合計100質量部(固形分換算)に対して、メラミンシアヌレート(B)が5〜40質量部含有されている請求項1乃至4のいずれか一項に記載のエアバッグ用基布。
  6. 水性樹脂組成物中に、さらに架橋剤(C)が含有されている請求項1乃至5のいずれか一項に記載のエアバッグ用基布。
  7. 架橋剤(C)が、2個以上のカルボジイミド基を有するカルボジイミド化合物である請求項1乃至6のいずれか一項に記載のエアバッグ用基布。
  8. 乳化剤の存在下で(メタ)アクリル酸アルキル及び(メタ)アクリル酸を含む重合性単量体を乳化重合して得られた重合体粒子(S1)及び(S2)を含む水性樹脂エマルジョン(A)とメラミンシアヌレート(B)を含有するエアバッグ基布を製造するのに用いる水性樹脂組成物であって、
    前記重合体粒子(S1)及び(S2)の少なくとも一方は、(メタ)アクリル酸アルキル、(メタ)アクリル酸及びスチレンを含む重合体単量体を乳化重合して得られたものであり、
    前記重合体粒子(S1)のガラス転移温度は−70℃〜−10℃であり、前記重合体粒子(S2)のガラス転移温度は0〜30℃であることを特徴とするエアバッグ用基布を製造するのに用いる水性樹脂組成物。
  9. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載のエアバッグ用基布を用いたエアバッグ。
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