JP2015217501A - 搬送ロボット - Google Patents

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Abstract

【課題】加工工程のタクトタイムを短縮できると共に、装置の省スペース化及びコスト低減を図ること。【解決手段】搬送ロボット(51)は、板状ワーク(W)を保持面(56)で吸引保持する搬送パッド(53)と、搬送パッドを水平移動可能に支持するアーム(52)と、搬送パッドに吸引保持された板状ワークの下面(Wa)を洗浄するワーク洗浄機構(77)とを備え、板状ワークの搬送中にアームによって搬送パッドがワーク洗浄機構に近づけられ、ワーク洗浄機構によって搬送パッドに保持された板状ワークの下面を洗浄するように構成した。【選択図】図4

Description

本発明は、研削装置や研磨装置等の複数の加工ユニット間で、板状ワークを搬送する搬送ロボットに関する。
板状ワークの加工装置として、板状ワークを薄化する研削装置が知られている。研削装置では、チャックテーブルに板状ワークを吸引保持して、研削砥石によって板状ワークの上面を研削して薄化している。板状ワークは薄化されると、搬送ロボットによって保持されて洗浄機構に向けて搬送される。研削装置では、板状ワークの上面を洗浄する上面洗浄機構だけでなく、板状ワークの下面を洗浄する下面洗浄機構を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−122995号公報
通常、これらの洗浄機構は、洗浄水を用いて板状ワークを洗浄するため、洗浄水の排水が容易な加工室の近くの所定箇所に設置される。これにより、加工ユニットから洗浄機構までの搬送ロボットによる搬送時間を早めてタクトタイムを短くしている。しかしながら、フルオートタイプの加工装置は、研削ユニットや研磨ユニット等の複数の加工ユニットを備えているため、加工ユニット間の搬送時間を早めるためには、各加工ユニットの近くに個別に洗浄機構を設置しなければならない。このため、装置が大型化すると共にコストが増大するという問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、加工工程のタクトタイムを短縮できると共に、装置の省スペース化及びコスト低減を図ることができる搬送ロボットを提供することを目的とする。
本発明の搬送ロボットは、板状ワークを保持して搬送する搬送ロボットであって、板状ワークを吸引保持する保持面を有する搬送パッドと、該搬送パッドを吊持するアームと、該アームを支持する支持柱と、該支持柱を昇降させる昇降手段と、該搬送パッドを該保持面に対して平行に移動する水平移動手段と、該搬送パッドが保持する板状ワークの下面を洗浄するワーク洗浄機構と、を備え、該搬送ロボットで板状ワークを搬送中に、該ワーク洗浄機構で板状ワークの下面の洗浄を可能にする。
この構成によれば、搬送ロボットのワーク洗浄機構による板状ワークの搬送時間中に板状ワークの下面が洗浄されるため、タクトタイムを短縮することができる。また、フルオートタイプの加工装置のように複数の加工ユニット間で板状ワークを搬送する場合であっても、加工ユニット毎にワーク洗浄機構を設置する必要がなく、1つのワーク洗浄機構を搬送ロボットに備えるだけでタクトタイムを短くできる。よって、装置の省スペース化を図ることができると共に、ユニット数を少なくしてコストを低減することができる。
本発明の搬送ロボットにおいて、該搬送ロボットは、該保持面および該保持面で保持した板状ワークの下面に洗浄水を供給する洗浄水供給ノズルと、該洗浄供給ノズルから供給された洗浄水を受け止めるドレンパンと、該ドレンパンが受け止めた洗浄水を排水する排水路と、を備え、該ワーク洗浄機構は、長尺状に延在するワーク洗浄部材と、該ワーク洗浄部材の延在方向を該水平移動手段の移動方向に直交させて該ワーク洗浄部材を支持するワーク洗浄支持手段と、を備え、該洗浄水供給ノズルから洗浄水を供給し、該昇降手段で板状ワークの下面を該ワーク洗浄部材に接触させ、該水平移動手段で該搬送パッドを水平移動させ、該保持面で保持する板状ワークの下面を洗浄する。
本発明の搬送ロボットにおいて、該搬送ロボットは、該保持面の中心を軸に該搬送パッドを水平回転させる回転手段を備えていて、該昇降手段で搬送パッドを下降させ、該回転手段で回転する該搬送パッドが保持する板状ワークの下面に板状ワークを洗浄する該ワーク洗浄機構を当接させ、該水平移動手段で該搬送パッドを該保持面の径方向に水平移動させ、該ワーク洗浄機構で板状ワークの下面を洗浄する。
本発明の搬送ロボットにおいて、該保持面を洗浄する保持面洗浄機構と、該ワーク洗浄機構と該保持面洗浄機構とのいずれか一方を、他方よりも該保持面に近づける移動手段と、を備え、該移動手段を用いて、該搬送ロボットが板状ワークを搬送中に該ワーク洗浄機構で板状ワークの下面の洗浄を可能にし、該搬送ロボットが板状ワークを搬送後から次の板状ワークを受け取るまでの間に該保持面洗浄機構で該保持面の洗浄を可能にする。
本発明の搬送ロボットにおいて、該保持面洗浄機構は、長尺状に延在する保持面洗浄部材と、該保持面洗浄部材の延在方向を該水平移動手段の移動方向に直交させて該保持面洗浄部材を支持する保持面洗浄支持手段と、を備え、該移動手段で、該保持面洗浄機構を該ワーク洗浄機構より該保持面に接近させ、洗浄水を供給しながら、該昇降手段で該保持面を該保持面洗浄部材に接触させ、該水平移動手段で該搬送パッドを水平移動させ、該保持面を洗浄する。
本発明の搬送ロボットにおいて、該搬送ロボットは、該保持面の中心を軸に該搬送パッドを水平回転させる回転手段を備えていて、該昇降手段で搬送パッドを下降させ、該回転手段で回転する該搬送パッドに該保持面を洗浄する該保持面洗浄機構を当接させ、該水平移動手段で該搬送パッドを該保持面の径方向に水平移動させ、該保持面洗浄機構で該保持面を洗浄する。
本発明によれば、搬送ロボットにワーク洗浄機構を設けて、搬送中に板状ワークの下面を洗浄することで、加工工程のタクトタイムを短縮できると共に、装置の省スペース化及びコスト低減を図ることができる。
第1の実施の形態に係る加工装置の上面模式図である。 第1の実施の形態に係る搬送ロボットの斜視図である。 第1の実施の形態に係る搬送ロボットの上面模式図である。 第1の実施の形態に係る搬送ロボットによる洗浄動作の説明図である。 第2の実施の形態に係る搬送ロボットの斜視図である。 第2の実施の形態に係る搬送ロボットの上面模式図である。
以下、添付図面を参照して、第1の実施の形態に係る搬送ロボットを備えた加工装置について説明する。図1は、第1の実施の形態に係る加工装置の上面模式図である。なお、本実施の形態では、粗研削加工、仕上げ研削加工、研磨加工を実施する複数の加工ユニットを備えた加工装置について説明するが、この構成に限定されない。単一の加工ユニットを備えた加工装置にも、本実施の形態に係る搬送ロボットを適用可能である。また、図1では、説明の便宜上、各加工ユニットのハウジングを省略して記載している。
図1に示すように、加工装置1は、フルオートタイプの加工装置であり、円板状の板状ワークWに対する搬入処理、研削処理、研磨処理、洗浄処理、搬出処理からなる一連の作業を全自動で実施するように構成されている。なお、板状ワークWは、シリコン、ガリウムヒ素等の半導体基板でもよいし、セラミック、ガラス、サファイア等の無機材料基板でもよいし、さらに半導体製品のパッケージ基板等でもよい。なお、板状ワークWは、下面に保護テープを貼着して、この保護テープを介して環状フレームに貼着された状態で加工装置1に搬入されてもよい。
加工装置1の装置前側には、カセットCから板状ワークWを搬入する他、カセットCに加工済みの板状ワークWを搬出する搬入搬出ユニット2が配置されている。搬入搬出ユニット2の奥方には、板状ワークWのセンタリングを行うセンタリングユニット3が配置されている。センタリングユニット3の両側方には、板状ワークWの上面を洗浄する一対の上面洗浄ユニット6が配置されている。さらに、センタリングユニット3の奥方には、一対の搬送ロボット51で板状ワークWを搬送する搬送ユニット7が配置されており、搬送ユニット7は装置前側から装置奥側に向かって直線状に延在している。
搬送ユニット7の延在方向の奥側には、搬送ユニット7を挟んで対向するようにして、板状ワークWを研削する一対の研削ユニット4が配置されている。一対の研削ユニット4では、粗研削だけでなく、仕上げ研削も実施される。また、搬送ユニット7の延在方向の中間位置には、搬送ユニット7を挟んで対向するようにして、研削後の板状ワークWに対して研磨を実施する一対の研磨ユニット5が配置されている。このように、加工装置1は、一対の搬送ロボット51の走行方向(Y軸方向)と平行に、複数の加工ユニットを配置して構成されている。
搬入搬出ユニット2では、複数枚の板状ワークWが収容可能な複数のカセットCがカセット台21上に横並び(X軸方向)に載置され、カセットロボット22によってカセットCに対する板状ワークWの搬入搬出が行われる。カセットロボット22は、多節リンクからなるアーム23の先端にハンド部24を設け、リニアモータ式の移動機構25によってX軸方向に移動するように構成されている。カセットロボット22は、カセットCからセンタリングユニット3に加工前の板状ワークWを搬入する他、センタリングユニット3からカセットCに加工済みの板状ワークWを搬出する。
センタリングユニット3では、センタリングテーブル27に板状ワークWが載置され、撮像手段(不図示)等によって板状ワークWの外形形状が撮像される。そして、板状ワークWの撮像画像に基づいて板状ワークWがセンタリングされる。研削ユニット4では、ユニット基台31上に一対のコラム32、35が立設され、一対のコラム32、35に粗研削手段33、仕上げ研削手段36がZ軸方向に移動可能に支持されている。一対のコラム32、35の隣には、3つのチャックテーブル38が配置されたターンテーブル39が設けられている。各チャックテーブル38は、ターンテーブル39上で周方向に等間隔に配置されている。
そして、ターンテーブル39が120度間隔で間欠回転することにより、板状ワークWの載せ替え位置、粗研削手段33に対峙する粗研削位置、仕上げ研削手段36に対峙する仕上げ研削位置に、チャックテーブル38が順に位置付けられる。粗研削位置では、チャックテーブル38上の板状ワークWと粗研削手段33の研削ホイール(不図示)の相対回転によって、板状ワークWが所定厚みまで粗研削される。仕上げ研削位置では、チャックテーブル38上の板状ワークWと仕上げ研削手段36の研削ホイール(不図示)の相対回転によって、板状ワークWが仕上げ研削される。
研磨ユニット5では、ユニット基台41上にコラム42が立設され、コラム42に研磨手段43が上下動可能に支持されている。コラム42の隣には、回転軸を中心とした点対称位置に一対のチャックテーブル44が配置されたターンテーブル45が設けられている。そして、ターンテーブル45が180度間隔で間欠回転されることにより、板状ワークWの載せ換え位置と研磨手段43に対峙する研磨位置との間でチャックテーブル44が交互に移動される。研磨位置では、チャックテーブル38上の板状ワークWと研磨手段43の研磨パッド(不図示)とが相対回転することで、板状ワークWが研磨されて被研削面から研削痕が除去される。
上面洗浄ユニット6では、板状ワークWを保持したスピンナーテーブル47がユニット基台48内に降下され、ユニット基台48内で洗浄水が噴射されて板状ワークWが洗浄された後、乾燥エアーが吹き付けられて板状ワークWが乾燥される。搬送ユニット7では、一対の搬送ロボット51によって複数のユニット間で板状ワークWの搬送が行われる。一対の搬送ロボット51は、左右(X軸方向)に並んで配置されており、それぞれY軸方向に独立に走行して一対の板状ワークWの搬送ラインを形成している。なお、搬送ロボット51の詳細については後述する。
このように構成された加工装置1では、カセットC内の板状ワークWがカセットロボット22によってセンタリングテーブル27に搬送されて板状ワークWがセンタリングされる。次に、搬送ロボット51によって研削ユニット4、研磨ユニット5の順に板状ワークWが搬送され、各加工モジュールで板状ワークWが加工される。次に、上面洗浄ユニット6において板状ワークWが洗浄された後に、再びセンタリングテーブル27に板状ワークWが搬送される。そして、カセットロボット22によってセンタリングテーブル27からカセットC内に板状ワークWが収容される。
ところで、搬送ロボット51によって板状ワークWの上面を保持してチャックテーブル38から持ち上げる際に、チャックテーブル38上の研削屑が板状ワークWに転写されてしまう。このため、板状ワークWの上面側だけでなく、板状ワークWの下面側を洗浄する必要がある。しかしながら、下面用の洗浄ユニットを設置すると、コストが増大すると共に装置スペースを確保しなければならず、さらに板状ワークWの下面の洗浄時間分だけタクトタイムが長くなる。特に、複数の加工ユニットを有する加工装置では、加工ユニット毎に洗浄ユニットを設けなければならない。
そこで、本実施の形態に係る加工装置1では、搬送ロボット51にワーク洗浄機構77を設けて、搬送中に板状ワークWの下面を洗浄するようにして、加工工程のタクトタイムを短縮している。このため、ワーク洗浄機構77用に設置スペースを確保する必要がなく、装置を省スペース化することができる。さらに、複数の加工ユニットを有する加工装置であっても、単一のワーク洗浄機構77によって板状ワークWの下面を洗浄できるため、コストを低減することができる。
図2及び図3を参照して、搬送ロボットについて詳細に説明する。図2は、第1の実施の形態に係る搬送ロボットの斜視図である。図3は、第1の実施の形態に係る搬送ロボットの上面模式図である。なお、図2及び図3においては、説明の便宜上、2台の搬送ロボットのうち1台の搬送ロボットのみ図示している。
図2及び図3に示すように、搬送ロボット51は、多節リンクからなるアーム52の先端に円板状の搬送パッド53を吊持し、アーム52の基端側をロボット基台54上で支持柱55に支持させて構成される。搬送パッド53は、多孔質のポーラス材等によって板状ワークWを吸引保持する保持面56を有している。保持面56は、エアー配管を通じて吸引源に接続されており、保持面56に生じる負圧によって板状ワークWが吸引保持される。アーム52は、複数のリンク部材57、58、59を回転可能に連結して構成されている。最下段のリンク部材59は、ロボット基台54から突出した支持柱55に支持されている。
ロボット基台54内には、支持柱55を昇降させる昇降手段61(図4A参照)が設けられている。昇降手段61は、ボールねじ機構によって構成されており、昇降モータ62の駆動力によって支持柱55を昇降移動させている。また、搬送ロボット51には、搬送パッド53を水平に移動する水平移動手段64が設けられている。水平移動手段64は、不図示の伝達機構によって各リンク部材57、58、59を旋回させて、搬送パッド53を保持面56に対して平行移動させている。搬送ロボット51は、昇降手段61及び水平移動手段64によって搬送パッド53を昇降移動及び水平移動させている。
ロボット基台54は、リニアモータ式の移動機構66によってY軸方向で加工ユニット間を往復移動される。移動機構66は、搬送ロボット51を走行方向(Y軸方向)に案内する一対のガイドレール67と、搬送ロボット51を一対のガイドレール67に沿って走行させる駆動源68とを備えている。駆動源68はリニアモータであり、一対のガイドレール67と並行にY軸方向に延在している。また、搬送ユニット7のハウジング内には、ガイドレール67に沿ってドレン側溝71(図1参照)が設けられている。ドレン側溝71には、搬送ロボット51の後述するドレン管72の出口が設置される。
搬送ロボット51は、板状ワークW(図1参照)及び搬送パッド53を洗浄可能に構成されており、ロボット基台54に洗浄水を受け止めるドレンパン73が設けられている。ドレンパン73には、板状ワークWの下面を洗浄するワーク洗浄機構77と、搬送パッド53の保持面56を洗浄する保持面洗浄機構78とが設けられている。ワーク洗浄機構77及び保持面洗浄機構78の近傍には、搬送パッド53の保持面56及び板状ワークWの下面に洗浄水を供給する洗浄水供給ノズル74が設けられている。ドレンパン73の排水口75にはドレン管72が接続されており、ドレンパン73内の洗浄水がドレン管72の排水路を通じてドレン側溝71に排水される。
ワーク洗浄機構77は、板状ワークWの直径以上の長さのワーク洗浄部材81を、ワーク洗浄支持手段82によって回転可能に支持している。ワーク洗浄部材81は、板状ワークWの下面を傷つけないように、中空円筒状のスポンジローラ(例えば、多孔質のPVAスポンジ)で形成されている。ワーク洗浄支持手段82は、ワーク洗浄部材81内に挿通されたロッドの両端を、支持ブラケット84によって両持ち支持している。ワーク洗浄支持手段82は、板状ワークWの洗浄時に水平移動手段64によって搬送パッド53が移動されるY軸方向に直交するように、ワーク洗浄部材81の延在方向をX軸方向に向けて保持している。
保持面洗浄機構78は、搬送パッド53の保持面56の直径以上の長さの保持面洗浄部材85を、保持面洗浄支持手段86によって回転可能に支持している。保持面洗浄部材85は、保持面56のポーラスから研削屑を掻き出すように、中空円筒状の基材外周に多数のブラシが植えられたブラシローラで形成されている。保持面洗浄支持手段86は、保持面洗浄部材85内に挿通されたロッドの両端を、支持ブラケット88によって両持ち支持している。保持面洗浄支持手段86は、ワーク洗浄支持手段82と同様に、保持面洗浄部材85の延在方向をX軸方向に向けて保持している。
また、ドレンパン73の下面側には、ワーク洗浄機構77及び保持面洗浄機構78のいずれか一方を、他方よりも搬送パッド53の保持面56に近づける移動手段91が設けられている。移動手段91によってワーク洗浄機構77が保持面56に近づけられることで、板状ワークWの搬送中に保持面56に保持された板状ワークWの下面がワーク洗浄機構77で洗浄される。また、移動手段91によって保持面洗浄機構78が保持面56に近づけられることで、板状ワークWの搬送後から次の板状ワークWを受け取るまでの間に保持面56が保持面洗浄機構78で洗浄される。なお、移動手段91の構成については後述する。
また、搬送ロボット51には、ワーク洗浄時及び保持面洗浄時に、保持面56の中心を軸に搬送パッド53を回転させる回転手段92が設けられている。ワーク洗浄時には、板状ワークWを保持した状態で回転手段92によって搬送パッド53が回転され、板状ワークWの下面にワーク洗浄機構77が接触される。この状態で、水平移動手段64によって搬送パッド53がY軸方向に水平移動されて板状ワークWの下面が洗浄される。また、保持面洗浄時には、回転手段92によって搬送パッド53が回転され、保持面56に保持面洗浄機構78が接触される。この状態で、水平移動手段64によって搬送パッド53がY軸方向に水平移動されて保持面56が洗浄される。
図4を参照して、搬送ロボットによる洗浄動作について詳細に説明する。図4は、第1の実施の形態に係る搬送ロボットによる洗浄動作の説明図である。ここでは、搬送ロボットの移動手段について説明した後に、搬送ロボットによる洗浄動作について説明する。
図4Aに示すように、非洗浄時には、ワーク洗浄機構77及び保持面洗浄機構78が移動手段91によって下げられている。移動手段91は、ワーク洗浄機構77及び保持面洗浄機構78が配置された支持プレート93を、上動ロッド83を介してドレンパン73から持ち上げる持ち上げ機構95を有している。持ち上げ機構95は、ボールねじ機構で構成されており、上動モータ96の駆動力によって上動ロッド83をZ軸方向に移動可能にしている。支持プレート93上には、ワーク洗浄部材81の外周面98の最上位値が保持面洗浄部材85の外周面99の最上位値よりも高くなるように、ワーク洗浄機構77と保持面洗浄機構78が支持されている。
また、保持面洗浄機構78は、シリンダ97を介して支持プレート93に支持されている。シリンダ97によって保持面洗浄機構78が上動されると、保持面洗浄部材85の外周面98の最上位置がワーク洗浄部材81の外周面98の最上位置よりも高く位置付けられる。このように、シリンダ97によって保持面洗浄機構78が上下動されることで、ワーク洗浄部材81の外周面98と保持面洗浄部材85の外周面98のいずれか一方が、他方よりも高い位置に位置付けられる。このシリンダ97の動作と持ち上げ機構95の動作を組み合わせることで、ワーク洗浄及び保持面洗浄を選択的に実施することが可能になっている。
図4Bに示すように、搬送ロボット51による板状ワークWの搬送中にワーク洗浄が実施される。ワーク洗浄時には、ワーク洗浄機構77及び保持面洗浄機構78の真上に搬送パッド53が位置付けられ、回転手段92によって搬送パッド53が回転され始める。昇降手段61によって搬送パッド53に保持された板状ワークWが下降され、移動手段91の上動ロッド83が上動されてワーク洗浄機構77及び保持面洗浄機構78が搬送パッド53に近づけられる。このとき、シリンダ97が駆動されていないため、保持面洗浄機構78が板状ワークWの下面Waから離間された状態で、ワーク洗浄機構77だけが板状ワークWの下面Waに接触される。
洗浄水供給ノズル74から洗浄水が板状ワークWの下面Waに供給され、ワーク洗浄機構77と板状ワークWの下面Waが回転接触した状態で、水平移動手段64によって搬送パッド53がY軸方向に水平移動される。これにより、搬送パッド53の水平移動に合わせてワーク洗浄機構77のスポンジ状のワーク洗浄部材81が連れ回りしながら、ワーク洗浄部材81によって板状ワークWの下面Waに付着した研削屑が取り除かれる。ワーク洗浄が終了すると、板状ワークWの下面Waからワーク洗浄機構77が離間され、回転手段92によって板状ワークWが回転され続けることで板状ワークWが乾燥される。
図4Cに示すように、搬送ロボット51による新たな板状ワークWを受け取る前に保持面洗浄が実施される。保持面洗浄時には、ワーク洗浄機構77及び保持面洗浄機構78の真上に搬送パッド53が位置付けられ、回転手段92によって搬送パッド53が回転され始める。昇降手段61によって搬送パッド53が下降され、移動手段91の上動ロッド83が上動されてワーク洗浄機構77及び保持面洗浄機構78が搬送パッド53に近づけられる。このとき、シリンダ97によって保持面洗浄機構78が上動され、ワーク洗浄機構77が保持面56から離間された状態で保持面洗浄機構78だけが保持面56に接触される。
洗浄水供給ノズル74から洗浄水が搬送パッド53の保持面56に供給され、保持面洗浄機構78と保持面56が回転接触した状態で、水平移動手段64によって搬送パッド53がY軸方向に水平移動される。これにより、搬送パッド53の水平移動に合わせて保持面洗浄機構78のブラシ付きの保持面洗浄部材85が連れ回りしながら、保持面洗浄部材85のブラシによって保持面56のポーラスから研削屑が掻き出される。保持面洗浄が終了すると、保持面56から保持面洗浄機構78が離間され、回転手段92によって搬送パッド53が回転され続けることで保持面56が乾燥される。
以上のように、本実施の形態に係る搬送ロボット51によれば、板状ワークWの搬送中にワーク洗浄機構77によって板状ワークWの下面Waが洗浄され、次の板状ワークWを取りに行く途中で保持面洗浄機構78によって搬送パッド53の保持面56が洗浄される。搬送ロボット51の動作中に板状ワークWの及び搬送パッド53の洗浄が実施されるため、加工工程のタクトタイムを短縮することができる。また、フルオートタイプの加工装置1のように複数の加工ユニット間で板状ワークWを搬送する場合であっても、加工ユニット毎にワーク洗浄機構77を設置する必要がなく、1つのワーク洗浄機構77を搬送ロボット51に備えるだけでタクトタイムを短くできる。よって、装置の省スペース化を図ることができると共に、ユニット数を少なくしてコストを低減することができる。
次に、図5及び図6を参照して、第2の実施の形態に係る搬送ロボットについて説明する。図5は、第2の実施の形態に係る搬送ロボットの斜視図である。図6は、第2の実施の形態に係る搬送ロボットの上面模式図である。なお、第2の実施の形態は、多節リンク機構を用いたアームの代わりに1部材のアームを用い、さらに搬送パッドを回転させずに洗浄する点で第1の実施の形態と相違している。したがって、主に相違点について詳細に説明する。また、第2の実施の形態では、搬送ロボット以外の加工装置の構成は、第1の実施の形態と同じであるため、加工装置全体の説明を省略する。
図5及び図6に示すように、第2の実施の形態に係る搬送ロボット101は、長尺状のアーム102の先端に円板状の搬送パッド103を吊持し、アーム102の基端をロボット基台104上で支持柱105に支持させて構成される。ロボット基台104内には、第1の実施の形態と同様に、支持柱105を昇降させる昇降手段107が設けられ、さらに搬送パッド103を水平移動する水平移動手段108が設けられている。水平移動手段108は、支持柱105を中心にアーム102を旋回させることで、搬送パッド103を水平移動させている。搬送ロボット101は、昇降手段107及び水平移動手段108によって搬送パッド103を昇降移動及び水平移動させている。
また、第2の実施の形態においても、搬送ロボット101は、板状ワークW(図1参照)及び搬送パッド103を洗浄可能に構成されている。搬送ロボット101のドレンパン111に、板状ワークWの下面を洗浄するワーク洗浄機構115と、搬送パッド103の保持面106を洗浄する保持面洗浄機構116が設けられ、ワーク洗浄機構115及び保持面洗浄機構116の近傍に洗浄水を供給する洗浄水供給ノズル113が設けられている。また、ドレンパン111の排水口114にはドレン管112が接続されており、ドレンパン111の洗浄水がドレン管112の排水路を通じてドレン側溝71(図1参照)に排水される。
ワーク洗浄機構115のワーク洗浄部材121は、板状ワークWの直径以上の長さのスポンジローラであり、中空円筒状に形成されている。ワーク洗浄機構115のワーク洗浄支持手段122は、ワーク洗浄部材121内に挿通されたロッドを支持ブラケット124によって両持ち支持している。ロッドの一端は支持ブラケット124から突出してモータ118の出力軸に連結され、モータ118によってワーク洗浄部材121が回転される。また、ワーク洗浄支持手段122は、板状ワークWの洗浄時に水平移動手段108によって搬送パッド103が移動されるX軸方向に直交するように、ワーク洗浄部材121の延在方向をY軸方向に向けて保持している。
保持面洗浄機構116の保持面洗浄部材125は、搬送パッド103の保持面106の直径以上の長さのブラシローラであり、中空筒状に形成されている。保持面洗浄機構116の保持面洗浄支持手段126は、保持面洗浄部材125内に挿通されたロッドを支持ブラケット128によって両持ち支持している。ロッドの一端は支持ブラケット128から突出してモータ119の出力軸に連結され、モータ119によって保持面洗浄部材125が回転される。また、保持面洗浄支持手段126は、ワーク洗浄部材121と同様に、保持面洗浄部材125の延在方向をY軸方向に向けて保持している。
また、移動手段129は、第1の実施の形態と同様であり、ワーク洗浄機構115及び保持面洗浄機構116のいずれか一方を、他方よりも搬送パッド103の保持面106に近づけるように構成されている。ワーク洗浄時には、ワーク洗浄機構115のワーク洗浄部材121が回転され、搬送パッド103に保持された板状ワークWの下面Wa(図4参照)に回転接触される。そして、洗浄水供給ノズル113から洗浄水が供給されながら、水平移動手段108によって搬送パッド103がX軸方向に水平移動されて板状ワークWの下面が洗浄される。保持面洗浄時には、保持面洗浄機構116の保持面洗浄部材125が回転され、搬送パッド103の保持面106に回転接触される。そして、洗浄水供給ノズル113から洗浄水が供給されながら、水平移動手段108によって搬送パッド103がX軸方向に水平移動されて保持面106が洗浄される。
以上のように、第2の実施の形態に係る搬送ロボット101においても、第1の実施の形態と同様に、板状ワークWの搬送中にワーク洗浄が実施され、次の板状ワークWを取りに行く途中で保持面洗浄が実施され、加工工程のタクトタイムが短縮される。さらに、装置の省スペース化を図ることができると共に、ユニット数を少なくしてコストを低減することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、上記した第1、第2の本実施の形態では、搬送ロボット51、101にワーク洗浄機構77、115、保持面洗浄機構78、116を備える構成にしたが、この構成に限定されない。搬送ロボット51、101は、少なくともワーク洗浄機構77、115を備えていればよい。
また、上記した第1の実施の形態では、回転手段92によって搬送パッド53を回転させた状態で、水平移動手段64で搬送パッド53を水平移動させて、ワーク洗浄及び保持面洗浄する構成にしたが、この構成に限定されない。搬送パッド53を回転させる代わりに、ワーク洗浄機構77と保持面洗浄機構78にそれぞれモータを設けて、ワーク洗浄部材81と保持面洗浄部材85を回転させながら、ワーク洗浄及び保持面洗浄してもよい。
また、上記した第2の実施の形態では、ワーク洗浄部材121と保持面洗浄部材125を回転させた状態で、水平移動手段108で搬送パッド103を水平移動させて、ワーク洗浄及び保持面洗浄する構成にしたが、この構成に限定されない。ワーク洗浄部材121と保持面洗浄部材125を回転させる代わりに、搬送パッド53を回転させながら、ワーク洗浄及び保持面洗浄してもよい。
第1、第2の実施形態の何れもワーク洗浄部材81、121と保持面洗浄部材85、125が回転する構成にしたが、この構成に限定されない。水平移動手段64、108でワーク洗浄部材81、121の中心および保持面洗浄部材85、125の中心と搬送パッド53、103の中心とが一致するそれぞれの洗浄位置に位置づけた後、回転手段92で搬送パッド53を回転させてワーク洗浄および保持面洗浄しても良い。この場合、ワーク洗浄機構77、115および保持面洗浄機構78、116に回転機構を設ける必要がなく、板状のスポンジで形成されるワーク洗浄部材と、プレートに配列するブラシで形成される保持面洗浄部材とで洗浄できるため安価な装置構成が可能である。
第1の実施の形態では、回転手段92を用いて板状ワークWを保持する搬送パッド53を回転させ、ワーク洗浄後のワーク乾燥に関して記載したが、必ずしも板状ワークWの乾燥を必要とするわけではなく、ワーク洗浄後に洗浄水供給ノズル74から洗浄水を供給させ、洗浄された板状ワークWの被洗浄面を濡らしておくことも可能である。
第1の実施の形態では、回転手段92を用いて板状ワークWを保持する搬送パッド53を回転させ、保持面洗浄後の搬送パッド53の乾燥に関して記載したが、搬送パッド53を回転させなくとも保持面56を吸引源に連通させて吸引することで保持面56を乾燥させても良い。
また、上記した第1、第2の本実施の形態では、搬送パッド53、103の保持面56、106がポーラス材で形成される構成にしたが、この構成に限定されない。搬送パッド53、103の保持面56、106は、板状ワークWを吸引保持可能であれば、どのように構成されていてもよい。
また、上記した第1の本実施の形態では、多節リンク機構のアーム52を使用し、上記した第2の実施の形態では、1部材からなるアーム102を使用する構成にしたが、この構成に限定されない。アーム102は、搬送パッド53、103を吊持して、搬送パッド53、103を水平移動可能であれば、どのように構成されていてもよい。
また、上記した第1、第2の実施の形態では、搬送ロボット51、101によって板状ワークWの搬送中にワーク洗浄する構成にしたが、搬送ロボット51、101の移動中にワーク洗浄する構成に限定されない。例えば、加工ユニットのシャッタの開閉中の待ち時間にワーク洗浄されてもよい。すなわち、板状ワークWの搬送中とは、板状ワークWを保持して移動している状態だけでなく、板状ワークWを保持して待機している状態も含んでいる。
また、上記した第1、第2の実施の形態では、ワーク洗浄部材81、121が板状ワークWの直径以上の長さを有する構成にしたが、ワーク洗浄部材81、121の長さは特に限定されない。ワーク洗浄部材81、121は、長尺状に形成されていればよく、例えば、複数のワーク洗浄部材81、121を用いてワーク洗浄してもよい。
また、上記した第1、第2の実施の形態では、ワーク洗浄部材81、121がスポンジローラで形成されたが、この構成に限定されない。ワーク洗浄部材81、121は、板状ワークWの下面を傷つけないような材質で形成されていればよい。
また、上記した第1、第2の実施の形態では、保持面洗浄部材85、125が板状ワークWの直径以上の長さを有する構成にしたが、保持面洗浄部材85、125の長さは特に限定されない。保持面洗浄部材85、125は、長尺状に形成されていればよく、例えば、複数のワーク洗浄部材81、121を用いてワーク洗浄してもよい。
また、上記した第1、第2の実施の形態では、保持面洗浄部材85、125がブラシローラで形成されたが、この構成に限定されない。保持面洗浄部材85、125は、ブラシの他にブラシの他に研磨砥石を備えて形成されていてもよく、ブラシ洗浄後に研磨砥石で保持面56を表面研磨してもよい。
また、上記した第1、第2の実施の形態では、ワーク洗浄部材81、121及び保持面洗浄部材85、125が回転可能なローラ状に形成されたが、この構成に限定されない。ワーク洗浄部材81、121が板状ワークWの下面Waに接触し、保持面洗浄部材85、125が搬送パッド53、103の保持面56、106に接触可能であればよく、例えば、回転しない半円筒形状に形成されてもよい。
また、上記した第1、第2の実施の形態では、ワーク洗浄部材81の外形寸法を保持面洗浄部材85の外形寸法よりも大きくすることで、ワーク洗浄部材81の最上位値を保持面洗浄部材85の最上位値よりも高く位置付ける構成にしたが、この構成に限定されない。ワーク洗浄部材81の支持位置を保持面洗浄部材85の支持位置よりも高くすることで、ワーク洗浄部材81の最上位値を保持面洗浄部材85の最上位値よりも高く位置付ける構成にしてもよい。
また、上記した第1の実施の形態では、移動手段91が、シリンダ97の動作と持ち上げ機構95の動作を組み合わせて、ワーク洗浄機構77と保持面洗浄機構78を選択的に保持面56に近づける構成にしたが、この構成に限定されない。移動手段91は、ワーク洗浄機構77と保持面洗浄機構78のいずれか一方を、他方よりも保持面56に近づけるように構成されていればよく、例えば、ワーク洗浄機構77と保持面洗浄機構78を個別に上動させる機構を備えていてもよい。
また、上記した第1の実施の形態では、搬送ロボット51の走行方向に沿って加工ユニットと洗浄ユニットが直線状に配置される構成にしたが、この構成に限定されない。搬送ロボット51を中心に加工ユニットと洗浄ユニットが放射状に配置される構成でもよい。
以上説明したように、本発明は、加工工程のタクトタイムを短縮できると共に、装置の省スペース化及びコスト低減を図ることができるという効果を有し、特に、研削装置や研磨装置等の複数の加工ユニット間で、板状ワークを搬送する搬送ロボットに有用である。
1 加工装置
51、101 搬送ロボット
52、102 アーム
53、103 搬送パッド
55、105 支持柱
56、106 保持面
61、107 昇降手段
64、108 水平移動手段
73、111 ドレンパン
74、113 洗浄水供給ノズル
75、114 排水口
77、115 ワーク洗浄機構
78、116 保持面洗浄機構
81、121 ワーク洗浄部材
82、122 ワーク洗浄支持手段
85、125 保持面洗浄部材
86、126 保持面洗浄支持手段
91、129 移動手段
92 回転手段
W 板状ワーク
Wa 板状ワークの下面

Claims (6)

  1. 板状ワークを保持して搬送する搬送ロボットであって、
    板状ワークを吸引保持する保持面を有する搬送パッドと、該搬送パッドを吊持するアームと、該アームを支持する支持柱と、該支持柱を昇降させる昇降手段と、該搬送パッドを該保持面に対して平行に移動する水平移動手段と、該搬送パッドが保持する板状ワークの下面を洗浄するワーク洗浄機構と、を備え、
    該搬送ロボットで板状ワークを搬送中に、該ワーク洗浄機構で板状ワークの下面の洗浄を可能にする搬送ロボット。
  2. 該搬送ロボットは、該保持面および該保持面で保持した板状ワークの下面に洗浄水を供給する洗浄水供給ノズルと、該洗浄供給ノズルから供給された洗浄水を受け止めるドレンパンと、該ドレンパンが受け止めた洗浄水を排水する排水路と、を備え、
    該ワーク洗浄機構は、
    長尺状に延在するワーク洗浄部材と、該ワーク洗浄部材の延在方向を該水平移動手段の移動方向に直交させて該ワーク洗浄部材を支持するワーク洗浄支持手段と、を備え、
    該洗浄水供給ノズルから洗浄水を供給し、該昇降手段で板状ワークの下面を該ワーク洗浄部材に接触させ、該水平移動手段で該搬送パッドを水平移動させ、該保持面で保持する板状ワークの下面を洗浄する請求項1記載の搬送ロボット。
  3. 該搬送ロボットは、
    該保持面の中心を軸に該搬送パッドを水平回転させる回転手段を備えていて、
    該昇降手段で搬送パッドを下降させ、
    該回転手段で回転する該搬送パッドが保持する板状ワークの下面に板状ワークを洗浄する該ワーク洗浄機構を当接させ、該水平移動手段で該搬送パッドを該保持面の径方向に水平移動させ、該ワーク洗浄機構で板状ワークの下面を洗浄する請求項1または2記載の搬送ロボット。
  4. 該保持面を洗浄する保持面洗浄機構と、該ワーク洗浄機構と該保持面洗浄機構とのいずれか一方を、他方よりも該保持面に近づける移動手段と、を備え、
    該移動手段を用いて、
    該搬送ロボットが板状ワークを搬送中に該ワーク洗浄機構で板状ワークの下面の洗浄を可能にし、
    該搬送ロボットが板状ワークを搬送後から次の板状ワークを受け取るまでの間に該保持面洗浄機構で該保持面の洗浄を可能にする請求項1から3のいずれかに記載の搬送ロボット。
  5. 該保持面洗浄機構は、
    長尺状に延在する保持面洗浄部材と、該保持面洗浄部材の延在方向を該水平移動手段の移動方向に直交させて該保持面洗浄部材を支持する保持面洗浄支持手段と、を備え、
    該移動手段で、該保持面洗浄機構を該ワーク洗浄機構より該保持面に接近させ、
    洗浄水を供給しながら、該昇降手段で該保持面を該保持面洗浄部材に接触させ、該水平移動手段で該搬送パッドを水平移動させ、該保持面を洗浄する請求項4記載の搬送ロボット。
  6. 該搬送ロボットは、
    該保持面の中心を軸に該搬送パッドを水平回転させる回転手段を備えていて、
    該昇降手段で搬送パッドを下降させ、
    該回転手段で回転する該搬送パッドに該保持面を洗浄する該保持面洗浄機構を当接させ、該水平移動手段で該搬送パッドを該保持面の径方向に水平移動させ、該保持面洗浄機構で該保持面を洗浄する請求項4または5記載の搬送ロボット。
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