JP2015217008A - 測定台及び分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】血液成分の情報を多く含んだ光を受光することができる測定台を提供する。【解決手段】指3が設置される第1面16及び第2面17を有する本体部15と、第1面16及び第2面17が向く側に投光する投光部23と、投光部23が投光した光30が乱反射した光30を受光する受光部24と、を備え、第1面16から第2面17にかけて溝部22が設置され、投光部23と受光部24とは溝部22に設置されている。【選択図】図3

Description

本発明は、測定台及び分析装置に関するものである。
近赤外光や赤外光を用いて人体の血糖値、血圧脈拍を測定する方法が検討されている。腕に巻くベルトに光センサーが設置された測定装置が特許文献1に開示されている。それによると、測定装置本体は測定プローブを備え、測定プローブにはベルトが設置されている。ベルトを人体の腕に巻いて測定プローブを固定する。そして、ベルトの腕側の面に光センサーが設置される。腕に巻くベルトの長さを調整し、光センサーを肌に密着させて測定装置が用いられる。
光センサーが肌から離れると光センサーが出力する信号のノイズ成分が多くなる。測定プローブでは光センサーを腕に押し付けて用いられる。測定プローブには光センサー、圧力センサー及び測定プローブを腕に押圧する押圧装置が設置されている。そして、圧力センサーは測定プローブを押し付ける圧力を検出し押圧装置が適正な圧力で測定プローブを腕に押圧する。
測定装置は検出した赤外光を分光してスペクトルデータを得る。生体の皮膚には毛細血管があり、皮膚の表面に照射する赤外光の一部が毛細血管に吸収される。特定の波長において毛細血管に吸収される赤外光と血液成分とには相関がある。従って、検出された特定の波長における光強度と被検体である腕の血液成分濃度との間には相関がある。これにより、血中グルコース濃度を検出することができる。
特開2006−55528号公報
人体の腕の表面には毛細血管が少ないので、光が血液に吸収され難い。指先には毛細血管が多いので、特許文献1に記載の方法より効率良く血液の情報を検出することが期待できる。一方、指先は柔らかいので、測定台に指を押圧すると血管が押しつぶされる。その結果、指先から血液が移動するので、血液成分を検出し難くなる。そこで、血液成分の情報を多く含んだ光を受光することができる測定台が望まれていた。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例にかかる測定台であって、被測定物が設置される設置面を有する本体部と、前記設置面が向く側に投光する投光部と、前記投光部が投光した光が乱反射した光を受光する受光部と、を備え、前記設置面に溝部が設置され、前記投光部と前記受光部とは前記溝部に設置されていることを特徴とする。
本適用例によれば、測定台は本体部を備えている。本体部には被測定物が設置される設置面が設置されている。設置面に溝部が設置され溝部には投光部及び受光部が設置されている。
設置面を押圧するように被測定物が設置される。投光部から光が投光され、投光された光は被測定物を照射する。光は被測定物の表面に近い場所で反射する。被測定物には毛細血管が多く存在する。被測定物を照射した光のうち特定の波長の光は血管に吸収される。被測定物で吸収される光は血管内の血液の成分に対応して変化する。そして、被測定物で反射した光の一部は受光部を照射し、受光部は被測定物で反射した光を入力する。これにより、受光部が入力した光は被測定物の血液成分の情報を含んだ光となっている。
光が照射される被測定物に血液が多い程、血管に吸収される特定の波長の光の強度が大きくなる。そして、被測定物で乱反射した光は血液成分の情報を多く含んだ光となる。本体部には設置面に溝部が設置されている。そして、溝部では被測定物を押圧する力が小さいので血管内の血液を多くすることができる。従って、受光部は血液成分の情報を多く含んだ光を受光することができる。
[適用例2]
上記適用例にかかる測定台において、前記設置面には被測定物が押圧され、前記受光部は前記溝部の底面に設置され、前記溝部の深さは前記溝部の底面に前記被測定物が触れる深さであることを特徴とする。
本適用例によれば、設置面に被測定物が押圧される。設置面に溝部が設置され、溝部の底面に被測定物が触れる。溝部の底面には受光部が設置されているので被測定物は受光部に接触する。これにより、被測定物と受光部との間には空気が介在することを抑制することができる。従って、被測定物で乱反射する光は受光部で被測定物に向けて反射することを抑制することができる。その結果、受光部は被測定物で乱反射する光を効率良く受光することができる。
[適用例3]
上記適用例にかかる測定台において、前記溝部の深さは0.5mm〜2mmであり、前記溝部の幅は3mm〜5mmであることを特徴とする。
本適用例によれば、溝部の深さは0.5mm〜2mmであり、溝部の幅は3mm〜5mmである。このとき、第1面及び第2面を押圧する被測定物を溝部の底面に位置する受光部に接触させることができる。
[適用例4]
上記適用例にかかる測定台において、前記設置面は第1面と、前記第1面と交差する第2面と、を有し、前記第1面と前記第2面とがなす角度は15度〜50度であることを特徴とする。
本適用例によれば、第1面と第2面とがなす角度は15度〜50度となっている。被測定物が第1面と第2面とを押圧するとき、第1面と第2面とが交差する場所では被測定物が押圧する力が第1面及び第2面に比べて弱くなる。第1面と第2面とがなす角度が15度〜50度のとき、第1面と第2面とが交差する場所に近い場所に滞在する血液量を多くすることができる。
[適用例5]
上記適用例にかかる測定台において、前記溝部は平面形状が円または楕円であることを特徴とする。
本適用例によれば、溝部の平面形状が円または楕円となっている。溝部は中央付近の幅が広い為、被測定物が溝部に入り易くなる。その結果、被測定物を溝部の底面に接触し易くすることができる。
[適用例6]
上記適用例にかかる測定台において、前記第1面は前記第1面が延在する第1方向と直交する断面が円弧状であり、前記第2面は前記第2面が延在する第2方向と直交する断面が円弧状であることを特徴とする。
本適用例によれば、第1面及び第2面が円弧状となっている。被測定物の表面が円弧状のとき被測定物を第1面及び第2面に接触させる面積を広くすることができる。その結果、被測定物を所定の場所に合うように設置し易くすることができる。
[適用例7]
本適用例にかかる分析装置であって、測定台と、前記測定台に光を供給する光源部と、前記測定台にて受光した光を分析する分析部と、を備え、前記測定台は、被測定物が設置される設置面を有する本体部と、前記設置面が向く側に投光する投光部と、前記投光部が投光した光が乱反射した光を受光する受光部と、を備え、前記設置面に溝部が設置され、前記投光部と前記受光部とは前記溝部に設置されていることを特徴とする。
本適用例によれば、分析装置は光源部を備えている。光源部は光を測定台の投光部に供給する。測定台には被測定物が設置され、光は投光部から被測定物に投光される。光は被測定物で反射する。被測定物で吸収される光は血管内の血液の成分に対応して変化する。そして、被測定物で反射した光の一部は受光部を照射し、受光部は被測定物で反射した光を入力する。これにより、受光部が入力した光は被測定物の血液成分の情報を含んだ光となっている。反射した光は受光部にて受光され分析部に出力される。分析部では光を分析することにより血液成分の情報を得ることができる。
光が照射される被測定物に血液が多い程、血管に吸収される特定の波長の光の強度が大きくなる。そして、被測定物で反射した光は血液成分の情報を多く含んだ光となる。本体部には設置面に溝部が設置されている。そして、溝部では被測定物を押圧する力が小さいので血管内の血液を多くすることができる。従って、受光部は血液成分の情報を多く含んだ光を受光することができる。
第1の実施形態にかかわる生体計測装置の構成を示すブロック図。 (a)は測定台の構造を示す概略斜視図、(b)は測定台の構造を示す模式平面図。 (a)は測定台の構造を示す模式断面図、(b)は測定するときの指の状態を説明するための模式図。 第2の実施形態にかかわり、(a)及び(b)は、測定台の構造を示す模式平面図。 第3の実施形態にかかわり、(a)〜(c)は、測定台の構造を示す模式側断面図、(d)は、測定台の構造を示す模式平面図。 変形例にかかわり、測定台の構造を示す模式断面図。
本実施形態では、測定台に指を設置して計測する生体計測装置と、この生体計測装置を用いて非侵襲的に血糖値を測定する生体計測方法との特徴的な例について、図に従って説明する。以下、実施形態について図面に従って説明する。尚、各図面における各部材は、各図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各部材毎に縮尺を異ならせて図示している。
(第1の実施形態)
第1の実施形態にかかわる生体計測装置について図1〜図3に従って説明する。図1は、生体計測装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、分析装置としての生体計測装置1は測定台2を備えている。測定台2の表面は人体の被測定物としての指3の形状に凹部4が形成されている。そして、指3が凹部4に設置される。測定台2には凹部4と連通する第1孔15aと第2孔15bが設置されている。
第1孔15aには第1光ファイバー5が設置されている。第1光ファイバー5は光源部6と接続されている。光源部6にはハロゲン光源が内蔵されている。第2孔15bには第2光ファイバー7が設置されている。第2光ファイバー7は制御装置8内の分光光度計部9に接続されている。
分光光度計部9は分光器及びフォトダイオードを備えている。分光器は回折格子、凹面鏡、スリットを組み合わせて構成されている。第2光ファイバー7により導かれた光は回折格子に照射される。光は回折格子を通過することにより波長に応じた角度で進行方向が曲げられる。つまり、波長に応じて分光される。分光した光は凹面鏡を照射する。凹面鏡にて反射した光はスリットを照射する。凹面鏡にはモーターが設置され、モーターは凹面鏡を回転させる。そして、所定の波長の光がスリットを通過するように凹面鏡の回転角度が調整される。スリットを通過した光はフォトダイオードにより電気信号に変換される。これにより、分光光度計部9は所定の波長の光強度を測定することができる。分光光度計部9はAD(アナログ/デジタル)変換回路を備え、光スペクトルの測定結果をデジタルデータにして出力する。
制御装置8には他にもインターフェイス部10、記憶部11及び演算部12を備えている。インターフェイス部10には光源部6の他にも入力部13及び表示部14が接続されている。入力部13はキーボード、マウスポインター等であり、操作者が制御装置8に指示情報を入力する装置である。表示部14は液晶ディスプレイ等の表示装置であり、生体計測装置1が計測した結果や計測状況を操作者に知らせる装置である。
記憶部11には光源部6が出力する光スペクトルのデータ、分光光度計部9が検出した光の強度と指3内を流動する血液の血糖値との関係を示すデータ等が記憶されている。
演算部12はCPU等により構成され光源部6の制御を行う。他にも、演算部12は分光光度計部9が検出する光スペクトルのデータと記憶部11に記憶されたデータを用いて血糖値の演算を行う。分光光度計部9、記憶部11及び演算部12により分析部が構成されている。
次に、生体計測装置1の動作を説明する。まず、測定台2に指3を設置する。次に、操作者が入力部13を用いて測定開始の指示を入力する。演算部12は光源部6を駆動させて第1光ファイバー5に光を出力させる。光は第1光ファイバー5を通過して測定台2から指3に光を照射する。
指3に照射された光は指3の内部の浅い場所で乱反射する。指3には毛細血管が多い。そして、光の一部は毛細血管の血液に吸収される。このとき、所定の波長の光が血液に吸収される光の強度は血液の成分濃度と相関がある。
指3の内部で乱反射した光の一部は第2光ファイバー7を通過し分光光度計部9に出力される。分光光度計部9は光を分光して光スペクトルのデータを演算部12に出力する。演算部12は光スペクトルのデータと記憶部11に記憶されている光源部6の光スペクトルデータとを比較する。そして、演算部12は血液により吸収された波長と強度を推定する。そして、演算部12は所定の波長における光吸収量と血中成分との関係を示す表を用いて血中成分を推定する。本実施形態では例えば、波長が920nm及び988nmの場所の光強度から血中のグルコース濃度を推定する。次に、演算部12は検出した光スペクトルデータと血液中のグルコース濃度とを表示部14に表示する。
図2(a)は測定台の構造を示す概略斜視図である。図2(a)に示すように、測定台2は本体部15を備え、本体部15には設置面としての第1面16と第1面16に交差する設置面としての第2面17とが設置されている。第1面16及び第2面17は指3を設置する設置面となっている。第1面16は第1方向18に延びる仮想線を中心とする円弧状の面が第1方向18に延びている。つまり、第1面16は第1方向18と直交する断面が円弧状になっている。同様に、第2面17は第2方向21に延びる仮想線を中心とする円弧状の面が第2方向21に延びている。つまり、第2面17は第2方向21と直交する断面が円弧状になっている。人体の指3の表面も円弧状であることから指3を第1面及び第2面に接触させる面積を広くすることができる。その結果、生体の指を所定の場所に合うように設置し易くすることができる。
第1面16と第2面17とは交差し、第1面16と第2面17とに渡って溝部22が設置されている。溝部22の第1面16側には第1孔15aが設置されている。そして、第1孔15aに第1光ファイバー5の一端が設置されて投光部23となっている。溝部22の第2面17側には第2孔15bが設置されている。そして、第2孔15bに第2光ファイバー7の一端が設置されて受光部24となっている。投光部23は第1面16が向く側に投光し、受光部24は投光部23が投光した光が乱反射した光を受光する。
図2(b)は測定台の構造を示す模式平面図である。図3(a)は測定台の構造を示す模式断面図であり、図2(a)のA−A’線に沿う断面側から見た図である。図2(b)及び図3(a)に示すように、溝部22は指3の腹と向かい合うように第1方向18から第2方向21にかけて延在する。溝部22の深さは溝部22の底面に指3が触れる深さとなっている。溝部22の底面には受光部24が設置されているので指3は受光部24に接触する。これにより、指3と受光部24との間には空気が介在することを抑制することができる。従って、指3で反射する光は受光部24で指3側に反射することを抑制することができる。その結果、受光部24は指3で反射する光を効率良く入力することができる。
また、溝部22の底面には投光部23が設置されているので指3は投光部23に接触する。これにより、指3と投光部23との間には空気が介在することを抑制することができる。従って、投光部23から投光する光は指3で投光部23側に反射することを抑制することができる。その結果、投光部23は指3に向けて効率良く投光することができる。
溝部22の幅25は3mm〜5mmが好ましい。幅25は3.5mm〜4.5mmがさらに好ましい。そして、溝部22の深さ26は0.5mm〜2mmが好ましい。深さ26は1mm〜1.5mmがさらに好ましい。このとき、第1面16及び第2面17を押圧する指3が溝部22に向かって突出し、指3を溝部22の底面に接触させることができる。
第1面16と第2面17とがなす角度27は15度〜50度が好ましい。角度27は25度〜35度がさらに好ましく、30度がさらに好ましい。指3が第1面16と第2面17とを押圧するとき、第1面16と第2面17とが交差する場所では指3が押圧する力が第1面16及び第2面17に比べて弱くなる。角度27が上記の角度のとき、第1面16と第2面17とが交差する場所に近い場所に滞在する血液量を多くすることができる。
図3(b)は測定するときの指の状態を説明するための模式図であり、図3(a)の一部を拡大した図である。図3(b)に示すように、測定時には本体部15の第1面16及び第2面17に合わせて指3が設置される。そして、指3の図中上側には固定部28が設置され、固定部28上には錘29が設置される。固定部28は指3に向かう側が凹んだ第3面28aが形成されている。第1面16、第2面17及び第3面28aにより指3を固定する。そして、錘29により指3が第1面16及び第2面17に押圧される。錘29の重量は特に限定されないが例えば300g〜2kgの間で指3の大きさに合わせて選択するのが好ましい。
投光部23から光30が投光される。投光された光30は指3を照射する。光30は指3の表面に近い場所で乱反射する。指3には毛細血管が多く存在する。指3を照射した光のうち特定の波長の光は血管に吸収される。指3で吸収される光30の波長は血管内の血液の成分に対応して変化する。そして、指3で反射した光の一部は受光部24を照射し、受光部24は指3で乱反射した光30を受光する。受光部24が受光する光30は血液成分の情報を含んだ光30となっている。
光30が照射される指3に血液が多い程、血管に吸収される特定の波長の光30の強度が大きくなる。そして、指3で反射した光30は血液成分の情報を多く含んだ光30となる。本体部15には第1面16と第2面17とに渡って溝部22が設置されている。そして、溝部22では指3を押圧する力が小さいので、指3において溝部22に近い測定領域31では血管内の血液を多くすることができる。従って、受光部24は血液成分の情報を多く含んだ光30を受光することができる。
上述したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)本実施形態によれば、本体部には第1面16と第2面17とに渡って溝部22が設置されている。そして、溝部22では指3を押圧する力が小さいので血管内の血液を多くすることができる。従って、受光部24は血液成分の情報を多く含んだ光30を受光することができる。
(2)本実施形態によれば、第1面16から第2面17にかけて溝部22が設置され、溝部22の底面に指3が触れる。溝部22の底面には受光部24が設置されているので指3は受光部24に接触する。これにより、指3と受光部24との間には空気が介在することを抑制することができる。従って、指3で乱反射する光30が受光部24で指3に向けて反射することを抑制することができる。その結果、受光部24は指3で乱反射する光30を効率良く入力することができる。
(3)本実施形態によれば、溝部22の深さは0.5mm〜2mmであり、溝部22の幅は3mm〜5mmである。このとき、第1面及び第2面を押圧する指3を溝部22の底面に接触させることができる。
(4)本実施形態によれば、第1面16と第2面17とがなす角度は15度〜50度となっている。指3が第1面16と第2面17とを押圧するとき、第1面16と第2面17とが交差する場所では指3が押圧する力が第1面16及び第2面17に比べて弱くなる。第1面16と第2面17とがなす角度が15度〜50度のとき、第1面16と第2面17とが交差する場所に近い場所に滞在する血液量を多くすることができる。
(5)本実施形態によれば、第1面16及び第2面17が円弧状となっている。指3の表面が円弧状のとき指3を第1面16及び第2面17に接触させる面積を広くすることができる。その結果、指3を所定の場所に合うように設置し易くすることができる。
(第2の実施形態)
次に、測定台の一実施形態について図4(a)及び(b)の測定台の構造を示す模式平面図を用いて説明する。本実施形態が第1の実施形態と異なるところは、溝部22の平面形状が異なる点にある。尚、第1の実施形態と同じ点については説明を省略する。
すなわち、本実施形態では図4(a)に示すように測定台33は本体部34を備えている。本体部34には第1面16と第1面16に交差する第2面17とが設置されている。そして、第1面16から第2面17にかけて指3の腹と向かい合うように溝部35が設置されている。溝部35の底面には第1孔34a及び第2孔34bが設置されている。
第1孔34aには第1光ファイバー5が挿入され、第1孔34a及び第1光ファイバー5により投光部23が構成されている。第2孔34bには第2光ファイバー7が挿入され、第2孔34b及び第2光ファイバー7により受光部24が構成されている。
溝部35の平面形状は楕円形となっている。溝部35は中央付近の幅が広い為、指3の一部が溝部35に入り易くなる。その結果、指3を溝部35の底面に接触し易くすることができる。これにより、指3と受光部24との間に空気が入らないので、受光部24における光30の反射を抑制して効率よく光30を受光部24に入力させることができる。
図4(b)に示すように測定台36は本体部37を備えている。本体部37には第1面16と第1面16に交差する第2面17とが設置されている。そして、第1面16から第2面17にかけて指3の腹と向かい合うように溝部38が設置されている。溝部38の底面には第1孔37a及び第2孔37bが設置されている。
第1孔37aには第1光ファイバー5が挿入され、第1孔37a及び第1光ファイバー5により投光部23が構成されている。第2孔37bには第2光ファイバー7が挿入され、第2孔37b及び第2光ファイバー7により受光部24が構成されている。
溝部38の平面形状は円形となっている。溝部38は中央付近の幅が広い為、指3の一部が溝部38に入り易くなる。その結果、指3を溝部38の底面に接触し易くすることができる。これにより、指3と受光部24との間に空気が入らないので、光30の反射を抑制して効率よく光30を受光部24に入力させることができる。
(第3の実施形態)
次に、測定台の一実施形態について図5を用いて説明する。図5(a)〜(c)は、測定台の構造を示す模式側断面図であり、図5(d)は、測定台の構造を示す模式平面図である。本実施形態が第1の実施形態と異なるところは、指3を測定する場所や第1光ファイバー5及び第2光ファイバー7の配置が異なる点になる。尚、第1の実施形態と同じ点については説明を省略する。
すなわち、本実施形態では図5(a)に示すように、測定台41は本体部42を備えている。本体部42には第1面16と第1面16に交差する第2面17とが設置されている。そして、第2面17には指3の腹と向かい合うように溝部43が設置されている。溝部43の底面には第1孔42a及び第2孔42bが設置されている。
第1孔42aには第1光ファイバー5が挿入され、第1孔42a及び第1光ファイバー5により投光部23が構成されている。第2孔42bには第2光ファイバー7が挿入され、第2孔42b及び第2光ファイバー7により受光部24が構成されている。
投光部23と受光部24とは指3の幅方向44に並んで設置されている。指3の幅方向44は指3の背中と腹とを結ぶ方向と直交する方向である。指3を本体部42に押圧するとき測定領域31には圧力が加わらないので血液を滞留させることができる。このときにも、指3の腹側で圧力が小さい測定領域31に投光部23から光30を照射することができる。そして、指3の測定領域31で乱反射した光30を受光部24が効率良く受光することができる。
図5(b)に示すように、測定台45は本体部46を備えている。本体部46には第1面16と第1面16に交差する第2面17とが設置されている。そして、第2面17には指3の腹と向かい合うように溝部47が設置されている。溝部47の底面には第1孔46a及び第2孔46bが設置されている。
第1孔46aには第1光ファイバー5が挿入され、第1孔46a及び第1光ファイバー5により投光部23が構成されている。第2孔46bには第2光ファイバー7が挿入され、第2孔46b及び第2光ファイバー7により受光部24が構成されている。
投光部23と受光部24とは指3の幅方向44に並んで設置されている。そして、指3の腹側で圧力が小さい測定領域31に投光部23から光30を投光する。さらに、第1光ファイバー5と第2光ファイバー7とは所定の角度で交差するように配置されている。これにより、投光部23からは受光部24側に向けて光30が投光され、指3の内部で光30が乱反射する測定領域31を受光部24に近づけることができる。従って、指3の測定領域31で乱反射した光30を効率良く受光部24に入力させることができる。
図5(c)に示すように、測定台48は本体部49を備えている。本体部49には第1面16と第1面16に交差する第2面17とが設置されている。そして、第2面17には指3の腹と向かい合う場所に溝部50が設置されている。溝部50の底面には第1孔49a及び第2孔49bが設置されている。
第1孔49aには第1光ファイバー5が挿入され、第1孔49a及び第1光ファイバー5により投光部23が構成されている。第2孔49bには第2光ファイバー7が挿入され、第2孔49b及び第2光ファイバー7により受光部24が構成されている。
投光部23と受光部24とは第2方向21に並んで設置されている。そして、指3の腹側で圧力が小さい測定領域31に投光部23から光30を投光する。これにより、投光部23から測定領域31に向けて光30が投光され、指3の測定領域31で乱反射した光30を受光部24が受光することができる。従って、指3の測定領域31で乱反射した光30を受光部24が受光することができる。
図5(d)に示すように、測定台51は本体部52を備えている。本体部52には指3の側面と向かい合って接触するように側壁53が設置され、側壁53には第2方向21に延在する溝部54が設置されている。溝部54の底面には第1孔52a及び第2孔52bが設置されている。溝部54の底面は指3の側面と対向する面となっている。
第1孔52aには第1光ファイバー5が挿入され、第1孔52a及び第1光ファイバー5により投光部23が構成されている。第2孔52bには第2光ファイバー7が挿入され、第2孔52b及び第2光ファイバー7により受光部24が構成されている。投光部23と受光部24とは第2方向21に並んで設置されている。
本体部52において指3を挟んで側壁53の反対側には可動板55が設置されている。可動板55は第2方向21に長く延在する板状の部材である。可動板55において指3の反対側にはコイルばね56が設置されている。コイルばね56が可動板55を付勢し、可動板55が指3を側壁53に押圧する。従って、指3は側壁53に押圧される。
指3を本体部52に押圧するとき溝部54と向かい合う測定領域31では圧力が小さいので、測定領域31に血液を滞留させることができる。このときにも、指3の側面で圧力が小さい測定領域31に投光部23から光30を照射することができる。そして、指3の側面の測定領域31で乱反射した光30を受光部24が効率良く受光することができる。
尚、本実施形態は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で当分野において通常の知識を有する者により種々の変更や改良を加えることも可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)
前記第1の実施形態では、第1光ファイバー5を用いて光30を投光部23に導光した。光源部6から直接投光部23に光30を出力しても良い。第1光ファイバー5を削減できるので生産性良く生体計測装置1を製造することができる。
(変形例2)
前記第1の実施形態では、第2光ファイバー7を用いて光30を分光光度計部9に導光した。受光部24に分光光度計部9を設置しても良い。第2光ファイバー7を削減できるので生産性良く生体計測装置1を製造することができる。
(変形例3)
前記第1の実施形態では、固定部28及び錘29により指3が本体部15に押圧された。本体部15に吸引用の管を設置して、指3を吸引することにより本体部15に押圧しても良い。
(変形例4)
図6は、測定台の構造を示す模式断面図である。前記第1の実施形態では、第1光ファイバー5及び第2光ファイバー7が溝部22まで到達していた。図6に示すように、第1光ファイバー5及び第2光ファイバー7は溝部22より凹んだ位置に設定されていても良い。投光部23では第1光ファイバー5と溝部22との間に遮光リング57が設置されている。遮光リング57の内径は第1光ファイバー5の外径より小さくなっている。例えば、本変形例では第1光ファイバー5の外径が5mmであり、遮光リング57の内径は3mmとなっている。遮光リング57は本体部15に固定されており、遮光リング57は第1光ファイバー5の先端と指3との距離を所定の距離に維持する。遮光リング57により指3が第1光ファイバー5の先端に接触することが防止される為、第1光ファイバー5に油脂や塵が付着することを防止することができる。
また、遮光リング57は第1光ファイバー5から投光される光30の分布を規制する。
光30は遮光リング57の孔を通過して進行する。このとき、遮光リング57により光30が測定領域31に進行するように規制される。これにより、受光部24ではノイズ成分の少ない光30を受光することができる。遮光リング57は例えば本変形例では炭素を含んだ樹脂により形成されている。
同様に、受光部24では第2光ファイバー7と溝部22との間に遮光リング57が設置されている。遮光リング57の内径は第2光ファイバー7の外径より小さくなっている。例えば、本変形例では第2光ファイバー7の外径が5mmであり、遮光リング57の内径は3mmとなっている。遮光リング57は第2光ファイバー7の先端と指3との距離を所定の距離に維持する。遮光リング57により指3が第2光ファイバー7の先端に接触することが防止される為、第2光ファイバー7に油脂や塵が付着することを防止することができる。
また、遮光リング57は第2光ファイバー7が受光する光の進行方向を規制する。遮光リング57により測定領域31から進行した光30を受光するように規制される。これにより、受光部24ではノイズ成分の少ない光30を受光することができる。
1…分析装置としての生体計測装置、2,33,36,41,45,48,51…測定台、3…被測定物としての指、9…分析部としての分光光度計部、11…分析部としての記憶部、12…分析部としての演算部、15,34,37,42,46,49,52…本体部、16…設置面としての第1面、17…設置面としての第2面、22,35,38,43,47,50,54…溝部、23…投光部、24…受光部、25…幅、26…深さ、27…角度、30…光。

Claims (7)

  1. 被測定物が設置される設置面を有する本体部と、
    前記設置面が向く側に投光する投光部と、
    前記投光部が投光した光が乱反射した光を受光する受光部と、を備え、
    前記設置面に溝部が設置され、前記投光部と前記受光部とは前記溝部に設置されていることを特徴とする測定台。
  2. 請求項1に記載の測定台であって、
    前記設置面には被測定物が押圧され、
    前記受光部は前記溝部の底面に設置され、
    前記溝部の深さは前記溝部の底面に前記被測定物が触れる深さであることを特徴とする測定台。
  3. 請求項2に記載の測定台であって、
    前記溝部の深さは0.5mm〜2mmであり、前記溝部の幅は3mm〜5mmであることを特徴とする測定台。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の測定台であって、
    前記設置面は第1面と、前記第1面と交差する第2面と、を有し、
    前記第1面と前記第2面とがなす角度は15度〜50度であることを特徴とする測定台。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の測定台であって、
    前記溝部は平面形状が円または楕円であることを特徴とする測定台。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の測定台であって、
    前記第1面は前記第1面が延在する第1方向と直交する断面が円弧状であり、前記第2面は前記第2面が延在する第2方向と直交する断面が円弧状であることを特徴とする測定台。
  7. 測定台と、
    前記測定台に光を供給する光源部と、
    前記測定台にて受光した光を分析する分析部と、を備え、
    前記測定台は、
    被測定物が設置される設置面を有する本体部と、
    前記設置面が向く側に投光する投光部と、
    前記投光部が投光した光が乱反射した光を受光する受光部と、を備え、
    前記設置面に溝部が設置され、前記投光部と前記受光部とは前記溝部に設置されていることを特徴とする分析装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018143582A (ja) * 2017-03-07 2018-09-20 株式会社エー・アンド・デイ 血圧測定装置

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