JP2015217164A - ワイヤ張力調整装置 - Google Patents
ワイヤ張力調整装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015217164A JP2015217164A JP2014103576A JP2014103576A JP2015217164A JP 2015217164 A JP2015217164 A JP 2015217164A JP 2014103576 A JP2014103576 A JP 2014103576A JP 2014103576 A JP2014103576 A JP 2014103576A JP 2015217164 A JP2015217164 A JP 2015217164A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- tension
- float
- pulley
- adjusting device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)
- Cleaning Or Clearing Of The Surface Of Open Water (AREA)
Abstract
【解決手段】水中に配設された被緊張線材を緊張するワイヤ張力調整装置10は、水面に浮上するフロート11と、沈降されるアンカー12と、フロート11から垂下する水深設定用線材13と、水深設定用線材13および被緊張線材であるコースワイヤW1,W2に接続された第1部材14と、アンカー12に接続され、滑車により形成された第2部材15と、フロート11から引き上げることでコースワイヤW1,W2を緊張する緊張用線材16とを備えている。緊張用線材16は、フロート11から第2部材15の滑車に巻き回されて、第1部材14に接続されている。ワイヤ張力調整装置10は、緊張用線材16をフロート11からスムーズに引き上げることができ、嵩張らない。
【選択図】図2
Description
このボート競技では、複数のコースが設定され、一斉にスタートする。コースは、スタート位置からゴール位置まで張られたコースワイヤに、コースワイヤを浮上させるためのブイが所定間隔ごとに配置されて設定される。そして、スタート位置とゴール位置とに、このコースワイヤ(被緊張線材)を緊張させるためのワイヤ張力調整装置が設置される。
特許文献1に記載の浮設ワイヤ調整装置は、水面上に浮上し第一係合部を持つフロートと、フロートから浮力を受け、水中または水面に浮設される浮設ワイヤの端部が接続された浮設ワイヤ用接続部と、第二係合部(敷設ワイヤ係合リング)とを持つフロート側連結具と、水底に沈設されるウェイトと、ウェイトに接続され、第三係合部を持つウェイト側連結具と、水面上から、第一係合部、第二係合部、第三係合部の順に係合し、ウェイト側連結具に接続された調整ワイヤと、フロートとフロート側連結具との間に介装されたスペーサとを備えたものである。
特許文献1に記載の浮設ワイヤ調整装置によれば、岸にウインチやアンカーなどの構造物を設置しなくても、水上から調整ワイヤを弛張させることにより浮設ワイヤを調整することができる。
また、緊張用線材である浮設ワイヤは、敷設ワイヤ係合リングに摺動しながら、フロートから引き上げられるため、浮設ワイヤと敷設ワイヤ係合リングとの摩擦により引き上げ難いと思われる。
ここで、「接続」とは、ワイヤまたはロープなどの線材が、接続相手に結索されたり、金具を使って締め付けられたりして固定された状態をいう。
このように構成されていることで、第1部材の滑車が動滑車として機能し、第2部材の滑車が固定滑車として機能するため、緊張用線材の引き上げるために要する力を軽減することができる。
第2部材が1個以上の滑車を有し、第1部材が第1部材と同数、または第2部材の滑車の数に+1した滑車を備えさせることができる。第1部材と第2部材とが有する滑車の数を増やすことで、緊張用線材を、更に、小さい力で巻き上げることができる。
本発明の実施の形態1に係るワイヤ張力調整装置について、図面に基づいて説明する。
図1に示すボートコース100は、各コースを区切るコースワイヤW1,W2が、所定間隔を空けて平行に敷設されている。このボートコース100は、スタートライン距離が1000mである。
また、それぞれのコースワイヤW1,W2に跨る横張ワイヤW3が、スタート地点、ゴール地点および中間地点に張られている。
図2に示すように、ワイヤ張力調整装置10は、水面Sに浮上するフロート11と、沈降されるアンカー12と、フロート11から垂下する水深設定用線材13と、コースワイヤW1,W2が接続される第1部材14と、アンカー12が接続される第2部材15とを備えている。
水深設定用線材13は、フロート11と第1部材14とを接続するワイヤである。この水深設定用線材13の長さは、コースワイヤW1,W2を水中に留める深さに設定されている。
また、本実施の形態1では、アンカー12は、ワイヤ12aにより第2部材15に接続されているが、ワイヤ12aが無くても問題なければ、ワイヤ12aは省略することができる。
図1に示すスタート地点、ゴール地点および中間地点に設置されたワイヤ張力調整装置10は、被緊張線材として、図4に示す横張ワイヤW3に接続されている。
横張ワイヤW3は、各コースを区切るコースワイヤW1,W2を横断するように設置される。横張ワイヤW3には、コースワイヤW1,W2に引っ掛ける連結具20がコースの間隔ごとに配置されている。
連結具20は、釣り針形状のフック部と、フック部の開口部を弾性力で付勢された状態で閉塞するストッパ部とによるフック金具である。
この連結具20にコースワイヤW1,W2を通して、横張ワイヤW3の両端部をワイヤ張力調整装置10にて引っ張ることにより、コースワイヤW1,W2を弛み無く持ち上げ、コースワイヤW1,W2同士の間隔を維持することができる。
本発明の実施の形態2に係るワイヤ張力調整装置について、図面に基づいて説明する。なお、図5および図6においては、図2および図3と同じ構成のものは同符号を付して説明を省略する。
図5に示すワイヤ張力調整装置10xは、コースワイヤW1,W2が接続される第1部材14xが、1個の滑車により形成されている。
は、第1部材14xと、第2部材15とが滑車であり、他はロープやワイヤであるため、長さが長い部材や幅が広い部材などが無いため、運搬時や設置時、保管時など、取り扱いが容易である。
本発明の実施の形態3に係るワイヤ張力調整装置について、図面に基づいて説明する。なお、図7および図8においては、図5および図6と同じ構成のものは同符号を付して説明を省略する。
図7に示すように、本実施の形態3に係るワイヤ張力調整装置10yでは、第1部材14yと、第2部材15yとが、それぞれ2個の滑車を有している。この2個の滑車は上下に並べて配置されている。
また、第2部材15yを2個の滑車とし、第1部材を3個の滑車とすることも可能である。その場合には、緊張用線材16の終端は、第1部材の3個目の滑車を掛け回されて、第2部材15yで接続される。更に、第1部材と第2部材とをそれぞれ3個以上とすることも可能である。
このように、第1部材と第2部材とが同じ滑車数であれば、緊張用線材16は第1部材側で固定され、第2部材の滑車が第1部材の滑車より1個少ない場合には、第2部材側で固定される。
10,10x,10y ワイヤ張力調整装置
11 フロート
11a 留め部
12 アンカー
12a ワイヤ
13 水深設定用線材
14,14x,14y 第1部材
14m,14n 滑車
15,15y 第2部材
15m,15n 滑車
16 緊張用線材
17 水深設定用錘
18 よじれ防止用フロート
19 よじれ防止用錘
20 連結具
W1,W2 コースワイヤ
W3 横張ワイヤ
V1 外境ブイ
V2 距離表示ブイ
V3 境界ブイ
F ゴールフラッグ
S 水面
Claims (8)
- 水中に配設された被緊張線材を緊張するワイヤ張力調整装置において、
水面に浮上するフロートと、
沈降されるアンカーと、
前記フロートから垂下する水深設定用線材と、
前記水深設定用線材および前記被緊張線材に接続された第1部材と、
前記アンカーに接続された第2部材と、
前記フロートから引き上げることで前記被緊張線材を緊張する緊張用線材とを備え、
前記第2部材は、滑車により形成され、
前記緊張用線材は、前記フロートから前記第2部材の滑車に巻き回されて、前記第1部材に接続されているワイヤ張力調整装置。 - 前記第1部材は、滑車により形成され、
前記緊張用線材は、前記フロートから前記第1部材の滑車に掛け回された後に、前記第2部材の滑車に掛け回されて、前記第1部材に接続されている請求項1に記載のワイヤ張力調整装置。 - 前記第2部材は、N個(但し、Nは1以上の整数)の滑車を備え、
前記第1部材は、N個またはN+1個の滑車を備え、
前記緊張用線材は、前記第1部材と前記第2部材とに交互に掛け回され、
前記緊張用線材の終端は、前記第1部材の滑車がN個の場合には、前記第1部材に接続され、前記第1部材の滑車がN+1個の場合には、前記第2部材に接続される請求項2記載のワイヤ張力調整装置。 - 前記第1部材または第2部材が複数の滑車により形成されているときには、前記複数の滑車が上下に並ぶように配置されている請求項3記載のワイヤ張力調整装置。
- 前記第1部材には、水深設定用錘が設けられている請求項1から4のいずれかの項に記載のワイヤ張力調整装置。
- 前記第2部材には、よじれ防止用フロートまたはよじれ防止用錘のいずれか一方、または両方が設けられている請求項1から5のいずれかの項に記載のワイヤ張力調整装置。
- 前記被緊張線材は、各コースを区切るコースワイヤである請求項1から6のいずれかの項に記載のワイヤ張力調整装置。
- 前記被緊張線材は、各コースを横断する横張ワイヤある請求項1から6のいずれかの項に記載のワイヤ張力調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014103576A JP6005688B2 (ja) | 2014-05-19 | 2014-05-19 | ワイヤ張力調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014103576A JP6005688B2 (ja) | 2014-05-19 | 2014-05-19 | ワイヤ張力調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015217164A true JP2015217164A (ja) | 2015-12-07 |
JP6005688B2 JP6005688B2 (ja) | 2016-10-12 |
Family
ID=54777105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014103576A Ceased JP6005688B2 (ja) | 2014-05-19 | 2014-05-19 | ワイヤ張力調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6005688B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6084323B1 (ja) * | 2016-05-17 | 2017-02-22 | 有限会社トータスコーポレーション | 高さ調整装置及び高さ調整システム |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01157800U (ja) * | 1988-04-22 | 1989-10-31 | ||
JPH07324505A (ja) * | 1994-06-01 | 1995-12-12 | Hakodate Seimo Sengu Kk | 遊泳施設 |
JPH1015257A (ja) * | 1996-07-04 | 1998-01-20 | Hikari Planning Kk | レ−シングコ−ス構成装置 |
JP2005095250A (ja) * | 2003-09-22 | 2005-04-14 | Toyoda Gosei Kyushu Kk | 浮設ワイヤ調整装置および浮設ワイヤ設置方法 |
JP2010507042A (ja) * | 2006-10-18 | 2010-03-04 | ビョン スー キム | 波力エネルギー変換装置 |
-
2014
- 2014-05-19 JP JP2014103576A patent/JP6005688B2/ja not_active Ceased
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01157800U (ja) * | 1988-04-22 | 1989-10-31 | ||
JPH07324505A (ja) * | 1994-06-01 | 1995-12-12 | Hakodate Seimo Sengu Kk | 遊泳施設 |
JPH1015257A (ja) * | 1996-07-04 | 1998-01-20 | Hikari Planning Kk | レ−シングコ−ス構成装置 |
JP2005095250A (ja) * | 2003-09-22 | 2005-04-14 | Toyoda Gosei Kyushu Kk | 浮設ワイヤ調整装置および浮設ワイヤ設置方法 |
JP2010507042A (ja) * | 2006-10-18 | 2010-03-04 | ビョン スー キム | 波力エネルギー変換装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6084323B1 (ja) * | 2016-05-17 | 2017-02-22 | 有限会社トータスコーポレーション | 高さ調整装置及び高さ調整システム |
JP2017205212A (ja) * | 2016-05-17 | 2017-11-24 | 有限会社トータスコーポレーション | 高さ調整装置及び高さ調整システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6005688B2 (ja) | 2016-10-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2607492C2 (ru) | Соединительный элемент для швартовочной системы и его применение | |
CN105494178B (zh) | 浮式网箱水下易拆卸绑定结构 | |
WO2008144403A1 (en) | Pull in - pay out mooring system and method of using the same | |
US9745023B2 (en) | Water anchors | |
KR101341563B1 (ko) | 해저 케이블 보호장치 | |
JP6005688B2 (ja) | ワイヤ張力調整装置 | |
MY161515A (en) | Hoisting method and assembly for abandoning and/or recovering an underwater pipeline from a laying vessel, and laying vessel equipped with such a hoisting assembly | |
JP5255078B2 (ja) | 中層浮魚礁の回収方法 | |
EP3186140B1 (en) | A signal buoy for attaching to a submerged object | |
KR101411946B1 (ko) | 정선장비 | |
KR20200053961A (ko) | 펜더 대빗 장치 | |
JP6443687B2 (ja) | ワイヤ張力調整装置 | |
KR101498247B1 (ko) | 선박용 앵커 체인 | |
JP4222170B2 (ja) | 浮設ワイヤ調整装置および浮設ワイヤ設置方法 | |
US20190276284A1 (en) | Cable tensioning device | |
KR101816274B1 (ko) | 윈치 보호용 닻 | |
JP2015097448A (ja) | ケーブルの敷設方法およびケーブルの敷設構造 | |
CN109515622B (zh) | 一种双卷筒式潮差补偿系泊装置 | |
JP3226996U (ja) | 停泊装置 | |
JP6429080B2 (ja) | ワイヤ張力調整装置 | |
KR101551795B1 (ko) | 선박의 앵커링 장치 | |
KR102273202B1 (ko) | 멍 설치 로프 절단 장치 | |
JP2016217078A (ja) | 汚濁防止膜 | |
KR101179733B1 (ko) | 부유식 물체용 앵커 회수장치 | |
KR200478161Y1 (ko) | 해상 부유구조물 계류줄의 표류 및 부유 방지를 위한 앵커장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160412 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160413 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160610 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160809 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160907 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6005688 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
RVOP | Cancellation by post-grant opposition |