JP2001037741A - 非侵襲血糖測定方法及び非侵襲血糖計 - Google Patents

非侵襲血糖測定方法及び非侵襲血糖計

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外乱要因を出来る限り最小限に抑えることで
精度の良い測定を行う。 【解決手段】 近赤外線の受発光部を備えたセンシング
部7aを皮膚表面に当接させて皮膚組織中のグルコース
濃度を非侵襲的に測定するにあたり、近赤外線の受発光
間隔が中心間距離で2mm以下に設定されたセンシング
部7aを用いるとともに該センシング部7aを100〜
750gf/cmの接触圧力で皮膚に接触させて測定
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は皮膚組織中のグルコ
ース濃度を非侵襲で測定する非侵襲血糖計に関すもので
ある。
【0002】
【従来の技術】皮膚組織中のグルコース濃度を近赤外線
を用いた分光分析によって測定する非侵襲血糖計では、
近赤外線の受発光部を先端面に備えたプローブを皮膚表
面に接触させることで測定を行うが、従来のものでは、
単に皮膚表面に聴診器のように押し当てるか、あるいは
プローブの上に例えば腕をのせて測定するだけのものと
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この場合、測定毎に測
定位置(測定ポイント)ズレが生じ、測定スペクトルの
ベースライン変動や吸光度の変動の原因となり、再現性
の点で問題が多い。
【0004】また、その測定部位に関しても皮膚表面近
傍の性状が均質でメラニン色素の沈着や体毛が比較的少
ない箇所を選択し、上述したような測定位置(測定ポイ
ント)ズレを抑えるために被験者個人毎の定点測定を行
うことが再現性の良いスペクトル測定に有利に働くであ
ろうことは容易に想像できる。
【0005】さらに血液の脈動に起因する外乱について
は、可視から近赤外波長を利用する光電脈波の検出を例
にとると、測定部位やその部位の加圧状態によって得ら
れる脈波信号の大きさが異なることが知られており、近
赤外線を利用する本発明においても部位や圧力について
の適切な設定条件が存在することが予想できる。
【0006】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
であって、その目的とするところは皮膚組織のグルコー
ス成分の定量分析に際して、上記のような外乱要因を出
来る限り最小限に抑えることで精度良くスペクトル測定
を行うことができる非侵襲血糖計を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】しかして本発明に係る非
侵襲血糖測定方法は、近赤外線の受発光部を備えたセン
シング部を皮膚表面に当接させて皮膚組織中のグルコー
ス濃度を非侵襲的に測定するにあたり、近赤外線の受発
光間隔が中心間距離で2mm以下に設定されたセンシン
グ部を用いるとともに該センシング部を100〜750
gf/cmの接触圧力で皮膚に接触させて測定を行う
ことに特徴を有しており、また本発明に係る非侵襲血糖
計は、近赤外線の受発光部を備えたセンシング部を皮膚
表面に当接させて皮膚組織中のグルコース濃度を非侵襲
的に測定するものであって、近赤外線の受発光間隔が中
心間距離で2mm以下に設定されたセンシング部を備え
るとともに、該センシング部を100〜750gf/c
の接触圧力で皮膚に接触させる保持手段を備えてい
ることに特徴を有している。
【0008】上記保持手段には、センシング部を皮膚側
へ付勢する接触圧力設定用のばねを備えたものや、セン
シング部が取り付けられた空気袋とこの空気袋を加圧す
る加圧装置とからなるものを好適に用いることができ、
さらにセンシング部と皮膚表面との接触圧力を測定する
測定手段と、適正接触圧力時にその旨を知らせる報知手
段とを備えたものとするのが好ましい。
【0009】さらに本発明は、近赤外線の受発光部を備
えたセンシング部を皮膚表面に当接させて皮膚組織中の
グルコース濃度を非侵襲的に測定するものであって、近
赤外線の受発光間隔が中心間距離で2mm以下に設定さ
れたセンシング部を備えるとともに、皮膚表面に設置し
てセンシング部と皮膚表面の接触位置とを一定化する位
置決め手段を有することに特徴を有している。ここでの
位置決め手段は皮膚表面に色素を付着させるマーキング
や、皮膚表面に貼り付ける薄いシートであってもよい
が、センシング手段の挿入角度を一定化するガイド、特
に皮膚表面に対して直角にセンシング部を保持したりセ
ンシング部の回り止めを備えたガイドを具備するものが
好ましい。位置決め手段は皮膚表面に両面接着テープで
取り付けたり、人体に巻き付けられるベルトで人体に固
定されるものがよい。
【0010】さらに本発明は、近赤外線の受発光部を備
えたセンシング部を皮膚表面に当接させて皮膚組織中の
グルコース濃度を非侵襲的に測定するものであって、近
赤外線の受発光間隔が中心間距離で2mm以下に設定さ
れたセンシング部を備えるとともに、センシング部の皮
膚表面との接触面積より大なる接触面積で皮膚表面に接
する接触部をセンシング部外周に備えているものや、皮
膚表面の向きを検出して利用者に知らせる向き検出手
段、たとえば水準器を備えたものに特徴を有している。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態の一例
に基づいて説明すると、ここで示した非侵襲血糖計は、
人間の皮膚組織内、特に真皮組織中のグルコース濃度を
分光分析により定量するもので、図2に示すように、ハ
ロゲンランプからなる光源1と、光源1からの光を集束
する集光レンズ2と、集光レンズ2を通過した光を生体
等の被検体Tに照射するとともに被検体T内を透過ある
いは拡散反射した光を受光するための光ファイババンド
ル3と、受光後の光を分光する回折格子を収めた回折格
子ユニット4、前記回折格子ユニット4で分光された光
を検出するためのInGaAsアレイ型の受光素子ユニ
ット5、受光素子ユニット5で得られた信号をもとにグ
ルコース濃度を演算する演算ユニット6とから構成され
る。
【0012】上記の光ファイババンドル3は、被検体に
光を照射するための投光用光ファイバと被検体内を透過
あるいは拡散反射した光を受光するための受光用光ファ
イバとをそれぞれ複数本束ねたもので、被検体Tに接触
させるプローブ7の先端面には、投光用光ファイバの光
の出射端8および受光用光ファイバの光の入射端9とが
露出している。
【0013】ここにおいて、プローブ7の先端面におけ
る出射端8および入射端9の配置は、図3に示すよう
に、複数の出射端8を同一円周上に配置するとともにそ
の中心に入射端9を位置させた光出入部を複数設けたも
のとして構成してあり、ある光出入部における出射端8
と入射端9との中心間隔Lは0.1mm以上2mm以
下、望ましくは700μm±400μmの範囲内におい
て一定間隔に設定している。なお、ここでは投光用光フ
ァイバおよび受光用光ファイバとしてクラッド径が20
0μm、コア径が180μmのものを用いている。
【0014】今、生体の皮膚組織等の被検体Tにプロー
ブ7の先端面7を当接させると、光ファイババンドル3
内の投光用光ファイバを通り出射端8から出射した光は
被検体T内を伝搬した後、被検体Tから出射された一部
の散乱光が入射端9を通じて受光用光ファイバに入り、
回折格子ユニット4で分光された後、受光素子ユニット
5によって受光信号として検出され、受光信号は増幅及
びAD変換の後、マイクロコンピュータからなる演算ユ
ニット6に送られて、重回帰分析あるいは主成分回帰分
析によってグルコース濃度の算出がなされる。ここで、
各光出入部内における出射端8と入射端9との中心間隔
Lを適切に設定することにより、皮膚組織においてグル
コースを相対的に多く含む真皮組織を伝搬してきた光を
受光することができる。
【0015】また、光出入部を複数設けている上に、各
光出入部には出射端8を入射端9よりも多く配している
ために、分光分析に必要な受光量を容易に確保すること
ができるものであり、しかも被検体T内を伝搬する光の
経路の数が多いために、光の照射位置の変化などの測定
値を変動させる要因の影響を低減させることができる。
【0016】なお、本例では出射端8が入射端9を中心
とした円周上に複数個配しているが、同じ光出入部内に
おける出射端8と入射端9との中心間隔Lが上記間隔に
設定されているならば、上記配置や個数(光ファイバの
本数)に限るものでは無い。また、分光手段としてはビ
ームスプリッタや干渉フィルタを用いても良く、被検体
に照射する前の光を分光する装置構成であっても良い。
光源1としてはグルコース濃度を算出するのに必要な特
定波長域を出力するLED等の発光素子を用いることも
できる。
【0017】ここにおいて、上記プローブ7は、光ファ
イババンドル3の端部にあって上記出射端8及び入射端
9を備えているセンシング部7aと、このセンシング部
7aがビス11によって固定された円筒状のホルダー部
7bと、ホルダー部7bをその軸方向にスライド自在に
収納しているケース10aとからなるものとして形成さ
れており、ケース10aに対してホルダー部7bはセン
シング部7aがケース10aの先端面から所定量だけ突
出するようにばね12によって付勢されている。図中1
0bはケース10aにおけるばね受け部である。
【0018】測定にあたっては、プローブ7の先端面を
皮膚表面、特に前腕内側の皮膚表面に当接させて行うの
であるが、ケース10a先端面よりセンシング部7aが
突出しているために、ケース10a先端面が皮膚に接触
するように押し当てれば、センシング部7aはばね12
が圧縮されることで生じるばね圧で皮膚に接触すること
になる。
【0019】センシング部7aと皮膚との接触圧力は、
皮膚に押し当てた時にケース10bの後端面から突出す
るホルダー部7bにペイント等で印をつけておき、この
印を目視で確認することができるが、より厳密には、ば
ね12の縮み量を検知する手段やばね受け部10aにか
かる圧力を検知し、この圧力が所定の圧力となれば音声
やLED等を利用した報知手段により報知するようにす
るのが好ましい。
【0020】そして、皮膚表面とセンシング部7aとの
接触圧力は、100〜750gf/cmとするのが好
ましく、繰り返し測定時にはこの設定圧力を再現させて
測定を行う。表1は図3に示した受発光中心間距離が6
50μmの光ファイバ構成のものを用いて、皮膚組織中
のグルコース濃度より血糖値を測定した際の測定精度を
示す。このものにおける測定精度は、75g相当のグル
コースを負荷した被験者に対して、指刺式の簡易血糖計
で測定した血糖値に対し、前腕内側部の上記プローブ7
の利用による近赤外スペクトルの測定を行って得られた
データを多変量解析することによって得ている。多変量
解析はPLS回帰分析によるクロスバリデーション手法
を用い、表1に示した相関係数および予測標準誤差(S
EP)は検量線当てはめ時の値である。
【0021】
【表1】
【0022】表1からわかるように接触圧力が75gf
/cm以下では測定精度が低下する。また、接触圧力
が増加するとともに測定精度が向上するが、750gf
/cmを超えた接触圧力では痛みが大きく、非侵襲的
な測定とはいいがたい。したがって、適切な接触圧力は
100〜750gf/cmであり、特に300〜50
0gf/cmが適している。同様な実験は中心間距離
2mm以下の他の条件においても実施し、同様の結果を
得た。
【0023】測定部位については、皮膚表面近傍の性状
が比較的均質で体毛が少ない箇所を選択することが再現
性の良いスペクトル測定に適しており、さらに実際の測
定における利便性や経済性から同一プローブ7を使用す
ることができるように性差や年齢差による皮膚組織の解
剖学的なバラツキが比較的小さい領域、たとえば前腕内
側部分を選択することが望ましい。
【0024】図4に他例を示す。ここではベルト13a
によって腕に装着固定することができる空気袋13に円
筒状のホルダー部7bを固定するとともに、ホルダー部
7bの先端面からセンシング部7aが2mmほど突出す
るようにホルダー部7bにセンシング部7aをビス11
で固定している。空気袋にホース14を通じて加圧手段
15より空気を供給すれば、空気袋13の膨張による締
め付けでセンシング部7aは皮膚表面に押し付けられる
ものであり、この時のセンシング部7aの皮膚表面への
接触圧力は、空気圧の調整で制御することができる。
【0025】プローブ7(センシング部7a)を皮膚表
面の一定位置に接触させることで、測定の再現性の向上
を図るには、プローブ7と接触する皮膚表面にプローブ
7のの外周にそって赤インクでマーキングを施すとよ
い。該マーキングに合わせてプローブ7を接触させるこ
とで、測定位置を一定化して近赤外線信号の再現性を確
保することができる。プローブ7の外周に一致するよう
に中央をくりぬいた円形の薄いシートを皮膚表面に貼り
付けるようにしてもよい。
【0026】図5はプローブ7(センシング部7a)を
皮膚表面に接触させるにあたり、皮膚側に両面接着テー
プ15でガイド14を貼り付けておき、ガイド14にプ
ローブ7を差し込むことによって、測定位置の一定化に
加えて、皮膚に対するプローブ7の当接角度の一定化も
図るようにしたものを示している。なお、ガイド14は
ベルトのような装着手段で人体に装着するものであって
もよいのはもちろんである。なお、プローブ7が円筒状
である場合、回り止め、たとえば図6に示すように、プ
ローブ7の外面に設けた突起16とガイド14内周面に
設けた溝17とからなるような回り止めを設けておくこ
とが好ましい。
【0027】図7に他例を示す。これは上記ガイド14
に皮膚表面の向きを利用者に知らせることができる向き
検知手段、図示例では水準器18を設けたものを示して
いる。皮膚組織中のグルコース濃度の測定は水準器18
により皮膚表面の向きを一定化した状態でセンシング部
7aをガイド14に差し込んで行う。皮膚表面の向きを
一定化することにより、皮膚組織中グルコース濃度を測
定する際の人体の筋肉の使い方や位置等の人体内部条件
の一定化ができるものである。
【0028】図8は図1に示したものと同様のプローブ
7と上記のガイド14とを組み合わせたものを示してお
り、ここではプローブ7におけるケース10a先端面か
らのセンシング部7aの突出量をガイド14の厚みより
少し大きくしている。センシング部7aと皮膚表面との
接触位置と接触圧力及び接触角度を一定化させることが
できるのでより安定した近赤外信号の測定が可能とな
る。
【0029】プローブ7の皮膚との接触角度の一定化と
いう点では、図9に示すように、センシング部7aが固
定されたホルダー部7bの外径をセンシング部7aの外
径より大きくしてもよい。たとえば、外径9mmのセン
シング部7aに対して、ホルダー部7bの外径を3cm
ほどとする。プローブ7を皮膚表面に押し当てる時、ホ
ルダー部7bの先端面全体が皮膚に接触するようにする
ことで、センシング部7aの接触角度を一定に保つこと
ができる。なお、ホルダー部7bの外径はセンシング部
7bの外径の2倍以上の値となるようにしておくのが望
ましい。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明においては、近赤外
線の受発光間隔が中心間距離で2mm以下に設定された
センシング部を用いるとともに該センシング部を100
〜750gf/cmの接触圧力で皮膚に接触させて測
定を行うために、また、近赤外線の受発光間隔が中心間
距離で2mm以下に設定されたセンシング部と、該セン
シング部を100〜750gf/cmの接触圧力で皮
膚に接触させる保持手段とを備えているために、精度の
良い測定を常時行うことができる。
【0031】上記保持手段には、センシング部を皮膚側
へ付勢する接触圧力設定用のばねを備えたものや、セン
シング部が取り付けられた空気袋とこの空気袋を加圧す
る加圧装置とからなるもの用いると、所用の接触圧力を
容易に得ることができる。さらにセンシング部と皮膚表
面との接触圧力を測定する測定手段と、適正接触圧力時
にその旨を知らせる報知手段とを備えたものとすること
で、所用の接触圧力を確実に得ることができる。
【0032】近赤外線の受発光間隔が中心間距離で2m
m以下に設定されたセンシング部と、皮膚表面に設置し
てセンシング部と皮膚表面の接触位置とを一定化する位
置決め手段とを有するものでは、測定の再現性に大きな
影響を及ぼす測定位置の一定化を容易に得ることができ
る。
【0033】位置決め手段としては皮膚表面に色素を付
着させるマーキングや、皮膚表面に貼り付ける薄いシー
トがコスト的に有利であるが、センシング部の挿入角度
を一定化するガイド、特に皮膚表面に対して直角にセン
シング部を保持したりセンシング部の回り止めを備えた
ガイドを具備するものが、測定位置の一定化だけでな
く、センシング部と皮膚との角度の一定化も得ることが
できるために、再現性がより良好となる。
【0034】また、近赤外線の受発光間隔が中心間距離
で2mm以下に設定されたセンシング部を備えるととも
に、センシング部の皮膚表面との接触面積より大なる接
触面積で皮膚表面に接する接触部をセンシング部外周に
備えているものでは、皮膚に対する接触角度の安定化を
容易に得ることができる。
【0035】さらに、皮膚表面の向きを検出して利用者
に知らせる向き検出手段、たとえば水準器を備えたもの
では、人体内部条件の一定化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例におけるプローブの
断面図である。
【図2】同上の全体構成を示す説明図である。
【図3】同上のプローブの受発光部の配置を示す正面図
である。
【図4】プローブの他例を示す断面図である。
【図5】プローブのさらに他例を示す断面図である。
【図6】プローブの別の例を示すもので、(a)は断面
図、(b)はガイドの平面図である。
【図7】プローブのさらに別の例を示すもので、(a)
は断面図、(b)はガイドの平面図である。
【図8】プローブの他の例を示す断面図である。
【図9】プローブの別の例を示す断面図である。
【符号の説明】
7 プローブ 7a センシング部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 敬輔 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 陳 若正 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 2G059 AA01 BB12 BB13 CC16 DD13 EE01 EE02 EE12 FF06 HH01 JJ03 JJ17 JJ22 MM02 4C038 KK10 KL07 KM01 KY01 KY04

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 近赤外線の受発光部を備えたセンシング
    部を皮膚表面に当接させて皮膚組織中のグルコース濃度
    を非侵襲的に測定するにあたり、近赤外線の受発光間隔
    が中心間距離で2mm以下に設定されたセンシング部を
    用いるとともに該センシング部を100〜750gf/
    cmの接触圧力で皮膚に接触させて測定を行うことを
    特徴とする非侵襲血糖測定方法。
  2. 【請求項2】 近赤外線の受発光部を備えたセンシング
    部を皮膚表面に当接させて皮膚組織中のグルコース濃度
    を非侵襲的に測定するものであって、近赤外線の受発光
    間隔が中心間距離で2mm以下に設定されたセンシング
    部を備えるとともに、該センシング部を100〜750
    gf/cmの接触圧力で皮膚に接触させる保持手段を
    備えていることを特徴とする非侵襲血糖計。
  3. 【請求項3】 保持手段はセンシング部を皮膚側へ付勢
    する接触圧力設定用のばねを備えていることを特徴とす
    る請求項2記載の非侵襲血糖計。
  4. 【請求項4】 保持手段は、センシング部が取り付けら
    れた空気袋とこの空気袋を加圧する加圧装置とからなる
    ことを特徴とする請求項2記載の非侵襲血糖計。
  5. 【請求項5】 センシング部と皮膚表面との接触圧力を
    測定する測定手段と、適正接触圧力時にその旨を知らせ
    る報知手段とを備えていることを特徴とする請求項2〜
    4記載の非侵襲血糖計。
  6. 【請求項6】 近赤外線の受発光部を備えたセンシング
    部を皮膚表面に当接させて皮膚組織中のグルコース濃度
    を非侵襲的に測定するものであって、近赤外線の受発光
    間隔が中心間距離で2mm以下に設定されたセンシング
    部を備えるとともに、皮膚表面に設置してセンシング部
    と皮膚表面の接触位置とを一定化する位置決め手段を有
    することを特徴とする非侵襲血糖計。
  7. 【請求項7】 位置決め手段は皮膚表面に色素を付着さ
    せるマーキングであることを特徴とする請求項6記載の
    非侵襲血糖計。
  8. 【請求項8】 位置決め手段は皮膚表面に貼り付ける薄
    いシートであることを特徴とする請求項6記載の非侵襲
    血糖計。
  9. 【請求項9】 位置決め手段はセンシング手段の挿入角
    度を一定化するガイドを備えていることを特徴とする請
    求項6記載の非侵襲血糖計。
  10. 【請求項10】 ガイドは皮膚表面に対して直角にセン
    シング部を保持するものであることを特徴とする請求項
    9記載の非侵襲血糖計。
  11. 【請求項11】 ガイドはセンシング部の回り止め部を
    備えていることを特徴とする請求項9または10記載の
    非侵襲血糖計。
  12. 【請求項12】 位置決め手段は皮膚表面に両面接着テ
    ープで取り付けられるものであることを特徴とする請求
    項9〜11のいずれかの項に記載の非侵襲血糖計。
  13. 【請求項13】 位置決め手段は人体に巻き付けられる
    ベルトで人体に固定されるものであることを特徴とする
    請求項9〜11のいずれかの項に記載の非侵襲血糖計。
  14. 【請求項14】 近赤外線の受発光部を備えたセンシン
    グ部を皮膚表面に当接させて皮膚組織中のグルコース濃
    度を非侵襲的に測定するものであって、近赤外線の受発
    光間隔が中心間距離で2mm以下に設定されたセンシン
    グ部を備えるとともに、センシング部の皮膚表面との接
    触面積より大なる接触面積で皮膚表面に接する接触部を
    センシング部外周に備えていることを特徴とする非侵襲
    血糖計。
  15. 【請求項15】 近赤外線の受発光部を備えたセンシン
    グ部を皮膚表面に当接させて皮膚組織中のグルコース濃
    度を非侵襲的に測定するものであって、近赤外線の受発
    光間隔が中心間距離で2mm以下に設定されたセンシン
    グ部を備えるとともに、皮膚表面の向きを検出して利用
    者に知らせる向き検出手段を備えていることを特徴とす
    る非侵襲血糖計。
  16. 【請求項16】 向き検出手段は水準器であることを特
    徴とする請求項15記載の非侵襲血糖計。
  17. 【請求項17】 近赤外線の受発光部を備えたセンシン
    グ部を皮膚表面に当接させて皮膚組織中のグルコース濃
    度を非侵襲的に測定するものであって、近赤外線の受発
    光間隔が中心間距離で2mm以下に設定されたセンシン
    グ部を備えるとともに、前記センシング部と皮膚表面と
    の接触圧力を100〜750gf/cm とする設定手
    段と、前記センシング手段と前記皮膚表面との接触位置
    の位置決め手段とを有していることを特徴とする非侵襲
    血糖計。
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