JPH11137538A - 血液成分計測装置及び方法 - Google Patents

血液成分計測装置及び方法

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JPH11137538A
JPH11137538A JP9310890A JP31089097A JPH11137538A JP H11137538 A JPH11137538 A JP H11137538A JP 9310890 A JP9310890 A JP 9310890A JP 31089097 A JP31089097 A JP 31089097A JP H11137538 A JPH11137538 A JP H11137538A
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light
blood
light source
absorption
glucose
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Kazuaki Okubo
和明 大久保
Makoto Inohara
誠 猪野原
Yoshinori Yoshimura
義典 吉村
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 血液の成分、特に血糖成分を非侵襲に精度良
く計測する装置の実現。 【解決手段】 近赤外光を血管が表皮付近に集中する指
関節の曲げの内側の血管に入射させ、血管内の血液中を
拡散透過する光を検出し、そのグルコースによる吸収を
検出し、他方、グルコースの吸収の無い波長の光を用い
て、同様にして血液中の拡散透過光を測定し、両者の比
よりグルコース濃度を測定するものであり、光ファイバ
3に光源2,2’の光を入射させ、光ファイバ3の出射
側を直線状に配置し、指の血管を横切るように皮膚に密
着させて線状に光を入射させ、生体中を拡散透過した光
をホトセンサアレイ5で受光し、各アレイの素子の内、
血管中の拡散光路の長いすなわち最もグルコースの吸収
の大きい出力を用い、光源2、2’からの光に対応して
比較することで、光照射、光検出の位置合わせを厳密に
行うことなく精度よい測定を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血液の成分、特に
血糖成分を非侵襲に計測する血液成分測定方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】人間の血液は、液状の血漿55%と有形
成分(赤血球、白血球、血小板)45%からなり、血糖
は水分中に一様に分布している。血液中の遊離糖は、グ
ルコースの比率が極めて高いため、血液分析ではグルコ
ースに焦点を合わせて行う。
【0003】グルコースの正常値は、75〜110mg
/dlとされており、糖尿病の検査法の一つである負荷
試験ではブドウ糖を経口投与し、血液中のグルコース濃
度の時間変化を測定している。
【0004】注射器等を用いて人体より血液を採取し、
その採血試料を分析してグルコース濃度を求める破壊的
または侵襲的グルコース測定法は公知で、分析には従来
より酵素電極法、比色法等の数々の方法が実用化されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、採血試
料を分析してグルコース濃度を求める破壊的、侵襲的な
方法は、患者に苦痛を与える問題があった。
【0006】一方、非破壊的、非侵襲的方法としては、
皮膚を通して体表面に拡散してくるグルコース濃度を皮
膚表面に押しつけたセンサで測定する経皮的方法や、生
体組織中をレーザー光を透過させて特定波長での吸光度
を測定することによってグルコース濃度を求める方法が
提案されている。例えば特開昭61−25541号公報
「経皮グルコースセンサ」は、皮膚加温機構を有するセ
ンサを人体の皮膚表面に押しつけて体内から皮膚を通じ
て拡散してくるグルコースの濃度を測定する方法があ
る。また、特開昭63−31638号公報「無侵襲生化
学物質計測装置」も、皮膚加温機構を人体の皮膚表面に
押しつけて発汗させ、その汗のグルコース濃度を分析測
定する方法がある。
【0007】しかし、これらの方法では、加温加圧する
ことにより皮膚表面に跡形が長く残ることがある上に、
組織血管中を循環しつつある血液を直接測定していない
ので、グルコース濃度の時間変化が組織中拡散による時
間遅れや拡散中の変化などにより正確にとらえられない
問題があった。
【0008】また、例えば、米国特許第4,169,67
6号公報「Method for determiningof metabolic produ
cts in the blood −血液中の代謝物の測定方法」で
は、炭酸ガスレーザを用い、内部多重全反射吸収スペク
トル法(ATR)法によって皮膚表面部のグルコース濃
度を求めている。
【0009】しかし、この方法では、レーザを用いるた
めにある程度エネルギー強度の強い光を用いることがで
きるが、測定波長は10μm近傍を使用するため、水に
よる吸収の非常に大きい波長領域であることから、水分
を多く含む生体組織では、限られた深さまでしか測定で
きないという問題があった。
【0010】本発明は、この様な従来の血液成分測定方
法の課題を考慮し、生体を傷つけることなく非侵襲に、
かつ、光照射、光検出の位置合わせを厳密に行うことな
く、精度よい血液中のグルコース濃度測定が可能とな
【0011】
【課題を解決するための手段】生体組織中での光の吸収
が大きくなる赤外領域を避け、生体組織中も比較的よく
透過する近赤外光を使用し、血管が表皮付近に集中する
指関節の曲げの内側の血管に近赤外光を入射させ、血管
内の血液中を拡散透過する光を検出し、そのグルコース
による吸収を検出し、さらにグルコースの吸収の無い波
長の光を用いて、同様にして血液中の拡散透過光を測定
し、両者の比よりグルコースの濃度を測定することによ
り、血液中のグルコース濃度を測定可能とするものであ
る。
【0012】すなわち、請求項1の本発明は、血液中の
計測しようとする成分に対する吸収が大きく、かつ、他
の血液成分の吸収の少ない波長域に選択的に光を放出す
る第一の光源と、血液中の計測しようとする成分に対す
る吸収が小さく、かつ、他の血液成分の吸収の少ない波
長域に選択的に光を放出する第二の光源と、前記第一、
第二の光源からの光を入力し先端からその光を出射す
る、測定個所に当接可能な光ファイバーと、測定個所に
当接可能な、光を受光するホトセンサと、第一の光源の
出射と第二の光源の出射に対応して前記ホトセンサから
得られるそれぞれの出力信号とを比較して、血液中の計
測しようとする成分を判定する判定手段とを備えたこと
を特徴とする血液成分測定装置である。
【0013】また、請求項2の本発明は、前記他の血液
成分とは水分であることを特徴とする請求項1記載の血
液成分測定装置である。
【0014】また、請求項3の本発明は、前記光ファイ
バーは束となっており、その光出射端は直線状に配列さ
れ、その光出射端は測定箇所における血管に実質上横切
るように皮膚に密着させられて、線状に光を入射するも
のであり、前記ホトセンサは直線状に配列されたアレイ
であり、その受光端は測定箇所における血管に実質上横
切るように皮膚に密着させられて使用されるものである
ことを特徴とする請求項1記載の血液成分測定装置であ
る。
【0015】また、請求項4の本発明は、前記第一の光
源と第二の光源を切り替えるための点灯回路を備えたこ
とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の血液成
分測定装置である。
【0016】また、請求項5の本発明は、前記第一の光
源と第二の光源とから出射される光を互いに異なる周波
数で変調し、同時に点灯させて、前記光ファイバーに入
射させるための点灯回路をさらに備え、前記ホトセンサ
は同時に第一、第二の光源からの光を検出するものであ
り、さらに、前記第一の光源の光と前記第二の光源の光
に対応する前記ホトセンサからのそれぞれの出力信号
を、それぞれの変調周波数に同期して検波することで、
分離するホトセンサアレイ出力検出回路を備えたことを
特徴とする請求項1記載の血液成分測定装置である。
【0017】また、請求項6の本発明は、前記判定手段
は、第一の光源の照射における、前記ホトセンサアレイ
のそれぞれの素子から出力される信号のうち、最も計測
しようとする成分の吸収の大きい出力を選択し、第二の
光源の照射においては、前記第一の光源において出力信
号が選択されたホトセンサーアレイの素子から出力され
る信号を選択し、前記第一の光源の場合の選択出力と第
二の光源の場合の選択出力との比を求め、血液中の計測
しようとする成分を判定することを特徴とする請求項3
記載の血液成分測定装置である。
【0018】また、請求項7の本発明は、血液中の計測
しようとする成分に対する吸収が大きく、かつ、他の血
液成分の吸収の少ない波長域に選択的に光を第一の光源
から放出し、血液中の計測しようとする成分に対する吸
収が小さく、かつ、他の血液成分の吸収の少ない波長域
に選択的に光を第二の光源から放出し、前記第一、第二
の光源からの光を入力させ先端からその光を出射する光
ファイバーを測定個所に当接し、測定個所にホトセンサ
を当接し、第一の光源の出射と第二の光源の出射に対応
して前記ホトセンサから得られるそれぞれの出力信号と
を比較して、血液中の計測しようとする成分を判定する
ことを特徴とする血液成分測定方法である。
【0019】また、請求項8の本発明は、測定しようと
する成分はグルコースであることをことを特徴とする請
求項7記載の血液成分測定方法である。
【0020】また、請求項9の本発明は、測定部位であ
る指関節部分より、指付け根方向の測定部位近傍を圧迫
し、測定部位を充血させて測定することを特徴とする請
求項7記載の血液成分測定方法である。
【0021】また、請求項10の本発明は、近赤外光
を、指の血管に入射させ、前記血管内の血液中を拡散透
過する光を検出してそのグルコースによる吸収を検出
し、さらに前記血管内の血液中をグルコースの吸収の無
い波長の光を用いて血液中の拡散透過光を測定し、両者
の比よりグルコースの濃度を測定することを特徴とする
血液成分測定方法である。
【0022】また、請求項11の本発明は、グルコース
の吸収の大きい波長域の光を皮膚を介して血管に照射し
て得られる吸光度と、グルコースの吸収の少ない波長域
の光を前記皮膚もしくはその近傍の皮膚を介して血管に
照射して得られる吸光度の比からグルコース濃度を求め
ることを特徴とする血液成分測定方法である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
【0024】先ず本発明の原理を説明する。成人の指の
1.2μm〜2.4μmの波長領域での分光吸収特性を
図2に示す。縦軸は吸光度を、横軸は波長を示す。
【0025】1.4μm〜1.5μmおよび1.9μm
〜2μmに水の吸収のピークが示されている。生体に
は、多くの水が含まれ、血液もその約50%が水であ
る。
【0026】図3に純水の分光吸収特性(試料透過距離
0.5mm)を、グルコース粉末試料(若干の水分を含
む)の分光吸収特性を図4に示す。
【0027】純水とグルコース粉末の吸光度特性から、
図2に示す指の吸光度特性において、1.7μm前後お
よび2.1μm前後の特性が、血液中のグルコースの吸
収に対応していることがわかる。
【0028】このうち血中グルコース濃度との対応のよ
い波長帯域として1.7μm前後の波長域を使用し、グ
ルコースの吸収の影響の少ない1.2〜1.3μmを規
準波長領域とし、両者の吸光度の比からグルコース濃度
を精度良く求めることができる。
【0029】すなわち、グルコースの吸収の大きい1.
7μm前後の波長域の光を皮膚を介して血管に照射して
得られる吸光度と、グルコースの吸収の少ない1.2〜
1.3μmを規準波長領域とする光を前記皮膚もしくは
その近傍の皮膚を介して血管に照射して得られる吸光度
の比からグルコース濃度を精度良く求めることができ
る。
【0030】次に本実施の形態の構成を説明する。
【0031】図1において、1は光源部、2はその第一
光源、2’は第二光源、3は光ファイバー束、4は指、
5はホトセンサアレイ、6は点灯回路、7はホトセンサ
アレイ出力検出回路、8は制御回路(本発明の判定手段
に相当する)であって、光源1は点灯回路6に接続さ
れ、天候回路6は制御回路8に接続され、出力検出回路
7は制御回路8に接続され、ホトセンサアレイ5は出力
検出回路7に接続されている。
【0032】この場合、第一の光源2は、1.7μm前
後の波長域に発光する半導体レーザもしくは、白熱電球
に光学干渉フイルタを組み合わせたものを用い、第二の
光源2’には、1.2〜1.3μmの波長域に発光する
半導体レーザもしくは、白熱電球に光学干渉フイルタを
組み合わせたものを用いる。さらに、ホトセンサアレイ
5には、例えば1.8μmまで感度のあるGaInPホ
トダイオードのアレイを使用する。
【0033】このような構成を有する本実施の形態にお
いて、光源部1で血液中グルコースの吸収の大きくか
つ、他の血液成分たとえば水の吸収の少ない波長域に選
択的に光を放出する第一の光源2から、そのような光を
光ファイバー束3に入射させる。
【0034】光ファイバー束3の出射端を直線状に配置
し、測定部位である指4の関節部の曲げの内側の曲げに
平行に、すなわち血管40に横切るように皮膚に密着さ
せて線状に光を入射させる。そして、指4の生体組織中
を拡散透過した光を、指関節の曲げの内側の曲げに平行
に、すなわち血管40に横切るように皮膚に密着したホ
トセンサアレイ5で受光する。
【0035】ホトセンサアレイ5の出力検出は、第一の
光源2の点灯を制御する点灯回路6からの同期信号によ
り、第一の光源2の点灯周波数に同期してホトセンサア
レイ出力検出回路7で検波し、さらに制御回路8で、ホ
トセンサアレイ5のそれぞれに対応する検出信号出力の
うち、血管40、41、42中の拡散光路の長い、すな
わち最もグルコースの吸収の大きい血管40を検出して
いるアレイの出力を選択する。
【0036】次に、制御回路8からの信号により光源を
第二の光源2’に切り替える。第二の光源2’は、第一
の光源2の波長帯域と同程度の血液および生体中の吸収
特性を示し、かつグルコースの吸収の少ない波長帯域に
選択的に光を放出する光源である。第二の光源2’での
照明において、第一の光源2において出力信号を採用し
たホトセンサーアレイ5の素子の信号を第二の光源2’
の点灯周波数に同期してホトセンサアレイ出力検出回路
7で検波し、制御回路8で、第一の光源2の場合の選択
出力との比を求め、グルコースの吸収の特性を分離す
る。
【0037】これにより、光照射、光検出の位置合わせ
を厳密に行うことなく精度よい血液中のグルコース濃度
の測定を実現できる。
【0038】尚、光の照射位置と照射されて反射拡散し
た光を受光する位置とは、本実施の形態のように、ほぼ
近傍の位置関係であっても良いが(図面上では見やすさ
のため離して記載している)、同一の位置に照射し受光
するように構成してもよいものである。
【0039】また、測定部位である指関節部分より、指
付け根方向の測定部位近傍を圧迫し、測定部位を充血さ
せて測定することが好ましい。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、生体を傷
つけることなく非侵襲に、かつ、光照射、光検出の位置
合わせを厳密に行うことなく、精度よい血液中のグルコ
ース濃度測定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における非侵襲血中グル
コース濃度測定装置の構成図
【図2】成人の指の1.2μm〜2.4μmの波長領域
での分光吸収特性図
【図3】純水の1.2μm〜2.4μmの波長領域での
分光吸収特性(試料透過距離0.5mm)の測定例を示す
特性図
【図4】グルコース粉末試料(若干の水分を含む)の
1.2μm〜2.4μmの波長領域での分光吸収特性の
測定例を示す特性図
【符号の説明】
1 光源部 2 第一の光源 2’ 第二の光源 3 光ファイバー束 4 指 5 ホトセンサ・アレイ 6 点灯回路 7 ホトセンサーアレイ出力検出回路 8 制御回路

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】血液中の計測しようとする成分に対する吸
    収が大きく、かつ、他の血液成分の吸収の少ない波長域
    に選択的に光を放出する第一の光源と、血液中の計測し
    ようとする成分に対する吸収が小さく、かつ、他の血液
    成分の吸収の少ない波長域に選択的に光を放出する第二
    の光源と、前記第一、第二の光源からの光を入力し先端
    からその光を出射する、測定個所に当接可能な光ファイ
    バーと、測定個所に当接可能な、光を受光するホトセン
    サと、第一の光源の出射と第二の光源の出射に対応して
    前記ホトセンサから得られるそれぞれの出力信号とを比
    較して、血液中の計測しようとする成分を判定する判定
    手段とを備えたことを特徴とする血液成分測定装置。
  2. 【請求項2】前記他の血液成分とは水分であることを特
    徴とする請求項1記載の血液成分測定装置。
  3. 【請求項3】前記光ファイバーは束となっており、その
    光出射端は直線状に配列され、その光出射端は測定箇所
    における血管に実質上横切るように皮膚に密着させられ
    て、線状に光を入射するものであり、前記ホトセンサは
    直線状に配列されたアレイであり、その受光端は測定箇
    所における血管に実質上横切るように皮膚に密着させら
    れて使用されるものであることを特徴とする請求項1記
    載の血液成分測定装置。
  4. 【請求項4】前記第一の光源と第二の光源を切り替える
    ための点灯回路を備えたことを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載の血液成分測定装置。
  5. 【請求項5】前記第一の光源と第二の光源とから出射さ
    れる光を互いに異なる周波数で変調し、同時に点灯させ
    て、前記光ファイバーに入射させるための点灯回路をさ
    らに備え、 前記ホトセンサは同時に第一、第二の光源からの光を検
    出するものであり、 さらに、前記第一の光源の光と前記第二の光源の光に対
    応する前記ホトセンサからのそれぞれの出力信号を、そ
    れぞれの変調周波数に同期して検波することで、分離す
    るホトセンサアレイ出力検出回路を備えたことを特徴と
    する請求項1記載の血液成分測定装置。
  6. 【請求項6】前記判定手段は、第一の光源の照射におけ
    る、前記ホトセンサアレイのそれぞれの素子から出力さ
    れる信号のうち、最も計測しようとする成分の吸収の大
    きい出力を選択し、第二の光源の照射においては、前記
    第一の光源において出力信号が選択されたホトセンサー
    アレイの素子から出力される信号を選択し、前記第一の
    光源の場合の選択出力と第二の光源の場合の選択出力と
    の比を求め、血液中の計測しようとする成分を判定する
    ことを特徴とする請求項3記載の血液成分測定装置。
  7. 【請求項7】血液中の計測しようとする成分に対する吸
    収が大きく、かつ、他の血液成分の吸収の少ない波長域
    に選択的に光を第一の光源から放出し、血液中の計測し
    ようとする成分に対する吸収が小さく、かつ、他の血液
    成分の吸収の少ない波長域に選択的に光を第二の光源か
    ら放出し、前記第一、第二の光源からの光を入力させ先
    端からその光を出射する光ファイバーを測定個所に当接
    し、測定個所にホトセンサを当接し、第一の光源の出射
    と第二の光源の出射に対応して前記ホトセンサから得ら
    れるそれぞれの出力信号とを比較して、血液中の計測し
    ようとする成分を判定することを特徴とする血液成分測
    定方法。
  8. 【請求項8】測定しようとする成分はグルコースである
    ことをことを特徴とする請求項7記載の血液成分測定方
    法。
  9. 【請求項9】測定部位である指関節部分より、指付け根
    方向の測定部位近傍を圧迫し、測定部位を充血させて測
    定することを特徴とする請求項7記載の血液成分測定方
    法。
  10. 【請求項10】近赤外光を、指の血管に入射させ、前記
    血管内の血液中を拡散透過する光を検出してそのグルコ
    ースによる吸収を検出し、 さらに前記血管内の血液中をグルコースの吸収の無い波
    長の光を用いて血液中の拡散透過光を測定し、両者の比
    よりグルコースの濃度を測定することを特徴とする血液
    成分測定方法。
  11. 【請求項11】グルコースの吸収の大きい波長域の光を
    皮膚を介して血管に照射して得られる吸光度と、グルコ
    ースの吸収の少ない波長域の光を前記皮膚もしくはその
    近傍の皮膚を介して血管に照射して得られる吸光度の比
    からグルコース濃度を求めることを特徴とする血液成分
    測定方法。
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