JP2015216856A - 容器詰めカクテルテイスト飲料 - Google Patents

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Abstract

【課題】バランスが取れた味を有する容器詰めカクテルテイスト飲料を提供する。
【解決手段】容器詰めカクテルテイスト飲料は、ビールテイスト飲料と、発酵果汁テイスト飲料と、酸味料とを含有し、クエン酸酸度が0.10g/100ml〜0.40g/100mlである。
【選択図】なし

Description

本発明は、ビール、発泡酒等のビールテイスト飲料と、ワインに代表される果汁を発酵させた風味を持つ発酵果汁テイスト飲料、を混合した容器詰めカクテルテイスト飲料、及びその味覚の改善・向上方法に関する。
缶チューハイや缶入りカクテル等の容器詰めアルコール飲料は、手軽に飲める低アルコールの飲料として人気がある。特に最近では、各種アルコール飲料同士や果汁、ハーブ、スパイス等を混合したカクテルタイプの容器詰めアルコール飲料、更にはチューハイやアルコール入りカクテルの風味を持ったノンアルコールの容器詰め飲料が、飲み易くてお洒落感があることから、若い女性らを中心に支持を受けている。
中でもビールテイスト飲料を使用したカクテルは、ビア・カクテルと言われる。ビア・カクテルとしては、例えば、ビールとジンジャエールを混合した「シャンディガフ」、ビールとレモンソーダを混合した「パナシェ」、ビールとトマトジュースの「レッドアイ」、ビールとコーラの「コーク・ビア」等が知られている。
また、ビールを発酵果汁飲料である白ワインと混合したカクテルも、「ビア・スピリッツアー」として知られている。ビア・スピリッツァーは、ビールの苦味と白ワインの酸味とをあわせ持つカクテルとして、バーや居酒屋等で供される機会が増えてきている。バーや居酒屋等で供されるビア・スピリッツアーは、ビールと白ワインとを50:50〜40:60程度の比で混合して得られる。混合後、シロップやレモン果汁等によって甘味及び酸味が調節されることもある。
しかしながら、これらのビア・スピリッツァーは、ビールに由来する穀物感、苦味、重々しさと、発酵果汁飲料(白ワイン)に由来する酸味及び渋味とのバランスが悪く、嗜好性に劣る場合がある。容器詰めのアルコール飲料に対しては、広い客層に受け入れられることが要求される。この要求を満たすため、すっきりとした飲み易さを持ち、バランスが取れた味を有する飲料の提供が望まれている。
特開2013−255490号公報には、ワインに特異的に多く含まれるグルコン酸及び酒石酸の含有量を、以下の条件を満たすよう調整したワイン風味飲料が開示されている。
(A)グルコン酸濃度(重量/容量)、(B)酒石酸濃度(重量/容量)、総酸量(C)
0.15≦A/(A+B)≦0.95、
4g/L≦C≦11g/L
特開2013−126393号公報には、果汁使用率の高い果汁含有アルコール飲料に添加して、香味のべたつき感を改善する香味改善用組成物が開示されており、この組成物はリンゴ酸とクエン酸の配合比率が10:90〜40:60であることを特徴とする。
特許第4827494号には、リン酸又はその塩と、クエン酸又はその塩とを、酸味料として配合したアルコール飲料が開示されている。このアルコール飲料は、酸味料の5〜55w/w%がリン酸であり、かつリン酸又はその塩とクエン酸又はその塩との比が0.1:1〜0.43:1であることを特徴とする。
特開2013−255490号公報 特開2013−126393号公報 特許第4827494号
本発明の課題は、バランスが取れた味を有する容器詰めカクテルテイスト飲料を提供することにある。
本発明の発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究を行った。その結果、ビールテイスト飲料と発酵果汁テイスト飲料とを含有する容器詰めカクテルテイスト飲料において、酸味料を添加して飲料中のクエン酸酸度を特定の値の範囲に調節することにより、上記課題が解決できることを見出し、発明を完成するに至った。
具体的には、本発明は、以下のものを提供する。
〔1〕ビールテイスト飲料と、発酵果汁テイスト飲料と、酸味料とを含有し、クエン酸酸度が0.10g/100ml〜0.40g/100mlである容器詰めカクテルテイスト飲料。
〔2〕アルコール含有飲料である、前記〔1〕に記載された容器詰めカクテルテイスト飲料。
〔3〕前記発酵果汁テイスト飲料が、ワインである、前記〔2〕に記載された容器詰めカクテルテイスト飲料。
〔4〕前記ビールテイスト飲料が、ビール又は発泡酒である
前記〔2〕又は〔3〕に記載された容器詰めカクテルテイスト飲料。
〔5〕ノンアルコール飲料である、前記〔1〕に記載された容器詰めカクテルテイスト飲料。

〔6〕前記ビールテイスト飲料の含有量が、400ml〜900ml/Lである、前記〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載された容器詰めカクテルテイスト飲料。
〔7〕前記発酵果汁飲料の含有量が、10ml/L〜300ml/Lである、前記〔1〕乃至〔6〕のいずれかに記載された容器詰めカクテルテイスト飲料。
〔8〕前記酸味料が、クエン酸を含む、前記〔1〕乃至〔6〕のいずれかに記載された容器詰めカクテルテイスト飲料。
〔9〕前記酸味料が、更に、リンゴ酸を含む、前記〔8〕に記載された容器詰めカクテルテイスト飲料。
〔10〕前記リンゴ酸の含有量が、0.02g/100ml〜0.32g/100mlである、前記〔9〕に記載された容器詰めカクテルテイスト飲料。
〔11〕前記リンゴ酸の含有量が、0.04g/100ml〜0.16g/100mlである、前記〔10〕に記載された容器詰めカクテルテイスト飲料。
〔12〕前記クエン酸の含有量(重量%):前記リンゴ酸の含有量(重量%)が、80:20〜20:80である、前記〔9〕乃至〔11〕のいずれかに記載された容器詰めカクテルテイスト飲料。
〔13〕前記クエン酸の含有量(重量%):前記リンゴ酸の含有量(重量%)が、80:20〜40:60である、前記〔12〕に記載された容器詰めカクテルテイスト飲料。
〔14〕更に、甘味料を含有する、前記〔1〕乃至〔13〕のいずれかに記載された容器詰めカクテルテイスト飲料。
〔15〕更に、香料を含有する、前記〔1〕乃至〔14〕のいずれかに記載された容器詰めカクテルテイスト飲料。
〔16〕更に、果汁を含有する、前記〔1〕乃至〔15〕のいずれかに記載された容器詰めカクテルテイスト飲料。
本発明によれば、バランスが取れた味を有する容器詰めカクテルテイスト飲料が提供される。
以下、本発明の実施態様について詳細に説明する。
本実施形態に係る容器詰めカクテルテイスト飲料は、ビールテイスト飲料、発酵果汁テイスト飲料、及び酸味料を含有する。容器詰めカクテルテイスト飲料中におけるクエン酸酸度は、0.10g/100ml〜0.40g/100mlであり、好ましくは、0.15g/100ml〜0.30g/100mlである。クエン酸酸度をこのような値にすることで、穀物感や苦みと、酸味や渋みのバランスが取れた容器詰めカクテルテイスト飲料が得られる。なお、クエン酸酸度が0.10g/100ml未満である場合には、甘み、苦味が強く、すっきり感に劣る飲料になる。また、クエン酸酸度が0.40g/100mlを超える場合には、酸味が強くなりすぎて、ビールテイストが十分感じられない飲料となる。
尚、本明細書中、「クエン酸酸度」とは、果実飲料の日本農林規格(平成25年12月24日農水告第3118号)で定められた酸度の測定方法に基づいて算出されたクエン酸換算値を意味する。
本明細書において、「ビールテイスト飲料」とは、アルコール含有量や麦芽の使用の有無に関わらず、ビールと同等の又はそれと似た風味・味覚及びテクスチャーを有し、高い止渇感・ドリンカビリティーを有する発泡性飲料を意味する。すなわち、ビールテイスト飲料は、アルコール飲料であってもよく、アルコール含量が1容量%未満、又は0%であるいわゆるノンアルコール飲料であってもよい。また、麦芽を原料とする飲料であってもよく、麦芽を原料としない飲料であってもよい。さらに、発酵飲料であってもよく、無発酵飲料であってもよい。ビールテイスト飲料としては、具体的には、ビール、麦芽を原料とする発泡酒、麦芽を使用しない発泡性アルコール飲料、ローアルコール飲料、ノンアルコールビール等が挙げられる。その他、麦芽を原料とし、発酵工程を経て製造された飲料を、アルコール含有蒸留液と混和して得られたリキュール類であってもよい。アルコール含有蒸留液とは、蒸留操作により得られたアルコールを含有する溶液であり、スピリッツ等の一般に蒸留酒に分類されるものを用いることができる。好適には、ビールテイスト飲料としては、アルコールを含有するビール及び発泡酒が用いられ、ビールがより好適に用いられる。更に好適には、アルコール度数が3〜7%のビールが用いられる。
容器詰めカクテルテイスト飲料中におけるビールテイスト飲料の含有量は、400ml〜900ml/Lであることが好ましく、600ml〜800ml/Lであることがより好ましい。
本明細書において、「発酵果汁テイスト飲料」とは、果実を発酵させて得られる飲料である発酵果汁飲料と、発酵せずにフレーバリング等により発酵果汁のテイストを付与したアルコールを含まない果汁飲料の両方を含む。例えば、発酵果汁飲料は、果実を粉砕し、粉砕物をそのまま発酵させることにより、得られる。また、発酵果汁飲料は、果汁を加熱処理により濃縮し、濃縮された果汁を希釈し、これに酵母を添加して発酵させ、発酵液をろ過して得ることもできる。果汁発酵飲料の原料としては、例えば、原料としてブドウ、リンゴ、ウメ、洋ナシ、モモ等が挙げられる。好適には、果汁発酵飲料としては、ワインが用いられ、白ワインがより好適に用いられる。更に好適には、アルコール度数が10〜15%である白ワインが用いられる。
容器詰めカクテルテイスト飲料中における発酵果汁テイスト飲料の含有量は、10ml/L〜300ml/Lであることが好ましく、30ml〜100ml/Lであることがより好ましい。発酵果汁テイスト飲料の含有量が少なすぎる場合、果汁の風味が十分に得られにくくなる傾向がある。一方、発酵果汁テイスト飲料としてワインを用いる場合には、ワインのアルコール含量が高いため、容器詰めカクテルテイスト飲料中におけるアルコール度数が高くなりやすく、容器詰めカクテル風味飲料のユーザ層にとって飲みにくくなりやすい。また、発酵果汁テイスト飲料として使用するワインの含有量が300ml/Lを越えると原料費が高価になりすぎ、安価に容器詰めカクテル風味テイストを提供することができなくなる。
上述のとおり、容器詰めカクテルテイスト飲料は、アルコール飲料とノンアルコール飲料のいずれでも良いが、アルコール飲料の場合のアルコール度数は、飲みやすさの観点から、1〜8%であることが好ましく、より好ましくは3〜6%である。
「酸味料」としては、例えば、アジピン酸、クエン酸、クエン酸三ナトリウム(クエン酸ナトリウム)、グルコノデルタラクトン、グルコン酸、グルコン酸カリウム、グルコン酸ナトリウム、コハク酸、コハク酸一ナトリウム、コハク酸二ナトリウム、酢酸ナトリウム、DL−酒石酸、L−酒石酸、DL−酒石酸ナトリウム、L−酒石酸ナトリウム、二酸化炭素、乳酸、乳酸ナトリウム、氷酢酸、フマル酸、フマル酸一ナトリウム、DL−リンゴ酸、DL−リンゴ酸ナトリウム、及びリン酸等が挙げられる。
酸味料は、容器詰めカクテルテイスト飲料中における最終的なクエン酸酸度が0.10g/100ml〜0.40g/100mlとなるような量、添加される。
好適には、容器詰めカクテルテイスト飲料は、酸味料として、クエン酸及びリンゴ酸を含む。この場合、リンゴ酸の含有量は、0.02g/100ml〜0.32g/100mlであることが好ましく、0.03g/100ml〜0.18g/100mlであることがより好ましい。また、クエン酸の含有量は、0.02g/100ml〜0.32g/100mlであることが好ましく、0.06g/100ml〜0.24g/100mlであることがより好ましい。更に、香味のメリハリとすっきり感のバランスを保つ観点から、クエン酸の含有量(重量%):リンゴ酸の含有量(重量%)は、80:20〜20:80であることが好ましく、80:20〜40:60であることがより好ましい。
本実施態様に係る容器詰めカクテルテイスト飲料は、上記成分の他に、水、甘味料、香料、及び果汁などの他の成分を含有することができる。
水は、容器詰めカクテルテイスト飲料中におけるビールテイスト飲料及び発酵果汁テイスト飲料などの含有量やアルコール度数を所望する値になるように調整するために用いられる。
甘味料は、甘みを付与するために添加される。甘味料としては、例えば、糖類が用いられる。糖類とは、単糖類及び二糖類を意味する。単糖類としては、ぶどう糖、果糖、果糖ぶどう糖、木糖、ソルボース、ガラクトース又は異性化糖などが挙げられ、二糖類としては、蔗糖、麦芽糖、乳糖、異性化乳糖又はパラチノースなどが挙げられる。好適には、甘味料として、果糖ブドウ糖液糖が用いられる。容器詰めカクテルテイスト飲料における甘味料の含有量は、甘味料として果糖ブドウ糖液糖を用いた場合、例えば5〜100g/L、好適には20〜60g/L、より好適には30〜50g/Lである。
香料は、香味を付与するために用いられる。香料は、一般の食品に用いられる香料であれば特に限定されず、目的に応じて用いる香料や含有量が適宜選択される。容器詰めカクテルテイスト飲料における香料の含有量は、例えば、0.01g/L〜5g/L、好ましくは0.1g/L〜2g/Lである。なお、発酵果汁飲料としてワインを用いた場合、ワインの風味を補う観点から、香料としてワインフレーバーを用いることが好ましい。
果汁としては、特に限定されるものではないが、レモン及びオレンジ等の柑橘類果汁、リンゴ、ナシ、モモ、ブドウ、イチゴ、キウイ、パインアップル等を用いることができる。発酵果汁飲料としてワインを用いた場合には、果汁としてぶどう果汁を用いることが好ましい。
容器詰めカクテルテイスト飲料中における果汁の濃度は、例えば1g/L〜100g/L、好ましくは5〜50g/Lである。
本実施態様に係る容器詰めカクテルテイスト飲料は、ビールテイスト飲料、発酵果汁テイスト飲料、及び酸味料を、必要に応じてその他の成分(水、甘味料、香料、及び果汁など)と混合し、通常の容器詰め飲料の製造方法と同様、容器に詰める前、及び/又は容器に詰めた後に加熱等による必要十分な殺菌処理を行うことで得ることができる。
以下、本発明について実施例を挙げて詳細に説明する。但し、本発明は以下に示す実施例に何ら限定されるものではない。
[実施例1;クエン酸酸度の検討]
市販のビール(アルコール度数5.0%)に、市販の白ワイン(アルコール度数12.0%)、甘味料としての果糖ブドウ糖液糖、ブドウ果汁、クエン酸三ナトリウム、香料及び水を添加し、サンプルを調製した。調製したサンプルに、最終製品のクエン酸酸度が0.05〜0.6(g/100ml)となるように、異なる量のクエン酸を添加し、試料1乃至5を得た。各試料の最終製品としてのアルコール度数は、4.2%である。試料1乃至5の配合を下記表1に示す。なお、クエン酸三ナトリウムは酸味料ではあるが、クエン酸酸度には寄与していないことに留意されたい。また、最終製品のクエン酸酸度は、ビールや白ワイン由来の酸成分をも含んだ値であり、クエン酸由来の酸度だけではないことにも留意されたい。
Figure 2015216856
試料1乃至5について、8名のパネリストによる官能評価により、ビールらしさ、ワインらしさ、酸味の良さ、及び総合評価を相対的に評価した。
官能評価結果(平均値)及びパネリストから得られたコメントを、表2に示す。なお、表2中、コメントにおけるカッコ内の数値は、人数を表す。
Figure 2015216856
表2から明らかなように、試料2乃至4において、総合評価が3を超えており、良好な結果が得られた。すなわち、クエン酸酸度が0.10g/100ml〜0.40g/100mlである場合に、良好な結果が得られた。
[実施例2;クエン酸とリンゴ酸の配合比の検討]
続いて、クエン酸とリンゴ酸の配合比を検討するため、クエン酸とリンゴ酸との配合比を変えた試料6乃至11を調製した。試料6乃至11におけるクエン酸酸度は、いずれも0.20g/100mlとした。各試料において、ビール、白ワイン、及び最終製品におけるアルコール度数は、実施例1と同じである。試料6乃至11の配合を下記表3に示す。
Figure 2015216856
試料6乃至11について、8名のパネリストによる官能評価により、ビールらしさ、ワインらしさ、後味のすっきり感、香味のメリハリ、及び総合評価を相対的に評価した。
官能評価結果及びパネリストから得られたコメントを、表4に示す。
Figure 2015216856
表4に示されるように、試料7乃至10において、ビールとワインのバランスがよく、香味のメリハリと後味のすっきり感が担保されていた。すなわち、クエン酸:リンゴ酸の配合比は、80:20〜20:80であることが好ましいことが判った。

Claims (16)

  1. ビールテイスト飲料と、
    発酵果汁テイスト飲料と、
    酸味料と、
    を含有し、
    クエン酸酸度が0.10g/100ml〜0.40g/100mlである
    容器詰めカクテルテイスト飲料。
  2. アルコール含有飲料である
    請求項1に記載された容器詰めカクテルテイスト飲料。
  3. 前記発酵果汁テイスト飲料が、ワインである
    請求項2に記載された容器詰めカクテルテイスト飲料。
  4. 前記ビールテイスト飲料が、ビール又は発泡酒である
    請求項2又は3に記載された容器詰めカクテルテイスト飲料。
  5. ノンアルコール飲料である
    請求項1に記載された容器詰めカクテルテイスト飲料。
  6. 前記ビールテイスト飲料の含有量が、400ml〜900ml/Lである
    請求項1乃至5のいずれかに記載された容器詰めカクテルテイスト飲料。
  7. 前記発酵果汁テイスト飲料の含有量が、10ml/L〜300ml/Lである
    請求項1乃至6のいずれかに記載された容器詰めカクテルテイスト飲料。
  8. 前記酸味料が、クエン酸を含む
    請求項1乃至7のいずれかに記載された容器詰めカクテルテイスト飲料。
  9. 前記酸味料が、更に、リンゴ酸を含む、
    請求項8に記載された容器詰めカクテルテイスト飲料。
  10. 前記リンゴ酸の含有量が、0.02g/100ml〜0.32g/100mlである
    請求項9に記載された容器詰めカクテルテイスト飲料。
  11. 前記リンゴ酸の含有量が、0.04g/100ml〜0.16g/100mlである
    請求項10に記載された容器詰めカクテルテイスト飲料。
  12. 前記クエン酸の含有量(重量%):前記リンゴ酸の含有量(重量%)が、80:20〜20:80である
    請求項9乃至11のいずれかに記載された容器詰めカクテルテイスト飲料。
  13. 前記クエン酸の含有量(重量%):前記リンゴ酸の含有量(重量%)が、80:20〜40:60である
    請求項12に記載された容器詰めカクテルテイスト飲料。
  14. 更に、
    甘味料を含有する
    請求項1乃至13のいずれかに記載された容器詰めカクテルテイスト飲料。
  15. 更に、
    香料を含有する
    請求項1乃至14のいずれかに記載された容器詰めカクテルテイスト飲料。
  16. 更に、
    果汁を含有する
    請求項1乃至15のいずれかに記載された容器詰めカクテルテイスト飲料。
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