JP4548076B2 - 光式生体情報測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光により生体情報を測定する光式生体情報測定装置に関するものである。例えば、局所皮下脂肪厚を測定する光式脂肪厚測定装置や筋肉の組織酸素濃度を測定する組織酸素濃度測定装置などに関する。
従来の局所脂肪厚などの生体情報を測定する光式生体情報測定装置としては、生体表面に発光部と受光部を配置し拡散反射光から脂肪厚を測定しているものがあった(例えば、特許文献1参照)。
図20は、従来の皮下脂肪厚計測装置のブロック図である(例えば、特許文献1参照。)。CPU1からの指令により駆動回路2によって発光素子3が駆動され、近赤外光を発する。この近赤外光は、皮下脂肪4を通り、散乱吸収を受け、その拡散反射光は受光素子5、6、7によって受光される。CPU1は、測定部位選択入力部10でボタンにより選択されている測定部位に応じて、受光素子5、6、7のいずれの出力を適用するかを決定し、アナログスイッチ8を動作させる。そして、アナログスイッチ8でいずれか一つの受光入力が選択され、AMP9を介してCPU1に取り込まれる。そして、CPU1はその受光入力に基づいて演算し、測定結果を測定値表示部50に表示する。
また、他の従来技術として、さらに複数の異なる光路長が得られるように発光素子と受光素子を配置し、受光素子で得られた異なる光路長に対する複数の受光量から皮膚の色等のバラツキ補正を行ったものもあった(例えば、特許文献2参照)。
また、他の従来技術として、さらに、生体に測定プローブを押し当てる力を計測したり、測定プローブを突起形状とすることで、脂肪厚の変動を補正し、安定化させて測定再現性を向上させるものがあった。(例えば特許文献3参照。)
特開平11−239573号公報(例えば、第6図) 特開2000−155091号公報(例えば、第4図) 特開2003−310575号公報
しかしながら、従来の構成の皮下脂肪厚計測装置では、生体との接触部である測定面が平面であり、使用者が測りたい測定部位をその測定面のどこに当てればよいかがわかりにくい構造であった。また、発光素子から発光される光も人の目には見えない赤外光であるため、使用者が測定したいところが測れているかがわからなかった。また、測定部位の位置合わせが難しく、測定ごとに測定位置ずれが生じ、測定再現性が悪化していた。生体は皮下脂肪の厚みが均一ではないので、測定ごとに位置がずれてしまうだけで、大きな測定誤差が生じていた。運動や、エステなどの痩身の効果を計測する上で、位置ずれによる測定誤差が大きいことは効果の確認において大きな問題であり、常に同じ位置で計測する必要があった。
また、従来の構成の皮下脂肪厚計測装置では、特に皮下脂肪が気になる二の腕や大腿部の裏側や背中などの部位の自己測定においては、測定部位が測定者から見えにくく、このため測定するごとに測定位置のずれにより測定再現性が悪化し、自己測定ができないという課題を有していた。特に、二の腕の裏側は皮下脂肪の厚みが均一ではないので、測定ごとに位置がずれてしまうと、位置ずれだけで大きな測定誤差が生じていた。
本発明は、上記従来の課題を考慮して、位置合わせ精度が良く生体情報を測定できる光式生体情報測定装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の本発明は、生体表面に配置されるための測定面と、
目印を生体表面の測定すべき部位に表示する目印表示部と、
前記生体表面に所定の波長の光を照射する発光部と、
前記生体表面に照射され、前記生体から帰還した光を受光する受光部と、
前記測定面が前記生体の表面に接したことを検知する接触検知部を備え、
前記測定面は、その表面の一部が可視光の一部もしくは全部を反射するものであり、
前記目印表示部は、前記測定すべき部位を照明するための可視光を照射する可視光源であり、
前記接触検知部は、前記受光部で受光される光の受光量の変化に基づいておよび/または前記測定面と前記生体との密着を検出することによって、前記測定面が前記生体の表面に接したことを判断するものであり、
前記測定面が前記生体の表面に接したことを前記接触検知部が検知した後に、前記可視光源からの可視光の照射が停止されるものである
光式生体情報測定装置である。
第2の本発明は、前記可視光源が、前記測定面の端部に配置されている、第1の本発明の光式生体情報測定装置である。
第3の本発明は、前記可視光源が照射する前記可視光の色は赤色である、第1の本発明の光式生体情報測定装置である。
第4の本発明は、前記測定面が鏡面を呈している、第1の本発明の光式生体情報測定装置である。
第5の本発明は、さらに、前記受光部で受光した前記生体内を伝播した前記光の受光量に基づいて局所脂肪厚を算出する演算部を備えた、第1の本発明の光式生体情報測定装置である。
第6の本発明は、前記受光部は、前記発光部からの距離が異なる位置に配置されている、それぞれが前記光を受光する2つの受光素子を有しており、
前記演算部は、前記2つの受光素子のそれぞれが受光した2つの受光量の比から前記局所脂肪厚を以下の数式に基づいて、
(数1)
T=A・X1/X2+B
(A、Bは係数、X1、X2はそれぞれ、第1、2受光素子における受光量)
算出する、第5の本発明の光式生体情報測定装置である。
第7の本発明は、前記発光部は、2種類の波長の光を発光することができ、
前記受光部は、前記2種類の波長の光を受光することができ、
さらに、前記受光部で受光される前記2種類の波長の光に対するそれぞれの受光量の比から局所組織酸素濃度を算出する演算部を備える、第1の本発明の光式生体情報測定装置である。
第8の本発明は、前記2種類の波長の光は、実質上650nmの波長を含む光と実質上850nmの波長を含む光である、第7の本発明の光式生体情報測定装置である。
第9の本発明は、前記受光部は、前記可視光源から出される可視光と、前記所定の波長の光とを受光することができ、
さらに、前記受光部で受光される前記可視光と前記所定の波長の光とのそれぞれの受光量の比から局所組織酸素濃度を算出する演算部を備える、第1の本発明の生体情報測定装置である。
第10の本発明は、前記測定面は、凸形状である、第1の本発明の光式生体情報測定装置である。
上記のほか、ここでは下記の特徴を持つものを説明している。
光式生体情報測定装置の、前記受光部で受光される前記光の受光量に基づいて、前記局所脂肪厚を算出する演算部としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
上記のプログラムを担持した記録媒体であって、コンピュータで処理可能な記録媒体である。
前記目印表示部は、前記生体表面上の所定の位置に目印を形成するための目印作成部であり、
前記目印作成部は、前記測定面上に形成された1つ以上の貫通孔を有する、光式生体情報測定装置である。
前記貫通孔は、前記受光部が前記貫通孔を介して外部からの光の影響を受けない位置に配置されている光式生体情報測定装置である。
前記目印表示部は、前記生体表面上の測定すべき位置に目印を形成するための目印作成部であり、
前記測定面には、前記生体表面の測定すべき位置に形成された目印に前記測定面を位置合わせするための位置合わせ部が形成されており、
前記位置合わせ部は、前記目印が形成された生体表面に照射するための位置合わせ光源と、前記位置合わせ光源から前記生体表面に照射され、前記生体表面から反射された光を受光するための少なくとも1つの位置合わせ受光部を有しており、
前記目印は、その光の吸収率または反射率が、前記生体表面上の前記目印が形成されていない部分における光の吸収率または反射率と異なっており、
前記位置合わせ受光部における受光強度に基づいて前記目印に対する前記測定面の位置合わせ状態を判定する、光式生体情報測定装置である。
前記目印作成部が前記生体表面上に作成した目印の位置に、前記位置合わせ部の位置を移動することができる駆動機構をさらに備える光式生体情報測定装置である。
前記位置合わせ部および前記目印作成部は、前記測定面にそれぞれ少なくとも2つ形成されている光式生体情報測定装置である。
前記位置合わせ受光部における受光強度に基づいて位置合わせ状態を判定する演算部をさらに備え、
前記位置合わせ光源は、前記位置合わせ部の中心に配置されており、
前記位置合わせ受光部は、前記位置合わせ光源の周囲に均等な間隔で配置される複数の受光体を有しており、
前記演算部は、前記各受光体において受光される光の強度が、実質上互いに等しいとき、位置合わせ状態と判定し、前記各受光体において受光される光の強度が実質上互いに異なるとき、位置ずれ状態と判定する光式生体情報測定装置である。
前記位置合わせ状態または前記位置ずれ状態を表示するための表示部をさらに備え、
前記演算部は、前記位置ずれ状態と判定したとき、前記位置合わせ状態となるべき方向を前記表示部に表示させる光式生体情報測定装置である。
前記生体表面上の所定の位置に目印を表示する工程と、
前記生体表面に表示された目印に、測定面を位置合わせする工程と、
前記生体表面に所定の波長の光を照射する工程と、
前記生体表面に照射され、生体から帰還した光を受光する工程と、
前記受光した光に基づいて前記生体の情報を測定する、光式生体情報測定方法である。
前記位置合わせ受光部における受光強度に基づいて位置合わせ状態を判定する演算部としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
上記プログラムを担持させ、コンピュータにより処理可能な記録媒体である。
また上記光式生体情報測定装置と、
前記生体に関する情報を入力する入力部と、
前記入力部から入力された情報と、前記光式生体情報測定装置から出力された情報とに基づいて演算を行う演算部と、
前記入力部に入力される情報に対応する生体情報があらかじめ格納されている記憶部と、
前記記憶部にあらかじめ格納されている生体情報および前記演算部によりなされた演算結果を比較する比較部と、を備え、前記生体情報測定装置により測定された情報の判定を行う、生体情報判定装置である。
前記発光部から照射される前記光は近赤外光である光式生体情報測定装置である。
前記測定面の表面の少なくとも一部は、前記発光部から照射される近赤外光を吸収する光式生体情報測定装置である。
前記測定面は、凸形状である光式生体情報測定装置である。
前記生体表面に表示された目印に測定面を位置合わせする工程は、前記目印に、可視光の一部または全部を反射する測定面を、前記測定面に写された前記生体表面を見ながら位置合わせする工程を含む光式生体情報測定方法である。
本発明により、位置合わせ精度良く生体情報を測定できる光式生体情報測定装置を提供することができる。
本発明において、発光部は赤外光を照射する。ここで、発光部が照射する光が近赤外光であることが好ましい。なお、本明細書において、赤外光とは、波長が700nm以上の光を意味し、近赤外光とは、波長が700nm以上、2000nm以下の光を意味する。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1の光式生体情報測定装置である光式脂肪厚計11のブロック図である。
生体12に接触させる測定面13は、直径100mm程度の円盤状の平面であり、鏡面を呈している。光センサであるホトダイオードを有する受光部14が中央付近に配置されている。そして、実質上850nmの波長を含む近赤外光を発光するLEDを有する発光部15が、受光部14から約45mm離れた位置に配置されている。この発光部15と受光部14との距離は35〜50mm程度が皮下脂肪厚計測に適している。
ここで、発光部15は、波長が800〜900nm付近に中心波長がある光を用いると酸化・還元ヘモグロビンや酸化・還元ミオグロビンの変化による吸収率の変動の影響を受けにくくなり、測定再現性が向上して好ましい。
そして、本発明の可視光源の一例である、赤色発光のLEDを有する可視光源16が、発光部15と受光部14の間のほぼ中央の位置に配置されている。可視光源16が赤色を発光することは、肌の色が不健康に見えないので好ましい。
また、測定面13が生体に密着しているかを検出する密着検出部17も、測定面13に配置されている。密着検出部17で密着を検出する方式には、電極により生体12のインピーダンスを図る方式、密着による圧力を検出する方式、近接された発光素子と受光素子により生体の反射光を測定する方式などがある。また、受光部14の受光量が規定値以下となることで密着を検出する構成としてもよく、この場合は他の方式に比べて部品点数を削減できる。また、密着検出部17による密着の検出と受光部14による受光量の変化の両方で密着を検出してもよい。
なお、これらの密着検出部17および受光部14は、本発明の接触検知部を一例として構成する。
演算部18は、受光部14から得られた信号から皮下脂肪厚などの局所生体情報を算出する。そして、演算部18は、その得られた局所生体情報を表示部19に表示させるか、もしくは、通信部20を介して外部の機器に送信する。
また、入力部21では、性別、年齢、計測部位情報を入力することができる。演算部18は、これらの入力された情報と局所生体情報から生体の肥満度合いなどの健康状態情報を演算し、表示部19に表示させることもできる。また、演算部18は、性別、年齢、計測部位情報や健康状態情報も通信部20を介して外部機器に送信させることもできる。また、逆に外部機器から通信部20を通じて、性別、年齢、計測部位情報を取得することもできる。
次に、本実施の形態1の光式生体情報測定装置で局所脂肪厚を測定する動作について説明する。
使用者は、可視光源16から発光される可視光が、生体12の測定部位に当たる位置を観察しながら位置合わせを行う。
図2および図3は、本実施の形態1の光式脂肪厚計11を、二の腕の裏側に位置合わせする方法を示している。
図2のように、使用者は、二の腕の裏側や背中などを自己測定する際、直接観察できない測定部位への位置合わせを、可視光源16から発光される可視光が照らす測定部位の位置を測定面13に写る像を見ながら行うことができる。このように、使用者自身で直接目視ができない測定部位でも位置合わせができるようになり、測定再現性の良い測定が可能となる。ここで、生体12の表面の測定部位に、局所脂肪厚の測定に影響の無い方法で目印を付け、その目印の位置に可視光源16から発光される可視光を合わせるようにすることで、繰り返し正確に位置合わせすることができ、より再現性のよい測定ができる。
光式脂肪厚計11の測定面13が生体12に密着すると、密着検出部17により密着が検出されるか、もしくは受光部14で受光する光の受光量の変化により密着が検出される。生体12への密着を検出すると、可視光源16は消灯され、発光部15のLEDが点灯される。そして、受光部14で得られた、発光部15から発光され生体内を通過した近赤外光の受光量に基づいて、演算部18で局所生体情報である皮下脂肪厚が算出される。
また、音発生部22が、測定開始、測定中および測定終了を音声で案内することにより、使用者は装置本体が見えなくても、測定の進捗を確認することができる。測定終了後に、光式脂肪厚計11を測定部位から離し表示部19を確認することで、スムーズな自己測定が可能となる。
ここで、音発生部22の代わりに、振動発生部23を備えた場合、振動により、測定の進捗をあらわすことができ、静かな測定が可能となる。その場合、耳が不自由な使用者も使用することができる。
また、ここでは、測定面13は可視光を反射する物質でできていることとしたが、測定面13と光式脂肪厚計11の一部を透明にして、可視光源16が照射されている生体12の表面の部分が、光式脂肪厚計11本体を通して見えるようにしてもよい。
このようにすることにより、光式脂肪厚計11が生体12の表面に密着する直前まで、可視光源16により照射されている生体12の位置が確認できるので、測定面13をより正確に測定すべき部位に合わせることができる。
図4は、図1に示す光式脂肪厚計11とは可視光源の位置が異なる光式脂肪厚計35のブロック図を示している。なお、図1と同じ構成要素については、同じ符号を用いている。
図1に示す光式脂肪厚計11では、可視光源16は、発光部15と受光部14の間の測定面13内に配置されていたが、図4の光式脂肪厚計35では、可視光源36は、光式脂肪厚計35の端部に配置されている。
光式脂肪厚計35を生体12の測定すべき部位に位置合わせする際、可視光源36を使用者の見える向きになるように光式脂肪厚計35を配置して位置合わせを行う。このようにすることにより、光式脂肪厚計35が生体12の表面に密着する直前まで、可視光源36に照射されている生体12の位置が確認できるので、より正確に測定部位に合わせることができる。
なお、図4では、可視光源36は測定面13の外側に配置されているが、測定面13内の端の部分に配置されていてもよい。このような場合でも、同様の効果が期待できる。
また、可視光源36は、複数あってもよく、その場合はさらに正確に測定すべき部位に対して測定面13を位置合わせをすることができる。
図5は、図1に示す光式脂肪厚計11とは測定面の形状が異なる光式脂肪厚計31のブロック図を示している。なお、図1と同じ構成要素については、同じ符号を用いている。
図5のように凸形状の鏡面を有する測定面33を形成することで、測定面33に測定部位を広範囲に写し出すことができ、図1に示した光式脂肪厚計11の場合に比べて、さらに位置合わせがしやすくなる。
本実施の形態1の光式脂肪厚計11では、発光部15から発光される近赤外光の波長を850nm付近の波長としたが、750nm付近の波長と850nm付近の波長の2種類の波長の近赤外光を発光させるようにすることで、局所酸素濃度も測定することができる。
すなわち、発光部15を、波長が750nm付近をピークとする第1の発光体と850nm付近をピークとする第2の発光体とが隣接して配置され、これらを連続もしくは間欠的に交互に発光する構成とする。受光部14は、第1の発光体が発光したときの第1の受光量と、第2の発光体が発光したときの第2の受光量との、異なる2つの受光量を得ることができる。この2つの波長では、酸化ヘモグロビン、還元ヘモグロビン、酸化ミオグロビンおよび還元ミオグロビンの吸収割合が大きく異なるので、この2つの受光量から局所酸素濃度を測定することができる。この場合でも、本発明の可視光源16から発光される可視光が照らす測定部位の位置を測定面13に写る像を見ながら位置合わせすることで、自己測定時の直接目視できない部位での位置合わせ精度が向上し、自己測定による局所酸素濃度測定が可能となる。
なお、発光部15が850nm付近をピークとする第2の発光体のみを有し、第1の発光体1の代わりに、可視光源16が利用される構成も考えられる。この場合、可視光源16が発光する光の波長は、650nm付近となるが、演算部18がこれら2つの波長の光の受光量から局所酸素濃度を算出することも可能である。この場合、可視光源16による位置合わせが終了した後、可視光源16と第2の発光体を交互に発光することにより、受光部14がこれら2つの波長の光を受光することができればよい。このような構成によれば、第1の発光体が省略できるので、より簡単な構成で局所酸素濃度を測定することができる。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2の光式生体情報測定装置である光式脂肪厚計41のブロック図である。なお、図1と同じ構成要素については、同じ符号を用いている。
実施の形態1の光式脂肪厚計11では受光部14が1箇所に配置されているのに対し、本実施の形態2の光式脂肪厚計41では、発光部15からの距離が異なる位置に、受光部が複数配置されている。図6を用いて、実施の形態1と異なる部分について説明する。
本実施の形態2の光式脂肪厚計41では、発光部15からの距離が例えば、15〜25mmの位置に第一の受光素子24が、35〜50mmの位置に第二の受光素子25が、それぞれ測定面13内に配置されている。
第一の受光素子24および第二の受光素子25は、それぞれ、発光部15から発光され生体内を伝播した近赤外光を受光する。そして、演算部18は、第一の受光素子24および第二の受光素子25で得られた2つの受光量の比から皮下脂肪厚を算出する。このようにして、皮膚の色および厚みの個体差バラツキを補正した皮下脂肪厚計測が可能となる。
このように、2つの受光素子から得られた受光量から皮下脂肪厚み(T)の算出は、
(数1)
T=A・X1/X2+B
(A、Bは係数、X1、X2は、それぞれ第1、2受光素子における受光量)
により算出される。詳細は、本出願人による国際特許出願PCT/JP03/00586に記載がある。
なお、この場合、発光部15から第1の受光素子24までの距離、および第1の受光素子24から第2の受光素子25までの距離がほぼ等しいことが望ましい。図21は、そのような場合の各素子の配置を示す。図21に示す光式脂肪厚計41においては、可視光源16と第1の受光素子24とが同一のハウジング42に収容されており、このハウジング42は発光部15と第2の受光素子25とのほぼ中間に配置されている。
測定面13と生体12の測定すべき部位との位置合わせの時には、可視光源16が点灯し、位置合わせが完了して測定が開始されると、可視光源16は消灯するので、可視光源16と第1の受光素子24を同一のハウジング42に収容しても両者の干渉はない。
以上に説明したように、本発明の光式生体情報測定装置は、測定部位を可視光で照らす可視光源を有していることにより、測定部位の可視光で照らされた位置を目印に位置合わせを行うことができるので、使用者が簡単に測定したい部位に位置合わせすることができる。
なお、実施の形態1、2において、測定面13または33は鏡面を呈していると説明してきたが、測定面13または33は可視光の一部を反射する構成であってもよい。その場合でも、可視光源16から生体12に照射された光スポットを測定面13または33において確認することができさえすれば、上記と同様の効果を得ることができる。
また、測定面13または測定面33が近赤外光を吸収する性質を備えることも考えられる。この場合、発光部15から発光される近赤外光の内、生体12の表面の浅い部分を伝播する成分が減少し、皮下脂肪厚の測定精度が向上する。このような測定面13の構成の1例として、鏡面上に呉羽化学工業製UCF−02などの近赤外カットフィルターを重ねた構造がある。
また、実施の形態1、2において、可視光源16は、生体12にそのまま照射されてもよいが、リング形状など適当な形状のスリットを介して生体12に照射されてもよい。そのようなスリットを介して生体12に照射されれば、生体12上の測定すべき位置をより正確に特定することができる。
さらに、可視光源16は平行光となるように調整されていてもよいが、拡散光であってもよい。その場合は、測定面13を生体12に近づけるにつれ、光スポットが小さくなるので、より正確に測定すべき位置に測定面13を配置することができる。
また、測定面13が全く光を反射しない構成であってもよい。この場合、可視光源16から生体面に照射され測定面13に写し出された光スポットを確認しながら位置合わせをすることができないが、生体12上で光スポットの位置を確認しながら、測定面13を生体12に接触させることで、従来よりも正確に位置合わせをすることができる、という点では上記と同様の効果が得られる。
なお、実施の形態1、2において、本発明の目印とは、可視光源16、36により生体12の表面に照射された光スポットを意味する。
(参考例1)
図7(a)は、本発明の参考例1における生体情報測定装置である光式脂肪厚計111の全体図であり、図7(b)はその上面図、図7(c)はその側面図、図7(d)はその裏面図である。また、図8(a)、(b)は光式脂肪厚計111をそれぞれ下方と上方からみた斜視図であり、図9はそのブロック図である。生体12と接する測定面13のほぼ中心にホトダイオードを備えた、受光部14が配置されており、受光部14から所定の間隔を空けて近赤外光を照射するLEDを備えた、発光部15が配置されている。さらに、2つの位置合わせ部として貫通孔115が測定面13の端部に形成されている。貫通孔115は生体12と接する反対側がすり鉢上にテーパーが設けられている。本参考例1において、貫通孔115は目印作成部の一例としても対応している。演算部116は、発光部15を制御し、受光部14から得られた信号から皮下脂肪厚などの局所生体情報を算出し、得られた局所生体情報を表示部19に表示するか、もしくは、通信部20を介して外部の機器に送信する。また、入力部21は、性別、年齢、計測部位情報を入力することができ、それらの情報と測定により得られた局所生体情報から、生体の肥満度合いなどの健康状態情報を演算部116は演算し、表示部19に表示するか、性別、年齢、計測部位情報とともに通信部20を介して外部機器に送信する。また、逆に外部機器から通信部20を通じて性別、年齢、計測部位情報を受信することもできる。ここで、通信部20の構成としては、IrDAやUSB、RS−232Cなどの通信方式を使用すると他の機器との適合性が高くなる。
次に上記の構成の光式脂肪厚計111を用いた位置合わせの方法について説明する。1回目の測定時に生体12の表面に光式脂肪厚計111を配置し、2つの貫通孔115を通して、ペンやシールにより生体12の表面上の2箇所に目印をつける。2回目以降の測定時には、貫通孔115と目印を合わせて目視確認することで、位置合わせの再現性の良い計測が可能となる。生体12の表面上の2箇所で位置合わせすることで、非常に正確に測定場所を確定することができる。また、貫通孔115という単純な構成であるので、低コストである。さらに、測定面13の端に貫通孔115を配置することで、貫通孔115を通して外乱光が生体12内に入射し、受光部14で受光されることが低減される。貫通孔115は孔形状であるので、測定面13の端を切り欠いたような形状と違い、目印をつけるときに目印が孔形状より大きくなることがなく正確な位置合わせが可能となる。
本参考例1の光式脂肪厚計111の好適な寸法の一例としては、測定面13が約100mmであり、受光部14と発光部15との距離は約45mmであり、貫通孔115の直径は約5mmである。
なお、貫通孔115は、上記では測定面13の端部に配置するとしたが、貫通孔115を通した外乱光が受光部14に影響することが無い位置であれば、どの位置であってもよい。
しかし、貫通孔115の位置が受光部14に外乱光により影響を及ぼす位置であっても、位置合わせをする上では、上記の本発明の効果に変わりはない。
貫通孔115は、3個以上であってもよい。逆に貫通孔115は1つであってもよい。この場合、2つ以上の貫通孔115がある場合と比べると、測定再現性は低下するが、貫通孔115が無い従来の構成と比べると、測定再現性は向上する。
また、本参考例1の以上までの説明では、位置合わせ部(目印形成部)は、貫通孔115であるとしてきたが、切り欠き等他の形状であることも考えられる。この場合、上記のように正確な位置合わせの点で貫通孔115に劣るが、目印形成をすることができない従来の構成と比べると、測定再現性は向上する。
(参考例2)
図10(a)は、参考例2における生体情報測定装置である光式脂肪厚計1111の全体図であり、図10(b)は、その上面図であり、図10(c)はその側面図であり、図10(d)、図10(e)は、その裏面図である。また、図11(a)(b)は下方からみた斜視図であり、図12はそのブロック図である。図10(a)〜(e)、図11(a)(b)、図12において、図7(a)〜(d)、図8(a)(b)、図9と同じ構成要素については同じ参照符号を用い、説明を省略する。
測定面13の周縁部には位置合わせ部120と目印作成部121とを有する位置変更機構部122がある。位置合わせ部120は、図13(a)のように既定の波長で発光する、本発明の位置合わせ光源の一例である光源123と、その周囲に等角度の間隔で配置された3個の既定の波長で感度のある、本発明の位置合わせ受光部の一例である光センサ124とを有する。位置変更機構部122は、位置合わせ部120と目印作成部121との位置を切り換えるために例えば所定の角度だけ回転する。目印作成部121は生体12の皮膚と比較して既定の波長での吸収率もしくは反射率が高い素材からなるシールまたは塗料によって生体12の表面に目印をつける。そして、位置合わせ部120は位置合わせ部120の直下に目印125があるかを判定する。
次に本参考例2の形態の光式脂肪厚計1111を用いた位置合わせの方法について説明する。まず、一回目の測定時には、図10(d)や図11(a)に示すように目印作成部121が規定の位置へ来るように位置変更機構部122を回転させて測定を行う。この測定と同時に目印作成部121は生体12の表面に目印125をつける。2回目以降の測定では、図10(e)や図11(b)に示すように、位置合わせ部120が規定位置(目印作成部121が目印125をつけたときの目印作成部の位置)に来るように、位置変更機構部122を回転させておいて、測定面13と生体表面につけられた目印125とを位置合わせする。ここで、位置変更機構部122を回すことで目印作成部121はオフとなり不要な目印を生体12の表面につけない動作となっている。このような動作は、例えば図15(a)(b)に示す構造により実現することができる。図15(a)(b)は、図11(a)(b)に示す状態の光式脂肪厚計1111の横断面の模式図である。すなわち、図11(a)、図15(a)に示す、目印125の形成時には、塗料供給部211と目印作成部121とが整合しており、塗料が目印作成部121に供給されるが、図11(b)、図15(b)に示すように、位置合わせ時には、塗料形成部211と目印作成部121とは整合しておらず、塗料が目印作成部121に供給されない。
ここで、図13(b)のように目印125が位置合わせ部120の直下にある場合、3個の光センサ124の出力は、生体12の表面のうち目印125が形成されていない部分における出力と異なり、かつこの3個の光センサ124の出力値は同じとなる。しかし、図13(c)や図13(d)のように、位置合わせ部120の位置がずれると3個の光センサ124の出力値が変化する。この出力値の変化量は位置ずれの方向に対応して各センサで異なる。従って、各光センサ124の出力値から位置ずれの修正の方向が決定される。その方向を図14(a)(b)(c)(d)(e)(f)(g)(h)(i)(j)(k)のように表示部19に表示することで、使用者に位置合わせを促すことができる。また、2つある位置合わせ部120での修正方向が異なる場合には測定面13が回転方向に修正するように表示部19に表示する。また、位置合わせができている場合に、図14(l)のように表示部19に表示し、または音発生部126により音で、もしくは振動発生部127により振動で使用者に知らせる。このようにして、表示部19が見づらくても、音声もしくは振動で使用者は位置合わせができていることがわかる。このようにして、1回目の測定と2回目以降の測定において高精度の位置合わせが可能となる。
このように、本参考例2の光式脂肪厚計によれば、常に同じ位置で測定することができるため、誤差なく、局所脂肪厚の変化を測定することができる。
なお、図14(a)〜(l)においては、光式脂肪厚計1111の位置を移動すべき方向のみを示して説明したが、光式脂肪厚計1111の位置を移動すべき方向とその方向への移動の大きさを示すこともできる。例えば、各光センサ124における光量に比例して、各光センサ124の光量の出力をベクトル合成すれば、移動量がベクトル的に決定され、移動すべき方向とその大きさを決定することができる。
また、表示部19による視覚的な表示のみにより位置合わせが判定されてもよいし、音声のみにより位置合わせが判定されてもよく、または振動のみにより位置合わせが判定されてもよい。さらには、視覚的な表示、音声による表示、および振動による表示のいずれかが組み合わせられることにより位置合わせが判定されてもよい。また、視覚的、聴覚的、振動的以外の表示により位置合わせが判定されてもよい。そのような場合も、上記と同様の効果を得ることができる。
また、本参考例2においては、位置合わせ受光部は、3個の光センサ124が光源123の周囲に均等に配置されているとして説明したが、光センサ124の数は3個に限られない。他の個数の光センサ124であっても、光源123の周囲に均等に配置されていれば上記と同様の効果を得ることができる。
また、本参考例2においては、光センサ124が光源123の周囲に均等に配置されていなくても光式脂肪厚計1111が移動すべき方向、または移動すべき方向とその大きさが決定されるのであれば、光センサ124は他のどのような配置であってもよい。
さらに、光センサ124が1個の場合も考えられる。その場合は、光センサ124が3個の場合に比べて精度が落ちるが、従来よりも正確に位置合わせすることができる、という点で上記の効果と同様の効果を有すると言える。
また、本参考例2においては、位置合わせ部120は2個あるとしてきたが、3個以上あってもよい。反対に位置合わせ部120が1個だけであることも考えられる。例えば、光式脂肪厚計1111の測定対象に対する配置方向だけを把握しておけば、位置合わせ部120が1個だけであっても、ある程度、正確に位置合わせをすることができる。
また、目印125を磁性体とし、位置合わせ部120を、センサとして3個以上の磁気ヘッドによる構成とすることでも同様の効果が得られる。この場合、位置合わせ部120の光源123は不要となる。
(本発明に関連する参考例3)
以下のは、本発明者により発明された本発明に関連する参考例3に関する。
図16は、参考例3の光式生体情報測定装置である光式脂肪厚計311のブロック図である。図16を用いて、本参考例3の光式生体情報測定装置の構成をその動作とともに説明する。
光式脂肪厚計311において、生体12に接触する直径100mm程度の円盤状の測定面13は可視光の一部もしくは全てを反射する物質でできている。例えば、測定面13は鏡面を呈している。
測定面13には、波長850nm付近の近赤外光を発光するLEDを有する発光部15と、生体内を伝播して再び生体12の表面に現れた光を受光する光センサであるホトダイオードを有する受光部14が配置されている。ここで、発光部15は、波長が800〜900nm付近に中心波長がある光を用いると酸化・還元ヘモグロビンや酸化・還元ミオグロビンの変化による吸収率の変動の影響を受けにくくなり、測定再現性が向上して好ましい。
また、受光部14は測定面13のほぼ中央に配置されており、発光部15との距離は約45mmである。この発光部15と受光部14との距離は、35〜50mm程度が皮下脂肪厚計測に適している。
演算部316は、受光部14で得られた信号から皮下脂肪厚などの局所生体情報を算出する。そして、演算部316は、その得られた局所生体情報を表示部19に表示させるか、もしくは、通信部20を介して外部の機器に送信する。
その他の構成要素で、図1に示すものと同様の構成要素には、同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
次に、本参考例3の光式生体情報測定装置の測定部位への位置合わせ方法について説明する。図17および図3は、本参考例3の光式脂肪厚計311を、二の腕の裏側に位置合わせする方法を示している。
図17に示すように、使用者は、二の腕の裏側や背中などの自己測定において直接観察できない部位を、測定面13に写した像を観測しながら位置合わせを行った後、光式脂肪厚計311を測定部位に近づけていき、図3のように接触させて測定を行う。このように、直接目視ができない測定部位でも位置合わせが可能になるので、測定再現性の高い自己測定が可能となる。なお、図17における位置合わせは、発光部15または受光部14の位置を基準にして測定面13に写る像を観測することで、測定すべき部位に合わせ易くなる。このとき、測定すべき部位が発光部15および受光部14の中間に当接することが好ましい。従って、発光部15および受光部14の中間に位置合わせのための基準が設けられていてもよい。
次に、図16とは異なる構成の本参考例の光式生体情報測定装置について説明する。
図18は、図16に示す光式脂肪厚計311とは測定面の形状が異なる光式脂肪厚計331のブロック図を示している。なお、図16と同じ構成要素については、同じ符号を用いている。
光式脂肪厚計331の測定面33は、平面形状である光式脂肪厚計311の測定面13とは異なり、凸形状の鏡面を有しており、測定面33に測定部位を広範囲に写し出すことができ、図16に示した光式脂肪厚計311の場合に比べてさらに位置合わせがしやすくなる。
本参考例の光式脂肪厚計311では、発光部15から発光される近赤外光の波長を850nm付近の波長としたが、実施の形態1で説明したように、750nm付近の波長と850nm付近の波長の2種類の波長の近赤外光を発光させるようにすることで、局所酸素濃度も測定することができる。
(本発明に関連する参考例4)
図19は、本発明に関連する参考例4における光式生体情報測定装置である光式脂肪厚計341のブロック図である。なお、図16と同じ構成要素については、同じ符号を用いている。
本発明に関連する参考例3の光式脂肪厚計311では受光部14が1箇所に配置されているのに対し、本参考例4の光式脂肪厚計341では、発光部15からの距離が異なる位置に、受光部が複数配置されている。図19を用いて、参考例3と異なる部分について説明する。
本参考例4の光式脂肪厚計341では、受光部として、発光部15からの距離が約15〜25mmの位置に第一の受光素子322が、35〜50mmの位置に第二の受光素子323が、それぞれ測定面13内に配置されている。
第一の受光素子222および第二の受光素子323は、それぞれ、発光部15から発光され生体内を伝播した近赤外光を受光する。そして、演算部316は、第一の受光素子322および第二の受光素子323で得られた2つの受光量の比から皮下脂肪厚を算出する。このようにして、皮膚の色および厚みの個体差バラツキを補正した皮下脂肪厚計測が可能となる。
なお、参考例3,4において光式生体情報測定装置の測定面13は、その全面が可視光を反射する構成としたが、使用者に見える一部のみが可視光を反射するような構成であってもよい。
また、測定面13が近赤外光を吸収する性質も兼ね備えれば、近赤外光の内の生体12の表面から浅い部分を伝播する成分が減少し、皮下脂肪厚の測定精度が向上する。このような測定面13の構成の1例として、鏡面ミラー上に呉羽化学工業製UCF−02などの近赤外カットフィルターを重ねた構造がある。
以上説明したように、本参考例の光式生体情報測定装置を用いることにより、測定部位が直接目視できなくても、測定ごとの位置ずれがなくなり、測定再現性を向上させることができる。
以上の参考例3,4は、表面の少なくとも一部が可視光の一部もしくは全部を反射する、生体に接触させるべき測定面と、前記測定面に配置され、所定の波長の光を照射する発光部と、前記測定面に配置され、前記生体表面に照射され生体内を伝播した光を受光する受光部とを備えた、光式生体情報測定装置に関するものである。このような光式生体情報測定装置によれば、自己測定が難しい局所生体情報を自己計測することができる。
なお、以上までの各光式生体情報測定装置では、各演算部が、受光部で受光した受光量に基づいて局所生体情報を算出することとしたが、受光部で受光した受光量の情報を送信するのみとし、光式生体情報測定装置では局所生体情報を算出しない構成にしてもよい。この場合、通信部20から送信される受光量の情報をパソコン等の外部機器で受信し、その外部機器で局所生体情報を算出し表示する。
さらに、その外部機器で算出した局所生体情報を本発明の光式生体情報測定装置に送信するようにし、通信部20で受信したその局所生体情報を表示部19に表示してもよい。このように局所生体情報の算出を外部機器で行わせることにより、その算出方法を変えたり、その算出のために必要なデータを変更することが容易にできるようになる。
また、以上までの説明において、各発光部は近赤外光または可視光を出力するとしてきたが、他の波長の光を出力して生体情報を測定することもあり得る。
また、以上までの説明において、各光式脂肪厚計は例えば図22に示すように、生体12への配置方向を示すマーク51や、持つ方向を定めるための指に適合するように形成されている凹部52等を有していてもよい。このような構成により、より正確に生体12の測定すべき部位に測定面13を接触させることができる。例えば、マーク51を身体の長手方向と定めておけば、測定面13の生体12への配置方向による測定のばらつきを低減することができる。
さらに、測定面13の生体12への配置方向による測定のばらつきを低減するためには、図23に示すように、複数の発光部15および受光部14を測定面13に配置し、各受光部14の受光量の平均から脂肪厚を求めることも考えられる。
また、以上までの説明の本発明の生体情報測定装置は、脂肪厚測定装置、局所組織酸素濃度測定装置に限られるものではなく、他の生体情報を測定する装置であることもあり得る。
なお、以上までの説明における寸法の記載は一例であり、他の寸法であることも当然あり得る。
尚、本発明のプログラムは、上述した本発明の生体情報測定装置の全部又は一部の手段(又は、装置、)の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。
又、本発明の記録媒体は、上述した本発明の生体情報測定装置の全部又は一部の手段(又は、装置)の全部又は一部の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムを担持した記録媒体であり、コンピュータにより読み取り可能且つ、読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと協動して前記機能を実行する記録媒体である。
尚、本発明の上記「一部の手段(又は、装置)」とは、それらの複数の手段の内の、一つ又は幾つかの手段を意味する。
又、本発明の上記「手段(又は、装置)の機能」とは、前記手段の全部又は一部の機能を意味する。
又、本発明のプログラムの一利用形態は、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
又、本発明のプログラムの一利用形態は、伝送媒体中を伝送し、コンピュータにより読みとられ、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
又、記録媒体としては、ROM等が含まれ、伝送媒体としては、インターネット等の伝送媒体、光・電波・音波等が含まれる。
又、上述した本発明のコンピュータは、CPU等の純然たるハードウェアに限らず、ファームウェアや、OS、更に周辺機器を含むものであっても良い。
尚、以上説明した様に、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現しても良いし、ハードウェア的に実現しても良い。
本発明にかかる光式生体情報測定装置は、位置合わせ精度良く生体情報を測定でき、例えば、脂肪厚測定装置等として有用である。
本発明の実施の形態1における光式生体情報測定装置のブロック図 本発明の実施の形態1における光式生体情報測定装置の位置合わせ方法を示す図 本発明の実施の形態1および5における光式生体情報測定装置の位置合わせ方法を示す図 本発明の実施の形態1における光式生体情報測定装置のブロック図 本発明の実施の形態1における光式生体情報測定装置のブロック図 本発明の実施の形態2における光式生体情報測定装置のブロック図 (a)本発明の参考例1の光式生体情報測定装置の全体図(b)本発明の参考例1の光式生体情報測定装置の平面図(c)本発明の参考例1の光式生体情報測定装置の側面図(d)本発明の参考例1の光式生体情報測定装置の裏面図 (a)本発明の参考例1の光式生体情報測定装置の斜視図(b)本発明の参考例1の光式生体情報測定装置の斜視図 本発明の参考例1の光式生体情報測定装置のブロック図 (a)本発明の参考例2の光式生体情報測定装置の全体図(b)本発明の参考例2の光式生体情報測定装置の平面図(c)本発明の参考例2の光式生体情報測定装置の側面図(d)本発明の参考例2の光式生体情報測定装置の裏面図(e)本発明の参考例2の光式生体情報測定装置の裏面図 (a)本発明の参考例2の光式生体情報測定装置の斜視図(b)本発明の参考例2の光式生体情報測定装置の斜視図 本発明の参考例2の光式生体情報測定装置のブロック図 (a)本発明の参考例2の光式生体情報測定装置を使用した位置合わせの様子を表す模式図(b)本発明の参考例2の光式生体情報測定装置を使用した位置合わせの様子を表す模式図(c)本発明の参考例2の光式生体情報測定装置を使用した位置合わせの様子を表す模式図(d)本発明の参考例2の光式生体情報測定装置を使用した位置合わせの様子を表す模式図 (a)本発明の参考例2の光式生体情報測定装置を使用した位置合わせ状態または位置ずれ状態を指示する表示図(b)本発明の参考例2の光式生体情報測定装置を使用した位置合わせ状態または位置ずれ状態を指示する表示図(c)本発明の参考例2の光式生体情報測定装置を使用した位置合わせ状態または位置ずれ状態を指示する表示図(d)本発明の参考例2の光式生体情報測定装置を使用した位置合わせ状態または位置ずれ状態を指示する表示図(e)本発明の参考例2の光式生体情報測定装置を使用した位置合わせ状態または位置ずれ状態を指示する表示図(f)本発明の参考例2の光式生体情報測定装置を使用した位置合わせ状態または位置ずれ状態を指示する表示図(g)本発明の参考例2の光式生体情報測定装置を使用した位置合わせ状態または位置ずれ状態を指示する表示図(h)本発明の参考例2の光式生体情報測定装置を使用した位置合わせ状態または位置ずれ状態を指示する表示図(i)本発明の参考例2の光式生体情報測定装置を使用した位置合わせ状態または位置ずれ状態を指示する表示図(j)本発明の参考例2の光式生体情報測定装置を使用した位置合わせ状態または位置ずれ状態を指示する表示図(k)本発明の参考例2の光式生体情報測定装置を使用した位置合わせ状態または位置ずれ状態を指示する表示図(l)本発明の参考例2の光式生体情報測定装置を使用した位置合わせ状態または位置ずれ状態を指示する表示図 (a)本発明の参考例2の光式生体情報測定装置の使用状態を示す説明図(b)本発明の参考例2の光式生体情報測定装置の使用状態を示す説明図 本発明に関連する参考例3における光式生体情報測定装置のブロック図 本発明に関連する参考例4実施の形態2における光式生体情報測定装置の位置合わせ方法を示す図 本発明に関連する参考例3における光式生体情報測定装置のブロック図 本発明に関連する参考例4における光式生体情報測定装置のブロック図 従来の光式生体情報測定装置のブロック図 本発明の光式生体情報測定装置のブロック図 本発明の光式生体情報測定装置の斜視図 本発明の光式生体情報測定装置の裏面図
1 CPU
2 駆動回路
3 発光素子
4 皮下脂肪
5、6、7 受光素子
8 アナログスイッチ
9 AMP
10 測定部位選択入力部
11、31、35、41 光式脂肪厚計
12 生体
13、33 測定面
14 受光部
15 発光部
16、36 可視光源
17 密着検出部
18 演算部
19 表示部
20 通信部
21 入力部
22 音発生部
23 振動発生部
24 第一の受光素子
25 第二の受光素子

Claims (10)

  1. 生体表面に配置されるための測定面と、
    目印を生体表面の測定すべき部位に表示する目印表示部と、
    前記生体表面に所定の波長の光を照射する発光部と、
    前記生体表面に照射され、前記生体から帰還した光を受光する受光部と、
    前記測定面が前記生体の表面に接したことを検知する接触検知部を備え、
    前記測定面は、その表面の一部が可視光の一部もしくは全部を反射するものであり、
    前記目印表示部は、前記測定すべき部位を照明するための可視光を照射する可視光源であり、
    前記接触検知部は、前記受光部で受光される光の受光量の変化に基づいておよび/または前記測定面と前記生体との密着を検出することによって、前記測定面が前記生体の表面に接したことを判断するものであり、
    前記測定面が前記生体の表面に接したことを前記接触検知部が検知した後に、前記可視光源からの可視光の照射が停止されるものである、光式生体情報測定装置。
  2. 前記可視光源が、前記測定面の端部に配置されている、請求項1に記載の光式生体情報測定装置。
  3. 前記可視光源が照射する前記可視光の色は赤色である、請求項1に記載の光式生体情報測定装置。
  4. 前記測定面が鏡面を呈している、請求項1に記載の光式生体情報測定装置。
  5. さらに、前記受光部で受光した前記生体内を伝播した前記光の受光量に基づいて局所脂肪厚を算出する演算部を備えた、請求項1に記載の光式生体情報測定装置。
  6. 前記受光部は、前記発光部からの距離が異なる位置に配置されている、それぞれが前記光を受光する2つの受光素子を有しており、
    前記演算部は、前記2つの受光素子のそれぞれが受光した2つの受光量の比から前記局所脂肪厚を以下の数式に基づいて、
    T=A・X1/X2+B
    (A、Bは係数、X1、X2はそれぞれ、第1、2受光素子における受光量)
    算出する、請求項5に記載の光式生体情報測定装置。
  7. 前記発光部は、2種類の波長の光を発光することができ、
    前記受光部は、前記2種類の波長の光を受光することができ、
    さらに、前記受光部で受光される前記2種類の波長の光に対するそれぞれの受光量の比から局所組織酸素濃度を算出する演算部を備える、請求項1に記載の光式生体情報測定装置。
  8. 前記2種類の波長の光は、実質上650nmの波長を含む光と実質上850nmの波長を含む光である、請求項7に記載の光式生体情報測定装置。
  9. 前記受光部は、前記可視光源から出される可視光と、前記所定の波長の光とを受光することができ、
    さらに、前記受光部で受光される前記可視光と前記所定の波長の光とのそれぞれの受光量の比から局所組織酸素濃度を算出する演算部を備える、請求項1に記載の生体情報測定装置。
  10. 前記測定面は、凸形状である、請求項1に記載の光式生体情報測定装置。
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