JP2015217832A - 管内走行装置 - Google Patents
管内走行装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015217832A JP2015217832A JP2014103325A JP2014103325A JP2015217832A JP 2015217832 A JP2015217832 A JP 2015217832A JP 2014103325 A JP2014103325 A JP 2014103325A JP 2014103325 A JP2014103325 A JP 2014103325A JP 2015217832 A JP2015217832 A JP 2015217832A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- arm
- wheel
- traveling
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Manipulator (AREA)
- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
Abstract
【解決手段】2つのアーム部11と、2つのアーム部11を、各アーム部11の中央部110において軸心T周りで揺動自在に軸支する軸支部材16と、各アーム部11の両端部に軸支され、管内壁に接触して回転自在な車輪12と、各アーム部11の一端側同士を相互に離間する管の径方向外側に付勢して当該各アーム部11の一端側に配置される各車輪12を管内壁に押圧するとともに、各アーム部11の他端側同士を相互に離間する管の径方向外側に付勢して当該各アーム部11の他端側に配置される各車輪12を管内壁に押圧する付勢手段18と、を有する走行ユニット10を備える。
【選択図】図1
Description
具体的には、例えばドレッサ型管継手のように部分的に内径が大きくなる領域においては、進行方向側の車輪が大径部に差し掛かっても、後退方向側の車輪が小径部に押圧された状態となり、進行方向側の車輪は小径部の内径以上に管径方向に広がることなく、後退方向側の車輪が回転することにより、大径部を通過できる。また、例えば、進行方向に進むにつれて縮径する縮径部(レデューサ継手)の場合には、進行方向側の車輪が小径部に侵入した際、後退方向側の車輪も小径部の内径に固定され、進行方向側の車輪が回転することにより、レデューサ継手内を通過できる。
また、上記特徴構成を備える場合、進行方向側の車輪が、再度管内に侵入した後に、後退方向側の車輪が拡径部に侵入する。このとき、進行方向側の車輪は管内に存在し管内壁に接触しているため、後退方向側の車輪は管の内径と一致する状態(後退方向側の車輪の管径方向の位置が、拡径部に侵入する以前の位置である状態)が維持される。このため、後退方向側の車輪が再度管内に侵入することもスムーズに実現できる。
以上のように、進行方向側及び後退方向側の車輪のいずれもが、拡径部を越えて、再度管内に侵入することをスムーズに実現できる。すなわち、拡径部を容易に越えることができる管内走行装置を実現できる。
上記特徴構成によれば、2つのアーム部のうちの一方側アーム部側が重くなり、走行ユニットの重心は、当該一方側アーム部側に偏心する。よって、走行ユニットは走行するにつれ、重い側の一方側アーム部が、鉛直下方に配置される。よって、2つのアーム部が管内において水平方向に配置された状態で走行する。すなわち、管内壁の鉛直下方に接触せずに走行するため、管内壁の鉛直下方に障害物が存在する悪路においても、良好に走行することができる。以上のように、特別な姿勢制御装置などを備えることなく、管内走行装置が自然に水平方向に配置される仕組みを実現することができる。よって、製造コストを抑えながらも、配管の状態によらず良好に走行可能な管内走行装置が提供できる。
以下では、本発明の実施形態に係る管内走行装置について図面を用いて説明する。図1には、管内走行装置1の斜視図を示す。図2には、管内走行装置1のアーム部11が閉じた状態を示す。図3は、管内走行装置1が管2内を走行するときの状態を示す。図4は、管内走行装置1が管2内を走行するときの状態を管軸方向Aから見たときの様子を示す。
1−1.概略構成
図3に示すように、管内走行装置1は、水道管やガス管などの管2の内部に配置され、車輪12が管内壁20に接触した状態で回転することにより、管軸方向Aに沿って、管2の内部を走行する。管内走行装置1は、地中に埋設されたガス管、水道管および地上のプラント配管等の管2の内面欠陥を検査および補修するなどの目的に用いられ、不図示のセンサやカメラなどを搭載して走行する。本実施形態においては、管内走行装置1は、1つの走行ユニット10からなり、単体で走行可能に構成された自走式の装置である。
2つのアーム部11は、付勢手段18により径方向B外側に付勢される。ところで、管2内を走行する場合には、管2内の内径Rは、ドレッサ形管継手やレデューサ、エルボ、プラグバルブなどが装着されているような領域において拡径または縮径される。管2の内径Rが小さくなった場合には、アーム部11は径方向B内側に押圧され、走行ユニット10の径方向B高さは変化する。
図5に、管内走行装置1が管2内を走行するときの様子を、管2に拡径部2Xが介挿された領域を走行する場合を例として、模式的に示す。図5(a)〜(d)では、管内走行装置1が、図面右側から左側に走行するときの様子を示している。
以下では、管内走行装置1の走行ユニット10の構成について、図6を用いて詳述する。
図6に示すように、本実施形態において、付勢手段18は、本体部15の軸心T方向外側の面に固定されたトーションバネ180により構成される。トーションバネ180のコイル部は、アーム部11に径方向B外側への付勢力を働かせるための支点として、本体部15に設けられた突起部151に固定される。
走行ユニット10は、少なくとも、前輪121のうちの1輪、及び後輪122のうちの1輪を回転駆動させるための駆動ユニット13を備える。すなわち、走行ユニット10は、駆動ユニット13として、各アーム部11の進行方向A1側に配置される車輪12を回転駆動するための駆動ユニット13(進行方向A1側駆動ユニット)と、各アーム部11の後退方向A2側に配置される車輪12を回転駆動するための駆動ユニット13(後退方向A2側駆動ユニット)と、を備える。
例えば、本願発明の管内走行装置1が走行対象とする管2内においては、管2の内面の鉛直方向下方に、重力により障害物が溜まっていることがある。特に、水道管の場合には、下方には、ヘドロや排水などが溜まりがちである。このため、管内走行装置1の車輪12が、管2の内面の鉛直方向下方に接触した状態で走行すると、障害物が車輪12に絡まるなどにより、正常な走行が妨げられる可能性がある。よって、このような管2を走行する際には、車輪12は、管2の内面の鉛直下方には接触しないことが望ましい。
また、第2実施形態とは異なる実施形態として、本実施形態においては、重りGとして、2つのアーム部11のうちの一方側のアーム部11に設けられた車輪12が、他方側のアーム部11に設けられた車輪12よりも重くなるように構成しても良い。より具体的には、電池14が備えられたアーム部11の進行方向A1側及び後退方向A2側に備えられた2つの車輪12を重くする。このような構成とすることで、走行ユニット10の形状に変更を加えることなく、重心をずらすことができ、安定してアーム部11が鉛直下方に位置するようになる。
上記実施形態においては、管内走行装置1が、走行ユニット10を1つ備える構成の場合について説明したが、管内走行装置1を、複数の走行ユニット10から構成しても構わない。
(1)上記実施形態においては、図6に示されるように、車軸133がアーム部11に対して垂直に取り付けられる場合の一例を示したが、車軸133をアーム部11に対して角度をつけて取付けても構わない。この場合、車輪12と管内壁20との接触面を増やすように角度を調整すると良い。このような構成とすることで、より、車輪12と、管内壁20との接触面を増やすことができ、管内走行装置1の駆動力を増すことができる。
2 :管
10 :走行ユニット
11 :アーム部
11 :各アーム部
12 :車輪
13 :駆動ユニット(駆動部)
14 :電池
15 :本体部
16 :軸支部材
18 :付勢手段
20 :管内壁
110 :中央部
151 :突起部(支点)
A :管軸方向
A1 :進行方向(一端側)
A2 :後退方向(他端側)
B :径方向
T :軸心
G :重り
Claims (8)
- 管の内部を管軸方向に走行する管内走行装置であって、
2つのアーム部と、
前記2つのアーム部を、前記各アーム部の中央部において前記管軸方向に対して直交する軸心周りで揺動自在に軸支する軸支部材と、
前記各アーム部の両端部に軸支され、前記管の管内壁に接触して回転自在な車輪と、
前記各アーム部の一端側同士を相互に離間する前記管の径方向外側に付勢して当該各アーム部の一端側に配置される各車輪を前記管内壁に押圧するとともに、前記各アーム部の他端側同士を相互に離間する前記管の径方向外側に付勢して当該各アーム部の他端側に配置される各車輪を前記管内壁に押圧する付勢手段と、を有する走行ユニットを備える管内走行装置。 - 前記走行ユニットが、前記管軸方向に延びる本体部を備え、
前記2つのアーム部が、前記本体部を挟んだ状態で、当該本体部に設けられた前記軸支部材により軸支され、
前記付勢手段が、前記本体部の一点を支点として前記各アーム部を径方向外側に付勢する構成である請求項1に記載の管内走行装置。 - 前記走行ユニットが、前記各アーム部の一端側に配置される車輪を回転駆動する一端側駆動部と、前記各アーム部の他端側に配置される車輪を回転駆動する他端側駆動部と、を備える請求項1又は2に記載の管内走行装置。
- 前記走行ユニットが前記管の内部に位置する状態で、前記管軸方向において、前記2つのアーム部のうちの一方側である一方側アーム部の一端側に軸支される車輪の軸心と、他方側である他方側アーム部の他端側に軸支される車輪の軸心との軸心間距離が、前記管における拡径部の管軸方向長さよりも長くなるように構成される請求項3に記載の管内走行装置。
- 前記走行ユニットが、前記2つのアーム部のうちの一方側アーム部側に、重りを備える請求項1〜4の何れか一項に記載の管内走行装置。
- 前記重りとして、前記2つのアーム部のうち、前記一方側アーム部の一端側及び他端側に設けられる各車輪が、他方側アーム部に設けられる各車輪よりも重くなるように構成される請求項5に記載の管内走行装置。
- 前記重りとして、前記一方側アーム部に、前記車輪を回転させるための電池が配置される請求項5に記載の管内走行装置。
- 前記走行ユニットを2つ備え、
前記管軸方向に見て、一の走行ユニットにおける前記2つのアーム部を軸支する前記軸支部材の軸心と、他の走行ユニットにおける前記2つのアーム部を軸支する前記軸支部材の軸心とが交差するように、前記一の走行ユニットの前記本体部と前記他の走行ユニットの前記本体部とが前記管軸方向に連結される請求項2に記載の管内走行装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014103325A JP6270621B2 (ja) | 2014-05-19 | 2014-05-19 | 管内走行装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014103325A JP6270621B2 (ja) | 2014-05-19 | 2014-05-19 | 管内走行装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015217832A true JP2015217832A (ja) | 2015-12-07 |
JP6270621B2 JP6270621B2 (ja) | 2018-01-31 |
Family
ID=54777583
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014103325A Active JP6270621B2 (ja) | 2014-05-19 | 2014-05-19 | 管内走行装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6270621B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05213241A (ja) * | 1992-02-06 | 1993-08-24 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 配管内の走行台車 |
JPH06298085A (ja) * | 1993-04-15 | 1994-10-25 | Nippon Steel Corp | 管内走行台車 |
JP2002254046A (ja) * | 2001-02-27 | 2002-09-10 | Makkusu Gurauto:Kk | 管掃除方法、ロープ牽引装置および引張り摺動具 |
DE102011007827A1 (de) * | 2011-04-20 | 2012-10-25 | Trelleborg Pipe Seals Duisburg Gmbh | Fahrvorrichtung für eine Vorrichtung zur Sanierung von Rohrleitungen und eine solche Vorrichtung |
-
2014
- 2014-05-19 JP JP2014103325A patent/JP6270621B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05213241A (ja) * | 1992-02-06 | 1993-08-24 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 配管内の走行台車 |
JPH06298085A (ja) * | 1993-04-15 | 1994-10-25 | Nippon Steel Corp | 管内走行台車 |
JP2002254046A (ja) * | 2001-02-27 | 2002-09-10 | Makkusu Gurauto:Kk | 管掃除方法、ロープ牽引装置および引張り摺動具 |
DE102011007827A1 (de) * | 2011-04-20 | 2012-10-25 | Trelleborg Pipe Seals Duisburg Gmbh | Fahrvorrichtung für eine Vorrichtung zur Sanierung von Rohrleitungen und eine solche Vorrichtung |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6270621B2 (ja) | 2018-01-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
ES2776458T3 (es) | Mecanismo de despliegue para normalización pasiva de un instrumento con relación a la superficie de una pieza de trabajo | |
US9239297B2 (en) | Outer surface inspecting robot with flipping over flange mechanism | |
CN108413177B (zh) | 一种自适应管道清淤机器人 | |
CN205956646U (zh) | 管道直径自适应轮架装置 | |
CN109870508A (zh) | 一种管道检测爬行装置 | |
US9611705B2 (en) | Centralizer preconditioning and testing apparatus and method | |
NO328066B1 (no) | Rortraktor | |
CN205551894U (zh) | 可调式焊接滚轮架 | |
CN103342256A (zh) | 一种用于连续管的排管装置 | |
CN205371941U (zh) | 一种管道检测机器人 | |
KR102205572B1 (ko) | 수중 파이프 검사장치 | |
JP5789166B2 (ja) | コンクリート管内壁切削装置 | |
JP6270621B2 (ja) | 管内走行装置 | |
US10214050B1 (en) | Robotic floor cleaning device with expandable wheels | |
JP6337324B2 (ja) | 管内走行装置 | |
SE535386C2 (sv) | Teleskoperande cylinderanordning och fordon innefattande ett flertal sådana teleskoperande cylinderanordningar | |
CN110312474A (zh) | 移动型放射线摄影装置 | |
US8205559B2 (en) | Self-righting, two-wheel pipe crawler | |
CN105909234A (zh) | 一种井下自动对中探测装置 | |
JP5946037B2 (ja) | 走行装置 | |
CN103132843B (zh) | 重力复位式自由门装置 | |
JP5814079B2 (ja) | 管内移動装置 | |
Li et al. | Design and control of in-pipe inspection robot for pre-commissioning | |
CN220584203U (zh) | 一种压力管道焊缝检测装置 | |
CN203306640U (zh) | 一种自适应同心准直装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161227 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170915 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170926 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171124 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171205 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171226 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6270621 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |