JP2015215942A - プラズマ発生装置およびプラズマ発生方法 - Google Patents

プラズマ発生装置およびプラズマ発生方法 Download PDF

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Yasunori Tanaka
康規 田中
美香 赤尾
Mika Akao
美香 赤尾
寛光 入江
Hiromitsu Irie
寛光 入江
川浦 廣
Hiroshi Kawaura
廣 川浦
徹哉 幸本
Tetsuya Komoto
徹哉 幸本
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Abstract

【課題】簡単な構成でありながら広い領域に熱プラズマを直接照射することができるプラズマ発生装置およびプラズマ発生方法を提供する。
【解決手段】中心軸Cの周りを囲む円環状のループ管の一部を切り欠くことにより一対の開口端が形成された形状を有するガス流通管2内にプラズマ発生ガス注入口4からプラズマ発生ガスを注入し、それぞれ中心軸Cの周りを囲むように巻回され且つガス流通管2を挟み込む一対の巻き線部31,32を有する空心コイル3に高周波電源6から高周波電力を供給して一対の巻き線部31,32の間に電界を形成すると共に中心軸Cに沿った磁界を形成することでガス流通管2内に誘導熱プラズマを発生させ、ガス流通管2の一対の開口端から真空チャンバ1内に誘導熱プラズマを射出する。
【選択図】図1

Description

この発明は、プラズマ発生装置およびプラズマ発生方法に係り、特に、高周波誘導熱プラズマを発生する装置および方法に関する。
高周波誘導熱プラズマは、高温で且つ高い反応性を有する熱プラズマ空間を無電極状態で形成することができるため、電極金属の溶融等に起因する不純物の混入が抑制され、各種の熱処理、原料生成において広く利用されている。
従来の高周波誘導熱プラズマ装置は、円筒状のプラズマトーチの外周部に誘導コイルが巻回された構成を有し、プラズマトーチの内部にアルゴンガス等の不活性ガスを流すと共に誘導コイルに高周波電力を供給しつつ、プラズマトーチの内部に高電圧を印加して放電を発生させることで、プラズマが点火される。その後、プラズマトーチの内部に原料物質を供給することで、各種の化学反応を行うことができる。
このような高周波誘導熱プラズマは、半導体製造工程、液晶製造工程等においても利用が望まれているが、円筒状のプラズマトーチを使用する装置では、近年の半導体ウエハの大型化および液晶画面の大型化に対応して、プラズマによる処理面積の拡大を図ることが困難であった。すなわち、円筒状のプラズマトーチの径を拡大すると、誘導コイルに供給する高周波電力の増大および冷却効率の向上が必要となり、処理面積の拡大には限界があった。
また、例えば、特許文献1には、フェライト等の磁性材料からなる直線状のコアの外周部を囲むように環状のプラズマ生成領域を形成すると共に、プラズマ生成領域とは異なる位置においてコアの外周部に誘導コイルを巻回したプラズマ装置が開示されている。プラズマ生成領域にガスを流しつつ、誘導コイルに高周波電力を供給してコア内に磁界を形成することで、プラズマ生成領域内に環状のプラズマが生成される。
そして、プラズマ処理を行う際には、処理ガスがプラズマ生成領域内に注入され、プラズマにより生成されたラジカルまたはイオン化ガスが出口ポートを通ってプラズマ生成領域から排出され、さらにシャワーヘッドを介して基板の表面に供給される。
特表2013−511812号公報
しかしながら、特許文献1の装置では、プラズマにより生成されたラジカルまたはイオン化ガスを処理対象である基板に供給することはできるものの、熱プラズマは環状のプラズマ生成領域内に留まり、基板に向けて熱プラズマを直接照射することはできない。
また、コアを用いてプラズマ生成領域内にプラズマを誘導生成しているため、磁気飽和および鉄損を考慮しなければならず、さらに、コアの冷却も必要になり、装置の構成が複雑になるという問題がある。
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、簡単な構成でありながら広い領域に熱プラズマを直接照射することができるプラズマ発生装置およびプラズマ発生方法を提供することを目的とする。
この発明に係るプラズマ発生装置は、真空チャンバと、中心軸の周りを囲む円環状のループ管の一部を切り欠くことにより一対の開口端が形成された形状を有すると共に一対の開口端を介して真空チャンバ内に連通するガス流通管と、ガス流通管の中間部に形成されたプラズマ発生ガス注入口と、それぞれループ管の中心軸の周りを囲むように巻回され且つガス流通管を挟み込む一対の巻き線部を有する空心コイルと、プラズマ発生ガス注入口からガス流通管内にプラズマ発生ガスを流した状態で空心コイルに高周波電力を供給して一対の巻き線部の間に電界を形成すると共にループ管の中心軸に沿った磁界を形成することでガス流通管内に誘導熱プラズマを発生させる高周波電源とを備え、誘導熱プラズマがガス流通管の一対の開口端から真空チャンバ内に射出されるものである。
ガス流通管を形成するループ管は、真円に沿った形状を有することが好ましい。
ガス流通管は、一対の開口端からそれぞれガス流通管の接線方向に射出された誘導熱プラズマが互いに交差するように、中心角が180度より大きい円弧形状を有することが好ましい。さらに、ガス流通管は、円弧形状の内側部の中心角が円弧形状の外側部の中心角以上となるように形成することができる。
また、好ましくは、一対の開口端からそれぞれガス流通管の接線方向に射出された誘導熱プラズマが互いに交差する位置と一対の開口端との間に基板を保持するための基板保持部をさらに備え、ガス流通管内と、一対の開口端から基板保持部に保持された基板の表面まで延びるガス流通管の接線上と、基板保持部に保持された基板の表面上を通る閉路プラズマ電流が形成される。
一対の開口端に対して基板保持部を移動させる移動機構をさらに備えることもできる。
一対の開口端から真空チャンバ内に射出された誘導熱プラズマに原料物質を導入するための少なくとも1つの原料物質導入口をさらに備えることができる。
好ましくは、空心コイルの一対の巻き線部は、ループ管の半径とほぼ同一の巻回半径を有して互いに同一方向に巻回されると共に、それぞれ、ガス流通管に近接した第1の端部とループ管の中心軸に沿ってガス流通管から離れた第2の端部を有し、一対の巻き線部の第2の端部同士が互いに短絡され、一対の巻き線部の第1の端部の間に高周波電源が接続されている。
この発明に係るプラズマ発生方法は、中心軸の周りを囲む円環状のループ管の一部を切り欠くことにより一対の開口端が形成された形状を有するガス流通管内にガス流通管の中間部からプラズマ発生ガスを注入し、それぞれループ管の中心軸の周りを囲むように巻回され且つガス流通管を挟み込む一対の巻き線部を有する空心コイルに高周波電力を供給して一対の巻き線部の間に電界を形成すると共にループ管の中心軸に沿った磁界を形成することでガス流通管内に誘導熱プラズマを発生させ、ガス流通管の一対の開口端から誘導熱プラズマを射出する方法である。
この発明によれば、円環状のループ管の一部を切り欠くことにより一対の開口端が形成された形状を有するガス流通管内にプラズマ発生ガスを注入し、ガス流通管を挟み込む一対の巻き線部を有する空心コイルに高周波電力を供給してガス流通管内に誘導熱プラズマを発生させ、ガス流通管の一対の開口端から誘導熱プラズマを射出するので、簡単な構成でありながら広い領域に熱プラズマを直接照射することが可能となる。
この発明の実施の形態1に係るプラズマ発生装置の全体構成を概略的に示す図である。 実施の形態1のプラズマ発生装置に用いられたガス流通管を示す斜視図である。 実施の形態1のプラズマ発生装置に用いられたガス流通管および真空チャンバを示す断面図である。 実施の形態1のプラズマ発生装置に用いられた空心コイルを示す側面図である。 ガス流通管内に誘導熱プラズマが発生したときのガス流通管および真空チャンバを示す部分断面図である。 ガス流通管内に誘導熱プラズマを発生させ且つガス流通管の直下に基板を配置したときのガス流通管および真空チャンバを示す部分断面図である。 プラズマ発生ガスとしてアルゴンガスを、原料物質として窒素ガスを、それぞれ用いて誘導熱プラズマを発生させたときの発光強度の最大点で観測されたスペクトルを示すグラフである。 プラズマ発生ガスとしてアルゴンガスを、原料物質として窒素ガスを、それぞれ用いて誘導熱プラズマを発生させたときのガス流通管の直下領域における温度分布を示すグラフである。 実施の形態2のプラズマ発生装置に用いられたガス流通管および原料物質導入口を示す断面図である。 実施の形態2の変形例に係るプラズマ発生装置に用いられたガス流通管および原料物質導入口を示す断面図である。 実施の形態3のプラズマ発生装置に用いられたガス流通管を示す断面図である。 実施の形態3の変形例に係るプラズマ発生装置に用いられたガス流通管を示す断面図である。 実施の形態3の他の変形例に係るプラズマ発生装置に用いられたガス流通管を示す断面図である。 実施の形態4のプラズマ発生装置の全体構成を示す一部破断側面図である。
実施の形態1
以下、この発明の実施の形態1を添付図面に基づいて説明する。
図1に、実施の形態1に係るプラズマ発生装置の構成を示す。プラズマ発生装置は、真空チャンバ1を有し、真空チャンバ1にループ状のガス流通管2が連結されている。ガス流通管2は、中心軸Cの周りを囲み且つ中心軸C上の点を中心とする真円に沿った円環状のループ管の一部を切り欠いた形状を有しており、ガス流通管2の切り欠き部分が真空チャンバ1に連結されている。さらに、ガス流通管2の近傍に、ガス流通管2を形成するループ管と共通の中心軸Cを有する空心コイル3が配置されている。
また、ループ状のガス流通管2の中間部にプラズマ発生ガス注入口4が形成されると共に、真空チャンバ1に原料物質導入口5が形成されている。
空心コイル3は、それぞれ中心軸Cの周りを囲み且つ互いに同一方向に巻回された一対の巻き線部31および32を有しており、これら一対の巻き線部31および32がガス流通管2を挟み込むように互いに対向して配置されている。一対の巻き線部31および32は、ガス流通管2を形成するループ管の半径とほぼ同一の巻回半径で互いに同一方向に巻回され、それぞれ、ガス流通管2に近接した第1の端部31aおよび32aと、中心軸Cに沿ってガス流通管2から離れた第2の端部31bおよび32bを有している。そして、双方の巻き線部31および32の第1の端部31aおよび32aの間に高周波電源6が接続され、双方の巻き線部31および32の第2の端部31bおよび32bは短絡部33を介して互いに短絡されている。
さらに、プラズマ発生ガス注入口4にプラズマ発生ガス供給部7が接続され、原料物質導入口5に原料物質供給部8が接続されている。
図2に示されるように、プラズマ発生ガス注入口4は、真空チャンバ1からもっとも離れたガス流通管2の中間部に配置されており、原料物質導入口5は、真空チャンバ1に連結されたガス流通管2の切り欠き部分の中央に配置されている。
図3に示されるように、ガス流通管2は、中心軸Cに垂直で且つ中心軸C上の点C1を中心とする真円C2に沿ったループ管Lの一部を切り欠いた円弧形状を有し、ループ管Lを切り欠くことで形成された一対の開口端2aおよび2bを有している。これらの開口端2aおよび2bを介してガス流通管2の内部が真空チャンバ1内に連通している。また、原料物質導入口5は、一対の開口端2aおよび2bの間で真空チャンバ1内に連通している。
なお、円弧形状のガス流通管2の中心角θは、180度より大きい値に設定されており、このため、一対の開口端2aおよび2bにおける円C2の接線T1およびT2が、開口端2aおよび2bよりも真空チャンバ1側に位置する点Pで互いに交差している。すなわち、プラズマ発生ガス注入口4からガス流通管2の内部にプラズマ発生ガスを注入することにより、一対の開口端2aおよび2bから円C2の接線T1およびT2に沿ってそれぞれプラズマ発生ガスが射出されるものとすると、これらのプラズマ発生ガスは点Pで交差することとなる。
さらに、真空チャンバ1内には、プラズマ処理を行う基板Sを保持するための基板保持部9が配置されている。基板保持部9は、基板Sの表面が、ガス流通管2の一対の開口端2aおよび2bと、これらの開口端2aおよび2bにおける円C2の接線T1およびT2が交差する点Pとの間に位置するように、基板Sを保持する。
また、真空チャンバ1には、排気口10が形成されており、この排気口10に真空ポンプ等からなる真空排気部11が接続されている。
図4に示されるように、空心コイル3の一対の巻き線部31および32は、互いに同一方向に巻回され、中心軸C方向にガス流通管2から離れた第2の端部31bおよび32bが短絡部33を介して互いに短絡されているので、ガス流通管2に近接した第1の端部31aおよび32aに高周波電源6から高周波電力を供給すると、空心コイル3の中心を貫く中心軸Cに沿って時間と共に大きさと方向が変化する磁界B、いわゆる交番磁界が形成される。
また、ガス流通管2に近接した第1の端部31aおよび32aに高周波電源6から高周波電力が供給されるため、互いに対向する巻き線部31の第1の端部31aと巻き線部32の第1の端部32aの間に時間と共に大きさと方向が変化する電界Eが形成される。ここで、巻き線部31および32は、ガス流通管2を形成するループ管と共通の中心軸Cを有すると共にガス流通管2を形成するループ管の半径とほぼ同一の巻回半径を有しているので、ループ形状のガス流通管2のすべての箇所に中心軸Cと平行な電界Eが形成されることとなる。
次に、この実施の形態1に係るプラズマ発生装置の動作について説明する。
まず、真空排気部11で真空チャンバ1内を減圧し、プラズマ発生ガス供給部7からプラズマ発生ガス注入口4を介してガス流通管2内にプラズマ発生ガスを注入すると、プラズマ発生ガス注入口4がループ状のガス流通管2の中間部に配置されているため、プラズマ発生ガスは、ガス流通管2内で2方向に分岐されてそれぞれガス流通管2内を流れ、一方がガス流通管2の開口端2aから円C2の接線T1に沿って真空チャンバ1内に射出され、他方がガス流通管2の開口端2bから円C2の接線T2に沿って真空チャンバ1内に射出される。
この状態で、空心コイル3の第1の端部31aおよび32aの間に高周波電源6から高周波電力を供給して中心軸Cに沿った交番磁界を形成しつつ、図示しない高電圧印加装置によりガス流通管2に高電圧を印加して放電を発生させることで、ガス流通管2内にプラズマが点火される。なお、このとき、高周波電源6から空心コイル3の第1の端部31aおよび32aの間に供給される高周波電力に起因して、空心コイル3の一対の巻き線部31および32の間に位置するガス流通管2の内部に中心軸Cと平行な電界Eが形成されているため、静電的なプラズマがつきやすくなり、容易にプラズマを点火することが可能となる。
点火されたプラズマは、高周波の電磁界の変化に追随することができず、あたかも導電性金属柱のように振る舞い、電磁誘導作用によりプラズマに渦電流が流れ、この渦電流により生ずるジュール熱に起因して誘導熱プラズマが発生する。
このようにして発生した誘導熱プラズマZは、図5に示されるように、プラズマ発生ガスの流れに対応して、ガス流通管2の一対の開口端2aおよび2bから円C2の接線T1およびT2に沿って真空チャンバ1内に射出されることとなる。
そこで、図6に示されるように、基板Sを基板保持部9に保持させることにより、ガス流通管2の開口端2aおよび2bにおける円C2の接線T1およびT2が交差する点Pと、これらの開口端2aおよび2bとの間に基板Sの表面を位置させると、開口端2aおよび2bから円C2の接線T1およびT2に沿って真空チャンバ1内に射出されていた誘導熱プラズマZが基板Sの表面上で互いに向き合うように延びて重なり合う。その結果、ガス流通管2の内部と、一対の開口端2aおよび2bから基板Sの表面まで延びる接線T1およびT2上と、基板Sの表面上を通る閉路プラズマ電流が形成される。これにより、接線T1およびT2が基板Sの表面と交わる点AおよびBを結ぶ直線状の領域が、均一な誘導熱プラズマZによって直接照射され、基板Sの表面に対して熱処理を施すことが可能となる。
このとき、一対の開口端2aおよび2bの間に配置されている原料物質導入口5は、基板Sの表面における点AおよびBを結ぶ直線の直上に位置しているので、原料物質供給部8から原料物質導入口5を介して真空チャンバ1内に原料物質を注入すると、原料物質は基板Sの表面上に形成された誘導熱プラズマZに導入されて化学反応し、基板Sの表面に対して原料物質に対応した処理が行われる。
原料物質供給部8から供給される原料物質としては、固体、液体、ガス、あるいはこれらの混合物質等、各種の物質を用いることができる。具体的には、チタン粉体、黒鉛粉体等の固体物質、ベンゼン、エタノール等の液体物質、窒素、酸素、水素等のガス物質が、それぞれの処理目的に応じて使用される。例えば、原料物質として窒素ガスを供給することにより、基板Sの表面に対して窒化処理を行うことができ、また、原料物質として酸素ガスを供給することにより、基板Sの表面に対して酸化処理を行うことができる。さらに、各種の原料物質を供給することで、基板Sの表面上に膜形成を行うこともできる。
また、高周波電源6から空心コイル3の第1の端部31aおよび32aの間に供給される高周波電流の振幅を変調することにより、誘導熱プラズマZから処理対象物である真空チャンバ1内の基板Sへ向かう熱流束およびラジカル流束を制御することができる。
例えば、互いに振幅が異なる2種類の高周波電流を交互に繰り返して空心コイル3に供給することで、基板Sの表面温度を基板Sが熱的ダメージを受けない所定範囲内に維持しながら、誘導熱プラズマZ中のラジカル量が異なる2つの処理を交互に施して、効率よく基板Sの表面処理を行うことも可能となる。
なお、誘導熱プラズマを発生させるためのプラズマ発生ガスとしては、アルゴンガス等の不活性ガスを用いることができる。
この実施の形態1においては、円環状のループ管Lの一部を切り欠いた構造のガス流通管2の内部にプラズマ発生ガスを流した状態で誘導熱プラズマを発生させ、ガス流通管2の一対の開口端2aおよび2bから真空チャンバ1内に射出される誘導熱プラズマに原料物質を導入するように構成されているので、ガス流通管2の内部にはプラズマ発生ガスのみが存在することになり、原料物質の供給を伴っても、極めて安定した誘導熱プラズマを得ることが可能となる。
ここで、実施の形態1に係るプラズマ発生装置を実際に製作して行った誘導熱プラズマの発生の実験について説明する。
ガス流通管2を形成するループ管の半径および空心コイル3の巻回半径を共に100mm、ガス流通管2の中心角θ=270度、空心コイル3の巻き線部31の第1の端部31aと巻き線部32の第1の端部32aの間隔を30mmとして、実施の形態1に係るプラズマ発生装置を製作した。ガス流通管2の一対の開口端2aおよび2bの間隔は、約80mmである。
まず、真空排気部11により真空チャンバ1内を減圧して圧力1500Pa(N/m)とし、図5に示されるように、プラズマ発生ガスとして流量10リットル/分(1.667×10−4/秒)のアルゴンガスをプラズマ発生ガス注入口4からガス流通管2内に供給し、電圧52V、電流135A、電力7kW、周波数380kHzの高周波電力を高周波電源6から空心コイル3に供給してプラズマを発生させたところ、アルゴンガスの発光状態から、ガス流通管2の内部と一対の開口端2aおよび2bから延びる接線T1およびT2上に安定した誘導熱プラズマZが形成されたことが確認された。
次に、同様にして、真空チャンバ1内の圧力を1500Pa(N/m)とし、プラズマ発生ガスとして流量10リットル/分(1.667×10−4/秒)のアルゴンガスをガス流通管2内に供給し、電圧57V、電流123A、電力7kW、周波数383kHzの高周波電力を空心コイル3に供給すると共に、原料物質として流量0.595リットル/分(9.919×10−6/秒)の窒素ガスを原料物質導入口5から真空チャンバ1内に供給してプラズマを発生させた。この場合も、ガス流通管2内と、一対の開口端2aおよび2bから延びる接線T1およびT2上とでは発色が異なるものの、安定した発光状態が得られた。ガス流通管2内ではアルゴンガスが発光し、接線T1およびT2上では窒素ガスおよびアルゴンガスが発光することから、発色の相違が生じたものと考えられる。
さらに、アルゴンガスと窒素ガスの双方を用いてプラズマを発生させた上記の実験において、図5に示されるように、一対の開口端2aおよび2bの中央部の直下で且つガス流通管2に沿った円C2の下端部近傍に原点を設定すると共に、一対の開口端2aおよび2bを結ぶ直線と平行にX軸を設定し、X軸に沿った発光強度分布を観測したところ、X=−31mmの位置に発光強度の最大点が現れた。
この発光強度の最大点において測定されたスペクトルを図7に示す。アルゴンガスに固有の波長成分と窒素ガスに固有の波長成分が観測され、アルゴンガスと窒素ガスが混合されてプラズマを形成していることが確認された。なお、発光強度が極めて高いため、スペクトルの測定は減光フィルタを介して行われ、このため、図7の縦軸は、任意単位(a.u.)で表されている。
また、X軸上の各点における温度を測定したところ、図8に示される結果が得られた。温度1900〜3500Kに分布しており、高温の誘導熱プラズマZが形成されたことが確認された。
さらに、基板Sを一対の開口端2aおよび2bに接近させて配置することで、基板Sの表面上に80mm×10mm程度の直線状の領域にわたって誘導熱プラズマZを照射することができる。ただし、上記の実験で製作されたプラズマ発生装置は、一例に過ぎず、例えば、ガス流通管2の径を250mmとすれば、基板Sの表面上に200mm×10mm程度の領域にわたって誘導熱プラズマZを照射することができ、ガス流通管2の径を大きくして一対の開口端2aおよび2bの間隔を拡げることで、基板Sに対する誘導熱プラズマZの照射領域をより長くすることが可能となる。
なお、図3に示したように、ガス流通管2を形成するループ管Lは、真円C2に沿った形状を有しているが、中心軸Cの周りを囲む円環形状を有していれば、必ずしも真円に限るものではない。ただし、ガス流通管2の内部に形成された誘導熱プラズマは、空心コイル3により形成された電磁界からローレンツ力を受けて真円になろうとするので、例えば楕円形状のループ管を用いてガス流通管2を形成した場合には、誘導熱プラズマがガス流通管2の内壁に接触して、ガス流通管2にダメージを与える、あるいは、一旦発生した誘導熱プラズマが失火するおそれを生じてしまう。このため、ループ管Lは、真円に沿った形状を有することが望ましい。
なお、コアを有しない空心コイル3を使用しているので、空心コイル3の一対の巻き線部31および32の間に原料物質導入口5を配置して、原料物質を原料物質導入口5から真空チャンバ1内に直接注入することができる。このため、ガス流通管2の中間部に位置するプラズマ発生ガス注入口4から注入したのでは、真空チャンバ1内に到達するまでに消失してしまうような寿命が短い活性種を含む原料物質であっても、確実に真空チャンバ1内で誘導熱プラズマに導入されることとなる。
また、コアを使用しないため、磁気飽和および鉄損の問題を考慮する必要がなく、さらに、コアの冷却も不要となり、簡単な構成を有するプラズマ発生装置が実現される。
なお、真空チャンバ1およびガス流通管2は、例えば、石英板および石英管等の耐熱性に優れた材料から形成されることが望ましい。
空心コイル3の外周部、特に、巻き線部31および32の外周部は、隣接する巻き線の間で放電が生じることを防止するために放電防止用の被膜でコーティングされていることが望ましい。
さらに、内部に冷却水を流通させて冷却することができる構造のコイルを使用することが好ましい。また、真空チャンバ1、ガス流通管2および空心コイル3を水冷タンク内で流水中に晒して冷却する構造を採用することもできる。
また、ガス流通管2の内部にも高温の誘導熱プラズマが形成されるが、プラズマ発生ガス注入口4から注入されるプラズマ発生ガスの流量を高めることにより、ガス流通管2の内壁への誘導熱プラズマの接触を防止することができる。
実施の形態2
上記の実施の形態1では、ガス流通管2の一対の開口端2aおよび2bの間に1つの原料物質導入口5が配置されていたが、これに限るものではなく、例えば図9に示されるように、開口端2aおよび2bの外側にそれぞれ原料物質導入口51および52を追加して配置することができる。これらの原料物質導入口51および52は、それぞれ、一対の開口端2aおよび2bの間の直下に形成される誘導熱プラズマZに原料物質を導入するために、開口端2aおよび2bの下方に向けて傾斜した状態で真空チャンバ1に形成されている。
このような複数の原料物質導入口5、51および52を備えることにより、互いに異なる複数の原料物質を使用する際に、それぞれの原料物質を対応した原料物質導入口から真空チャンバ1内に注入することができる。また、1種類の原料物質しか使用しない場合であっても、複数の原料物質導入口5、51および52から分配して原料物質を注入することで、プラズマ発生ガスと原料物質をより迅速に且つ均一に混合することができ、さらに安定した誘導熱プラズマZの形成が可能となる。
図10に示されるように、一対の開口端2aおよび2bの間に原料物質導入口53および54をさらに追加して配置してもよい。
また、真空チャンバ1の壁部に多数の貫通孔を形成することにより、例えば一対の開口端2aおよび2bの間に、いわゆるシャワーヘッド構造の原料物質導入口を配置し、この原料物質導入口を介して原料物質を真空チャンバ1内に注入すれば、さらにプラズマ発生ガスと原料物質の混合を均一化することができる。
実施の形態3
図11に、実施の形態3に係るプラズマ発生装置に用いられたガス流通管12を示す。このガス流通管12は、一方の開口端2aから他方の開口端2bに至る円弧形状の内側部の中心角θ1が円弧形状の外側部の中心角θ2よりも大きくなるように設定されたものである。
このようなガス流通管12を用いても、プラズマ発生ガス注入口4からガス流通管12内に注入されたプラズマ発生ガスの流れに対応して、一対の開口端2aおよび2bから円C2の接線方向に誘導熱プラズマZを射出させることができる。
また、図12に示されるガス流通管13のように、円弧形状の内側部の中心角θ1と外側部の中心角θ2が互いに等しくなるように設定しても、同様にして、一対の開口端2aおよび2bから円C2の接線方向に誘導熱プラズマZを射出させることができる。
さらに、図13に示されるガス流通管14のように、内側部が円を描いて360度の中心角を有し、円弧形状の外側部が360度よりも小さな中心角θ2を有していてもよい。この場合、ガス流通管14の内側部の一部が真空チャンバ1内に露出することとなるが、この内側部の露出部分に原料物質導入口5を形成することができる。
実施の形態4
図14に、実施の形態4に係るプラズマ発生装置の構成を示す。このプラズマ発生装置は、図1に示した実施の形態1のプラズマ発生装置において、真空チャンバ1の代わりに真空チャンバ21を用い、真空チャンバ21内で、ガス流通管2の一対の開口端2aおよび2bに対し、基板保持部9を基板Sと共に移動し得るように構成したものである。真空チャンバ21以外の部材は、実施の形態1のプラズマ発生装置で用いられた部材と同一である。
すなわち、ガス流通管2が真空チャンバ21に連結されると共にガス流通管2を挟み込むようにガス流通管2と共通の中心軸Cを有する空心コイル3が配置されており、ガス流通管2のプラズマ発生ガス注入口4および原料物質導入口5にプラズマ発生ガス供給部7および原料物質供給部8がそれぞれ接続され、空心コイル3に高周波電源6が接続されている。さらに、真空チャンバ21に形成された排気口22に真空排気部11が接続されている。
真空チャンバ21は、ガス流通管2および空心コイル3の中心軸Cの方向に長く延びた形状を有し、真空チャンバ21内に、中心軸Cと平行に延びるスライドシャフト23が架けられている。真空チャンバ21内には、スライドシャフト23に案内されてスライド可能に移動体24が配置されており、この移動体24に、回転シャフト25を介して基板保持部9が支持されている。移動体24には、スライドシャフト23に沿って走行するための走行モータM1と、回転シャフト25に連結された回転モータM2が内蔵されており、基板保持部9は、走行モータM1の駆動により中心軸Cの方向にスライドすると共に、回転モータM2の駆動により回転シャフト25の周りに回転するように構成されている。
なお、基板保持部9は、ガス流通管2の直下に位置したときに、図3に示した実施の形態1と同様に、基板Sの表面が、ガス流通管2の一対の開口端2aおよび2bと、これらの開口端2aおよび2bにおける円C2の接線T1およびT2が交差する点Pとの間に位置するように、基板Sを保持するものとする。
スライドシャフト23、移動体24、回転シャフト25、走行モータM1および回転モータM2により、ガス流通管2の一対の開口端2aおよび2bに対して基板保持部9を移動させる移動機構が構成されている。
動作時には、まず、基板保持部9に基板Sを保持させ、真空排気部11により真空チャンバ21内を減圧した後、プラズマ発生ガス供給部7からプラズマ発生ガス注入口4を介してガス流通管2内にプラズマ発生ガスを供給すると共に高周波電源6から空心コイル3に高周波電力を供給してプラズマを発生させ、ガス流通管2の一対の開口端2aおよび2bから真空チャンバ21内に誘導熱プラズマを射出させる。
この状態で、走行モータM1を駆動して移動体24をスライドシャフト23に沿って走行させることにより、基板保持部9に保持された基板Sをガス流通管2の直下に位置させる。これにより、ガス流通管2の内部と、一対の開口端2aおよび2bからそれぞれ基板Sの表面まで延びる接線上と、基板Sの表面上を通る閉路プラズマ電流が形成され、基板Sの表面における直線状の領域が均一な誘導熱プラズマにより直接照射される。
ここで、回転モータM2を駆動することにより、基板保持部9を基板Sと共に回転シャフト25の周りに180度以上回転させると、上記の直線状の領域を直径とする円形の領域のすべてに対して均一な誘導熱プラズマが徐々に照射されることとなり、基板Sのこの円形の領域に熱処理を施すことが可能となる。
さらに、原料物質供給部8から原料物質導入口5を介して真空チャンバ1内に原料物質を注入することにより、基板Sの円形の領域に対して、窒化処理、酸化処理、製膜処理等、原料物質に対応した処理を行うことができる。
このように、基板保持部9に保持された基板Sを回転シャフト25の周りに回転させることで、広範な領域に熱プラズマを直接照射することが可能となる。
実施の形態1に記載したように、例えば、ガス流通管2の径を250mmとして、基板Sの表面の200mm×10mm程度の領域に誘導熱プラズマを照射させつつ、この実施の形態2により、基板Sを回転シャフト25の周りに回転させれば、径200mmの半導体ウエハの全面上に誘導熱プラズマを直接照射させて各種の処理を行うことが可能となる。
また、ガス流通管2の一対の開口端2aおよび2bから真空チャンバ21内に誘導熱プラズマを射出させた状態で、回転モータM2を駆動せずに、走行モータM1のみを駆動して、基板保持部9に保持された基板Sを中心軸Cと平行に直線運動させ、開口端2aおよび2bの直下を通過させることもできる。このようにすれば、停止状態の基板Sに対して誘導熱プラズマが照射される直線状の領域の長さを幅とする帯状の領域に誘導熱プラズマを直接照射することができる。帯状に細長い領域に各種の処理を施す際に特に有効となる。
1,21 真空チャンバ、2,12,13,14 ガス流通管、2a,2b 開口端、3 空心コイル、4 プラズマ発生ガス注入口、5、51,52,53,54 原料物質導入口、6 高周波電源、7 プラズマ発生ガス供給部、8 原料物質供給部、9 基板保持部、10,22 排気口、11 真空排気部、23 スライドシャフト、24 移動体、25 回転シャフト、31,32 巻き線部、31a,32a 第1の端部、31b,32b 第2の端部、33 短絡部、C 中心軸、L ループ管、C1 中心軸上の点、C2 円、θ ガス流通管の中心角、θ1 ガス流通管の内側部の中心角、θ2 ガス流通管の外側部の中心角、T1,T2 接線、P 接線が交差する点、S 基板、B 磁界、E 電界、Z 誘導熱プラズマ、A,B 接線が基板表面と交わる点、M1 走行モータ、M2 回転モータ。

Claims (9)

  1. 真空チャンバと、
    中心軸の周りを囲む円環状のループ管の一部を切り欠くことにより一対の開口端が形成された形状を有すると共に前記一対の開口端を介して前記真空チャンバ内に連通するガス流通管と、
    前記ガス流通管の中間部に形成されたプラズマ発生ガス注入口と、
    それぞれ前記ループ管の前記中心軸の周りを囲むように巻回され且つ前記ガス流通管を挟み込む一対の巻き線部を有する空心コイルと、
    前記プラズマ発生ガス注入口から前記ガス流通管内にプラズマ発生ガスを流した状態で前記空心コイルに高周波電力を供給して前記一対の巻き線部の間に電界を形成すると共に前記ループ管の前記中心軸に沿った磁界を形成することで前記ガス流通管内に誘導熱プラズマを発生させる高周波電源と
    を備え、前記誘導熱プラズマが前記ガス流通管の前記一対の開口端から前記真空チャンバ内に射出されることを特徴とするプラズマ発生装置。
  2. 前記ガス流通管を形成する前記ループ管は、真円に沿った形状を有する請求項1に記載のプラズマ発生装置。
  3. 前記ガス流通管は、前記一対の開口端からそれぞれ前記ガス流通管の接線方向に射出された誘導熱プラズマが互いに交差するように、中心角が180度より大きい円弧形状を有する請求項1または2に記載のプラズマ発生装置。
  4. 前記ガス流通管は、円弧形状の内側部の中心角が円弧形状の外側部の中心角以上となるように形成されている請求項3に記載のプラズマ発生装置。
  5. 前記一対の開口端からそれぞれ前記ガス流通管の接線方向に射出された誘導熱プラズマが互いに交差する位置と前記一対の開口端との間に基板を保持するための基板保持部をさらに備え、
    前記ガス流通管内と、前記一対の開口端から前記基板保持部に保持された前記基板の表面まで延びる前記ガス流通管の接線上と、前記基板保持部に保持された前記基板の表面上を通る閉路プラズマ電流が形成される請求項3または4に記載のプラズマ発生装置。
  6. 前記一対の開口端に対して前記基板保持部を移動させる移動機構をさらに備えた請求項5に記載のプラズマ発生装置。
  7. 前記一対の開口端から前記真空チャンバ内に射出された誘導熱プラズマに原料物質を導入するための少なくとも1つの原料物質導入口をさらに備えた請求項1〜6のいずれか一項に記載のプラズマ発生装置。
  8. 前記空心コイルの前記一対の巻き線部は、前記ループ管の半径とほぼ同一の巻回半径を有して互いに同一方向に巻回されると共に。それぞれ、前記ガス流通管に近接した第1の端部と前記ループ管の前記中心軸に沿って前記ガス流通管から離れた第2の端部を有し、前記一対の巻き線部の前記第2の端部同士が互いに短絡され、前記一対の巻き線部の前記第1の端部の間に前記高周波電源が接続されている請求項1〜7のいずれか一項に記載のプラズマ発生装置。
  9. 中心軸の周りを囲む円環状のループ管の一部を切り欠くことにより一対の開口端が形成された形状を有するガス流通管内にガス流通管の中間部からプラズマ発生ガスを注入し、
    それぞれ前記ループ管の前記中心軸の周りを囲むように巻回され且つ前記ガス流通管を挟み込む一対の巻き線部を有する空心コイルに高周波電力を供給して前記一対の巻き線部の間に電界を形成すると共に前記ループ管の前記中心軸に沿った磁界を形成することで前記ガス流通管内に誘導熱プラズマを発生させ、
    前記ガス流通管の前記一対の開口端から誘導熱プラズマを射出する
    ことを特徴とするプラズマ発生方法。
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